JP6478755B2 - バックライト装置およびそれを備えた液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バックライト装置に関し、より詳しくは、光源にLED(発光ダイオード)を採用している液晶表示装置用のバックライト装置に関する。
近年、デジタル機器の高機能化・高性能化が顕著であり、各種画像に関する高品質化への要求が高まっている。そこで、表示装置,印刷装置,撮像装置などの分野においては、従来より、色再現範囲(「色域」とも呼ばれている。)の拡大が図られている。液晶テレビジョンなどの液晶表示装置に関しては、例えばバックライト装置やカラーフィルタを改良することによって色再現範囲の拡大が図られている。
ところで、液晶表示装置においては、3原色の加法混色によって色の表示が行われる。このため、透過型の液晶表示装置には、赤色成分,緑色成分,および青色成分を含む白色光を液晶パネルに照射することのできるバックライト装置が必要とされる。バックライト装置の光源には、従来、CCFLと呼ばれる冷陰極管が多く採用されていた。しかしながら、近年、消費電力の低さや輝度制御の容易さなどの観点からLEDの採用が増加している。
上述したように、透過型の液晶表示装置には、白色光を液晶パネルに照射することのできるバックライト装置が必要とされる。そこで、例えば、青色LED素子952を黄色蛍光体954で覆った構造の白色発光体950を光源とするバックライト装置(図22参照)や、青色LED素子962を赤色蛍光体964および緑色蛍光体966で覆った構造の白色発光体960を光源とするバックライト装置(図23参照)が用いられている。また、赤色LED素子932からなる赤色発光体930と緑色LED素子922からなる緑色発光体920と青色LED素子942からなる青色発光体940とを光源とするバックライト装置(図24参照)も用いられている。上述した各構成において、各蛍光体は、対応するLED素子から発せられる光によって励起されて発光する。なお、一般的にはLED素子がレンズで覆われた状態のものも「LED」と呼ばれているが、本明細書においては、当該状態のものをLED素子と明確に区別するために「発光体」という。また、本明細書においては、白色光を発するために形成された例えば図24に示すような一組の光源群のことを「LEDモジュール」という。
図24に示す構成によれば、図22に示す構成や図23に示す構成に比べて、駆動回路が複雑になり、高コスト・高消費電力となる。しかしながら、色再現範囲については、図22に示す構成や図23に示す構成を採用した場合よりも図24に示す構成を採用した場合の方が広くなる。従って、従来、広い色再現範囲を実現する際には、図24に示す構成のLEDモジュールが光源に採用されることが多かった。しかしながら、発光体に用いる蛍光体の近年の技術の進歩により、図24に示す構成のLEDモジュールよりも広い色再現範囲を実現するLEDモジュールが提供されている。具体的には、図25に示すような、青色LED素子912を赤色蛍光体914で覆った構造のマゼンタ色発光体910と緑色LED素子922からなる緑色発光体920とによって構成されたLEDモジュールが提供されている。図25に示す構成のLEDモジュールによれば、2つの波長(青色の波長および赤色の波長)が発光スペクトルのピーク波長となるような光がマゼンタ色発光体910から発せられ、緑色の波長が発光スペクトルのピーク波長となるような光が緑色発光体920から発せられる。そして、これらの光の合成光が白色光となる。図25に示す構成のこのLEDモジュールによれば、図24に示す構成のLEDモジュールよりも広い色再現範囲が得られる。以上のように、液晶表示装置に関しては、図25に示した構成のLEDモジュールをバックライト装置の光源とすることによって、色再現範囲の拡大が行われている。
なお、本件発明に関連して、以下の先行技術文献が知られている。特開2008−97896号公報には、複数の白色LEDの間に補正用LEDを設けることによって色再現性の調整を可能にする技術が開示されている。特開2008−96492号公報には、3原色のうちの緑色の波長域の相対光度を増大させた白色LED,赤色LED,および青色LEDからなるLEDモジュールを光源として採用することによって表示画面の色再現性を最適化する技術が開示されている。特開2007−141548号公報には、白色LEDと赤色LEDと緑色LEDと青色LEDとを一体化したLEDモジュールを光源として採用することによって表示画面の色再現性を最適化する技術が開示されている。国際公開2009/110129号パンフレットには、輝度を独立して制御することのできる4色のLED(赤色LED,緑色LED,青色LED,およびシアン色LED)を光源として採用することによって高精細な多原色表示や忠実な色再現を行う技術が開示されている。
特開2008−97896号公報 特開2008−96492号公報 特開2007−141548号公報 国際公開2009/110129号パンフレット
ところが、図25に示した構成のLEDモジュールが採用されている場合には、色ムラが生じることがある。これについて、以下に詳しく説明する。表示装置に関しては、例えば目的に応じた色の映像表示が行われるよう、色温度の調整が可能なものがある。一般に色温度の調整は3原色(赤色,緑色,および青色)のそれぞれのゲイン(入力信号の強さに対して実際に表示される色の強さ)を調整することによって行われるが、光源の輝度を制御することによって色温度を調整することもできる。これに関し、図25に示した構成のLEDモジュールによれば、マゼンタ色発光体910からの発光を制御することによってマゼンタ色の輝度が制御され、緑色発光体920からの発光を制御することによって緑色の輝度が制御される(図26参照)。しかしながら、輝度を独立に制御することができるのが2色(マゼンタ色および緑色)だけであるので、たとえ色温度の調整が行われても、複数のLED間での波長や光度のばらつきに起因して白色(白色点)のばらつきが生じる。その結果、色ムラが生じる。
そこで本発明は、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置を実現することを目的とする。
第1の発明は、論理的に複数のエリアに分割される表示部を有する表示パネルの背面に光を照射するバックライト装置であって、
光源に発光ダイオード素子を用いたバックライト本体部と、
前記バックライト本体部に含まれる光源を駆動するバックライト駆動部と
を備え、
前記バックライト本体部は、
発光ダイオード素子を含み、2つのピーク波長を有する光を発する第1の発光体と、
発光ダイオード素子を含み、前記第1の発光体から発せられる光が有する2つのピーク波長とは異なる1つのピーク波長を有する光を発する第2の発光体と
からなり、
前記バックライト駆動部は、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度をそれぞれ独立にかつエリア毎に制御し、全てのエリアについて、xy色度図上において前記第1の発光体から発せられる光と前記第2の発光体から発せられる光との合成光の色度座標が黒体軌跡上の色度座標となるように、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度を制御することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記バックライト駆動部は、前記合成光の色度座標が前記第1の発光体から発せられる光の色度座標と前記第2の発光体から発せられる光の色度座標とを結ぶ直線と前記黒体軌跡との交点の色度座標となるように、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度を制御することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記第1の発光体は、青色発光ダイオード素子と赤色蛍光体とからなり、
前記第2の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなることを特徴とする。
第4の発明は、第1または第2の発明において、
前記第1の発光体は、青色発光ダイオード素子と緑色蛍光体とからなり、
前記第2の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなることを特徴とする。
第5の発明は、第1または第2の発明において、
前記第1の発光体は、緑色発光ダイオード素子と赤色蛍光体とからなり、または、赤色発光ダイオード素子と緑色蛍光体とからなり、
前記第2の発光体は、青色発光ダイオード素子からなることを特徴とする。
第6の発明は、液晶表示装置であって、
前記表示パネルとしての液晶パネルと、
第1から第5までのいずれかの発明に係るバックライト装置と
を備えることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、バックライト装置の光源は、複数のピーク波長を有する光を発する第1の発光体と、第1の発光体から発せられる光が有する複数のピーク波長とは異なる1つのピーク波長を有する光を発する第2の発光体とによって構成される。ここで、第1の発光体に蛍光体を含めることにより、光源に赤色発光ダイオード素子,緑色発光ダイオード素子,および青色発光ダイオード素子が用いられている場合と比較して、色再現範囲を広くすることができる。また、第1の発光体から発せられる光の輝度および第2の発光体から発せられる光の輝度は、バックライト駆動回路によってエリア毎に制御される。これにより、白色点の調整がエリア毎に行われるので、表示部全体での白色点のばらつきを小さくすることができる。以上より、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、表示装置用のバックライト装置が実現される。また、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡上の色度座標となるように、第1の発光体から発せられる光の輝度および第2の発光体から発せられる光の輝度の調整が行われる。このため、表示部全体での白色点のばらつきが顕著に小さくなり、効果的に色ムラの発生が抑制される。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明と同様、表示部全体での白色点のばらつきが顕著に小さくなり、効果的に色ムラの発生が抑制される。
上記第3の発明によれば、マゼンタ色および緑色の輝度を独立にかつエリア毎に制御することによって、表示部全体での白色点のばらつきを小さくすることができる。
上記第4の発明によれば、シアン色および赤色の輝度を独立にかつエリア毎に制御することによって、表示部全体での白色点のばらつきを小さくすることができる。
上記第5の発明によれば、黄色および青色の輝度を独立にかつエリア毎に制御することによって、表示部全体での白色点のばらつきを小さくすることができる。
上記第6の発明によれば、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置が実現される。
本発明の第1の実施形態に係るバックライト装置によるLED(LED素子)の駆動について説明するための図である。 上記第1の実施形態に係るバックライト装置を備えた液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、ローカルディミング処理について説明するための図である。 上記第1の実施形態におけるバックライト本体部の概略構成を示す図である。 上記第1の実施形態において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 上記第1の実施形態において、バックライト駆動回路の一構成例を示す回路図である。 上記第1の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するための図である。 上記第1の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 マゼンダ色の輝度を全てのエリアで等しくするとともに緑色の輝度を全てのエリアで等しくした場合の白色点のばらつきについて説明するための図である。 上記第1の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 上記第1の実施形態における白色点のばらつきについて説明するための図である。 LEDモジュールの構成の違いによる発光スペクトルの違いについて説明するための図である。 LEDモジュールの構成の違いによる色再現範囲の違いについて説明するためのxy色度図である。 本発明の第2の実施形態において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 上記第2の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するための図である。 上記第2の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 上記第2の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 本発明の第3の実施形態において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 上記第3の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するための図である。 上記第3の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 上記第3の実施形態に係るバックライト装置による白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置による白色点の調整について説明するための図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態および第3の実施形態に関しては、第1の実施形態と同様の点については適宜説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成および動作>
図2は、本発明の第1の実施形態に係るバックライト装置を備えた液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、バックライト装置100と表示制御回路200とソースドライバ(映像信号線駆動回路)300とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)400と表示部500とを備えている。バックライト装置100は、バックライト本体部101とバックライト駆動回路102とによって構成されている。
表示部500には、複数本(n本)のソースバスライン(映像信号線)SL1〜SLnと、複数本(m本)のゲートバスライン(走査信号線)GL1〜GLmと、それら複数本のソースバスラインSL1〜SLnと複数本のゲートバスラインGL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(n×m個)の画素形成部とが含まれている。これらの画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成している。各画素形成部は、対応する交差点を通過するゲートバスラインにゲート端子が接続される共に当該交差点を通過するソースバスラインにソース端子が接続されたスイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT)50と、その薄膜トランジスタ50のドレイン端子に接続された画素電極51と、上記複数個の画素形成部に共通的に設けられた対向電極である共通電極Ecと、上記複数個の画素形成部に共通的に設けられ画素電極51と共通電極Ecとの間に挟持された液晶層とからなる。そして、画素電極51と共通電極Ecとにより形成される液晶容量により、画素容量Cpが構成される。なお、一般的には、画素容量Cpに確実に電圧を保持すべく、液晶容量に並列に補助容量が設けられる。但し、補助容量は本発明には直接に関係しないのでその説明および図示を省略する。
バックライト本体部101は、表示部500を含む液晶パネルの背面側に設けられ、液晶パネルの背面にバックライト光を照射する。バックライト本体部101は、光源としてLED(発光ダイオード)を備えている。なお、このバックライト本体部101の詳しい構成については後述する。
表示制御回路200は、外部から送られる画像信号DATと水平同期信号や垂直同期信号などのタイミング信号群TGとを受け取り、デジタル映像信号DVと、ソースドライバ300の動作を制御するためのソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSと、ゲートドライバ400の動作を制御するためのゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKと、バックライト駆動回路102の動作を制御するためのバックライト制御信号BSとを出力する。
ソースドライバ300は、表示制御回路200から送られるデジタル映像信号DV,ソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSを受け取り、ソースバスラインSL1〜SLnに駆動用映像信号S(1)〜S(n)を印加する。このとき、ソースドライバ300では、ソースクロック信号SCKのパルスが発生するタイミングで、各ソースバスラインSL1〜SLnに印加すべき電圧を示すデジタル映像信号DVが順次に保持される。そして、ラッチストローブ信号LSのパルスが発生するタイミングで、上記保持されたデジタル映像信号DVがアナログ電圧に変換される。その変換されたアナログ電圧は、駆動用映像信号S(1)〜S(n)として全てのソースバスラインSL1〜SLnに一斉に印加される。
ゲートドライバ400は、表示制御回路200から送られるゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとに基づいて、アクティブな走査信号G(1)〜G(m)の各ゲートバスラインGL1〜GLmへの印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
バックライト駆動回路102は、表示制御回路200から送られるバックライト制御信号BSに基づいて、バックライト本体部101内の光源(LED)の輝度を制御する。
以上のようにして、各ゲートバスラインGL1〜GLmに走査信号G(1)〜G(m)が印加され、各ソースバスラインSL1〜SLnに駆動用映像信号S(1)〜S(n)が印加され、バックライト本体部101内の光源の輝度が制御されることにより、外部から送られる画像信号DATに応じた画像が表示部500に表示される。
<1.2 ローカルディミング処理>
ところで、液晶表示装置に関しては、従来より、消費電力を低減することが課題となっている。そこで、近年、画面を論理的に複数のエリアに分割してエリア毎に光源の輝度を制御するローカルディミング処理を行う液晶表示装置が開発されている。ローカルディミング処理では、光源の輝度は、対応するエリア内の入力画像に基づいて制御される。具体的には、各光源の輝度は、対応するエリアに含まれる画素の目標輝度(入力階調値に対応する輝度)の最大値や平均値などに基づいて求められる。そして、光源の輝度が本来の輝度よりも小さくされたエリアでは、各画素の透過率が高められる。これにより、各画素において目標とする表示輝度が得られる。本実施形態に係る液晶表示装置では、このようなローカルディミング処理が行われる(後述する第2の実施形態および第3の実施形態についても同様である。)。
本実施形態に係る液晶表示装置では、例えば図3に示すように、表示部500が論理的に複数のエリアに分割される。各エリアには、対応するLEDモジュール(一群の光源群)11が設けられている。なお、1つのエリアに複数組のLEDモジュール11が設けられていても良い。このような構成において、バックライト駆動回路102は、図1に示すように、LEDモジュール11に含まれるLED(LED素子)をエリア毎に駆動する。
<1.3 バックライト本体部の構成>
図4は、本実施形態におけるバックライト本体部101の概略構成を示す図である。なお、図4は、液晶パネル5およびバックライト本体部101を側面から見た図である。バックライト本体部101は、液晶パネル5の背面側に設けられている。すなわち、本実施形態においては、直下型のバックライトが採用されている。バックライト本体部101は、光源としての複数の発光体を搭載したLED基板10と、発光体から発せられた光を拡散させて均一にするための拡散板12と、液晶パネル5に向けて照射される光の効率を高めるための光学シート14と、LED基板10等を支持するシャーシ16とによって構成されている。
<1.4 LEDモジュールの構成>
図5は、LED基板10に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。本実施形態においては、LEDモジュールは、青色LED素子112を赤色蛍光体114で覆った構造のマゼンタ色発光体110と、緑色LED素子122からなる緑色発光体120とによって構成されている。すなわち、本実施形態におけるLEDモジュールの構成は、図25に示した従来例における構成と同様の構成となっている。なお、本実施形態においては、マゼンタ色発光体110によって第1の発光体が実現され、緑色発光体120によって第2の発光体が実現されている。
マゼンタ色発光体110は、マゼンタ色光(青色の波長および赤色の波長が発光スペクトルのピーク波長となるような光)を出射する。緑色発光体120は、緑色光(緑色の波長が発光スペクトルのピーク波長となるような光)を出射する。このようにしてマゼンタ色光がマゼンタ色発光体110から出射され、かつ、緑色光が緑色発光体120から出射されることにより、白色光が液晶パネル5に照射される。
<1.5 バックライト駆動回路の構成>
図6は、本実施形態におけるバックライト駆動回路102の一構成例を示す回路図である。なお、図6においては、光源に用いられているLED素子(発光ダイオード素子)を総称して符号19で表している。また、図6には、1つのエリアに含まれる直列に接続された一系統分のLED素子19を駆動するための構成要素を示している。なお、以下においては、LED素子19に流れる電流のことを「点灯電流」という。
図6に示すように、電源700とバックライト駆動回路102との間に一系統分の複数のLED素子19が直列に接続されている。バックライト駆動回路102は、電流検出回路61,一定電流維持回路62,PWM制御回路63,抵抗器64,および制御部65を有している。
電流検出回路61は、点灯電流の検出を行う。電流検出回路61による点灯電流の検出の結果である検出電流値Idetは、制御部65に与えられる。なお、この電流検出回路61は、例えばシャント抵抗や差動増幅器を用いた公知の回路によって実現される。
一定電流維持回路62は、目標輝度に応じた一定電流がLED素子19に流れるようにする制御を行う。この一定電流維持回路62は、例えば、図6に示すように、FET(電界効果トランジスタ)622とオペアンプ624とによって構成される。FET622については、ゲート端子はオペアンプ624の出力端子に接続され、ドレイン端子は電流検出回路61に接続され、ソース端子は、PWM制御回路63およびオペアンプ624の反転入力端子に接続されている。オペアンプ624の非反転入力端子には、制御部65から制御電圧Vctlが与えられている。以上のような構成によりオペアンプ624には負帰還がかかるので、イマジナリショートによりオペアンプ624の非反転入力端子−反転入力端子間の電圧が0になるように当該オペアンプ624は動作する。このため、FET622のソース電圧はVctlで一定となる。このソース電圧と抵抗器64の抵抗値とに基づいて、一定電流がLED素子19に流れる。なお、目標輝度が変わると制御部65から出力される制御電圧Vctlの大きさが変化するので、目標輝度に応じて、LED素子19に流れる電流の大きさも変化する。
PWM制御回路63には、トランジスタ630が含まれている。PWM制御回路63は、制御部65から与えられる制御信号Sctlのパルス幅に応じてトランジスタ630のオン/オフを制御することによって、点灯電流の大きさを制御する。制御信号Sctlのパルス幅が大きければ、トランジスタ630がオン状態となる時間が相対的に長くなるので、点灯電流の大きさは大きくなる。一方、制御信号Sctlのパルス幅が小さければ、トランジスタ630がオン状態となる時間が相対的に短くなるので、点灯電流の大きさは小さくなる。
制御部65は、LED素子19の目標輝度と上記検出電流値Idetとに基づいて、目標輝度に応じた大きさの点灯電流がLED素子19に流れるよう、一定電流維持回路62に制御電圧Vctlを与えるとともにPWM制御回路63に制御信号Sctlを与える。
本実施形態においては、例えば以上のような構成のバックライト駆動回路102によって、マゼンタ色発光体110および緑色発光体120に含まれる各LED素子の点灯電流の大きさがそれぞれ独立にかつエリア毎に制御される。すなわち、マゼンタ色発光体110からの発光がエリア毎に制御されるとともに、緑色発光体120からの発光がエリア毎に制御される。これにより、エリア毎に、マゼンタ色の輝度および緑色の輝度がそれぞれ独立に制御される。
<1.6 白色点の調整>
次に、白色点の調整について説明する。本実施形態においては、図7に示すように、マゼンタ色発光体110からの発光を制御することによってマゼンタ色の輝度が制御され、緑色発光体120からの発光を制御することによって緑色の輝度が制御される。このようにマゼンタ色の輝度および緑色の輝度を制御することによって、合成光の色(xy色度図上における色度座標)が調整される。ここで、或る1つのエリアのLEDモジュールに着目したときに、マゼンタ色発光体110から発せられる光の色度座標が図8で符号71で示す色度座標であって、緑色発光体120から発せられる光の色度座標が図8で符号72で示す色度座標であると仮定する。このとき、マゼンタ色の輝度および緑色の輝度を制御することによって、合成光の色度座標は図8で符号73で示す直線上の色度座標を取り得る。すなわち、図8で符号73で示す直線上の色度座標から白色点の色度座標を選択することができる。なお、図8において、符号70の曲線は、黒体軌跡(黒体輻射の軌跡)を表している(これについては、図9〜図11,図16,図17,図20,および図21も同様である。)。
ところで、LEDの特性には個体差があるので、上述したように、複数のLED間には波長や光度のばらつきが生じる。すなわち、マゼンタ色発光体110から発せられる光の色度座標にはばらつきがあり、緑色発光体120から発せられる光の色度座標にもばらつきがある。このため、マゼンダ色の輝度を全てのエリアで等しくするとともに緑色の輝度を全てのエリアで等しくすると、波長や光度のばらつきに起因して白色点のばらつきが生じる。例えば、図9で符号81で示す範囲で白色点がばらつく。
そこで、上述したように、本実施形態では、マゼンタ色の輝度および緑色の輝度がそれぞれ独立にかつエリア毎に制御される。また、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、マゼンタ色の輝度および緑色の輝度の調整が行われる。例えば、マゼンタ色発光体110から発せられる光の色度座標が図10で符号711で示す色度座標であって、緑色発光体120から発せられる光の色度座標が図10で符号712で示す色度座標であるエリアでは、符号711で示す色度座標と符号712で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点721の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、マゼンダ色の輝度および緑色の輝度が制御される。また、マゼンタ色発光体110から発せられる光の色度座標が図10で符号713で示す色度座標であって、緑色発光体120から発せられる光の色度座標が図10で符号714で示す色度座標であるエリアでは、符号713で示す色度座標と符号714で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点722の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、マゼンダ色の輝度および緑色の輝度が制御される。このような輝度制御が行われることによって白色点は黒体軌跡70上でばらつくことになるので、白色点のばらつきは小さくなる。例えば、白色点のばらつきは、図11で符号82で示す範囲内に収まる。
<1.7 色再現範囲>
白色光を得るために赤色LED素子からなる赤色発光体と緑色LED素子からなる緑色発光体と青色LED素子からなる青色発光体とによってLEDモジュールを構成した場合(すなわち、図24に示した構成のLEDモジュールが採用されている場合)、当該LEDモジュールからの発光スペクトルは、図12で符号83で示すような曲線で表される。これに対して、本実施形態のように、白色光を得るために青色LED素子を赤色蛍光体で覆った構造のマゼンタ色発光体と緑色LED素子からなる緑色発光体とによってLEDモジュールを構成した場合、当該LEDモジュールからの発光スペクトルは、図12で符号84で示すような曲線で表される。これらの発光スペクトルに基づくと、図24に示した構成のLEDモジュールが採用されている場合の色再現範囲は図13で符号9で示す三角形で表されるのに対し、本実施形態の構成のLEDモジュールが採用されている場合の色再現範囲は図13で符号7で示す三角形で表される。このように、本実施形態においては、図24に示した構成のLEDモジュールが採用されている場合よりも広い色再現範囲が得られる。
<1.8 効果>
本実施形態においては、青色LED素子112を赤色蛍光体114で覆った構造のマゼンタ色発光体110と緑色LED素子122からなる緑色発光体120とで構成されたLEDモジュールが光源として採用されている。このため、広い色再現範囲が得られる。また、本実施形態においては、バックライト駆動回路102はマゼンタ色の輝度および緑色の輝度をエリア毎に制御することができるように構成されている。従って、エリア毎に白色点の調整を行うことによって、表示部500全体での白色点のばらつきを小さくすることが可能となる。本実施形態においては、より具体的には、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、マゼンタ色の輝度および緑色の輝度の調整が行われる。このため、表示部500全体での白色点のばらつきが顕著に小さくなり、効果的に色ムラの発生が抑制される。これにより、従来よりも表示品位が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が実現される。また、本実施形態におけるLEDモジュールは従来の構成(図25に示した構成)に対してLED素子の追加を要さないので、バックライト駆動回路102が従来よりも複雑化することはない。従って、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が低コストで実現される。
<2.第2の実施形態>
<2.1 構成>
全体構成(図2参照),バックライト本体部101の構成(図4参照),およびバックライト駆動回路102の構成(図6参照)については、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。但し、図4に関し、LED基板10に搭載されるLEDモジュールの構成は、上記第1の実施形態と本実施形態とで異なる。図14は、本実施形態において、LED基板10に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。本実施形態においては、LEDモジュールは、青色LED素子132を緑色蛍光体134で覆った構造のシアン色発光体130と、赤色LED素子142からなる赤色発光体140とによって構成されている。なお、本実施形態においては、シアン色発光体130によって第1の発光体が実現され、赤色発光体140によって第2の発光体が実現されている。
シアン色発光体130は、シアン色光(青色の波長および緑色の波長が発光スペクトルのピーク波長となるような光)を出射する。赤色発光体140は、赤色光を出射する。このようにしてシアン色光がシアン色発光体130から出射され、かつ、赤色光が赤色発光体140から出射されることにより、白色光が液晶パネル5に照射される。
<2.2 白色点の調整>
次に、白色点の調整について説明する。本実施形態においては、図15に示すように、シアン色発光体130からの発光を制御することによってシアン色の輝度が制御され、赤色発光体140からの発光を制御することによって赤色の輝度が制御される。このようにシアン色の輝度および赤色の輝度を制御することによって、合成光の色(xy色度図上における色度座標)が調整される。ここで、或る1つのエリアのLEDモジュールに着目したときに、シアン色発光体130から発せられる光の色度座標が図16で符号74で示す色度座標であって、赤色発光体140から発せられる光の色度座標が図16で符号75で示す色度座標であると仮定する。このとき、シアン色の輝度および赤色の輝度を制御することによって、合成光の色度座標は図16で符号76で示す直線上の色度座標を取り得る。すなわち、図16で符号76で示す直線上の色度座標から白色点の色度座標を選択することができる。
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様にして、シアン色の輝度および赤色の輝度がそれぞれ独立にかつエリア毎に制御される。また、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、シアン色の輝度および赤色の輝度の調整が行われる。例えば、シアン色発光体130から発せられる光の色度座標が図17で符号731で示す色度座標であって、赤色発光体140から発せられる光の色度座標が図17で符号732で示す色度座標であるエリアでは、符号731で示す色度座標と符号732で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点741の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、シアン色の輝度および赤色の輝度が制御される。また、シアン色発光体130から発せられる光の色度座標が図17で符号733で示す色度座標であって、赤色発光体140から発せられる光の色度座標が図17で符号734で示す色度座標であるエリアでは、符号733で示す色度座標と符号734で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点742の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、シアン色の輝度および赤色の輝度が制御される。このような輝度制御が行われることによって白色点は黒体軌跡70上でばらつくことになるので、白色点のばらつきは小さくなる。
<2.3 効果>
本実施形態においては、青色LED素子132を緑色蛍光体134で覆った構造のシアン色発光体130と赤色LED素子142からなる赤色発光体140とで構成されたLEDモジュールが光源として採用されている。このため、広い色再現範囲が得られる。また、本実施形態においては、バックライト駆動回路102はシアン色の輝度および赤色の輝度をエリア毎に制御することができるように構成されている。従って、エリア毎に白色点の調整を行うことによって、表示部500全体での白色点のばらつきを小さくすることが可能となる。本実施形態においては、より具体的には、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、シアン色の輝度および赤色の輝度の調整が行われる。このため、表示部500全体での白色点のばらつきが顕著に小さくなり、効果的に色ムラの発生が抑制される。これにより、従来よりも表示品位が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が実現される。また、本実施形態におけるLEDモジュールに含まれているLED素子の数は従来の構成(図25に示した構成)におけるLED素子の数に等しいので、バックライト駆動回路102が従来よりも複雑化することはない。従って、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が低コストで実現される。
<3.第3の実施形態>
<3.1 構成>
全体構成(図2参照),バックライト本体部101の構成(図4参照),およびバックライト駆動回路102の構成(図6参照)については、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。但し、図4に関し、LED基板10に搭載されるLEDモジュールの構成は、上記第1の実施形態と本実施形態とで異なる。図18は、本実施形態において、LED基板10に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。本実施形態においては、LEDモジュールは、緑色LED素子152を赤色蛍光体154で覆った構造の黄色発光体150と、青色LED素子162からなる青色発光体160とによって構成されている。なお、本実施形態においては、黄色発光体150によって第1の発光体が実現され、青色発光体160によって第2の発光体が実現されている。
黄色発光体150は、黄色光(緑色の波長および赤色の波長が発光スペクトルのピーク波長となるような光)を出射する。青色発光体160は、青色光を出射する。このようにして黄色光が黄色発光体150から出射され、かつ、青色光が青色発光体160から出射されることにより、白色光が液晶パネル5に照射される。
<3.2 白色点の調整>
次に、白色点の調整について説明する。本実施形態においては、図19に示すように、黄色発光体150からの発光を制御することによって黄色の輝度が制御され、青色発光体160からの発光を制御することによって青色の輝度が制御される。このように黄色の輝度および青色の輝度を制御することによって、合成光の色(xy色度図上における色度座標)が調整される。ここで、或る1つのエリアのLEDモジュールに着目したときに、黄色発光体150から発せられる光の色度座標が図20で符号77で示す色度座標であって、青色発光体160から発せられる光の色度座標が図20で符号78で示す色度座標であると仮定する。このとき、黄色の輝度および青色の輝度を制御することによって、合成光の色度座標は図20で符号79で示す直線上の色度座標を取り得る。すなわち、図20で符号79で示す直線上の色度座標から白色点の色度座標を選択することができる。
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様にして、黄色の輝度および青色の輝度がそれぞれ独立にかつエリア毎に制御される。また、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、黄色の輝度および青色の輝度の調整が行われる。例えば、黄色発光体150から発せられる光の色度座標が図21で符号751で示す色度座標であって、青色発光体160から発せられる光の色度座標が図21で符号752で示す色度座標であるエリアでは、符号751で示す色度座標と符号752で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点761の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、黄色の輝度および青色の輝度が制御される。また、黄色発光体150から発せられる光の色度座標が図21で符号753で示す色度座標であって、青色発光体160から発せられる光の色度座標が図21で符号754で示す色度座標であるエリアでは、符号753で示す色度座標と符号754で示す色度座標とを結ぶ直線と黒体軌跡70との交点762の色度座標が当該エリアにおける白色点の色度座標となるように、黄色の輝度および青色の輝度が制御される。このような輝度制御が行われることによって白色点は黒体軌跡70上でばらつくことになるので、白色点のばらつきは小さくなる。
<3.3 効果>
本実施形態においては、緑色LED素子152を赤色蛍光体154で覆った構造の黄色発光体150と青色LED素子162からなる青色発光体160とで構成されたLEDモジュールが光源として採用されている。このため、広い色再現範囲が得られる。また、本実施形態においては、バックライト駆動回路102は黄色の輝度および青色の輝度をエリア毎に制御することができるように構成されている。従って、エリア毎に白色点の調整を行うことによって、表示部500全体での白色点のばらつきを小さくすることが可能となる。本実施形態においては、より具体的には、全てのエリアにおいて、白色点の色度座標が黒体軌跡70上の色度座標となるように、黄色の輝度および青色の輝度の調整が行われる。このため、表示部500全体での白色点のばらつきが顕著に小さくなり、効果的に色ムラの発生が抑制される。これにより、従来よりも表示品位が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が実現される。また、本実施形態におけるLEDモジュールに含まれているLED素子の数は従来の構成(図25に示した構成)におけるLED素子の数に等しいので、バックライト駆動回路102が従来よりも複雑化することはない。従って、色ムラの発生を抑制することができ、かつ、広い色再現範囲を得ることのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が低コストで実現される。
なお、赤色LED素子を緑色蛍光体で覆った構造の黄色発光体と青色LED素子からなる青色発光体とでLEDモジュールを構成した場合にも同様の効果が得られる。
5…液晶パネル
10…LED基板
11…LEDモジュール
12…拡散板
14…光学シート
16…シャーシ
70…黒体軌跡
100…バックライト装置
101…バックライト本体部
102…バックライト駆動回路
110…マゼンタ色発光体
112…青色LED素子
114…赤色蛍光体
120…緑色発光体
122…緑色LED素子
130…シアン色発光体
132…青色LED素子
134…緑色蛍光体
140…赤色発光体
142…赤色LED素子
150…黄色発光体
152…緑色LED素子
154…赤色蛍光体
160…青色発光体
162…青色LED素子
200…表示制御回路
300…ソースドライバ(映像信号線駆動回路)
400…ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)
500…表示部

Claims (6)

  1. 論理的に複数のエリアに分割される表示部を有する表示パネルの背面に光を照射するバックライト装置であって、
    光源に発光ダイオード素子を用いたバックライト本体部と、
    前記バックライト本体部に含まれる光源を駆動するバックライト駆動部と
    を備え、
    前記バックライト本体部は、
    発光ダイオード素子を含み、2つのピーク波長を有する光を発する第1の発光体と、
    発光ダイオード素子を含み、前記第1の発光体から発せられる光が有する2つのピーク波長とは異なる1つのピーク波長を有する光を発する第2の発光体と
    からなり、
    前記バックライト駆動部は、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度をそれぞれ独立にかつエリア毎に制御し、全てのエリアについて、xy色度図上において前記第1の発光体から発せられる光と前記第2の発光体から発せられる光との合成光の色度座標が黒体軌跡上の色度座標となるように、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度を制御することを特徴とする、バックライト装置。
  2. 前記バックライト駆動部は、前記合成光の色度座標が前記第1の発光体から発せられる光の色度座標と前記第2の発光体から発せられる光の色度座標とを結ぶ直線と前記黒体軌跡との交点の色度座標となるように、前記第1の発光体から発せられる光の輝度および前記第2の発光体から発せられる光の輝度を制御することを特徴とする、請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記第1の発光体は、青色発光ダイオード素子と赤色蛍光体とからなり、
    前記第2の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなることを特徴とする、請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 前記第1の発光体は、青色発光ダイオード素子と緑色蛍光体とからなり、
    前記第2の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなることを特徴とする、請求項1または2に記載のバックライト装置。
  5. 前記第1の発光体は、緑色発光ダイオード素子と赤色蛍光体とからなり、または、赤色発光ダイオード素子と緑色蛍光体とからなり、
    前記第2の発光体は、青色発光ダイオード素子からなることを特徴とする、請求項1または2に記載のバックライト装置。
  6. 液晶表示装置であって、
    前記表示パネルとしての液晶パネルと、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載のバックライト装置と
    を備えることを特徴とする、液晶表示装置。
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