JP6490234B2 - 情報収集ユニット、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、情報収集ユニット、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、太陽光発電や風力発電等を利用した自家発電機による電力系統と、電力会社から電力を購入する電力系統とを組み合わせたスマートグリッドシステムに注目が集まっている。スマートグリッドシステムは、例えば、負荷装置に必要となる消費電力のスケジュールを定めた運転計画と、自家発電機からの出力電力のスケジュールを定めた運転計画とを予め作成し、これら運転計画に従って自家発電機からの出力電力を負荷装置に供給するとともに、不足分の電力を買電電力でまかなっている。
このようなスマートグリッドシステムなどに用いられる装置であって、空調熱源機等の電力負荷が大きい負荷装置及び電源機器について、電力負荷の変動に応じたデマンドコントロールが可能な運転管理装置が、特開2012−080679号公報(特許文献1)に開示されている。このようなシステムでは、電力の需要を正確に予測した計画を作成することが重要である。上記運転管理装置においては、運転制御を行なった実際の負荷データと予測データとの差から負荷データの修正を行ない、次の最適運転計画作成に反映させる。
特開2012−080679号公報(段落0030)
近年、太陽光発電、燃料電池、風力発電等を利用した自家発電装置による電力系統と、電力会社から電力を購入する電力系統とを家庭に導入するエネルギ管理システムに注目が集まっている。エネルギ管理システムには、自家発電装置による発電電力と、家庭の消費電力との間の調整バッファとして、蓄電池を備えているものがある。
このようなエネルギ管理システムは、太陽光発電電力の予測および家庭内消費電力の予測に基づき、蓄電池の充放電や家庭内電気機器の運転を計画的に実行しエネルギや運転コストを節約することが好ましい。
しかしながら、居住者の日々の生活の中では家庭内消費電力に時間的なズレが発生しやすい。家庭内消費電力の予測が外れた場合は、蓄電池の最適な充放電計画等が実施できず、却って買電を増加させるケースも考えられる。また、上記特開2012−080679号公報に記載された負荷データの修正は、空調熱源機等の電力負荷が大きい特定の負荷装置を対象とするものであり、直ちに家庭内の電気機器の消費電力の予測に適用することはできない。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気機器の消費電力の予測の精度を向上させることができる情報収集ユニット、情報処理方法およびプログラムを提供することである。
本発明に係る情報収集ユニットは、電気機器の情報を収集し、イベント計画に対応する電力消費計画を表示部に表示させる情報収集ユニットである。イベント計画は、動作時間帯、動作時間長、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器とによって定義されるイベントが、発生する予定の時間についての情報を含む。情報収集ユニットは、制御部と、表示管理部とを備える。制御部は、第1のイベント計画と、第1のイベント計画の開始時点から判定時までに完了したイベントの履歴情報とを用いて、第1のイベント計画の判定時から終了時点までの部分を修正した第2のイベント計画と第2のイベント計画に対応する電力消費計画とを作成するように構成される。表示管理部は、電力消費計画を示す画像を、第1のイベント計画に対応する第1画像から第2のイベント計画に対応する第2画像に切り替える指令を前記表示部に送信する。
本発明は、発生したイベントの履歴情報をもとに、判定時以降のイベント計画と電力消費計画を更新するので、判定時以降の電力消費計画の精度を高めることができる。精度が向上した電力消費計画は、例えば蓄電池の最適制御に役立てることができる。
実施の形態1に係るエネルギ管理システム1の全体構成を示した図である。 HEMSコントローラ10の機能ブロック図である。 予測値補正部12Cの処理の第1例の概略を説明するための図である。 予測値補正部12Cの処理の第2例の概略を説明するための図である。 予測値補正部12Cの処理の第3例の概略を説明するための図である。 ライフイベントの定義を示すテーブルである。 各ライフイベントに対して予測される消費電力を示したテーブルである。 ライフイベント計画とそれに対応する予測消費電力の一例を示した図である。 判定時(11時)における実績と将来の計画の修正について説明するための第1図である。 判定時(11時)における実績と将来の計画の修正について説明するための第2図である。 電力消費計画の補正を行なう処理を説明するためのフローチャートである。 補正された消費電力予測情報を用いて蓄電池の充放電スケジュールを更新する処理を説明するためのフローチャートである。 計画段階における各時間帯の蓄電池の制御モードについて説明するための図である。 計画段階における電池残量の推移を示した図である。 充放電計画を修正しない場合の電池残量の推移を示した図である。 消費電力の予測を補正したことを示す図である。 消費電力の実績と補正した消費電力の予測に合わせて充放電計画を修正し買電抑制を行なった場合の電池残量の推移を示した図である。 実施の形態2において電力消費計画の補正を行なう処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2において不在の計画に補正された電力消費量を示した図である。 実施の形態2において消費電力の実績と補正した消費電力の予測に合わせて充放電計画を修正し買電抑制を行なった場合の電池残量の推移を示した図である。 変形例のエネルギ管理システム1Aの全体構成を示した図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係るエネルギ管理システム1の全体構成を示した図である。
図1を参照して、エネルギ管理システム1は、電気機器30によって消費される電力量をユーザに対して表示するHEMS(Home Energy Management System)である。エネルギ管理システム1は、HEMSコントローラ10と、電力を電源として動作する電気機器30と、電気機器30に供給される電力を計測する電力計測部5と、電力計測部5の計測した電力に基づいて算出された電力量を表示するタブレット端末8と、蓄電池20と、太陽光発電装置19とを含む。
HEMSコントローラ10は、図示しないルータを介してインターネットなどのネットワーク6に有線または無線によって接続されている。ネットワーク6には、クラウドサーバ2と、気象予報サービスを行なう事業者のサーバ4とがさらに接続されている。
HEMSコントローラ10は、電力計測部5、電気機器30、蓄電池20、太陽光発電装置19の各々と、互いにデータの送受信が可能となるように有線または無線によって接続されている。好ましくは、ガスメータ7および水道メータ9に対応機器を採用することにより、HEMSコントローラ10は、ガスメータ7、水道メータ9からそれぞれガス使用量、水道使用量に関するデータを受信することができる。
電気機器30は、エアコン31A〜31Dと、照明32A〜32Cと、キッチンに配置される電気機器とを含む。キッチンに配置される電気機器は、IHクッキングヒータ33と、電子レンジ34と、冷蔵庫35と、キッチン照明36とを含む。
クラウドサーバ2は、気象予報サービスを行なう事業者のサーバ4から得た気象予報情報と、各家庭の太陽光発電装置19の情報(仕様、設置場所、発電実績データなど)に基づいて、太陽光発電装置19の発電電力の予測を行なう。発電電力の予測情報は、ネットワーク6を経由して、HEMSコントローラ10に送信される。
電気機器30は、商用電源(図示せず)からの電力、太陽光発電装置19で発電された電力、蓄電池20から放電された電力のいずれかを受けて動作する。蓄電池20は、商用電源(図示せず)、太陽光発電装置19のいずれかから電力を受けて充電される。
HEMSコントローラ10は、タブレット端末8のユーザ操作に従って、電力計測部5から定期的に取得した電力情報と、電気機器30の作動情報とに基づいて、単位時間毎に消費された電力量を算出し、タブレット端末8に表示させる。
HEMSコントローラ10は、また、ユーザによって予め入力された家族の行動予定や、電力計測部5から過去に取得した電力情報から抽出された平均的な電力消費データなどに基づいて、ある期間(たとえば1日分)の電気機器30の消費電力の推移の予測を行なう。そして、さらにHEMSコントローラ10は、予測した消費電力の推移を電気機器30の作動履歴に基づいて随時補正し、タブレット端末8に表示させるとともに、蓄電池20および電気機器30の最適使用スケジュールを作成する。
次に、HEMSコントローラ10の機能概要について説明する。図2は、HEMSコントローラ10の機能ブロック図である。図1のクラウドサーバ2は、図2のPV発電量予測部として動作し、図1のサーバ4は、図2の気象予報データベースとして動作する。クラウドサーバ2(PV発電量予測部)は、サーバ4(気象予報データベース)から得た天気予報に基づいて太陽光発電装置19のへの日射量を計算し、発電量を予測する。
HEMSコントローラ10は、記憶部11と、演算部12と、機器インタフェース部18と、操作・表示管理部13とを含む。
記憶部11は、電力量データが記憶されたデータベース11Aと、家族の行動予定が記憶されたデータベース11Bと、ライフイベントの定義が記憶されたデータベース11Cとを含む。記憶部11としては、たとえば、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのメモリや、ハードディスク等を用いることができる。
演算部12は、消費電力量予測部12Aと、ライフイベント管理部12Bと、予測値補正部12Cと、エネルギ管理部12Dと、制御実行部12Eとを含む。演算部12としては、たとえば、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)を用いることができる。
HEMSコントローラ10は、プロセッサ、主記憶部、補助記憶部、通信部、入力部、計時部等を含んで構成されるコンピュータである。このコンピュータに主記憶部に記憶されたプログラムが読み込まれることによって、コンピュータは、消費電力量予測部12A、ライフイベント管理部12B、予測値補正部12C、エネルギ管理部12D、制御実行部12Eの各々として動作する。
消費電力量予測部12Aは、データベース11Aから得た過去の電力量データ、データベース11Bから得た行動予定等からある期間(たとえば1日分)の消費電力量を予測する。消費電力量予測部12Aは、定常的に繰り返し使用される電気機器30については、消費電力量を統計処理で予測する。
ライフイベント管理部12Bは、例えば30分または1時間の周期で、電力消費実績がライフイベントによるものかどうかをライフイベント定義に定められた機器条件をもとに判定する。ライフイベントについては後に図4で詳細に説明するが、例えば、電力消費を伴う朝食、昼食、夕食等の準備などの家庭内のイベントを本明細書ではライフイベントという。
予測値補正部12Cは、ライフイベントの発生状態から、消費電力量予測部12Aが予測した消費電力量の予測値を補正して更新する。
エネルギ管理部12Dは、クラウドサーバ2(PV発電量予測部)が予測した発電量および予測値補正部12Cによって更新された消費電力量予測の情報に基づいて、蓄電池20の充放電のスケジュールを最適化したり、電気機器30のスケジュールを最適化したりする。
制御実行部12Eは、エネルギ管理部12Dが作成したスケジュールやユーザの操作に基づいて、電気機器30に制御指令を出したり、電気機器30の状態を監視したりする。
操作・表示管理部13は、ユーザインターフェースであるタブレット端末8に対して、1)蓄電池20の充放電スケジュールや充放電スケジュール変更通知を表示、2)ライフイベントの経過状態を表示し、ユーザによるライフイベントの追加や判定の修正、などの処理を行なう。さらに、操作・表示管理部13は、後述するように、予測値補正部12Cが消費電力量の予測値を補正して更新した際に、電力消費計画を示す画像を、更新前のイベント計画に対応する画像から更新後のイベント計画に対応する画像に切り替える指令をタブレット端末8に送信する。
機器インタフェース部18は、電気機器30の各々、太陽光発電装置19、および蓄電池20と通信を行なうためのインタフェースである。
次に、HEMSコントローラ10が行なう予測値補正部12Cの処理の概要について説明する。
図3は、予測値補正部12Cの処理の第1例の概略を説明するための図である。図3に示す例では、ライフイベントが消費電力予測よりも早く発生した場合を説明する。この場合、ライフイベントの完了検出時に、予測段階で予定されていたライフイベントの消費電力予測量を予測値から減算することによって、判定時以降の将来の予測値を補正する。
図1、図3を参照して、HEMSコントローラ10は、電気機器30の情報を収集し、開始時点と終了時点との間の期間(たとえば1日)のライフイベント計画に対応する電力消費計画をタブレット端末8などの「表示部」に表示させる「情報収集ユニット」として動作する。
ライフイベントは、後に図6で定義の一例を説明するが、動作時間帯、動作時間、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器30とによって定義される。個々のライフイベントの例は、たとえば、「朝食」「昼食」「夕食」「掃除」「洗濯」などである。
ライフイベント計画は、ライフイベントが、ある期間(たとえば1日)において発生する時間帯を定める計画である。初期の計画である第1のライフイベント計画P1Aは、10時台にライフイベントEAが発生し、11時台にライフイベントEAおよびEBが発生するように計画されている。これに対して、判定時11時までの実績値を示す履歴情報P1Bには、10時台にライフイベントEAおよびEBが発生したことが記録されている。すなわち、11時台に発生する予定であったライフイベントEBが1時間早く発生したことが示されている。
このような場合には、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点(たとえば1時)から判定時(11時)までに発生したライフイベントの履歴情報P1Bと、第1のライフイベント計画P1Aとを用いて、第2のライフイベント計画P1Cを作成し、第2のライフイベント計画P1Cに対応する電力消費計画をタブレット端末8に表示させる。
第2のライフイベント計画P1Cは、履歴情報P1Bを用いて第1のライフイベント計画P1Aの判定時(11時)から期間の終了時点(たとえば24時)までの部分を修正して作成される。
好ましくは、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点(たとえば1時)から判定時(11時)までに発生したライフイベントの履歴情報P1BにライフイベントEBの発生が含まれており、かつ、第1のライフイベント計画P1Aにおいて期間の開始時点(たとえば1時)から判定時(11時)までにライフイベントEBの発生が計画されていない場合には、第1のライフイベント計画P1Aの判定時(11時)から期間の終了時点(たとえば24時)までの部分からライフイベントEBの発生を削除し、第2のライフイベント計画P1C(11時台のライフイベント計画)を作成する。
より具体的に、ライフイベントが「昼食準備」である場合について一例を説明する。11:00〜12:00の間に昼食準備としてIHクッキングヒータ、電子レンジ、キッチンの照明等の消費電力量を1kWhと前日に予測していたが、当日の10:00〜10:30に0.8kWの昼食準備のライフイベントが検出された。そこで、11:00〜12:00に予測されている昼食準備の1kWは発生しないものとして予測値から減算する。
図4は、予測値補正部12Cの処理の第2例の概略を説明するための図である。この例では、ライフイベントの発生が予測よりも遅れた場合を説明する。この場合、予測した時刻を経過した時点の判定時において、次の時間帯に対して予測段階の該当ライフイベントの消費電力量を予測値としてシフトする(次の時間帯に加算する)。
図4では、初期の計画である第1のライフイベント計画P2Aは、10時台にライフイベントEAが発生し、11時台にライフイベントEAおよびEBが発生し、12時台にライフイベントEAが発生するように計画されている。これに対して、判定時12時までの実績値を示す履歴情報P2Bには、10時台にライフイベントEAが発生し、11時台にライフイベントEAが発生したことが記録されている。すなわち、11時台に発生する予定であったライフイベントEBがまだ発生していないことが示されている。
このような場合には、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点から判定時(12時)までに発生したライフイベントの履歴情報P2BにライフイベントEBの発生が含まれておらず、かつ、第1のライフイベント計画P2Aの期間の開始時点から判定時(12時)までにライフイベントEBの発生が計画されていた場合には、第1のライフイベント計画P2Aの判定時(12時)から期間の終了時点までの部分にライフイベントEBの発生を追加して、第2のライフイベント計画P2C(12時台のライフイベント計画)を作成する。
図5は、予測値補正部12Cの処理の第3例の概略を説明するための図である。図5では、ライフイベントが発生しなかった場合を説明する。各ライフイベントには、時間帯が定められており、時間帯を過ぎてもライフイベントが検出されない場合は、先送りは行なわず、想定したライフイベントが発生しなかったものとして、図4で説明した補正を行なわない。つまり、発生しなかったイベントに対応する電力量が、予測の電力量から減ることになる。
図5では、初期の計画である第1のライフイベント計画P3Aは、10時台にライフイベントEAが発生し、11時台にライフイベントEAおよびEBが発生し、12時台にライフイベントEAが発生し、13時台にライフイベントEAが発生するように計画されている。これに対して、判定時13時までの実績値を示す履歴情報P3Bには、10時台にライフイベントEAが発生し、11時台にライフイベントEAが発生し、13時台にライフイベントEAが発生したことが記録されている。すなわち、11時台に発生する予定であったライフイベントEBが13時になってもまだ発生していないことが示されている。
このような場合には、HEMSコントローラ10は、予め定めた時点(13時)を過ぎたらイベントEBの後続時間帯へのシフトをやめてイベントが発生しないことにする。
具体的には、図4に示すように、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点から判定時(12時)までに発生したライフイベントの履歴情報P2BにライフイベントEBの発生が含まれておらず、かつ、第1のライフイベント計画P2Aの期間の開始時点から判定時(12時)までにライフイベントEBの発生が計画されており、かつ、判定時(12時)が予め定めた時点(13時)を経過する前であった場合には、第1のライフイベント計画P2Aの判定時(12時)から期間の終了時点までの部分を複数に区切った最初の部分(12時台)にライフイベントEBの発生を追加して、第2のライフイベント計画P2C(12時台のライフイベント計画)を作成する。
また、図5に示すように、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点から判定時(13時)までに発生したライフイベントの履歴情報P3BにライフイベントEBの発生が含まれておらず、かつ、第1のライフイベント計画P3Aの期間の開始時点から判定時(13時)までにライフイベントEBの発生が計画されており、かつ、判定時(13時)が予め定めた時点(13時)に至った後であった場合には、第1のライフイベント計画P3AにライフイベントEBの発生を追加せずに、第2のライフイベント計画P3C(13時台のライフイベント計画)を作成する。
好ましくは、ライフイベントは、キッチンに配置された複数の電気機器30(IHCH33、電子レンジ34、冷蔵庫35、キッチン照明36)が使用される朝食イベント、昼食イベント、夕食イベントのうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、図1に示すように、HEMSコントローラ10には、太陽光発電装置19が接続される。電力消費計画は、太陽光発電装置19の発電量の予測データとともに、蓄電池20の充放電計画を作成するために用いられる。
次に、ライフイベントとライフイベント計画について、より具体的な例を示して説明する。図6は、ライフイベントの定義を示すテーブルである。図6に示したテーブルは、図2のライフイベント定義に関するデータベース11Cに記憶されている。日常的に発生し、電力消費する活動が「ライフイベント」として定義されている。図6を参照して、ライフイベントは、動作時間帯、動作時間、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器30の機器名とによって定義される。
(イベント番号0)5時〜7時の時間帯において、照明A〜Cのうち少なくとも1つが5分以上の時間1回点灯した場合には、「早朝活動」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号1)7時〜9時の時間帯において、照明A〜Cのうち少なくとも1つが5分以上の時間1回点灯した場合には、「朝活動」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号2)6時〜9時の時間帯において、下記の5つの条件のいずれか1つが成立した場合、「朝食」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
1)IHCH(IHクッキングヒータ)が1分以上の時間、1回稼働
2)電子レンジが30秒以上の時間、1回稼働
3)冷蔵庫の扉が2回開閉された
4)キッチン照明が5分以上の時間点灯
5)ガスメータでガスが使用されたことが1回検出された
(イベント番号3)分電盤の分岐Aに0.6〜1kWの使用電力が5分以上検出された場合、「洗濯」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。なお、分岐Aは、図示しないが、洗濯機の専用コンセント用に設けられた分岐配線であり、電力計測部5としてカレントトランス(CT)等が設置されている。
(イベント番号4)分電盤の分岐Bに0.6〜1kWの使用電力が5分以上検出された場合、「掃除」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。なお、分岐Bは、図示しないが、掃除機を主に接続するコンセント用に設けられた分岐配線であり、電力計測部5としてカレントトランス(CT)等が設置されている。
(イベント番号5)11時〜14時の時間帯において、上記「朝食」の判断に用いた条件1)〜5)のいずれか1つが成立した場合、「昼食」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号6)17時〜22時の時間帯において、上記「朝食」の判断に用いた条件1)〜5)のいずれか1つが成立した場合、「夕食」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号7)17時〜23時の時間帯において、浴室の照明が、5分以上の時間1回稼働した場合には、「入浴A」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。なお、家族の人数にあわせ、初回を「入浴A」とし、2回目を「入浴B」3回目を「入浴C」などと定義しても良い。
(イベント番号8)6時〜11時の時間帯において、エアコンA、エアコンBのうち少なくとも1つが30分以上の時間1回稼働した場合には、「起床時空調」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号9)12時〜17時の時間帯において、エアコンC、エアコンDのうち少なくとも1つが30分以上の時間1回稼働した場合には、「帰宅時空調」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号10)17時〜24時の時間帯において、エアコンA、エアコンBのうち少なくとも1つが30分以上の時間1回稼働した場合には、「夜間空調」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
(イベント番号11)17時〜24時の時間帯において、照明A〜Cのうち少なくとも1つが5分以上の時間1回点灯した場合には、イベント番号11の「夜間活動」というライフイベントが発生したとHEMSコントローラ10は判断する。
なお、朝食等の場合には、複数の条件のうちいずれか1つが成立した場合にライフイベントの発生を検出するとしたが、複数の条件のうちいくつかが同時に成立した場合にライフイベントの発生を検出するようにしても良い。
上記のライフイベントは、ユーザによって設定することできるが、それ以外に、過去の消費電力の分析から1日のライフイベントを抽出しても良い。また自動抽出の結果に対して、ユーザがライフイベントの定義を再編集することも可能である。
図7は、各ライフイベントに対して予測される消費電力を示したテーブルである。図7に示したテーブルは、図2の電力量に関するデータベース11Aに記憶されている。
イベント番号0〜11に対して、予測される消費電力P0〜P11がそれぞれ記憶されている。消費電力P0〜P11の値は、過去の実績から学習した値を採用しても良い。また、曜日や季節によって、変更しても良い。予測される消費電力P0〜P11は、ライフイベント計画に対応する消費電力(計画消費電力)として使用される。
図8は、ライフイベント計画とそれに対応する予測消費電力の一例を示した図である。ライフイベント計画は、ライフイベントが、ある期間(たとえば1日)において発生する時間帯を定める計画である。
図8には、翌日の0時台から翌々日の0時台までの期間(0時から25時間分)において、図6に示したイベント番号0〜11のライフイベントが発生すると予測される時間帯を示している。図8において、横軸は、時刻を示し、縦軸は電力を示す。電力は、ライフイベントに対応する計画消費電力を積み上げた値が示されている。
なお、「a」は待機電力を示し、「b」は、給湯のための湯沸し装置の作動電力を示す。これらについては、ユーザのライフイベントとは無関係に発生する電力である。
図8において、たとえば7時台には、「0:早朝活動」と「8:起床時空調」と「2:朝食」との3つのライフイベントの発生が計画されており、これらのライフイベントが発生したときの計画消費電力を積み上げた値が示されている。
このようなライフイベント計画がまず作成される。ライフイベント計画は、ユーザに設定されたライフイベント発生のスケジュールに基づいて作成されるが、ユーザのライフイベント発生の実績を統計処理して自動作成したスケジュールに基づいて作成しても良い。
一方で、消費電力の実績値とライフイベントの発生の履歴とが一定時間ごと(たとえば30分または1時間ごと)に検出される。そして判定時以降のライフイベント計画を修正する必要があるか否かが判断される。
図9は、判定時(11時)における実績と将来の計画の修正について説明するための第1図である。図9を参照して、0時台〜9時台(0時から9時59分まで)は、図8に示したライフイベント計画通りにライフイベントの発生が検出され、それに対する消費電力の実績値が示されている。消費電力の実績値は、図7に示した値とは多少の誤差があるので、必ずしもライフイベント計画に示した電力とは一致しない。
図9において、11時になった時点で10時台のライフイベントの発生の有無と消費電力の実績値が検出される。10時台には、図8の計画よりも多くの消費電力が検出され、かつライフイベント番号5「昼食」が発生したことが検出されている。
すると、HEMSコントローラ10は、ライフイベント番号5「昼食」が計画よりも早く発生したと判断して、11時台に計画されていたライフイベント番号5「昼食」を判定時以降のライフイベント計画から削除するとともに、電力予想グラフも対応する分の電力を減らすように修正してタブレット端末8等の「表示部」に表示する。
図10は、判定時(11時)における実績と将来の計画の修正について説明するための第2図である。図10の例では、実績値において、10時台の電力が計画値よりも増加していることが認められるものの、イベント番号5の「昼食」のライフイベントは検出されていないので、イベント番号5の「昼食」が予定通りに発生すると判定し、判定時以降のライフイベント計画では、11時台のイベント番号5の「昼食」は削除されずに維持される。
なお、「朝食」のライフイベントが時間より遅れているときには朝食と兼用で早めに昼食とする場合もある。たとえば、6時〜10時の時間帯に「朝食」、10時〜14時の時間帯に「昼食」のライフイベントが定義されていて、10時までに「朝食」のライフイベントが発生せずに10時30分に「昼食」のライフイベントが発生した場合、「朝食」のライフイベントは削除され「昼食」のライフイベントが残るようにすることができる。このような場合、過去のデータから生活スタイルを学習し、たとえば日曜日および休日は「朝食」と兼用の「昼食」のライフイベントが発生すると予測してもよい。
図11は、電力消費計画の補正を行なう処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、図2のHEMSコントローラ10における予測値補正部12Cで実行される。図11のフローチャートの処理は、一定時間ごとまたは実行条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
本実施の形態において、図11のフローチャートに従ってHEMSコントローラ10によって実行される情報処理方法は、開始時点と終了時点との間の期間(たとえば1日)のライフイベント計画に対応する電力消費計画を表示部(タブレット端末8)に表示させる情報処理方法である。
図11を参照して、まずステップS1においてHEMSコントローラ10は、現在の時刻を図示しないタイマー回路やネットワークから取得する。続いてステップS2において、HEMSコントローラ10は、現在の時刻が予め定められた判定時刻と一致するか否かを判断する。判定時刻は、たとえば1時間または30分ごとに到来するように決められている。
ステップS2において、現在時刻が判定時刻と一致しなかった場合(S2でNO)には、ステップS3に処理が進められる。ステップS3においては、HEMSコントローラ10は、電気機器30の各々の状態(稼働履歴、消費電力を含む)を取得し、電気機器30の状態を記憶し、再びステップS1に処理を戻す。
一方、ステップS2において、現在時刻が判定時刻と一致した場合(S2でYES)には、ステップS4に処理が進められる。この場合、HEMSコントローラ10は、電気機器の稼働履歴と消費電力から該当するライフイベントを決定し、決定されたライフイベントの完了を検出する。
まず、ステップS4においては、HEMSコントローラ10は、ステップS3で記憶されていた電気機器30の稼働履歴を集計し、続いてステップS5において、消費電力量(実績値)を集計する。
そしてステップS6〜S14において、イベント1〜N(Nは1より大きい自然数とする)について、ライフイベントの発生の判定処理が実行される。まずステップS7において、HEMSコントローラ10は、図6に示したライフイベントの定義表を参照し、ステップS8において電気機器の稼働履歴を電気機器のリストと照合する。
1〜Nの間の自然数をiとすると、HEMSコントローラ10は、ステップS8において、i番目のライフイベントで定義されている電気機器のリストと、ステップS4で集計された稼働履歴とを照合する。
ステップS9において、稼働機器とイベントの対象機器との照合結果が一致を示す場合、続くステップS10において、時間帯が一致するか判定され、ステップS11で動作時間が条件を満たすか判定され、電気機器の稼働回数が条件を満たすか否かが判断される。
ステップS10〜S12の条件がいずれも満たされていた場合には、ステップS13に処理が進められ、HEMSコントローラ10は、ライフイベントiが判定時までに完了したとして、ライフイベント完了リストを更新する。ステップS9〜S12のいずれかでNOと判断されると、ステップS13の処理は実行されない。
ステップS14では、ライブイベントの番号iをi+1に増加させ、i+1が終了値(N+1)でなければ、再びS7〜S13の処理が実行される。
ステップS14において、1〜Nのライフイベント番号についてすべて判定が完了した場合には、ステップS15に処理が進められる。ステップS15では、HEMSコントローラ10は、消費電力の予測データ(補正前のライフイベント計画に対応する予測消費電力)を参照し、ステップS16において、予測データが消費電力の実績値に対して予測外れであったか否かを判断する。たとえば、ライフイベントが検出されず、かつ、消費電力が予測よりそのライフイベントに相当する電力量だけ少ない場合などに、HEMSコントローラ10は、予測外れであると判断する。
ステップS16において予測外れであった場合、ステップS17の消費電力予測の補正処理およびステップS18の更新処理が実行された後に、ステップS19において処理はメインルーチンに戻される。一方、ステップS16において予測外れではなかった場合、ステップS17の消費電力予測の補正処理は実行されないで、ステップS19において処理はメインルーチンに戻される。
ステップS17で実行される消費電力予測の補正処理は、図3で示したような、既実行のイベントに対応する消費電力を計画から削除する処理を含む。図3に示した例では、ステップS17において、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点(たとえば1時)から判定時(11時)までに発生したライフイベントの履歴情報P1Bと、第1のライフイベント計画P1Aとを用いて、第2のライフイベント計画P1Cを作成する。ステップS17において、補正された消費電力の予測は、ステップS18において消費電力予測情報の更新に反映される。ステップS18では、HEMSコントローラ10は、第2のライフイベント計画P1Cに対応する電力消費計画をタブレット端末8に表示させる。
第2のライフイベント計画P1Cは、履歴情報P1Bを用いて第1のライフイベント計画P1Aの判定時(11時)から期間の終了時点(たとえば24時)までの部分を修正して作成される。
また他のケースでは、ステップS17で実行される消費電力予測の補正処理は、図4で示したような、未実行のイベントに対応する消費電力をシフトして計画に追加する処理を含む。図4に示した例では、ステップS17において、HEMSコントローラ10は、期間の開始時点から判定時(12時)までに発生したライフイベントの履歴情報P2BにライフイベントEBの発生が含まれておらず、かつ、第1のライフイベント計画P2Aの期間の開始時点から判定時(12時)までにライフイベントEBの発生が計画されていた場合には、第1のライフイベント計画P2Aの判定時(12時)から期間の終了時点までの部分にライフイベントEBの発生を追加して、第2のライフイベント計画P2C(12時台のライフイベント計画)を作成する。ステップS17において、補正された消費電力の予測は、ステップS18において消費電力予測情報の更新に反映される。ステップS18では、HEMSコントローラ10は、第2のライフイベント計画P2Cに対応する電力消費計画をタブレット端末8に表示させる。
上記の図11のフローチャートで実行されるのは、開始時点と終了時点との間の期間のイベント計画に対応する電力消費計画を表示部に表示させる情報処理方法であるということもできる。
この情報処理方法は、図3で説明したように、補正前の第1のライフイベント計画P1Aと、期間の開始時点から判定時までに発生したライフイベントの履歴情報P1Bとを用いて、修正された第2のライフイベント計画P1Cを作成するステップ(図11のS17)と、第2のライフイベント計画P1Cに対応する電力消費計画をタブレット端末8に表示させるステップ(図11のS18)とを含む。
このような情報処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムが、図2の記憶部11に格納されており、このプログラムが読み込まれて実行されることによって、HEMSコントローラ10は、これらのステップ(S17、S18)を実行するコンピュータとして動作する。
図12は、補正された消費電力予測情報を用いて蓄電池の充放電スケジュールを更新する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、図2のエネルギ管理部12Dとして動作するHEMSコントローラ10において、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
このフローチャートの処理が開始されると、まずステップS51において、HEMSコントローラ10は、太陽光発電装置19の発電情報を取得する。この発電情報は、図1のクラウドサーバ2によって気象予報、太陽光発電装置19の位置、仕様などに基づいて予測された発電量の推移の情報を含んでいる。
続いて、ステップS52において、HEMSコントローラ10は、家族の行動スケジュールや過去の消費電力の実績値の統計処理によって得られた消費電力予測情報を所得する。この消費電力予測情報には、図11のフローチャートの処理によって実行された補正が反映されている。そしてHEMSコントローラ10は、ステップS53において、蓄電池20の充放電スケジュールと、電気機器30の運転スケジュールとを生成する。
蓄電池20の充放電スケジュールは、基本的には、次のようなスケジュールである。まず、深夜の電力料金の安い時間帯に計画された量まで蓄電池20の充電を行なう。天気の良い日であれば、昼間に家庭内の消費電力を太陽光発電装置19の発電量でまかないつつ、発電した余剰電力を用いて蓄電池20の残りの充電を行なう。夕方から夜にかけて蓄電池20を放電して電力会社から高い料金の電力を買う量(買電量)を減らす。
また、電気機器30の運転スケジュールは、たとえば、蓄電池20の蓄電量に余裕がある場合には、通常運転を行ない、蓄電池20の蓄電量に余裕がない場合には、省エネルギ運転を行なうといったように、蓄電池20の充放電スケジュールによって変更される。
続いて、ステップS54において、HEMSコントローラ10は、現在時刻が生成された充放電スケジュールにおいて、蓄電池20の充放電を実行する制御時刻であるか、また電気機器30の運転を変更する制御時刻であるか否かを判断する。ステップS54において現在時刻が制御時刻であった場合(S54でYES)にはステップS55で蓄電池20の充放電制御の実行または電気機器30の運転を指示する。
ステップS55の処理が実行された場合、またはステップS54において現在時刻が制御時刻でなかった場合(S54でNO)には、ステップS56に処理が進められ、制御はメインルーチンに戻される。
蓄電池の充放電計画の変更については、ユーザに通知するようにしても良い。たとえば、予測消費電力の補正を実施した際に、補正によってある一定値以上の増減が予測消費電力に生じた場合は充放電計画の見直しを行ない。蓄電池20の充放電スケジュールに変更があった場合は、ユーザに放電、充電、充放電計画の変更を通知したり、ライフイベントの消化と予定を表示し、ユーザがライフイベントの予定の変更を入力可能としたりしても良い。
以上、本実施の形態の消費電力予測補正処理と蓄電池の充放電処理の基本について説明した。以下に、具体的な適用例を説明する。
(適用パターン1)
このパターンは、太陽光発電装置19の余剰電力が拡大し、十分に充電することが可能な12時〜14時台で蓄電池20に充電する計画である。充電によって蓄電池20を17時には満充電にしておき、17時から蓄電池20の放電を開始するスケジュールが計画される。なお、深夜電力によって蓄電池を40%まで充電し、その後太陽光発電装置19の余剰電力で100%まで充電することを想定している。
(適用パターン1の計画段階)
図13は、計画段階における各時間帯の蓄電池の制御モードについて説明するための図である。図14は、計画段階における電池残量の推移を示した図である。
図13、図14を参照して、6時から11時59分までの時間帯は、蓄電池20の制御モードは放電モードに設定される。この時間帯では、太陽光発電装置19の発電量はあまり多くないため、太陽光発電装置19の余剰電力が少ないので、家庭内の消費電力が増加し、発電量を超えたときに蓄電池20から放電を実行して、買電を抑制する。
12時から15時59分までの時間帯は、蓄電池20の制御モードは充電モードに設定される。この時間帯では、太陽光発電装置19の発電量が増加し、安定した余剰電力が見込めるため、蓄電池20に対して充電を実行する。
16時から16時59分までの時間帯は、蓄電池20の制御モードは放電モードに設定される。この時間帯では、太陽光発電装置19の発電量はあまり多くないため、太陽光発電装置19の余剰電力が少ないので、家庭内の消費電力が増加し、発電量を超えたときに蓄電池20から放電を実行して、買電を抑制する。
17時から22時59分までの時間帯は、蓄電池20の制御モードは放電モードに設定される。この時間帯では、太陽光発電装置19の発電量はゼロまたはゼロに近いので、家庭内の消費電力を可能な限り蓄電池からの放電電力でまかなうことによって、買電を抑制する。
23時以降については、蓄電池20の制御モードは充電モードに設定される。この間に翌日のライフイベントのスケジュールによって決定した容量(たとえば40%)まで、深夜電力によって充電を行なう。
(適用パターン1の実行段階)
実行段階においては、昼の11時台に発生すると予測していた昼食準備に関連する電力消費が発生しなかった場合について説明する。
図15は、充放電計画を修正しない場合の電池残量の推移を示した図である。図15に示す例では、図14と比較して、12時台の電池残量が少ない。これは、12時に昼食準備がずれ込んだため、12時台に太陽光発電装置19の発電電力が昼食準備のために消費されてしまい、蓄電池20に充電ができなかったためである。そのために、15時において蓄電池20が満充電に至らず、日没後の電力消費によって、22時台には電池残量がゼロとなり、買電が発生している。
図16は、消費電力の予測を補正したことを示す図である。図17は、消費電力の実績と補正した消費電力の予測に合わせて充放電計画を修正し買電抑制を行なった場合の電池残量の推移を示した図である。
図16を参照して、11時台の昼食イベントが検出されないことで、昼食イベントが12時台に発生することが見込まれる。したがって、12時台に消費電力が当初計画よりも増加するように予測電力が補正される。電力消費が12時になった時点で発生すると、12時台の余剰電力は小さくなる事が予想される。このため、充電による買電リスクを抑えるために、12時台を放電モードとし、充電モードへの開始を13時からとするように蓄電池20の充放電計画を変更する。
また、12時台に放電が行なわれた結果、図17に示すように17時時点の充電電力が100%にならないことから、17時から22時にかけて、各機器の省エネモードを強くすることをユーザに通知し、ユーザの意思確認を行なう。ユーザが省エネモードを強くすることについて承認した結果、図16の電力消費計画は当初計画よりもたとえば5%削減されるように補正され、図17における17時〜22時の電池残量の低下の傾きが緩やかになっている。その結果、図15では22時台に電池残量がゼロになって買電が発生していたのに比べて、図17では、22時台にはまだ電池残量が残っており、買電が抑制されたことが示されている。
以上説明したように、実施の形態1のHEMSコントローラは、ライフイベントの発生状況に合わせて、判定時以降の消費電力の予測を変更する。このため消費電力の予測の精度が向上する。消費電力の予測の精度が向上すると、蓄電池の充放電計画に役立てることができ、効率的なエネルギ管理が可能となる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、ライフイベントの発生時間がずれたことを検出し、それに合わせてライフイベントの発生スケジュールを修正し、修正後のスケジュールに合わせた消費電力の予測を行なうことによって、消費電力の予測精度を向上させた。
実施の形態2では、実施の形態1に加えて、ユーザの外出によりライフイベントが発生しなくなることにも対応する。実施の形態2に関しては、図11に代えて図18の処理が実行される点が、実施の形態1とは異なる。他の図については実施の形態1と実施の形態2は共通するので重複する説明は繰り返さない。
実施の形態2では、水・ガス・電気の使用量に変化がないような場合にユーザの外出等の不在を検出し、その後の電力消費計画の補正を行なう。
図18は、実施の形態2において電力消費計画の補正を行なう処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、図2のHEMSコントローラ10における予測値補正部12Cで実行される。図18のフローチャートの処理は、実施の形態1で説明した図11のフローチャートに対して、ステップS101〜S103の処理が追加されたものである。したがって、ステップS1〜S18の処理については、すでに説明しているのでここでは説明を繰り返さない。
図18を参照して、ステップS2で判定時刻が到来すると、ステップS101においてHEMSコントローラ10は、ユーザが在宅か否かを判断する。在宅を判断する条件は種々考えられるが、たとえば、2時間の間に、水道・ガスの使用量がゼロであり、電力が待機電力程度しか消費されていないような場合ライフイベント判定時刻に在宅確認通知を行ない、ユーザからの反応がない場合は不在とすることができる。なお、HEMSコントローラ10は、図1の水道メータ9から送信されるパルスによって水道の使用量を把握することができる。また、HEMSコントローラ10は、図1のガスメータ7から送信されるパルスによってガスの使用量を把握することができる。
他の方法としては、各機器の人検出機能や人感センサーを使用して、人の在宅を検出できない場合に不在であるとすることもできる。
なお、精度を高めるために、いずれの方法で不在を検出した場合も、不在確認をタブレット端末等の表示部に通知し、ユーザの操作の有無を確認することが好ましい。タブレット端末の操作が検出されると在宅であることを確実に確認できる。
ステップS101において、在宅であると確認された場合(S101でYES)、実施の形態1と同様にステップS4以降の処理が実行される。一方、ステップS101において、不在であると確認された場合(S101でNO)、ステップS102の処理が実行される。
ステップS102では、HEMSコントローラ10は、予め設定されている帰宅予想時刻(たとえば17時)までのライフイベントを不在時の計画に変更する。そしてステップS103においてHEMSコントローラ10は消費電力の予測を補正し、その後ステップS18に処理が進められる。なお、不在時の計画は、ステップS101において在宅が検出されると、元の在宅時の計画に戻される。
図19は、実施の形態2において不在の計画に補正された電力消費量を示した図である。図20は、実施の形態2において消費電力の実績と補正した消費電力の予測に合わせて充放電計画を修正し買電抑制を行なった場合の電池残量の推移を示した図である。
図19において、11時の時点で、水道、ガスの使用が2時間無く、かつ消費電力が待機電力程度であるため、ユーザに在宅確認の問い合わせを行なったが、ユーザからの応答が無かった。
これに応じて、HEMSコントローラ10は、図19において11時から17時までがユーザ不在であると予測し、ライフイベントを不在に合わせた計画に変更する。このため11時から17時までの消費電力の予測値は、当初計画の予測値に対して少なく補正されている。
その補正に基づき、11:00〜11:59の放電モード設定が充電モード設定に変更されたので、蓄電池の充電をより確実に実行できた。このため、図20の11時台の電池残量は、当初計画の図14の11時台の電池残量よりも増えている。
このため、図20に示すように100%充電完了までの時間を早めることができる。その結果、充電完了してから深夜に再充電するまでの間、買電せずに使用可能な電力に余裕を持たせることができる。
[変形例]
以上の実施の形態では、電力消費の予測やライフイベントの計画等をHEMSコントローラが実行する例を示したが、必ずしもHEMSコントローラ自体が行なう必要は無い。たとえば、上記の実施の形態において、HEMSコントローラの制御部が実行する処理のうち、全てまたは一部の処理は、クラウドサーバの制御部により実行されても良い。たとえば、消費電力予測処理がクラウドサーバにより実行される場合、通信部を介して処理に必要なデータをHEMSコントローラからクラウドサーバが取得し、クラウドサーバが処理を実行し、HEMSコントローラに処理の結果を送信しても良い。
図21は、変形例のエネルギ管理システム1Aの全体構成を示した図である。図21を参照して、変形例では、クラウドサーバ2Aが発電予測に加えて、図11および図18に示した消費電力の予測および消費電力の予測値の補正の処理と、図12に示した電池使用最適化の処理とを行なう。家庭の消費電力を測定したデータは、課金のためにネットワーク6経由で電力管理サービス会社のサーバ5Bに送信されるが、これに加えスマートメータ5AからHEMSコントローラ10Aを経由してクラウドサーバ2Aにも送信される。
HEMSコントローラ10Aは、宅内情報を収集してクラウドサーバ2Aに送信し、クラウドサーバは、発電量の予測データや消費電力の予測データ、蓄電池20や電気機器30の制御スケジュールをHEMSコントローラ10Aに送信する。HEMSコントローラ10Aは、受信した制御スケジュールに基づいて、蓄電池20の充放電制御や電気機器30の省エネルギ運転制御などを実行する。
以上説明したように、実施の形態1,2に示したエネルギ管理システムでは、ライフイベントの発生実績に基づいて消費電力の予測に補正を加えることにより、現在時刻以降での予測精度が高まる確率を上げることができる。
特に午後の予測精度が高まれば、太陽光発電装置の発電電力を売るのか、蓄電池に充電するのか等を適切に選択することができるようになり、効果的に太陽光発電装置を活用することができる。このため、従来の前日予測型システムより予測外れによる損失を抑制することができる。
図6のライフイベントの定義の例は、時間帯が予め設定されていたが、過去のライフイベントの発生時間の統計処理から時間帯を設定しても良い。たとえば、各ライフイベントの開始時間、終了時間の各々について変動幅を抽出し、標準偏差をσとすると、±2σの範囲をライフイベントの時間帯の定義として採用しても良い。
また、ライフイベント毎の発生時刻、消費電力量の2つの要素について過去実績から変動係数(標準偏差÷平均値)を求め、判定値を超えるライフイベントについては、本実施の形態の予測消費電力の補正処理を実行しないか、またはユーザに確認のメッセージを通知しその応答により補正処理の実行をするか否かを判定しても良い。
ライフイベントの検出数を1日毎に集計し、ライフイベントの発生数について変動度合いを示す変動係数を求め、変動係数が判定値を超えるユーザー(住宅)については予測消費電力の補正処理を実行しないようにしても良い。
また、変動係数は曜日毎や日付毎等で集計し、特定の曜日、特定の日付でバラツキが少ない場合は本補正を実行するようにしても良い。
また、実施の形態2では、ガスや水道等の使用量を在宅の判断に使用する例を説明したが、ガスや水道等の使用量を図6の定義に加えて実施の形態1,2におけるライフイベント発生の検出に使用しても良い。たとえば、ガスレンジが設置された家庭の場合、昼間にガス使用料が増加した場合は昼食準備として調理が行なわれたと判断しても良い。
本実施の形態では、精度が向上した消費電力の予測を蓄電池の充放電計画に役立てることを例として示したが、これに限定されるものではない。たとえば、ユーザへの予測提示時や、コスト試算など、本実施の形態で精度が向上した消費電力の予測値は、種々の用途に使用することが可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A エネルギ管理システム、2,2A クラウドサーバ、4,5B サーバ、5 電力計測部、5A スマートメータ、6 ネットワーク、7 ガスメータ、8 タブレット端末、9 水道メータ、10,10A HEMSコントローラ、11 記憶部、12 演算部、12A 消費電力量予測部、12B ライフイベント管理部、12C 予測値補正部、12D エネルギ管理部、12E 制御実行部、13 操作・表示管理部、18 機器インタフェース部、19 太陽光発電装置、20 蓄電池、30 電気機器、31A〜31D エアコン、32A〜32C 照明、33 クッキングヒータ、34 電子レンジ、35 冷蔵庫、36 キッチン照明。

Claims (8)

  1. 電気機器の情報を収集し、イベント計画に対応する電力消費計画を表示部に表示させる情報収集ユニットであって、
    前記イベント計画は、動作時間帯、動作時間長、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器とによって定義されるイベントが、発生する予定の時間についての情報を含み、
    前記情報収集ユニットは、
    第1のイベント計画と、前記第1のイベント計画の開始時点から判定時までに完了した前記イベントの履歴情報とを用いて、前記第1のイベント計画の前記判定時から終了時点までの部分を修正した第2のイベント計画と前記第2のイベント計画に対応する前記電力消費計画とを作成するように構成された制御部と、
    前記電力消費計画を示す画像を、前記第1のイベント計画に対応する第1画像から前記第2のイベント計画に対応する第2画像に切り替える指令を前記表示部に送信する表示管理部とを備え
    前記制御部は、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に第1のイベントの発生が含まれているか否かを判定した結果に基づいて、前記第2のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分に前記第1のイベントの発生を予定するか否かを決定する、情報収集ユニット。
  2. 前記制御部は、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に前記第1のイベントの発生が含まれており、かつ、前記第1のイベント計画の前記開始時点から前記判定時までに前記第1のイベントの発生が計画されていない場合には、前記第1のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分から前記第1のイベントの発生を削除し、前記第2のイベント計画を作成する、請求項1に記載の情報収集ユニット。
  3. 前記制御部は、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に前記第1のイベントの発生が含まれておらず、かつ、前記第1のイベント計画の前記開始時点から前記判定時までに前記第1のイベントの発生が計画されていた場合には、前記第1のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分に前記第1のイベントの発生を追加して、前記第2のイベント計画を作成する、請求項1に記載の情報収集ユニット。
  4. 前記制御部は、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に前記第1のイベントの発生が含まれておらず、かつ、前記第1のイベント計画の前記開始時点から前記判定時までに前記第1のイベントの発生が計画されており、かつ、前記判定時が予め定めた時点を経過する前であった場合には、前記第1のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分を複数に区切った最初の部分に前記第1のイベントの発生を追加して、前記第2のイベント計画を作成し、
    前記制御部は、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に前記第1のイベントの発生が含まれておらず、かつ、前記第1のイベント計画の前記開始時点から前記判定時までに前記第1のイベントの発生が計画されており、かつ、前記判定時が前記予め定めた時点に至った後であった場合には、前記第1のイベント計画に前記第1のイベントの発生を追加せずに、前記第2のイベント計画を作成する、請求項1に記載の情報収集ユニット。
  5. 前記イベントは、キッチンに配置された複数の電気機器が使用される朝食イベント、昼食イベント、夕食イベントのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報収集ユニット。
  6. 前記情報収集ユニットには、太陽光発電装置が接続され、
    前記電力消費計画は、前記太陽光発電装置の発電量の予測データとともに、蓄電池の充放電計画を作成するために用いられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報収集ユニット。
  7. イベント計画に対応する電力消費計画を表示部に表示させる情報処理方法であって、
    前記イベント計画は、動作時間帯、動作時間長、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器とによって定義されるイベントが、発生する予定の時間についての情報を含み、
    前記情報処理方法は、
    第1のイベント計画と、前記第1のイベント計画の開始時点から判定時までに完了した前記イベントの履歴情報とを用いて、前記第1のイベント計画の前記判定時から終了時点までの部分を修正した第2のイベント計画と前記第2のイベント計画に対応する前記電力消費計画とを作成するステップと、
    前記電力消費計画を示す画像を、前記第1のイベント計画に対応する画像から前記第2のイベント計画に対応する画像に切り替える指令を前記表示部に送信するステップとを備え
    前記作成するステップは、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に第1のイベントの発生が含まれているか否かを判定した結果に基づいて、前記第2のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分に前記第1のイベントの発生を予定するか否かを決定する、情報処理方法。
  8. イベント計画に対応する電力消費計画を表示部に表示させるためのプログラムであって、
    前記イベント計画は、動作時間帯、動作時間長、稼働回数の少なくとも1つと、使用する電気機器とによって定義されるイベントが、発生する予定の時間についての情報を含み、
    前記プログラムは、
    第1のイベント計画と、前記第1のイベント計画の開始時点から判定時までに完了した前記イベントの履歴情報とを用いて、前記第1のイベント計画の前記判定時から終了時点までの部分を修正した第2のイベント計画と前記第2のイベント計画に対応する前記電力消費計画とを作成するステップと、
    前記電力消費計画を示す画像を、前記第1のイベント計画に対応する画像から前記第2のイベント計画に対応する画像に切り替える指令を前記表示部に送信するステップとをコンピュータに実行させ
    前記作成するステップは、前記開始時点から前記判定時までに発生した前記イベントの履歴情報に第1のイベントの発生が含まれているか否かを判定した結果に基づいて、前記第2のイベント計画の前記判定時から前記終了時点までの部分に前記第1のイベントの発生を予定するか否かを決定する、プログラム。
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