JP6480229B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は迷惑電話であるか否かを判定するための技術に関する。
いたずら、セールス、詐欺等を目的とした、いわゆる迷惑電話を防止するための技術がある。例えば特許文献1には、発信側端末の電話番号が中継装置にて登録されているか否かをチェックし、未登録の場合には、発信側端末のユーザの声に対して声紋認証を実行することが開示されている。
特開2011−119953
文献1に記載の仕組みによれば、中継装置が迷惑電話と判定した場合は着信側端末に着信しないようにすることにより、着信側端末のユーザは迷惑電話に発呼があった事実を意識させることなく、迷惑電話を遮断することができる。このような仕組みにおいては判定の精度を向上させることが重要となるが、発信側端末というハードウェアそのものを識別して判定するだけでは、判定精度として十分ではない場合がある。
そこで、本発明は迷惑電話か否かを判定するときの精度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザのスケジュールを含む情報を取得する取得部と、各々のユーザのスケジュールと当該スケジュールに応じてそれぞれ異なる認証方法とが対応付けられており、前記取得部により取得された前記情報に含まれるスケジュールに応じた認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部とを有する中継装置を提供する。
本発明は、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザの属性及び位置を含む情報を取得する取得部と、ユーザの属性及び位置と当該属性及び位置に応じてそれぞれ異なる認証方法とが対応付けられており、前記取得部により取得された前記情報に含まれる属性及び位置に対応する認証方法で、発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部とを有する中継装置を提供する。
本発明は、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記情報に応じて異なる認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部であって、取得した前記情報に基づいて、電話番号を収録した第1データベース及び人の声に関する情報を収録した第2データベースのうち、利用するデータベースを変えて前記認証処理を行う認証部と、前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部と、前記取得部により取得された前記情報と、発信側端末及び着信側端末の音声通信における声のトーン又は当該音声通信に含まれるワードとに基づいて、前記第1データベース又は前記第2データベースに対する登録処理を行う登録部とを有する中継装置を提供する。
本発明は、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザに対するセンシング情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記情報に基づいて前記ユーザの忙しさの度合いを判定し、判定した度合いに応じた認証方法であって当該度合いが大きいほど認証の強度が高い認証方法で、発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部とを有する中継装置を提供する。
本発明によれば、迷惑電話か否かを判定するときの精度を向上させることが可能となる。
通信システムの構成を表す概念図。 認証強度を変更しない場合における中継装置の動作を示す図。 認証強度を変更する場合における中継装置の動作を示す図。 認証強度を変更する場合における中継装置の動作を示す図。 認証強度を変更する場合における中継装置の動作を示す図。 認証強度を変更する場合における中継装置の動作を示す図。
(1)構成
図1は、本実施形態に係る通信システム800の構成を概念的に表すブロック図である。通信システム800は、中継装置100、発信側端末201及び着信側端末202を含む。発信側端末201及び着信側端末202は、固定電話機、携帯電話機、携帯通信端末又はパーソナルコンピュータなどの通話機能を有する端末である。これらの端末には、それぞれの端末を呼び出すための電話番号が割り当てられている。端末はこの電話番号を用いて通話相手となる端末を呼び出し、中継装置100を介して通話回線を確立する。各端末のユーザはこの通話回線を介してお互いに通話を行う。
発信側端末201の音声通信部211は、マイク、スピーカ、音声処理回路、通話に関するソフトウェア等の、中継装置100を介して相手の端末と音声通信を行うためのハードウェア及びソフトウェアを含む。発信側端末201の入力部212は、テンキー、キーボード、ダイヤル、ボタン等の、ユーザの指示を入力するための機構である。発信側端末201及び着信側端末202は、音声通信以外の機能として、同一の機能を備えてもよいし、異なる機能を備えていてもよい。発信側端末201及び着信側端末202は、どちらも音声通信の発信側にも着信側にもなり得るが、ここでは、発信側端末201を発信側、着信側端末202を着信側と仮定する。
中継装置100は、第1通信網901又は第2通信網902を運営する通信会社によって運用されるコンピュータであって、プロセッサや接続インタフェース等のハードウェアや、通信に関するソフトウェアを備えている。中継装置100は、制御部110、認証部120、記憶部130といった各機能を含み、端末間の音声通信を中継する。図1の例では、中継装置100が発信側端末201と着信側端末202との間の音声通信を中継する。第1通信網901及び第2通信網902は、上記通信会社によって運用されるネットワーク設備であり、例えば基地局や交換機等の複数の通信ノードや通信線によって構成される。発信側端末201及び着信側端末202は、第1通信網901及び第2通信網902を介して通信可能に接続される。なお、第1通信網901及び第2通信網902において用いられる通信プロトコルは、同一のものでもよいし、異なるものでもよい。
記憶部130は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶装置であって、中継装置100の動作に必要なプログラムのほか端末群やそのユーザ群についての情報など、中継装置100としての機能を実現するために必要な情報を記憶する。記憶部130に記憶される情報には、いわゆる迷惑電話を防止する機能を実現する際に参照される情報を含むデータベースである、電話帳DB131、声紋DB132及びユーザDB133が含まれる。
電話帳DB131は、所定の条件を満たす端末を識別する識別情報(例えば電話番号)を含む。具体的には、ブラックリストとホワイトリストとからなる。ブラックリストは、過去に迷惑電話とされた音声通信の発信側である端末や迷惑電話を発信する可能性が高いと推定された端末の識別情報の一覧であって、例えば通信システム800が管轄する端末のユーザや捜査機関等の団体から提供される。中継装置100の運用者は、提供された情報を電話帳DB131のブラックリストとして記憶部130に記憶させる。ホワイトリストとは、ユーザの申告等によって、迷惑電話の発信側となる可能性がないと判定される端末(典型的にはそのユーザの家族や知人などが利用する端末)の識別情報の一覧である。つまり、音声通信の発信側である端末の識別情報がブラックリストに合致すればその音声通信は迷惑電話と判定でき、ホワイトリストに合致すればその音声通信は迷惑電話でないと判定できる。どちらのリストにも合致しない場合は、電話番号だけでは迷惑電話か否かを判定することができないということになる。
声紋DB132は、人の声の特徴を表し、そのユーザを特定するために用いられる情報(以下、声紋データという)を含む。声紋データは例えば、音声データを周波数分析して縦軸に周波数を横軸に時間をとって音声波形のスペクトルの強度変化を等高線表示したデータ(スペクトルグラフ)や、スペクトルを特徴づけるパラメータなどを含み、各人に固有の音声情報である。声紋データの登録は、例えばユーザ自ら行ってもよいし、捜査機関等から提供されたものに基づき通信会社が行ってもよい。典型的には、声紋DB132のホワイトリストは、ユーザごとに用意され、当該ユーザの知人の声紋データを含む。声紋DB132のブラックリストは、迷惑電話の行為者として捜査機関等が特定した声の声紋データを含む。
電話帳DB131及び声紋DB132は、中継装置100が管轄する端末のユーザ全員に対して提供されるもの(共用データベース)であってもよいし、ユーザごとに設けられるものであってもよい。ユーザごとに設けた場合、電話帳DB131及び声紋DB132はそのユーザが利用する端末の識別情報に紐づけて用意され、カスタマイズ可能であってもよい。この場合、制御部110は、音声通信の接続要求にて着信側として指定された端末の識別情報を第1認証部121に出力し、認証部120はこの識別情報に対応するデータベースを使用する。
ユーザDB133は、各ユーザの属性(例えば各ユーザの年齢、性別、スケジュールなど)を示す情報(以下、属性データという)を含む。ユーザDB133はユーザが利用する端末の識別情報に紐づけて用意されている。属性データの登録は、ユーザ自らが行ってもよいし、通信会社が行ってもよい。この属性データは、認証部120による認証の強度を特定するのに用いられる。
認証部120は、第1認証部121及び第2認証部122を含む。第1認証部121は、発信側端末201の識別情報を電話帳DB131と照合し、その照合の結果(一致又は非一致)を制御部110に出力する。第2認証部122は、発信側端末201のユーザの音声データの特徴を声紋DB132と照合し、その照合の結果(一致又は非一致)を制御部110に出力する。
制御部110は、接続制御部119、録音部114及びメッセージ提供部115を含む。メッセージ提供部115は、発信側端末201及び着信側端末202に提供するための複数の音声メッセージを記憶し又はその音声メッセージを生成し、その音声メッセージを接続制御部119の要求に応じて接続制御部119に出力する。録音部114は、音声処理プロセッサやメモリ等からなり、第1通信網901を介して取得した発信側端末201のユーザの音声データを記録し、適宜加工して声紋データを生成し、接続制御部119に出力する。
認証部120は、発信側端末201から送信された着信側端末202への接続要求を受け付けると、発信側端末のユーザに対する認証の強度を特定する。接続制御部119は、発信側端末201について認証部120にて上記強度にて実行された認証の結果に応じて、着信側端末202に対して指示の入力を促す。接続制御部119は、着信側端末202にて接続要求に対する応答として入力された指示を取得し、上記認証結果と入力された上記指示との少なくともいずれかに基づいて接続要求に対する処理を行う。接続要求に対する処理とは、接続要求を許可する(回線の接続)、接続要求を拒否する(回線の切断)、及び発信側端末201のユーザの声を着信側端末202へ提供する、のいずれかである。
接続制御部119は、通信制御用のプロセッサやモジュールによって実現され、第1制御部111及び第2制御部113を含む。第1制御部111は発信側端末201に関する制御を行い、第2制御部113は着信側端末202に関する制御を行う。第1制御部111は、発信側端末201にて発話された音声の音声データを第1通信網901経由で取得すると、録音部114に出力する。また、第1制御部111は、発信側端末201に対して所定の音声メッセージを送信する。第2制御部113は要求部118及び取得部117を含む。要求部118は、メッセージ提供部115にて生成された音声メッセージを着信側端末202に送信し、着信側端末202に対して指示の入力、具体的には特定のキー(「#」)の押下などを促す。取得部117は、接続要求に対する応答として着信側端末202にて入力され、第2通信網902を介して送信された指示を取得する。また、取得部117は、着信側端末のユーザに関する情報をユーザDB133などから取得する。
(2)動作
(2−1)一律の判定条件に基づく迷惑電話判定動作
まず、本実施形態の理解を進めるため、通信システム800による迷惑電話判定時の基本的な動作を説明する。ここでいう迷惑電話判定時の基本的な動作とは、通信システム800が認証の強度を変更せずに一律の判定条件に基づいて迷惑電話判定を行うときの動作である。図2において、接続制御部119が発信側端末201から着信側端末202を指定した接続要求を受信すると(S300)、大別して2段階の認証処理、すなわち、第1認証部121による電話帳DB131に基づく認証処理(点線で示したS400)と、第2認証部122による声紋DB132に基づく認証処理(点線で示したS500)とが行われる。
まず、電話帳DB131に基づく第1段階の認証処理S400においては、第1認証部121は、発信側端末201の識別情報が電話帳DB131のホワイトリストに該当するかを判定する(S401)。ホワイトリストに該当する場合(S401:YES)、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出すための信号を送信する(以下、単に「呼び出す」という;S406)。呼び出しに気付いた着信側端末202のユーザが受話器を取るあるいは入力部212を操作するなどしてオフフック操作を行うと(以下、単に「電話に出る」という)、第2制御部113はメッセージMR1を着信側端末202に送信する(S402)。このメッセージMR1は、例えば「こちらは中継センターです。信頼できる相手からの着信です。お繋ぎします。」などの、着信側端末202のユーザにとって迷惑電話でないことを通知するための音声メッセージである。そして、接続制御部119は、発信側端末201と着信側端末202との間で通信回線を接続し、互いに音声通信を行える状態にする(S701)。
一方、ホワイトリスト非該当の場合(S401:NO)、第1認証部121は発信側端末201の識別情報を電話帳DB131のブラックリストと照合する(S403)。ブラックリストに該当する場合、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出す(S407)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113はメッセージMR2を着信側端末202に送信する(S404)。メッセージMR2は、例えば「注意が必要な着信です。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」等の、ユーザに注意を促すとともに指示を要求するための音声メッセージである。このようにして着信側端末202に指示(電話に出る/電話に出ない)の入力を促した後に(S405)、着信側端末202がユーザの指示を受け付けると、その指示内容を表す信号を中継装置100に送信する。接続制御部119は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S405:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S405:切る)、回線を切断する(S702)。
ホワイトリストにもブラックリストにも該当しない場合(S403:NO)、換言すると電話帳DB131だけでは迷惑電話か否かの判定がつきかねる場合、声紋DB132に基づく第2段階の認証処理S500に移行する。接続制御部119は、メッセージMT1を発信側端末201に送信する(S501)。メッセージMT1は、例えば「ただ今電話を取り次いでいます。音声認証を行うため、数秒間、お名前ご用件などをお話しください。認証が完了したらお繋ぎしますので、しばらくそのままお待ちください。なお、お話された声の情報はセンターに登録されます。」等の、発信側のユーザに対して音声認証の実施の了解を得るための音声メッセージである。この処理には、発信側端末201のユーザが迷惑行為者であった場合に心理的な警告を与えるという効果もある。
接続制御部119は、発信側端末201のユーザが発話した音声を取得すると、その音声をデジタルデータとして記憶し(S502)、認証部120に引き渡す。第1認証部121は、音声データを必要に応じて加工して声紋データを生成し、声紋DB132のホワイトリストと照合する(S503)。一致した場合、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S504)。接続制御部119は、着信側端末202のユーザが電話に出ると、メッセージMR3を送信し(S505)、回線を接続する(S701)。メッセージMR3は、例えば「知り合いとして声が登録されて人から電話があります。お繋ぎします。」などの迷惑電話でないことを通知する音声メッセージである。
一方、声紋DB132のホワイトリストに該当しない場合(S503;NO)、第2認証部122は声紋データを声紋DB132のブラックリストと照合する(S506)。ブラックリストに該当した場合(S506;YES)、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S507)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113はメッセージMR4を送信する(S508)。メッセージMR4は、例えば「注意が必要な着信です。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」等の、ユーザに注意を促すとともに指示を要求する音声メッセージである。第2制御部113は、着信側端末202から取得したユーザの指示内容に基づいて(S509)、回線の接続(S701)又は回線を切断(S702)のいずれかを実行する。
声紋DB132のブラックリストに該当しない場合(S506:NO)、換言すると、声紋認証を行ってもなお迷惑電話か否かの結論がでない場合、第2制御部113は着信側端末202を呼び出し(S601)、ユーザが電話に出ると、メッセージMR5を送信する(S602)。メッセージMR5は、例えば「迷惑電話の判定を機械で行いましたが、判定が付きませんでした。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを、相手の声を聞いてみる場合は「1」を、それぞれ押してください。」等の、電話に出る、電話に出ない、判定を保留して相手の声を聞いてみる、の3つの選択肢から一つを選択するように促す音声メッセージである。ここで、「1」が押された場合(S603:再生)、第2制御部113は、メッセージMR6(例えば「これからが録音した発信者の音声をお送りします。音声をお聞きになり、この電話に出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」などの音声メッセージ)を着信側端末202に送信した後(S604)、第2制御部113は録音された音声を着信側端末202に送信する。着信側端末202でこの音声再生される(S605)。この音声を聞いたユーザは、話の内容や声のトーンなどからこのユーザが迷惑行為者であるか否か判定し、指示を入力する。第2制御部113がこの指示を取得すると、指示に応じて回線の接続(S701)又は回線の切断(S702)を行う。また、第2制御部113は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S603:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S603:切る)、回線を切断する(S702)。
(2−2)着信側のユーザに応じて異なる判定条件に基づく迷惑電話判定動作
次に、図3〜図6を用いて、通信システム800が着信側のユーザに応じて異なる判定条件に基づいて迷惑電話判定を行う場合の動作について説明する。図3〜6において、図2と同じ処理には同一の符号を付している。図3において、第1認証部121が発信側端末201から着信側端末202を指定した接続要求を受信すると(S300)、接続制御部119の取得部117は、着信側端末202のユーザに関する情報を取得する。着信側端末202のユーザに関する情報とは、例えばそのユーザの属性(年齢、性別、スケジュール)や、そのユーザの位置である。取得部133は、ユーザの属性についてはユーザDB133に格納されている属性データを取得し、ユーザの位置についてはいわゆる位置登録データベース参照や基地局測位などを行うことにより取得する。位置登録とは、第2通信網902においていわゆる一斉呼出を行うための処理であり、この位置登録エリアを特定することで着信側端末202のユーザの位置が分かる。基地局測位とは、第2通信網902に含まれる各基地局が無線通信可能なセルの位置に基づく測位である。これらの測位技術は既によく知られているため、詳細な説明は省略する。
認証部120は、取得部117が取得した着信側端末202のユーザに関する情報に基づき、発信側端末201のユーザに対して行う認証の強度を特定する。認証の強度が高いほど、発信側端末201のユーザに通話を許可する条件が厳しくなる、つまり、着信側端末202のユーザと通話可能な相手が制限されることになる。例えば着信側のユーザが高齢(例えば65歳以上)で金融機関窓口やATMの近くに居るときは、金銭等を振り込ませるなどの詐欺の可能性が高いとして、認証の強度を高くする。また、着信側のユーザが高齢でもなく未成年でもない場合(例えば20〜60歳)で、発信の日時が着信側のユーザのスケジュールと照らし合わせたときに余暇中の時間帯であると判断される場合には(例えば平日の夜19:00以降及び休日)、認証の強度を中程度とする。また、着信側のユーザが高齢でもなく未成年でもない場合(例えば20〜60歳)で、発信の日時が着信側のユーザのスケジュールと照らし合わせたときに業務従事中の時間帯であると判断される場合には(例えば平日の19:00まで)の場合には、認証の程度を低くする。認証部120は特定した認証強度に基づいて図4〜6に示すような異なる認証処理に進む(S302)
(2−2−1)認証強度が高い場合
認証強度が高い場合(図3のS302:高)、図4において、第1認証部121は、発信側端末201の識別情報が電話帳DB131のホワイトリストに該当するかを判定する(S401)。該当する場合(S401:YES)、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出す(S406)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「こちらは中継センターです。信頼できる相手からの着信です。お繋ぎします。」などの、着信側端末202のユーザにとって迷惑電話でないことを通知するためのメッセージMR1を着信側端末202に送信する(S402)。そして、接続制御部119は、発信側端末201と着信側端末202との間で回線を接続し、互いに音声通信を行える状態にする(S701)。
ホワイトリスト非該当の場合(S401:NO)、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出す(S407)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「注意が必要な着信です。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」等の、ユーザに注意を促すとともに指示を要求するためのメッセージMR2を着信側端末202に送信する(S404)。このようにして着信側端末202に指示(電話に出る/電話に出ない)の入力を促した後に(S405)、着信側端末202がユーザの指示を受け付けると、その指示内容を表す信号を中継装置100に送信する。接続制御部119は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S405:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S405:切る)、回線を切断する(S702)。
(2−2−2)認証強度が中程度の場合
認証強度が中程度の場合(図3のS302:中)、図5において、第1認証部121は、発信側端末201の識別情報が電話帳DB131のホワイトリストに該当するかを判定する(S401)。該当する場合、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出す(S406)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「こちらは中継センターです。信頼できる相手からの着信です。お繋ぎします。」などの、着信側端末202のユーザにとって迷惑電話でないことを通知するためのメッセージMR1を着信側端末202に送信する(S402)。そして、接続制御部119は、発信側端末201と着信側端末202との間で回線を接続し、互いに音声通信を行える状態にする(S701)。
ホワイトリスト非該当の場合(S401:NO)、接続制御部119は、例えば「ただ今電話を取り次いでいます。音声認証を行うため、数秒間、適当な単語を発声して下さい。認証が完了したらお繋ぎしますので、しばらくそのままお待ちください。なお、お話された声の情報はセンターに登録されます。」等の、発信側のユーザに対して音声認証の実施の了解を得るためのメッセージMT1を発信側端末201に送信する(S501)。
接続制御部119は、発信側端末201のユーザが発話した音声を取得すると、その音声をデジタルデータとして記憶し(S502)、認証部120に引き渡す。第1認証部121は、音声データを必要に応じて加工して声紋データを生成し、声紋DB132のホワイトリストと照合する(S503)。一致した場合(S503:YES)、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S504)。接続制御部119は、着信側端末202のユーザが電話に出ると、例えば「知り合いとして声が登録されて人から電話があります。お繋ぎします。」などの迷惑電話でないことを通知するメッセージMR3を送信し(S505)、回線を接続する(S701)。
一方、声紋DB132のホワイトリストに該当しない場合(S503;NO)、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S601)。ユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「迷惑電話の判定を機械で行いましたが、判定が付きませんでした。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを、相手の声を聞いてみる場合は「1」を、それぞれ押してください。」等の、電話に出る、電話に出ない、判定を保留して相手の声を聞いてみる、の3つの選択肢から一つを選択するように促すメッセージMR5を送信する(S602)。ここで、「1」が押された場合(S603:再生)、第2制御部113は例えば「これからが録音した発信者の音声をお送りします。音声をお聞きになり、この電話に出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」などのメッセージMR6を着信側端末202に送信した後(S604)、第2制御部113は録音された音声を着信側端末202に送信する。着信側端末202でこの音声再生される(S605)。この音声を聞いたユーザは、話の内容や声のトーンなどからこのユーザが迷惑行為者であるか否か判定し、指示を入力する。第2制御部113がこの指示を取得すると、指示に応じて回線の接続(S701)又は回線の切断(S702)を行う。また、第2制御部113は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S603:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S603:切る)、回線を切断する(S702)。
(2−2−3)認証強度が低い場合
認証強度が低い場合(図3のS302:低)、図6において、第1認証部121は発信側端末201の識別情報を電話帳DB131のブラックリストと照合する(S403)。ブラックリストに該当する場合(S403:YES)、第2制御部113は、着信側端末202を呼び出す(S407)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「注意が必要な着信です。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」等の、ユーザに注意を促すとともに指示を要求するためのメッセージMR2を着信側端末202に送信する(S402)。着信側端末202に指示(電話に出る/電話に出ない)の入力を促した後に(S405)、着信側端末202がユーザの指示を受け付けると、その指示内容を表す信号を中継装置100に送信する。接続制御部119は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S405:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S405:切る)、回線を切断する(S702)。
電話帳DB131のブラックリスト非該当の場合(S403:NO)、接続制御部119は、例えば「ただ今電話を取り次いでいます。音声認証を行うため、数秒間、適当な単語を発声して下さい。認証が完了したらお繋ぎしますので、しばらくそのままお待ちください。なお、お話された声の情報はセンターに登録されます。」等の、発信側のユーザに対して音声認証の実施の了解を得るためのメッセージMT1を発信側端末201に送信する(S501)。接続制御部119は、発信側端末201のユーザが発話した音声を取得すると、その音声をデジタルデータとして記憶し(S502)、認証部120に引き渡す。第2認証部122は、音声データを必要に応じて加工して声紋データを生成し、声紋DB132のブラックリストと照合する(S506)。該当した場合(S506:YES)、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S507)。着信側端末202のユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「注意が必要な着信です。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」等のユーザに注意を促すとともに指示を要求するメッセージMR4を送信する(S508)。第2制御部113は、着信側端末202から取得したユーザの指示内容に基づいて(S509)、回線の接続(S701)又は回線を切断(S702)のいずれかを実行する。
声紋DB132のブラックリストに該当しない場合(S506:NO)、第2制御部113は着信側端末202を呼び出す(S601)。ユーザが電話に出ると、第2制御部113は、例えば「迷惑電話の判定を機械で行いましたが、判定が付きませんでした。電話にでますか?出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを、相手の声を聞いてみる場合は「1」を、それぞれ押してください。」等の、電話に出る、電話に出ない、判定を保留して相手の声を聞いてみる、の3つの選択肢から一つを選択するように促すメッセージMR5を送信する(S602)。ここで、「1」が押された場合(S603:再生)、第2制御部113は、メッセージMR6(例えば「これからが録音した発信者の音声をお送りします。音声をお聞きになり、この電話に出る場合は「♯」を、出ない場合は「*」キーを押してください。」などの音声メッセージ)を着信側端末202に送信した後(S604)、第2制御部113は録音された音声を着信側端末202に送信する。着信側端末202でこの音声再生される(S605)。この音声を聞いたユーザは、話の内容や声のトーンなどからこのユーザが迷惑行為者であるか否か判定し、指示を入力する。第2制御部113がこの指示を取得すると、指示に応じて回線の接続(S701)又は回線の切断(S702)を行う。また、第2制御部113は、取得した指示が電話に出ることを示す場合(S603:出る)、回線を接続し(S701)、電話に出ないとの指示を取得した場合は(S603:切る)、回線を切断する(S702)。
上記実施例においては、着信側端末のユーザの属性や位置など、そのユーザに関する情報に基づいて発信側のユーザに対する認証の強度を変えて認証処理を行う。つまり、受信側の状況・都合という従来よりもきめ細やかな条件に応じて異なる認証方法で認証されることになるから、迷惑電話か否かを判定するときの精度を向上させることが可能となる。
(3)変形例
本発明は上述した実施形態に限定されず、次のような変形が可能である。なお、以下の各変形例の内容は適宜組み合わせてもよい。
実施形態では、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、着信側端末のユーザに関する情報に応じて異なる認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行っていたが、着信側端末のユーザに関する情報は、そのユーザに固有の情報であればどのようなものでもよい。例えばこの情報は、着信側端末のユーザに対するセンシング情報を含んでもよい。具体的には、ユーザの心拍や発汗、瞳孔の動きなどをセンシングするセンシング装置を着信側端末202に接続し、認証部120はこれらのセンシング情報を着信側端末202から取得して分析し、所定のアルゴリズムに基づいてそのユーザの忙しさの度合いを判定する。認証部120は、忙しいと判定したときには、通話の応対に対する余裕がないとみなし、認証の強度を高くし、忙しくないと判定したときには、通話の応対に対する余裕があるとみなし、認証の強度を低くする。
着信側端末202のユーザに関する情報に基づいて認証強度を特定するときの具体的なルールは、実施形態で例示した内容に限らない。着信側端末202のユーザの属性に関する情報(年齢、性別、スケジュールなど)、そのユーザの位置に関する情報、そのユーザに対するセンシング情報をどのように組み合わせてもよいし、また、これら以外の情報を用いてもよい。
制御部110は、着信側端末202のユーザの操作に応じて、記憶部130内の電話帳DB131又は声紋DB132を更新してもよい。例えば、制御部110は、着信側のユーザに対して電話に出るか出ないかを問い合わせた結果、着信側端末202においてユーザが電話に出ないことを意味する操作を行った場合、その発信側端末201の識別情報を電話帳DB131のブラックリストに登録してもよい。また、着信側端末202においてユーザがいったん電話に出たが、その音声通信の途中や終話後に、そのユーザが迷惑電話であることを意味する操作を行った場合、制御部110は、その発信側端末201の識別情報を電話帳DB131のブラックリストに登録したり、その発信側のユーザの声紋データを声紋DB132のブラックリストに登録する。このように着信側のユーザの明示的な操作があった場合には、発信側は迷惑行為者であると判断してよいからである。
また、制御部110は、着信側端末202のユーザに関する情報と、発信側端末201及び着信側端末202で行われた音声通信の内容とに応じて、記憶部130内の電話帳DB131又は声紋DB132を更新してもよい。例えば、制御部110は、着信側のユーザが高齢(例えば65歳以上)で、音声通信において声のトーンが緊迫している場合(声の周波数が閾値以上)又は所定のワード(振込、お金など)が検出された場合に、その音声通信の終話後に着信側端末202に対して警告のメッセージを送信してから、その発信側端末201の識別情報を電話帳DB131のブラックリストに登録したり、その発信側のユーザの声紋データを声紋DB132のブラックリストに登録する。このような状況では、客観的に、その声の主は迷惑行為者である可能性が高いと推定されるからである。
中継装置100から着信側端末202への指示の入力を促す方法として、音声に換えて又は音声とともに、着信側端末202が有する報知機能を利用してもよい。例えば、着信側端末202が携帯端末などのデータ伝送機能を有する通信機器である場合、着信通知を中継装置100から受信した場合に起動される通話用のアプリケーションにおいて、指示の入力を促すための所定の文字や画像を画面に表示する。あるいは、着信側端末202に備わっているキーやボタンを発光させたり、所定の音を放音したり、バイブレーション機能を用いて着信側端末202の筐体を振動させたりしてもよい。
指示を入力する方法として、ボタンの押下に換えて又はボタンの押下と組み合わせて、着信側端末202が有する入力機能を用いてもよい。例えば、着信側端末202が音声認識機能を有する場合、ユーザは所定の音声(「電話に出る」/「電話に出ない」など)を着信側端末202に対して発音し、音声認識処理を実行してその音声の指示内容を特定し、特定した指示内容を制御信号に変換して中継装置100に送信する。
ユーザが指示できる内容として設定するのは、電話に出る、電話に出ない、処理内容を保留してとりあえず相手の声を聞く、の3つに限らない。例えば、ユーザは中継装置100が有する発信側端末201やその所有者に関する情報の一部を提供することを要求してもよい。さらに、ユーザに要求するのは、接続要求を受け入れるか拒絶するかの最終判定でなくてもよい。例えば、認証結果に関わらず、ユーザの意向を訊ね、中継装置100において、所定のアルゴリズムを用いて認証結果とユーザの意向とを総合的に判定して当該最終判定を下してもよい。一例として、認証部120は認証結果を二択でなく確率(0〜100%)で算出し、ユーザが指示できる内容を(電話に出る/出ない)の二択であるとする。そして、ユーザが電話に出ることを希望した場合でも、迷惑電話である可能性が非常に高い(例えば95%)場合は、中継装置100は回線を切断する。この場合、結果的にはユーザの意向が無視されたことになるが、電話を取ったとした場合にユーザが不利益や被害を受けるリスクが低減する。要するに、機械による自動的な判定とユーザによる手動判定の両者を用いて、接続供給に対する処理内容について最終的な決定がなされればよい。
上述した、データベースに登録するデータの内容や形式、及び判定の方法(アルゴリズム)については、本発明の一例にすぎない。登録内容に関しては、発信された電話が迷惑電話か否かを判定するために用いることができる情報であればよい。判定方法に関し、例えばホワイトリスト及びブラックリストをセットで用いる必要はなく、いずれか一方のみを用いてよい。また、同一のデータ種類について3以上のデータベースを構築してもよい。例えば、迷惑度の蓋然性が高い順に、ブラックリスト,グレーリスト、ホワイトリストを用意する。また、2種類の判定を行う場合、判定の順序は任意である。例えば、先に声紋認証を実行してもよい。
認証部120によって得られた判定結果を着信側端末202に通知する処理を省略してもよい。例えば、ホワイトリストに該当する場合、ユーザに注意を喚起する必要がないので、通知行うことなく回線を接続する。逆に、ブラックリストが確度の高いものであってほぼまちがいなく迷惑電話であると推定できる場合、ユーザに確認を求める実益がないので、通知行うことなく回線を切断してもよい。このように、判定結果によっては、接続処理についての確認をユーザに求めることなく、接続要求に対する処理を自動的に行う。これにより、ユーザに対して中継装置100にて迷惑電話防止機能が実行されていることを感じさせないようにすることができる。この結果、ユーザに指示を求められた場合の戸惑いや煩わしさを感じさせる虞が低減する。
また、ホワイトリストに該当する場合であっても、念のため、ユーザに電話に出るか否か等の指示を要求してもよい。
どの判定結果の場合に、どのような通知や指示入力の要求を行うか否かについては、ユーザの希望、利便性、システム全体として実現したい迷惑電話の遮断効果、データベースを用いた判定の精度等の要素を加味して決定することができる。
どのような判定結果の場合にどのようにユーザを関与させるのかについては、条件を調整することにより、ユーザの負担が過度に増えるということがないようにシステムを構成することができる。例えば、ユーザの自身の好み(できるだけ自動的に判定してほしいのか、できるだけ自分で判定したいのかなど)や状況(過去に迷惑電話が係ってくるケースが多いのかなど話)を迷惑電話の判定に反映させることができる。すなわち、迷惑電話防止機能をユーザごとにカスタマイズすることも可能である。
実施形態で説明した装置構成、システム構成及びデータ構成はあくまで例示であり、本発明の実施はこの例示内容に限定されない。例えば、中継装置100と着信側端末202との間において、それぞれが備える機能の統合や移転は任意に行い得る。具体的には、実施形態に係る中継装置100は、発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記情報に応じて異なる認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部とを備えていたが、これらを着信側端末202が備えるようにしてもよい。つまり、着信側端末202内の中継装置としての機能が、着信側端末202内の通信端末としての機能に対する音声通信の中継を行う。この場合、着信側端末202は、自端末に対して着信(接続要求)があると、自端末の記憶手段等に記憶された、ユーザに関する情報を読み出し(取得し)、読み出した情報に応じて異なる認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行い、その認証結果に応じて着信(接続要求)を許可したり許可しなかったりするなどの対応処理を行う。
制御部110によって実行されるコンピュータプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピーディスク(登録商標)、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。また、携帯電話網やインターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
100 中継装置、201 発信側端末、202 着信側端末、110 制御部、120 認証部、130 記憶部

Claims (4)

  1. 発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザのスケジュールを含む情報を取得する取得部と、
    各々のユーザのスケジュールと当該スケジュールに応じてそれぞれ異なる認証方法とが対応付けられており、前記取得部により取得された前記情報に含まれるスケジュールに応じた認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、
    前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部と
    を有する中継装置。
  2. 発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザの属性及び位置を含む情報を取得する取得部と、
    ユーザの属性及び位置と当該属性及び位置に応じてそれぞれ異なる認証方法とが対応付けられており、前記取得部により取得された前記情報に含まれる属性及び位置に対応する認証方法で、発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、
    前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部と
    を有する中継装置。
  3. 発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記情報に応じて異なる認証方法で発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部であって、取得した前記情報に基づいて、電話番号を収録した第1データベース及び人の声に関する情報を収録した第2データベースのうち、利用するデータベースを変えて前記認証処理を行う認証部と、
    前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部と、
    前記取得部により取得された前記情報と、発信側端末及び着信側端末の音声通信における声のトーン又は当該音声通信に含まれるワードとに基づいて、前記第1データベース又は前記第2データベースに対する登録処理を行う登録部と
    を有する中継装置。
  4. 発信側端末から着信側端末への音声通信の接続要求があった場合に、当該着信側端末のユーザに対するセンシング情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記情報に基づいて前記ユーザの忙しさの度合いを判定し、判定した度合いに応じた認証方法であって当該度合いが大きいほど認証の強度が高い認証方法で、発信側端末のユーザに対する認証処理を行う認証部と、
    前記認証部による認証結果に応じて前記接続要求を処理する接続制御部と
    を有する中継装置。
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