JP6475489B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック部が目視できない位置に存在するコネクタに関する。
図8は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示している。
このコネクタ100は、第1コネクタハウジング110と第2コネクタハウジング120との嵌合が適正に完了したとき、第1コネクタハウジング110に装備されたロックアーム112のロック用突起部112bが、第2コネクタハウジング120の内部に設けられた係止凹部122bに係合することで、コネクタハウジング相互の嵌合状態がロックされる。
また、第1コネクタハウジング110には、ロックアーム112に隣接して、アーム退避領域113が装備されている。このアーム退避領域113は、コネクタハウジング相互の嵌合途中でロックアーム112が外方に撓み変位する際に、撓み変位したロックアーム112を収容するための空間である。
また、第2コネクタハウジング120には、コネクタハウジング相互の嵌合方向に移動可能に保持されて前記アーム退避領域113に進入可能なスライダ125と、このスライダ125をアーム退避領域113側に付勢するばね部材126と、が備えられている。
スライダ125は、コネクタハウジング相互の嵌合が適正に完了して、ロックアーム112のロック用突起部112bが係止凹部122bに係合したとき、空いているアーム退避領域113に進入することで、ロックアーム112が係合解除方向に変位することを規制する。
即ち、スライダ125は、コネクタハウジング相互がロック状態にあるとき、ロックアーム112のロック解除方向への移動を規制する。
特開2012−59368号公報
ところが、特許文献1のコネクタ100の場合、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック部(ロックアーム112のロック用突起部112bと係止凹部122bとの係合部)が、第2コネクタハウジング120の内部に隠れてしまうため、ロック状態を簡単に判別することができないという問題があった。
また、ロック状態になったロックアームに対して、ロック解除方向への変位を規制するために、第2コネクタハウジング120とは別体のスライダ125と、ばね部材126とを備えている。これらのスライダ125やばね部材126のために、部品点数や組立工程数が増加し、コストアップを招くという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック部が目視できない位置に存在するコネクタにおいて、外観目視からロック状態を簡単に、且つ確実に判別することができ、また、ロック状態になったロックアームに対して、構成部品の増加を招かずにロック解除方向への変位を規制することのできるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) ハウジング本体の一外側面に装備されるロックアームが、前記一外側面の前端寄りの位置から立ち上がって後端側に延出した可撓性アーム部と、前記可撓性アーム部の外面に突設されたロック用突起部と、を備える第1コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングの前端側を収容する筒状のフード部を備え、前記ロック用突起部と係合してコネクタハウジング相互の嵌合状態をロックする係止凹部が前記フード部の内面に装備された第2コネクタハウジングと、
を備えるコネクタであって、
前記第1コネクタハウジングは、
前記可撓性アーム部の自由端の側面から前記第1コネクタハウジングの幅方向に突出して設けられた指標片と、
前記可撓性アーム部が前記一外側面側に撓み変形していないときには前記指標片と前記一外側面との間に先端部が進入し、コネクタハウジング相互の嵌合過程で前記可撓性アーム部が前記一外側面側に撓み変形したときには前記指標片の上に先端部が重なるように装備された判定基準片と、
を備えたことを特徴とするコネクタ。
(2) 前記係止凹部には、コネクタハウジング相互が仮嵌合した状態でコネクタハウジング相互間に離脱方向の外力を作用させると、前記ロック用突起部をすくい上げて、前記可撓性アーム部の撓み変形を解消する方向に前記可撓性アーム部を移動させるすくい面が装備されたことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
(3) 前記指標片は、前記ロックアームをロック解除位置に撓み変形させる際に押下操作する操作部を兼ねることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成によれば、ロックアームのロック用突起部が係合するロック部である係止凹部は、第2コネクタハウジングのフード部の内面に装備されている。そのため、ロック状態を外部から目視確認することができない。
また、コネクタハウジング相互を嵌合操作したが、嵌合が適正に完了していない嵌合途中(半嵌合状態)の場合には、ロックアームのロック用突起部が第2コネクタハウジングの係止凹部に係合していない。また、ロックアーム(可撓性アーム部)の自由端に装備した指標片の上に判定基準片の先端部が位置する状態になっているため、この判定基準片に対する指標片の位置を目視確認することで、コネクタハウジング相互の嵌合状態が不完全であり、ロック状態になっていないことを判別することができる。そして、この嵌合途中の場合には、コネクタハウジング相互を離脱方向に引っ張ることで、コネクタハウジング相互を引き離すことができる。
コネクタハウジング相互が仮嵌合又は嵌合完了した場合は、ロックアームのロック用突起部が第2コネクタハウジングの係止凹部に係合する。仮嵌合した際には、目視確認可能なロックアームの自由端の指標片が、判定基準片の下に位置しているが、コネクタハウジング相互間に互いに離脱する方向の外力を作用させて嵌合完了した際には、目視確認可能なロックアームの自由端の指標片が、判定基準片の上に重なった状態になる。
そのため、指標片の位置を目視確認することで、嵌合完了状態であり、確実にロックされていることを判別することができる。
そして、嵌合完了状態になっているときには、指標片の下に位置する判定基準片が、ロックアームのロック解除方向への変位を規制する。従って、ロックアームのロック解除方向への変位を規制するために専用の部品を装備する必要がなく、構成部品の増加を防止することもできる。
上記(2)の構成によれば、コネクタハウジング相互を仮嵌合させた後、コネクタハウジング相互間に離脱方向の外力を作用させると、係止凹部に装備されていたすくい面が、係止凹部に完全係合前のロック用突起部をすくい上げて、係止凹部とロック用突起部とが完全に係合した状態になる。そして、すくい面が、ロック用突起部をすくい上げる作用によって、可撓性アーム部の撓み変形が解消され、可撓性アーム部の撓み変形の戻りによって、可撓性アーム部の自由端に装備されている指標片が確実に判定基準片の上に押し出される。従って、嵌合完了状態であることを示す、指標片が判定基準片の上に重なる形態を、確実に得ることができる。
上記(3)の構成によれば、ロックアームの自由端に装備された指標片はロックアームを押下操作する際の操作部を兼ねることで、ロックアームの自由端に専用の操作部を設ける必要がなくなり、ロックアームの構造を単純化することができる。
本発明によるコネクタによれば、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック部が目視できない位置に存在するコネクタにおいて、外観目視からロック状態を簡単に、且つ確実に判別することができ、また、ロック状態になったロックアームに対して、構成部品の増加を招かずにロック解除方向への変位を規制することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明に係るコネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図2は、図1に示した第2コネクタハウジングのA矢視図である。 図3(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合前の状態の第1コネクタハウジング側からの端面図、図3(b)は図3(a)のB−B断面図である。 図4(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合開始時の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図である。 図5(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合途中の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図5(b)は図5(a)のD−D断面図である。 図6(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の仮嵌合の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図6(b)は図6(a)のE−E断面図である。 図7(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合完了した状態の第1コネクタハウジング側からの端面図、図7(b)は図7(a)のF−F断面図である。 従来のコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図7は本発明に係るコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るコネクタの一実施形態の分解斜視図、図2は図1に示した第2コネクタハウジングのA矢視図、図3(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合前の状態の第1コネクタハウジング側からの端面図、図3(b)は図3(a)のB−B断面図、図4(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合開始時の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図、図5(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合途中の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図5(b)は図5(a)のD−D断面図、図6(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の仮嵌合の状態を示す第1コネクタハウジング側からの端面図、図6(b)は図6(a)のE−E断面図、図7(a)は一実施形態のコネクタハウジング相互の嵌合完了した状態の第1コネクタハウジング側からの端面図、図7(b)は図7(a)のF−F断面図である。
この一実施形態のコネクタ2は、図1に示すように、第1コネクタハウジング3と、この第1コネクタハウジング3の嵌合相手となる第2コネクタハウジング4と、を備えている。
第1コネクタハウジング3は、図1及び図3に示すように、雌型の端子金具(不図示)を収容するハウジング本体31と、このハウジング本体31の一外側面31aに装備されるロックアーム32と、このロックアーム32の自由端に装備された指標片33と、ロックアーム32の挙動を判別可能にするために一外側面31aに装備された一対の判定基準片34と、を備えている。
ハウジング本体31は、雌型の端子金具(不図示)を収容する4つの端子収容孔311が、横一列に装備されている。このハウジング本体31の上面が、ロックアーム32が装備される一外側面31aになっている。なお、図3〜図7において、符号312は、端子収容孔311に収容された雌型の端子金具(不図示)に接続された電線を示している。
ロックアーム32は、一外側面31aの前端(図3(b)では、右端)寄りの位置から立ち上がって一外側面31aの後端側に延出した可撓性アーム部32aと、この可撓性アーム部32aの延出方向の中間部の外面に突設されたロック用突起部32bと、を備えている。
可撓性アーム部32aは、一外側面31aの後端側に位置する端部が自由端になっている。この可撓性アーム部32aは、自由端側が、図3(b)に矢印Z1で示すように、一外側面31aと直交する方向に撓み変位可能である。可撓性アーム部32aの自由端は、後述するロック状態を解除する際に押下する操作部321となっている。
ロック用突起部32bは、図3(b)に示すように、可撓性アーム部32aの長さ方向の中間部の外面(図3(b)では、上面)に突設されている。このロック用突起部32bは、コネクタハウジング相互が仮嵌合又は嵌合完了したときに、第2コネクタハウジング4の内部に装備された係止凹部44に係合することで、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックする。
指標片33は、可撓性アーム部32aの自由端の両側面にそれぞれ装備されている。各指標片33は、可撓性アーム部32aの側面から第1コネクタハウジング3の幅方向(図1及び図3(a)における矢印Y1方向)に突出して設けられた突片である。本実施形態の場合、この指標片33は、操作部321の一部を構成している。また、指標片33は、可撓性アーム部32aが一外側面31aに接近する方向に撓み変形する際、又は撓み変形した状態が復元するときに、先端部が判定基準片34の先端部と干渉し、変位を規制する一定の拘束力を生じさせる。但し、可撓性アーム部32aが所定以上の負荷で撓み変形する際、又は撓み変形した状態が復元する際には、主に判定基準片34がリブ313と共に弾性変形することで、可撓性アーム部32aの変位が許容される。
一対の判定基準片34は、図1及び図3に示すように、ロックアーム32の両側において一外側面31aに立設された一対のリブ313の頂部から、第1コネクタハウジング3の幅方向内側に向かって装備された突片である。この一対の判定基準片34は、一対の指標片33の先端部と重なるように、互いの先端部間を離間して配置されている。一対の判定基準片34は、可撓性アーム部32aが一外側面31a側に撓み変形していない状態のときには、図3及び図7に示したように、指標片33と一外側面31aとの間に先端部が進入した形態になり、指標片33との干渉によって、可撓性アーム部32aが一外側面31a側に移動することを規制する。
ここに、可撓性アーム部32aが一外側面31a側に撓み変形していない状態のときとは、例えば、図3に示すようにコネクタハウジング相互が未嵌合の状態のとき、又は図7に示すようにコネクタハウジング相互が嵌合完了した状態のときである。
但し、判定基準片34による移動の規制は、可撓性アーム部32aに一外側面31a側に向かう所定以上の荷重が作用した場合には、主に判定基準片34がリブ313と共に弾性変形することで、解除される。即ち、下記場合には、判定基準片34とリブ313との弾性変形によって、可撓性アーム部32aの移動規制が解除され、可撓性アーム部32aは一外側面31a側に変位することができる。それは、操作部321に加えられる押下力によって可撓性アーム部32aに一外側面31a側に向かう所定以上の荷重が作用した場合である。あるいはコネクタハウジング相互の嵌合操作で、図5(b)に示すようにロック用突起部32bが後述する係止凹部44の手前の***部43の下にもぐり込み、係止凹部44の手前の***部43から作用する押下力で可撓性アーム部32aに一外側面31a側に向かう所定以上の荷重が作用した場合である。
また、判定基準片34は、図5及び図6に示すように、コネクタハウジング相互の嵌合過程で、可撓性アーム部32aが一外側面31a側に撓み変形した状態のときには、指標片33の上に先端部が重なった形態となるように装備されている。
図6に示したように指標片33の上に先端部が張り出した判定基準片34は、可撓性アーム部32aに所定以上の復元力が作用するまでは、指標片33との干渉によって、可撓性アーム部32aの復元方向の移動を規制する。但し、この場合も、後述するすくい面45によって可撓性アーム部32aに所定以上の復元方向の力が作用したときには、判定基準片34とリブ313との弾性変形によって、可撓性アーム部32aに対する移動規制を解除し、可撓性アーム部32aの復帰を許容する。
以上に説明した判定基準片34は、所定の弾性力で指標片33の移動を規制し、コネクタハウジング相互がロック状態にあるときに不測に前記指標片33が押下されることを抑止してロック状態を維持するロック維持手段を兼ねている。
第2コネクタハウジング4は、図1に示すように、機器5側に固定装備されるコネクタハウジングである。この第2コネクタハウジング4は、図1〜図3に示すように、ハウジング本体41と、このハウジング本体41の前端からコネクタハウジング相互の嵌合方向(図1では、矢印X1方向)に延出した筒状のフード部42と、フード部42の内部に装備される***部43及び係止凹部44と、すくい面45と、を備えている。
ハウジング本体41は、第1コネクタハウジング3内の雌型の端子金具(不図示)に嵌合する雄型の端子金具411(図2参照)を収容保持している。
フード部42は、第1コネクタハウジング3の前端側を収容する筒状である。
***部43は、一外側面31aと対向するフード部42の内面に***形成されている。この***部43は、図5に示すように、コネクタハウジング相互の嵌合操作時に、ロック用突起部32bがもぐり込むことで、可撓性アーム部32aを一外側面31a側に撓ませる。この***部43が可撓性アーム部32aを一外側面31a側に撓ませるとき、可撓性アーム部32aに作用する曲げ荷重は判定基準片34によって指標片33に作用する規制力を超える大きさとなる。そして、指標片33は判定基準片34を乗り越えて、指標片33が判定基準片34の下側へ挿通する形態になる。
言い換えると、コネクタハウジング相互の嵌合過程では、可撓性アーム部32aの撓み変位によって、図5に示すように、判定基準片34が指標片33の上に位置する形態となる。
係止凹部44は、***部43の後端側に形成された凹部である。第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4とが仮嵌合、嵌合完了したときに、図6、図7に示すように、撓み変形していた可撓性アーム部32aの復元力でロック用突起部32bが係止凹部44に係合し、コネクタハウジング相互の離脱方向の移動が規制される。即ち、係止凹部44は、コネクタハウジング相互が嵌合完了したとき、ロック用突起部32bを係止して、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックする。
なお、本実施形態の場合、コネクタハウジング相互が仮嵌合の場合には、図6に示したように、ロック用突起部32bの先端部のみが係止凹部44に係合している。一方、可撓性アーム部32aの自由端に突設された指標片33の先端部が判定基準片34の下面に引っかかることで、可撓性アーム部32aがそれ以上、一外側面31aから離れる方向に移動することが規制される。
すくい面45は、図6に示すように、係止凹部44に形成された傾斜面である。このすくい面45は、コネクタハウジング相互が仮嵌合して、ロック用突起部32bの先端部のみが係止凹部44に係合した状態で、コネクタハウジング相互間に離脱方向(図6(b)では、矢印X2方向)の外力を作用させると、ロック用突起部32bをすくい上げて、可撓性アーム部32aの撓み変形を解消する方向に可撓性アーム部32aを移動させる。一方、このすくい面45から作用する荷重は、判定基準片34によって指標片33に作用する移動規制力よりも大きく、図7に示すように、指標片33が判定基準片34を乗り越えて、指標片33が判定基準片34の上に重なった形態を形成する。
次に、以上に説明した第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4とが嵌合接続される時のロックアーム32の挙動を、図3〜図7に基づいて説明する。
まず、図3に示すように、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との互いの先端部を突き合わせる。この状況では、ロックアーム32は、指標片33が判定基準片34と干渉していて、一外側面31a側の移動が規制されている。指標片33を特に押下しない限り、指標片33は判定基準片34の上に重なった形態になっている。
次いで、図4に示すように、第1コネクタハウジング3を第2コネクタハウジング4のフード部42内に挿入する(嵌合開始)。第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が進むと、図5(b)に示すように、ロックアーム32のロック用突起部32bがフード部42内の***部43の下にもぐり込むことで、可撓性アーム部32aが一外側面31a側に撓み変形する。このとき、ロック用突起部32bが***部43の下にもぐり込んだ際に可撓性アーム部32aに作用する曲げ荷重(剪断荷重)が大きいため、指標片33は判定基準片34による規制力以上で一外側面31a側に移動する。そのため、図5(b)に示すように、指標片33が、判定基準片34の下側に位置した形態になる。
図5に示した嵌合途中の状態で、コネクタハウジング相互間に互いに離脱する方向の外力を作用させると、第1コネクタハウジング3が第2コネクタハウジング4から抜け落ちる。
次いで、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が更に進んで、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4とが仮嵌合位置に到達すると、図6(b)に示すように、ロック用突起部32bが***部43を乗り越えて、先端部が***部43の後端側に形成された係止凹部44に係合する。但し、ロックアーム32が係止凹部44に係合することで、可撓性アーム部32aの撓み変形が復元しようとすると、図6(b)に示したように、指標片33が判定基準片34の下面に当接して、それ以上、一外側面31aから離れる方向の移動が判定基準片34によって規制される。図6の仮嵌合状態で、電線312又は第1コネクタハウジング3を引っ張ることにより、コネクタハウジング相互間に互いに離脱する方向の外力を作用させると、ロック用突起部32bがすくい面45に押圧され、すくい面45の傾斜によって、ロック用突起部32bが係止凹部44内にすくい上げられる。これにより、可撓性アーム部32aには、一外側面31aから離間する方向に大きな荷重が作用し、指標片33が判定基準片34の規制力に抗して、判定基準片34の上方側に移動する。そして、図7に示すように、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了し、ロック用突起部32bが係止凹部44に確実に係合すると共に、指標片33が判定基準片34の上に重なった形態を得ることができる。
以上に説明した一実施形態のコネクタ2の構成によれば、ロックアーム32のロック用突起部32bが係合するロック部である係止凹部44は、第2コネクタハウジング4のフード部42の内面に装備されている。そのため、ロック状態を外部から目視確認することができない。
また、コネクタハウジング相互を嵌合操作したが、嵌合が適正に完了していない嵌合途中(半嵌合状態)の場合には、ロックアーム32のロック用突起部32bが第2コネクタハウジング4の係止凹部44に係合していない。また、ロックアーム32(可撓性アーム部32a)の自由端に装備した指標片33の上に判定基準片34の先端部が位置する状態になっているため、この判定基準片34に対する指標片33の位置を目視確認することで、コネクタハウジング相互の嵌合状態が不完全であり、ロック状態になっていないことを判別することができる。そして、この嵌合途中の場合には、コネクタハウジング相互を離脱方向に引っ張ることで、コネクタハウジング相互を引き離すことができる。
そして、コネクタハウジング相互が仮嵌合又は嵌合完了した場合は、ロックアーム32のロック用突起部32bが第2コネクタハウジング4の係止凹部44に係合する。仮嵌合した際には、目視確認可能なロックアーム32の自由端の指標片33が、判定基準片34の下に位置しているが、コネクタハウジング相互間に互いに離脱する方向の外力を作用させて嵌合完了した際には、目視確認可能なロックアーム32の自由端の指標片33が、判定基準片34の上に重なった状態になる。
そのため、指標片33の位置を目視確認することで、嵌合完了状態であり、確実にロックされていることを判別することができる。
そして、嵌合完了状態になっているときには、指標片33の下に位置する判定基準片34が、ロックアーム32のロック解除方向への変位を規制する。従って、ロックアーム32のロック解除方向への変位を規制するために専用の部品を装備する必要がなく、構成部品の増加を防止することもできる。
また、一実施形態のコネクタ2の構成によれば、コネクタハウジング相互を仮嵌合させた後、コネクタハウジング相互間に離脱方向の外力を作用させると、係止凹部44に装備されていたすくい面45が、係止凹部44に完全係合前のロック用突起部32bをすくい上げて、係止凹部44とロック用突起部32bとが完全に係合した状態になる。そして、すくい面45が、ロック用突起部32bをすくい上げる作用によって、可撓性アーム部32aの撓み変形が解消され、可撓性アーム部32aの撓み変形の戻りによって、可撓性アーム部32aの自由端に装備されている指標片33が確実に判定基準片34の上に押し出される。従って、嵌合完了状態であることを示す、指標片33が判定基準片34の上に重なる形態を、確実に得ることができる。
また、一実施形態のコネクタ2の構成によれば、ロックアーム32の自由端に装備された指標片33はロックアーム32を押下操作する際の操作部を兼ねることで、ロックアーム32の自由端に専用の操作部を設ける必要がなくなり、ロックアーム32の構造を単純化することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、前述の一実施形態では、指標片が操作部を兼ねた構成であったが、指標片は操作部の別の部位に装備するようにしても良い。
また、前述の一実施形態では判定基準片が、ロック状態を維持するロック維持手段を兼ねた構成であったが、判定基準片とは別に、ロック維持手段となる部材を第1コネクタハウジングに一体装備するようにしても良い。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] ハウジング本体(31)の一外側面(31a)に装備されるロックアーム(32)が、前記一外側面(31a)の前端寄りの位置から立ち上がって後端側に延出した可撓性アーム部(32a)と、前記可撓性アーム部(32a)の外面に突設されたロック用突起部(32b)と、を備える第1コネクタハウジング(3)と、
前記第1コネクタハウジング(3)の前端側を収容する筒状のフード部(42)を備え、前記ロック用突起部(32b)と係合してコネクタハウジング相互の嵌合状態をロックする係止凹部(44)が前記フード部(42)の内面に装備された第2コネクタハウジング(4)と、
を備えるコネクタ(2)であって、
前記第1コネクタハウジング(3)は、
前記可撓性アーム部(32a)の自由端の側面から前記第1コネクタハウジング(3)の幅方向に突出して設けられた指標片(33)と、
前記可撓性アーム部(32a)が前記一外側面(31a)側に撓み変形していないときには前記指標片(33)と前記一外側面(31a)との間に先端部が進入し、コネクタハウジング相互の嵌合過程で前記可撓性アーム部(32a)が前記一外側面(31a)側に撓み変形したときには前記指標片(33)の上に先端部が重なるように装備された判定基準片(34)と、
を備えたことを特徴とするコネクタ(2)。
[2] 前記係止凹部(44)には、コネクタハウジング相互が仮嵌合した状態でコネクタハウジング相互間に離脱方向の外力を作用させると、前記ロック用突起部(32b)をすくい上げて、前記可撓性アーム部(32a)の撓み変形を解消する方向に前記可撓性アーム部(32a)を移動させるすくい面(45)が装備されたことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(2)。
[3] 前記指標片(33)は、前記ロックアーム(32)をロック解除位置に撓み変形させる際に押下操作する操作部を兼ねることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のコネクタ(2)。
2 コネクタ
3 第1コネクタハウジング
4 第2コネクタハウジング
31 ハウジング本体
31a 一外側面
32 ロックアーム
32a 可撓性アーム部
32b ロック用突起部
33 指標片
34 判定基準片
42 フード部
44 係止凹部
45 すくい面

Claims (3)

  1. ハウジング本体の一外側面に装備されるロックアームが、前記一外側面の前端寄りの位置から立ち上がって後端側に延出した可撓性アーム部と、前記可撓性アーム部の外面に突設されたロック用突起部と、を備える第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングの前端側を収容する筒状のフード部を備え、前記ロック用突起部と係合してコネクタハウジング相互の嵌合状態をロックする係止凹部が前記フード部の内面に装備された第2コネクタハウジングと、
    を備えるコネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングは、
    前記可撓性アーム部の自由端の側面から前記第1コネクタハウジングの幅方向に突出して設けられた指標片と、
    前記可撓性アーム部が前記一外側面側に撓み変形していないときには前記指標片と前記一外側面との間に先端部が進入し、コネクタハウジング相互の嵌合過程で前記可撓性アーム部が前記一外側面側に撓み変形したときには前記指標片の上に先端部が重なるように装備された判定基準片と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記係止凹部には、コネクタハウジング相互が仮嵌合した状態でコネクタハウジング相互間に離脱方向の外力を作用させると、前記ロック用突起部をすくい上げて、前記可撓性アーム部の撓み変形を解消する方向に前記可撓性アーム部を移動させるすくい面が装備されたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記指標片は、前記ロックアームをロック解除位置に撓み変形させる際に押下操作する操作部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
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