JP6487204B2 - コメント文章から人の心理状態に影響した場所を検知するプログラム、装置及び方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の技術によれば、ユーザにとって訪問するに有益な場所かどうかという価値を推定しているに過ぎず、ユーザの購買心理についてまで推定するものではない。
尚、特許文献3に記載の技術によれば、AIDMAモデルにおける心理状態の推定について、SNSに投稿されたコメント文章を想定したものではない。
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書手段と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶手段と、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得するコメント文章取得手段と、
投稿者毎に、心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける場所心理判定手段と、
場所情報及び心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、スコア記憶手段を更新するスコア更新手段と、
スコア記憶手段を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する場所価値検知手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
スコア更新手段は、
コメント文章の群の中で、場所情報を含む基準コメント文章について、該基準コメント文章とその過去に1つ以上の前方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該場所情報及び当該心理状態に対応するスコアを増分し、及び/又は、基準コメント文章とその未来に1つ以上の後方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該場所情報及び当該心理状態に対応するスコアを増分するように、スコア記憶手段を更新する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
コメント文章は、SNSに基づくものであり、
対象キーワードは、商品役務に基づくキーワードである
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
場所名称を記憶した場所名称記憶手段を更に有し、
場所心理判定手段は、場所名称記憶手段に記憶された場所名称を検索する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
場所名称記憶手段は、複数の場所名称に対して代表場所名称を対応付けており、
場所心理判定手段は、場所名称を、場所名称記憶手段に記憶された代表場所名称に変換する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
場所情報は、緯度経度を更に含み、
場所名称記憶手段は、場所名称に、緯度経度の所定範囲を対応付けており、
場所心理判定手段は、場所情報としての緯度経度を、場所名称記憶手段に記憶された代表場所名称に変換する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
心理キーワード辞書手段は、心理状態を、AtIDMAc(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶->Action:行動)モデルに対応させており、心理状態毎に、対象キーワードに対する心理キーワードを登録する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
心理状態には、At->I->D->M->Acの順に大きくなる数値が割り当てられており、
時系列の心理遷移は、心理状態の数値を時系列に並べたものであり、
スコア更新手段は、各コメント文章の心理状態を、当該コメント文章から前後所定範囲の複数のコメント文章の心理状態の数値における平均値に基づく心理状態とする
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
スコア更新手段は、基準コメント文章の心理状態に対する重みwbと、後方コメント文章の心理状態に対する重みwaとを異なる値として設定し、スコアに重みを付けて増分する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
スコア更新手段は、基準コメント文章の心理状態に対する重みwbと、後方コメント文章の心理状態に対する重みwaとについて、心理状態毎に異なる重みを付けて増分する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
心理状態AtIDM(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶)の重みwbは、心理状態Ac(Action:行動)の重みwbよりも大きく、
心理状態AtIDM(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶)の重みwaは、心理状態Ac(Action:行動)の重みwaよりも小さくなる
べく重みを予め設定する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
スコア更新手段は、
基準コメント文章とその未来に1つ以上の後方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、基準コメント文章と後方コメント文章との間の投稿時間間隔が長くなるほど、重みwaが小さくなるように設定する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書手段と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶手段と、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得するコメント文章取得手段と、
投稿者毎に、心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける場所心理判定手段と、
場所情報及び心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、スコア記憶手段を更新するスコア更新手段と、
スコア記憶手段を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する場所価値検知手段と
を有することを特徴とする。
装置を用いて、投稿者毎に発信されたコメント文章の群から、対象キーワードに関するユーザの心理遷移の効果を分析する方法であって、
装置は、
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書部と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶部と
を有し、
装置は、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得する第1のステップと、
投稿者毎に、心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける第2のステップと、
場所情報及び心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、スコア記憶部を更新する第3のステップと、
スコア記憶部を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する第4のステップと
を有することを特徴とする。
心理キーワード辞書部101は、心理状態毎に、心理キーワードを予め登録したものである。心理状態は、AIDMAモデルに対応させて、以下のように時系列に遷移する。
認知段階: Attention:注目->
感情段階: Interest:興味->
Desire:欲望->
Memory:記憶->
行動段階: Action:行動
心理キーワード辞書部101は、対象キーワード毎に、各心理状態に登録する心理キーワードも異なることが好ましい。
注目状態:発売、CM、新作、新製品、・・・
興味状態:ラインナップ、パンフレット、HP、可愛い、・・・
欲望状態:欲しい、価格、スペック、デザイン、・・・
記憶状態:ショップ、展示、実物、下見、・・・
行動状態:買う、ゲット、諦め、機種変
これは、対象キーワードに対して、各心理状態に特徴的に表れる語を、辞書的に登録したものである。
スコア記憶部102は、各場所情報における各心理状態のスコアを記憶する。図2によれば、スコア記憶部102は、各場所名称(行)と、各心理状態(列)とのスコアからなるテーブルで表されている。スコアは、スコア更新部13によって更新される。
場所名称記憶部103は、少なくとも場所名称(例えば駅名、施設名、店名など)を記憶したものである。また、同じ場所に基づく複数の場所名称に対して、1つの代表場所名称を対応付けたものであってもよい。図2によれば、例えば場所名称「ハチ公前」は、「渋谷駅」にまとめられている。
また、各場所名称は、緯度経度の所定範囲に対応付けられたものであってもよい。緯度経度が同一の所定範囲は、1つの代表的な場所名称にまとめることできる。即ち、ユーザのコメント文章に、緯度経度情報が記述されている場合であっても、場所名称に対応付けることができる。
コメント文章取得部11は、SNSサイトサーバ2から、ユーザアドレス(投稿者)毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得する。「対象キーワード」は、例えば、広告場所を分析したい商品役務の名称であってもよい。この対象キーワードは、システム利用者、例えば企業のプロモーション担当者に設定される。
ユーザ@CCC「いつa社スマホ発売なんですか?」
ユーザ@ABC「新型a社スマホです。http://news.html」
ユーザ@AAA「今日は一日外出!」
ユーザ@AAA「a社スマホの新作の広告発見 東京駅」
ユーザ@BBB「やっぱa社スマホに変えるかなぁ」
ユーザ@AAA「恒例のドラマなう」
ユーザ@DEF「新しいa社スマホ、使いやすくてオススメ」
ユーザ@AAA「a社スマホ、色変わってる。可愛い!」
ユーザ@AAA「I'm at 川越SC https://www.shopping.com」
・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ユーザ@AAA「今日は一日外出!」
ユーザ@AAA「a社スマホの新作の広告発見 東京駅」
ユーザ@AAA「恒例のドラマなう」
ユーザ@AAA「a社スマホ、色変わってる。可愛い!」
ユーザ@AAA「I'm at 川越SC https://www.shopping.com」
ユーザ@AAA「待ち合わせなう。ハチ公前 人多い〜」
ユーザ@AAA「a社スマホ、キャンペーンやってるんだ。欲しい!」
ユーザ@AAA「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ユーザ@AAA「今度、ショップでa社スマホ、下見しようかな」
場所心理判定部12は、コメント文章毎に、以下の2つの要素を対応付ける。
(判定1)場所心理判定部12は、投稿者毎について、コメント文章に、心理キーワード辞書部101の心理キーワードが記述されている場合、当該心理キーワードの心理状態を出力する。
(判定2)場所心理判定部12は、投稿者毎について、コメント文章に、場所名称記憶部103の場所情報が記述されている場合、当該場所情報を対応付ける。場所情報は、場所名称、及び/又は、緯度経度である。ここで、場所心理判定部12は、場所名称を、場所名称記憶部103に記憶された代表場所名称に変換するものであってもよい。また、場所心理判定部12は、場所情報としての緯度経度を、場所名称記憶部103に記憶された代表場所名称に変換するものであってもよい。
心理キーワード「可愛い」を含むコメント文章から、そのユーザは、興味(Interest)状態にあると推定する。
場所情報「I'm at 川越SC https://www.shopping.com」を含むコメント文章から、そのユーザは、場所「川越SC」(URLに基づく緯度経度であってもよい)に滞在していると認定する。
場所情報「ハチ公前」を含むコメント文章から、そのユーザは、場所「ハチ公前」に滞在していると認定する。
心理キーワード「欲しい」を含むコメント文章から、そのユーザは、欲望(Desire)状態にあると推定する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心理キーワード「ショップ」「下見」を含むコメント文章から、そのユーザは、記憶(Memory)状態にあると推定する。
「今度、ショップでa社スマホ、下見しようかな」
ショップ=M、下見=M
A=0、I=0、D=0、M=2、A=0
Mの尤度=100%
スコア更新部13は、場所心理判定部12によって判定された際に、当該場所情報に、当該心理状態のスコアを増分する。スコアは、その場所が、その場所に滞在するユーザの購買心理に影響を与える度合いを意味する。ここで、スコア更新部13は、大きく以下の2つのステップを有する。
<心理遷移判定ステップ>
<スコア更新ステップ>
スコア更新部13は、投稿者毎に、心理状態を時系列に並べた心理遷移を推定する。例えば以下のような心理遷移が推定される。
A,A,I,A,I,I,D,I,D,D,M,M,M
A=0、I=1、D=2、M=3
A,A,I,A,I,I,D,I,D,D,M,M,M
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
0,0,1,0,1,1,2,1,2,2,3,3,3
但し、この場合、心理状態が前後する場合も当然に生じる。
これに対し、スコア更新部13は、時系列に並ぶ数値を、できる限り昇順となるように補正する。具体的には、隣接する前後nコメントの心理状態の平均値を、当該コメントの心理状態とする。即ち、前後所定範囲の移動平均値とすることも好ましい。
隣接する前後2項の平均を取る。
A, A, I, A, I,I,D, I, D,D, M, M, M
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
0, 0, 1, 0, 1,1,2, 1, 2,2, 3, 3, 3
0.3, 0.25, 0.4, 0.6, 1, 1, 1.4, 1.6, 2, 2.2, 2.4, 2.6, 2.75, 3
((((((((((((((↓四捨五入↓)))))))))))))))))
0, 0, 0, 1, 1,1,1, 2, 2,2, 2, 3, 3, 3
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
A, A, A, I, I,I,I, D, D,D, D, M, M, M
コメント文章には、投稿時刻が含まれている。また、場所心理判定部12は、心理キーワードを含むコメント文章の投稿時刻も、当該心理状態と共に出力する。これによって、し、スコア更新部13は、時系列に並ぶ心理状態の間に、経過時間間隔を知ることができる。
前段の経過時間間隔が長くなるほど当該数値に対する重みを小さくする
前段の経過時間間隔が短くなるほど当該数値に対する重みを大きくする
0×10%+1×70%+2×20%+3×0%=1.1
スコア更新部13は、コメント文章の群の中で、場所情報を含む基準コメント文章について、以下の2つの更新ステップのいずれか一方又は両方を実行し、スコア記憶部102へ指示する。
(基準更新ステップ)基準コメント文章とその過去に1つ以上の前方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該基準コメント文章の心理状態のスコアを増分する。
(後方更新ステップ)基準コメント文章とその未来に1つ以上の後方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該後方コメント文章の心理状態のスコアを増分する。
前方コメント文章->基準コメント文章:db(At,I,D,M,Ac)
基準コメント文章->後方コメント文章:da(At,I,D,M,Ac)
(At,I,D,M,Ac)の各要素は、0/1で表す。
場所情報を含む基準コメント文章から見て、前後のコメントとの間で、ユーザの心理状態が購買行動に近づくほど、その場所情報の影響度が大きいと考えられる。
「a社スマホ、新作の広告発見 東京駅」 ->注目At
ここでは、ユーザ@AAAは、場所「東京駅」で広告を発見したことによって、心理状態が注目Aへ遷移している。そのために、スコア記憶部102について、場所情報「東京駅」の注目Atのスコア値P(At)を1増分する。
前方コメント文章->基準コメント文章:db(0,1,0,0,0)
「a社スマホ、色変わってる。可愛い!」 ->興味I
ここでは、ユーザ@AAAは、心理状態が注目Aへ遷移している。このとき、基準コメント文章の前後所定数(又は前後所定時間範囲)のコメント文章を検討する。尚、基準コメントから前方にnb個及び/又は後方にna個のコメント文章を検討する。また、前方にtb時間及び/又は後方にta時間のコメント文章を検討するものであってもよい。
1個後方のコメント文章では、以下のように記述されている。
「I'm at 川越SC https://www.shopping.com」
ここでは、ユーザ@AAAは、「川越SC」に滞在していると認定できる。そのために、スコア記憶部102について、場所情報「川越SC」の興味Iのスコア値P(I)を1増分する。
前方コメント文章->基準コメント文章:db(0,1,0,0,0)
「a社スマホ、キャンペーンやってるんだ。欲しい!」 ->欲望D
ここでは、ユーザ@AAAは、心理状態が欲望Dへ遷移している。このとき、基準コメント文章の前後所定数(又は前後所定時間範囲)のコメント文章を検討する。
1個前方のコメント文章では、以下のように記述されている。
「待ち合わせなう。ハチ公前 人多い〜」
ここでは、ユーザ@AAAは、「ハチ公前」に滞在していると認定できる。また、場所名称記憶部102によれば、「ハチ公前」は、「渋谷駅」に代表的に対応付けられている。そのために、スコア記憶部102について、場所情報「渋谷駅」の欲望Dのスコア値P(D)を1増分する。
前方コメント文章->基準コメント文章:db(0,0,1,0,0)
「a社スマホのラインナップ、いいな〜」->興味I
「a社スマホ、色変わってる。可愛い!」->興味I
ここでは、ユーザ@AAAは、場所「川越SC」にあっても、心理状態が興味Iのままで遷移していない。そのために、スコア記憶部102についてスコア値を何ら更新しない。
「a社スマホのデザインがGOOD!」 ->欲望D
「待ち合わせなう。ハチ公前 人多い〜」->欲望D
ここでは、ユーザ@AAAは、場所「渋谷駅」にあっても、心理状態が欲望Dのままで遷移していない。そのために、スコア記憶部102についてスコア値を何ら更新しない。
(S81)基準コメント文章の心理状態に対する重みwb(Weight before)
wb(At)、wb(I)、wb(D)、wb(M)、wb(Ac)
(S82)後方コメント文章の心理状態に対する重みwa(Weight after)(≠wb)
wa(At)、wa(I)、wa(D)、wa(M)、wa(Ac)
この場合、影響度Pは、状態変化db(i)及びda(i)を用いて、以下のような式で表される。
P=Σi=At〜Ac(wb(i)×db(i)+wa(i)×da(i))
基準コメント文章に対して時刻的又は件数的に近いコメント文章によって遷移した心理状態ほど、大きい重みを設定する。
基準コメント文章に対して時刻的又は件数的に遠いコメント文章によって遷移した心理状態ほど、小さい重みを設定する。
場所価値検知部14は、スコア記憶部13を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する。例えばスコアが、当該心理状態について所定閾値以上(例えば20以上)となる場所は、その心理状態への遷移に対するインフルエンサであるとして検知される。
場所「東京駅」は、心理状態「注目(A)」への寄与が高いインフルエンサであると認められる。
場所「川越SC」は、心理状態「興味(I)」「欲望(D)」への寄与が高いインフルエンサであると認められる。
場所「渋谷駅」は、心理状態「記憶(M)」への寄与が高いインフルエンサであると認められる。
101 心理キーワード辞書部
102 スコア記憶部
103 場所名称記憶部
11 コメント文章取得部
12 場所心理判定部
13 スコア更新部
14 場所価値検知部
2 SNSサイトサーバ
3 端末
Claims (14)
- 投稿者毎に発信されたコメント文章の群から、対象キーワードに関するユーザの心理遷移の効果を分析するように、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書手段と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶手段と、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得するコメント文章取得手段と、
投稿者毎に、前記心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、前記場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける場所心理判定手段と、
前記場所情報及び前記心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、前記スコア記憶手段を更新するスコア更新手段と、
前記スコア記憶手段を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する場所価値検知手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記スコア更新手段は、
コメント文章の群の中で、場所情報を含む基準コメント文章について、該基準コメント文章とその過去に1つ以上の前方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該場所情報及び当該心理状態に対応するスコアを増分し、及び/又は、基準コメント文章とその未来に1つ以上の後方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、当該場所情報及び当該心理状態に対応するスコアを増分するように、前記スコア記憶手段を更新する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記コメント文章は、SNS(Social Networking Service)に基づくものであり、
前記対象キーワードは、商品役務に基づくキーワードである
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。 - 場所名称を記憶した場所名称記憶手段を更に有し、
前記場所心理判定手段は、前記場所名称記憶手段に記憶された場所名称を検索する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
記載のプログラム。 - 前記場所名称記憶手段は、複数の場所名称に対して代表場所名称を対応付けており、
前記場所心理判定手段は、場所名称を、前記場所名称記憶手段に記憶された代表場所名称に変換する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。 - 前記場所情報は、緯度経度を更に含み、
前記場所名称記憶手段は、場所名称に、緯度経度の所定範囲を対応付けており、
前記場所心理判定手段は、場所情報としての緯度経度を、前記場所名称記憶手段に記憶された代表場所名称に変換する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項4又は5に記載のプログラム。 - 心理キーワード辞書手段は、心理状態を、AtIDMAc(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶->Action:行動)モデルに対応させており、心理状態毎に、対象キーワードに対する心理キーワードを登録する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。 - 心理状態には、At->I->D->M->Acの順に大きくなる数値が割り当てられており、
時系列の心理遷移は、心理状態の数値を時系列に並べたものであり、
前記スコア更新手段は、各コメント文章の心理状態を、当該コメント文章から前後所定範囲の複数のコメント文章の心理状態の数値における平均値に基づく心理状態とする
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記スコア更新手段は、基準コメント文章の心理状態に対する重みwbと、後方コメント文章の心理状態に対する重みwaとを異なる値として設定し、スコアに重みを付けて増分する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。 - 前記スコア更新手段は、基準コメント文章の心理状態に対する重みwbと、後方コメント文章の心理状態に対する重みwaとについて、心理状態毎に異なる重みを付けて増分する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 心理状態AtIDM(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶)の重みwbは、心理状態Ac(Action:行動)の重みwbよりも大きく、
心理状態AtIDM(Attention:注目->Interest:興味->Desire:欲望->Memory:記憶)の重みwaは、心理状態Ac(Action:行動)の重みwaよりも小さくなる
べく重みを予め設定する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記スコア更新手段は、
基準コメント文章とその未来に1つ以上の後方コメント文章との間で心理状態が変化した場合、基準コメント文章と後方コメント文章との間の投稿時間間隔が長くなるほど、重みwaが小さくなるように設定する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載のプログラム。 - 投稿者毎に発信されたコメント文章の群から、対象キーワードに関するユーザの心理遷移の効果を分析する装置であって、
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書手段と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶手段と、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得するコメント文章取得手段と、
投稿者毎に、前記心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、前記場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける場所心理判定手段と、
前記場所情報及び前記心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、前記スコア記憶手段を更新するスコア更新手段と、
前記スコア記憶手段を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する場所価値検知手段と
を有することを特徴とする装置。 - 装置を用いて、投稿者毎に発信されたコメント文章の群から、対象キーワードに関するユーザの心理遷移の効果を分析する方法であって、
前記装置は、
心理状態毎に、心理キーワードを予め登録した心理キーワード辞書部と、
場所情報毎に、その場所に滞在するユーザの各心理状態に影響を与える度合いを意味するスコアを記憶するスコア記憶部と
を有し、
前記装置は、
投稿者毎に、対象キーワードを含むコメント文章を時系列に取得する第1のステップと、
投稿者毎に、前記心理キーワードが記述されているコメント文章に、当該心理キーワードの心理状態を対応付け、前記場所情報が記述されているコメント文章に、当該場所情報を対応付ける第2のステップと、
前記場所情報及び前記心理状態が対応付けられたコメント文章毎に、当該場所情報における当該心理状態に基づくスコアを増分するように、前記スコア記憶部を更新する第3のステップと、
前記スコア記憶部を用いて、各心理状態について、スコアの上位から所定数の場所情報を、当該心理状態に対する価値が高い場所として出力する第4のステップと
を有することを特徴とする方法。
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JP2014262554A JP6487204B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | コメント文章から人の心理状態に影響した場所を検知するプログラム、装置及び方法 |
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