JP6471719B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
定着装置には、一対の定着部材、すなわち、定着ローラー又は定着ベルトなどの加熱部材と、その加熱部材に圧縮ばねを用いて圧接される加圧ローラーなどの加圧部材とが含まれる。このような定着装置において、封筒のようなシートにトナー画像を定着させる場合に、皺の発生を防ぐためにニップ圧を通常のニップ圧よりも減圧することがある。
例えば、加圧部材の軸端に当接する上加圧レバーと、加圧カムに当接する下加圧レバーとが圧縮ばねを介して連結されており、前記加圧カムを回転させることによってニップ圧を調整することが可能な定着装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−179435号公報
ところで、近年は定着装置の小型化及び高速化が求められており、そのためには、ばね定数の大きい圧縮ばねを使用することが有利である。しかしながら、ばね定数が大きい圧縮ばねを使用する場合には、圧縮ばねの長さが僅かに違うだけで弾性力が大きく変化するので、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきが大きくなりやすい。
本発明の目的は、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきを抑制することが可能な定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る定着装置は、一対の定着部材と、圧縮ばねと、ニップ圧変更機構と、規制部材と、を備える。前記一対の定着部材は、ニップ部を形成する。前記圧縮ばねは、前記ニップ部にニップ圧を与える。前記ニップ圧変更機構は、前記圧縮ばねの第1端の位置を少なくとも、前記ニップ部に第1ニップ圧を与える第1位置と、前記ニップ部に前記第1ニップ圧よりも低い第2ニップ圧を与える第2位置との間で変位させる。前記規制部材は、前記圧縮ばねの前記第1端の位置が、前記第1位置と前記第2位置との間であって前記圧縮ばねの長さが特定長になる中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間、前記圧縮ばねの前記特定長を超える伸張を規制する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、作像部と、前記定着装置と、を備える。前記作像部は、シートにトナー画像を形成する。前記定着装置は、前記シートに前記トナー画像を定着させる。
本発明によれば、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきを抑制することが可能な定着装置及び画像形成装置が提供される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の外観を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 図8は、本発明の変形例に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の構成について説明する。図1に示されるように、画像形成装置1は、シートカセット2、作像部3、定着部4、及び制御部5などを備える。定着部4、もしくは、定着部4と制御部5との組み合わせが、本発明の定着装置の一例である。なお、本発明は、プリンターに限らず、コピー機、ファクシミリ装置、複合機のような任意の画像形成装置にも適用可能である。
シートカセット2は、記録用紙などのシートを収容する。
作像部3は、感光体ドラム、帯電器、露光装置、現像装置、及び転写装置などを備える。作像部3は、シートカセット2から給送される前記シートにトナー画像を形成する。
定着部4は、前記トナー画像が形成された前記シートを加熱及び加圧することにより、前記シートに前記トナー画像を定着させる。定着部4の具体的な構成については後述する。
制御部5は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。なお、制御部5は、前記各種の処理を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
[第1実施形態に係る定着部の構成]
次に、図2〜図4を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る定着部4の構成について説明する。
定着部4は、定着ローラー11及び加圧ローラー12を備える。定着ローラー11及び加圧ローラー12は、本発明の一対の定着部材の一例である。
定着ローラー11は、回転軸21を中心として回転可能に支持されている。加圧ローラー12は、回転軸22を中心として回転可能に支持されている。定着ローラー11は、定着ローラー11の内部又は外部に設けられたハロゲンランプ又は誘導加熱器などの加熱器(不図示)によって加熱される。
加圧ローラー12の回転軸22の軸方向の両端部は、加圧機構30によって、定着ローラー11側に押圧される。その結果、加圧ローラー12が定着ローラー11に圧接されて、定着ローラー11と加圧ローラー12との間にニップ部が形成される。加圧ローラー12は、図示しないモーターからの回転駆動力により回転される。加圧ローラー12が回転すると、前記ニップ部を通じて加圧ローラー12から定着ローラー11へ前記回転駆動力が伝達されて、定着ローラー11も回転する。この状態で、前記トナー画像が形成された前記シートが前記ニップ部を通過すると、前記シートが加熱及び加圧されて、前記トナー画像が前記シートに定着する。
ところで、封筒のようなシートにトナー画像を定着させる場合に、皺の発生を防ぐためにニップ圧を通常のニップ圧よりも減圧することがある。例えば、加圧部材の軸端に当接する上加圧レバーと、加圧カムに当接する下加圧レバーとが圧縮ばねを介して連結されており、前記加圧カムを回転させることによってニップ圧を調整することが可能な定着装置が知られている。ところで、近年は定着装置の小型化及び高速化が求められており、そのためには、ばね定数の大きい圧縮ばねを使用することが有利である。しかしながら、ばね定数が大きい圧縮ばねを使用する場合には、圧縮ばねの長さが僅かに違うだけで弾性力が大きく変化するので、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきが大きくなりやすい。これに対して、本実施形態では、以下で説明するような加圧機構30を採用することによって、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきを抑制することが可能である。
加圧機構30は、加圧レバー31と、押圧レバー32と、カム33(本発明のニップ圧変更機構の一例)と、圧縮ばね34と、ガイド35と、規制ボルト36と、ナット37とを備える。
加圧レバー31は、加圧レバー31の基端に設けられた回転軸P1を中心として揺動可能に支持されている。押圧レバー32は、押圧レバー32の基端に設けられた回転軸P2を中心として揺動可能に支持されている。
加圧レバー31と押圧レバー32との間には圧縮ばね34が設けられている。すなわち、押圧レバー32は、圧縮ばね34を介して加圧レバー31と連結する。圧縮ばね34の加圧レバー31側の端部(本発明の第2端の一例)は、加圧レバー31の先端側によって支持されている。圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部(本発明の第1端の一例)は、押圧レバー32の先端側に設けられたガイド35によって支持されている。
加圧レバー31は、圧縮ばね34の弾性力により、加圧ローラー12の回転軸22を定着ローラー11側に押圧する。これにより、加圧ローラー12が定着ローラー11に圧接される。すなわち、圧縮ばね34により、定着ローラー11と加圧ローラー12との間のニップ部にニップ圧が与えられる。
カム33は、回転軸P3を中心として回動可能に支持されている。カム33は、加圧レバー31に対して接離方向(近づいたり離れたりする方向)に押圧レバー32を揺動させる。カム33は、図示しないモーターからの回転駆動力により回動される。
カム33は、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置を、少なくとも、前記ニップ部に通常のニップ圧(本発明の第1ニップ圧の一例)を与える第1位置と、前記ニップ部に通常のニップ圧よりも低いニップ圧(本発明の第2ニップ圧の一例)を与える第2位置との間で変位させる。
前記第1位置は、予め定められた第1印刷条件に対応する位置であり、前記第2位置は、前記第1印刷条件とは異なる第2印刷条件に対応する位置である。例えば、前記ニップ部を通過するシートが普通紙のようなシートS1である場合(前記第1印刷条件の一例)には、カム33によって圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が前記第1位置に変位される。これにより、前記ニップ部のニップ圧が、通常のニップ圧となる。一方、前記ニップ部を通過するシートが封筒のようなシートS1である場合(前記第2印刷条件の一例)には、カム33によって圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が前記第2位置に変位される。これにより、前記ニップ部のニップ圧が、通常のニップ圧よりも低いニップ圧となる。
図2は、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が前記第1位置にあるときの定着部4の状態(以下、通常状態と称す)を示している。図3は、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が、前記第1位置と前記第2位置との間の所定位置(以下、中途位置と称す)にあるときの定着部4の状態(以下、中途状態と称す)を示している。図4は、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が前記第2位置にあるときの定着部4の状態(以下、減圧状態と称す)を示している。
規制ボルト36は、頭部36a(本発明の係止部の一例)と、加圧レバー31及び押圧レバー32の間に亘って設けられる中央部36b(本発明の掛架部の一例)及び先端部36c(本発明の掛架部の一例)とを有している。頭部36aは、ガイド35に設けられた貫通孔よりも径が大きくなっている。中央部36bは、ガイド35に設けられた貫通孔よりも径が小さく、且つ、加圧レバー31に設けられた貫通孔よりもよりも径が大きくなっている。すなわち、中央部36bは、ガイド35によって摺動可能に支持されている。先端部36cは、加圧レバー31に設けられた貫通孔よりも径が小さくなっている。先端部36cにはナット37(本発明の係止部の一例)が固定されている。よって、加圧レバー31とガイド35との間の距離は、ナット37及び頭部36aによって制限される。よって、圧縮ばね34の長さは、図3及び図4に示される長さL2よりも長くなることはない。
図2に示すように、定着部4が前記通常状態のとき、押圧レバー32がカム33により押圧されることによって、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図2に示される位置(前記第1位置)となる。このとき、圧縮ばね34の長さは図2に示される長さL1となる。また、規制ボルト36の頭部36aとガイド35との間には隙間dが生じる。この状態で、普通紙のようなシートS1に対する定着処理が行われる。
一方、封筒のようなシートS2に対する定着処理が行われる場合には、制御部5によって不図示のモーターが制御されてカム33が駆動されて、図4に示されるように、定着部4が前記減圧状態となる。
定着部4が前記通常状態から前記減圧状態へ移行するとき、カム33が図2に示される回転位置から図4に示される回転位置に近づくにつれて、隙間dは徐々に小さくなる。そして、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図3に示される位置(前記中途位置)まで変位した時点で、隙間dはちょうど0になる。このとき、圧縮ばね34の長さは図3に示される長さL2(ただし、L2>L1)となる。この長さL2は、本発明の特定長の一例である。
カム33が図3に示される回転位置から図4に示される回転位置に変位すると、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図3に示される前記中途位置から図4に示される前記第2位置に変位する。この間、圧縮ばね34の更なる伸張(すなわち、長さL2を超える伸張)が規制ボルト36によって妨げられる。すなわち、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が前記中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間、規制ボルト36の頭部36aが、押圧レバー32の離間方向(加圧レバー31から離れる方向)への移動を係止する。これにより、圧縮ばね34の長さは、規制ボルト36によって長さL2に規制される。
図4に示すように、定着部4が前記減圧状態のとき、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図4に示される前記第2位置となる。このとき、圧縮ばね34の長さは長さL2となる。この状態では、圧縮ばね34の弾性力は、加圧ローラー12の回転軸22が加圧レバー31を介して圧縮ばね34の加圧レバー31側の端部を押圧する力よりも大きくなっている。よって、加圧ローラー12の回転軸22にとって、圧縮ばね34は、あたかも長さL2の非弾性体となっている。よって、この状態では、加圧ローラー12の回転軸22の位置は、圧縮ばね34の弾性力には左右されず、カム33の回転位置に応じた固定位置となる。したがって、定着ローラー11と加圧ローラー12との間のニップ圧は一定になる。
このように、第1実施形態では、規制ボルト36によって圧縮ばね34の伸張を制限することによって、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきを抑制することが可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。ただし、第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、定着部3の加圧機構30のみである。よって、加圧機構30以外の構成については説明を省略する。
図5〜8に示すように、第2実施形態における加圧機構30は、加圧レバー31と、押圧レバー32と、カム33と、圧縮ばね34と、ガイド35と、規制ボルト36と、荷重調整板38とを備える。加圧レバー31、押圧レバー32、カム33、圧縮ばね34、及びガイド35については、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図5は、前記通常状態の定着部4を示している。図6は、前記中途状態の定着部4を示している。図4は、前記減圧状態の定着部4を示している。
規制ボルト36は、頭部36aと中央部36bと先端部36cとを有している。頭部36aは、ガイド35に設けられた貫通孔よりも径が大きくなっている。中央部36bは、ガイド35に設けられた貫通孔よりも径が小さく、且つ、加圧レバー31に設けられた貫通孔よりもよりも径が大きくなっている。すなわち、中央部36bは、ガイド35によって摺動可能に支持されている。先端部36cは、加圧レバー31に設けられた貫通孔よりも径が小さくなっている。
第2実施形態では、規制ボルト36の中央部36b(本発明の掛架部の一例)上に、位置が調整可能に荷重調整板38が固定されている。そして、圧縮ばね34の加圧レバー31側の端部が荷重調整板38により支持されている。なお、規制ボルト36の中央部36bは円柱状であり、荷重調整板38と規制ボルト36の中央部36bとが各々に設けられたねじ山によって固定されている。よって、規制ボルト36を荷重調整板38に対して前記中央部36bの軸周りに回転させることにより、規制ボルト36の軸方向における荷重調整板38の位置を調整することが可能である。
図5に示すように、定着部4が前記通常状態のとき、押圧レバー32がカム33により押圧されることによって、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図5に示される位置(前記第1位置)となる。このとき、圧縮ばね34の長さは図5に示される長さL3となる。また、規制ボルト36の頭部36aとガイド35との間には隙間dが生じる。この状態で、普通紙のようなシートS1に対する定着処理が行われる。なお、長さL3は、荷重調整板38の位置によって変化する。長さL3が変化すると、圧縮ばね34の弾性力が変化するので、前記ニップ圧も変化する。よって、例えば規制ボルト36をドライバーで回転させて荷重調整板38の位置を微調整することにより、前記通常状態のときのニップ圧を最適なニップ圧に微調整することができる。
一方、封筒のようなシートS2に対する定着処理が行われる場合には、制御部5によって不図示のモーターが制御されてカム33が駆動されて、図7に示されるように、定着部4が前記減圧状態となる。
定着部4が前記通常状態から前記減圧状態へ移行するとき、カム33が図5に示される回転位置から図7に示される回転位置に近づくにつれて、隙間dは徐々に小さくなる。そして、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図6に示される位置(前記中途位置)まで変位した時点で、隙間dはちょうど0になる。このとき、圧縮ばね34の長さは図6に示される長さL4(ただし、L4>L3)となる。この長さL4は、本発明の特定長の一例である。
カム33が図6に示される回転位置から図7に示される回転位置に変位すると、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図6に示される前記中途位置から図7に示される前記第2位置に変位する。この間、圧縮ばね34の更なる伸張(すなわち、長さL4を超える伸張)が規制ボルト36によって妨げられる。すなわち、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が前記中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間、規制ボルト36の頭部36aが、押圧レバー32の離間方向(加圧レバー31から離れる方向)への移動を係止する。これにより、圧縮ばね34の長さは、規制ボルト36によって長さL4に規制される。
図7に示すように、定着部4が前記減圧状態のとき、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部の位置が図7に示される前記第2位置となる。このとき、圧縮ばね34の長さは長さL4となる。この状態では、圧縮ばね34の弾性力は、加圧ローラー12の回転軸22が加圧レバー31、中央部36b及び荷重調整板38を介して圧縮ばね34の加圧レバー31側の端部を押圧する力よりも大きくなっている。よって、加圧ローラー12の回転軸22にとって、圧縮ばね34は、あたかも長さL2の非弾性体となっている。よって、この状態では、加圧ローラー12の回転軸22の位置は、圧縮ばね34の弾性力には左右されず、規制ボルト36の軸方向における荷重調整板38の位置にも左右されず、カム33の回転位置に応じた固定位置となる。したがって、定着ローラー11と加圧ローラー12との間のニップ圧は一定になる。
このように、第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、規制ボルト36によって圧縮ばね34の伸張を制限することによって、ニップ圧を減圧したときのニップ圧のばらつきを抑制することが可能である。
[変形例]
なお、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、規制ボルト36が滑らかに摺動しやすいように、規制ボルト36の中央部36bがガイド35によって摺動可能に支持されているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、規制ボルト36の中央部36bが、ガイド35を介さずに、押圧レバー32によって摺動可能に支持されてもよい。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、圧縮ばね34の内部を貫通する位置に規制ボルト36を配置しているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、圧縮ばね34の外部に規制ボルト36を配置してもよい。ただし、前記第1実施形態及び前記第2実施形態のように、圧縮ばね34の内部を貫通する位置に規制ボルト36を配置すれば、規制ボルト36を圧縮ばね34の位置決め部材として利用することが可能である。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、規制ボルト36の頭部36aが押圧レバー32側を向いているが、本発明はこれに限らない。他の実施形態では、規制ボルト36の頭部36aが加圧レバー31側を向いていてもよい。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、加圧レバー31によって加圧ローラー12の回転軸22を定着ローラー11側に押圧しているが、本発明はこれに限らない。他の実施形態では、加圧レバー31によって定着ローラー11の回転軸21を加圧ローラー12側に押圧してもよい。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、カム33によって押圧レバー32を押圧しているが、本発明はこれに限らず、他の任意の動力伝達機構によって押圧レバー32を押圧してもよい。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、加圧レバー31の回転軸P1と押圧レバー32の回転軸P2とが異なる位置に設けられているが、本発明はこれに限らず、加圧レバー31の回転軸P1と押圧レバー32の回転軸P2とが同軸上であってもよい。
また、前記第1実施形態及び前記第2実施形態では、規制ボルト36によって圧縮ばね34の伸張を制限しているが、本発明はこれに限らない。例えば、図8に示すように、加圧レバー31から延設された掛架部39及び係止部40によって圧縮ばね34の伸張を制限してもよい。
また、前記第2実施形態では、圧縮ばね34の加圧レバー31側の端部が荷重調整板38により支持されているが、本発明はこれに限らず、圧縮ばね34の押圧レバー32側の端部が荷重調整板38により支持されていてもよい。
1 画像形成装置
2 シートカセット
3 作像部
4 定着部
5 制御部
11 定着ローラー
12 加圧ローラー
21 回転軸
22 回転軸
30 加圧機構
31 加圧レバー
32 押圧レバー
33 カム
34 圧縮ばね
35 ガイド
36 規制ボルト
36a 頭部
36b 中央部
36c 先端部
37 ナット
38 荷重調整板
39 掛架部
40 係止部
S1,S2 シート
P1〜P3 回転軸

Claims (9)

  1. ニップ部を形成する一対の定着部材と、
    前記ニップ部にニップ圧を与える圧縮ばねと、
    前記圧縮ばねの第1端の位置を少なくとも、前記ニップ部に第1ニップ圧を与える第1位置と、前記ニップ部に前記第1ニップ圧よりも低い第2ニップ圧を与える第2位置との間で変位させるニップ圧変更機構と、
    前記圧縮ばねの前記第1端の位置が、前記第1位置と前記第2位置との間であって前記圧縮ばねの長さが特定長になる中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間、前記圧縮ばねの前記特定長を超える伸張を規制する規制部材と、
    を備え
    前記圧縮ばねの前記第1端の位置が前記第1位置にあるときは、前記圧縮ばねの長さが前記特定長よりも短くなり、
    前記圧縮ばねの前記第1端の位置が前記中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間は、前記規制部材により前記圧縮ばねの長さが前記特定長に規制される、
    定着装置。
  2. 前記一対の定着部材のうちの一方を押圧する加圧レバーと、
    前記圧縮ばねを介して前記加圧レバーと連結する押圧レバーと、
    を更に備え、
    前記ニップ圧変更機構が、前記加圧レバーに対して接離方向に前記押圧レバーを揺動させるカムであり、
    前記規制部材が、前記加圧レバー及び前記押圧レバーの間に亘って設けられる掛架部と、前記圧縮ばねの前記第1端の位置が前記中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間、前記加圧レバー及び前記押圧レバーの少なくとも一方の離間方向への移動を係止する係止部とを有する、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記掛架部上に位置が調整可能に固定された、前記圧縮ばねの前記第1端及び前記圧縮ばねの第2端のいずれか一方を支持する荷重調整板を更に備える、
    請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記掛架部が円柱状であり、
    荷重調整板と前記掛架部とが各々に設けられたねじ山によって固定されており、
    前記掛架部を前記荷重調整板に対して軸周りに回転させることにより前記掛架部の軸方向における前記荷重調整板の位置が調整可能に構成されている、
    請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記押圧レバーに設けられたガイドを更に備え、
    前記ガイドには貫通孔が設けられており、
    前記掛架部は、前記ガイドに設けられた前記貫通孔よりも径が大きい頭部と、前記ガイドに設けられた貫通孔よりも径が小さく且つ前記加圧レバーに設けられた貫通孔よりもよりも径が大きい中央部と、前記加圧レバーに設けられた貫通孔よりもよりも径が小さい先端部とを有し、
    前記掛架部の前記中央部は、前記ガイドによって、前記ガイドに設けられた前記貫通孔に沿う方向に摺動可能に支持されている、
    請求項2〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記圧縮ばねの前記第1端の位置が前記第1位置にあるときは、前記掛架部の前記頭部と前記ガイドとの間に隙間が生じ、
    前記圧縮ばねの前記第1端の位置が前記中途位置から前記第2位置までの範囲内にある間は、前記頭部と前記ガイドとが当接する、
    請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第1位置が、予め定められた第1印刷条件に対応する位置であり、前記第2位置が、前記第1印刷条件とは異なる第2印刷条件に対応する位置である、
    請求項1〜のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記第2印刷条件が、前記ニップ部を通過するシートが封筒であることを含む、
    請求項に記載の定着装置。
  9. シートにトナー画像を形成する作像部と、
    前記シートに前記トナー画像を定着させる請求項1〜のいずれかに記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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