JP6480137B2 - 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 - Google Patents
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Description
また、この吐出容器には、持ち歩き時などにおいて誤って受け皿が押し込まれ、内容物が吸い上げられてしまうのを防止するため、カバー体が設けられている。
本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器体と、前記容器体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器と、前記ステムに装着されるとともに、前記ステム内に連通する連通孔が形成された中皿と、前記中皿に上下動自在に外装されるとともに、容器軸方向に貫通する吐出孔が形成された頂壁部を有し、前記吐出孔から前記頂壁部における上方を向く吐出面上に内容物を吐出する外装体と、を備え、前記外装体は、前記頂壁部における下方を向く供給面が前記中皿に当接または近接する待機位置と、前記供給面が前記中皿から上方に離れ、これらの供給面と中皿との間に前記ステムおよび連通孔からの内容物を径方向の外側に拡散して前記吐出孔に供給する拡散室を形成する吐出位置と、の間を上下動自在に配設され、前記外装体および前記中皿には、互いに係合することによって、前記吐出位置に位置する前記外装体の前記中皿に対する下方移動を規制する第1規制部が各別に形成され、前記容器体は、前記待機位置に位置する前記外装体に係合し、前記外装体の下方移動を規制する第2規制部を備えることを特徴とする。
その後、外装体への押圧を解除し、ステムの上方付勢力を利用して中皿および外装体を上昇させ、容器体内の内容物の、ステムを通しての拡散室への供給を停止する。続いて、外装体を下降させて待機位置に復帰させることにより、供給面を中皿に当接または近接させる。すると、外装体を下降させる前に拡散室内に残留していた内容物が、拡散室から外部に押し出される。
このようにして外装体を下降させ、待機位置に位置させると、容器体が外装体の下方移動を規制する第2規制部を備えているので、外装体が誤ってそれ以上下降させられることがない。
また、拡散室内に残留していた内容物を、外装体を待機位置に復帰させることによって拡散室から押し出すことができるので、外装体内における内容物の残量を低減することができる。このように外装体内における内容物の残量を低減することで、例えば、外装体内を清浄に保持し易くすること等もできる。
また、容器体が第2規制部を備えていることにより、待機位置に位置する外装体が誤って下降させられることがなく、したがって誤作動が防止される。
以下、図面を参照して本発明に係る第1実施形態の吐出容器を詳細に説明する。
図1から図5に示すように、吐出容器10は、容器本体11と、吐出器12と、固定部材13と、中皿14と、外装体15と、を備えている。吐出容器10は、例えば泡体や高粘性材料など、吐出後に少なくとも一定時間、形状を保持可能な内容物を吐出する。
吐出器12は、容器本体11の口部16に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム19を備えている。ステム19は、容器軸Oと同軸に配置されたもので、前記環状凹部18よりも小径に形成されて、前記頂壁17を貫通している。ステム19において容器本体11内に位置する部分には、吐出弁(図示せず)が設けられている。
なお、前記の容器本体11および吐出器12は、容器本体11内に収容された内容物をステム19から吐出する吐出容器本体20を構成している。図示の例では、吐出容器本体20として、内部に液状の内容物が収容されたエアゾール缶を採用している。
連結部23は、容器本体11の口部16の上側に配置されており、内筒部22および外筒部21の上端部同士を連結している。このような構成により、固定部材13は外筒部21と内筒部22とによって口部16を挟持した状態で、容器本体11に固定されている。
摺動筒30は、固定部材13の外筒部21に回転不能に外嵌している。すなわち、摺動筒30の内周面には容器軸O方向に沿う係合溝(図示せず)が形成されており、この係合溝に外筒部21の外周面に形成された係合凸条が係合することにより、摺動筒30は固定部材13の外筒部21に対する周方向への回転が規制されている。ただし、摺動筒30は、固定部材13の外筒部21に対して容器軸O方向へは移動可能に構成されている。
ガイド筒31は、容器軸Oと同軸に配置されたもので、その内側にステム19が挿通している。ガイド筒31は、ステム19よりも大径とされ、ステム19に外嵌されている。
操作前の初期状態では、外装体15が図1に示すような待機位置に配置され、図4中に実線で示すように案内溝37の上側溝37bが案内突起38に係合している。このとき、ステム19にはその内部に芯体25が挿通しており、その状態でステム19は外装体15の頂壁部24に閉塞させられている。また、容器本体11の肩部11aからなる第2規制部により、外装体15の下方移動が規制されている。これにより、容器本体11から内容物が吐出されることが規制されている。
内容物が、複数の吐出孔26を各別に通過して成形されると、複数の造形片が形成され、これらの造形片が吐出面27上で組み合わされることで、造形物が形成される。なお、吐出孔26によって造形された造形片は、吐出孔26が延びる方向に長く成形される。
また、容器体40が容器本体11の肩部11aからなる第2規制部を備えていることにより、待機位置において誤って外装体15が下降させられることがなく、したがって誤作動を防止することができる。
また、第1規制部を、案内突起38と案内溝37の下側溝37aとによって構成しているので、案内突起38を下側溝37aに係合させることで、吐出位置に位置する外装体15の中皿14に対する下方移動を確実に規制することができ、したがってこの状態で外装体15を押圧することでステム19からの内容物の吐出を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の吐出容器を説明する。
図6は、第2実施形態の吐出容器50を示す図であって、外装体15が待機位置に位置する状態を示す図である。この第2実施形態の吐出容器50が第1実施形態の吐出容器10と異なるところは、容器体40の構成と、外装体15が待機位置に位置する状態で、この外装体15の下方移動を規制する第2規制部が、容器本体11の肩部11aとは別に形成されている点である。
また、固定部材13のフランジ部21aによって第2規制部を形成しているので、第2規制部を高い寸法精度で形成することができる。したがって、外装体15をより高い精度で待機位置に位置させることができ、待機位置において外装体15が下降させられることによる誤作動をより確実に防止することができる。
例えば、前記実施形態では移動機構36を構成する案内溝として、図4に示す構成の案内溝37を採用したが、これに代えて、図7中に実線、および二点鎖線で示すように周方向に延びる下側溝42aと、下側溝42aにおける周方向の一方側の端部から上方に向けて延びる縦溝42bと、を備える案内溝42を採用してもよい。
また、前記実施形態では、案内溝37(42)を外装体15の筒部41に設け、案内突起38を中皿14の摺動筒30に設けたが、本発明はこれに限定されることなく、案内溝37(42)を摺動筒30に設け、案内突起38を筒部41に設けてもよい。ただし、案内溝37を摺動筒30に設け、案内突起38を筒部41に設けた場合には、摺動筒30に設けた案内溝37の上側溝37bが、外装体15が吐出位置に位置するときに案内突起38が位置する第1溝となり、下側溝37aが、外装体15が待機位置に位置するときに案内突起38が位置する第2溝となる。
また、前記実施形態では、吐出面27上に造形物を形成するようにしたが、吐出面27上に造形物を形成せず、単に内容物を吐出するようにしてもよい。
また、例えば吐出容器10により造形する造形物の形状や、吐出する内容物の用途などにより、吐出孔26の数や形状を適宜変更することが可能であり、例えば、吐出孔26が1つであってもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器体と、
前記容器体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器と、
前記ステムに装着されるとともに、前記ステム内に連通する連通孔が形成された中皿と、
前記中皿に上下動自在に外装されるとともに、容器軸方向に貫通する吐出孔が形成された頂壁部を有し、前記吐出孔から前記頂壁部における上方を向く吐出面上に内容物を吐出する外装体と、を備え、
前記外装体は、前記頂壁部における下方を向く供給面が前記中皿に当接または近接する待機位置と、前記供給面が前記中皿から上方に離れ、これらの供給面と中皿との間に前記ステムおよび連通孔からの内容物を径方向の外側に拡散して前記吐出孔に供給する拡散室を形成する吐出位置と、の間を上下動自在に配設され、
前記外装体および前記中皿には、互いに係合することによって、前記吐出位置に位置する前記外装体の前記中皿に対する下方移動を規制する第1規制部が各別に形成され、
前記容器体は、前記待機位置に位置する前記外装体に係合し、前記外装体の下方移動を規制する第2規制部を備えることを特徴とする吐出容器。 - 前記外装体および前記中皿のうちのいずれか一方には案内溝が形成されるとともに、他方には前記案内溝に移動自在に配設された案内突起が形成され、
前記案内溝は、外装体が前記吐出位置に位置するときに案内突起が位置する周方向に延びる第1溝と、前記第1溝に対して上下方向および周方向の一方側の双方向に離れて位置するとともに周方向に延び、かつ外装体が待機位置に位置するときに案内突起が位置する第2溝と、前記第1溝における周方向の一方側の端部と前記第2溝における周方向の他方側の端部とを連結する接続溝と、を備え、
前記第1規制部は、前記案内突起と、前記第1溝と、により構成されていることを特徴とする請求項1記載の吐出容器。 - 前記容器体は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に固定された固定部材とを備え、
前記固定部材には、径方向外方に延びるフランジ部が設けられ、前記第2規制部は、前記フランジ部によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吐出容器。
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