JP6464235B2 - Icタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびicタグ - Google Patents

Icタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびicタグ Download PDF

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Description

この発明はICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびICタグに関し、特に、ICタグに格納されたデータを確実に読み取ることが可能な、ICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびICタグに関する。
従来、コンクリート構造物にICタグを埋め込む方法や、それを用いたコンクリート構造物の管理方法が提案されている。特開2007-7927号公報(特許文献1)によれば、コンクリート構造物の下面又は側面に凹部を形成し、該凹部に埋設物を配置したコンクリート構造物の製造方法において、コンクリート構造物を成形する型枠に該凹部に対応した凸部を設け、該型枠を用いてコンクリートを成形し、該型枠を除去した後、該コンクリートの凹部にICタグを配置している。
特開2007-216527号公報(特許文献2)によれば、予めICタグの周囲および背面をセメント材料または他の成形材料で固める工程と、コンクリート型枠面に、当該成形材料で固められたICタグを接着剤または粘着剤を用いて仮固定する工程と、当該コンクリート型枠を用いてICタグ側にコンクリートを打設する工程と、コンクリートが固まった後に、ICタグをコンクリート構造体表面に残して当該コンクリート型枠を脱型する工程と、から構成されている。
特開2008−137284号公報(特許文献3)によれば、L型擁壁は、コンクリート体の打設面近傍に、薄板状のICタグが、そのアンテナ部のアンテナ面がコンクリート体の側面と平行になるように埋め込まれている。具体的には、型枠をL型擁壁の形状に組み立て、この型枠内に所定の生コンクリートを打設し、この生コンクリートの打設面から、ICタグを、このICタグのアンテナ部が打設面近傍、かつ、一つの型枠の内面の近傍に位置するように、生コンクリート内に埋め込んでいる。また、ここには、ICタグの書き込み/読み取り時の感度及び安定性を考慮すると、ICタグのアンテナ部のアンテナ面を、型枠の内面と平行とすることが好ましい、という記載がある。
特許第4232117号公報(特許文献4)によれば、ICタグは、セメント製品の製造工程で混入されて、無線交信で情報の書き込み・読み取り可能なアンテナ部と半導体材料等よりなる不揮発性機能を有するメモリ装置を用いて電池を内蔵せずに受信した電波に共振して発電する電源部を備えており、立体形状でセメント製品の混練時に偏在することなく混入すべく、セメント製品中に共に混練される骨材と略同一の大きさおよび比重に形成され、このセメント製品の測定工程に配置された自動測定装置により該セメント製品の製品特性値を測定するとともに自動測定装置と連結したICタグ書き込み装置が自動測定装置により測定した製品特性値及び製造年月日等の製造情報を自動的に書き込み、セメント製品が現場で打設されて構造物となった後、この構造物中のICタグに記録されたデータをICタグ読み取り装置を用いて読み取りが可能である。
特開2007-7927号公報 特開2007-216527号公報 特開2008−137284号公報 特許第4232117号公報
従来のICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法や、ICタグを用いたコンクリート構造物の管理方法は上記のように構成されていた。ここで、ICタグとは、RFタグを用いたRFID(Radio Frequency Identification)システムにおいて、RFタグをワンチップのICとしたものである。
しかしながら、従来の方法では、ICタグの位置決めや取り付けに時間や手間がかかるという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、容易にICタグを所定の位置に埋め込むことが可能な、ICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびそれ用のICタグを提供することを目的とする。
ICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法は、第1部分と、第1部分と異なる位置に位置する第2部分とを有するICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法である。コンクリート構造物の製造方法は、コンクリート型枠内の底面の所定の位置にICタグの第2部分が接するようにICタグを載置するステップと、載置されたICタグの上部からICタグを埋めるように生コンクリートを流し込むステップとを含み、ICタグは、平板部と前記平板部の両側に設けられた複数の平板状または尖頭状の突起部を含み、平板部が第1部分であり、突起部先端が第2部分である。
この発明の他の局面においては、ICタグは、第1部分と異なる位置に位置する第2部分とを有する。ICタグは、平板部と平板部の両側に設けられた複数の平板状または尖頭状の突起部を含み、平板部が第1部分であり、突起部先端が第2部分であり、第1部分にアンテナが埋め込まれている。
コンクリート型枠内の底面の所定の位置にICタグの第2部分が接するようにICタグを載置し、載置されたICタグの上部からICタグを埋めるように生コンクリートを流し込むため、ICタグの埋め込み位置はコンクリート型枠の底面の所定の位置となる。
その結果、容易にICタグを所定の位置に埋め込むことが可能な、ICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法およびそれ用のICタグを提供できる。
この発明の一実施の形態に係るICタグが埋め込まれたコンクリート構造物を示す斜視図である。 図1に示したコンクリート構造物を形成する型枠を示す図である。 コンクリート構造物に埋め込まれるICタグを示す図である。 図3に示したICタグをコンクリート構造物に埋め込む方法を示す図である。 コンクリート構造物に埋め込まれる他のICタグを示す図である。 コンクリート構造物に埋め込まれるさらに他のICタグを示す図である。 他のコンクリート構造物を示す図である。 他のコンクリート構造物を作成するための型枠を示す斜視図である。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係るICタグが埋め込まれたコンクリート構造物を示す斜視図であり、図2は図1に示したコンクリート構造物を形成するための型枠と、型枠内に載置されたICタグとを示す図である。
図1を参照して、この実施の形態におけるコンクリート構造物はコンクリート製のU字状の溝(以下、「U字溝」という)40であり、長手方向に延在する一対の壁部41a,41bと、一対の壁部41a,41bをその下端面で接続する底面部42とを含む。
図2(A)は型枠10をその長手方向に直交する方向の断面図であり、図2(B)は図2(A)において矢印IIB-IIBで示す部分の断面図である。
図2(A)を参照して、型枠10はU字を逆転した形状を有し、対向する一対の壁を形成する2対の壁部材11a,12a、11b,12bと、壁部材11a、12aの底部、および、壁部材11b,12bのそれぞれの下部を接続する底部13a,13bと、内側の壁部材12a,12bをその上端部で接続する上側接続部14とを含む。図2(B)を参照して、型枠10の長手方向の両端部には端部壁部材15,16が設けられ、それによって、型枠10の上端部に矩形の開口18が形成されている。
図2(A),(B)に示すように、ここではICタグ20は一定の幅を有する波板状であり、型枠10の一方側の壁部材11a,12aにその幅方向を挟まれて、長手方向に波型が延在するように、型枠10の一方側端部壁部材15に近接して載置されている。
次に、ICタグ20について説明する。図3はICタグ20を示す図である。図3(A)は平面図(図3(B)において矢印IIIA-IIIAで示す矢視図)であり、図3(B)は側面図(図3(A)において矢印IIIB-IIIBで示す矢視図)である。図3を参照して、ICタグ20は一定の幅を有する波型であり、上層21と下層23と上層21および下層23に挟まれた中間層22とを含む。この中間層22にICタグとなるアンテナ等が含まれている。また、ICタグ20は側面から見たとき、上方向に突出する上側凸部(第1部分)24と、下方向に突出する下側凸部(第2部分)25とを周期的に含む。図3(B)に示すように、下側凸部25が型枠10の底部13aに載置される。
なお、波型の上下層に挟まれることなくICタグと樹脂とを一体化し、波板状に成形されたものでもよい。
図2に示すように、ICタグ20が型枠10に載置されるときは、ICタグ20の下側凸部25が型枠10の底部13aに当接するように載置される。
図3(C)はICタグ20の変形例を示す平面図であり、図3(A)に該当する。なお、側面図は図3(B)と同じである。図3(C)を参照して、変形例では、ICタグ20の上側凸部24の幅が広く、下側凸部25の幅が狭くなっている。
このような構成であると、ICタグ20の上側凸部24の突出部24aが壁部材11a,12aまたは11b,12bの内側に点接触してこれに沿うように配置される。その結果、ICタグ20を露出することなく、かつ壁に沿って配置できる。
また、図3(D)はICタグ20の更なる変形例を示す平面図である。ここでは、ICタグ20の幅方向の両端部は、同一周期の平行な波型である。この場合も突出部は図3(C)の場合と同様の効果を奏する。
次に、この実施の形態に係るコンクリート構造物の製造方法について説明する。図4は図3に示したICタグ20が埋め込まれた図1に示したU字溝の製造方法をステップごとに示す図である。図4においては、図2(B)で示した断面を示している。
図4(A)を参照して、型枠10の一方側端部15にICタグ20を載置する。そしてICタグ20の直上に生コンクリートを吐出する吐出口30を位置させ、吐出口30から生コンクリートをICタグ20上に吐出する。吐出口30は図中矢印Aで示す方向に移動する。ICタグ20は吐出された生コンクリートによって上から押さえつけられるとともに、図3(A)における矢印Cで示すように、その側面から上側凸部24の裏側26と型枠10の底部13aとの間の空間に生コンクリートが充填するため、載置された場所にほぼ固定される。その結果、ICタグ20はその下側凸部25が型枠10内の底面近傍か又は底面に当接した状態でコンクリート構造物に埋め込まれる。
その後、生コンクリートの吐出口30は図4(B)のように矢印A方向へ移動され、反対側の端部まで型枠10内に生コンクリートが充填される。その後、図4(C)に示すように、吐出口30は反対方向(矢印B方向)に移動される。これを繰り返すことによって、型枠10全体に生コンクリート31が充填されて、ICタグ20が埋め込まれたU字溝40が完成する。
ここで、生コンクリートは水、セメント、細骨材(砂)、粗骨材(礫)を混ぜ合わせたものであり、その比重は2.3程度となる。
一方、この実施の形態においては、ICタグ20の比重は、ICタグをポリカーボネイト等の樹脂で被覆するため、1前後となる。また、粗骨材の粒径は、5〜40mmである。
このようにして製造されたU字溝40は図1において、U字溝40の一方側の壁面41の上表面43近接の位置にICタグ20が埋め込まれる。したがって、このICタグ20にU字溝40のID、品名、製造日、製造工場、配合等の情報を記録しておけば、読み取り装置を用いてその情報を確実に知ることができる。
なお、上記のようにICタグが所定の位置からほとんどずれないのは、生コンクリートが次のように広がるためである。すなわち、津波のように、生コンクリートが横移動するのではなく、上に積み重なった生コンクリートが、下に向かって転がり落ちるように広がり、ICタグの前面に生コンクリートが落ちても、ICタグは、横から押されて移動するのではなく、積み重なった生コンクリートが崩れ落ちることで、ICタグは大きく移動することなく生コンクリートが行き渡っていくためである。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。上記実施の形態においては、コンクリート構造物の表面近傍にICタグを埋め込むために、波型のICタグ20を用いる場合について説明したが、この実施の形態においては、他の形状のICタグについて説明する。
図5は他の形状のICタグ50,60を示す図である。図5(A)は板状の脚を有するICタグ50を示す斜視図である。図5(A)を参照して、ICタグ50は、矩形状の平板部51(第1部分)と、平板部51の長手方向の両端部において、斜め上方向に平板状に延びる一対の脚部52a,52b(第2部分)と、平板部51の長手方向の両端部において、斜め下方向に平板状に延びる一対の脚部52c,52d(第2部分)とを含む。ICタグ50の要部(アンテナやメモリ)は平板部51に収容されている。
このICタグ50を図2で示したように型枠10内の端面に近い所定の位置に載置すれば、ICタグ50の要部が表面近傍に位置するU字溝を提供できる。
図5(B)は尖頭状の脚を有するICタグ60を示す斜視図である。図5(B)を参照して、ICタグ60は、矩形状の平板部61(第1部分)と、平板部61の長手方向の両面において、外側に斜めに尖頭状に延びる6対の脚部62a〜62fおよび63a〜63f(第2部分)とを含む。ICタグ60の要部であるアンテナやメモリは平板部61に収容されている。
このICタグ60を図2で示したように型枠10内の所定の位置にその底部が当接するように載置すれば、ICタグ60の要部が表面近傍に位置するU字溝を提供できる。
以上のようにICタグ20、50、60はU字溝40の上面端部に埋め込まれている。この埋め込み位置は、U字溝側面41とU字溝上面43から表面に突出しないように、かつ、その表面から30mm以内の位置に配置させることが可能である。
波板形状および脚付のICタグは、型枠と点当たりや線当たりで接触しているため、自立性に優れ、生コンクリート打設時でもICタグが型枠近傍に存在するため、ICタグを読取時の通信精度も向上する。
次に、他の実施の形態について説明する。図6はさらに他の形状のICタグ70を示す図である。この実施の形態に係るICタグ70はスペーサを含む。ここでスペーサとは建設工事において、鉄筋コンクリートを打設する際に、鉄筋が移動しないように所定の位置に固定させるとともに、必要なかぶり厚を保つために用いる材料である。スペーサは、コンクリートや、モルタルや、プラスチック等で形成されている。
図6(A)〜(C)はスペーサ70a等がコンクリート製、または、モルタル製の場合の例を示す図である。図6(A)を参照して、ICタグ70はスペーサ70aとスペーサ70aの内部に収容されたアンテナ等を含むICタグの要部78とを含む。スペーサ70aは全体が略直方体状であり、その上面にU字状の溝76を有している。すなわち、スペーサ70aは型枠に載置時に型枠と当接する下面71と、下面71に接続されU字状の溝が延在する方向に平行な側面72,73と、下面71に接続されU字状の溝が延在する方向に直交する側面74,75とを含む。
このICタグ70においては、アンテナ等のICタグの要部78の設けられている位置が第1部分であり、下面71が第2部分となる。なお、U字状の溝76にはコンクリート構造物を構成する鉄筋77(図中点線で示す)等が載置される。
図6(B)は、図6(A)に示したスペーサの変形例である。図6(B)を参照して、この例においては、U字状の溝76が側面74,75を除く4面に形成されている。それによって、スペーサ70bは4面に溝が形成されているため型枠に載置する面として複数の面を利用できるとともに、型枠との当接面積を減らすことができる。
なお、この場合、要部78の延在する面、当接する型枠の底面と平行であるのが好ましいが、これに限らず、任意の方向でもリーダによる読取は可能である。
なお、スペーサは上記に限らず、図6(C)に示すように、全体が円柱状であってもよい。なお、この例では、下面は型枠との接触面積を減らすように下面の一部においてのみ型枠に当接するように、下面に一対の突出部が設けられている。
次に、スペーサ70aがプラスチック製の場合について、図6(D)を参照して説明する。プラスチック製のスペーサの場合は、図6(A)〜(C)に示したコンクリート製等の場合に比ベて鉄筋の延在する方向において同一形状の厚さの薄いスペーサ70c,70dが連続して設けられている。図6(D)を参照して、ここでは、これら1対の薄いスペーサ70c,70dがプラスチック製の接続板70eで接続されている。
上記の実施の形態においては、ICタグが鉄筋を保持するための凹溝76を有しているため、ICタグ自身が鉄筋によって位置決めされるという効果を奏する。
なお、上記各実施の形態において、ICタグの要部を矩形の点線で示している。なお、この場合も先の実施の形態と同様の効果を奏する。
これらの実施の形態においては、ICタグ20(50,60,70を含む)はU字溝40の壁部41a,41bや底面部42に接する位置からせいぜい30mm程度内部に埋め込まれる。作業者はU字溝40から通常1m程度離れた位置でICタグを読取るが、一般にICタグ20の読み取り距離は1.5m以内であるため、ICタグ20からの情報を十分読取ることができる。
次に、ICタグが埋め込まれた他のコンクリート構造物(張ブロック)について説明する。図7は他のコンクリート構造物80を示す図であり、図8はそれ用の型枠90を示す図である。
図7を参照して、このコンクリート構造物80は、矩形状の平板部81と、平板部81の裏面に設けられた4つの脚部82a〜82dを含む。また、矩形状の平板部81の一つの側面の隅部にICタグ20が埋め込まれている。
次に、この場合の型枠90について説明する。図8は型枠90の斜視図である。図8を参照して、型枠90は平板部を構成する部分91と、4つの脚部を形成する部分92a〜92dとを含む。
この型枠90に生コンクリートを流し込むときは、型枠90を4つの脚部を形成する部分92a〜92dのうち、長手方向の一方端側の脚部(ここでは、92c,92d)が床面に載置されるように位置決めし、その状態で図4と同様に、型枠90の隅であって、床面に長手方向が平行になるように(この場合は脚部92の近傍の隅部)にICタグ20を載置する。その後、ICタグ20の上方から生コンクリートを流し込む。
なお、型枠としては、矩形状の平板部81が床面に平行になるような型枠を用いてもよい。
また、複数の型枠を平面上に連続して並べ、順に生コンクリートを流し込んで複数のコンクリート構造物を連続的に製造してもよい。
次に、このようにICタグが埋め込まれるための生コンクリートの特性について説明する。生コンクリートの流動性を示す指標として生コンクリートのスランプ値が存在する。この値が大きいほど生コンクリートの流動性は高い。
この実施の形態においては、この値としては、80〜150mm程度が好ましい。スランプ値が大きいと流動性が良くなり、ICタグが所定の位置より移動してしまうことが考えられ、逆にスランプ値が小さいとICタグの下面側に生コンクリートが充填しない。
また、生コンクリートの流動性(スランプ値)と吐出ノズル30を移動させる速度についても特に限定されない。
なお、上記実施の形態においては、生コンクリートの打設を、ノズルを動かして、全体に行き渡らせる方法で行う場合について説明したが、これに限らず、製品によっては、1個所から動かさず、生コンクリートの流動性に任せて生コンクリートを流し込んでもよい。
以上のように、ICタグをコンクリート構造物に埋め込むことで、従来用いられてきたコンクリート構造物に貼り付ける方法よりも半永久的にコンクリートの情報管理が可能になる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明によれば、簡単かつ確実に、記録されたデータを読み取ることが可能なICタグが埋め込まれたコンクリート構造物の製造方法を提供できるため、ICタグのコンクリート構造物への埋め込み方法として有利に使用される。
10 型枠、11a,12a、11b,12b 壁部材、13a,13b 底部、14 上側接続部、15,16 端部壁部材、18 開口、20、50,60,70 ICタグ、40 U字溝、41a,41b 壁部、42 底面部、43 上表面、80 コンクリート構造物。

Claims (2)

  1. 第1部分と、前記第1部分と異なる位置に位置する第2部分とを有するICタグを埋め込んだコンクリート構造物の製造方法であって、
    コンクリート型枠内の底面の所定の位置にICタグの第2部分が接するようにICタグを載置するステップと、
    載置されたICタグの上部からICタグを埋めるように生コンクリートを流し込むステップとを含み、
    前記ICタグは、平板部と前記平板部の両側に設けられた複数の平板状または尖頭状の突起部を含み、
    前記平板部が前記第1部分であり、前記突起部先端が前記第2部分であり、前記突起部は、外部の載置部に線接触又は点接触する、コンクリート構造物の製造方法。
  2. 第1部分と異なる位置に位置する第2部分とを有するICタグであって、前記ICタグは、平板部と前記平板部の両側に設けられた複数の平板状または尖頭状の突起部を含み、
    前記平板部が第1部分であり、突起部先端が第2部分であり、前記突起部は、外部の載置部に線接触又は点接触し
    第1部分にアンテナが埋め込まれている、ICタグ。
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