JP6455088B2 - 光飛行型測距装置 - Google Patents

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Description

本発明は、変調光を空間に発光し、変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光して電荷を蓄積し、その電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測し、自装置から対象物までの距離を計算して取得する光飛行型測距装置に関する。
従来より、変調光(測距光)を空間に発光し、変調光が対象物で反射した戻り光(反射光)を含む入射光を受光して電荷を蓄積し、その電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測し、自装置から対象物までの距離を計算して取得する光飛行(TOF:Time of Flight)型測距装置が供されている。近年では、複数の変調周波数を用いた位相差の計測を組み合わせることで、高精度且つ2π以上の遠距離測距に対応する技術も供されている(例えば特許文献1、2参照)。
米国特許第8629976号明細書 米国特許出願公開第2014/0049767号明細書
しかしながら、必要な距離精度を維持したまま、車載要求の遠距離測距(例えば数10m程度)を行うには、発光強度(発光時間と発光ピークパワーとの積)を高める必要がある。そのため、大電力の光源を用いる構成や複数の光源を並列接続する構成が必要となり、装置全体の体格が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光強度を高めることを不要として装置全体の大型化を回避しつつ、遠距離測距でも必要な距離精度を維持することができる光飛行型測距装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、発光手段は、変調光を空間に発光する。受光手段は、発光手段から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光して電荷を蓄積する。発光制御手段は、発光手段の発光動作を制御する。受光制御手段は、受光手段の受光動作を制御する。受光スロット特定手段は、変調光が発光手段から発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が受光手段に受光された距離スロットを受光スロットとして特定する。位相型TOF計測手段は、受光手段における電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測する。距離取得手段は、受光スロット特定手段による特定結果と位相型TOF計測手段による計測結果とを組み合わせることで、自装置から対象物までの距離を計算して取得する。受光スロット特定手段は、バイナリコードのサンプリングパターンを用いて前記受光スロットを特定する。
戻り光が受光された受光スロットを特定する方法は、高い分解能で距離を特定できなかったり、高範囲(高解像度)をカバーできなかったりする点で不利であるが、位相回りの発生を回避できたり、マルチパスやミックスドピクセルの影響を除去できたりする点で有利である。一方、変調光と戻り光との間の位相差を計測する方法は、位相回りが発生したり、マルチパスやミックスドピクセルの影響を受ける点で不利であるが、高い分解能で距離を特定できたり、高範囲をカバーできたりする点で有利である。
本発明では、受光スロット特定手段による特定結果と位相型TOF計測手段による計測結果とを組み合わせることで、それぞれの方法による利点を両立する。即ち、受光スロット特定では、変調光の発光波形のデューティーを従来の50%よりも短くし(低デューティー化し)、その分、発光ピークパワーを高めることで、遠距離まで受光スロットを特定する。位相型TOF計測では、変調光の発光波形のデューティーを従来の50%よりも短くする、又は従来の50%のままとし、受光スロットの1周期内での位相差を計測する。このように受光スロット特定により自装置から対象物までの大まかな距離を遠距離まで計測し、位相型TOF計測により受光スロットの1周期内での位相差を計測することで、自装置から対象物までの詳細な距離を計算して取得することできる。これにより、発光強度を高めることを不要として装置全体の大型化を回避しつつ、遠距離測距でも必要な距離精度を維持することができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 発光波形を示す図 受光素子の構成を示す機能ブロック図 バイナリコードを用いて受光スロットを特定する態様を示す図(その1) グレイコードを用いて受光スロットを特定する態様を示す図(その1) バイナリコードを用いて受光スロットを特定する態様を示す図(その2) グレイコードを用いて受光スロットを特定する態様を示す図(その2) タイミングチャート フローチャート 露光パターンを示す図(その1) 露光パターンを示す図(その2) 受光スロット特定と位相型TOF計測の組み合わせを示す図 距離スロットの時間間隔と位相型TOF計測の周期との関係を示す図(その1) 距離スロットの時間間隔と位相型TOF計測の周期との関係を示す図(その2) 受光スロット特定と位相型TOF計測との関係を概念的に示す図(その1) 受光スロット特定と位相型TOF計測との関係を概念的に示す図(その2) 本発明の第2の実施形態を示す機能ブロック図
(第1の実施形態)
以下、本発明を、車両に搭載可能な光飛行型測距装置に適用した第1の実施形態について図1から図16を参照して説明する。光飛行型測距装置が車両に搭載される態様はどのような態様でも良い。例えば光飛行型測距装置1が車両の前方部及び後方部に搭載される態様では、車両の前方及び後方が対象物(例えば人、他の車両、壁等)の監視エリアとなる。光飛行型測距装置1は、1個の受光素子が1画素として構成されているセンサであり、所定の発光周波数(例えば20MHz)の変調光(測距光)を空間に発光する(照射する)。変調光が発光された空間に対象物が存在すると、変調光が対象物で反射した戻り光(反射光)を含む入射光が光飛行型測距装置1に受光される。
光飛行型測距装置1は、制御部2と、発光部3(発光手段)と、受光部4(受光手段)とを有する。制御部2は、発光部3の発光動作を制御する発光制御回路5(発光制御手段)と、受光部4の受光動作を制御する受光制御回路6(受光制御手段)と、記憶部7とを有する。受光制御回路6は、受光スロット特定部6a(受光スロット特定手段)と、位相型TOF計測部6b(位相型TOF計測手段)と、距離取得部6c(距離取得手段)とを有する。制御部2は、マイクロコンピュータを有しており、制御プログラムを実行することで、発光部3の発光動作や受光部4の受光動作等を制御する処理を行う。
発光部3は、光源としての発光素子8と、発光素子8を駆動する駆動回路9とを有する。駆動回路9は、発光制御回路5から発光指令信号を入力すると、発光指令を発光素子8に出力する。発光素子8は、例えばLED(Light Emitting Diode)やレーザ等の高速変調(高速点滅)が可能なデバイスから構成されている。発光素子8は、駆動回路9から発光指令を入力すると、駆動回路9から供給される電力を動作電力として駆動し、変調光を予め設定されている空間に発光する。
発光制御回路5は、図2に示すように、発光素子8から発光させる変調光の発光波形のデューティーを切替可能となっている。具体的には、発光制御回路5は、発光波形のデューティーを50%として変調光を発光素子8から発光させる期間と、発光波形のデューティーを6.25%として変調光を発光素子8から発光させる期間とを切替可能となっている。発光制御回路5は、発光波形のデューティーを6.25%とする(低デューティー化する)ときには、従来の(発光波形のデューティーを50%とするときの)8倍の発光ピークパワーで変調光を発光素子8から発光させる(P2=8×P1)。尚、発光波形のデューティーを50%とした場合と、発光波形のデューティーを6.25%として発光ピークパワーを8倍とした場合とでは、発光強度がエネルギー(熱)的に等価であるので、回路規模や放熱対策は従来と同等のままで済む。即ち、ハードウェアの改良を必要とせずに、低デューティー化して発光ピークパワーを高めることで、遠距離までの測距が可能になると共に、外乱光に対するSNR(信号対雑音比)も向上して距離精度が高まる。加えて、発光素子8を駆動する駆動回路9でもデューティーを短くすることによる温度条件の緩和で電流ロスが少なくなり、発光ピークパワーがより一層高まる。
受光部4は、選択回路10と、縦方向のラインを構成する複数の受光素子群11a〜11nとを有する。選択回路10は、受光制御回路6から受光指令信号を入力すると、受光指令を各受光素子群11a〜11nに出力する。又、選択回路10は、受光制御回路6から読出指令信号を入力すると、読出指令を各受光素子群11a〜11nに出力する。各受光素子群11a〜11nは、選択回路10から受光指令を入力すると、発光素子8から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光の受光を待機する(受光不可能な状態から受光可能な状態へと移行する)。各受光素子群11a〜11nは、規則的に配列されている複数の受光素子12a〜12nを有する。
各受光素子12a〜12nは、図3に示すように、光電変換素子13と、電荷蓄積部14とを有する。光電変換素子13は、変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光すると、その受光した入射光を受光量に応じた電荷に変換する。電荷蓄積部14は、第1〜第4の4個の単位蓄積部15a〜15dを有し、光電変換素子13により変換された電荷を変調光の変調周期(1フレームの周期)に同期して振り分ける。そして、電荷蓄積部14は、その振り分けた電荷をそれぞれ第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積する。
又、各受光素子群11a〜11nは、選択回路10から読出指令を入力すると、各受光素子12a〜12nの第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量(受光量)を受光制御回路6に出力する。受光制御回路6は、読出指令を所定の時間間隔で選択回路10に出力し、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量を所定の時間間隔で読み出す。そして、受光制御回路6は、その読み出した電荷の電荷量を用いて、戻り光が受光された距離スロットである受光スロットの特定(受光スロット特定)を受光スロット特定部6aにより行ったり、変調光と戻り光との間の位相差の計測(位相型TOF計測)を位相型TOF計測部6bにより行ったりする。
受光スロット特定部6aは、変調光が発光素子8から発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光(最大強度の戻り光)が受光部4に受光された距離スロットを受光スロットとして特定する。このとき、発光制御回路5は、発光波形のデューティーを6.25%とし、発光ピークパワーを発光波形のデューティーが50%のときの8倍として変調光を発光素子8から発光させる。受光スロット特定部6aは、距離スロットの個数に対してバイナリコードやグレイコードを用いてサンプル数を最小化し、各サンプルについて電圧値の大小を判定することで、受光スロットを特定する。受光スロット特定部6aは、電圧値の差が規定値以上である期間では「1」を割当て、電圧値の差が規定値未満である期間では「0」を割当てる。
図4は、距離スロットの個数を「8」とし、サンプル数を「3」とし、バイナリコードのサンプリングパターンを用いて受光スロットを特定する態様を例示している。図4の例示では、戻り光の受光期間が距離スロッ3から距離スロット4への変化タイミングに重なっており、受光スロット特定部6aは、バイナリコードを「1,0,1」と特定することで、距離スロット3を受光スロットとして特定する。又、図5は、距離スロットの個数を「8」とし、サンプル数を「3」とし、グレイコードのサンプリングパターンを用いて受光スロットを特定する態様を例示している。図5の例示でも、戻り光の受光期間が距離スロッ3から距離スロット4への変化タイミングに重なっており、受光スロット特定部6aは、グレイコードを「1,1,1」と特定することで、距離スロット3を受光スロットとして特定する。
バイナリコードを用いる方法では、「0」、「1」の変化点がサンプル同士で重複するタイミングが存在する。図4の例示では、例えば距離スロット2から距離スロット3への変化タイミング(t2)では「0」、「1」の変化点がサンプル2、3で重複し、距離スロット4から距離スロット5への変化タイミング(t4)では「0」、「1」の変化点がサンプル1〜3で重複し、距離スロット6から距離スロット7への変化タイミング(t6)では「0」、「1」の変化点がサンプル2、3で重複する。これに対して、グレイコードを用いる方法では、「0」、「1」の変化点がサンプル同士で重複するタイミングが存在しない。このような性質の相違により、グレイコードを用いる場合はバイナリコードを用いる場合よりもロバスト性の点で有利である。
具体的に説明すると、図6及び図7に示すように戻り光の受光期間が距離スロット4から距離スロット5への変化タイミングに重なるときを想定する。バイナリコードを用いた図6の例示では、受光スロット特定部6aは、サンプル1〜3を「1,0,0」と特定することで、距離スロット4を受光スロットとして特定する。しかしながら、受光スロット特定部6aは、例えばサンプル1を「0」と特定してしまい、サンプル1〜3を「0,0,0」と特定してしまうと、距離スロット8を受光スロットとして特定してしまう。即ち、サンプル1〜3のうちサンプル1について「0」、「1」の特定がずれただけでも、受光スロットの特定が距離スロット4から距離スロット8までずれてしまい、受光スロットを特定する誤差が大きい(受光スロットを特定する精度が低い)。サンプル2、3について「0」、「1」の特定がずれた場合も同様である。又、戻り光の受光期間が距離スロット2から距離スロット3への変化タイミングに重なるときや距離スロット6から距離スロット7への変化タイミングに重なるときも同様である。
これに対して、グレイコードを用いた図7の例示では、受光スロット特定部6aは、サンプル1〜3を「1,1,0」と特定することで、距離スロット4を受光スロットとして特定する。この場合、上記と同様に例えばサンプル1を「0」と特定してしまい、サンプル1〜3を「0,1,0」と特定してしまっても、距離スロット4に隣接する距離スロット5を受光スロットとして特定するに止まる。即ち、サンプル1〜3のうちサンプル1について「0」、「1」の特定がずれても、受光スロットの特定が距離スロット4から距離スロット5までに止まり、受光スロットを特定する誤差が小さい(受光スロットを特定する精度が高い)。戻り光の受光期間が別の距離スロットから更に別の距離スロットへの変化タイミングに重なるときも同様である。このようにグレイコードを用いる場合はバイナリコードを用いる場合よりもロバスト性の点で有利である。
位相型TOF計測部6bは、発光制御回路5と連携し、各受光素子12の第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測する。即ち、図8に示すように、発光制御回路5は、1フレームの周期内の発光期間において、発光指令信号を周期がTs、オン時間がTs/2、オフ時間がTs/2の矩形波として駆動回路9に出力し、発光素子8からのTs/2時間の発光とTs/2時間の発光停止とを繰り返させる。尚、発光制御回路5は、発光指令信号を矩形波で出力することに限らず、発光指令信号を正弦波や鋸波等で出力しても良い。
位相型TOF計測部6bは、発光期間において、受光指令信号を受光制御回路6から選択回路10に出力させ、各受光素子群11a〜11nの第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dにおける電荷を蓄積するタイミングを制御する。即ち、位相型TOF計測部6bは、発光指令信号の周期Tsを4等分した時間を、それぞれ順にT、T、T、Tとすると、発光素子8の発光と同期するタイミングで第1の単位蓄積部15aをTs/2時間オンする(蓄積Q1)。又、位相型TOF計測部6bは、第1の単位蓄積部15aのオンからT遅れたタイミングで第2の単位蓄積部15bをTs/2時間オンする(蓄積Q2)。又、位相型TOF計測部6bは、第1の単位蓄積部15aのオンから(T+T)遅れたタイミングで第3の単位蓄積部15cをTs/2時間オンする(蓄積Q3)。更に、位相型TOF計測部6bは、第1の単位蓄積部15aのオンから(T+T+T)遅れたタイミングで第4の単位蓄積部15dをTs/2時間オンする(蓄積Q4)。位相型TOF計測部6bは、このように周期Tsを4等分した時間ずつずらして電荷を振り分け、変調光の発光からそれぞれ0度、90度、180度、270度位相がずれた電荷の蓄積を繰り返させる。
一般的に、自装置から対象物までの距離を計測するには、数ms程度の時間の電荷の蓄積が必要である。一方、発光素子8から発光される変調光の発光周波数(変調周波数)は数十MHzである。よって、変調の1周期Tsは数十ns程度である。このため、自装置から対象物までの距離を計測するには、数千〜数十万周期の露光期間(電荷蓄積期間)を必要とする。位相型TOF計測部6bは、露光期間の時間間隔毎に第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量を読み出す。
位相型TOF計測部6bは、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量を読み出すと、以下のようにして自装置から対象物までの距離を計測する。発光素子8から発光された変調光と、変調光が対象物で反射して各受光素子群11a〜11nに受光される戻り光との間には、光が対象物まで往復する飛行時間による位相差(遅延時間)が生じる。位相型TOF計測部6bは、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量をそれぞれC1、C2、C3、C4とすると、次式(1)により位相差φを計測する。
φ=tan−1[(C1−C3)/(C2−C4)]…(1)
尚、各受光素子群11a〜11nには戻り光の他に背景光も入射光として受光されるが、入射光のうち戻り光による(戻り光成分の)電荷は遅延時間に応じて第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに割り振られる。そのため、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積される戻り光による電荷の電荷量は異なる。一方、入射光のうち背景光による(背景光成分の)電荷は均等に第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに割り振られる。そのため、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積される背景光による電荷の電荷量は略等しくなる。上記した式(1)では、背景光による電荷の電荷量が相殺されるので、背景光の影響を受けずに位相差φを計測することができる。
距離取得部6cは、変調光と戻り光との間の位相差φが位相型TOF計測部6bにより計測されると、その計測された位相差φ、周期Ts、光速cを用い、次式(2)により自装置から対象物までの距離Dを計算して取得する。
D=(φ/2π)・(c/2Ts)…(2)
尚、位相型TOF計測部6bは、第1〜第4の単位蓄積部15a〜15dに蓄積されている電荷の電荷量を読み出す場合に、それらの電荷量を同時に読み出しても良いし個別に読み出しても良いし、複数のフレームに亘って読み出しても良い。又、本実施形態では、電荷蓄積部14を4個の単位蓄積部15a〜15dで構成する場合を例示したが、互いに異なる位相の電荷量に基づいて自装置から対象物までの距離Dを計算して取得可能であれば、単位蓄積部の個数は2以上の幾つであっても良い。
図9は、制御部2が行う処理の流れを示している。制御部2は、自装置から対象物までの測距の開始条件が成立すると測距を開始する。制御部2は、測距を開始すると、受光スロット特定を受光スロット特定部6aにより行い、戻り光が受光された距離スロットを受光スロットとして特定する(S1)。このとき、制御部2は、発光波形のデューティーを6.25%とし、発光ピークパワーを従来の8倍として変調光を発光素子8から発光させる。
次いで、制御部2は、受光スロットを特定すると、位相型TOF計測を位相型TOF計測部6bにより行い、その特定した受光スロットの1周期内での位相差を計測する(S2)。このとき、制御部2は、発光波形を低デューティー化しても良いししなくても良い。制御部2は、発光波形を低デューティー化する場合であれば、図10に示すように、発光波形のデューティーを6.25%とし、発光ピークパワーを従来の(発光波形のデューティーを50%とするときの)8倍として変調光を発光素子8から発光させ、受光スロットのみに対して位相差の計測を行う。この場合には、最大強度の戻り光が存在すると特定した距離スロットのみに対して位相差の計測を行うことにより、マルチパスやミックスドピクセルの原因となり得る複数の戻り光を同時に計測してしまうことがなくなり、マルチパスやミックスドピクセルの発生を未然に防ぐことができる。又、制御部2は、発光波形を低デューティー化しない場合であれば、図11に示すように、発光波形のデューティーを従来の50%のままとし、全ての距離スロットに対して位相差の計測を行う。この場合には、従来の制御をそのまま流用して実現することができる。そして、制御部2は、位相差を計測すると、その計測した位相差を用い、自装置から対象物までの詳細な距離を計算して取得する(S3)。
このように本発明は、図12に示すように、受光スロット特定と位相型TOF計測とを組み合わせ、受光スロット特定により自装置から対象物までの大まかな距離を遠距離まで計測し、位相型TOF計測により受光スロットの1周期内での位相差を計測することで、自装置から対象物までの詳細な距離を計算して取得する。
尚、以上に説明した一連の処理では、1つの距離スロットの時間間隔を、図13に示すように、変調光と戻り光との間の位相差を計測するときの1周期(2π)としたが、図14に示すように、半周期(π)としても良い。又、このように受光スロット特定と位相型TOF計測とを組み合わせる構成では、車載アプリやシステム要件に依存する距離精度の要求により露光パターンや発光ピークパワーを最適に調整すれば良い。近距離のみで高い精度が要求される場合であれば、図15に示すように、受光スロット特定を目標最長距離までとし、位相型TOF計測を近距離までとする調整を行うことで、近距離で高い精度の測距を実現することができつつ、処理時間を低減することができ、又、必要な発光強度を抑えることができる。又、全域で高い精度が要求される場合であれば、図16に示すように、受光スロット特定と位相型TOF計測との両方を目標最長距離までとする調整を行うことで、全域で高い精度の測距を実現することができる。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、次に示す作用効果を得ることができる。光飛行型測距装置1において、変調光が発光されたことで戻り光が受光された受光スロットを受光スロット特定部6aにより特定し、変調光と戻り光との間の位相差を位相型TOF計測部6bにより計測する。そして、受光スロット特定部6aによる特定結果と位相型TOF計測部6bによる計測結果とを組み合わせることで、それぞれの方法による利点を両立するようにした。即ち、受光スロット特定により自装置から対象物までの大まかな距離を遠距離まで計測し、位相型TOF計測により受光スロットの1周期内での位相差を計測することで、自装置から対象物までの詳細な距離を計算して取得する。これにより、発光強度を高めることを不要として装置全体の大型化を回避しつつ、遠距離測距でも必要な距離精度を維持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図17を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、受光部4において、縦方向のラインを構成する受光素子群11毎にサンプリング動作を制御する構成であるが、第2の実施形態は、受光素子12毎にサンプリング動作を制御する構成である。即ち、光飛行型測距装置21において、受光部224は、選択回路10と、マトリックス状に配列されている複数の受光素子23とを有する。各受光素子23は、選択回路10から受光指令を入力すると、発光素子8から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光の受光を待機する。又、各受光素子23は、選択回路10から読出指令を入力すると、蓄積されている電荷の電荷量(受光量)を受光制御回路6に出力する。第2の実施形態によれば、必要な距離精度を画素単位で実現することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
車両以外の用途に適用しても良い。
変調光の発光波形を低デューティー化することとして、発光波形のデューティーを50%よりも短くすれば、発光波形のデューティーを6.25%以外の値に短くしても良い。又、発光波形のデューティーを50%よりも短くした場合に、発光波形のデューティーを50%としたときとエネルギー的に等価となる範囲内で、発光ピークパワーを高めれば良い。即ち、発光波形のデューティーを例えば12.5%とするときには、発光ピークパワーを従来の4倍として変調光を発光させれば良い。
本実施形態では、先に受光スロット特定を行い、後から位相型TOF計測を行う構成を例示したが、先に位相型TOF計測を行い、後から受光スロット特定を行う構成でも良い。即ち、位相型TOF計測では発光波形のデューティーを50%として全ての距離スロットに対して位相差の計測を行い、受光スロット特定では発光波形のデューティーを50%よりも短くして受光スロットを特定すれば良い。
図面中、1、21は光飛行型測距装置、3は発光部(発光手段)、4、22は受光部(受光手段)、5は発光制御回路(発光制御手段)、6は受光制御回路(受光制御手段)、6aは受光スロット特定部(受光スロット特定手段)、6bは位相型TOF計測部(位相型TOF計測手段)、6cは距離取得部(距離取得手段)である。

Claims (13)

  1. 変調光を空間に発光する発光手段(8)と、
    前記発光手段から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光して電荷を蓄積する受光手段(4、22)と、
    前記発光手段の発光動作を制御する発光制御手段(5)と、
    前記受光手段の受光動作を制御する受光制御手段(6)と、
    前記発光手段から変調光が発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が前記受光手段に受光された距離スロットを受光スロットとして特定する受光スロット特定手段(6a)と、
    前記受光手段における電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測する位相型TOF計測手段(6b)と、
    前記受光スロット特定手段による特定結果と前記位相型TOF計測手段による計測結果とを組み合わせることで、自装置から対象物までの距離を計算して取得する距離取得手段(6c)と、を備え
    前記受光スロット特定手段は、バイナリコードのサンプリングパターンを用いて前記受光スロットを特定することを特徴とする光飛行型測距装置(1、21)。
  2. 変調光を空間に発光する発光手段(8)と、
    前記発光手段から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光して電荷を蓄積する受光手段(4、22)と、
    前記発光手段の発光動作を制御する発光制御手段(5)と、
    前記受光手段の受光動作を制御する受光制御手段(6)と、
    前記発光手段から変調光が発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が前記受光手段に受光された距離スロットを受光スロットとして特定する受光スロット特定手段(6a)と、
    前記受光手段における電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測する位相型TOF計測手段(6b)と、
    前記受光スロット特定手段による特定結果と前記位相型TOF計測手段による計測結果とを組み合わせることで、自装置から対象物までの距離を計算して取得する距離取得手段(6c)と、を備え、
    前記受光スロット特定手段は、グレイコードのサンプリングパターンを用いて前記受光スロットを特定することを特徴とする光飛行型測距装置(1、21)
  3. 請求項1又は2に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%よりも短くし、その分、デューティーを50%とするときよりも発光ピークパワーを高めて変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記受光スロット特定手段は、前記発光手段から当該発光ピークパワーが高められた変調光が発光されたことで、前記発光手段から当該発光ピークパワーが高められた変調光が発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が前記受光手段に受光された距離スロットを前記受光スロットとして特定することを特徴とする光飛行型測距装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%よりも短くし、その分、デューティーを50%とするときよりも発光ピークパワーを高めて変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記位相型TOF計測手段は、前記受光スロットのみに対して位相差の計測を行うことを特徴とする光飛型測距装置。
  5. 請求項1からの何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%として変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記位相型TOF計測手段は、前記受光スロットを含む全ての距離スロットに対して位相差の計測を行うことを特徴とする光飛行型測距装置。
  6. 請求項1からの何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記受光スロット特定手段は、一の距離スロットの時間間隔を、前記位相型TOF計測手段が変調光と戻り光との間の位相差を計測するときの1周期とすることを特徴とする光飛行型測距装置。
  7. 変調光を空間に発光する発光手段(8)と、
    前記発光手段から発光された変調光が対象物で反射した戻り光を含む入射光を受光して電荷を蓄積する受光手段(4、22)と、
    前記発光手段の発光動作を制御する発光制御手段(5)と、
    前記受光手段の受光動作を制御する受光制御手段(6)と、
    前記発光手段から変調光が発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が前記受光手段に受光された距離スロットを受光スロットとして特定する受光スロット特定手段(6a)と、
    前記受光手段における電荷の蓄積状態に基づいて変調光と戻り光との間の位相差を計測する位相型TOF計測手段(6b)と、
    少なくとも前記受光スロット特定手段により特定した受光スロットの1周期内での位相差を計測するよう、前記受光スロット特定手段による特定結果と前記位相型TOF計測手段による計測結果とを組み合わせることで、自装置から対象物までの距離を計算して取得する距離取得手段(6c)と、を備えたことを特徴とする光飛行型測距装置(1、21)。
  8. 請求項7に記載した光飛行型測距装置において、
    前記受光スロット特定手段は、バイナリコードのサンプリングパターンを用いて前記受光スロットを特定することを特徴とする光飛行型測距装置。
  9. 請求項7に記載した光飛行型測距装置において、
    前記受光スロット特定手段は、グレイコードのサンプリングパターンを用いて前記受光スロットを特定することを特徴とする光飛行型測距装置。
  10. 請求項7から9の何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%よりも短くし、その分、デューティーを50%とするときよりも発光ピークパワーを高めて変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記受光スロット特定手段は、前記発光手段から当該発光ピークパワーが高められた変調光が発光されたことで、前記発光手段から当該発光ピークパワーが高められた変調光が発光された時点を基点とする所定時間間隔の距離スロットのうち戻り光が前記受光手段に受光された距離スロットを前記受光スロットとして特定することを特徴とする光飛行型測距装置。
  11. 請求項7から10の何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%よりも短くし、その分、デューティーを50%とするときよりも発光ピークパワーを高めて変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記位相型TOF計測手段は、前記受光スロットのみに対して位相差の計測を行うことを特徴とする光飛型測距装置。
  12. 請求項7から10の何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記発光制御手段は、発光波形のデューティーを50%として変調光を前記発光手段から発光させ、
    前記位相型TOF計測手段は、前記受光スロットを含む全ての距離スロットに対して位相差の計測を行うことを特徴とする光飛行型測距装置。
  13. 請求項7から12の何れか一項に記載した光飛行型測距装置において、
    前記受光スロット特定手段は、一の距離スロットの時間間隔を、前記位相型TOF計測手段が変調光と戻り光との間の位相差を計測するときの1周期とすることを特徴とする光飛行型測距装置。
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