JP6478138B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置と、撮像装置と、画像処理プログラムと、画像処理方法とに関するものである。
近年、撮像装置は、車両に搭載される車載用カメラとしての用途が広がっている。
ここで、車載用カメラの種類には、例えば車両の駐車時などの後方確認の支援を行うリアビューカメラ、縦列駐車時に車両側方の死角確認の支援を行うサイドビューカメラ、交差点への進入時などに左右確認の支援を行うフロントビューカメラがある。また、車載用カメラの別の種類には、例えば車両進行方向を撮影し常時録画するドライブレコーダ用カメラ、路上の白線や中央分離帯、標識、信号、表示板などの物体を認識するためのフロントセンシング用カメラなどがある。
車載用カメラは、夜間の街灯が設けられていない道路や照明のないトンネル内などの暗い場所で撮像した場合においても、画像内の被写体を視認することができるような画像(適切な画像)を取得する必要がある。適切な画像を取得するために、車載用カメラには、撮像素子(イメージセンサ)の露光時間を長くする、撮像素子のアナログゲインを上げる、レンズのF値を小さくしてレンズを明るくする、などの対策がされている。
ここで、露光時間を長くするのは、撮像素子の受光面が照射される時間を長くすることにより、受光量を増加させるためである。また、アナログゲインを上げるのは、検出信号の振幅を大きくすることにより出力映像を明るく見せるためである。さらに、レンズのF値を小さくするのは、一般的にF値が小さいほど明るいレンズになるためである。
このような対策により、車載用カメラは、画像の暗い部分を明るくすることができるため、夜間の画像であっても暗部の被写体が視認しやすくなる。
その反面、夜の繁華街など明るい部分と暗い部分とを含む画像では、街路灯、対向車のヘッドランプ、前方車両のテールランプ、ウインカー、あるいは信号機などの発光体が被写体である場合に、その被写体画像にはいわゆる白飛びが生じることがある。
被写体画像が白飛びした場合には、被写体の色の識別が困難になるため、テールランプとウインカーとの判別、街路灯と信号機との判別、あるいは、信号機の色の判別がしづらいという問題がある。
また、被写体画像の白飛びは、自車のヘッドランプの光により被写体が照射された場合にも生じる。
ここで、ヘッドランプの光により照射された被写体が前方車両である場合には、前方車両の画像が白飛びしてしまうため、前方車両のテールランプなどが発光しているか否かを確認しづらいという問題がある。
被写体画像の白飛びを抑えるには、上述の暗い場所で適切な画像を取得するための設定とは逆に、車載用カメラには、撮像素子の露光時間を短くする、撮像素子のアナログゲインを下げる、レンズのF値を大きくしてレンズを暗くする、などの対策を行うことが考えられる。
しかし、この方法は、画像全体が暗くなるため、車載用カメラを特にリアビューカメラ、フロントビューカメラ、あるいはフロントセンシングカメラとして用いた場合に、例えば暗い路面の状況などを把握することが困難になる。この原因は、路面の暗さと光源の明るさとの輝度レンジを撮像素子のダイナミックレンジの範囲内に収めることが困難であるためである。
ところで、近年、撮像素子のダイナミックレンジを拡大する方法として、HDR(High Dynamic Range)、WDR(Wide Dynamic Range)などの方法がある。
HDRやWDRは、撮像素子が長時間露光した画像と短時間露光した画像とを取得して、その2枚の画像を合成して1枚の画像を生成することにより、画像内のダイナミックレンジを通常より大きくする手法である。
撮像素子が露光時間の異なる2つの画像を取得する方法には、撮像素子の1つの画素により長時間露光した画像と短時間露光した画像とを時間差で取得する方法がある。また、撮像素子が露光時間の異なる2つの画像を取得する他の方法には、1つの画素内に長時間露光する領域と短時間露光する領域との2つの受光領域を設けて時間差なしで露光時間の異なる画像を取得する方法がある。
露光時間の異なる2つの画像を取得して1つの画像に合成する場合には、暗い夜道などの暗い画像領域には長時間露光した画像データと、明るい空などの明るい画像領域には短時間露光した画像データとを切り出して合成し、1枚の画像を生成する。
HDRやWDRを行うことで、車載用カメラは、明るい領域の白飛びや暗い領域の黒つぶれが抑えられ、かつ低照度時の画像が明るくクリアな画像を得ることができる。
しかし、露光時間の異なる2つの画像を合成するときに、画像領域を明るい領域と暗い領域との明暗を正確に判断して分割することは困難である。すなわち、HDRやWDRで2つの画像を合成するときには、暗い画像から比較的面積の大きい明るい領域を分離することは容易であるものの、暗い画像から点光源のような面積の小さい明るい領域を特定した上で分離することは困難である。このため、白飛びを抑えたい被写体が発光点などの場合には、HDRやWDRによっては十分な効果を得ることができない。
また、発光点が被写体である場合の白飛びは、RGB(Red Green Blue)それぞれの色信号の値が飽和値に近づくことで値の差が微少になり、発光源の色が薄くなって白色に近づくために生じる。
このことから、発光点が被写体である場合には、色が薄くなった状態の画像データ全体の彩度を上げることにより、発光点の色を出すことが考えられる。
ただし、この場合には、発光点以外の彩度も増加させるため、全体的に色の濃い画像になり違和感が生じるばかりでなく、黒の領域の彩度も上がる。このため、得られる画像は、ノイズの多い黒領域の信号を増加させることによって発生する色ノイズが増加し、S/N(Signal/Noise)比が低くなってしまう。
なお、明暗の差が大きい被写体でも色つぶれや色飽和の少ない画像を形成する技術として、N枚の原画像の各画素位置の色成分信号同士を比較し、高い彩度が得られる色成分信号を出力画像の色成分信号とする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、HDRやWDRと同様に露光時間の異なる2つの画像を取得したうえで合成する処理が必要となる。
また、従来の技術では、長時間露光した画像の中の白飛びした領域には、短時間露光した画像を使うため、上述の白飛びした被写体画像の色が認識しづらいという問題は解決できない。
また、従来の技術では、彩度のない黒色の領域についても低照度ノイズにより彩度を持ってしまうため、その彩度を強調すると黒色の領域に色が付いて、実際の状態とは異なる画像となるなどの問題がある。
本発明は、暗い画像に明るい被写体を含む場合であっても明るい被写体の色を再現することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像データに対して画像処理を行う画像処理装置であって、画像データに含まれる色信号と輝度信号とを分離する信号分離部と、輝度信号の輝度値に応じて、画像処理に用いる色信号のU軸方向の成分に係る係数とV軸方向の成分に係る係数を個別に変更する色信号制御部と、を有し、色信号制御部は、画像データを構成する複数の領域ごとに、輝度信号の表す輝度が高い場合には当該領域の彩度を上げるよう、輝度値に応じてU軸方向の成分に係る係数とV軸方向の成分に係る係数を個別に変更することを特徴とする。
本発明によれば、暗い画像に明るい被写体を含む場合であっても明るい被写体の色を再現することができる。
本発明に係る撮像装置の実施の形態を示す斜視図である。 図1の撮像装置の断面斜視図である。 図1の撮像装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の実施の形態を示すブロック図である。 図4の画像処理装置の信号処理部を示すブロック図である。 UV色度図である。 参考例に係る画像処理装置の実施の形態を示すブロック図である。 図4の画像処理装置と図7の画像処理装置とにおける画素アレイへの入力輝度と信号出力レベルとの関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る画像処理装置と、撮像装置と、画像処理方法と、画像処理プログラムとの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●撮像装置●
まず、本発明に係る撮像装置の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る撮像装置は、本発明に係る画像処理装置と画像データを取得する撮像部とを有する。
ここで、本実施の形態に係る撮像装置は、例えば不図示の車両に搭載され、車両進行方向を撮影するドライブレコーダ用カメラや物体検知用カメラ、あるいは車両の側方や後方などの確認用カメラなど、各種車載用カメラとして適用される。
ただし、本発明に係る撮像装置の用途はこれに限定されない。すなわち、本発明に係る撮像装置は、例えば、スーパー、コンビニエンスストア等に設置される監視用カメラとしても適用することができる。また、本発明に係る撮像装置は、鉄道、船舶、鉄道等の安全装置やFA(Factory Automation)分野の撮像装置としても適用することができる。
●撮像装置の構成
図1は、本発明に係る撮像装置の実施の形態を示す斜視図である。同図に示すように、撮像装置1は、鏡胴ユニット7(撮像光学系)と、前筐体部11及び後筐体部13からなる筐体12と、電線14とを有する。
図2は、撮像装置1の断面斜視図である。同図に示すように、前筐体部11は、撮像光学系20と、電装基板部70とが取り付けられている。
前筐体部11は、少なくとも鏡胴ユニット7の対物レンズ(この例ではレンズ41)、すなわち鏡筒30の撮影光軸Oに直交する方向(以下では、径方向ともいう)で見た周囲を取り囲む外表面Sを形成する。
前筐体部11は、撮影光軸O方向から見た正面形状が矩形状であって全体に直方体形状であり、筐体12の前側(被写体に近い側:以下被写体に近い側を単に被写体側という。)部分を構成する。このため、前筐体部11は、筐体12の後側(電装基板部70に近い側:以下電装基板部70に近い側を単に基板側という)を構成する後筐体部13に取り付けることができる。
後筐体部13は、一端開放の箱形状であり、前筐体部11と組み合わせることで、鏡胴ユニット7と電装基板部70(撮像素子72)とを収容する筐体12を形成する。また、後筐体部13には、電線14が設けられている。
電線14は、後述する電装基板部70(後述する電子部品73)へと電力を供給する、あるいは、電装基板部70に実装される後述する撮像素子72で取得した画像データを伝送する。
撮像光学系20は、鏡筒30にレンズ41とレンズ42とレンズ43とからなる光学素子群を有する。
鏡筒30は、光学素子群40を内方で保持すべく筒状であり、その内径は、前側(被写体側)では大きく、後側(基板側)へ進むに従って段々と小さくなっている。
鏡筒30の外周面には、撮影光軸Oに沿って中間部に凸部31が形成されている。この凸部31は鏡筒30の外周面を一周して形成されている。
凸部31には、前部側(被写体側)に高さの低い前凸部31aが、後部側(基板側)に高さの高い後凸部31bがそれぞれ設けられている。前凸部31aと後凸部31bと一体化されている。
鏡筒30は、その前部側(被写体側)では内径が大きく、後部側(基板側)では内径が小さく、前部側と後部側との間の中間部では大きくもなく小さくもなく中間的な内径となっている。
鏡筒30は、内径が大きな前部側にレンズ41が、内径が中間的な中間部にレンズ42,43がそれぞれ配置されている。内径が小さな後部側はレンズ43を係止しており、レンズ43が鏡筒30から外れないようになっている。
また、鏡筒30の前部外周側には円環状の光学素子押さえ22が設けられている。
なお、光学素子群は、画像取得のために任意の位置に結像させるものであり、少なくとも1つ以上のレンズを有していればよい。つまり、光学素子群は、撮像装置1(撮像光学系20)において求められる光学性能に応じて適宜構成することができる。
電装基板部70は、ほぼ四角形を成した基板71と、基板71の表面(被写体側の面)
の中央部に搭載された四角形状の撮像素子72と、基板71の裏面に搭載された複数の電
子部品73と、を備えている。
●撮像装置の機能ブロック
次に、撮像装置1の機能ブロックの例について説明する。
図3は、撮像装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。撮像装置1の各種動作(処理)は、デジタル信号処理IC(Integrated Circuit)等で構成されるプロセッサ104と、プロセッサ104において動作する撮像プログラムによって制御される。
画像処理手段であるプロセッサ104は、第1のCCD(Charge Coupled Device)信号処理ブロック104−1と、第2のCCD信号処理ブロック104−2とを有する。また、プロセッサ104は、CPU(Central Processing Unit)ブロック104−3と、ローカルSRAM(Static Random Access Memory)104−4とを有する。
また、プロセッサ104は、USB(Universal Serial Bus)ブロック104−5と、シリアルブロック104−6とを有する。また、プロセッサ104は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)CODECブロック104−7と、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8とを有する。
また、プロセッサ104は、TV信号表示ブロック104−9と、メモリカードコントローラブロック104−10と、を有してなる。これら各ブロックは相互にバスラインで接続されている。
プロセッサ104の外部には、RAW−RGB画像データ、YUV画像データ及びJPEG画像データを保存するためのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)103が配置されている。また、プロセッサ104の外部には、RAM(Random Access Memory)107が配置されている。
さらに、プロセッサ104の外部には、内蔵メモリ120及び撮像プログラムである制御プログラムが格納されているROM(Read Only Memory)108、が配置されている。SDRAM103とRAM107とROM108は、バスラインを介してプロセッサ104に接続している。
プロセッサ104は、ROM108に格納されている各種制御プログラムを実行し、各種制御プログラムによる機能を実現する。
SDRAM103は、フレームメモリに相当する。ROM108に格納されている各種制御プログラムには、本発明に係る画像処理装置の動作を実現するプログラムである、画像処理プログラムが含まれる。
つまり、撮像装置1において、ROM108に格納される画像処理プログラムをプロセッサ104に実行させ、SDRAM103、RAM107、記憶部に相当する内蔵メモリ120を使用することにより、本発明に係る画像処理方法を実行している。すなわち、撮像装置1は、本発明に係る画像処理装置の信号分離部と、色信号制御部との機能を有している。
プロセッサ104は、主にCPUブロック104−3等がバスで接続されたコンピュータを実体とし、ROM108に記憶された画像処理プログラムをCPUブロック104−3が実行する。つまり、プロセッサ104では、以上の構成により画像データに対して以下で説明する画像処理が施される。
画像処理プログラムは、あらかじめ、ROM108に記憶される。ここで、画像処理プログラムは、不図示のメモリカードに記憶させてROM108に読み込むことができる。あるいは、ネットワーク(不図示)を介して画像処理プログラムをROM108にダウンロードしてもよい。
撮像光学系を構成する鏡胴ユニット7は、FOCUSレンズ7−2aを有するFOCUS光学系7−2、絞り7−3a、を有する絞りユニット7−3を備える。
FOCUS光学系7−2は、FOCUSレンズ移動手段としてのFOCUSモータ7−2bによって駆動される。また、絞りユニット7−3は、絞りモータ7−3bによって駆動される。
FOCUSモータ7−2b、絞りモータ7−3bの各モータは、モータードライバ7−5によって駆動される。モータードライバ7−5はプロセッサ104のCPUブロック104−3によって動作が制御される。
鏡胴ユニット7を構成するFOCUSレンズ7−2aは、撮像素子であるCCD101の受光面上に被写体像を結像させる撮像レンズを構成する。CCD101は、受光面に結像された被写体像を電気的な画像信号に変換してF/E(Front/End)−IC102に出力する。
なお、撮像装置1において、画像データを取得する撮像部としての撮像素子は、CCDに限定されず、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いてもよい。
F/E−IC102は、CDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(Auto Gain Control)102−2及びA/D(Analog/Digital)変換部102−3を有する。F/E−IC102は、被写体像から変換された画像信号に対して、所定の処理を施し、デジタル信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、CCD信号処理ブロック104−1に入力される。これらの信号処理動作は、プロセッサ104のCCD信号処理ブロック104−1から出力されるVD信号(垂直駆動信号)とHD信号(水平駆動信号)により、TG(Timing Generator)102−4を介して制御される。
CCD信号処理ブロック104−1は、CCD101からF/E−IC102を経由して入力されたデジタル画像データに対して、ホワイトバランス調整及びγ調整等の信号処理を行うとともに、VD信号及びHD信号を出力する。
USBブロック104−5は、USBコネクタ122に結合される。シリアルブロック104−6は、シリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタ123−2に結合される。
TV信号表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に結合され、また、TV信号表示ブロック104−9は、ビデオアンプ(AMP)118を介してビデオジャック119にも結合される。
●撮像装置の動作
次に、撮像装置1の動作について説明をする。図1から図2に示した撮像装置1を起動すると、撮像装置1は記録モードでの動作を開始する。
CPUブロック104−3はモータードライバ7−5を制御し、鏡胴ユニット7を撮像可能な位置に移動させる。さらに、CCD101、F/E−IC102及びLCDモニタ10等の各部に電源が投入されて動作が開始される。各部の電源が投入されると、ファインダモードでの動作が開始する。
ファインダモードで動作中の撮像装置1は、撮像レンズを介してCCD101の受光面に結像された被写体像に係る画像信号がCDS102−1に出力される。このアナログRGB信号は、AGC(自動利得制御回路)102−2を介してA/D変換部102−3にてデジタル画像信号に変換される。
このデジタル画像信号に含まれるR・G・Bの各信号は、プロセッサ104内の第2のCCD信号処理ブロック104−2が具備するYUV変換手段によって、YUV画像データに変換されて、フレームメモリとしてのSDRAM103に記録される。
なお、第2のCCD信号処理ブロック104−2は、RGB画像信号に対してフィルタリング処理等の適切な処理を施してYUV画像データへと変換する。
YUV画像データは、CPUブロック104−3によって読み出されて、TV信号表示ブロック104−9を介してビデオアンプ118及びビデオジャック119に送られて、これに接続されたTV(テレビジョン)にて表示される。
また、CPUブロック104−3によって読み出されたYUV画像データは、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に送られて表示に供される。この処理が1/30秒間隔で行われて表示が更新され、撮像対象とする被写体をLCDモニタ10の表示によって視認しながら撮像することができる。
CCD101は複数の駆動モード(駆動条件)を設定することができる。この駆動モードによって、CCD101から出力される画像信号の出力条件を変更することができる。
●画像処理装置(1)●
次に、本発明に係る画像処理装置の実施の形態について説明する。
図4は、本発明に係る画像処理装置の実施の形態を示すブロック図である。同図に示すように、画像処理装置1040は、撮像部1010と接続し、撮像部1010が取得した画像データを取得する。ここで、画像処理装置1040は、撮像装置1のプロセッサ104内に構成される。
撮像部1010は、撮像素子1011と、駆動制御部1021と、画素信号処理部1022とを有する。
撮像素子1011は、例えば、CCD101、あるいはCMOSセンサなどであり、鏡胴ユニット7(撮像光学系)により受光面に結像された被写界像に基づく画像データを出力する。ここで、撮像素子1011は、駆動制御部1021からの水平同期信号、垂直同期信号に基づき、画像データを画素の情報として順次出力する。
駆動制御部1021と画素信号処理部1022とは、撮像装置1のF/E−IC102内に構成される。
駆動制御部1021は、上述の撮像素子1011を制御するための信号として、水平同期信号、垂直同期信号のほかに、露光調整信号も出力して、撮像素子1011を制御する。
画素信号処理部1022は、撮像素子1011が出力した画像データの信号を処理する。ここで、画素信号処理部1022は、ベイヤ補完、AGC(自動利得制御)、ガンマ補正などの画素ごとの信号処理を行う。また、画素信号処理部1022は、所定の画素の周辺の画素に対する処理(周辺画素処理)を行う。
画素信号処理部1022は、画素処理を行った後の信号をプロセッサ104内に構成される画像処理装置1040に出力する。画素信号処理部1022から出力される画像データは、撮像素子1011で検出したアナログ信号を8ビットから12ビット程度のデジタル信号に変換して出力される。
ここで、画素信号処理部1022から出力される信号の形式として、パラレル出力の場合には、RGB(Red Green Blue)あるいはCMY(Cyan Magenta Yellow)等の信号がある。また、画素信号処理部1022から出力される信号の形式として、シリアル出力の場合には、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)、LVDS(Low voltage differential signaling)などの信号がある。
画像処理装置1040は、Y/C分離部(YUV変換部)1041と、輝度信号処理部1042と、色信号処理部1043と、色信号制御部1044と、ビデオエンコーダ1045とを有する。
Y/C分離部1041は、画素信号処理部1022から出力されるRGBあるいはCMY等の画素信号を、輝度信号(Y)、色信号(U,V)に変換するマトリクス回路である。Y/C分離部1041は、具体的には、例えば式(1)に示す変換公式にしたがって画素信号を変換する。

Figure 0006478138
・・・(1)
なお、画素信号処理部1022から出力された画素信号が既にYUV信号である場合には、画像処理装置1040は、Y/C分離部1041によるマトリクス変換処理を行わずにその後の処理を行う。
Y/C分離部1041により輝度信号(Y)と色信号(U,V)とに分離された信号は、それぞれの信号に応じて所望の信号処理が行われる。
輝度信号処理部1042は、輝度信号に対してデジタルゲイン調整などを行う。
色信号処理部1043は、色信号に対してAWB(オートホワイトバランス)調整などを行う。
色信号制御部1044は、Y/C分離部で分離された後の色信号を制御する。ここで、色信号制御部1044は、Y/C分離部1041により分離された輝度信号に基づいて色信号の彩度を制御する。色信号制御部1044は、具体的には、取得した画素が輝度の高い(明るい)画素である場合には画素の彩度を上げる処理を行い、輝度の低い(暗い)画素である場合には画素の彩度を下げる処理を行う。
なお、色信号制御部1044は、輝度信号処理部1042から出力される輝度信号、あるいは輝度信号処理をする前の輝度信号のいずれに基づいて画素の彩度を制御してもよい。
また、色信号処理部1043と色信号制御部1044との処理は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)によって実行することができるが、上述の画像処理プログラムによって実行することもできる。
次に、色信号制御部1044による具体的な色信号制御処理を説明する。
輝度信号に基づいて色信号を制御するにあたり、色信号制御部1044は、輝度信号(Y)に係数αを乗じた信号を用いる。この信号(1+αY)に基づいて、Y/C分離部1041から出力された(U,V)信号に乗じた信号を、信号(U’,V’)とすると、(U’,V’)は以下の式(2)となる。
(U’,V’)=(1+αY)β(U,V)・・・(2)
輝度Yが0の場合に式(2)の値が0になるため、(1+αY)は、輝度信号に基づいて色信号値を増減させる係数である。つまり、信号(1+αY)が0の場合には、(U’,V’)=β(U,V)となり、式(2)における輝度信号による彩度の変動の効果は0となる。
ここで、係数αは、輝度値に基づいて彩度値を制御するための任意の係数(パラメータ)である。また、係数αは、1つの値に限定されず、例えば状況に応じて複数の値を用いてもよい。
式(2)によれば、Y成分が大きい、すなわち輝度が高い(明るい)場合には、色信号U,Vにかかる係数(1+αY)βが大きくなるので、彩度が増加する。また、式(2)によれば、Y成分の小さい、すなわち輝度が低い(暗い)場合には、色信号U,Vにかかる係数(1+αY)βが小さくなるので、彩度が減少する。
ここで、係数βは、彩度の変動量を制御するための係数である。つまり、式(2)において、βの値が大きい場合には彩度の変動が大きくなり、βの値が小さい場合には彩度の変動が小さくなる。
そして、式(2)から、U信号とV信号とを輝度信号に基づいて変換する行列式を導くと、以下の式(3)となる。

Figure 0006478138
・・・・(3)
図5は、図4の画像処理装置1040の色信号制御部1044を示すブロック図である。同図に示すように、色信号制御部1044は、乗算器(1)と、加算器(2)と、乗算器(4)と、加算器(5)とにより構成される。
乗算器(1)は、輝度信号(Y)に係数αを乗じた値を、Y/C分離部1041から出力された色信号(U)に乗算する。
加算器(2)は、乗算器(1)の乗算結果に色信号(U)を加算した結果を、U´として出力する(3)。
乗算器(4)は、輝度信号(Y)に係数αを乗じた値を、Y/C分離部1041から出力された色信号(V)に乗算する。
加算器(5)は、乗算器(4)の乗算結果に色信号(V)を加算した結果を、V´として出力する(6)。
以上説明した乗算器(1)と加算器(2)と乗算器(4)と加算器(5)とにより、色信号制御部1044は、先に説明した式(3)の演算を実現することができる。
式(3)を用いて出力される画像データの色信号を変換することにより、色信号制御部1044は、画像データに含まれる例えば光源などの輝度の高い被写体とその周辺の画像領域について、彩度を上げることができる。
つまり、画像処理装置1040によれば、例えば夜の信号機の色などが明りょうに認識することができる。また、画像処理装置1040によれば、輝度が低い領域の彩度を極端に上げないため、より自然な色味の画像を生成することができる。
色信号制御部1044により処理された信号は、出力段の処理回路に入力される。ビデオエンコーダ1045は、直接YUV入力が可能な場合には、画像処理後の信号がそのまま入力される。
画像データの出力処理回路への入力信号がRGB信号である場合には、撮像装置1において、再びYUV信号からRGB信号に変換する必要がある。そのときの変換式は、例えば式(4)のような変換式が用いられる。

Figure 0006478138
・・・・(4)
ここで、出力処理回路は、カメラ出力がアナログコンポジット信号である場合、例えばDAC(Digital Analog Converter)を内蔵したビデオエンコーダ1045等である。を用いて、NTSC(National Television System Committee)方式や、D2規格、D4規格などのアナログビデオ規格に準拠した信号に変換される。
また、出力処理回路は、カメラ出力がデジタル出力である場合、例えばパラレル信号をシリアル信号に変換するシリアライザや、他のデジタル出力信号に準拠した信号に変換する回路である。ここで、他のデジタル出力信号とは、例えばEthernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)、MOST(Media Oriented Systems Transport:登録商標)などである。
なお、特に信号処理がない場合は、撮像装置1は、画像データをYUV変換せずに出力する。
なお、本発明に係る画像処理装置は、撮像装置に搭載されるものに限定されず、例えば画像表示装置など、画像処理装置を有する各種装置に搭載することができる。
●画像処理装置(2)●
次に、本発明に係る画像処理装置の別の実施の形態について説明する。以下の説明では、先に説明した画像処理装置1040との相違点である色信号制御部で用いる行列式のみを説明する。
図6は、UV色度図である。同図に示すように、UV色度図上の各色を、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、W(白)で表す。
図6に示すように、一般的な信号機の発光色である青、黄、赤を、それぞれ斜線を施した丸、白丸、黒丸で示した。ここで、信号機の青は、一般にシアンよりやや緑方向の緑である。
また、色信号のU,Vの軸を、図6に示す矢印に示した。つまり、信号機の青色と赤色は、色信号のU軸方向に位置する。
画像処理装置1040は、信号機の色のうち、特に赤信号と青信号の色の認識度合いを高めるため、UV色度図上のU軸方向の色成分の彩度を大きくする。すなわち、信号機の青色領域と赤色領域のUV色度図上の位置を離す。
ここで、色信号制御部1044は、先に説明した行列式(3)の係数αに代えて、色信号(U)と色信号(V)とで異なる係数αと係数αを用いる。ここで、色信号制御部1044で用いる行列式は、以下に示す式(5)である。

Figure 0006478138
・・・(5)
画像処理装置1040は、式(5)の係数をα>αとすると、高輝度領域の色のV軸方向の成分の値よりU軸方向の成分の値の方が大きくなるため、信号機の色認識が容易な画像となる。
また、画像処理装置1040は、高輝度領域において色信号(V)を必要以上に増加させないことで青色や黄色を強調しない。このため、画像処理装置1040によれば、出力される画像データの彩度が極端に高い、違和感のある画像となることなく、より自然に近い色味の画像を出力することができる。
●効果●
以上説明したように、画像処理装置1040によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、画像処理装置1040は、画像データに含まれる色信号U,Vと輝度信号Yとを分離するY/C分離部1041と、輝度信号Yの輝度値に基づいて、画像処理に用いる色信号U,Vを制御する色信号制御部1044と、を有する。
ここで、画像処理装置1040と参考例の画像処理装置とを比較して、画像処理装置1040の効果を説明する。
図7は、参考例に係る画像処理装置の実施の形態を示すブロック図である。同図に示すように、参考例の画像処理装置は、画像処理装置1040と比較すると色信号制御部1044を有しない点が相違し、他は同様の構成である。
図8は、図4の画像処理装置と図7の画像処理装置とにおける撮像素子101への入力輝度ILと信号出力レベルとOPの関係を示す入出力特性のグラフである。同図に示すように、横軸が撮像素子1041への入力輝度IL、縦軸が信号出力レベルOPである。また、同図中の実線は、入出力特性である。
図8に示すように、入出力特性は、横軸の入力輝度ILの値が大きくなっても、縦軸の信号出力レベルOPの値の伸びが停滞するというγ特性があるために、入力輝度ILに対して信号出力レベルOPの値の伸びが停滞したカーブした曲線となる。
ここで、自発光物体である信号機の赤信号の画像の色を入力した場合における参考例の画像処理装置の青色成分と緑色成分の入力輝度ILと信号出力レベルOPとを、図8においてR1で示す。
また、赤信号の画像の色を入力した場合における参考例の画像処理装置の赤色成分の入力輝度ILと信号出力レベルOPとを、図8においてB1,G1で示す。
図8に示すように、参考例の画像処理装置において、撮像素子1010から出力された赤色成分の信号出力レベルは、図中のR1の位置であり、ほぼ飽和した状態である。
つまり、参考例の画像処理装置において、高輝度の入力輝度ILに対し、出力信号レベルOPが青色成分、緑色成分と赤色成分との間の差dがほとんどない。このため、参考例の画像処理装置により出力される高輝度の赤色の被写体は、混色により色が薄くなってしまい、例えば信号機の赤色の判別が難しい状態となる。
ここで、自発光物体である信号機の赤信号の画像の色を入力した場合における画像処理装置1040の青色成分と緑色成分の入力輝度ILと信号出力レベルOPとを、図8においてB2,G2で示す。
また、赤信号の画像の色を入力した場合における参考例の画像処理装置の赤色成分の入力輝度ILと信号出力レベルOPとを、図8においてR2で示す。
つまり、画像処理装置1040は、色信号制御部1044により、輝度信号Yの輝度値に基づいて、色信号U,Vの彩度を制御して、輝度の高い(明るい)画素である場合には画素の彩度を上げ、輝度の低い(暗い)画素である場合には画素の彩度を下げる。
ここで、色信号制御部1044は、輝度信号Yの輝度値に基づいて定めた係数αを用いた上述の行列式(3)により、色信号U,Vの彩度を制御する。
また、色信号制御部1044は、上述の行列式(5)のように、色信号U,Vのうち、V軸方向の成分の色信号の係数αとU軸方向の成分の色信号の係数αとを異なる値としてもよい。
つまり、色信号制御部1044は、上述の行列式(3)または(5)を用いることで、色信号U,Vのうち、赤色成分の色信号を青色成分または緑色成分の色信号より強める。
以上のように構成することで、画像処理装置1040は、色信号制御部1044が行列式(3)または(5)により、高輝度の入力輝度ILに対する信号出力レベルOPの赤色成分R2と青色成分、緑色成分B2,G2の差がdに広がる。
つまり、画像処理装置1040によれば、暗い画像データに含まれる高輝度の被写体(例えば赤信号や青信号など)の色の判別を容易にすることができる。
1010 撮像部
1011 撮像素子
1021 駆動制御部
1022 画素信号処理部
1040 画像処理装置
1041 Y/C分離部
1042 輝度信号処理部
1043 色信号処理部
1044 色信号制御部
1045 ビデオエンコーダ
特開2013−98805号公報

Claims (6)

  1. 画像データに対して画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データに含まれる色信号と輝度信号とを分離する信号分離部と、
    前記輝度信号の輝度値に応じて、画像処理に用いる前記色信号のU軸方向の成分に係る係数とV軸方向の成分に係る係数を個別に変更する色信号制御部と、
    を有し、
    前記色信号制御部は、前記画像データを構成する複数の領域ごとに、前記輝度信号の表す輝度が高い場合には、当該領域の彩度を上げるよう、前記輝度値に応じて前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更し、前記領域の輝度が低い場合には、当該領域の彩度を下げるよう、前記輝度値に応じて前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色信号制御部は、前記U軸方向の成分に係る係数を、前記V軸方向の成分に係る係数よりも大きくする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記色信号制御部は、前記画像データを構成する複数の画素ごとに、前記画素の輝度が高い場合には、当該画素の彩度を上げるよう、前記輝度値に応じて前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更し、前記領域の輝度が低い場合には、当該領域の彩度を下げるよう、前記輝度値に応じて前記前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更する、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 画像データを取得する撮像部と、
    前記画像データに対して画像処理を行う画像処理装置と、
    を有してなる撮像装置であって、
    前記画像処理装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置である、
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. コンピュータを、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置として機能させる、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  6. 画像データに対して画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記画像データから色信号と輝度信号とを分離するステップと、
    前記輝度信号の輝度値に応じて、前記画像処理に用いる前記色信号のU軸方向の成分に係る係数とV軸方向の成分に係る係数を個別に変更し、前記画像データを構成する複数の領域ごとに、前記領域の輝度が高い場合には当該領域の彩度を上げるよう、前記輝度値に応じて前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更し、前記領域の輝度が低い場合には当該領域の彩度を下げるよう、前記輝度値に応じて前記U軸方向の成分に係る係数と前記V軸方向の成分に係る係数を個別に変更するステップと、
    を実行する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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