JP6486082B2 - 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6486082B2
JP6486082B2 JP2014239853A JP2014239853A JP6486082B2 JP 6486082 B2 JP6486082 B2 JP 6486082B2 JP 2014239853 A JP2014239853 A JP 2014239853A JP 2014239853 A JP2014239853 A JP 2014239853A JP 6486082 B2 JP6486082 B2 JP 6486082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
target pixel
pixels
ucr
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014239853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016103678A5 (ja
JP2016103678A (ja
Inventor
角田 仁
仁 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014239853A priority Critical patent/JP6486082B2/ja
Priority to EP15193121.9A priority patent/EP3026598B1/en
Priority to US14/949,068 priority patent/US10140731B2/en
Priority to CN201510849988.3A priority patent/CN105657214B/zh
Publication of JP2016103678A publication Critical patent/JP2016103678A/ja
Publication of JP2016103678A5 publication Critical patent/JP2016103678A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6486082B2 publication Critical patent/JP6486082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • G06T5/73
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6002Corrections within particular colour systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/525Arrangement for multi-colour printing, not covered by group B41J2/21, e.g. applicable to two or more kinds of printing or marking process
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/001Texturing; Colouring; Generation of texture or colour
    • G06T5/94
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/13Edge detection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/136Segmentation; Edge detection involving thresholding
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/28Quantising the image, e.g. histogram thresholding for discrimination between background and foreground patterns
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6072Colour correction or control adapting to different types of images, e.g. characters, graphs, black and white image portions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20172Image enhancement details
    • G06T2207/20192Edge enhancement; Edge preservation

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法、プログラムに関する。
従来、PC等から送られてきたビットマップ形式の画像データの中からグレイの文字を検出し、検出されたグレイの文字を黒(K値)のみで表す文字に変換する技術(黒単色化)が存在する(例えば、特許文献1)。具体的には、以下のような手順で黒単色化がなされる。
1)ビットマップ形式の画像データの1画素1画素に注目し、注目画素を中心としたウィンドウ(所定領域)を設定する。
2)設定されたウィンドウの中に、注目画素と同色の画素が多く、かつ、類似色の画素が少なく、かつ、異色の画素が多い場合に、その注目画素を「文字」に属する画素であると認定する。
3)そして、「文字」に属すると認定された注目画素がグレイ(R=G=B)である場合に、その注目画素を「グレイ文字」に属する画素と認定し、当該画素を黒単色化する。
なお、特許文献1は未公開の文献であるため、厳密には従来技術とは言えないかもしれないが、特許文献1に記載の技術が本件に最も近い技術であるため、当該技術を従来技術として説明したものである。
特願2014−100846号公報
上記特許文献1の手法を利用して、ビットマップ形式の画像データに含まれるグレイ文字を構成する1画素1画素を解析すると、その中にはグレイ文字に「属する」と認定される画素と、グレイ文字に「属さない」と認定される画素が含まれることになる。すなわち、グレイ文字の端(エッジ)に位置する画素はグレイ文字に属すると認定され、グレイ文字の中央(非エッジ)に位置する画素はグレイ文字に属さないと認定されることになる。
このように、グレイ文字を構成する画素のうちある画素まではグレイ文字に属すると認定されながら、その隣の画素からはグレイ文字に属さないと認定されないという事態を招く。結果として、同じグレイ文字を構成する画素であるにも関わらず、黒単色化処理の対象となる画素と、対象とならない画素とが隣合うことになり、その境界(段差)が目立ってしまい画質劣化が生じてしまう。
本発明に係る画像処理装置は、ビットマップ形式の画像データに含まれるグレイの画素を黒単色化する画像処理装置であって、前記画像データにおける注目画素について、エッジを構成する画素であるか否かを判定し、エッジを構成する画素であると判定された注目画素の近傍に存在する、当該注目画素とは異色の近傍画素を検出する検出手段と、前記検出された近傍画素からの距離に基づいて、前記エッジを構成する画素である前記注目画素に対するUCR処理の割合を決定する決定手段とを有し、前記検出手段は、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出することを特徴とする。
本発明によれば、ビットマップ形式の画像データの黒単色化処理に伴う画質劣化を抑制することができる。
電子写真方式で記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 UCR処理の流れ示すフローチャートである。 各種条件におけるUCR量を決定するためのLUTの一例を示す図である。 エッジ判定処理の詳細を示すフローチャートである。 入力画像(CMYK画像)の一例を示す図である。 エッジ判定処理の結果の一例を示す図である。 注目画素の濃度に応じたUCR量を表した図である。 注目画素の彩度(無彩色度合い)に応じたUCR量を表した図である。 参照画素の濃度に応じたUCR量を表した図である。 参照画素からの距離に応じたUCR量を表した図である。 最終的なUCR量を表した図である。 図11(b)における各画素のUCR量を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施例に従って詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
以下の実施例では、参照画素として、注目画素とは色の異なる画素(以下、異色画素)を注目画素の近傍から外側に向かって検出し、検出された異色画素からの距離に応じて黒単色化処理を施す度合いを決定している。そうすることにより、段差の目立たない段階的なUCR処理を実現している。
図1は、本実施例に係る、電子写真方式で記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。
画像形成装置100は、画像処理部110とプリンタエンジンと120とで構成される。そして、画像処理部110は、PDLデータ取得部111、描画部112、出力色処理部113、UCR処理部114、中間調処理部115、プリンタエンジン120より構成される。また、画像形成装置100は、CPU、ROM、RAMを有する不図示の制御部を有し、CPUがROMから所定のプログラムをロードし、一次記憶領域としてRAMを利用して該プログラムを実行することで、上記各部における処理が実行される。以下、画像形成装置100を構成する各部について説明する。
PDLデータ取得部111は、LAN等のネットワークを介して接続された外部コンピュータ130からPDL(Page Description Language)で記述されたデータ(以下、PDLデータ)を取得する。PDLデータは、オブジェクトの描画命令で構成されるデータである。外部コンピュータ130から取得したPDLデータは、描画部112に送られる。
描画部112は、PDLデータ取得部111から受け取ったPDLデータを解釈して、ビットマップ形式の描画イメージ(ここでは、RGB色空間の画像データとする)を生成する。生成されたビットマップ形式の画像データは、出力色処理部113に送られる。
出力色処理部113は、描画部112から受け取ったRGB色空間の画像データに色処理を行ってCMYK色空間の画像データを生成する。色処理には、例えば、入力RGB値に対応する出力CMYK値を規定した色処理テーブルが用いられる。なお、色処理テーブルの設計において、グレイの画素(R=G=Bの画素)を再現する手法として、Kのトナーのみで再現する手法と、CMYKのトナーを使って再現する手法が考えられる。本実施例では、後者(CMYKのトナー)で再現されるように設計されるものとする。生成されたCMYK画像のデータは、UCR処理部114に送られる。
UCR処理部114は、出力色処理部113から受け取ったCMYK画像データに対し、黒単色化処理としてのUCR(Under Color Removal)処理を実行する。具体的には、まずCMYK画像データからエッジ画素を検出する。そして、検出されたエッジ画素について、複数の条件毎に黒単色化処理を施す割合(UCR量)を導出し、導出された各UCR量に基づいて最終的なUCR量を決定して、エッジ画素に対してUCR処理を行う。UCR処理が施されたCMYK画像データは、中間調処理部115に送られる。
中間調処理部115は、UCR処理部104から受け取った多値のCMYK画像をプリンタエンジン120で利用可能な二値のCMYK画像に変換する。2値データに変換されたCMYK画像データはプリンタエンジン120に送られる。
プリンタエンジン120は、中間調処理部105から受け取った二値のCMYK画像データに基づき、紙などの記録媒体上にCMYKの各色材(ここではトナー)を用いて画像形成を行なう。
なお、本実施例における画像処理部110は、画像形成装置100の一構成要素であるが、画像形成装置から独立した装置(プリンタエンジンを備えない画像処理装置)として構成することも可能である。
<黒単色化処理(UCR処理)の詳細>
次に、UCR処理部114において実行されるUCR処理の詳細について説明する。図2は、UCR処理の流れ示すフローチャートである。
ステップ201において、UCR処理部114は、出力色処理部113から受け取ったCMYK画像データにおける注目画素を決定する。注目画素は、例えばCMYK画像内の各画素を左上の画素から順に一つずつ選択するなどすればよい。
ステップ202において、UCR処理部114は、決定された注目画素についてエッジ判定処理(を実行する。エッジ判定処理の詳細については後述する。このエッジ判定処理によって、注目画素がエッジ画素であると判定された場合は参照画素の画素位置の情報(参照画素位置情報)が取得される。ここで参照画素とは、注目画素から最も近傍に存在する、注目画素とは異なる色の画素(異色画素)のことである。この場合において、例えば中心画素の周囲8画素を近傍度1、その外周の16画素を近傍度2、といった具合に注目画素からの距離に応じた近傍度を決定し、その値が一番小さいものを最も近傍の画素とすればよい。そして、最も近傍にある異色画素が複数存在する場合には、最初に検出された画素を参照画素とすればよい。
ステップ203において、UCR処理部114は、エッジ判定処理によって注目画素がエッジ画素と判定されたかどうかを判定する。注目画素がエッジ画素と判定されていれば、ステップ204に進む。一方、エッジ画素ではないと判定されていればステップ210に進む。
ステップ204において、UCR処理部114は、注目画素の濃度に応じたUCR量(rate0)を決定する。この決定には、例えば、入力されたCMYK画像におけるKの各濃度値とUCR量(rate0)とを対応付けたルックアップテーブル(以下、LUT)を用いることができる。図3(a)は、注目画素の濃度に応じたUCR量(rate0)を決定する際に用いるLUTの一例である。図3(a)のLUTから、入力値として濃度値が“144”まではUCR量は“0%”で、Kの濃度値が“144〜192”まではUCR量(rate0)が“100%”までリニアに上昇し、濃度値が“192”以降はUCR量(rate0)が“100%”で維持されることが分かる。なお、CMYKに共通の1個のLUTのみを用意してもよいしCMYKの色毎に個別のLUTを用意してもよい。
ステップ205において、UCR処理部114は、注目画素の彩度(無彩色度合い)に応じたUCR量(rate1)を決定する。この決定には、例えば、入力されたCMYK画像におけるCMYの最大値と最小値との差(絶対値)と、UCR量(rate1)とを対応付けたLUTを用いることができる。図3(b)は、無彩色度合いに応じたUCR量(rate1)を決定する際に用いるLUTの一例である。図3(b)のLUTから、入力値としての差の絶対値が“32”まではUCR量(rate1)が“100%〜0%”までリニアに減少し、差の絶対値が“32”以降はUCR量(rate1)が“0%”で維持されることが分かる。
ステップ206において、UCR処理部114は、上記参照画素位置情報で特定される参照画素の濃度に応じたUCR量(rate2)を決定する。この決定には、例えば、入力された参照画素の各濃度値(CMYKの各値のうち最大値)とUCR量(rate2)とを対応付けたLUTを用いることができる。図3(c)は、参照画素の濃度に応じたUCR量(rate2)を決定する際に用いるLUTの一例である。図3(c)のLUTから、入力値としての参照画素の濃度値(最大値)が“80”まではUCR量(rate2)が“100%〜0%”までリニアに減少し、参照画素の最大値が“80”以降はUCR量(rate2)が“0%”で維持されることが分かる。
ステップ207において、UCR処理部114は、上記参照画素位置情報で特定される参照画素からの距離に応じたUCR量(rate3)を決定する。この決定には、例えば、画素位置を表す各座標とUCR量(rate3)とを対応付けたLUTを用いることができる。図3(d)は、参照画素からの距離に応じたUCR量(rate3)を決定する際に用いるLUTの一例である。図3(d)のLUTでは、X座標とY座標それぞれの距離値が±4(値が大きいほど遠い)までの場合における、距離値に応じたUCR量(rate3)が規定されており、距離値が大きくなるにつれて同心円状にUCR量(rate3)が小さくなっているのが分かる。
ステップ208において、UCR処理部114は、注目画素に対して適用する最終的なUCR量(rateF)を決定する。具体的には、上述のステップ204〜ステップ206の各ステップで決定された3つのUCR量(rate0、rate1、rate2)のうち最小のUCR量に対し、ステップ207で決定されたUCR量(rate3)を乗算したものを、最終的なUCR量(rateF)として決定する。これを式で表すと以下の式(1)のようになる。
rateF=min(rate0、rate1、rate2)×rate3 ・・・式(1)
ステップ209において、UCR処理部114は、ステップ208で決定された最終的なUCR量(rateF)を用いて、注目画素に対しUCR処理を行う。具体的には、例えば以下のようにしてUCR処理が実行される。まず、100%でUCR処理を行った際のCMYK値(C=M=Y=0、K≧0)を求める。これは、例えば、入力されたCMYK画像におけるKの値と100%UCR処理時のKの値とを対応付けたLUTを用いて求めることができる。そして、入力されたCMYK値と、100%UCR処理時のCMYK値とを用い、決定された最終的なUCR量(rateF)で加重平均を取ることで、注目画素に対するUCR処理が完了する。
ステップ210において、UCR処理部114は、入力されたCMYK画像データの全画素について注目画素として処理されたかどうかを判定する。未処理の画素があればステップ201に戻り、次の画素を注目画素に決定して処理を続行する。一方、全画素についての処理が完了していれば、本処理を終える。
以上が、本実施例における黒単色化処理(UCR処理)の内容である。これによって、グレイのエッジ画素の周囲に濃い色の画素が存在する場合の白抜けを軽減しつつ、グレイのエッジ画素にUCR処理を行うことが可能となる。
<エッジ判定処理の詳細>
続いて、上述のステップ202におけるエッジ判定処理について詳しく説明する。図4は、本実施例におけるエッジ判定処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップ401では、同一色の画素の数をカウントするための変数[same]、類似色の画素の数をカウントするための変数[near]、異色の画素の数をカウントするための変数[other]、及び参照画素位置を表す変数[pos]が初期化される。具体的には、同一色画素数[same]、類似色画素数[near]、異色画素数[other]の各変数については“0”が設定される。そして、参照画素位置[pos]については、所定の処理領域(本実施例では、注目画素を中心とした9×9画素の範囲)の中心座標(0,0)が設定される。
ステップ402では、上記処理領域内の画素を、該処理領域の中心に近い画素から順に1つ選択される。選択の際の順番は任意であるが、例えば上述の近傍度が1(中心から上下左右斜めに隣接する位置)の8画素を例えば左上の画素から時計回りに1つずつ選択し、近傍度1の全ての画素が選択されると、次に近傍度が2(中心から上下左右斜めに2画素離れた位置)の16画素を1つずつ選択すればよい。或いは、中心から最も近い4画素(中心から上下左右に隣接する位置)を例えば上の画素から時計回りに1つずつ選択し、全ての最も近い4画素を選択すると、中心から次に近い(中心から斜めに隣接する)位置の4画素を1つずつ選択するといった具合に選択してもよい。さらには、図3(d)に示すLUTにおけるUCR量の大きい順に画素を選択してもよい。上述したような方法によって処理領域の中から順に一つずつ画素が選択される。
ステップ403では、ステップ402で選択された画素の色が、注目画素の色と同一か否かが判定される。なお、ここでいう「同一」とは完全に同一である場合の他、例えば注目画素との色の差(今回の例ではCMYK値の差)が所定の閾値未満である場合も含む概念である。ここでの所定の閾値を「閾値A」とする。判定の結果、同一の色ではないと判定されればステップ404に進む。一方、同一の色であると判定されればステップ405に進む。
ステップ404では、ステップ402で選択された画素の色が、注目画素の色と類似か否かが判定される。ここでいう「類似」とは、例えば注目画素との色の差が、閾値A以上、かつ閾値Aよりも大きい別の所定閾値未満である場合をいう。ここで、閾値Aとは異なる別の所定閾値を「閾値B」とする(ただし、閾値A<閾値B)。そして、注目画素との色の差が閾値B以上となる画素については、同一色でも類似色でもない異色の画素ということになる。判定の結果、類似の色であると判定されればステップ406に進む。一方、類似の色ではない(異色である)と判定されればステップ407に進む。
ここで、上記閾値A及び閾値Bについて説明する。各画素のCMYK値が8ビット(256階調)で表され、色の差にΔC、ΔM、ΔY、ΔKの最大値を用いた場合には、閾値Aの値は“16”程度、閾値Bの値は“64”程度が好ましい。ただし、出力色処理部113における色変換方法(例えばどのような計算式でRGBからCMYKに変換するのか)など、前提となる条件によって適切な閾値は変わってくるため、一概にどのような値が好ましいということはできない。例えば、画像に一定程度のノイズが見込まれる場合には、閾値Aの値を“40”程度、閾値Bの値を“128”程度とすることが好ましいといえる。閾値A及び閾値Bの値をそれぞれどのように設定するかは、処理対象となる画像の特性を踏まえ、各ユーザ(設計者)が実験等を行って決定すればよい。この場合において適切な閾値を見定めるためには、例えば上述した閾値Aの値“16”と閾値Bの値“64”を出発点とし、エッジがうまく取れている、取れていないを確認しながら調整するのがよい。なお、同一色を見極める閾値Aの値として“2”以上が好ましいのは、画像データの圧縮方式として非可逆圧縮方式を想定してのことである。図1で示す各機能部の中には圧縮処理を行う機能部は含まれていないが、例えば描画部112と出力色処理部113との間に、「圧縮→保存→伸張」の各処理を入れる系も考えられる。こうした圧縮/伸張処理を行う場合には、本来、完全に等しい色(完全同一色)の画素で構成される文字やラインの色に微妙なばらつきが発生することがある。こうしたばらつきを吸収するために、閾値Aとして“1”より大きい値を設定するのが好ましいといえる。なお、上述の例では、色の差を、注目画素のCMYK値と選択画素のCMYK値の色成分毎の差(ΔC、ΔM、ΔY、ΔK)の最大値としていた。しかしこれに限定されるものではなく、色の差を表現できるものであればよい。例えば、ΔC、ΔM、ΔY、ΔKの和や二乗平均和を用いてもよい。
図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップ405では、同一色画素の数をカウントするための変数[same]がインクリメント(+1)される。
ステップ406では、類似色画素の数をカウントするための変数[near]がインクリメント(+1)される。
ステップ407では、異色画素の数をカウントするための変数[other]がインクリメント(+1)される。
ステップ408では、参照画素位置を表す変数[pos]が初期値(0,0)のままであるかどうかが判定される。変数[pos]が(0,0)であれば、ステップ409に進む。一方、変数[pos]が(0,0)でなければステップ410に進む。
ステップ409では、所定領域の中心(0,0)を基準とした選択画素の位置座標を変数[pos]に設定(代入)する。
ステップ410では、所定領域内の全ての画素が選択されたかどうかが判定される。未処理の画素があればステップ402に戻って次の画素が選択され、処理が続行される。一方、全ての画素が選択されていればステップ411に進む。
所定領域内の全画素について同一色・類似色・異色の判定がなされた後、ステップ411では、変数[same]の値が所定閾値(th_S)以上であるかどうかが判定される。変数[same]の値が閾値(th_S)以上であれば、ステップ412に進む。一方、変数[same]の値が閾値(th_S)未満であれば、ステップ414に進む。
ステップ412では、変数[near]の値が所定閾値(th_N)以下であるかどうかが判定される。変数[near]の値が閾値(th_N)以下であれば、ステップ413に進む。一方、変数[near]の値が閾値(th_N)を超えていれば、ステップ414に進む。
ステップ413では、変数[other]の値が所定閾値(th_O)以上であるかどうかが判定される。変数[other]の値が閾値(th_O)以上であれば、ステップ415に進む。一方、変数[other]の値が閾値(th_O)未満であれば、ステップ414に進む。
ここで、上述の3つの所定閾値(th_S〜th_O)について説明する。所定領域が、注目画素を中心とした9×9画素のウィンドウである本実施例の場合、一例として、閾値(th_S)は“4”、閾値(th_N)は“7”、閾値(th_O)は“3”といった値が考えられる。もちろんこれらの値に限定されるわけではなく、様々な条件を考慮して適宜設定すればよい。例えば、入力画像に含まれる細い白抜きの線についてもしっかりエッジを検出したいという場合は、閾値(th_O)の値をもっと小さく(例えば“1”)すればよい。
ステップ414では、注目画素はエッジ画素ではない(非エッジ画素である)と決定され、本処理を終える。
ステップ415では、注目画素はエッジ画素であると決定される。そして、続くステップ416では、現在の変数[pos]の内容が、エッジ画素と判定された注目画素についての参照画素位置として設定されて、本処理を終える。
以上が、本実施例におけるエッジ判定処理の内容である。このようなエッジ判定処理を出力色処理部113から受け取ったCMYK画像データの全画素に対して実行することで、描画イメージにおけるエッジ画素、及び各エッジ画素の最も近くに存在する異色画素(=参照画素)の位置が特定される。
次に、エッジ画素が特定された後の各処理(ステップ204〜ステップ209)について、具体例を用いて詳しく説明する。
まず、図5は、処理対象となる入力画像(CMYK画像)の一例を示す図である。図5(a)には、白(C:M:Y:K=0:0:0:0)の下地の上に、黒(C:M:Y:K=170:170:170:255)の矩形オブジェクトが描画されたCMYK画像500と、黒矩形オブジェクトの縁部分の拡大図501が示されている。この拡大図501は、左側5画素幅の領域が黒矩形オブジェクトに属し、右側5画素幅の領域が下地に属している。図5(b)には、白の下地の上に、マゼンタ(C:M:Y:K=0:0-255:0:0)の矩形オブジェクトがグラデーションで描画され、さらにその上に黒の矩形オブジェクトが描画されたCMYK画像510と、黒矩形オブジェクトの縁部分の拡大図511が示されている。この拡大図511は、左側5画素幅の領域が黒矩形オブジェクトに属し、右側5画素幅の領域がマゼンタ矩形グラデーションオブジェクトに属している。拡大図511の右横に並ぶ数値は、マゼンタ矩形グラデーションオブジェクトにおけるマゼンタの濃度値(行方向に並ぶ5画素はすべて同じ濃度値)を示しており、下に向かって濃度が濃くなっているのが分かる。
図6の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)に示す各CMYK画像に対して上述のエッジ判定処理(ステップ202、図4のフロー)を行った結果をそれぞれ示す図である。グレイで示された部分が、拡大図501及び拡大図511におけるエッジ画素と判定された部分である。本実施例では、エッジ判定処理における所定領域のサイズを9×9画素の範囲としているので、図6の(a)及び(b)ともに、エッジの境界から左右両側に4画素離れた位置までにある画素がエッジ画素として判定されている。そして、これらエッジ画素として判定された各画素に対してUCR処理が施されることになる。
図7の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)にそれぞれ示す拡大図501及び拡大図511の領域における、注目画素の濃度に応じたUCR量を表した図である。濃いグレイの部分はUCR量が100%であることを示し、白の部分はUCR量が0%であることを示している。白(K=0)の下地部分やマゼンタの矩形グラデーションオブジェクトの部分はUCR量が低く、黒(K=255)の矩形オブジェクトの部分はUCR量が高くなる。なお、図7(b)において、マゼンタの矩形グラデーションオブジェクトが存在する右半分の領域もUCR量が0%なのは、当該部分のマゼンタの濃度はゼロではないもの(前述の図5(b)参照)、0%を超えるUCR量が設定されるほどは濃度が高くない(前述の図3(a)のLUTを参照)ためである。
図8の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)にそれぞれ示す拡大図501及び拡大図511の領域における、注目画素の彩度(無彩色度合い)に応じたUCR量を表した図である。図7と同様、濃いグレイの部分はUCR量が100%であることを示し、白の部分はUCR量が0%であることを示している。有彩色であるマゼンタの矩形グラデーションオブジェクトについては、その出だし部分はUCR量が100%と高いもののすぐにUCR量は0%となり、グラデーションの濃い部分はUCR量が0%となる。一方、無彩色である白の下地や黒の矩形オブジェクトの部分はCMY値の差がないため、100%のUCR量となる。
図9の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)にそれぞれ示す拡大図501及び拡大図511の領域における、参照画素の濃度に応じたUCR量を表した図である。図7及び図8と同様、濃いグレイの部分はUCR量が100%であることを示し、白の部分はUCR量が0%であることを示している。図9の(b)では、横方向(行方向)は図中の数字で示された同じUCR量となるが、縦方向(列方向)についてはマゼンタ矩形グラデーションオブジェクトの濃度変化とは逆方向の変化(参照濃度が高いほどUCR量が低く、参照濃度が薄いほどUCR量は高い)のUCR量となる。
図10の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)にそれぞれ示す拡大図501及び拡大図511の領域における、参照画素からの距離に応じたUCR量を表した図である。図7〜図9と同様、濃いグレイの部分はUCR量が100%であることを示し、白の部分はUCR量が0%であることを示している。図10の(a)及び(b)共に、エッジに近い部分はUCR量が高く、エッジから離れるほどUCR量は低くなっている。
図11の(a)及び(b)は、図5の(a)及び(b)にそれぞれ示す拡大図501及び拡大図511の領域における、最終的なUCR量を表した図である。上述した、注目画素の濃度に応じたUCR量(図7)、注目画素の彩度に応じたUCR量(図8)、参照画素の濃度に応じたUCR量(図9)の3つのUCR量の中の最小値に、参照画素からの距離に応じたUCR量(図10)を掛けたものが、最終的なUCR量となっている。図11(a)では、横方向に徐々に変化(エッジから離れるにつれて100%、66%、33%、0%と段階的に減少)するようなUCR量が設定されることが分かる。これは、徐々にUCR量が変化するのがエッジからの距離のみであったことに起因している。一方、図11(b)では、縦方向と横方向の双方において徐々に変化するようなUCR量が設定されることが分かる。図12は、図11(b)における各画素のUCR量を示している。グレイで示される領域内において、左上隅の画素1201のUCR量が45%と最も高く、右下隅の画素1202のUCR量が11%と最も低い。そして、左上隅を基準に右方向と下方向の双方においてUCR量が段階的に減少しているのが分かる。これは、徐々にUCR量が変化するのが、エッジからの距離と参照画素の濃度の両方であったことに起因している。
このように本実施例によれば、ビットマップイメージ内のグレイのオブジェクトにおけるエッジ画素に対して、段差の目立たない段階的なUCR処理を施すことができる。
なお、本実施例では、エッジ判定処理で用いる所定領域のサイズを9×9画素としており、エッジの境界から左右両側に4画素離れた位置までにある画素がエッジ画素として抽出され、当該抽出された4画素分のエッジ画素に対してUCR処理が施される。ここで、例えばエッジの境界から左右両側に3画素離れた位置までのエッジ画素に対してUCR処理を行う場合を考える。これには2通りの手法が考えられる。1つは、所定領域のサイズを7×7画素に変更して、当初から、エッジの境界から左右両側に3画素離れた位置までにある画素をエッジ画素として抽出する方法である。そして、図3(d)に示すエッジからの距離に応じたUCR量を規定するLUTでは、X座標とY座標のそれぞれについて距離値が±3までの場合における、距離値に応じたUCR量を規定することになる。このように所定領域を小さいサイズに変更してしまう方法だと、エッジ画素の抽出精度も落ちてしまうという難点がある。そこで、UCR処理の対象となるエッジ画素の領域を狭くしたい場合には、所定領域のサイズはそのままとし、エッジからの距離に応じたUCR量を規定するLUTにおいて調整するのが望ましい。例えば、所定領域のサイズを9×9画素のままとし、図3(d)に示すLUTにおいて、距離値が±4の部分についてはUCR量を0%として、実質的に距離値が±3までのLUTを作成して用いればよい。
また、図2で示したUCR処理の流れを示すフローチャートのステップ205(注目画素の無彩色度合いに応じたUCR量を決定する処理)は、前述の手法に限定されない。例えば、出力色処理部113においてグレイの画素値(0≦R=G=B≦255)を入力した際に出力されるCMYKの画素値について、Kの値からCMYそれぞれの値を推定するLUTを利用する手法によっても実現できる。図3(f)は、K値からCMY値を推定するLUTの一例を示す図である。この手法の場合、まずUCR処理部114は、図3(f)に示すLUTを用いて、入力されたCMYK値のK値から推定されるC値、M値及びY値(推定CMY値)を求める。そして、求めた推定CMY値と入力された実際のCMY値とのそれぞれの差を求め、求めた3つの差の中の最大値を得る。最後に、得られた差の最大値とUCR量とを対応付けたテーブル(前述の図3(b)に示すようなLUT)を用いて、注目画素の無彩色度合いに応じたUCR量を決定する。ここで、注目画素の画素値が(C:M:Y:K=120:100:60:256)である場合を例に説明する。まず入力されたK値から図3(f)のLUTを参照して、推定CMY値(C:M:Y=128:96:48)を得る。求めた推定CMY値と入力された実CMY値のそれぞれの差を求めると、ΔC=8、ΔM=4、ΔY=12となる。この場合の差の最大値は“12”である。そして、差の最大値が“12”の場合に対応する注目画素の無彩色度合いに応じたUCR量は、図3(b)のテーブルから80%と決定されることになる。このような手法によれば、出力色処理部113のテーブルがグレイ(R=G=B)においてCMY等量でない出力をする際にも、適切な無彩色度合いに応じたUCR量を決定することができる。
さらに、本実施例では上述のステップ204〜207における各UCR量(rate0、rate1、rate2、rate3)の導出においてLUTを用いていたが、これに代えて、演算や条件式を用いて上述した4種類のUCR量を求めてもよい。この一例として、例えば参照画素の濃度に応じたUCR量について、参照画素のCMYKの最大値がある閾値以下であればUCR量100%、該閾値より大きければUCR量0%といったように決定してもよい。或いは、参照画素のCMYKの最大値がある閾値以上であればUCR量0%、もう一つの閾値以下であればUCR量100%、該二つの閾値の間であればその間を線形に繋ぐようにUCR量を決定してもよい。
また、本実施例では、上述した4種類のUCR量から最終的なUCR量を決定する際に、式(1)で示すように、3つのUCR量(rate0、rate1、rate2)のうち最小のUCR量に対してステップ207で決定されたUCR量(rate3)を乗算していた。これに代えて、例えば上記4つのUCR量の積を最終的なUCR量と決定してもよいし、上記4つのUCR量の最小値を最終的なUCR量に決定してもよい。
以上のとおり本実施例によれば、参照画素(注目画素に最も近い異色画素)からの距離に応じて黒単色化処理を施す度合い(UCR量)を決定することで、段差を目立たたせない段階的な黒単色化処理が可能となる。
また、参照画素の濃度が濃い場合にはUCR量を減らすことで、注目画素(例えば、濃いグレイ)と、参照画素(例えば、注目画素近くに存在する濃いマゼンタの画素)との間で白抜けが発生してしまうことを防ぐことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (16)

  1. ビットマップ形式の画像データに含まれるグレイの画素を黒単色化する画像処理装置であって、
    前記画像データにおける注目画素について、エッジを構成する画素であるか否かを判定し、エッジを構成する画素であると判定された注目画素の近傍に存在する、当該注目画素とは異色の近傍画素を検出する検出手段と、
    前記検出された近傍画素からの距離に基づいて、前記エッジを構成する画素である前記注目画素に対するUCR処理の割合を決定する決定手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段で決定される前記エッジを構成する画素である前記注目画素に対する前記UCR処理の割合は、前記検出された近傍画素からの距離が短ければ短い程、高くなることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像内の無彩色の注目画素における複数の色成分のうち少なくとも一つの色成分の値が所定値以上異なる、当該注目画素の近傍に存在する近傍画素を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記近傍画素の位置に基づいて、前記注目画素に対するUCR量を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたUCR量に基づき、前記注目画素に対してUCR処理を行う処理手段と、
    を有し、
    前記画像の画素は、CMYKの色成分を持ち、
    前記検出手段は、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出し、
    前記UCR処理では、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分の値を減少させ、K成分の値を増加させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記注目画素と前記検出された近傍画素との間に存在する画素数が少ないほど、前記注目画素に対するUCR量を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段で決定されるUCR量は、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分を、K成分に置き換える量であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記注目画素は、その近傍画素との間に存在する画素の数が閾値以下の画素であり、前記UCR処理後にC=M=Y=0の画素値を持つ、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  7. 画像内の無彩色の注目画素における複数の色成分のうち少なくとも一つの色成分の値が所定値以上異なる、当該注目画素の近傍に存在する近傍画素を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記近傍画素の位置に基づいて、前記注目画素に対するUCR量を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定されたUCR量に基づき、前記注目画素に対してUCR処理を行う処理ステップと、
    を含み、
    前記画像の画素は、CMYKの色成分を持ち、
    前記検出ステップでは、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出し、
    前記UCR処理では、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分の値を減少させ、K成分の値を増加させる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像内の無彩色の注目画素における複数の色成分のうち少なくとも一つの色成分の値が所定値以上異なる、当該注目画素の近傍に存在する近傍画素を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記近傍画素の濃度に基づいて、前記注目画素に対するUCR量を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたUCR量に基づき、前記注目画素に対してUCR処理を行う処理手段と、
    を有し、
    前記画像の画素は、CMYKの色成分を持ち、
    前記検出手段は、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出し、
    前記UCR処理では、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分の値を減少させ、K成分の値を増加させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記検出された近傍画素の濃度が所定濃度以上である場合、前記決定手段で決定されるUCR量はゼロになることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記検出された近傍画素の濃度が所定濃度以下である場合、前記検出された近傍画素の濃度が高いほど、前記決定手段で決定されるUCR量が小さくなることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記決定手段で決定されるUCR量は、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分を、K成分に置き換える量であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像内の無彩色の注目画素における複数の色成分のうち少なくとも一つの色成分の値が所定値以上異なる、当該注目画素の近傍に存在する近傍画素を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記近傍画素の濃度に基づいて、前記注目画素に対するUCR量を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定されたUCR量に基づき、前記注目画素に対してUCR処理を行う処理ステップと、
    を含み、
    前記画像の画素は、CMYKの色成分を持ち、
    前記検出ステップでは、前記注目画素を中心とした所定領域内において、前記注目画素と同じ色の画素数が所定の閾値より多く、前記注目画素と類似の色の画素数が所定の閾値より少なく、前記注目画素と異なる色の画素数が所定の閾値より多い場合に、前記注目画素をエッジを構成する画素と決定して、前記近傍画素を検出し、
    前記UCR処理では、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分の値を減少させ、K成分の値を増加させる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 前記検出された近傍画素の濃度が所定濃度以上である場合、前記決定ステップにおいて決定されるUCR量はゼロになることを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記検出された近傍画素の濃度が所定濃度以下である場合、前記検出された近傍画素の濃度が高いほど、前記決定ステップにおいて決定されるUCR量が小さくなることを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  15. 前記決定ステップで決定されるUCR量は、前記注目画素のC成分、M成分及びY成分を、K成分に置き換える量であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至6又は8乃至11の何れか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
JP2014239853A 2014-11-27 2014-11-27 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム Active JP6486082B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014239853A JP6486082B2 (ja) 2014-11-27 2014-11-27 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
EP15193121.9A EP3026598B1 (en) 2014-11-27 2015-11-05 Image processing apparatus, image processing method, and program
US14/949,068 US10140731B2 (en) 2014-11-27 2015-11-23 Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
CN201510849988.3A CN105657214B (zh) 2014-11-27 2015-11-27 图像处理设备和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014239853A JP6486082B2 (ja) 2014-11-27 2014-11-27 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016103678A JP2016103678A (ja) 2016-06-02
JP2016103678A5 JP2016103678A5 (ja) 2018-01-18
JP6486082B2 true JP6486082B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=54477871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014239853A Active JP6486082B2 (ja) 2014-11-27 2014-11-27 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10140731B2 (ja)
EP (1) EP3026598B1 (ja)
JP (1) JP6486082B2 (ja)
CN (1) CN105657214B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6729227B2 (ja) * 2016-09-14 2020-07-22 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム
JP6816442B2 (ja) * 2016-10-19 2021-01-20 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置、立体造形システム及びプログラム

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 Ricoh Co Ltd デジタルカラ−画像処理装置
JPH05153383A (ja) * 1991-10-02 1993-06-18 Konica Corp 色変換機能付き色修正装置
US6064761A (en) * 1993-03-08 2000-05-16 Canon Information Systems Research Australia Pty Limited Near black under color removal
JPH07111599A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Canon Inc カラープリンタ
US5992971A (en) * 1993-10-28 1999-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method and apparatus
US5712924A (en) 1994-11-07 1998-01-27 Mita Industrial Co., Ltd. Image processing apparatus
US5771107A (en) * 1995-01-11 1998-06-23 Mita Industrial Co., Ltd. Image processor with image edge emphasizing capability
JP3700381B2 (ja) * 1998-03-18 2005-09-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
JPH11266372A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Minolta Co Ltd カラー画像処理装置
JP2000278540A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Toshiba Corp 画像処理装置
JP3768028B2 (ja) * 1999-04-30 2006-04-19 シャープ株式会社 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置
US6864995B2 (en) * 2000-02-29 2005-03-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Gradation correction curve producing method, gradation correction curve producing apparatus, and gradation correction curve producing program storage medium
US7199900B2 (en) * 2000-08-30 2007-04-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Color conversion coefficient preparation apparatus, color conversion coefficient preparation method, storage medium, and color conversion system
JP2002232704A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置
US6980327B2 (en) * 2001-05-21 2005-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus
US7050627B2 (en) * 2001-06-29 2006-05-23 Xerox Corporation Black component generation
US7190487B2 (en) * 2001-09-25 2007-03-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Color conversion with hue straightening using multiple look-up tables and interpolation
US7570824B2 (en) * 2003-07-11 2009-08-04 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing method, image processor, image forming apparatus and memory product
JP2005094296A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置
JP2005101953A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Brother Ind Ltd 画像処理装置,画像処理方法および画像処理プログラム
JP2006076191A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 絵柄色調制御方法及び装置
JP4498233B2 (ja) * 2005-06-30 2010-07-07 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2007049494A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 色変換テーブルの作成方法、画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置及び記録媒体
JP4331159B2 (ja) * 2005-11-25 2009-09-16 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
JP2008005317A (ja) 2006-06-23 2008-01-10 Canon Inc 画像処理装置及びその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP2008205967A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kyocera Mita Corp 画像処理装置
US8553279B2 (en) * 2007-07-04 2013-10-08 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus and a control method to improve image quality based on an edge pixel
US8422103B2 (en) * 2008-12-23 2013-04-16 Ricoh Production Print Solutions LLC Optimization of gray component replacement
JP4749477B2 (ja) * 2009-04-09 2011-08-17 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
US8335015B2 (en) * 2009-09-16 2012-12-18 Xerox Corporation Systems and methods for building a color lookup table for a printer
JP5896203B2 (ja) * 2011-07-22 2016-03-30 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP6149179B2 (ja) 2012-11-20 2017-06-21 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP6221402B2 (ja) * 2013-06-24 2017-11-01 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6381183B2 (ja) * 2013-07-09 2018-08-29 キヤノン株式会社 画像データに含まれるオブジェクトを拡張するための装置、方法、および、プログラム
JP6489761B2 (ja) 2014-05-14 2019-03-27 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3026598A3 (en) 2016-06-29
CN105657214B (zh) 2019-05-28
EP3026598A2 (en) 2016-06-01
EP3026598B1 (en) 2021-02-24
US20160155244A1 (en) 2016-06-02
CN105657214A (zh) 2016-06-08
US10140731B2 (en) 2018-11-27
JP2016103678A (ja) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5875637B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
US7764411B2 (en) Color processing apparatus and method, and storage medium storing color processing program
US10515453B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for performing an edge correction processing based on color variations
JP4498233B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6418788B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
US9253368B2 (en) Image processing device setting binary value without using dither matrix when prescribed condition is satisfied
US8335375B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
US8619330B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US8620081B2 (en) Image processing apparatus, method, and storage medium for determining attributes
JP6362632B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6923037B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6740612B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US11356578B2 (en) Apparatus and control method for enhancement based on achromatic signal value replacing pixel color information
JP6486082B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
JP6676962B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP5151708B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP6641982B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US10339628B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and computer readable medium
JP7362405B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6819358B2 (ja) 画像処理装置、画像判定方法、及び画像処理プログラム
JP2020135360A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6394247B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP2017005660A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2015146557A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6486082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151