JP6480750B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、血液を含む部位をスキャンする磁気共鳴装置、およびこの磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
マルチスライス法を用いてT1強調画像やT2強調画像などを取得する方法が知られている(特許文献1参照)
特開2012−192159号公報
ところで、T1強調撮影では、読影医が効率よく画像診断を行うことができるように、血液をできるだけ低信号にすることが要求される場合がある。しかし、血液の流入(inflow)効果などが原因で、血液の信号を十分に低減できないことがある。特に、マルチスライス法で撮影した場合は、設定された複数のスライスのうちの両端のスライスにおいて、血液が高信号で描出されやすいという問題がある。
したがって、血液ができるだけ高信号で描出されないようにする技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定するスライス設定手段と、
前記複数のスライスに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段であって、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段と、
前記複数のスライスの各々と、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行するスキャン手段と、
前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する画像作成手段と、
を有する磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定するスライス設定手段と、
前記複数のスライスを複数のグループに分けるグループ分け手段と、
前記グループに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記グループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段であって、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段と、
前記グループに含まれるスライスと、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行するスキャン手段と、
前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する画像作成手段と、
を有する磁気共鳴装置である。
本発明の第3の観点は、血液が流れる部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定し、前記複数のスライスの各々と、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行し、前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定処理、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の第4の観点は、血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定し、前記複数のスライスを複数のグループに分け、前記グループに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記グループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定し、前記グループに含まれるスライスと、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行し、前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定処理、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
スライスとは別に、第1のダミースライスおよび第2のダミースライスを設け、第1および第2のダミースライスのスライス厚を、複数のスライスの各々のスライスのスライス厚よりも厚くすることにより、血液信号を低減することができる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 プロセッサ9が実行する処理を示す図である。 スキャン条件を設定し、被検体を撮影するまでのフローを示す図である。 肝臓に設定されたスライスL1〜L12の一例を概略的に示す図である。 複数のグループに分けられたスライスを示す図である。 グループごとに設定されたダミースライスを概略的に示す図である。 スキャンの説明図である。 シーケンスセグメントAの説明図である。 シーケンスセグメントBの説明図である。 ダミースライスa、b、c、dを設けない場合に生じる問題点の説明図である。 ダミースライスの効果の説明図である。 スライスの励起プロファイルとダミースライスの励起プロファイルとを比較して示した図である。 スライスL1〜L11を2つのグループgr1およびgr2にグループ分けした様子を示す図である。 ダミースライスを示す図である。 シーケンスセグメントBの説明図である。 スライスL1〜L12に対してダミースライスaおよびbを設定した例を示す図である。 図16に示すスライスL1〜L12からデータを収集するためのスキャンの一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信RFコイル(以下、単に「受信コイル」と呼ぶ)4などを有している。
マグネット2は、被検体13が収容される収容空間21を有している。またマグネット2には、超伝導コイル、勾配コイル、RFコイルなど(図示せず)が内蔵されている。超伝導コイルは静磁場を印加し、勾配コイルは勾配パルスを印加し、RFコイルはRFパルスを印加する。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、マグネット2の収容空間21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体13はマグネット2の収容空間21に搬送される。
受信コイル4は、被検体13の腹部から胸部に渡って取り付けられている。受信コイル4は、被検体13からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7、コンピュータ8、操作部11、および表示部12などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイルに電流を供給する。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。尚、マグネット2、受信コイル4、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7を合わせたものがスキャン手段に相当する。
コンピュータ8は、表示部12に必要な情報を伝送したり、画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。コンピュータ8は、プロセッサ9および記憶部10などを有している。
記憶部10には、プロセッサ9により実行されるプログラムなどが記憶されている。尚、記憶部10は、コンピュータで読取り可能な非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体としては、例えば、CD−ROMを用いることができる。プロセッサ9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出し、プログラムに記述されている処理を実行する。図2に、プロセッサ9が実行する処理を示す。プロセッサ9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出すことにより、スライス設定手段91〜画像作成手段94などを構成する。
スライス設定手段91は、操作部から入力された情報に基づいて、スライスを設定する。
グループ分け手段92は、スライス設定手段91により設定されたスライスを、複数のグループに分ける。
ダミースライス設定手段93は、スライス設定手段91により設定されたスライスに流入する血液の信号を低減するために使用されるダミースライスを設定する。
画像作成手段94は、スキャンにより得られたデータに基づいて画像を作成する。
プロセッサ9は、スライス設定手段91〜画像作成手段94を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部11(入力手段)は、オペレータにより操作され、種々の情報をコンピュータ8に入力する。表示部12は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
以下、本形態において、スキャン条件を設定し、被検体を撮影するまでのフローについて説明する。
図3は、スキャン条件を設定し、被検体を撮影するまでのフローを示す図である。
ステップST1では、オペレータが撮影部位にスライスを設定する。本形態では、肝臓が撮影部位であるとする。したがって、オペレータは、肝臓にスライスを設定する。オペレータは、操作部11(図1参照)を操作し、スライスを設定するための情報を入力する。操作部11からこの情報が入力されると、スライス設定手段91(図2参照)は、操作部11から入力された情報に基づいて、スライスを設定する。図4に、肝臓に設定されたスライスL1〜L12の一例を概略的に示す。スライスL1〜L12は、z方向に並ぶように設定されている。スライス枚数Nは、肝臓の大きさや、スライス厚などに基づいて決定される。図4では、説明の便宜上、スライス枚数Nは、N=12であるとする。スライス厚THは、例えば、数mmに設定することができる。また、図4では、説明の便宜上、隣接するスライス間のギャップ長を表すスペーシングSPは、SP=0に設定されているが、SP>0でもよいし、SP<0(つまり、隣接するスライスが重なっている)であってもよい。スライスL1〜L12を設定した後、ステップST2に進む。
ステップST2では、グループ分け手段92(図2参照)が、スライスL1〜L12を複数のグループに分ける。図5に、複数のグループに分けられたスライスを示す。本形態では、スライスを2つのグループgr1およびgr2に分けるとする。グループgr1は、6枚のスライスL1〜L6を含んでおり、一方、グループgr2は6枚のスライスL7〜L12を含んでいる。スライスL1〜L12をグループgr1およびgr2に分けたら、ステップST3に進む。
ステップST3では、ダミースライス設定手段93(図2参照)が、グループごとに、画像が作成されないスライスを表すダミースライスを設定する。図6に、グループごとに設定されたダミースライスを概略的に示す。
グループgr1に対しては、ダミースライスaおよびbが設定されている。ダミースライスaは、スライスのグループgr1に対してz方向に存在する部位に設定されており、一方、ダミースライスbは、スライスのグループgr1に対してz方向とは反対方向(−z方向)に存在する部位に設定されている。グループgr1では、スライスL1がダミースライスaの最も近くに位置しており、スライスL6がダミースライスbの最も近くに位置している。
ダミースライスaは、ダミースライスaとスライスL1との間にギャップ長GPaが設けられるように設定されている。また、ダミースライスbは、ダミースライスbとスライスL6との間にギャップ長GPbが設けられるように設定されている。ギャップ長GPaおよびGPbは、デフォルト値として予め設定されており、例えば、数mmに設定されている。GPaおよびGPbは、GPa=GPbであってもよいし、GPa≠GPbであってもよい。本形態では、GPa=GPbである。
ダミースライスaのスライス厚THa、およびダミースライスbのスライス厚THbは、スライスL1〜L6のスライス厚THよりも厚く設定されている。つまり、スライスTHaおよびTHbは、THa>TH、THb>THに設定されている。スライス厚THaおよびTHbは、デフォルト値として予め設定されており、例えば、数cmに設定されている。THaおよびTHbは、THa=THbであってもよいし、THa≠THbであってもよい。本形態では、THa=THbである。
一方、グループgr2に対しては、ダミースライスcおよびdが設定されている。ダミースライスcは、スライスのグループgr2に対してz方向に存在する部位に設定されており、一方、ダミースライスdは、スライスのグループgr2に対してz方向とは反対方向(−z方向)に存在する部位に設定されている。グループgr2では、スライスL7がダミースライスcの最も近くに位置しており、スライスL12がダミースライスdの最も近くに位置している。
ダミースライスcは、ダミースライスcとスライスL7との間にギャップ長GPcが設けられるように設定されている。また、ダミースライスdは、ダミースライスdとスライスL12との間にギャップ長GPdが設けられるように設定されている。ギャップ長GPcおよびGPdは、例えば、数mmに設定される。GPcおよびGPdは、GPc=GPdであってもよいし、GPc≠GPdであってもよい。本形態では、GPc=GPdである。
ダミースライスcのスライス厚THc、およびダミースライスdのスライス厚THdは、スライスL7〜L12のスライス厚THよりも厚く設定されている。つまり、スライスTHcおよびTHdは、THc>TH、THd>THに設定されている。スライス厚THcおよびTHdは、スライス厚THaおよびTHbと同様に、デフォルト値として予め設定されており、例えば、数cmに設定されている。THcおよびTHdは、THc=THdであってもよいし、THc≠THdであってもよい。本形態では、THc=THdである。
ダミースライスを設定した後、ステップST4に進む。
ステップST4では、スキャンを実行する。
図7は、スキャンの説明図である。
スキャンSCは、被検体に息止めをしてもらった状態で実行される。スキャンSCは、高速グラディエントエコー法(Fast Gradient Echo)を用いてスライスL1〜L12からT1強調画像のデータを収集するスキャンである。スキャンSCでは、2つのシーケンスセグメントAおよびBが実行される。
シーケンスセグメントAは、マルチスライス法により、グループgr1のスライスL1〜L6、ダミースライスa、およびダミースライスbを励起する。尚、本形態では、グループgr1のスライスL1〜L6の画像は作成されるが、ダミースライスaおよびbの画像は作成されない。したがって、シーケンスセグメントAを実行した場合、グループgr1のスライスL1〜L6のデータは収集されるが、ダミースライスaおよびbのデータは破棄される。
また、シーケンスセグメントBは、マルチスライス法により、グループgr2のスライスL7〜L12、ダミースライスc、およびダミースライスdを励起する。尚、本形態では、グループgr2のスライスL7〜L12の画像は作成されるが、ダミースライスcおよびdの画像は作成されない。したがって、シーケンスセグメントBを実行した場合、グループgr2のスライスL7〜L12のデータは収集されるが、ダミースライスcおよびdのデータは破棄される。
以下、シーケンスセグメントAおよびBについて具体的に説明する。
図8は、シーケンスセグメントAの説明図である。
シーケンスセグメントAでは、繰り返し時間TRごとにシーケンス群SAが実行される。シーケンス群SAは、マルチスライス法により、スライスL1〜L6、ダミースライスa、およびダミースライスbを励起し、スライスL1〜L6のデータを収集するための複数のシーケンスを含んでいる。シーケンス群SAは、シーケンスP1〜P8を含んでいる。
シーケンスP1、P2、およびP3は、それぞれ、スライスL1、L3、およびL5を励起するシーケンスである。シーケンスP4およびP5は、それぞれ、ダミースライスbおよびaを励起するシーケンスである。シーケンスP6、P7、およびP8は、それぞれスライスL2、L4、およびL6を励起するシーケンスである。したがって、本形態では、スライスL1、L3、L5、ダミースライスb、a、スライスL2、L4、L6の順で、スライス励起が行われる。
シーケンスP1〜P8の各々は、励起パルスJ、スライス選択方向SSに印加されるスライス選択勾配パルスG1、位相エンコード方向PEに印加される位相エンコード勾配パルスG2、周波数エンコード方向FEに印加される周波数エンコード勾配パルスG3を有している。励起パルスJおよびスライス勾配パルスG1により、スライスが励起される。本形態では、シーケンスP1〜P8の励起パルスJは同じ波形を有している。しかし、シーケンスP4およびP5のスライス選択勾配パルスG1の磁場強度は、シーケンスP1、P2、P3、P6、P7、P8のスライス選択勾配G1の磁場強度よりも小さい値に設定されている。このように励起パルスJおよびスライス選択勾配G1を構成することにより、ダミースライスaおよびbのスライス厚THaおよびTHbを、スライスL1〜L6のスライス厚THよりも厚くすることができる。尚、本形態では、スライスL1〜L6から得られたデータのみを画像再構成用のデータとして使用し、ダミースライスaおよびbから得られたデータは破棄される。シーケンスセグメントAを実行した後、シーケンスセグメントBが実行される(図9参照)。
図9は、シーケンスセグメントBの説明図である。
シーケンスセグメントBでは、繰り返し時間TRごとにシーケンス群SBが実行される。シーケンス群SBは、マルチスライス法により、スライスL7〜L12、ダミースライスc、およびダミースライスdを励起し、スライスL7〜L12のデータを収集するための複数のシーケンスを含んでいる。シーケンス群SBは、シーケンスQ1〜Q8を含んでいる。
シーケンスQ1、Q2、およびQ3は、それぞれ、スライスL7、L9、およびL11を励起するシーケンスである。シーケンスQ4およびQ5は、それぞれ、ダミースライスdおよびcを励起するシーケンスである。シーケンスQ6、Q7、およびQ8は、それぞれスライスL8、L10、およびL12を励起するシーケンスである。したがって、本形態では、スライスL7、L9、L11、ダミースライスd、c、スライスL8、L10、L12の順で、スライス励起が行われる。
シーケンスQ1〜Q8の各々は、励起パルスJ、スライス選択方向SSに印加されるスライス選択勾配パルスG1、位相エンコード方向PEに印加される位相エンコード勾配パルスG2、周波数エンコード方向FEに印加される周波数エンコード勾配パルスG3を有している。励起パルスJおよびスライス勾配パルスG1により、スライスが励起される。本形態では、シーケンスQ1〜Q8の励起パルスJは同じ波形を有している。しかし、シーケンスQ4およびQ5のスライス選択勾配パルスG1の磁場強度は、シーケンスQ1、Q2、Q3、Q6、Q7、Q8のスライス選択勾配G1の磁場強度よりも小さい値に設定されている。このように励起パルスJおよびスライス選択勾配G1を構成することにより、ダミースライスcおよびdのスライス厚THcおよびTHdを、スライスL7〜L12のスライス厚THよりも厚くすることができる。尚、本形態では、スライスL7〜L12から得られたデータのみを画像再構成用のデータとして使用し、ダミースライスcおよびdから得られたデータは破棄される。
したがって、シーケンスセグメントAおよびBを実行することにより、スライスL1〜L12の各々から、画像再構成に必要なデータを収集することができる。画像作成手段94(図2参照)は、スキャンSCにより収集されたデータに基づいて、スライスL1〜L12の各々のT1強調画像を作成する。このようにして、フローが終了する。
本形態では、スライスL1〜L12の他に、ダミースライスa、b、c、およびdを設けている。ダミースライスa、b、c、dを設けることにより、スライスL1〜L12に流入する血液を低信号にすることができるという効果が得られる。以下に、この効果が得られる理由について説明する。
尚、以下では、ダミースライスa、b、c、dの効果を明確にするために、先ず、ダミースライスa、b、c、dを設けない場合に生じる問題点について述べる。この問題点を述べた後で、ダミースライスa、b、c、dの設けることにより得られる効果について説明する。
図10は、ダミースライスa、b、c、dを設けない場合に生じる問題点の説明図である。
図10(a)は、グループgr1のスライスL1〜L6に対してダミースライスaおよびbが設けられていない例が示されており、図10(a)は、グループgr2のスライスL7〜L12に対してダミースライスcおよびdが設けられていない例が示されている。
先ず、図10(a)について説明する。
図10(a)には、2つの血管V1およびV2が概略的に示されている。
血管V1では−z方向に向かって血液b1が流れており、一方、血管V2ではz方向に向かって血液b2が流れている。
図10(a)では、スライスL1〜L6の各々は、励起パルスによって、繰り返し時間TRごとに励起されるが、スライスL1〜L6の外側では励起パルスによる励起は生じない。したがって、血液b1がスライスL1に到達した時点では、血液b1の縦磁化はある程度の大きさを有している。このため、血液b1の流入効果により、スライスL1〜L6では血液b1が高信号で描出されやすいという問題がある。この問題は、特に、スライスL1において顕著に表れる。
また、血管V2を流れる血液b2は、スライスL6に到達する前は励起パルスの影響を受けないので、血液b2がスライスL6に到達した時点では、血液b2の縦磁化はある程度の大きさを有している。したがって、血液b2の流入効果により、スライスL1〜L6では血液b2が高信号で描出されやすいという問題がある。この問題は、特に、スライスL6において顕著に表れる。
したがって、スライスL1〜L6(特に両端のスライスL1およびL6)において、血液が高信号で描出されやすいという問題がある。このような高信号の血液は、画像診断をする読影医を悩ませる原因となっている。また、造影剤を用いてスキャンを行う場合、スライスに造影剤が到達するまでは、スライスを流れる血液はできるだけ低信号に保持される必要がある。しかし、図10(a)では、血液の流入効果により、造影剤が到達していなくても血液が高信号で描出されやすいので、造影剤を用いて血流動態を調べることが難しくなるという問題もある。
図10(a)では、スライスL1〜L6のデータを収集する場合の問題点について説明したが、図10(b)の問題点も同様に説明することができる。図10(b)では、スライスL7〜L12(特に両端のスライスL7およびL12)において、血液b1およびb2が高信号で描出されやすいという問題がある。
上記の問題に対処するために、本形態では、ダミースライスを設けている。
図11は、ダミースライスの効果の説明図である。
図11(a)では、繰り返し時間TRごとにダミースライスaおよびbが励起される。したがって、血液b1およびb2は、それぞれ、ダミースライスaおよびbを励起するためのRFパルスの影響を受けて縦磁化が小さくなる。したがって、血液b1は縦磁化が十分に小さくなった状態でスライスL1に流入し、血液b2は縦磁化が十分に小さくなった状態でスライスL6に流入するので、各スライスにおける血液の信号を低減することができる。
図11(b)では、繰り返し時間TRごとにダミースライスcおよびdが励起される。したがって、血液b1およびb2は、それぞれ、ダミースライスcおよびdを励起するためのRFパルスの影響を受けて縦磁化が小さくなる。したがって、血液b1は縦磁化が十分に小さくなった状態でスライスL7に流入し、血液b2は縦磁化が十分に小さくなった状態でスライスL12に流入するので、各スライスにおける血液の信号を低減することができる。
ただし、ダミースライスa、b、c、dのスライス厚THa、THb、THc、THdが薄い場合、血液の縦磁化を十分に小さくすることができないことがある。そこで、本形態では、血液の縦磁化を十分に小さくすることができるように、ダミースライスのスライス厚THa、THb、THc、THdを、スライスL1〜L12のスライス厚THよりも厚くしている。これにより、血液がダミースライスを流れている間に、血液の縦磁化を十分に小さくすることができるので、スライスL1〜L12における血液の信号を十分に低減することができる。
上記のように、ダミースライスを設け、ダミースライスa、b、c、およびdのスライス厚を、スライスL1〜L12のスライス厚THよりも厚くすることにより、血液の縦磁化を十分に小さくすることができるので、各スライスにおける血液の信号を十分に低減することができる。また、造影剤を用いてスキャンを行う場合、造影剤がスライスに到達するまでは、各スライスにおける血液を十分に低減することができる。したがって、造影剤を用いた血流動態の評価にも適していることがわかる。
尚、本形態では、シーケンスセグメントAを実行する場合、スライスL1、L3、L5、ダミースライスb、a、スライスL2、L4、L6の順で、スライス励起が行われている。また、シーケンスセグメントBを実行する場合、スライスL7、L9、L11、ダミースライスd、c、スライスL8、L10、L12の順で、スライス励起が行われている。しかし、スライスに流入する血液を低信号にすることができるのであれば、別の励起順序でスライス励起を行ってもよい。
図12は、スライスL1〜L6の励起プロファイルとダミースライスaおよびbの励起プロファイルとを比較して示した図である。尚、図12では、スライスL1〜L6のうちの互いに隣り合うスライスの間隔を表すスペーシングSPが、SP>0に設定されている例を示してある。
図12には、スライスL1〜L6およびダミースライスaおよびbが示されており、これらのスライスの左側に、各スライスに対応した励起プロファイルが示されている。スライスL1〜L6の励起プロファイルは実線で示されており、ダミースライスaおよびbの励起プロファイルは破線で示されている。
ダミースライスaとスライスL1との間には、ギャップ長GPaが設けられている。ギャップ長GPaが短すぎると、ダミースライスaとスライスL1とのクロストークが大きくなるので、スライスL1の画像が、他のスライス(例えば、スライスL2およびL3)の画像よりも暗くなることがある。したがって、ギャップ長GPaはあまり短くしすぎないことが望ましい。一方、ギャップ長GPaが長すぎると、血液がダミースライスaを流出してからスライスL1に流入するまでの間に、血液の縦磁化がある程度回復してしまうので、スライスL1に流入する血液が高信号で描出されやすくなる。したがって、ギャップ長GPaは、スライスL1における血液の信号をできるだけ小さくするという観点と、スライスL1の画像が他のスライスの画像よりも暗くならないようにするという観点から決定することが望ましい。
また、ダミースライスbとスライスL6との間にはギャップ長GPbが設けられている。ギャップ長GPbは、スライスL6における血液の信号をできるだけ小さくするという観点と、スライスL6の画像が他のスライスの画像よりも暗くならないようにするという観点から決定することが望ましい。
尚、本形態では、ステップST1で12枚のスライスが設定されているので(図4参照)、グループgr1およびgr2は、いずれも6枚のスライスを含んでいる(図5参照)。しかし、ステップST1で、奇数枚のスライスが設定されることもある。例えば、ステップST1で11枚のスライスが設定されることがある。この場合、グループ分け手段92は、例えば、図13に示すようにグループ分けする。グループgr1は6枚のスライスL1〜L6を含んでおり、一方、グループgr2は5枚のスライスL7〜L11を含んでいる。図13では、隣り合うスライスの間隔を表すスペーシングSPは、SP=0に設定されているが、SP>0でもよいし、SP<0(つまり、隣接するスライスが重なっている)であってもよい。図13に示すようにスライスL1〜L11がグループ分けされた場合、ダミースライス設定手段93は、以下のように、ダミースライスを設定する(図14参照)。
図14は、ダミースライスを示す図である。
ダミースライス設定手段93は、グループgr1においては2つのダミースライスaおよびbを設定するが、グループgr2においては3つのダミースライスc、d1、およびd2を設定する。ダミースライスaおよびbは、図7と同じであるので、ダミースライスaおよびbの説明は省略し、以下では、3つのダミースライスc、d1、およびd2ついて説明する。
ダミースライスcは、スライスのグループgr2に対してz方向に位置する部位に設定されている。ダミースライスcのスライス厚THcは、スライスL7〜L11のスライス厚THよりも厚く設定されている(THc>TH)。グループgr2では、スライスL7がダミースライスcの最も近くに位置している。ダミースライスcは、ダミースライスcとスライスL7との間にギャップ長GPcが設けられるように設定されている。
ダミースライスd1は、スライスのグループgr2に対してz方向とは反対方向(−z方向)に位置する部位に設定されている。ダミースライスd1のスライス厚THd1は、スライスL7〜L11のスライス厚THと同じ厚さに設定されている(THd1=TH)。グループgr2では、スライスL11がダミースライスd1の最も近くに位置している。ダミースライスd1とスライスL11との間のギャップ長GPd1は、スペーシングSPと同じ値に設定されている。ここでは、SP=0であるので(図13参照)、GPd1=0である。
ダミースライスd2は、スライスのグループgr2に対してz方向とは反対方向(−z方向)に位置する部位に設定されている。ダミースライスd2のスライス厚THd2は、スライスL7〜L11のスライス厚THよりも厚く設定されている(THd2>TH)。また、ダミースライスd2は、ダミースライスd2とダミースライスd1との間にギャップ長GPd2が設けられるように設定されている。
ギャップ長GPcおよびGPd2は、例えば、数mmに設定される。GPcおよびGPd2は、GPc=GPd2であってもよいし、GPc≠GPd2であってもよい。本形態では、GPc=GPd2である。
シーケンスセグメントAでは、図8を参照しながら説明した方法と同様に、シーケンス群SAが繰り返し実行される。したがって、繰り返し時間TRの間に、グループgr1のスライスL1〜L6、ダミースライスaおよびbが励起される。そして、シーケンスセグメントAにより得られたデータに基づいて、グループgr1のスライスL1〜L6の画像が作成される。
一方、シーケンスセグメントBでは、以下のようにしてシーケンスが実行される(図15参照)。
図15は、シーケンスセグメントBの説明図である。
シーケンス群SBは、シーケンスQ1〜Q8を含んでいる。
シーケンスQ1、Q2、およびQ3は、それぞれ、スライスL7、L9、およびL11を励起するシーケンスである。シーケンスQ4およびQ5は、それぞれ、ダミースライスd2およびcを励起するシーケンスである。シーケンスQ6およびQ7は、それぞれスライスL8およびL10を励起するシーケンスである。シーケンスQ8は、ダミースライスd1を励起するシーケンスである。したがって、図15では、スライスL7、L9、L11、ダミースライスd2、c、スライスL8、L10、ダミースライスd1の順で、スライス励起が行われる。
図15では、スライスL11の下側に、ダミースライスd2だけでなく、ダミースライスd1が設定されているので、シーケンスセグメントBに含まれるシーケンス群SBの繰り返し時間TRを、シーケンスセグメントAに含まれるシーケン群SAの繰り返し時間TRに一致させることができる。したがって、グループgr1のスライス枚数と、グループgr2のスライス枚数が異なっていても、グループgr2におけるスライスL7〜L11の画像コントラストを、グループgr1におけるスライスL7〜L11の画像コントラストに十分に近づけることができる。
尚、本形態では、ステップST1で設定されたスライスL1〜L12を複数のグループに分けている。しかし、本発明では、必ずしもスライスL1〜L12を複数のグループに分ける必要はなく、スライスL1〜L12に対して、ダミースライスを設定してもよい(図16参照)。
図16は、スライスL1〜L12に対してダミースライスaおよびbを設定した例を示す。
図16では、スライスL1〜L12に対してz方向に存在する部位に、ダミースライスaが設定されており、スライスL1〜L12に対してz方向とは反対方向(−z方向)に存在する部位に、ダミースライスbが設定されている。図16では、スライスL1がダミースライスaの最も近くに位置しており、スライスL12がダミースライスbの最も近くに位置している。図16に示すようにダミースライスaおよびbが設定された場合、以下のようにスキャンを実行すればよい(図17参照)。
図17は、図16に示すスライスL1〜L12からデータを収集するためのスキャンSCの一例を示す図である。尚、図17では、紙面の都合上、一部のシーケンスは図示省略されている。
図17では、繰り返し時間TRの間に、スライスL1〜L12、ダミースライスaおよびbを励起するためのシーケンスP1〜P14が実行される。
シーケンスP1〜P6は、奇数番のスライスL1、L3、L5、L7、L9、およびL11を励起するシーケンスである。シーケンスP7およびP8は、それぞれ、ダミースライスbおよびaを励起するシーケンスである。シーケンスP9〜P14は、偶数番のスライスL2、L4、L6、L8、L10、およびL12を励起するシーケンスである。したがって、図17では、スライスL1、L3、L5、L7、L9、L11、ダミースライスb、a、スライスL2、L4、L6、L8、L10、およびL12の順で、スライス励起が行われる。図17のスキャンでは、スライスL1〜L12から得られたデータのみが画像再構成用のデータとして使用され、ダミースライスaおよびbから得られたデータは破棄される。
尚、繰り返し時間TRが長すぎると、所望の品質の画像を得ることができない場合がある。したがって、繰り返し時間TRは、所定の上限値(例えば、250msec)を超えないように設定することが望ましい。しかし、図17に示すように、スライスL1〜L12に対してダミースライスaおよびbを設定してしまうと、繰り返し時間TRの間に、スライスL1〜L12およびダミースライスaおよびbを励起する必要があるので、繰り返し時間TRが上限値を超えてしまうことがある。このような場合は、図6に示すように、スライスを複数のグループに分け、グループごとにダミースライスを設定することが望ましい。スライスを複数のグループに分けることにより、繰り返し時間TRの間に励起すべきスライスの枚数を少なくすることができるので、繰り返し時間TRが上限値を超えないようにすることができる。一方、繰り返し時間TRが短すぎると、SNRが低下したり、コントラストが悪くなることがある。したがって、繰り返し時間TRは、所定の下限値(例えば、120msec)よりも小さくならないように設定することが望ましい。
また、長時間の息止めが困難な被検体(例えば、高齢者)をスキャンする場合も、図6に示すように、スライスを複数のグループに分けることが望ましい。この場合、被検体の息止め回数を2回に設定し、被検体のスキャンを行う。具体的には、被検体に1回目の息止めを指示し、被検体が1回目の息止めをしている間に、シーケンスセグメントAを実行する。シーケンスセグメントAを終了した後、被検体に呼吸を再開してもらい、一定時間が経過したら、被検体に2回目の息止めを指示する。そして、被検体が2回目の息止めをしている間に、シーケンスセグメントBを実行する。このように、被検体の息止め回数を複数回に設定することにより、長時間の息止めが困難な被検体であっても、体動アーチファクトが低減された画像を取得することができる。
尚、本形態では、ダミースライスのスライス厚はデフォルト値として予め設定されている。しかし、オペレータが操作部を操作することにより、操作部からコンピュータに、ダミースライスのスライス厚を表す情報を入力できるようにしてもよい。この場合、ダミースライス設定手段93は、操作部から入力された情報に基づいてダミースライスのスライス厚を設定する。したがって、ダミースライスのスライス厚を、オペレータの望むスライス厚に設定することができる。また、ダミースライス設定手段93は、撮影部位を流れる血液の流速に基づいてダミースライスのスライス厚を設定してもよい。具体的には、血液の流速が速いほど、ダミースライスのスライス厚を厚くすることが望ましい。このようにダミースライスのスライス厚を設定することにより、血液の流速が速くても、血液がダミースライスに流入してからダミースライスを流出するまでに、血液の縦磁化を十分に小さくすることができるので、血液の信号を十分に低減することができる。尚、血液の流速は、オペレータが手動で入力できるようにしてもよいし、スキャンSCを実行する前に、血液の流速を計測するためのシーケンスを実行し、このシーケンスにより取得されたデータに基づいて、血液の流速を算出するようにしてもよい。
また、本形態では、ギャップ長GPa、GPb、GPc、およびGPd(図6参照)はデフォルト値であるが、オペレータが変更できるようにしてもよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 コンピュータ
9 プロセッサ
10 記憶部
11 操作部
12 表示部
13 被検体
21 収容空間
91 スライス設定手段
92 グループ分け手段
93 ダミースライス設定手段
94 画像作成手段
100 MR装置

Claims (19)

  1. 血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定するスライス設定手段と、
    前記複数のスライスに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段であって、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段と、
    前記複数のスライスの各々と、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行するスキャン手段と、
    前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する画像作成手段と、
    を有し
    前記第1のダミースライスを励起するためのシーケンス、および前記第2のダミースライスを励起するためのシーケンスが、前記スライスを励起するためのシーケンスの励起パルスと同じ波形を有する励起パルスを含む、磁気共鳴装置。
  2. 前記複数のスライスは、前記第1のダミースライスの最も近くに位置する第1のスライスと、前記第2のダミースライスの最も近くに位置する第2のスライスとを含んでおり、
    前記第1のダミースライスと前記第1のスライスとの間には、第1のギャップ長が設けられ、
    前記第2のダミースライスと前記第2のスライスとの間には、第2のギャップ長が設けられている、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  3. 前記第2のギャップ長は前記第1のギャップ長に等しい、請求項2に記載の磁気共鳴装置。
  4. 血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定するスライス設定手段と、
    前記複数のスライスを複数のグループに分けるグループ分け手段と、
    前記グループに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記グループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段であって、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定手段と、
    前記グループに含まれるスライスと、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行するスキャン手段と、
    前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する画像作成手段と、
    を有し
    前記第1のダミースライスを励起するためのシーケンス、および前記第2のダミースライスを励起するためのシーケンスが、前記スライスを励起するためのシーケンスの励起パルスと同じ波形を有する励起パルスを含む、磁気共鳴装置。
  5. 前記グループは、前記第1のダミースライスの最も近くに位置する第1のスライスと、前記第2のダミースライスの最も近くに位置する第2のスライスとを含んでおり、
    前記第1のダミースライスと前記第1のスライスとの間には、第1のギャップ長が設けられ、
    前記第2のダミースライスと前記第2のスライスとの間には、第2のギャップ長が設けられている、請求項4に記載の磁気共鳴装置。
  6. 前記第2のギャップ長は前記第1のギャップ長に等しい、請求項5に記載の磁気共鳴装置。
  7. 前記複数のグループは第1のグループおよび第2のグループを含んでおり、
    前記ダミースライス設定手段は、
    前記第1のグループに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記第1のグループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定し、
    前記第2のグループに対して前記第1の方向に存在する部位に第3のダミースライスを設定し、前記第2のグループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第4のダミースライスおよび第5のダミースライスを設定し、
    前記第4のダミースライスが、前記第5のダミースライスよりも前記第2のグループの近くに位置するように設定される、請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  8. 前記スキャン手段は、複数のシーケンスセグメントを実行し、
    前記複数のシーケンスセグメントのうちの第1のシーケンスセグメントでは、
    前記第1のグループに含まれるスライスと、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群が実行され、
    前記複数のシーケンスセグメントのうちの第2のシーケンスセグメントでは、
    前記第2のグループに含まれるスライスと、前記第3のダミースライスと、前記第4のダミースライスと、前記第5のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群が実行される、請求項7に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記第2のグループは、前記第3のダミースライスの最も近くに位置する第3のスライスと、前記第4のダミースライスの最も近くに位置する第4のスライスを含んでおり、
    前記第3のダミースライスと前記第3のスライスとの間には、第3のギャップ長が設けられ、
    前記第4のダミースライスと前記第4のスライスとの間には、第4のギャップ長が設けられている、請求項に記載の磁気共鳴装置。
  10. 前記第4のギャップ長は、前記第2のグループに含まれる複数のスライスのうちの互いに隣り合うスライスの間隔を表すスペーシングと同じ値に設定されている、請求項に記載の磁気共鳴装置。
  11. 前記第4のダミースライスと前記第5のダミースライスとの間には、第5のギャップ長が設けられている、請求項9又は10に記載の磁気共鳴装置。
  12. 前記第5のギャップ長は前記第3のギャップ長に等しい、請求項11に記載の磁気共鳴装置。
  13. 前記第4のダミースライスのスライス厚は、前記第2のグループに含まれているスライスのスライス厚と同じである、請求項8〜12のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  14. 前記ダミースライス設定手段は、前記血液の流速に基づいてダミースライスのスライス厚を設定する、請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  15. ダミースライスのスライス厚を表す情報を入力する入力手段を有し、
    前記ダミースライス設定手段は、前記入力手段から入力された情報に基づいて、ダミースライスのスライス厚を設定する、請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  16. 前記シーケンス群は、
    前記第1のダミースライスを励起するための第1のシーケンスと、前記第2のダミースライスを励起するための第2のシーケンスと、前記スライスを励起するための第3のシーケンスとを含む、請求項1〜15のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  17. 前記第1のシーケンスは、前記第1のダミースライスを励起するための第1の励起パルスと、前記第1のダミースライスを選択するための第1のスライス選択勾配パルスとを含み、
    前記第2のシーケンスは、前記第2のダミースライスを励起するための第2の励起パルスと、前記第2のダミースライスを選択するための第2のスライス選択勾配パルスとを含み、
    前記第3のシーケンスは、前記スライスを励起するための第3の励起パルスと、前記スライスを選択するための第3のスライス選択勾配パルスとを含み、
    前記第1および第2の励起パルスは、前記第3の励起パルスと同じ波形を有しており、
    前記第1および第2のスライス選択勾配パルスの磁場強度は、前記第3のスライス選択勾配パルスの磁場強度よりも小さい、請求項16に記載の磁気共鳴装置。
  18. 血液が流れる部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記複数のスライスに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定し、前記複数のスライスの各々と、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行し、前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する磁気共鳴装置であって前記第1のダミースライスを励起するためのシーケンス、および前記第2のダミースライスを励起するためのシーケンスが、前記スライスを励起するためのシーケンスの励起パルスと同じ波形を有する励起パルスを含むように、シーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定処理、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 血液を含む部位に、第1の方向に並ぶ複数のスライスを設定し、前記複数のスライスを複数のグループに分け、前記グループに対して前記第1の方向に存在する部位に第1のダミースライスを設定し、前記グループに対して前記第1の方向とは反対方向に存在する部位に第2のダミースライスを設定し、前記グループに含まれるスライスと、前記第1のダミースライスと、前記第2のダミースライスとを励起するための複数のシーケンスを含むシーケンス群を繰り返し実行し、前記シーケンス群を実行することにより得られたデータに基づいて、前記複数のスライスの各々の画像を作成する磁気共鳴装置であって前記第1のダミースライスを励起するためのシーケンス、および前記第2のダミースライスを励起するためのシーケンスが、前記スライスを励起するためのシーケンスの励起パルスと同じ波形を有する励起パルスを含むように、シーケンスを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスの各々のスライス厚が、前記複数のスライスの各々のスライス厚よりも厚くなるように、前記第1のダミースライスおよび前記第2のダミースライスを設定するダミースライス設定処理、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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