JP6493679B2 - 銅粉の回収方法 - Google Patents

銅粉の回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6493679B2
JP6493679B2 JP2015165676A JP2015165676A JP6493679B2 JP 6493679 B2 JP6493679 B2 JP 6493679B2 JP 2015165676 A JP2015165676 A JP 2015165676A JP 2015165676 A JP2015165676 A JP 2015165676A JP 6493679 B2 JP6493679 B2 JP 6493679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
powder
iron powder
copper powder
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015165676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017043797A (ja
Inventor
勇悟 宮田
勇悟 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP2015165676A priority Critical patent/JP6493679B2/ja
Publication of JP2017043797A publication Critical patent/JP2017043797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6493679B2 publication Critical patent/JP6493679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

本発明は、プリント基板等に使用される硫酸銅電解めっき向けの補給銅源である易溶性酸化銅の原料などに利用される銅粉に関し、銅イオンを含む液から不純物含有量が少ない高純度銅粉を回収する方法に関するものである。
プリント基板等のエッチング剤に使用された塩化第二鉄エッチング廃液には、エッチング生成物である塩化第一鉄の他に、銅イオン、ニッケルイオン、クロムイオンなどの金属イオンが存在する。このため、エッチング廃液から有価な金属である銅を回収し有効利用を図ることが行われている。
また、塩化第二鉄エッチング廃液に限らず、銅イオンを含む液から銅粉を回収・再利用する検討が行われている。
例えば、銅、ニッケル、クロムを含む塩化第二鉄廃液に鉄を添加して、廃液中
に残る塩化第二鉄を塩化第一鉄に還元する還元工程と、前記工程で得られた液に鉄を添加して、銅を析出させて分離することが記載されている(特許文献1)。
また、銅イオンとクロロシラン類とを含有するシラン廃液の廃液処理方法として、前記シラン廃液を加水分解して加水分解液とする工程と、前記加水分解液のpHを、該加水分解液がゲル化しない範囲に維持した状態で、無酸素雰囲気下にて該加水分解液中に鉄粉を添加することにより、該加水分解液中に含まれる銅イオンを還元して金属銅として析出させることが記載されている(特許文献2)。
また、銅がイオン状態で含有されている被処理液に、銅金属よりもイオン化傾向が大きい鉄を析出用金属として添加し、イオン化傾向の差異により前記被処理液中に含有される銅金属を鉄金属の表面に析出させ、剥離手段によって鉄金属から銅金属を剥離して回収することが記載されている(特許文献3)。
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献3に記載の方法で得られる銅粉には、被処理液および添加する鉄粉に由来する不純物が含まれるため、易溶性酸化銅として使用するには、さらに、不純物を取り除くための銅粉の精製が必要である。
例えば、特許文献1において、塩化第一鉄液に鉄粉を、一次還元液中に含まれる銅の1.2〜1.7倍当量および塩酸の1倍当量を合わせた量を添加しているため、分離された銅には、銅イオンよりイオン化傾向の低いニッケルやクロムが不純物として多く含まれる。
特開平9−156930号公報 特開2010−284579号公報 特開2008−93633号公報
本発明は、上記の状況を鑑み、銅イオンを含む液から銅粉を回収するに際し、簡易な方法で、かつ、不純物の含有量の少ない銅粉を得る回収方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、銅イオンを含む液に添加する鉄粉の添加量などの条件を限定することにより、マンガン、クロム、スズ、ニッケル、鉄などの不純物の含有量が少ない銅粉が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る第1形態は、銅イオンを含む液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、析出した銅粉を分離する工程を含む銅粉の回収方法において、
前記アトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、前記銅イオンを含む液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4〜0.6倍であることを特徴とする銅粉の回収方法である。
また、本発明に係る第2形態は、銅イオンを含む液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、析出した銅粉を分離する工程(1)と、
工程(1)で銅粉を分離した液に、さらにアトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、銅粉を分離する工程(2)と、を含む銅粉の回収方法である。
さらに、上記第1形態および第2形態において、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を
添加して銅粉を析出させる時の液温を特定な範囲とする、また、使用する鉄粉の種類などを特定する発明である。
本発明の銅粉の回収方法は、銅イオンを含む液から銅粉を回収・再利用する方法であり、簡易な方法で不純物の少ない銅粉を得ることができ、得られた銅粉は
硫酸銅電解めっき向け易溶性酸化銅の原料などに利用できる。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明における銅イオンを含む液について特に限定はないが、本発明の目的から銅イオンを含む各種廃液を用いることが好ましく、具体的には、エッチングに用いられた廃液が挙げられ、銅イオンの他にニッケル、クロム等を含む塩化第二鉄廃液、およびシラン類の製造工程で排出される銅イオンとクロロシラン類を含むシラン廃液などが例示される。
本発明における銅粉の回収方法は、鉄と銅のイオン化傾向の差の利用した方法であり、さらに、銅イオンを含む液に含まれる、不純物であるマンガン、ニッケル、スズおよびクロムなどと、銅とのイオン化傾向の差を利用して、これらの不純物金属の析出を少なくする方法である。
例えば、銅イオンを含む塩化第二鉄廃液に鉄粉を添加することにより、以下の反応式(1)および反応式(2)が進行して銅粉が析出する。
CuCl2 + Fe → Cu + FeCl2 (1)
2HCl + Fe → FeCl2 + H2 (2)
上記反応において、イオン化傾向の違いによりマンガン、ニッケル、スズおよびクロムよりも金属になりやすい銅が、マンガン、ニッケル、スズおよびクロムより優先して銅粉として析出させる条件にすることが重要である。
本発明において、銅イオンを含む液に添加する鉄粉はアトマイズ鉄粉を含む鉄粉であり、例えば、アトマイズ鉄粉と還元鉄粉との混合鉄粉を用いることができる。
還元鉄粉とアトマイズ鉄粉の混合鉄粉を用いる場合は、混合鉄粉全体におけるアトマイズ鉄粉の割合が15質量%以上であることが好ましく、鉄粉の全量がアトマイズ鉄粉であることが特に好ましい。
アトマイズ鉄粉は、溶融した鉄に水や空気を吹き付けて粉末化した鉄粉であるため、従来技術で使用されている還元鉄粉と比較して、比表面積が小さく、そのため、還元鉄粉に比べて、上記式(1)における反応活性が低いことを本発明者は見出した。
すなわち、還元鉄粉の代わりにアトマイズ鉄粉を含む鉄粉を用いることで、式(1)の副反応で生じるマンガン、ニッケル、スズおよびクロムなどの析出を抑えることができる。例えば、ニッケルは、銅と同様に、下記式(3)によりニッケル金属として析出するが、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を用いることで、還元鉄粉を使用する場合と比較して、反応の進行を抑えることができる。
NiCl2 + Fe → Ni + FeCl2 (3)
銅イオンを含む液に対するアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量は、銅イオンを含む液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4〜0.6倍であり、更に好ましくは0.45〜0.55倍である。
アトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4倍未満であると銅の析出量が少なく回収効率が悪くなり、0.6倍を越えるとマンガン、ニッケル、スズ、クロムなどの不純物金属の析出量が増加する。
銅イオンを含む液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量とは、前記式(1)および式(2)に基づくもので、銅と鉄は同モルで反応して、塩酸2モルに対して鉄1モルで反応するので、例えば、銅がaモル、塩酸がbモル存在する液に対する鉄の理論反応量は、(a+b/2)モルになる。
アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を、銅イオンを含む液に添加して銅粉を析出させる時の液の温度は、50〜80℃であることが好ましく、更に好ましくは50〜75℃である。
銅粉を析出させる液温が50℃未満であると鉄、マンガン、クロムなどの不純物金属の析出量が増加する恐れがあり、80℃を越えると多量の水および塩酸が蒸発する恐れがあり作業性に問題がある。
さらに、本発明の銅粉の回収方法は、次の2つの回収工程を組み合わせた方法が望ましい。
工程(1):銅イオンを含む液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、析出した銅粉を分離する工程
工程(2):前記工程(1)で銅粉を分離した液に、さらにアトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、銅粉を分離する工程
上記の2つの工程により、銅イオンを含む液から繰り返し銅粉を析出させることにより、不純分金属の含有量が少ない銅粉の収量を増加することができる。
さらに、前記工程(1)におけるアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、銅イオンを含む液中の銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4〜0.6倍であることが好ましく、前記工程(2)におけるアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、工程(1)で銅粉を分離する前の液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.3〜0.4倍であることが好ましい。
工程(1)において、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、0.4倍未満であると銅の析出量が少なく回収効率が悪くなり、0.6倍を越えるとニッケル、クロムなどの不純物金属の析出量が増加する恐れがある。
工程(2)において、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、0.3倍未満であると銅の析出量が少なく回収効率が悪くなり、0.4倍を越えるとニッケル、クロムなどの不純物金属の析出量が増加する恐れがある。
本発明の銅粉の回収方法は、前記のとおり、銅が銅イオンとして溶解している溶液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加することで、鉄と銅のイオン化傾向の違いにより銅粉が析出される原理を利用したものである。
従来の技術と比較して、鉄粉の種類を反応活性の小さいアトマイズ鉄粉を含む鉄粉にすること、さらにアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加割合を限定すること、および銅粉を析出させる液温を限定することにより、エッチング廃液等の銅イオンが溶解する液から不純物金属の含有量の少ない銅粉を回収することができる。
本発明の回収方法において、得られたスラリー状液体から、ろ過および加熱乾燥することで、不純物金属が少ない銅粉を回収することができる。ろ過および加熱乾燥については、公知の装置および条件が適用できる。
回収された銅粉に含まれる不純物金属としては、原料に相当する銅イオンを含む液に影響されるが、例えば、鉄、マンガン、ニッケル、スズ、クロムなどが挙げられ、これらの中でも、最も多い不純物金属は鉄である。
本発明の方法によれば、銅粉に含まれる鉄の含有量を5000ppm以下にすることができるので、特に精製をすることなく、易溶性酸化銅の原料として使用可能である。
以下、実施例および比較例により、本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
プリント基板のエッチングに使用した塩化第二鉄廃液(銅イオン:3.4質量%、塩酸:1.5質量%)40g(銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量は0.0296モル)を100mLのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製のビーカーに入れた。
ビーカーをウォーターバスで加温しながら、ビーカー内の液をスリーワンモーター・PTFE製攪拌羽で撹拌した。
液温が75℃になった時点において、還元鉄粉(JFEスチール社製、TK−H−C)0.690gとアトマイズ鉄粉(神戸製鋼所社製、91NN)0.138gの混合鉄粉(0.0148モル)を塩化第二鉄廃液に添加した。液温を75℃に1時間保持した後、加温と撹拌を停止した。
得られた銅粉が沈殿した液体を、PTFE製ロートと桐山ろ紙No.4(強酸用)を使用して吸引ろ過した。ロート内に蒸留水50mLを加えてスポイトで銅粉を分散させ、ろ過中にさらに蒸留水を50mL加えながら吸引ろ過を行なった。
ろ過により得られた銅粉を、PTFE製時計皿に入れて、80℃で30分間乾燥させて銅粉を0.90g得た。
得られた銅粉を硝酸・塩酸混合液に溶解し、ICP−AES装置で測定した結果、鉄の含有量は2000ppmであった。その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<実施例2>
還元鉄粉0.552gとアトマイズ鉄粉0.110gの混合鉄粉(0.0118モル)を用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.55g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は3000ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<実施例3>
還元鉄粉0.828gとアトマイズ鉄粉0.166gの混合鉄粉(0.0178モル)を用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を1.12g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は4500ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<比較例1>
還元鉄粉0.414gとアトマイズ鉄粉0.083gの混合鉄粉(0.0089モル)を用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.14g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は5600ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<比較例2>
還元鉄粉0.966gとアトマイズ鉄粉0.193gの混合鉄粉(0.0208モル)を用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を1.25g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は6900ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<比較例3>
還元鉄粉1.242gとアトマイズ鉄粉0.248gの混合鉄粉(0.0266モル)を用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を1.33g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は41000ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<実施例4>
鉄粉としてアトマイズ鉄粉0.828g(0.0148モル)のみを用いた以外は実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.93g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は5ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<実施例5>
液温が50℃である以外は、実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.88g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は220ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<実施例6>
液温が60℃である以外は、実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.85g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は490ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
<参考例>
実施例5で銅粉を分離した後のろ液に、アトマイズ鉄粉を0.497g(0.0089モル)を用いて、実施例1と同じ方法で銅粉の回収を行ない、銅粉を0.35g得た。
得られた銅粉における、鉄の含有量は14000ppmであり、その他の金属の含有量は表1のとおりであった。
Figure 0006493679
実施例1〜実施例6の条件で得られた銅粉における鉄の含有量は5000ppm以下であり、マンガン、クロム、ニッケル、スズの含有量も比較例に比べて少ないことがわかる。
本発明の銅粉の回収方法は、簡易な方法で不純物の少ない銅粉を得ることができ、得られた銅粉は硫酸銅電解めっき向け易溶性酸化銅の原料などに利用可能である。

Claims (7)

  1. 銅イオンを含む液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、析出した銅粉を分離する工程を含む銅粉の回収方法において、
    前記アトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、前記銅イオンを含む液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4〜0.6倍であることを特徴とする銅粉の回収方法。
  2. 前記鉄粉を添加して銅粉を析出させる時の液温が、50〜80℃の範囲である請求項1に記載の銅粉の回収方法。
  3. 前記鉄粉の全量がアトマイズ鉄粉である請求項1または請求項2に記載の銅粉の回収方法。
  4. 銅イオンを含む液に、アトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、析出した銅粉を分離する工程(1)と、
    工程(1)で銅粉を分離した液に、さらにアトマイズ鉄粉を含む鉄粉を添加して銅粉を析出させた後、銅粉を分離する工程(2)と、
    を含む銅粉の回収方法。
  5. 工程(1)におけるアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、銅イオンを含む液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.4〜0.6倍であり、工程(2)におけるアトマイズ鉄粉を含む鉄粉の添加量が、工程(1)で銅粉を分離する前の液に存在する銅イオンおよび塩酸に対する理論反応量の0.3〜0.4倍である請求項4に記載の銅粉の回収方法。
  6. 工程(1)および工程(2)における鉄粉を添加して銅粉を析出させる時の液温が、50〜80℃の範囲であることを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の銅粉の回収方法。
  7. 前記工程(1)および工程(2)の鉄粉の全量がアトマイズ鉄粉である請求項4〜請求項6のいずれかに記載の銅粉の回収方法。
JP2015165676A 2015-08-25 2015-08-25 銅粉の回収方法 Active JP6493679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165676A JP6493679B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 銅粉の回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165676A JP6493679B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 銅粉の回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017043797A JP2017043797A (ja) 2017-03-02
JP6493679B2 true JP6493679B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=58209280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165676A Active JP6493679B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 銅粉の回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6493679B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179706A (ja) * 1984-09-27 1986-04-23 Tsurumi Soda Kk 銅被覆鉄粉の製造方法
JPS6179707A (ja) * 1984-09-27 1986-04-23 Tsurumi Soda Kk 銅被覆鉄粉の製法
JPH032302A (ja) * 1989-05-26 1991-01-08 Nisshin Steel Co Ltd 高純度微細銅粉の製造方法
DE4142432A1 (de) * 1991-12-20 1993-06-24 Wacker Chemie Gmbh Verfahren zur herstellung von kupferpulver
JPH07138620A (ja) * 1993-11-17 1995-05-30 Tsurumi Soda Co Ltd 塩化第二銅液からの銅粉の製造方法
JP3739845B2 (ja) * 1995-12-11 2006-01-25 鶴見曹達株式会社 塩化第二鉄廃液の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017043797A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5598778B2 (ja) 高純度硫酸ニッケルの製造方法、及びニッケルを含む溶液からの不純物元素除去方法
JP2697778B2 (ja) 塩化第二銅廃液の処理方法
CN106517301B (zh) 一种从硫酸体系含铜废液中回收碱式氯化铜的方法
CN103993173A (zh) 用于氢氧化镍钴除氯的方法
JP2011021219A (ja) 含銅鉄物からの銅回収方法
CN105132707A (zh) 一种银铜复合材料中回收银的方法
TW201545989A (zh) 氧化錫(II)之製造方法、氧化錫(II)、鍍Sn液之製造方法及鍍Sn液之雜質去除方法
JP5512482B2 (ja) 亜鉛めっき廃液からの亜鉛の分離回収方法
JP5589854B2 (ja) ビスマスの回収方法
JP2010138490A (ja) 亜鉛の回収方法等
JP6493679B2 (ja) 銅粉の回収方法
JP2017178749A (ja) 硫酸マンガン水溶液の製造方法、及びマンガン酸化物の製造方法
JP5925384B2 (ja) 高純度マンガンの製造方法及び高純度マンガン
KR101465032B1 (ko) 니켈도금폐액으로부터 니켈 분말을 제조하는 방법 및 이를 이용하여 제조한 고순도 니켈 분말
CN103911513B (zh) 退锡废液的处理方法
JP2011161386A (ja) チオ亜ヒ酸塩の処理方法
JP5564514B2 (ja) 二次ダストを用いた高純度酸化亜鉛の製造方法
TW201313911A (zh) 自酸性廢液中回收錫、銅金屬之方法
JP6597349B2 (ja) 高炉排水の処理方法
JP5673471B2 (ja) 塩化ニッケル水溶液中の銅イオン除去方法及び電気ニッケルの製造方法
JP2012001414A (ja) 低塩素硫酸ニッケル/コバルト溶液の製造方法
JP2006083457A (ja) 亜鉛浸出残渣等の処理方法
JP2016222976A5 (ja)
RU2340688C1 (ru) Способ переработки медно-хлоридного плава, являющегося отходом очистки тетрахлорида титана
JP6429990B2 (ja) モリブデンの分離方法及び、含銅モリブデン鉱の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6493679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250