JP6477643B2 - 車両用プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、筐体に設けられた貫通孔に差し込まれる車両用プラグに関するものである。
筐体に設けられた貫通孔に一部分が差し込まれる外形が円柱状の本体部と、前記本体部の軸心回りに間隔をおいて前記本体部の一端から前記軸心と平行な方向に延びるように一体的に形成されると共に前記貫通孔に差し込まれる複数の差込み部とを備えた車両用プラグが良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたブリーザプラグがそれである。この特許文献1には、変速機ケースに設けられた貫通孔に差し込まれたブリーザプラグと、このブリーザプラグに接続されたブリーザホースと、ブリーザプラグとブリーザホースとを介して大気に連通されているブリーザ室とを備えたブリーザ装置が開示されている。ここで、車両用プラグは、貫通孔からの抜止めの為に、貫通孔に差し込まれる差込み部に抜止め爪が設けられている。このような車両用プラグの抜止めの為の構造は、種々のものが知られている。例えば、特許文献2に記載されたプラグの構造がそれである。この特許文献2には、周方向に間隔をおいて形成されると共に貫通孔に差し込まれる複数の係止腕(差込み部に相当)を備え、各係止腕の先端には抜止め鉤部(抜止め爪に相当)が各々設けられているプラグが開示されている。
特開2008−180313号公報 特開平8−218818号公報
ところで、特許文献1に開示されたブリーザ装置のように、プラグにはホースが接続される場合がある。このような場合、ホースに外力が作用するなどしてプラグが軸心回りに回転する可能性がある。これに対して、回転防止の為の切欠きが外周に形成されたフランジ部を貫通孔に差し込まれないプラグの一部分に設け、この切欠きと、プラグに隣接した位置で筐体外に突出するように筐体に設けられた突出部材とでプラグの軸心回りの回転を規制することが考えられる。一方で、抜止め爪が設けられた差込み部の形態によっては、プラグに作用する外力に対してプラグが抜け易くなる可能性がある。特に、回転防止の為の切欠きが設けられたプラグでは、切欠きとは反対側の方向にプラグを傾斜させるような外力がプラグに作用すると、プラグが傾斜し易い為、抜止め爪の引っ掛かり代が少なくなってプラグが貫通孔から抜け易くなるおそれがある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、軸心回りの回転を規制する切欠きが形成されたフランジ部を備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔から抜け難くされる車両用プラグを提供することにある。
第1の発明の要旨とするところは、(a) 筐体に設けられた貫通孔に一部分が差し込まれる外形が円柱状の本体部と、前記本体部の軸心回りに間隔をおいて前記本体部の一端から前記軸心と平行な方向に延びるように一体的に形成されると共に前記貫通孔に差し込まれる複数の差込み部とを備えた車両用プラグであって、(b) 前記本体部のうちの前記貫通孔に差し込まれない他部分に一体的に形成されると共に、前記本体部に隣接した位置で前記筐体外に突出するように前記筐体に設けられた突出部材と係合することで前記本体部の前記軸心回りの回転を規制する切欠きが外周に形成された、フランジ部を更に備えており、(c) 前記差込み部は、前記切欠きと前記軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、前記貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられており、(d) 前記差込み部は、更に、前記切欠きと前記軸心とを通る直線上で前記軸心を挟んで対向する2つの位置に形成されており、(e) 前記軸心を挟んで対向する2つの位置に形成された前記差込み部には、前記抜止め爪が設けられていないことにある。
また、第の発明の要旨とするところは、(a) 筐体に設けられた貫通孔に一部分が差し込まれる外形が円柱状の本体部と、前記本体部の軸心回りに間隔をおいて前記本体部の一端から前記軸心と平行な方向に延びるように一体的に形成されると共に前記貫通孔に差し込まれる複数の差込み部とを備えた車両用プラグであって、(b) 前記本体部のうちの前記貫通孔に差し込まれない他部分に一体的に形成されると共に、前記本体部に隣接した位置で前記筐体外に突出するように前記筐体に設けられた突出部材と係合することで前記本体部の前記軸心回りの回転を規制する切欠きが外周に形成された、フランジ部を更に備えており、(c) 前記差込み部は、前記切欠きと前記軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、前記貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられており、(d) 前記フランジ部は、半円よりも小さい弧を有する扇形状であって、前記弧に前記切欠きが形成されていることにある。
また、第の発明は、前記第1の発明又は第2の発明に記載の車両用プラグにおいて、前記本体部のうちの前記他部分に一体的に形成されると共に、前記筐体内の上部に設けられたブリーザ室に連通する前記本体部内の孔部と、前記筐体の外部空間とを連通する中空のホースジョイント部を更に備えたブリーザプラグである。
前記第1の発明によれば、差込み部は、切欠きと軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられているので、車両用プラグを傾斜させ易いような切欠きとは反対側の方向の外力によって車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくなり難い。つまり、外力による車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくならない位置にその抜止め爪を設けることで、車両用プラグの抜けが抑制される。よって、軸心回りの回転を規制する切欠きが形成されたフランジ部を車両用プラグが備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔から抜け難くされる。加えて、差込み部は、更に、切欠きと軸心とを通る直線上で軸心を挟んで対向する2つの位置に形成されているので、車両用プラグを貫通孔に差し込む際に、真っ直ぐに差し込み易い。又、軸心を挟んで対向する2つの位置に形成された差込み部には、抜止め爪が設けられていないので、車両用プラグを貫通孔に差し込み易い。つまり、外力による車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくならない位置のみにその抜止め爪を設けることで、車両用プラグの抜けの抑制と差込みの容易性とを両立することができる。
また、前記第の発明によれば、差込み部は、切欠きと軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられているので、車両用プラグを傾斜させ易いような切欠きとは反対側の方向の外力によって車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくなり難い。つまり、外力による車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくならない位置にその抜止め爪を設けることで、車両用プラグの抜けが抑制される。よって、軸心回りの回転を規制する切欠きが形成されたフランジ部を車両用プラグが備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔から抜け難くされる。加えて、フランジ部は、切欠きが形成された弧が半円よりも小さい弧である扇形状をしているので、プラグを傾斜させ易いような切欠きとは反対側の方向の外力によって車両用プラグの傾斜が生じたときに抜止め爪の引っ掛かり代が少なくならない位置にその抜止め爪を設けることが有用となる。
また、前記第の発明によれば、車両用プラグは、ホースジョイント部を備えたブリーザプラグであるので、ホースに外力が作用することなどによって生じる可能性がある軸心回りの回転を規制する切欠きが形成されたフランジ部をブリーザプラグが備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔から抜け難くされる。
本発明が適用される車両用プラグが取り付けられた筐体の概略を示す外観図である。 車両用プラグの概略を示す外観図である。 図2に示した車両用プラグのA視外観図である。 図2に示した車両用プラグのB視外観図である。 図2に示した車両用プラグのC視外観図である。 図3に示したA視外観図のD−D断面図である。 車両用プラグが筐体に取り付けられた状態を、図2に示した外観図、図4に示したB視外観図、図5に示したC視外観図と共に示す図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両用プラグ20(以下、プラグ20という)が取り付けられた(図1中の一点鎖線での丸囲み部参照)、筐体10の概略を示す外観図である。図2は、プラグ20の概略を示す外観図である。図3は、図2に示したプラグ20のA視外観図である。図4は、図2に示したプラグ20のB視外観図である。図5は、図2に示したプラグ20のC視外観図である。図6は、図3に示したA視外観図のD−D断面図である。図7は、プラグ20が筐体10に取り付けられた状態を、図2に示した外観図、図4に示したB視外観図、図5に示したC視外観図と共に示す図である。
図1−図7において、筐体10は、例えばエンジン(及び/又は回転機)等の駆動力源と駆動輪との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置を収容するケース(より具体的には変速機ケース)である。プラグ20は、例えば筐体10の上面に設けられた貫通孔12(図7参照)に取り付けられており、筐体10内の圧力を調整して油漏れを防ぐ為の公知のブリーザプラグである。又、プラグ20は、例えば樹脂製のプラグである。
筐体10は、内部の上部(車両上方)に設けられたブリーザ室14(図7参照)を備えている。ブリーザ室14は、プラグ20を介して筐体10の外部空間と連通させられる。ブリーザ室14には、例えば筐体10の内部に配置された動力伝達装置の回転部材によって掻き揚げられた油(例えばオイルミスト)が流入する。ブリーザ室14は、例えばオイルミストが空気と共に筐体10の外部空間に吹き出さないように、プラグ20近傍の筐体10内の上部空間において、複数の隔壁としてのリブ(不図示)によって迷路状に通路が設けられた構造(すなわちラビリンス構造)とされている。つまり、ブリーザ室14において、ブリーザ室入口から侵入(流入)した油が貫通孔12(ここではプラグ20も同意)に到達するには迷路状の通路を通過する必要があり、油が貫通孔12に到達するまでの間に、油自身の粘度や表面張力によって通路中のどこかの空間内で集積される。従って、筐体10内の油が筐体10の外部に排出される所謂ブリーザ吹きが好適に防止される。
プラグ20は、貫通孔12に差し込まれる一部分22aと貫通孔12に差し込まれない他部分22bとが一体的に形成された(すなわち貫通孔12に一部分22aが差し込まれる)、外形が円柱状の本体部22と、本体部22の軸心Cs回りに所定の間隔をおいて本体部22の一端(一部分22aにおける他部分22bとは反対側の端部)から軸心Csと平行な方向に延びるように一部分22aと一体的に形成されると共に貫通孔12に差し込まれる複数の差込み部24とを備えている。本体部22のうちの他部分22bは、軸心Csに垂直な断面が円形である貫通孔12と比べて、軸心Csに垂直な断面の半径が大きくされている。プラグ20は、差込み部24として、差込み部24a、差込み部24b、差込み部24c、及び差込み部24dの4つの差込み部を備えている。これにより、プラグ20を貫通孔12に差し込む際に、真っ直ぐに差し込み易い。本体部22のうちの一部分22aの外周部には、環状のシール部材30(図7参照)が嵌め入れられる溝部22cが形成されている。本体部22内には、ブリーザ室14に連通する孔部22d(図6参照)が形成されている。従って、本体部22は、略円筒形状をしている。尚、軸心Csは、本体部22を円柱とみた場合の軸(回転軸)に相当する。
プラグ20は、本体部22のうちの他部分22bに一体的に形成された中空のホースジョイント部26を更に備えている。ホースジョイント部26内には、一端側で本体部22内の孔部22dと連通すると共に他端側で筐体10の外部空間と連通するジョイント孔部26aが形成されている。従って、ホースジョイント部26は、本体部22内の孔部22dと、筐体10の外部空間とを連通する。ホースジョイント部26には、例えばブリーザホース(不図示)が取り付けられる。ブリーザホースは、筐体10の周囲の外部空間に配置され、ホースジョイント部26に取り付けられる一端とは反対の他端が筐体10の外部空間に開放されている。ブリーザホースは、例えばその他端から水や異物等が筐体10内に侵入しないように、ホースジョイント部26から上方へ向けて延ばされ、更に、他端が下方へ向けて開放されている。
プラグ20は、本体部22のうちの他部分22bに一体的に形成されたフランジ部28を更に備えている。フランジ部28には、本体部22(他部分22b)に隣接した位置で筐体10外に突出するように筐体10に設けられた突出部材16(図7参照)と係合することで、本体部22の軸心Cs回りの回転を規制する切欠き28aが外周に形成されている。フランジ部28は、半円よりも小さい弧を有する扇形状をしている(すなわち半円よりも小さい円弧である劣弧をとった扇形状をしている)。フランジ部28は、前記扇形状の弧に切欠き28aが形成されている。このような切欠き28aが形成されたフランジ部28を備えることは、ブリーザホースに外力が作用するなどしてプラグ20が軸心Cs回りに回転する可能性があるような、ブリーザホースが接続されるプラグ20に有用である。
ここで、プラグ20は、貫通孔12からの抜止めの為に、貫通孔12に差し込まれる差込み部24に抜止め爪25が設けられている。つまり、差込み部24は、貫通孔12に係合可能な抜止め爪25が設けられている。この抜止め爪25について、以下に詳述する。
回転防止の為の切欠き28aが設けられたプラグ20では、切欠き28aとは反対側の方向にプラグ20を傾斜させるような外力(図7の白抜き矢印参照)がプラグ20に作用すると、切欠き28aが突出部材16に引っ掛かり難いので、プラグ20が傾斜し易い。その為、プラグ20に回転防止の為の切欠き28aがある場合、図7の白抜き矢印に示す方向への外力に対して、プラグ20が貫通孔12から最も抜け易くなる。
これに対して、抜止め爪25が設けられている差込み部24は、切欠き28a(例えば切欠き28aの中央又は切欠き28aの中央近傍)と軸心Csとを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されている。
具体的には、差込み部24a,24bは、切欠き28aと軸心Csとを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、抜止め爪25a,25bが設けられている。
プラグ20に回転防止の為の切欠き28aが設けられた場合、図7の白抜き矢印に示す方向への外力に対して、抜止め爪25を差込み部24a,24bが形成された位置(図7中の一点鎖線での丸囲みa,b参照)に設けることで、常に抜止め爪25が貫通孔12に引っ掛かる為、プラグ20が抜け難くされる。プラグ20の抜止め爪25を2個しか設けない場合では、図7中の一点鎖線での丸囲みa,bのような位置に抜止め爪25を設けることが有用である。又、プラグ20の抜止め爪25を2個しか設けない場合、差込み部24の何れにも抜止め爪25を設ける場合と比べて、プラグ20を貫通孔12に差し込み易い。
一方で、差込み部24c,24dは、切欠き28aと軸心Csとを通る直線上で軸心Csを挟んで対向する2つの位置に形成されており、その差込み部24c,24dには、抜止め爪25が設けられていない。仮に、差込み部24c,24dが形成された位置(すなわち図7中の一点鎖線での丸囲みc,dのような位置)のみに抜止め爪25を2個設けた場合では、図7の白抜き矢印に示す方向へ外力が働くと、てこの原理で差込み部24dの設けられた抜止め爪25が貫通孔12から離れる方向に動く為、プラグ20が抜け易くされる。
上述のように、本実施例によれば、差込み部24(差込み部24a,24b)は、切欠き28aと軸心Csとを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、貫通孔12に係合可能な抜止め爪25(抜止め爪25a,25b)が設けられているので、プラグ20を傾斜させ易いような切欠き28aとは反対側の方向の外力によってプラグ20の傾斜が生じたときに抜止め爪25a,25bの引っ掛かり代が少なくなり難い。つまり、外力によるプラグ20の傾斜が生じたときに抜止め爪25の引っ掛かり代が少なくならない位置に抜止め爪25を設けることで、プラグ20の抜けが抑制される。よって、軸心Cs回りの回転を規制する切欠き28aが形成されたフランジ部28をプラグ20が備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔12から抜け難くされる。
また、本実施例によれば、差込み部24c,24dは、切欠き28aと軸心Csとを通る直線上で軸心Csを挟んで対向する2つの位置に形成されているので、プラグ20を貫通孔12に差し込む際に、真っ直ぐに差し込み易い。又、軸心Csを挟んで対向する2つの位置に形成された差込み部24c,24dには、抜止め爪25が設けられていないので、プラグ20を貫通孔12に差し込み易い。つまり、外力によるプラグ20の傾斜が生じたときに抜止め爪25の引っ掛かり代が少なくならない位置のみに抜止め爪25を設けることで、プラグ20の抜けの抑制と差込みの容易性とを両立することができる。
また、本実施例によれば、フランジ部28は、切欠き28aが形成された弧が半円よりも小さい弧である扇形状をしているので、プラグ20を傾斜させ易いような切欠き28aとは反対側の方向の外力によってプラグ20の傾斜が生じたときに抜止め爪25の引っ掛かり代が少なくならない位置に抜止め爪25を設けることが有用となる。
また、本実施例によれば、プラグ20は、ホースジョイント部26を備えたブリーザプラグであるので、ブリーザホースに外力が作用することなどによって生じる可能性がある軸心Cs回りの回転を規制する切欠き28aが形成されたフランジ部28をブリーザプラグが備える場合に、外力による傾斜が生じたとしても貫通孔12から抜け難くされる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、プラグ20は、差込み部24として、差込み部24a、差込み部24b、差込み部24c、及び差込み部24dの4つの差込み部を備えていたが、この態様に限らない。例えば、プラグ20は、差込み部24として、切欠き28aと軸心Csとを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に抜止め爪25a,25bが設けられた差込み部24a,24bを少なくとも備えておれば良い。つまり、プラグ20は、切欠き28aと軸心Csとを通る直線を挟んで対向する2つの位置に、抜止め爪25が設けられている差込み部24が少なくとも形成されておれば良い。
また、前述の実施例において、筐体10に収容される動力伝達装置は、例えば遊星歯車式の自動変速機、同期噛合型平行2軸式変速機、DCT(Dual Clutch Transmission)、又は無段変速機などで構成される車両用変速機、その車両用変速機に連結されるディファレンシャルギヤ等である。
また、前述の実施例では、筐体10として動力伝達装置を収容する変速機ケースを例示し、又、プラグ20としてホースジョイント部26を備えたブリーザプラグを例示して本発明を説明した。本発明は、筐体10やプラグ20のような実施態様に限らず適用することができる。例えば、本発明は、ホースジョイント部26を備えないブリーザプラグにも適用することができる。又は、本発明は、車両を構成する部材等を収容する筐体、又は、エンジンの一部の機構等を収容する、本体とカバーとに分割された筐体、このような筐体の貫通孔を単に埋める栓としてその貫通孔に差し込まれる車両用プラグにも適用することができる。又は、本発明は、単にホースジョイントとして筐体の貫通孔に差し込まれる車両用プラグにも適用することができる。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:筐体
12:貫通孔
14:ブリーザ室
16:突出部材
20:車両用プラグ(ブリーザプラグ)
22:本体部
22a:一部分
22b:他部分
22d:孔部
24(24a,24b,24c,24d):差込み部
25(25a,25b):抜止め爪
26:ホースジョイント部
28:フランジ部
28a:切欠き
Cs:軸心

Claims (3)

  1. 筐体に設けられた貫通孔に一部分が差し込まれる外形が円柱状の本体部と、前記本体部の軸心回りに間隔をおいて前記本体部の一端から前記軸心と平行な方向に延びるように一体的に形成されると共に前記貫通孔に差し込まれる複数の差込み部とを備えた車両用プラグであって、
    前記本体部のうちの前記貫通孔に差し込まれない他部分に一体的に形成されると共に、前記本体部に隣接した位置で前記筐体外に突出するように前記筐体に設けられた突出部材と係合することで前記本体部の前記軸心回りの回転を規制する切欠きが外周に形成された、フランジ部を更に備えており、
    前記差込み部は、前記切欠きと前記軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、前記貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられており、
    前記差込み部は、更に、前記切欠きと前記軸心とを通る直線上で前記軸心を挟んで対向する2つの位置に形成されており、
    前記軸心を挟んで対向する2つの位置に形成された前記差込み部には、前記抜止め爪が設けられていないことを特徴とする車両用プラグ。
  2. 筐体に設けられた貫通孔に一部分が差し込まれる外形が円柱状の本体部と、前記本体部の軸心回りに間隔をおいて前記本体部の一端から前記軸心と平行な方向に延びるように一体的に形成されると共に前記貫通孔に差し込まれる複数の差込み部とを備えた車両用プラグであって、
    前記本体部のうちの前記貫通孔に差し込まれない他部分に一体的に形成されると共に、前記本体部に隣接した位置で前記筐体外に突出するように前記筐体に設けられた突出部材と係合することで前記本体部の前記軸心回りの回転を規制する切欠きが外周に形成された、フランジ部を更に備えており、
    前記差込み部は、前記切欠きと前記軸心とを通る直線を挟んで対向する2つの位置に形成されていると共に、前記貫通孔に係合可能な抜止め爪が設けられており、
    前記フランジ部は、半円よりも小さい弧を有する扇形状であって、前記弧に前記切欠きが形成されていることを特徴とする車両用プラグ。
  3. 前記本体部のうちの前記他部分に一体的に形成されると共に、前記筐体内の上部に設けられたブリーザ室に連通する前記本体部内の孔部と、前記筐体の外部空間とを連通する中空のホースジョイント部を更に備えたブリーザプラグであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用プラグ。
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