JP6478673B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDFInfo
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該下引き層が、ウレア化合物を含有し、
該ウレア化合物は、カルボニル基と2つの窒素原子とを有するウレア部位を1つ以上3つ以下有し、
それぞれの該ウレア部位において、該2つの窒素原子の少なくとも1つが、
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、および置換もしくは無置換のアリーレン基からなる群より選択される少なくとも1つの置換基
を有することを特徴とする電子写真感光体である。
該ウレア化合物は、カルボニル基と2つの窒素原子とを有するウレア部位を1つ以上3つ以下有し、
それぞれの該ウレア部位において、該2つの窒素原子の少なくとも1つが、
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、および置換もしくは無置換のアリーレン基からなる群より選択される少なくとも1つの置換基を有することを特徴とする。
保護層は、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート(ポリカーボネートZや変性ポリカーボネートなど)、ナイロン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマーなどの樹脂を溶剤に溶解させることによって調製された保護層用塗布液を感光層上に塗布し、得られた塗膜を乾燥/硬化させることによって形成することができる。塗膜を硬化させる場合には、加熱、電子線、紫外線を用いることができる。
保護層の膜厚は、0.05〜20μmであることが好ましい。
直径24mm、長さ257mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
酸化チタン粒子(商品名:TITANIX JR、テイカ(株)製)15部、
レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライト J−325、DIC(株)製、固形分70質量%)43部、
シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)0.015部、
シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、東芝シリコーン(株)製)3.6部、
2−メトキシ−1−プロパノール50部、および、メタノール50部
をボールミルに入れ、20時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。
この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を140℃で1時間加熱し、塗膜を硬化させることによって、膜厚が20μmの導電層を形成した。
メラミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンL−121−60(固形分60%)、DIC(株)製)20部、
表面未処理ルチル型酸化チタン粒子(商品名:CR−EL、平均粒径0.25μm、石原産業(株)製)120部、
例示化合物(39)0.88部、および、
2−ブタノン280部を混合して、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を130℃で45分間乾燥させることによって、膜厚が3μmの下引き層を形成した。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(39)が0.05質量%含有されていることが確認された。
この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を100℃で10分間乾燥させることによって、膜厚が0.18μmの電荷発生層を形成した。
この正孔輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を120℃で1時間乾燥させることによって、膜厚が19μmの正孔輸送層を形成した。
以上のようにして、円筒状(ドラム状)の電子写真感光体1を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)の使用量を0.88部から0.018部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体2を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)の使用量を0.88部から0.18部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体3を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)の使用量を0.88部から3.52部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体4を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)の使用量を0.88部から17.6部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体5を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)の使用量を0.88部から35.2部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体6を製造した。
実施例1において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散および濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体7を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(39)2.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.46部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(39)が0.18質量%含有されていることが確認された。
実施例1において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過および電荷発生層用塗布液の調製を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体8を製造した。
上記式(3)で示されるカリックスアレーン化合物0.2部、
例示化合物(39)1部、
ポリビニルブチラール(商品名:BX−1、積水化学工業(株)製)10部、および、
シクロヘキサノン519部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、4時間分散処理した。その後、酢酸エチル764部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。
実施例1において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体9を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(29)0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.43部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(29)が0.09質量%含有されていることが確認された。
実施例8において、電荷発生層用塗布液を調製する際に例示化合物(39)を使用しなかった。それ以外は、実施例8と同様にして、電子写真感光体10を製造した。
直径24mm、長さ257mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
次に、ブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学社製)56部、
ブロック化イソシアネート(商品名:スミジュール3175、住友バイエルウレタン社製)56部、
酸化亜鉛微粒子(シランカップリング剤:N-2-(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(商品名:KBM602、信越化学社製)により表面処理)300部、
例示化合物(39)2.2部、および、
2−ブタノン/n−ブタノール=1/1の混合溶液596部を混合し、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3.3時間分散した。その後、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニングシリコーン(株)製)0.04部、および、ポリメタクリル酸メチル樹脂粒子(PMMA、積水化成品工業社製、SSX−102、平均粒径2.5μm)21部を添加して、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を160℃で30分間乾燥させることによって、膜厚が16μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生層と正孔輸送層を実施例1と同様にして形成して、電子写真感光体11を作製した。
直径24mm、長さ257mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
次に、N−メトキシメチル化ナイロン6(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス(株)製)25部をn−ブタノール225部の混合溶剤に溶解(65℃での加熱溶解)させてなる溶液を冷却した。その後、溶液をメンブランフィルター(商品名:FP−022、孔径:0.22μm、住友電気工業(株)製)で濾過した。次いで、濾液にスズ原子を含むルチル型酸性チタニアゾル56部を加え、平均直径0.8mmのガラスビーズ500部を用いたサンドミル装置に入れ、800rpmで30分間分散処理した。分散処理後、ガラスビーズをメッシュ濾過により分離した。そして、分離液を、メタノールとn−ブタノールを用いて固形分が3.0質量%、溶剤比がメタノール:n−ブタノール=2:1になるように希釈した。この希釈液500部に、例示化合物(39)0.08部を添加することによって、下引き層用塗布液を調製した。下引き層用塗布液に含有される酸化チタン結晶粒子の含有量は、下引き層用塗布液中の乾燥固形分の全質量に対して25質量%であった。
この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を100℃で10分間乾燥させることによって、膜厚が0.45μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生層と正孔輸送層を実施例1と同様にして形成して、電子写真感光体12を作製した。
直径24mm、長さ257mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
次に、N−メトキシメチル化ナイロン6(商品名:トレジンEF−30T)25部をメタノール320部/n−ブタノール160部の混合溶剤に溶解(65℃での加熱溶解)させてなる溶液を冷却した。その後、溶液をメンブランフィルター(商品名:FP−022)で濾過し、濾液に例示化合物(39)0.13部を添加することによって、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を100℃で10分間乾燥させることによって、膜厚が0.45μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生層と正孔輸送層を実施例1と同様にして形成して、電子写真感光体13を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(26)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体14を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(26)1.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.46部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(26)が1.6質量%含有されていることが確認された。
実施例14において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例14と同様にして、電子写真感光体15を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(26)0.2部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.45部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(26)が0.37質量%含有されていることが確認された。
実施例14において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例14と同様にして、電子写真感光体16を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(26)2.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.46部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(26)が2.9質量%含有されていることが確認された。
実施例10において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(26)に変更した。それ以外は、実施例10と同様にして、電子写真感光体17を製造した。
実施例14において、下引き層用塗布液の調製を以下のように変更した。それ以外は、実施例14と同様にして、電子写真感光体18を製造した。
N−メトキシメチル化ナイロン6(商品名:トレジンEF−30T)25部をメタノール320部/n−ブタノール160部の混合溶剤に溶解(65℃での加熱溶解)させてなる溶液を冷却した。その後、溶液をメンブランフィルター(商品名:FP−022)で濾過し、濾液に例示化合物(26)0.13部を添加することによって、下引き層用塗布液を調製した。
実施例17において、下引き層用塗布液の調製を以下のように変更した。それ以外は、実施例17と同様にして、電子写真感光体19を製造した。
N−メトキシメチル化ナイロン6(商品名:トレジンEF−30T)25部をメタノール320部/n−ブタノール160部の混合溶剤に溶解(65℃での加熱溶解)させてなる溶液を冷却した。その後、溶液をメンブランフィルター(商品名:FP−022)で濾過し、濾液に例示化合物(26)0.13部を添加することによって、下引き層用塗布液を調製した。
実施例11において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(40)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体20を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.44部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図4と同様であった。
実施例12において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(47)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例12と同様にして、電子写真感光体21を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.44部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図4と同様であった。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)の使用量を0.08部から0.005部に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、電子写真感光体22を製造した。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)の使用量を0.08部から0.02部に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、電子写真感光体23を製造した。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)の使用量を0.08部から0.23部に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、電子写真感光体24を製造した。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)の使用量を0.08部から0.75部に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、電子写真感光体25を製造した。
実施例10において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(5)に変更した。それ以外は、実施例10と同様にして、電子写真感光体26を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(5)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体27を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(10)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体28を製造した。
実施例13において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(13)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過および電荷発生層用塗布液の調製を以下のように変更した。それ以外は、実施例13と同様にして、電子写真感光体29を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(13)2.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.49部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(13)が3.5質量%含有されていることが確認された。
実施例11において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(13)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を実施例29と同様にして行った。それ以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体30を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(15)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体31を製造した。
実施例13において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(18)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例13と同様にして、電子写真感光体32を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(18)1.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.46部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(18)が0.9質量%含有されていることが確認された。
実施例12において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(18)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を実施例32と同様にして行った。それ以外は、実施例12と同様にして、電子写真感光体33を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(20)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体34を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(25)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体35を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(28)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体36を製造した。
実施例8において、下引き層用塗布液の調製を実施例36と同様にして行い、電荷発生層用塗布液の調製の際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(28)に変更した。それ以外は、実施例8と同様にして、電子写真感光体37を製造した。
実施例36において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例36と同様にして、電子写真感光体38を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(28)0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.48部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(28)が1.48質量%含有されていることが確認された。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体39を製造した。
実施例39において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(29)の使用量を0.13部から0.005部に変更した。それ以外は、実施例39と同様にして、電子写真感光体40を製造した。
実施例39において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(29)の使用量を0.13部から1.25部に変更した。それ以外は、実施例39と同様にして、電子写真感光体41を製造した。
実施例39において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(29)の使用量を0.13部から5部に変更した。それ以外は、実施例39と同様にして、電子写真感光体42を製造した。
実施例8において、下引き層用塗布液の調製を実施例39と同様にして行い、電荷発生層用塗布液の調製の際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例8と同様にして、電子写真感光体43を製造した。
実施例39において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例39と同様にして、電子写真感光体44を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(29)0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.43部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(29)が0.09質量%含有されていることが確認された。
実施例44において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散および濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例44と同様にして、電子写真感光体45を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(29)1.0部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.46部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(29)が0.18質量%含有されていることが確認された。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体46を製造した。
実施例10において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例10と同様にして、電子写真感光体47を製造した。
実施例20において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(40)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例20と同様にして、電子写真感光体48を製造した。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)を例示化合物(29)に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、電子写真感光体49を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(30)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体50を製造した。
実施例50において、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例50と同様にして、電子写真感光体51を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(30)0.5部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.49部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(30)が0.04質量%含有されていることが確認された。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(33)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体52を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(34)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体53を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(37)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体54を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(42)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体55を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(42)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体56を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニン0.5部、例示化合物(42)0.2部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.45部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(42)が0.05質量%含有されていることが確認された。
実施例11において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(42)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を実施例56と同様にして行った。それ以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体57を製造した。
実施例12において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(42)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を実施例56と同様にして行った。それ以外は、実施例12と同様にして、電子写真感光体58を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(43)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体59を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を例示化合物(45)に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、電子写真感光体60を製造した。
実施例1において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(39)を例示化合物(45)に変更し、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体61を製造した。
上記ヒドロキシガリウムフタロシアニンA0.5部、例示化合物(45)0.2部、および、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を、直径0.8mmのガラスビーズ15部とともにボールミルでミリング処理を室温(23℃)下で52時間行った。この分散液からガリウムフタロシアニン結晶をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて取り出し、濾過し、濾過器上をN,N−ジメチルホルムアミドで十分に洗浄し、続いてテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.48部得た。得られた結晶の粉末X線回折図は図3と同様であった。
NMR測定によりフタロシアニン結晶中にプロトン比率から換算し例示化合物(45)が0.20質量%含有されていることが確認された。
実施例56において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(42)を例示化合物(45)に変更した。それ以外は、実施例56と同様にして、電子写真感光体62を製造した。
実施例1において、電荷発生層を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体63を製造した。
特開2011−94101号公報に記載の(合成例1)に示す方法で得られたクロロガリウムフタロシアニン顔料(電荷発生物質)を用意した。このクロロガリウムフタロシアニン顔料20部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX―1、積水化学工業(株)製)10部、および、シクロヘキサノン519部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、4時間分散処理した。その後、酢酸エチル764部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を100℃で10分間乾燥させることによって、膜厚が0.27μmの電荷発生層を形成した。
実施例1において、電荷発生層を以下のように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体64を製造した。
CuKα線の特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の9.0°、14.2°、23.9°および27.1°にピークを有する結晶形のオキシチタニウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を用意した。このオキシチタニウムフタロシアニン結晶20部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX―1、積水化学工業(株)製)10部、および、シクロヘキサノン519部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、4時間分散処理した。その後、酢酸エチル764部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を100℃で10分間乾燥させることによって、膜厚が0.18μmの電荷発生層を形成した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製およびヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の分散と濾過をする際に例示化合物(39)を使用しなかった。それ以外は、実施例1と同様にして、比較電子写真感光体1を製造した。
実施例20において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(40)を下記式(6)で示されるウレア化合物に変更した。それ以外は、実施例20と同様にして、比較電子写真感光体2を製造した。
実施例21において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(47)を下記式(7)で示されるウレア化合物に変更した。それ以外は、実施例21と同様にして、比較電子写真感光体3を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を下記式(8)で示されるウレア化合物に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、比較電子写真感光体4を製造した。
実施例19において、下引き層用塗布液を調製する際に用いた例示化合物(26)を下記式(9)で示されるウレア化合物に変更した。それ以外は、実施例19と同様にして、比較電子写真感光体5を製造した。
実施例1〜64および比較例1〜5で製造した電子写真感光体について、温度23℃/湿度50%RHの常温常湿環境下および温度15℃/湿度10%RHの低温低湿環境下でゴーストの評価を行った。
通紙耐久試験時は、印字率1%のE文字画像を、A4サイズの普通紙にシアン単色で形成した。
ゴースト評価用画像は、図5に示すように、画像の先頭部に、ベタ白302の中にベタ黒301で四角の画像を出した後、1ドット桂馬パターンのハーフトーン画像304を出力することによって形成した。まず、1枚目にベタ白画像を出力し、その後、ゴースト評価用画像を連続して5枚出力し、次に、ベタ黒画像を1枚出力した後、再度、ゴースト評価用画像を5枚出力する、という順番で画像出力を行い、合計10枚のゴースト評価用画像で評価した。
102 下引き層
103 電荷発生層
104 正孔輸送層
105 感光層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 像露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 像定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段
Claims (16)
- 支持体、該支持体上に形成された下引き層、および該下引き層上に形成された電荷発生物質および正孔輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体であって、
該下引き層が、ウレア化合物を含有し、
該ウレア化合物が、下記式(1)で示される化合物、および下記式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種のウレア化合物であることを特徴とする電子写真感光体。
- 前記式(2)中のAr22が、フェニレン基である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)、(2)中のR11、R12、R21〜R24が、それぞれ独立に置換もしくは無置換のメチル基、置換もしくは無置換のエチル基、または、置換もしくは無置換のプロピル基である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 前記式(1)、(2)中のAr11、Ar12、Ar21、Ar23が、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のフェニル基(但し、置換のフェニル基の置換基は、水酸基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、またはハロゲン原子である。)である請求項1から3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 支持体、該支持体上に形成された下引き層、および該下引き層上に形成された電荷発生物質および正孔輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体であって、
該下引き層が、ウレア化合物を含有し、
該ウレア化合物が、下記式(1)で示される化合物、および下記式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種のウレア化合物であることを特徴とする電子写真感光体。
- 前記下引き層における前記ウレア化合物の含有量が、前記下引き層の全質量に対して0.05質量%以上15質量%以下である請求項1から5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層が、金属酸化物粒子を含有する請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層における前記ウレア化合物の含有量が、前記金属酸化物粒子の全質量に対して0.1質量%以上10質量%以下である請求項7に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、前記電荷発生物質を含有する電荷発生層、および、該電荷発生層上に形成された前記正孔輸送物質を含有する正孔輸送層を有する請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷発生層が、前記電荷発生物質および前記ウレア化合物を含有する請求項9に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層が含有する前記ウレア化合物と、前記電荷発生層が含有する前記ウレア化合物が、同一の構造のウレア化合物である請求項10に記載の電子写真感光体。
- 支持体、該支持体上に形成された下引き層、および該下引き層上に形成された電荷発生物質および正孔輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体であって、
該下引き層が、ウレア化合物を含有し、
該ウレア化合物は、カルボニル基と2つの窒素原子とを有するウレア部位を1つ以上3つ以下有し、
それぞれの該ウレア部位において、該2つの窒素原子の少なくとも1つが、
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、および置換もしくは無置換のアリーレン基からなる群より選択される少なくとも1つの置換基を有し、
前記電荷発生物質が、前記ウレア化合物を結晶内に含有するガリウムフタロシアニン結晶であることを特徴とする電子写真感光体。 - 前記ガリウムフタロシアニン結晶がCuKα線のX線回折におけるブラッグ角2θの7.4°±0.3°および28.2°±0.3°にピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶である請求項12に記載の電子写真感光体。
- 前記ガリウムフタロシアニン結晶内における前記ウレア化合物の含有量が、0.02質量%以上2質量%以下である請求項12に記載の電子写真感光体。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、像露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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