JP6468675B2 - 包装用箱及びそのブランクシート - Google Patents
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Description
なかには、包装用箱を一連のブランクシートから組み上げる構成を採用し、当該ブランクシートのレイアウト及び折曲げ方を工夫することによって、包装用箱自体に支持構造及び緩衝スペースを一体的に設ける手法(例えば下記特許文献4又は特許文献5参照)が存在し、更に、その緩衝スペースを形成するスペーサに弾性を与えた例(例えば下記特許文献6参照)も紹介されている。
一方、前記特許文献4乃至特許文献6に記載の技術は、複数の部材を組み立てる必要はないものの、当該一個の部材に対する組立作業自体が複雑であるために、包装用箱の製造から内容器の装填に至るまでの工程に、人手による作業を介在させざるを得ないという問題がある。
図6に示す例は、一連のブランクシート一枚から直方体状に組み立てられ、四側面からなる筒部に囲まれた直方体状の包装空間S1を備え且つ前記筒部の開口部側に緩衝空間S2を備える包装用容器であって、前記緩衝空間S2を有する開口部は、前記四側面を構成する側板9,1,2,3の端縁から延出する閉じ板(この例では以下「底板」と記す)5,6,7,8を備え、前記筒部は、前記底板(後記閉鎖部)による前記包装空間S1と前記緩衝空間S2との仕切位置を規制する支持部Pを備える。
図7に示す例は、前記包装空間の側方を囲う側板9,1,2,3,4並びに天板10,11,12、前記底板5,6,7,8、折返し板(支持部P)13,14及び封止板15が一連に打ち抜かれたブランクシートから組み立てられる。
連続する四つの前記側板1,2,3,4は、前記包装空間S1の四側方を囲う形で方形の筒部を形作り、その一側面(この例では「後側板4」)の表面に当該後側板4と略同形状の他の側板(背板9)を貼着することで当該筒部の保形が為される。
この例は、前記背板9と前記天板10との間及び前記天板10と封止板15との境目に直線状の折罫線を備える。
前記前側板2は、前記封止板15が重なる領域に切込αを備え、当該切込αを再封時に差込片15aを収容するための差し入れ口とする。
各閉鎖部5b,6b,7b,8bは、各々が連続する前記側板9,1,2,3の下端から略同距離折り返された位置において、各々が連続する前記側板(前記背板を含む)9(4),1,2,3から離隔する方向へ内容器の下支持板となるように屈曲する。
尚、この例にあっては、前記前底板7、左右底板6,8及び後底板5が三層構造となって重合する。
前記閉鎖部5b,6b,7b,8bは、前記支持部Pの直下において、前記下支持板として相互に重合することによって、前記筒部の下開口部を封じる。この例の最も外側に重ねられる閉鎖部5bは、前記筒部の下開口部の略全域を覆う形状とする。
例えば、この例の前記折返し片13,14は、各々が折り返された際に、それぞれ前記前側板2又は前記後側板4の裏面に定着される固定部13a,14aをその上下の縁部に備えると共に、それぞれ前記前側板2又は前記後側板4の裏面に定着されない伝動部13b,14bをその中間部に備え、上下固定部13a,14aと前記伝動部13b,14bに挟まれた領域に、縦仕切片B及び横仕切片Aを当該折返し片13,14から分離しない様に切り出す複数の枝切込γを備える。
上下一対の枝切込γ,γは、ハの字状に相互に離隔して配置され、上枝切込群と下枝切込群の間には、水平方向に連なる幹部(伝動部13b,14b)が構成される。
一方、前記伝動部13b,14bは、隣接関係にある前記ハの字状切込γ,γに挟まれた前記幹部の領域であって各ハの字状切込γ,γの前記中間領域が左右に連続する領域であり、前記折返し片13,14の中間部を平板状に連結する構成を採る。
この例の前記伝動片13c,14cは、各折返し片13,14が備える樹木状切込の先端部から前記幹部に連続して延出する形で設けられ、重合する前後側板2,4各々連続する左右側板1,3に定着する。
また、この例では、前記引き糊代δと前記伝動部13b,14bとの境界に上下に伸びる直線的な折罫線及び脆弱線を備える。
尚、前記伝動片13c,14cとそれが連続する前記伝動部13b,14bとの境界には折罫線を設けず、これらがクランクの様に一枚の平板としての状態が損なわれないようにする。
そして、中央に切り込まれたハの字状切込γ,γの中間点と、最も内側のハの字状切込γ,γの先端と、最も外側のハの字状切込γ,γの末端を、上下に横切る様に直線的に結んだ折罫線及び脆弱線が配置されている。
尚、内容器の仕様及び収容する個数や配置に応じて切込幾つを一単位とするかは適宜変更してよい。
そして、前記横仕切片Aの長さを当該包装用箱の厚みの半分未満とすることによって、前後両縦仕切片B,Bの間に一定幅の間隙が確保される。
尚、前記連結片13d,14dの長さは、前記折罫線の間隔とともに仕切間に形成される空間の広さを決定するものであって、前記内容器の太さに応じた長さに設定する。
加えて、前記背板9には、上に向かって天板10及び封止板15が連続すると共に、下には後底板5が連続し、前記左側板1は、その上下にそれぞれ左フラップ(前記天板11)及び左底板6が連続し、前記前側板2は、その上下にそれぞれ前折返し板13及び前底板7が連続し、前記右側板3は、その上下にそれぞれ右フラップ(前記天板12)及び右底板8が連続し、前記後側板4は、上に向かって後折返し板14が連続する。
この例のブランクシートは、側板9,1,2,3の並びを左右とし、前記封止板15、前記天板10、前記背板9及び前記後底板5の並びを上下として、縦折り工程と、横折り工程と、展開工程と、底封工程と、天封工程を経てその全組立工程を完了する。
前記基底板が前記脇側板間の全域に亘って存在すれば、次に重合する底板が押し入れられる際に移動する領域で、確実に当該底板を支持することができる。
上記の如く組み立てられた包装用箱は、前記の通り、前記差込片15aとなる領域を前記貼着部15bから前記間欠切込βを破断しつつジッパーのように引き剥がすことによって開封し、前記差込片15aの先端部を前記前側板2に設けた切込αへ差し入れることによって再封する。
P 支持部,
S1 包装空間,S2 緩衝空間,
α 切込,β 間欠切込,γ 枝切込,δ 引き糊代,ε 押し糊代,
1 左側板,2 前側板,3 右側板,4 後側板,
5 後底板,5a 起立部,5b 閉鎖部,
6 左底板,6a 起立部,6b 閉鎖部,
7 前底板,7a 起立部,7b 閉鎖部,
8 右底板,8a 起立部,8b 閉鎖部,
9 背板,
10 天板,11 天板(右フラップ),12 天板(左フラップ),
13 前折返し片,
13a 固定部,13b 伝動部,13c 伝動片,13d 加圧部,
14 前折返し片,
14a 固定部,14b 伝動部,14c 伝動片,14d 加圧部,
15 封止板,15a 差込片,15b 貼着部,
Claims (4)
- 一連のブランクシートから直方体状に組み立てられ、四側面からなる筒部に囲まれた直方体状の包装空間を備え且つ前記筒部の開口部側に緩衝空間を備える包装用容器であって、
前記緩衝空間を有する開口部は、前記四側面を構成する側板の端縁それぞれから延出する閉じ板を備え、
各閉じ板は、各々が連続する側板の端縁からそれぞれの内側に折り返される起立部と、各起立部の先端から内側に屈曲する閉鎖部を備え、
前記筒部に、前記閉鎖部による前記包装空間と緩衝空間との仕切位置を規制する支持部を備え、
前記閉鎖部は、前記支持部の直下において重合することによって前記筒部の下開口部を封じ、
前記包装空間の最も外側に重ねられた閉鎖部は、前記筒部の下開口部の略全域を覆う形状であり、
前記支持部は、前記側板における前記閉じ板が連続する端縁とは反対側の端縁からその内側に折り返されて前記閉鎖部による前記包装空間と緩衝空間との仕切位置を規制し、内容器を保持できる間隔で前記包装空間を仕切るように展開させる切込を有することを特徴とする包装用箱。 - 前記閉じ板は、その閉鎖部が三層構造に重合することによって前記筒部の下開口部を封じ、
前記包装空間の最も内側に配置された閉じ板は、当該閉じ板の側方に配置されている側板間の全域に亘ることを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 四側面からなる筒部に囲まれた直方体状の包装空間を備え且つ前記筒部の開口部側に緩衝空間を備える包装用箱に組み立てられる一連のブランクシートであって、
前記緩衝空間を有する開口部は、前記四側面を構成する側板の端縁それぞれから延出する閉じ板を備え、
各閉じ板は、各々が連続する側板の下端からそれぞれの内側に折り返される起立部と、各起立部の先端から内側に屈曲される閉鎖部を備え、
前記筒部に、前記閉鎖部による前記包装空間と緩衝空間との仕切位置を規制する支持部を備え、
前記閉鎖部は、前記支持部の直下において重合されることによって前記筒部の下開口部を封じ、
前記包装空間の最も外側に重ねられる閉鎖部は、前記筒部の下開口部の略全域を覆う形状であり、
前記支持部は、前記側板における前記閉じ板が連続する端縁とは反対側の端縁から延出し、内容器を保持できる間隔で前記包装空間を仕切るように展開させる切込を有することを特徴とする包装用箱のブランクシート。 - 前記閉じ板は、その閉鎖部が三層構造に重合されることによって前記筒部の下開口部を封じ、
前記包装空間の最も内側に配置される閉じ板は、当該閉じ板の側方に配置されている側板間の全域に亘ることを特徴とする請求項3に記載の包装用箱のブランクシート。
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