JP6455235B2 - 医用画像システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、医用画像システム及びプログラムに関する。
近年、乳癌検査として、主にマンモグラフィ検査と超音波検査が行われている。2つの検査は相補的な役割を果たすことができ、2つの検査を併用して診断することで、病変の検出精度向上が期待できる。例えば、マンモグラフィ検査で得られる***X線画像(以下、単に***画像と略記する)では、病変と乳腺領域が同程度の濃度で表現されるため、乳腺領域では病変を検出しづらいが、超音波画像上では病変と乳腺領域は異なる濃度で表現されるため、乳腺領域と病変の区別は容易である。そのため、***画像で特定された乳腺領域を超音波検査で重点的に検査することで、病変の検出精度向上が期待できる。
一般的に、併用検査ではまず、放射線技師等によりマンモグラフィ検査を実施し、得られた***画像上で病変の疑いのある異常陰影候補領域や乳腺領域等の重点的に検査すべき注目領域の俯瞰的な位置情報を得る。その後、臨床検査技師等により***における、***画像上の注目領域を狙って超音波検査を行う。
しかしながら、一般的に、マンモグラフィ検査は立位・***圧迫での検査であり、***の超音波検査は仰臥位・***非圧迫での検査であり、超音波検査時に、マンモグラフィ検査により得られた***画像上の注目領域に対応する位置を探すことは難しい。
そこで、例えば、特許文献1には、X線取得手段と超音波プローブとを備え、超音波プローブの位置と、X線取得手段により取得された放射線画像において選択された関心領域に対応する***における位置との経路を決定し、決定した経路に沿って超音波プローブを誘導する医用撮像装置が記載されている。
また、特許文献2には、CC(上下方向)撮影及びMLO(斜位方向)撮影されたマンモグラフィ画像それぞれに対して指定された注目領域の位置から、***における注目領域の位置を特定することが記載されている。
特開2011−200655号公報 特開2014−14489号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、マンモグラフィ検査におけるX線撮影時の被写体状態(固定、圧迫した状態)で***に超音波プローブを配置して超音波画像を生成するものである。そのため、病変がX線受像面(パネル)に近い方に存在する場合は、パネル側から超音波を当てることができず、画質のよい超音波画像を取得することができない。また、マンモグラフィ検査から超音波検査までの一連の検査をX線撮影時の***が圧迫された状態で実施するため、患者の苦痛が大きく、実用的ではない。
また、特許文献2に記載の技術においては、マンモグラフィ画像上から指定されたがんの疑いのある注目領域の***における位置を特定しているが、乳腺領域のような広範囲な注目領域の超音波検査を精度良く効率的に行うことはできない。
本発明の課題は、乳腺領域に対する超音波検査の精度向上と検査効率の向上を図ることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の医用画像システムは、
***をX線撮影することにより得られた1つ以上の***画像を表示する表示手段と、
前記***画像から乳腺領域を特定する乳腺領域特定手段と、
前記***画像における前記乳腺領域に関する情報を生成する乳腺情報生成手段と、
前記***画像における前記乳腺領域の位置及び前記***の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、更に、前記***画像における前記乳腺領域を複数の領域に分割し、分割した各分割領域内の画素値に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域における乳腺分布を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報を生成する推定臨床位置情報生成手段と、
前記乳腺情報生成手段により生成された前記***画像における前記乳腺領域に関する情報及び前記推定臨床位置情報生成手段により生成された推定臨床位置情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記推定手段は、前記***の正面を示す画像に対し、前記***画像の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて前記***画像を傾けて配置し、前記***の正面を示す画像上に前記***画像における前記乳腺領域を投影することにより、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、
前記推定臨床位置情報生成手段は、前記乳腺領域が投影された前記***の正面を示す画像に基づいて前記推定臨床位置情報を生成する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記***画像における前記乳腺領域に関する情報は、前記***画像上に前記乳腺領域の特定結果を示した画像情報、前記***画像における乳腺濃度カテゴリーの情報、又は、前記***画像における前記乳腺領域の特徴量の少なくとも一つを含む。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、
前記乳腺領域の特徴量は、前記***画像における前記乳腺領域の面積、前記***画像における乳腺割合、前記乳腺領域と前記乳腺領域外の***領域とのコントラスト比の少なくとも一つを含む。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
前記推定臨床位置情報生成手段は、前記***の正面を示す画像上に前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示した画像を前記推定臨床位置情報として生成する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
前記乳腺領域特定手段は、前記***画像を解析することにより前記***画像における乳腺領域を特定する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
操作手段を備え、
前記乳腺領域特定手段は、前記表示手段に表示された***画像から前記操作手段により指定された領域を乳腺領域として特定する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
前記表示手段に表示された***画像から異常陰影候補領域を指定するための指定手段を備え、
前記推定手段は、更に、前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を推定し、
前記推定臨床位置情報生成手段は、更に、前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を示す推定臨床位置情報を生成し、
前記表示制御手段は、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報及び前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を示す推定臨床位置情報を同時に前記表示手段に表示させる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の発明において、
前記***画像は、CC画像、MLO画像、またはその両方である。
請求項10に記載のプログラムは、
コンピュータを、
***をX線撮影することにより得られた1つ以上の***画像を表示する表示手段、
前記***画像から乳腺領域を特定する乳腺領域特定手段、
前記***画像における前記乳腺領域に関する情報を生成する乳腺情報生成手段、
前記***画像における前記乳腺領域の位置及び前記***の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、更に、前記***画像における前記乳腺領域を複数の領域に分割し、分割した各分割領域内の画素値に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域における乳腺分布を推定する推定手段、
前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報を生成する推定臨床位置情報生成手段、
前記乳腺情報生成手段により生成された前記***画像における前記乳腺領域に関する情報及び前記推定臨床位置情報生成手段により生成された推定臨床位置情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させる。
本発明によれば、乳腺領域に対する超音波検査の精度向上と検査効率の向上を図ることが可能となる。
本実施形態における医用画像システムの全体構成例を示す図である。 図1のサーバー装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1の画像表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、左右のMLO画像を胸壁を合わせて並べて配置した画像、(b)は、左右のCC画像を胸壁を合わせて並べて配置した画像を示す図である。 図2の制御部により実行される超音波検査支援情報表示処理を示すフローチャートである。 図5のステップS1において制御部により実行される処理を示すフローチャートである。 (a)は、***画像における***領域を説明するための図、(b)は、抽出された乳腺領域の一例を示す図である。 図5のステップS2において実行される処理を示すフローチャートである。 図5のステップS3において表示されるビューアー画面の一例を示す図である。 図5のステップS4において実行される処理を示すフローチャートである。 (a)は、***画像の座標を説明するための図、(b)は、乳頭位置の検出を説明するための図である。 乳腺領域の推定臨床位置情報の生成方法を説明するための図である。 (a)は、右***の正面シェーマ画像、(b)は、左***の正面シェーマ画像を示す図である。 図5のステップS5において実行される処理を示すフローチャートである。 図14のステップS501におけるn分割を説明するための図である。 乳腺分布の推定方法を説明するための図である。 乳腺領域の推定臨床位置情報が表示されたビューアー画面の例を示す図である。
(医用画像システム100の構成)
まず、本発明の実施形態の構成を説明する。
図1に、本実施形態における医用画像システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、医用画像システム100は、画像生成装置1、サーバー装置2、画像表示装置3を備えて構成されている。これら各装置1〜3は、LAN(Local Area Network)等の医療施設内で構築された通信ネットワークNを介して相互にデータを送受信可能に接続されている。通信ネットワークNは、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格が適用されている。また、医療施設内には、超音波診断装置(図示せず)が設けられている。なお、各装置の台数は、特に限定されない。
医用画像システム100は、被写体部位をX線撮影し、得られた医用画像を記憶し、管理するとともに、医用画像上の注目領域の臨床位置を推定して推定臨床位置情報を生成し、仰臥位で行われる超音波検査を支援するために表示するシステムである。臨床位置とは、被写体部位を人体正面から見たときの位置情報をいう。医用画像システム100は、様々な被写体部位の医用画像を取り扱うものであるが、本実施形態においては、***をX線撮影し、得られた***画像に基づいて***の超音波検査を支援する場合を例にとり説明する。
以下、各構成装置1〜3について説明する。
画像生成装置1は、人体における被写体部位をX線撮影し、その撮影画像(医用画像)のデジタルデータを生成するX線撮影装置であり、例えばCR(Computed Radiography)装置、FPD(Flat Panel Detector)装置等のモダリティを適用可能である。本実施形
態では、画像生成装置1として、左右***のX線撮影を行うFPD装置を適用し、医用画像として***画像のデータが生成されるものとする。また、画像生成装置1により生成される***画像の画素値は、被写体によるX線の吸収が大きいほど大きく、***画像上では低濃度で(白く)描画されることとする。
なお、画像生成装置1は、上述したDICOM規格に準拠した装置であり、生成した各医用画像に付帯させる各種情報、例えば、患者情報や検査情報を外部から入力可能であるとともに、自動生成することもできる。患者情報には、患者(被検者)を識別するための患者識別情報(例えば、患者ID)、患者の名前、性別、生年月日等の情報が含まれる。検査情報は、検査を識別するための検査識別情報(例えば、検査ID)、検査日時、検査条件(検査部位、側性(左、右)、方向(例えば、上下方向(CC)、斜位方向(MLO))、撮影角度、モダリティ種等の情報が含まれる。なお、本実施形態において、検査IDは、同一患者のマンモグラフィ検査で取得される一連の画像(左右2枚のMLO画像、CC画像)は同じ検査IDが付与されて管理されるものとする。画像生成装置1は、生成された医用画像に上記患者情報や検査情報、画像を識別するためのUID(Unique ID)等をヘッダ情報として付加して通信ネットワークNを介してサーバー装置2へ送信する。なお、DICOM規格に準拠していない場合には、図示しないDICOM変換装置を用いて付帯情報を画像生成装置1に入力させることも可能である。
サーバー装置2は、クライアントである画像表示装置3とともにPACS(Picture Archiving and Communication System)を構成している。サーバー装置2は、画像生成装置1で生成された医用画像を付帯情報や異常陰影候補情報と対応付けてデータベース(画像DB251)に記憶し、管理する。また、サーバー装置2は、処理対象の検査の医用画像を選択するための選択画面(図示せず)や選択された検査の医用画像を表示するためのビューアー画面331(図9、図17参照)等を画像表示装置3に表示させ、画像表示装置3から送信される操作情報に応じて、後述する超音波検査支援情報表示処理をはじめとする各種処理を実行する。
図2に、サーバー装置2の機能構成例を示す。
図2に示すように、サーバー装置2は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、記憶部25を備えて構成され、各部はバス26により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory
)等により構成される。制御部21のCPUは、記憶部25に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。制御部21は、後述する超音波検査支援情報表示処理を実行することにより、乳腺領域特定手段、乳腺情報生成手段、推定手段、推定臨床位置情報生成手段、表示制御手段として機能する。
操作部22は、文字入力キー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部21に出力する。
表示部23は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部24は、LANカード等により構成され、スイッチングハブを介して通信ネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部25は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリ等で構成
されている。記憶部25には、前述のように各種プログラムが記憶されている。また、記憶部25には、画像DB251が設けられている。
画像DB251は、医用画像を格納するためのデータベースである。例えば、画像DB251は、画像DB251に記憶されている各医用画像に関する管理情報を格納する画像管理テーブルを有している。画像管理テーブルには、各医用画像についての管理情報が1レコードとして格納される。管理情報には、UID、患者情報、検査情報、ファイル情報(医用画像のファイル名、ファイル格納場所、更新日付、ファイルサイズ等)が含まれる。
制御部21は、通信部24により画像生成装置1からの医用画像が受信されると、受信された医用画像を画像DB251に格納するとともに、受信された医用画像のヘッダ情報に基づいて管理情報を作成し、画像DB251の画像管理テーブルに格納する。 。
画像表示装置3は、サーバー装置2から送信された選択画面やビューアー画面331等を表示するとともに、これらの画面から入力される操作情報をサーバー装置2に送信し、サーバー装置2から送信された、操作に応じた処理結果をビューアー画面331上に表示したりする。画像表示装置3は、表示手段、指定手段として機能する。
図3に、画像表示装置3の機能構成例を示す。
図3に示すように、画像表示装置3は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、記憶部35を備えて構成され、各部はバス36により接続されている。
制御部31は、CPU、RAM等により構成される。制御部31のCPUは、記憶部35に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
操作部32は、文字入力キー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部31に出力する。
表示部33は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部34は、LANカード等により構成され、スイッチングハブを介して通信ネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部35は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリ等で構成
されている。記憶部35には、前述のようにシステムプログラムや各種プログラム(例えば、サーバー装置2から受信した各種画面を表示したり、操作部32から入力された操作情報を通信部34によりサーバー装置2に送信したりするプログラム)が記憶されている。
(医用画像システム100の動作)
次に、医用画像システム100の動作について説明する。
ここで、乳癌検査では、マンモグラフィ検査と超音波検査の2つの検査を併用する併用検査が行われている。併用検査では、一般的に、まず、放射線技師がマンモグラフィ検査を実施し、得られた***画像上で異常陰影候補領域や乳腺領域等の注目領域の俯瞰的な位置情報を得る。その後、臨床検査技師が***画像を観察し、***における、***画像上の注目領域に対応する位置を狙って重点的に超音波検査を行う。両検査が終了すると、医師が***画像と超音波画像を読影し、最終的な診断を行う。
マンモグラフィ検査では、一般的に、画像生成装置1により、一人の患者に対し、立位・***圧迫の状態で左右の***のそれぞれについて斜位方向(MLO)及び上下方向(CC)の撮影方向で合計4回の撮影を行い、左右それぞれ2枚の***画像を生成する。一方、超音波検査では、仰臥位・***非圧迫状態で検査を行う。従って、臨床検査技師は、***画像上における注目領域の位置を、***を人体正面から見たときの位置である臨床位置に直観的に変換して検査を実施しなければならない。
図4(a)に、左右のMLO画像を胸壁を合わせて並べて配置した画像、図4(b)に、左右のCC画像を胸壁を合わせて並べて配置した画像を示す。一般的に、***画像を観察する場合、図4(a)、(b)に示すように、画像端が表示部(モニター)の端部に平行に配置された状態で観察が行われる。
CC画像は、画像生成装置1において、立位で***の真上から放射線を照射して撮影した画像であるため、図4(b)に示すように、左右のCC画像を胸壁を合わせて並べて画像端をモニターの端部に平行になるように配置し、MLO画像と左右の***が表示される位置を対応させた場合(右***の画像が正面から見て左、左***の画像が右)、CC画像の上方向は***の外側方向となり、CC画像の下方向は***の内側方向となる。即ち、CC画像から、観察者は注目領域が***の内側にあるか外側にあるかを推測することができる。
一方、MLO画像は、撮影毎に最適な撮影角度をつけて***を斜め方向から撮影したものである。ここで、仮に、MLO画像が***を真横から撮影したものである場合(CC画像の撮影時と放射線照射方向が直交している場合)、図4(a)に示す画像端をモニターの端部に平行になるように配置したMLO画像から、注目領域の***における上下方向(頭−足方向)の位置を推測することができ、MLO画像とCC画像を合わせて観察することにより***を正面から見たときの注目領域の位置をおおよそ把握することが可能となる。しかし、MLO画像は、上述のように、被写体***を斜め方向から撮影したものである。そのため、実際には、図4(a)に示すように配置されたMLO画像を見て***における上下方向の位置を推測することは困難である。***画像の付帯情報に撮影角度の情報は含まれているが、撮影角度がわかっても、撮影角度に基づいて位置を推測するには時間がかかり、検査効率が低下する。推測を誤る可能性も高い。
臨床検査技師が重点的に検査すべき位置をなかなか把握できない場合、臨床検査技師の焦り想起、検査時間の長期化、患者への不安想起、不完全な検査、時間当たりの実施検査数の減少による運営コストの上昇等、様々な不利益をもたらす。
また、乳腺領域を超音波検査する場合、乳腺領域は広範囲であるので、***画像を観察して乳腺領域の状態を把握した上でないと、精度良く、効率良く検査を行うことができない。しかし、臨床検査技師にとって***画像は専門外であるため、***画像を観察して乳腺領域の状態を把握することは難しい。
そこで、医用画像システム100において、サーバー装置2の制御部21は、超音波検査支援情報表示処理を実行することにより、マンモグラフィ検査で得られた***画像に基づいて、超音波検査において乳腺領域を検査する際に有用となる情報、例えば、乳腺領域の推定臨床位置情報、乳腺領域内の乳腺の分布、乳腺濃度カテゴリー(詳細後述)、特徴量等を生成し、画像表示装置3の表示部33に表示する。
図5に、サーバー装置2により実行される超音波検査支援情報表示処理のフローチャートを示す。超音波検査支援情報表示処理は、処理対象の検査の***画像が画像表示装置3から選択され、選択された検査の***画像を特定する情報(検査ID等)が通信部24により受信された際に、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部21は、選択された***画像(左右のMLO画像、CC画像)を画像DB251から検索して読み出し、読み出した各***画像における乳腺領域を特定する(ステップS1)。
なお、サーバー装置2の制御部21は、画像表示装置3からの終了の指示があるまで画像表示装置3で表示中の***画像の検査ID及びUIDをメモリに一時的に記憶する。
図6に、ステップS1において実行される処理のフローチャートを示す。この処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
制御部21は、まず、***画像から***領域を抽出する(ステップS101)。
***領域の抽出は、公知のどのような技術を用いても良いが、例えば、下記の方法により行うことができる。
(1)まず、***画像の画素値のヒストグラムを求め、判別分析法を用いて閾値を決定し、決定された閾値を用いて***画像の画素値を2値化し、***画像を被写体領域Saとそれ以外の被写体外領域(放射線が直接到達した素抜け領域)Sbに分割することにより被写体領域Saを抽出する(図7(a)参照)。撮影方向がCC(上下方向)である場合は、抽出された被写体領域Saが***領域Sa1となる。
(2)撮影方向がMLO(斜位方向)の場合には、(1)の被写体領域Saに大胸筋領域Sa2が含まれるため(図7(a)参照)、(1)で抽出された被写体領域Saから大胸筋領域Sa2を除いた***領域Sa1を抽出する。例えば、被写体領域Sa内の濃度勾配を調べて被写体領域Saを大胸筋領域Sa2と***領域Sa1とに分割し、***領域Sa1を抽出する。特開2001−238868号公報に記載されているように局所領域を設定し、局所領域内の画素値に基づき閾値を設定して被写体領域Sa内を2値化し、被写体領域Saから大胸筋領域Sa2及び***領域Sa1を抽出するようにしてもよい。
次いで、制御部21は、***画像に対し、縮小処理を行い(ステップS102)、次いで、ダイナミックレンジ圧縮処理を行う(ステップS103)。
次いで、制御部21は、縮小処理及びダイナミックレンジ圧縮処理後の***画像における***領域の画素値のヒストグラムを作成し(ステップS104)、作成したヒストグラムに基づいて閾値を決定し、決定した閾値を用いて閾値処理を行って乳腺領域を特定する(ステップS105)。
ここで、ステップS105においては、ステップS104で作成したヒストグラムのピークが1つの場合、最大化エントロピー法によって閾値を決定し、ヒストグラムのピークが2以上の場合、判別分析法によって閾値を決定する。また、***領域において、画素値が決定された閾値以上の領域を乳腺領域と特定する。図7(b)に、図7(a)の***画像から特定された乳腺領域を示す。図7(b)において白く描画されている部分が乳腺領域である。
次いで、制御部21は、ステップS1で特定した乳腺領域に関する情報の生成を行う(ステップS2)。
図8に、ステップS2において実行される処理のフローチャートを示す。この処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ステップS2において、制御部21は、まず、***画像における乳腺領域の特徴量として、乳腺領域の面積、***領域の面積、乳腺割合、コントラスト比等を算出する(ステップS201)。乳腺領域の面積は、ステップS1で特定された乳腺領域内の画素数をカウントし、カウントした画素数と画素サイズに基づいて算出することができる。***領域の面積は、***領域内の画素数をカウントし、カウントした画素数と画素サイズに基づいて算出することができる。乳腺割合は、乳腺領域の面積を***領域の面積で除算することにより算出することができる。コントラスト比は、乳腺領域内の画素値の平均値を、***領域から乳腺領域を除いた領域の画素値の平均値で除算することにより求めることができる。
次いで、制御部21は、ステップS202〜S209の処理により、***画像における乳腺濃度カテゴリーの判定を行う。
***は乳腺組織と脂肪組織とが混在しており、***画像上の乳腺領域は、以下の4つのカテゴリーに分類することができる((社)日本医学放射線学会/(社)日本放射線技術学会編、「マンモグラフィガイドライン第3版」、医学書院、2010年参照)。この4つのカテゴリー(乳腺濃度カテゴリーと呼ぶ)は、***画像上で病変が乳腺に隠されてしまう危険度を表す指標となる。1が最も危険度が低く、4が最も危険度が高い。
1.脂肪性:***領域がほぼ完全に脂肪に置き換えられているタイプである。脂肪領域は画像上では高濃度(低画素値)を呈し、病変部(微小石灰化クラスタや腫瘤等)は低濃度(高画素値)を呈するため、病変部が撮影範囲に含まれればその検出は容易である。
2.乳腺散在:脂肪に置き換えられた***領域内に乳腺実質が散在しているタイプ。病変部の検出が比較的容易である。
3.不均一高濃度:乳腺実質内に脂肪が混在し、不均一な濃度を呈するタイプ。乳腺組織は画像上では脂肪に比べて低濃度を呈するため、病変部が乳腺組織により隠される危険性がある。
4.高濃度:乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく、病変部の検出率は低い。
まず、制御部21は、ステップS201で算出した乳腺割合が25%以上50%未満であるか否かを判断する(ステップS202)。乳腺割合が25%以上50%未満であると判断した場合、制御部21は、乳腺濃度カテゴリーが「2.乳腺散在」であると判定し(ステップS203)、図5のステップS3に移行する。
ステップS202において、乳腺割合が25%以上50%未満ではないと判断した場合(ステップS202;NO)、制御部21は、乳腺割合が50%以上75%未満であるか否かを判断する(ステップS204)。乳腺割合が50%以上75%未満であると判断した場合(ステップS204;YES)、制御部21は、乳腺濃度カテゴリーが「3.不均一高濃度」であると判定し(ステップS205)、図5のステップS3に移行する。
ステップS204において、乳腺割合が50%以上75%未満ではないと判断した場合(ステップS204;NO)、制御部21は、***領域の画素値の平均値Abと大胸筋領域の画素値の平均値Apをそれぞれ算出する(ステップS206)。「大胸筋領域の画素値の平均値Ap/***領域の画素値の平均値Ab」が1以上の場合(ステップS207;≧1)、制御部21は、乳腺濃度カテゴリーが「1.脂肪性」であると判定し(ステップS208)、図5のステップS3に移行する。Ap/Abが1より小さい場合(ステップS207;<1)、制御部21は、乳腺濃度カテゴリーが「4.高濃度」であると判定し(ステップS209)、図5のステップS3に移行する。
なお、挟む方向が変わっても同じ患者の***であるため、MLO画像とCC画像とで特徴量や乳腺濃度カテゴリーの判定結果を共有することができる。そこで、上述の特徴量の算出及び乳腺濃度カテゴリーの判定は、CC画像しか存在しない場合を除き、MLO画像を用いて行う。MLO画像から算出や判定を行うのは、***は鎖骨のすぐ下から存在し、MLO画像は鎖骨付近まで描画できているためである。また、***の後ろに存在する大胸筋がMLO画像で表現できているためである。また、乳腺濃度カテゴリーの判定は、左右の***画像について算出されるが、上述のマンモグラフィガイドラインに従い、最も乳腺濃度が高い(数値の大きい)判定結果を採用する。
図5のステップS3において、制御部21は、ステップS2で生成された乳腺領域に関する情報が表示されたビューアー画面331の画面情報を生成して通信部24により画像表示装置3に送信し、表示部33のビューアー画面331上に乳腺領域に関する情報を表示させる(ステップS3)。
図9に、乳腺領域に関する情報が表示されたビューアー画面331の一例を示す。図9に示すように、ビューアー画面331には、***画像のMLO画像を表示するMLO画像表示欄331a、CC画像を表示するCC画像表示欄331b、乳腺濃度カテゴリーや***画像から算出した乳腺領域に係る各種特徴量等を表示する解析結果表示欄331c等が設けられている。
MLO画像表示欄331a、CC画像表示欄331bには、左右のMLO画像、CC画像がそれぞれ表示され、各画像上において、ステップS1において特定された乳腺領域が実線で囲んで表示される。これにより、臨床検査技師は、***画像上における乳腺領域の位置や広がり等を容易に把握することが可能となる。また、解析結果表示欄331cに、乳腺濃度カテゴリーの判定結果や、***領域の面積、乳腺領域の面積、乳腺割合、コントラスト比等の、乳腺領域に係る各種特徴量が表示されるので、臨床検査技師は、乳腺領域の状態を把握することができる。そして、例えば、乳腺によって病変が隠されている危険性がほとんどなければ***画像上の異常陰影候補に対応する部分を重点的に検査し、病変が隠されている危険性が高ければ乳腺領域全体を検査する等、乳腺の状態に合った効率的な検査を行うことが可能となる。また、不完全な検査を防止し、病変の検出精度を向上させることができる。
次いで、制御部21は、画像表示装置3に表示している***画像のそれぞれの付帯情報に含まれる撮影角度を取得し、撮影角度、***画像における乳腺領域の位置情報に基づいて、***画像上の乳腺領域に対応する臨床位置を推定する(ステップS4)。撮影角度とは、***画像撮影時に画像生成装置1を傾けた角度(X線照射方向の傾き)である。画像生成装置1は、初期状態ではX線を照射する放射線源、被写体を配置する被写体台、被写体を透過したX線を検出するFPDがこの順に鉛直方向に並んでいるが、MLO画像の撮影時には、これらを一体的に被写体***に応じた角度だけ傾けて撮影を行う。なお、CC画像撮影時は、画像生成装置1を初期状態のまま傾けずに撮影を行うため、撮影角度は0°となる。
ステップS4における***画像上の乳腺領域に対応する臨床位置の推定は、図10に示す処理を実行することにより行う。図10に、ステップS4における臨床位置の推定のフローチャートを示す。なお、図10に示す処理は、左右別に行われる。
まず、制御部21は、***画像のそれぞれからスキンライン及び乳頭の検出を行う(ステップS401)。
ここでは、図11(a)に示すように、各***画像中の各画素の位置を、***画像における***の上下方向(CC画像の場合は左右方向)をY軸、これと垂直な方向をX軸とした座標(X、Y)で表す。また、座標(X、Y)の画素値をV(X、Y)、X軸方向の画像端の座標をXmax、Y軸方向の画像端をYmaxとして表す。
ステップS401において、制御部21は、まず、各***画像において、各画素を注目画素としてソベル(Sobel)フィルタによりフィルタ処理を施す。次いで、制御部21は
、ソベルフィルタが施された***画像の各Y座標(0〜Ymax)において、X方向に探索
を行い、V(X、Y)が最大となる座標(S)を各Y座標におけるエッジとして抽出する。この抽出されたエッジが***領域と***外領域の境界であるスキンラインSLを構成する。
次いで、制御部21は、図11(b)に示すように、スキンラインSL上の各点S(Y)について、S(Y)とS(Y+d(dは、例えば10))とを結んだ直線と、S(Y)〜S(Y+d)の間の各点(S(Y+1)、S(Y+2)・・・S(Y+d−1))との距離Dをそれぞれ算出し、算出した距離Dの最大値D(Y)のうち最も大きい値をもつS(Y)の位置を乳頭位置として検出する。
次いで、制御部21は、図12に示すように、MLO画像撮影時の撮影角度とCC画像撮影時の撮影角度の角度差θ[°]に基づき、RAM上に、***の正面シェーマ画像(図12の500)、MLO画像(図12の600)、CC画像(図12の700)を配置する(ステップS402)。なお、θ[°]は、MLO画像撮影時の撮影角度に一致する。
ここで、図13(a)に、右***の正面シェーマ画像、図13(b)に、左***の正面シェーマ画像の一例を示す。左右の各***の正面シェーマ画像は、各***を正面から見た状態を模式的に示したもので、乳腺領域の臨床位置を重畳して表示するための画像である。正面シェーマ画像における円は***を、円の中心Oは乳頭位置を表す。領域Aは***の内側上の領域を、領域Bは***の内側下の領域を、領域Cは***の外側上の領域を、領域Dは***の外側下の領域を表す。領域Cに隣接する領域C’は、腋の下を表す。この***の正面シェーマ画像は、超音波診断により得られた超音波画像において超音波プローブ(超音波探触子)を置いた位置、即ち、検査位置を示すためのボディーマークと同様の構成であり、超音波検査を行う臨床検査技師にとって***の位置を把握しやすい表示となっている。
図12に示すように、ステップS402においては、まず、RAM上に正面シェーマ画像500を配置する。次いで、MLO画像600の乳頭601から胸壁へ下ろした垂線602と、CC画像700の乳頭701から胸壁へ下ろした垂線702のそれぞれが正面シェーマ画像500の乳頭501を通過し、かつ互いの垂線の角度差がMLO画像撮影時の撮影角度とCC画像撮影時の撮影角度の角度差θ[°]となるように、MLO画像600、CC画像700を配置する。即ち、MLO画像600とCC画像700のそれぞれを正面シェーマ画像500に対して撮影角度だけ傾けて配置する。なお、図12、図15、図16においては、乳腺領域604、704の濃度を表す色を反転させて(画素値が高いほど高濃度で)示している。
次いで、制御部21は、正面シェーマ画像500に合わせてMLO画像600及びCC画像700を規格化する(ステップS403)。具体的に、CC画像700は、乳頭701から胸壁へ下ろした垂線702が正面シェーマ画像500の乳頭501と交わる状態を保持しつつ、***領域の両端703が正面シェーマ画像500の円の両端に合うように拡大又は縮小される。MLO画像600は、乳頭601から胸壁へ下ろした垂線602が正面シェーマ画像500の乳頭501と交わる状態を保持しつつ、***領域の下端から胸壁へ下ろした垂線603が正面シェーマ画像500の円に接するように拡大又は縮小される。なお、CC画像700における***領域の両端703及びMLO画像600における***領域の下端は、検出されたスキンラインに基づき特定することができる。
次いで、制御部21は、MLO画像600の乳腺領域604、CC画像700の乳腺領域704のそれぞれを正面シェーマ画像500に投影し、重なった投影領域の位置を乳腺領域の臨床位置として推定する(ステップS404)。具体的には、まず、MLO画像600の乳腺領域604の頭部端604a、尾部端604bのそれぞれから胸壁に垂直となる直線605a、605bを引き、正面シェーマ画像500上に直線605aと605bに囲まれた帯状領域を投影する。同様に、CC画像700の乳腺領域704の外側端704a、内側端704bのそれぞれから胸壁に垂直となる直線705a、705bを引き、正面シェーマ画像500上に直線705aと705bに囲まれた帯状領域を投影する。そして、2つの投影領域が重なった領域502を乳腺領域の臨床位置として推定する。
なお、図12においては、右***における乳腺領域の臨床位置の推定を例に図示しているが、左***における乳腺領域の臨床位置の推定も同様の手法により行うことができる。また、MLO画像、CC画像の何れかのみから乳腺領域が特定されている場合(1方向からのみ撮影を行った場合等)は、乳腺領域が特定されている画像についてステップS401〜ステップS404の処理を行い、上述の帯状領域を乳腺領域の臨床位置として推定する。
乳腺領域に対応する臨床位置の推定が終了すると、制御部21は、図5のステップS5に移行し、***を正面から見たときの乳腺分布の推定を行う(ステップS5)。
ステップS5における乳腺分布の推定は、図14に示す処理を実行することにより行う。図14に、ステップS5における乳腺分布の推定のフローチャートを示す。なお、ステップS5の処理は、左右別に行われる。
まず、制御部21は、ステップS401〜ステップS403で正面シェーマ画像500に対して配置された各***画像において、乳腺領域(604、704)をn個(n>1)の領域に分割する(ステップS501)。例えば、図15(a)に示すように、CC画像における外側端704aの座標をCC_1(X,Y)、内側端704bの座標をCC_n(X,Y)とした場合、各分割領域の幅CC_dを以下の[式1]により求め、乳腺領域をY方向にn個の領域に分割する。
CC_d={CC_1(Y)−CC_n(X,Y)}/n [式1]
また、図15(b)に示すように、MLO画像における頭部端604aの座標をMLO_1(X,Y)、尾部端604bの座標をMLO_n(X,Y)とした場合、各分割領域の幅MLO_dを以下の[式2]により求め、乳腺領域をY方向にn個の領域に分割する。
MLO_d={MLO_1(Y)−MLO_n(X,Y)}/n [式2]
なお、推定精度を向上させるためには、nを大きくすることが好ましい。図15、図16においては、n=8で示している。
次いで、制御部21は、分割領域毎に画素値の合計値を算出する(ステップS502)。
次いで、制御部21は、分割領域毎に画素値の合計値を正規化する(ステップS503)。具体的には、各***画像の分割領域毎の画素値の合計値をそれぞれの***画像における***領域全体の画素値の最大値で除算する。これにより、***画像間における画素値と濃度との関係のばらつきを抑えることができる。
次いで、制御部21は、図16に示すように、正面シェーマ画像500上に、MLO画像600及びCC画像700の各分割領域の正規化した合計値を投影し(ステップS504)、投影が重なった部分の値を加算し(ANDをとり)(ステップS505)、図5のステップS6に移行する。図16においては、合計値を対応する色(濃度)で示している。
ここで、ステップS505で投影が重なった部分は、ステップS4において推定した臨床位置と一致する。また、本実施形態において、***画像中の乳腺は高画素値で描画されることから、ステップS505において算出された値が大きいほど乳腺が存在する確率が高くなる。即ち、ステップS501〜S505の処理によって、乳腺領域として推定された臨床位置上における乳腺分布を示す情報(乳腺分布情報)を得ることができる。
なお、MLO画像、CC画像の何れかのみから乳腺領域が特定されている場合(1方向からのみ撮影を行った場合等)は、乳腺領域が特定されている画像についてステップS501〜ステップS504の処理を行って***を正面から見たときの乳腺分布の推定を行う。また、本実施形態においては、各分割領域の画素値の合計値に基づいて乳腺分布を推定することとしているが、他の画素値の代表値、例えば、平均値や中央値等を用いて乳腺分布を推定することとしてもよい。
図5のステップS6において、制御部21は、正面シェーマ画像500上の投影像をその値に応じた色又は濃度で置き換えることにより乳腺分布情報が重畳された乳腺領域の推定臨床位置情報を生成する(ステップS6)。
そして、制御部21は、乳腺領域の推定臨床位置情報が表示されたビューアー画面331の画面情報を生成して通信部24により画像表示装置3に送信し、表示部33のビューアー画面331上に乳腺領域の推定臨床位置情報を表示させ(ステップS7)、超音波検査支援情報表示処理を終了する。
図17に、乳腺領域の推定臨床位置情報(乳腺存在マップ)が表示されたビューアー画面331の一例を示す。図17に示すように、乳腺領域の推定臨床位置情報を表示することで、臨床検査技師は、乳腺領域が***のどのあたりに位置するか、及び、***における乳腺分布(どのあたりに乳腺が多く存在しているか)を容易に認識することが可能となる。従って、臨床検査技師は、***のどのあたりを重点的に検査すべきかを容易に把握することが可能となるので、乳腺領域に対する超音波検査を精度良く効率的に行うことが可能となる。また、***画像上における乳腺領域の表示と、***を正面から見たときの推定臨床位置情報と、***画像における乳腺領域に関する情報を同一画面上に並べて表示することで、臨床検査技師は、***画像上の乳腺領域やその状態を確認しながら精度良く効率的に超音波検査を行うことが可能となる。
ここで、推定臨床位置情報としては、上述のように、乳腺分布情報を兼ねるものであることが好ましいが、単純に乳腺領域の臨床位置を示す推定臨床位置情報を表示することとしてもよい。
また、超音波検査では、超音波画像に左右の***の別や検査位置を示すボディーマークを記録するが、多忙や集中力の欠如等により万一この記録を誤ってしまうと、この記録を参考に超音波画像を観察しながら診断を行う医師に混乱を招くケースがある。しかし、ステップS7で表示される推定臨床位置情報は、ボディーマークと同様の態様の正面シェーマ画像上に表示されるので、推定臨床位置情報に対応する位置に超音波検査を行った場合、臨床検査技師はこの推定臨床位置情報を超音波画像のボディーマークとして転記すればよく、超音波画像に対応付ける記録を誤ってしまうことを防止することができる。
なお、例えば、ビューアー画面331に表示されている***画像上から操作部32等により異常陰影候補が指定された場合、又は、コンピュータにより***画像から異常陰影候補を自動検出する図示しない異常陰影候補検出装置により異常陰影候補の位置が指定されている場合、制御部21は、乳腺領域の臨床位置の推定と併せて指定された異常陰影候補の臨床位置を推定し、両者の推定臨床位置情報をビューアー画面331に同時に表示することとしてもよい。同時に表示する手法としては、それぞれを別の正面シェーマ画像に推定臨床位置情報を表示することとしてもよいし、一つ(左右のそれぞれに対して一つ)の正面シェーマ画像上に双方の推定臨床位置情報を表示することとしてもよい。指定された異常陰影候補の臨床位置の推定は、上述の乳腺領域の臨床位置の推定と同様の手法により行うことができる。即ち、図10の処理における乳腺領域を指定された異常陰影候補の領域に置き換えた処理により行うことができる。異常陰影候補の推定臨床位置情報としては、例えば、正面シェーマ画像上の推定された臨床位置に色を重ねたり、丸等のマークを重ねたりする等したものを用いることができる。
以上説明したように、医用画像システム100によれば、サーバー装置2の制御部21は、***画像から乳腺領域を特定し、特定した乳腺領域に関する情報を生成するとともに、特定した乳腺領域の位置及び***の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて、***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定する。そして、制御部21は、推定結果に基づいて***を正面から見たときの乳腺領域の位置を示す推定臨床位置情報を生成し、生成された乳腺領域に関する情報及び乳腺領域の推定臨床位置情報を画像表示装置3の表示部33に表示させる。
従って、超音波検査の検査実施者である臨床検査技師は、***における乳腺領域の状態及び乳腺領域の位置を容易に把握することが可能となり、乳腺領域に対する超音波検査の精度向上と検査効率の向上を図ることが可能となる。
乳腺領域に関する情報としては、例えば、***画像上に乳腺領域の特定結果を示した画像情報、***画像における乳腺濃度カテゴリーの情報、又は、***画像における乳腺領域の特徴量(***領域の面積、乳腺領域の面積、乳腺割合、コントラスト比等)の少なくとも一つを含む。従って、臨床検査技師は、***画像上における乳腺領域の広がりや、病変が乳腺により隠されている危険性等を把握することができ、乳腺により病変がほとんど隠されていないようであれば***画像上の異常陰影候補に対応する部分を重点的に検査し、病変が隠されている危険性が高ければ乳腺領域全体を検査する等、乳腺の状態に合った効率的な検査を行うことが可能となる。また、不完全な検査を防止し、病変の検出精度を向上させることができる。
また、***画像における乳腺領域を複数の領域に分割し、分割した各分割領域内の画素値に基づいて、***を正面から見たときの乳腺領域における乳腺分布を推定し、***を正面から見たときの乳腺領域の位置及び乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報を生成して表示することで、臨床検査技師は、乳腺領域が***のどのあたりに位置するか、及び、***における乳腺分布(どのあたりに乳腺が多く存在しているか)を容易に認識することが可能となる。従って、***のどのあたりを重点的に検査すべきかを容易に把握することが可能となり、乳腺領域に対する超音波検査を精度良く効率的に行うことが可能となる。
また、***の正面を示す正面シェーマ画像上に***を正面から見たときの乳腺領域の位置や乳腺分布を示した画像を推定臨床位置情報として生成して画像表示装置3に表示することで、***を正面から見たときの乳腺領域の位置や乳腺分布を臨床検査技師が一見してわかりやすいように表示することができる。
また、乳腺領域の推定臨床位置情報と異常陰影候補領域の推定臨床位置情報を同時に画像表示装置3に表示することで、臨床検査技師が***上で重点的に超音波検査すべき位置を容易に把握することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、サーバー装置2と画像表示装置3が別体の装置でクライアントサーバシステムを構成することとしたが、2つの装置の機能を1つの装置で実現することとしてもよい。即ち、装置の記憶部にコンピュータを表示手段、乳腺領域特定手段、乳腺情報生成手段、推定手段、推定臨床位置情報生成手段、表示制御手段として機能させるためのプログラムが記憶されており、CPU等の制御部とプログラムとの協働によりこれらの機能を実現することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、サーバー装置2により***画像を解析して自動的に***画像から乳腺領域を特定することとしたが、画像表示装置3においてビューアー画面331に表示された***画像上で操作部32により指定された領域を乳腺領域として特定することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、超音波診断用に推定臨床位置情報を表示することとして説明したが、超音波診断を行う検査実施者に対するトレーニングツールとして用いることとしてもよい。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリ等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、医用画像システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 医用画像システム
1 画像生成装置
2 サーバー装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 記憶部
251 画像DB
26 バス
3 画像表示装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 記憶部
36 バス

Claims (10)

  1. ***をX線撮影することにより得られた1つ以上の***画像を表示する表示手段と、
    前記***画像から乳腺領域を特定する乳腺領域特定手段と、
    前記***画像における前記乳腺領域に関する情報を生成する乳腺情報生成手段と、
    前記***画像における前記乳腺領域の位置及び前記***の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、更に、前記***画像における前記乳腺領域を複数の領域に分割し、分割した各分割領域内の画素値に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域における乳腺分布を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報を生成する推定臨床位置情報生成手段と、
    前記乳腺情報生成手段により生成された前記***画像における前記乳腺領域に関する情報及び前記推定臨床位置情報生成手段により生成された推定臨床位置情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備える医用画像システム。
  2. 前記推定手段は、前記***の正面を示す画像に対し、前記***画像の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて前記***画像を傾けて配置し、前記***の正面を示す画像上に前記***画像における前記乳腺領域を投影することにより、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、
    前記推定臨床位置情報生成手段は、前記乳腺領域が投影された前記***の正面を示す画像に基づいて前記推定臨床位置情報を生成する請求項1に記載の医用画像システム。
  3. 前記***画像における前記乳腺領域に関する情報は、前記***画像上に前記乳腺領域の特定結果を示した画像情報、前記***画像における乳腺濃度カテゴリーの情報、又は、前記***画像における前記乳腺領域の特徴量の少なくとも一つを含む請求項1又は2に記載の医用画像システム。
  4. 前記乳腺領域の特徴量は、前記***画像における前記乳腺領域の面積、前記***画像における乳腺割合、前記乳腺領域と前記乳腺領域外の***領域とのコントラスト比の少なくとも一つを含む請求項に記載の医用画像システム。
  5. 前記推定臨床位置情報生成手段は、前記***の正面を示す画像上に前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示した画像を前記推定臨床位置情報として生成する請求項1〜の何れか一項に記載の医用画像システム。
  6. 前記乳腺領域特定手段は、前記***画像を解析することにより前記***画像における乳腺領域を特定する請求項1〜の何れか一項に記載の医用画像システム。
  7. 操作手段を備え、
    前記乳腺領域特定手段は、前記表示手段に表示された***画像から前記操作手段により指定された領域を乳腺領域として特定する請求項1〜の何れか一項に記載の医用画像システム。
  8. 前記表示手段に表示された***画像から異常陰影候補領域を指定するための指定手段を備え、
    前記推定手段は、更に、前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を推定し、
    前記推定臨床位置情報生成手段は、更に、前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を示す推定臨床位置情報を生成し、
    前記表示制御手段は、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報及び前記***を正面から見たときの前記異常陰影候補領域の位置を示す推定臨床位置情報を同時に前記表示手段に表示させる請求項1〜の何れか一項に記載の医用画像システム。
  9. 前記***画像は、CC画像、MLO画像、またはその両方である請求項1〜の何れか一項に記載の医用画像システム。
  10. コンピュータを、
    ***をX線撮影することにより得られた1つ以上の***画像を表示する表示手段、
    前記***画像から乳腺領域を特定する乳腺領域特定手段、
    前記***画像における前記乳腺領域に関する情報を生成する乳腺情報生成手段、
    前記***画像における前記乳腺領域の位置及び前記***の撮影時にX線撮影装置を傾けた角度に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置を推定し、更に、前記***画像における前記乳腺領域を複数の領域に分割し、分割した各分割領域内の画素値に基づいて、前記***を正面から見たときの前記乳腺領域における乳腺分布を推定する推定手段、
    前記推定手段により推定された前記***を正面から見たときの前記乳腺領域の位置及び前記乳腺領域における乳腺分布を示す推定臨床位置情報を生成する推定臨床位置情報生成手段、
    前記乳腺情報生成手段により生成された前記***画像における前記乳腺領域に関する情報及び前記推定臨床位置情報生成手段により生成された推定臨床位置情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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