JP6473284B2 - ボトル - Google Patents
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Description
この構成によれば、ボトルの径方向の剛性を高めることができるので、例えば胴部にラインプレッシャーが作用したとき、あるいはボトルに密封された内容物の温度が低下してボトル内が減圧した場合等に、胴部の変形を抑えるようになっている。
本発明に係るボトルは、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪み、かつ全周に亘って延設された周溝がボトル軸方向に間隔をあけて複数形成されたボトルであって、前記周溝は、それぞれ同形同大に形成されるとともに、前記胴部の側面視でボトル軸方向に屈曲しながら周方向に沿って周期的に延びる波形状を呈し、ボトル軸方向で隣接する前記周溝のうち、一の前記周溝における山側の頂部と、前記一の周溝に隣接する他の前記周溝における山側及び谷側の頂部と、の周方向の位置、並びに前記一の周溝における谷側の頂部と、前記他の周溝における山側及び谷側の頂部と、の周方向の位置がそれぞれ異なっており、前記胴部の側面視において、前記周溝は、山側及び谷側の頂部が曲線となっており、山側及び谷側の頂部間を連結する連結部が直線となっており、前記連結部のうち、前記胴部の側面視において、前記ボトル軸と重なる正面に位置する連結部の周方向に対する傾斜角度が15°以上になっており、ボトル軸方向で隣接する前記周溝間の最小距離は、前記周溝において山側及び谷側の頂部間のボトル軸方向の振幅以上になっていることを特徴としている。
また、周溝が波形状を呈しているので、従来のように周溝を周方向に沿って形成したストレート形状に比べてデザイン性も向上させることができる。
また、ボトルに圧縮方向の軸力が加えられたときに、胴部が周溝の溝幅を全周に亘って狭めるように圧縮変形するのを抑制でき、周溝を形成したことによる座屈強度の低下を抑えることができる。
この場合、傾斜角度を20°以上にすることで、上述した作用効果を確実に奏功させることができる。
一方、傾斜角度を55°以下にすることで、ボトル減圧時において、胴部のうち、周溝間に位置する部分に径方向の内側に向けて作用する応力が、連結部を伝ってボトル軸方向に広がるのを抑制でき、胴部の不正変形を抑制できる。
この場合、胴部がボトル軸方向の全体に亘って同径とされた、いわゆるストレートボトルに比べて減圧強度の低い絞りボトルであっても、所望の減圧吸収性能を具備させることができる。
本実施形態に係るボトル1は、図1に示されるように、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これらがそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態でこの順に連設された概略構成とされている。
なお、このボトル1は、合成樹脂材料で一体に形成され、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成される。また、口部11には、図示しないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13及び底部14はそれぞれ、径方向に沿う横断面視形状が円形状となっている。
また、図2に示すように、胴部13の側面視において、周溝15のうち、連結部15cの周方向に対する傾斜角度θ、具体的には周方向のうち、ボトル軸O方向に沿う周溝15の中央部を通る第1仮想線L1と、連結部15cにおける溝幅の中央部を通る第2仮想線L2と、のなす角度は15°以上60°以下の範囲になっていることが好ましい。これについては、後に詳述する。なお、図2においては、図面を分かり易くするため、図1に示す周溝15に対して縮尺を異ならせてある。
また、周溝15が波形状を呈しているので、図8に示すように周溝15を周方向に沿って形成したストレート形状に比べてデザイン性も向上させることができる。
実施例3は、図3に示すボトル1であって、周溝15が波形状を呈するとともに、ボトル軸O方向で隣接する周溝15の位相が逆位相とされたものである。すなわち、ボトル軸O方向で隣接する各周溝15間において、山側頂部15a及び谷側頂部15bの周方向に沿う位置が同等になっている。
また、比較例1,2は、図8に示すボトルであって、周溝15を周方向に沿って形成したストレート形状のものである。
実施例1:周溝15の深さD=1.5mm、振幅A=4mm、同位相
実施例2:周溝15の深さD=1.5mm、振幅A=6mm、同位相
実施例3:周溝15の深さD=1.5mm、振幅A=4mm、逆位相
実施例4:周溝15の深さD=2.0mm、振幅A=4mm、同位相
比較例1:周溝15の深さD=1.5mm
比較例2:周溝15の深さD=2.0mm
これは、上述したように実施例では周溝15が波形状を呈しているため、ボトル1減圧時に胴部13に作用する応力が周方向に広がるのを連結部15cによって抑制し、胴部13を周方向の全体に亘って均等に変形させることができたためと考えられる。なお、各実施例ともに、傾斜角度が15°以上の角度範囲で減圧強度が各比較例以上となり、35°以上45°以下の角度範囲で最大になることが確認された。
これは、傾斜角度θが大きくなると、ボトル1減圧時に胴部13に作用する応力が、連結部15cを伝ってボトル軸O方向に広がり易くなるためであると考えられる。なお、少なくとも実施例1,3,4については、傾斜角度が60°以下の範囲までは、減圧強度が比較例2以上になることが確認された。
一方、傾斜角度θを55°以下にすることで、ボトル1減圧時において、胴部13のうち、周溝15間に位置する部分に径方向の内側に向けて作用する応力が、連結部15cを伝ってボトル軸O方向に広がるのを確実に抑制できる。その結果、胴部13の不正変形を抑制し、所望の減圧吸収性能を具備させることができる。
図3、図6に示すように、ボトル軸O方向で隣接する周溝15同士の位相を互いにずらすことで、ボトル1に圧縮方向の軸力が加えられたときに、胴部13が周溝15の溝幅を全周に亘って狭めるように圧縮変形するのを抑制でき、周溝15を形成したことによる座屈強度の低下を抑えることができる。
さらに、周溝15の本数や深さ、振幅A等は、適宜設計変更が可能である。
例えば、図7に示すように、胴部13がボトル軸O方向の外側から内側に向かうに従い漸次縮径した、いわゆる絞りボトルを採用しても構わない。
この場合、胴部13がボトル軸O方向の全体に亘って同径とされた、いわゆるストレートボトル(図1参照)に比べて減圧強度の低い絞りボトルであっても、所望の減圧吸収性能を具備させることができる。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
Claims (3)
- 筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪み、かつ全周に亘って延設された周溝がボトル軸方向に間隔をあけて複数形成されたボトルであって、
前記周溝は、それぞれ同形同大に形成されるとともに、前記胴部の側面視でボトル軸方向に屈曲しながら周方向に沿って周期的に延びる波形状を呈し、
ボトル軸方向で隣接する前記周溝のうち、一の前記周溝における山側の頂部と、前記一の周溝に隣接する他の前記周溝における山側及び谷側の頂部と、の周方向の位置、並びに前記一の周溝における谷側の頂部と、前記他の周溝における山側及び谷側の頂部と、の周方向の位置がそれぞれ異なっており、
前記胴部の側面視において、前記周溝は、山側及び谷側の頂部が曲線となっており、山側及び谷側の頂部間を連結する連結部が直線となっており、
前記連結部のうち、前記胴部の側面視において、前記ボトル軸と重なる正面に位置する連結部の周方向に対する傾斜角度が15°以上になっており、
ボトル軸方向で隣接する前記周溝間の最小距離は、前記周溝において山側及び谷側の頂部間のボトル軸方向の振幅以上になっていることを特徴とするボトル。 - 前記傾斜角度が20°以上55°以下になっていることを特徴とする請求項1記載のボトル。
- 前記胴部は、ボトル軸方向の外側から内側に向かうに従い漸次縮径していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボトル。
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