JP3152002U - 封止プラグおよびこの封止プラグが付設される油圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧装置内の残留油を油垂れにより装置を汚さないで排出する封止プラグを提供する。【解決手段】一端を閉塞した円筒2の外周に雄ねじ3を設けかつ閉塞端側に円筒より大径のフランジ4を一体形成したプラグであって、フランジ4の前記円筒部位に円筒2の外径に近い環状円筒通路5を形成するとともに、環状円筒通路5と内筒6を外部に連通させるドレン通路7dを形成し、ドレン通路7dの外部開放口に栓8を設けた構成とした。さらにドレン通路7を円周方向に複数個設け、プラグ付設時の重力方向に対する位置ズレを最小限にした。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば油圧発生器、油圧駆動装置等の油圧装置の残留油を封止する封止プラグとこの封止プラグが付設される油圧装置に関する。
油圧装置の出荷試験や試運転後の残留油を抜き切ることは非常に困難で手間のかかることである。従って通常多少の残留油を残したまま装置の外部接続ポートに外部漏れ封止プラグを付けて出荷されている。
上記目的で使用される従来の封止プラグは図8、図9に示すとおりである。すなわち油圧装置の外部接続ポートに穿設された雌ねじ60内に挿入されるプラグ61あるいは雌ねじ60に対応する雄ねじ62を設けるとともにフランジ63と接続ポート端面64との間にシール部材65を挟んでプラグ66を雌ねじ60に螺合される例などが挙げられる。
あるいはエア孔付き本体とエア孔付きの蓋体との間に多孔質の遮蔽材を組み合わせ、ハウジングの給油口に取り付け、ハウジングの内外に連通するエア経路を形成し、遮蔽材がエア経路を通気可能に遮断してエアだけを流通させるプラグもある(特許文献1参照)。
特開2004−11697号公報
従来のプラグでは、輸送中に油圧装置が傾くなどして油圧装置内部の残留油が封止プラグ付近に溜り、プラグ61あるいはプラグ66を外す際に外部に漏れ、油圧装置を油垂れにより汚され、再度清掃する手間がかかる問題があった。本考案はこの問題を解決する封止プラグを提供するものである。
本考案はかかる問題を解決するために、一端を閉塞した円筒の外周に雄ねじを設けかつ閉塞端側に円筒より大径のフランジを一体形成したプラグであって、フランジの前記円筒部位に円筒の外径に近い環状円筒通路を形成するとともに、環状円筒通路と内筒を外部に連通させるドレン通路を形成し、ドレン通路の外部開放口に栓を設けた構成としたものである。したがって油圧装置に付設された封止プラグを外す前に、封止プラグのドレン通路外部開放口に設けられた栓を外して残留油を抜き取ることができる。
さらに前記雄ねじの外周に円筒端面から軸方向に環状円筒通路に連通するスリットを設けることにより雄ねじ外周部の残留油を迅速に抜き取ることができる。
さらに前記ドレン通路およびスリットを円周方向に複数個設けることにより、封止プラグを油圧装置に付設する際のねじ加工開始位置のズレによるドレン通路およびスリットの重力方向からの位置ズレを最小限に抑えることができる。
油圧装置については、封止プラグのフランジ面に対応する端面が形成されているので、シール部材等の付設が容易かつ確実になる。
本考案は油圧装置を輸送先で設置する際、封止プラグを外す前にドレン通路の栓を外して輸送中に封止プラグ付近に溜まった残留油を外部へ抜いてから封止プラグを外すことが可能なので油圧装置を油垂れで汚すことなく、したがって漏れによる汚れを拭き取る手間を省略できる。
本考案が提供する封止プラグの縦断面図である。 本考案が提供する封止プラグをねじ方向から見た正面図である。 本考案が提供する封止プラグの付設図である。 本考案が提供するスリット付き封止プラグの縦断面図である。 本考案が提供するスリット付き封止プラグをねじ方向から見た正面図である。 本考案が提供するスリット付き封止プラグの付設図である。 本考案が提供する封止プラグのシール方法の変形例を示す図である。 従来例の縦断面を示す図である。 従来例を示す縦断面図である。
本考案は、一端を閉塞した円筒の外周に雄ねじを設けかつ閉塞端側に円筒より大径のフランジを一体形成したプラグであって、フランジの前記円筒部位に円筒の外径に近い環状円筒通路を形成するとともに、環状円筒通路と内筒を外部に連通させるドレン通路を形成し、ドレン通路の外部開放口に栓を設けるとともに前記雄ねじの外周に円筒端面から軸方向に環状円筒通路に連通するスリットを設け、さらに前記ドレン通路とスリットを円周方向に複数個設けたものある。以下実施例を挙げて説明する。
本考案が提供する第1実施例を図1から図3に示す。図1は封止プラグ1の縦断面図、図2は封止プラグ1を雄ねじ3側から見た正面図を示す。図3は封止プラグ1を油圧装置50に取り付けた状態の一部を示した図で、以下図1〜図3に基づき詳述する。
本考案の封止プラグ1は、図1および図2に示すとおり一端を閉塞した円筒2の外周に雄ねじ3を設けかつ円筒2の閉塞端側に円筒2より大径のフランジ4を一体形成したプラグであって、フランジ4の前記円筒部位に円筒2の外径に近い環状円筒通路5を形成するとともにフランジ4の外周より内方に向けて環状円筒通路5と内筒6に連通するドレン通路7、具体的には図2、図3に示すとおり四方の4個のドレン通路(符号7a、7b、7c、7d以下7または7a〜7dで示す)が穿孔され、さらに重力方向に最も近いドレン通路7dを閉塞するための栓8を付設できる構造である。
実施例において図2に示すとおりドレン通路7a〜7dを円周方向に4個設けているが、これは封止プラグ1を油圧装置50に付設するとき封止プラグ1の雄ねじ3の加工開始位置によるドレン通路7の重力方向Wに対する位置ズレを最小限にするためである。したがってドレン通路の個数は4個に限定されるものではない。また、重力方向Wから上方に配置したドレン通路7a、7b、7cには栓8を付設せず大気開放とすることで油圧装置50の空気抜きが可能となる。
本考案の封止プラグ1を油圧装置50に付設する際には、フランジ4の端面9と油圧装置50の外部接続ポート端面52との間にシール部材10を挟んで螺合すると油漏れ防止に効果がある。
封止プラグ1付近の残留油11は、図3に示すとおり栓8を抜くことにより内筒6、ドレン通路7dを通る経路(排出経路A参照)と、内筒6、雄ねじ3と雌ねじ51のねじ隙間、環状円筒通路5、ドレン通路7dを通る経路(排出経路B参照)から外部に排出される。
本考案の第2実施例を図4から図6に示す。図4は封止プラグ20の縦断面図、図5は封止プラグ20を雄ねじ3側から見た正面図、図6は封止プラグ20を油圧装置50に付設した状態の図である。本考案は図4、図5に示すとおり前記雄ねじ3の外周に円筒端面3aから軸方向に環状円筒通路5に連通するスリット12、図5、図6に示す4個のスリット(符号12a、12b、12c、12d以下12または12a〜12dで示す)を設けたものである。
実施例において図5に示すとおりスリット12a〜12dを円周方向に4個設けているが、これは封止プラグ20を油圧装置50に付設するとき封止プラグ20の雄ねじ3のねじ加工開始位置によるスリット12の重力方向Wに対する位置ズレを最小限にするためである。したがってスリットの個数は4個に限定されるものではない。
図6において図3に示す符号と同一の部品は、図3に示す部品の機能と同一の機能を有するものであり、これらについての詳細な説明は省略する。封止プラグ20付近の残留油11は、図6に示すとおり栓8を抜くことにより内筒6、ドレン通路7dを通る経路(排出経路A参照)と、内筒6、雄ねじ3と雌ねじ51のねじ隙間、環状円筒通路5、ドレン通路7dを通る経路(排出経路B参照)と、内筒6、スリット12、環状円筒通路5、ドレン通路7dを通る経路(排出経路C参照)の3つの経路から外部に排出される。
本考案が提供する封止プラグの特徴は以上詳述したとおりであるが、上記ならびに図示例に限定されるものではなく、色々な変形例を挙げることができる。
例えばスリット12の断面形状も矩形、半円形、V字形にすることも可能である。また図3および図6におけるシール部材10は図7に示すとおりフランジ4の端面9に溝13を掘穿して保持することも可能である。本考案はこれら変形例をすべて包含するものである。
本考案は簡単な部品構成と製作方法で実施でき、産業上利用可能なものである。
1 封止プラグ
2 円筒
3 雄ねじ
3a 円筒端面
4 フランジ
5 環状円筒通路
6 内筒
7 ドレン通路
7a ドレン通路
7b ドレン通路
7c ドレン通路
7d ドレン通路
8 栓
9 端面
10 シール部材
11 残留油
12 スリット
12a スリット
12b スリット
12c スリット
12d スリット
13 溝
20 封止プラグ
50 油圧装置
51 雌ねじ
52 外部接続ポート端面
60 雌ねじ
61 プラグ
62 雄ねじ
63 フランジ
64 接続ポート端面
65 シール部材
66 プラグ
A 排出経路
B 排出経路
C 排出経路
W 重力方向

Claims (4)

  1. 一端を閉塞した円筒の外周に油圧装置に螺合させるための雄ねじを設けかつ閉塞端側に前記円筒より大径のフランジを一体形成したプラグであって、フランジの前記円筒部位に円筒の外径に近い環状円筒通路を形成するとともに、環状円筒通路と内筒を外部に連通させるドレン通路を形成し、ドレン通路の外部開放口に栓を設けたことを特徴とする封止プラグ。
  2. 前記雄ねじの外周に円筒端面から軸方向に環状円筒通路に連通するスリットを設けたことを特徴とする請求項1記載の封止プラグ。
  3. 前記ドレン通路およびスリットを円周方向に複数個設けたことを特徴とする請求項1および請求項2記載の封止プラグ。
  4. 請求項1〜3に記載された封止プラグが付設される油圧装置の接続ポートには、前記封止プラグが付設できる雌ねじが設けられているとともに、前記封止プラグのフランジ面に対応する端面が形成されていることを特徴とする油圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021186815A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 日立Astemo株式会社 輸送用保護プラグ

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