JP6453692B2 - 流量制御装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

流量制御装置の製造装置及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6453692B2
JP6453692B2 JP2015069794A JP2015069794A JP6453692B2 JP 6453692 B2 JP6453692 B2 JP 6453692B2 JP 2015069794 A JP2015069794 A JP 2015069794A JP 2015069794 A JP2015069794 A JP 2015069794A JP 6453692 B2 JP6453692 B2 JP 6453692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
cylinder
load current
load
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015069794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016188634A (ja
Inventor
将之 鈴木
将之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2015069794A priority Critical patent/JP6453692B2/ja
Priority to PCT/JP2016/051495 priority patent/WO2016157946A1/ja
Publication of JP2016188634A publication Critical patent/JP2016188634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6453692B2 publication Critical patent/JP6453692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M69/00Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
    • F02M69/30Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel characterised by means for facilitating the starting-up or idling of engines or by means for enriching fuel charge, e.g. below operational temperatures or upon high power demand of engines
    • F02M69/32Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel characterised by means for facilitating the starting-up or idling of engines or by means for enriching fuel charge, e.g. below operational temperatures or upon high power demand of engines with an air by-pass around the air throttle valve or with an auxiliary air passage, e.g. with a variably controlled valve therein

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、動作源を収容した第1ケーシングと、前記動作源によって動作する制御弁を収容した第2ケーシングとを有する流量制御装置の製造装置及び製造方法に関する。
自動車に搭載される内燃機関の燃焼室には、空気が供給される。ここで、空気の供給量、換言すれば、燃焼室に向かう空気の流量は、燃焼室での燃焼が好適な状態に維持されるように制御される。この流量制御は、流量制御装置によって営まれる。
この種の流量制御装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来技術につき概略説明すると、該流量制御装置は、モータ等の動作源を収容した第1ケーシングと、前記動作源によって動作し、空気の流通路の開度を制御する制御弁を収容した第2ケーシングとを有する。これら第1ケーシング及び第2ケーシングは、ボルトによって連結される。
特許第4555822号公報
第1ケーシングと第2ケーシングとをボルトで連結する場合、第1ケーシングに取付板を外嵌するようにしている。すなわち、上記した従来技術では、ボルトや取付板が必要な分、部品点数が多くなる。さらに、ボルトを螺回する作業が必要であるので煩雑であり、また、作業効率を向上させることが容易ではない。
そこで、本出願人は、第1ケーシング及び第2ケーシングの双方を少なくとも熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物とし、第1ケーシング又は第2ケーシングのいずれか一方に、発熱可能な線材を挿入した係合溝を形成するとともに、第2ケーシング又は第1ケーシングの残余の一方に、該係合溝に進入する係合凸部を設け、係合溝の内壁と係合凸部とを互いに溶着することで、第1ケーシングと第2ケーシングとを接合する技術を提案している。
この場合、バネ等の弾性手段を用いて、第1ケーシングを第2ケーシングに相対的に押し付けた状態で線材を発熱させることで、係合溝の内壁と係合凸部とを溶融し、係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶着する。
しかしながら、係合溝の内壁と係合凸部とが溶融すると、溶融した樹脂が流動するため、弾性手段から第1ケーシング及び第2ケーシングにかかる荷重が低下してしまう。すなわち、弾性手段は、第1ケーシング及び第2ケーシングを押圧するのみで、荷重を調整することができない。そのため、適切な荷重で第1ケーシング及び第2ケーシングを押圧して、係合溝の内壁と係合凸部とを溶着させることが難しくなる。
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、適切な荷重で第1ケーシング及び第2ケーシングを押圧して、係合溝の内壁と係合凸部とを安定して溶着させることが可能となる流量制御装置の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、動作源を収容した第1ケーシングと、前記動作源によって動作して流体の流通路の開度を制御する制御弁を収容した第2ケーシングとを有する流量制御装置の製造装置及び製造方法に関するものであり、前記流量制御装置は、樹脂を含有する前記第1ケーシング又は前記第2ケーシングのいずれか一方に、発熱可能な線材を挿入した係合溝が形成されるとともに、前記第2ケーシング又は前記第1ケーシングの残余の一方に、前記係合溝に進入する係合凸部が設けられている。
この場合、前記の目的を達成するため、本発明に係る流量制御装置の製造装置は、
前記係合溝に前記線材を挿入した状態で、前記第1ケーシングを前記第2ケーシングに相対的に押し付けて前記係合溝に前記係合凸部を進入させるシリンダと、
前記線材を発熱させて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを互いに溶着させることにより、前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとを接合させる発熱手段と、
前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における樹脂の状態を検出する状態検出手段と、
前記状態検出手段の検出結果に基づいて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶着する際の前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングに対する前記シリンダの押付動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記状態検出手段は、前記シリンダから前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングにかかる荷重を検出する荷重検出センサ、又は、前記シリンダが駆動する際に、シリンダモータに流れる負荷電流の負荷電流値を検出する負荷電流検出センサを含み、
前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における前記樹脂の溶融に伴う前記荷重の低下を前記荷重検出センサが検出した場合、又は、前記負荷電流値の低下を前記負荷電流検出センサが検出した場合、前記制御手段は、前記シリンダの押付力を増加させることを特徴としている。
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る流量制御装置の製造方法は、
前記係合溝に前記線材を挿入した状態で、シリンダにより前記第1ケーシングを前記第2ケーシングに相対的に押し付けて前記係合溝に前記係合凸部を進入させる第1ステップと、
前記線材を発熱させて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶融させる第2ステップと、
前記シリンダから前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングにかかる荷重を検出する荷重検出センサ、又は、前記シリンダが駆動する際に、シリンダモータに流れる負荷電流の負荷電流値を検出する負荷電流検出センサを含む状態検出手段で、前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における前記樹脂の溶融に伴う前記荷重の低下を前記荷重検出センサが検出した場合、又は、前記負荷電流値の低下を前記負荷電流検出センサが検出した場合、制御手段により前記シリンダの押付力を増加させる第3ステップと、
を有することを特徴としている。
このように、本発明では、前記状態検出手段の検出結果(前記樹脂の状態)に基づいて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶着する際の前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングに対する前記シリンダの押付動作を制御する。これにより、前記樹脂の状態(例えば、前記樹脂の溶融速度)に応じた適切な荷重で前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングを押圧し、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを安定に溶着させることが可能となる。この結果、前記流量制御装置の品質を高めることができる。
また、前記制御手段は、前記負荷電流値の上限となる負荷電流制限値を設定し、前記負荷電流制限値を超えた場合、前記シリンダモータの駆動を停止させればよい
本発明によれば、状態検出手段の検出結果(樹脂の状態)に基づいて、係合溝の内壁と係合凸部とを溶着する際の第1ケーシング及び第2ケーシングに対するシリンダの押付動作を制御する。これにより、前記樹脂の状態(例えば、前記樹脂の溶融速度)に応じた適切な荷重で前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングを押圧し、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを安定に溶着させることが可能となる。この結果、流量制御装置の品質を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る製造装置及び製造方法によって製造された流量制御装置の概略側面断面図である。 図1中のII−II線矢視断面図である。 係合凸部の先端壁が線材に当接した状態で示した、図2中のIII−III線矢視断面図である。 図3から、係合凸部等の軟化が進行して第1ケーシングと第2ケーシングとが互いに接近した状態で示した、図2中のIV−IV線矢視断面図である。 本発明の実施の形態に係る製造装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る製造装置の動作(製造方法)を示すフローチャートである。 第1ケーシング及び第2ケーシングの溶着時における押付速度毎の荷重の時間経過を示すタイミングチャートである。 第1ケーシング及び第2ケーシングの溶着時における荷重及び溶着電流値の時間経過を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る流量制御装置の製造装置及び製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
ここでは、本実施の形態に係る流量制御装置の製造装置及び製造方法(以下、本実施の形態に係る製造装置及び製造方法ともいう。)の説明に先立ち、該製造装置及び製造方法によって製造された流量制御装置10について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1の概略側面断面図に示すように、流量制御装置10は、例えば、自動二輪車の内燃機関(図示せず)に設けられ、該内燃機関に供給される空気、すなわち、いわゆる吸気の流量を制御する。
流量制御装置10は、スロットルボディ12を介して前記内燃機関に装着される。このスロットルボディ12につき概略説明すると、該スロットルボディ12には、内燃機関の吸気ポートに連通する吸気道14が形成されている。この吸気道14には、スロットルバルブ16が開閉可能に設置される。また、スロットルボディ12内には、バイパス往路18及びバイパス復路20が形成される。バイパス往路18はスロットルバルブ16の上流側で吸気道14に連なり、バイパス復路20はスロットルバルブ16の下流側で吸気道14に連なる。
流量制御装置10は、動作源としてのモータ22を収容した第1ケーシング24と、該第1ケーシング24に連結(接合)され且つ制御弁26を収容した第2ケーシング28とを有する。流量制御装置10は、第2ケーシング28がスロットルボディ12に装着されることで位置決め固定されている。
第1ケーシング24は、給電用端子30を収容したカプラ部32と、該カプラ部32に連なる略円筒形状の本体部34と、該本体部34に比して若干大径な第1フランジ部36を一体的に有する。すなわち、第1ケーシング24は単一部材からなる。
本体部34には、有底の第1モータ収容孔38が陥没形成される。前記モータ22のモータ本体の略半分は、この第1モータ収容孔38に嵌合される。モータ22は、前記給電用端子30に電気的に接続されている。
第1フランジ部36の、第2ケーシング28に臨む側の端面には、環状の係合凸部40が第2ケーシング28に指向するように突出形成されている。後述するように、この係合凸部40が、第1ケーシング24と第2ケーシング28との連結(接合)を担う。
一方、第2ケーシング28は、第1フランジ部36に対向する第2フランジ部42と、その内部に第2モータ収容孔44及び摺動孔46が形成された弁収容部48と、該弁収容部48の端部に設けられてスロットルボディ12に装着される装着部50とを一体的に有する。すなわち、第2ケーシング28もまた、単一部材からなる。
第2フランジ部42の、第1フランジ部36に対向する端面には、係合凸部40の位置に対応する位置に、環状の係合溝52が形成される。図1中のII−II線矢視断面図である図2に示すように、該係合溝52には、電熱線として機能する線材54が収容される。また、係合溝52には、前記係合凸部40が進入する(図1参照)。
係合凸部40の外壁と、係合溝52の内壁(2個の側壁又は底壁の少なくともいずれか)とは、溶着によって互いに一体化している。この溶着により、第1ケーシング24と第2ケーシング28とが接合(連結)されている。なお、線材54と係合溝52の底壁ないし2個の側壁との間は、溶着時に軟化したPBT(Poly Butylene Terephthalate)等の樹脂組成物の硬化物で充填されている。換言すれば、線材54と、係合凸部40ないし係合溝52との間に、間隙は認められない。
係合凸部40の近傍には、段部56(図3及び図4参照)が形成される。後述するように、溶着時には、第1フランジ部36の端面が段部56に当接する。
図2に示すように、線材54は、1本の金属線(例えば、銅線又はステンレス線)の所定部位が互いに離間するように湾曲された円環部58と、円環部58から直径方向外方に突出した第1電極当接部60及び第2電極当接部62とを有する。第1電極当接部60と第2電極当接部62とは、互いに略180°離間している。
第1電極当接部60は、線材54の長手方向端部同士が集束されることで構成され、一方で、第2電極当接部62は、線材54の中間部分を折り返して、円環部58から直径方向外方に2つの直線形状部を形成することにより構成される。
図2〜図4に示すように、第1フランジ部36にはリブ64a、64bが突出形成され、且つ、第2フランジ部42にはリブ64c、64dが突出形成される。リブ64a、64cには挿入孔66aが貫通形成される一方、リブ64b、64dには挿入孔66bが貫通形成される。線材54の第1電極当接部60は挿入孔66a内に露呈し、第2電極当接部62は挿入孔66b内に露呈する。
図1に戻り、第2モータ収容孔44は、前記第1モータ収容孔38とともにモータ本体を収容する。ここで、第2モータ収容孔44と摺動孔46との間には、ゴムからなり且つ円盤形状をなすシール部材68が介在する。このシール部材68により、第2モータ収容孔44と摺動孔46とが区分されている。
シール部材68には、貫通孔が形成される。前記モータ22の回転軸70は、この貫通孔を通って摺動孔46に突出する。回転軸70の先端部にはネジ部が刻設されており、該ネジ部にはスライダ72が螺合される。これにより、スライダ72が回転軸70に外嵌されている。なお、回転軸70は、正回転及び逆回転のいずれかが選択的に可能である。
前記制御弁26は中空体であり、スライダ72は、コイルスプリング74内に挿入された状態で、該制御弁26の中空内部に収容される。制御弁26は、その長手方向端部に、U字型溝が形成された底壁26aを有する。前記コイルスプリング74の大径な一端は、この底壁26aに着座する。一方、小径な他端は、スライダ72の大径部72aに着座する。
装着部50には、バイパス往路18及び摺動孔46を連通させる入口連通路76と、摺動孔46及びバイパス復路20を連通させる出口連通路78とが形成される。バイパス往路18、入口連通路76、摺動孔46、出口連通路78及びバイパス復路20により、スロットルバルブ16を迂回するバイパス通路が形成される。
以上のように構成される流量制御装置10を製造するための本実施の形態に係る製造装置80及び製造方法について、図5〜図8を参照しながら説明する。ここでは、必要に応じて、流量制御装置10を図示した図1〜図4も参照しながら説明する。
本実施の形態に係る製造装置80は、図5で概略的に示すように、流量制御装置10の第2ケーシング28を支持する支持台82を有する。支持台82は、ベース82aと、ベース82aから立設する複数の支柱82bと、各支柱82bの上端に固定された支持板82cとから構成される。支持板82cの略中心には、上下方向に貫通する挿通孔82dが形成されている。この場合、挿通孔82dに弁収容部48を挿通させ、第2フランジ部42を支持板82cの上面に載置することにより、第2ケーシング28が支持台82に支持される。
第2ケーシング28に連結された第1ケーシング24の上方には、第1ケーシング24の本体部34を上方から押し付ける押付機構84が設けられている。押付機構84は、シリンダモータ85を駆動することにより、シリンダロッド86を本体部34に対して上下方向に進退させる電動シリンダ等のシリンダ88を備える。
シリンダロッド86は、プレート90の略中心に上下方向に貫通した挿通孔92を挿通する。シリンダロッド86の先端部94は、シリンダロッド86よりも大径の板状部材として構成されている。プレート90は、複数の支柱96を介して支持板98に支持され、該支持板98の上面には、プレート90と対向するようにロードセル(荷重検出センサ、状態検出手段)100が固定されている。ロードセル100は、シリンダロッド86が下方に進行し、先端部94がロードセル100を押し付けた際に、その押付力(荷重)を検出する。支持板98の底面には、複数の支柱102を介して押付板104が連結されている。
ここで、シリンダ88のシリンダモータ85が駆動し、シリンダロッド86が下方向に進行して先端部94がロードセル100を押圧すると、ロードセル100を固定する支持板98、各支柱96、102、プレート90及び押付板104が一体的に下方向に変位する。この結果、押付板104は、第1ケーシング24の本体部34を上方から押圧する(押し付ける)ことができる。従って、ロードセル100は、シリンダロッド86の先端部94からの押付力、すなわち、押付機構84から本体部34を介して第1ケーシング24及び第2ケーシング28に作用する荷重を検出する。
一方、シリンダ88のシリンダモータ85が駆動し、シリンダロッド86が上方向に後退すると、第1ケーシング24は、押付板104による押圧状態から解放される。この場合、シリンダロッド86が上方向に後退して、プレート90の底面に先端部94が当接すると、プレート90、各支柱96、102、支持板98及び押付板104は、一体的に上方向に変位する。これにより、押付板104は、第1ケーシング24の本体部34から離間する。
図2〜図4に示す挿入孔66a、66bの各々には、絶縁性の受ピン110a、110bが挿入されるとともに、電極チップ112a、112bが挿入されている(図3〜図5参照)。すなわち、受ピン110aと電極チップ112aとで第1電極当接部60を上下方向から挟持する一方、受ピン110bと電極チップ112bとで第2電極当接部62を上下方向から挟持する。
また、本実施の形態に係る製造装置80は、制御手段114を構成するPLC116及びコントローラ118と、シリンダ88のシリンダモータ85を駆動させるモータドライバ119と、シリンダモータ85に流れる負荷電流の電流値(負荷電流値)を検出する負荷電流検出センサ(状態検出手段)119aと、電極チップ112a、112bを介して線材54に通電する溶着電源120と、電極チップ112a、112bを介して線材54に流れる溶着電流の電流値(溶着電流値)を検出する溶着電流検出センサ122とをさらに有する。
PLC116は、コントローラ118を制御し、コントローラ118は、PLC116からの制御指令を受けて、シリンダ88及び溶着電源120を制御することにより、製造装置80全体を制御する。すなわち、コントローラ118は、PLC116からの制御信号に基づき、モータドライバ119を制御してシリンダモータ85を駆動させることにより、シリンダ88の駆動制御を開始する。一方、溶着電源120は、コントローラ118からの制御信号に基づき、電極チップ112a、112bを介して線材54への通電を行う。従って、溶着電源120及び電極チップ112a、112bは、線材54に通電して該線材54を発熱させる発熱手段124を構成する。
また、コントローラ118は、シリンダ88の駆動による第1ケーシング24の本体部34への押付開始、及び、溶着電源120から線材54への通電開始の後、ロードセル100が検出した荷重、又は、負荷電流検出センサ119aが検出した負荷電流値に基づき、シリンダ88から本体部34に対する押付動作を制御することもできる。
次に、本実施の形態に係る製造装置80の動作(製造方法)について、図6〜図8を参照しながら説明する。
この場合、はじめに、モータ22の回転軸70をシール部材68の貫通孔に通し、該貫通孔から露呈したネジ部に、スライダ72及びコイルスプリング74を介して制御弁26を組み付ける。次に、モータ22のモータ本体を第1モータ収容孔38に挿入する一方、制御弁26を、第2モータ収容孔44を通して摺動孔46に挿入する。さらに、第1フランジ部36と第2フランジ部42とを接近させ、係合凸部40を係合溝52に挿入する。
なお、線材54は、図2に示す形状に変形した上で、係合溝52に予め挿入しておく。この場合、係合凸部40の先端壁は、線材54に当接した状態となり、この時点では、第1フランジ部36の端面は段部56の頂面に当接しておらず、両面の間に所定のクリアランスが形成される。この状態で、第2ケーシング28の弁収容部48を挿通孔82dに挿通させると、第2フランジ部42が支持板82cの上面に載置されるので、第1ケーシング24及び第2ケーシング28を支持台82に支持することができる。
次に、挿入孔66a、66bの各々に絶縁性の受ピン110a、110bを挿入するとともに、電極チップ112a、112bを挿入する。すなわち、受ピン110aと電極チップ112aとで第1電極当接部60を上下方向から挟持する一方、受ピン110bと電極チップ112bとで第2電極当接部62を上下方向から挟持する。
以上の準備を行った後に図6のフローチャートに示す処理が実行される。すなわち、図6のステップS1において、先ず、コントローラ118に押付速度及び負荷電流制限値を予め設定する。その際、押付速度は、後述する図7のタイミングチャートを用いて、所定の押付速度(例えば、x[mm/s])に設定する。また、負荷電流制限値は、負荷電流の上限として、所定の値を設定する。
次のステップS2(第1ステップ)において、PLC116は、第1ケーシング24に対する押付動作の開始を指示する制御信号をコントローラ118に出力する。コントローラ118は、入力された制御信号に基づきモータドライバ119を駆動させ、該モータドライバ119がシリンダモータ85を駆動制御することによりシリンダ88を駆動させる。これにより、シリンダロッド86は、第1ケーシング24に指向して、所定の押付速度で下方に進行する。
シリンダロッド86の先端部94がロードセル100に接触し、該ロードセル100を押圧すると、ロードセル100は、先端部94からの押付力を検出し、検出した押付力に応じた検出信号をコントローラ118に出力する。シリンダロッド86が先端部94を介してロードセル100をさらに押圧すると、前記押付力によってロードセル100、支持板98、各支柱96、102、プレート90及び押付板104が一体的に下降する。
この結果、押付板104の底面が第1ケーシング24の本体部34に接触すると、第1ケーシング24及び第2ケーシング28は、前記押付力によって支持台82の支持板82cに押し付けられる。すなわち、第1ケーシング24及び第2ケーシング28は、押付機構84から荷重を受けることになる。従って、第1ケーシング24及び第2ケーシング28が押付板104によって押し付けられている場合、ロードセル100は、前記押付力に応じた検出信号をコントローラ118に出力することができる。
コントローラ118は、例えば、ロードセル100からの検出信号に応じた押付力(荷重)の大きさが、押付機構84が第1ケーシング24及び第2ケーシング28を押し付けているときの所定の荷重の大きさであると判断した場合、次のステップS3の処理に進む。
ステップS3において、コントローラ118は、線材54への通電を開始させるための制御信号を溶着電源120に出力する。溶着電源120は、入力された制御信号に基づき、電極チップ112aから線材54を介して電極チップ112bに溶着電流が流れるように通電を行う。
この結果、ステップS4において、線材54が前記通電によって発熱する。線材54における第1電極当接部60及び第2電極当接部62以外の部位は、少なくとも、係合溝52の底壁及び係合凸部40の先端壁に当接している。そのため、線材54からの熱は、係合溝52の各壁部と係合凸部40とに伝達され、係合溝52の各壁部、及び、係合凸部40の外壁部の双方の温度が上昇することで、壁部(樹脂組成物)が軟化して流動可能な状態となる。
シリンダ88のシリンダモータ85の駆動によって、シリンダロッド86は、所定の押付速度で進行し、第1ケーシング24及び第2ケーシング28は、押付板104から荷重を受けている。そのため、第1ケーシング24は、第2ケーシング28に押し込まれ、図3に示すように、係合凸部40が係合溝52に一層進入する。係合凸部40及び係合溝52の各壁部が軟化しているので、この進入は容易である。また、軟化した樹脂組成物は流動し、線材54を囲繞する。なお、上記のステップS3、S4は、第2ステップを構成する。
ステップS5において、コントローラ118は、ロードセル100が検出した荷重の低下の有無、又は、負荷電流検出センサ119aが検出した負荷電流値の低下の有無を監視する。荷重又は負荷電流値の低下を検知した場合(ステップS5:YES)、次のステップS6において、コントローラ118は、第1ケーシング24に対してさらなる押付動作を行わせるための制御信号をモータドライバ119に出力する。
すなわち、樹脂組成物が軟化して流動を開始すると、押付機構84は、同じ大きさの荷重で第1ケーシング24を第2ケーシング28側に押し込んでいるつもりでも、軟化した樹脂組成物の溶融速度によっては、第1ケーシング24を速く押し込むことになる。これにより、第1ケーシング24及び第2ケーシング28に作用する荷重が低下してしまう。この結果、樹脂組成物が軟化する前と比較して、第1ケーシング24及び第2ケーシング28が受ける荷重が低下するとともに、負荷電流値も低下し、適切な荷重で係合溝52の各壁部と係合凸部40とを溶着することができなくなる。
そこで、コントローラ118は、溶融した樹脂組成物の状態を反映している荷重又は負荷電流値の低下を監視し、前記荷重又は前記負荷電流値の低下が発生したことを検知すれば、適切な荷重に復帰するように(一定値の荷重を維持するように)モータドライバ119を制御することで、シリンダ88のシリンダモータ85を駆動制御する。
具体的に、コントローラ118は、前記荷重又は前記負荷電流値が低下している場合、押付力を増加するようにモータドライバ119を制御してシリンダ88のシリンダモータ85を駆動制御する。これにより、シリンダロッド86は、第1ケーシング24に向けてさらに進行する。この結果、第1ケーシング24は、第2ケーシング28側にさらに押し込まれ、第1ケーシング24及び第2ケーシング28が受ける荷重が増加(復帰)する(ステップS7)。荷重が増加することにより、シリンダ88のシリンダモータ85に流れる負荷電流値も上昇する。
ステップS8において、コントローラ118は、負荷電流検出センサ119aで検出された負荷電流値が負荷電流制限値にまで上昇しているか否かを監視する。この場合、負荷電流値が負荷電流制限値にまで上昇していることが検知された場合(ステップS8:YES)、次のステップS9において、コントローラ118は、第1ケーシング24に対する押付動作を停止させるべく、モータドライバ119を制御する。
すなわち、負荷電流値が負荷電流制限値を超えた状態で押付動作を継続すると、必要以上に樹脂組成物の流動が発生し、係合溝52の各壁部と係合凸部40とを適切に溶着することができなくなるためである。この結果、ステップS10において、モータドライバ119の停止によるシリンダモータ85の駆動停止により、シリンダロッド86の進行が停止する。なお、上記のステップS5〜S10は、第3ステップを構成する。
次のステップS11において、コントローラ118は、係合溝52の各壁部と係合凸部40との溶着が完了したか否かを判定する。具体的には、係合凸部40が係合溝52に進入することにより、第1フランジ部36の端面が段部56の頂面に当接し、第1フランジ部36が堰止され、係合凸部40の係合溝52へのそれ以上の進入が防止されているか否かを判定する。
該溶着が完了していない場合(ステップS11:NO)、ステップS4に戻り、ステップS4〜S10の処理が繰り返し行われる。但し、2回目以降のステップS4〜S10の処理において、ステップS6では、コントローラ118は、モータドライバ119を制御することにより、シリンダ88のシリンダモータ85の駆動を再開させ、シリンダロッド86による第1ケーシング24及び第2ケーシング28の押付動作を再度行わせる。
一方、ステップS11において、上記の溶着が完了したことを確認すると(ステップS11:YES)、コントローラ118は、溶着電源120を制御して、線材54への通電を停止する。これにより、線材54の発熱が終了し、軟化及び流動した樹脂組成物が硬化する。この硬化により第1ケーシング24と第2ケーシング28とが接合され、一体化されるに至る。
次に、コントローラ118は、第1ケーシング24を押付状態から解放するため、モータドライバ119を制御することによりシリンダ88のシリンダモータ85を駆動させ、シリンダロッド86を上方に後退させる。シリンダロッド86の先端部94がプレート90に当接すれば、プレート90、各支柱96、102、支持板98及び押付板104が一体的に上方に移動し、該押付板104が第1ケーシング24の本体部34から離間する。これにより、第1ケーシング24及び第2ケーシング28は、押付状態から解放される。その後、受ピン110a、110b及び電極チップ112a、112bを挿入孔66a、66bからそれぞれ取り出す。
図7は、樹脂組成物が溶融を開始した時点からのシリンダロッド86の押付速度(x[mm/s]〜9x[mm/s])毎の荷重の時間的な変化を図示したタイミングチャートである。
この場合、樹脂組成物の溶融後、時間経過に伴って、荷重が溶融直前の値から低下する。そこで、コントローラ118は、図6のステップS4〜S11の処理のように、モータドライバ119の制御によりシリンダ88のシリンダモータ85を駆動させ、押付力を増加させることにより、具体的には、第1ケーシング24に対するシリンダロッド86の進行の開始及び停止を繰り返し行うことにより、溶融直前の値から荷重が低下しないように、一定値の荷重を維持させつつ、溶着を適切に行わせることが可能となる。なお、図7では、時間経過に伴って荷重が繰り返し上下動しているが、これは、図6のステップS4〜S11の処理を繰り返し行うことにより、シリンダ88の駆動及び停止(シリンダロッド86の進行の開始及び停止)を繰り返し行うことで、荷重の低下及び復帰が繰り返されるためである。
また、図7に示すように、シリンダロッド86の移動速度(押付速度)が大きい程、溶融後の荷重の落ち込みが大きくなるので、できるだけ低速の押付速度(例えば、x[mm/s])でシリンダロッド86の進行の開始又は停止を繰り返し行わせることが望ましい。
さらに、樹脂組成物の材質や荷重の大きさ等の各種条件によっては、該樹脂組成物の溶融速度が異なってくるため、コントローラ118には、上記の条件に応じて押付速度を設定するとともに、負荷電流制限値を設定すればよい。
図8は、溶着が完了するまでに第1ケーシング24及び第2ケーシング28が受ける荷重と、線材54に流れる溶着電流値との時間経過を示すタイミングチャートである。図8において、時点t0で線材54に対する通電を開始し、時点t0〜t1、t1〜t2の各時間帯で、略一定値の溶着電流をそれぞれ流した後に、時点t2で通電を停止する。この場合、t0〜t1、t1〜t2の各時間帯の順に、溶着電流値が低下する。この場合でも、図6のステップS4〜S11の処理を繰り返し行うことで、シリンダ88が駆動及び停止を繰り返し行い、荷重の低下及び復帰が繰り返されることにより、時間経過に伴って荷重が繰り返し上下動する。
以上のように、本実施の形態によれば、制御手段114のコントローラ118は、樹脂組成物の状態を反映する第1ケーシング24及び第2ケーシング28が受ける荷重、又は、シリンダ88のシリンダモータ85に流れる負荷電流値に基づいて、係合溝52の内壁と係合凸部40とを溶着する際の第1ケーシング24及び第2ケーシング28に対するシリンダ88の押付動作を制御する。これにより、樹脂組成物の状態(例えば、樹脂組成物の溶融速度)に応じた適切な荷重で第1ケーシング24及び第2ケーシング28を押し付け、係合溝52の内壁と係合凸部40とを安定に溶着させることが可能となる。この結果、流量制御装置10の品質を高めることができる。
この場合、ロードセル100は、シリンダロッド86から第1ケーシング24及び第2ケーシング28にかかる荷重を検出し、又は、負荷電流検出センサ119aは、シリンダ88を駆動させた際に、シリンダモータ85に流れる負荷電流値を検出するので、コントローラ118は、係合溝52の内壁及び係合凸部40における樹脂組成物の溶融に伴う荷重又は負荷電流値の低下を検知すれば、所定の押付速度によるシリンダロッド86の押付動作を行わせることができる。これにより、樹脂組成物の溶融速度に応じた適切な荷重を設定することができる。
また、本実施の形態によれば、下記の効果も得られる。すなわち、本実施の形態では、ボルトや取付板を用いることなく第1ケーシング24と第2ケーシング28とを一体化することができる。従って、流量制御装置10を構成する部品の点数を低減することが可能となる。また、ボルトを螺回する煩雑な作業が不要となる。しかも、線材54の発熱開始から接合終了までに要する時間は、ボルトの螺回に要する時間よりも短い。このため、作業効率が向上するという利点もある。
このように構成された流量制御装置10は、図1中の前記給電用端子30に対して電気的に接続された図示しないエンジンコントロールユニット(ECU)の制御作用下に制御弁26が移動することで、出口連通路78の開度を調節する。すなわち、ECUは、スロットルバルブ16が全閉であるときに、内燃機関の運転状況に関する情報に基づき、出口連通路78が適切な開度となるように制御弁26を移動させる。
具体的には、ECUは、給電用端子30を介してのモータ22への通電量を制御することで、その回転軸70を、例えば、正回転方向に所定量回転させる。この際の回転駆動力は、スライダ72を介して、制御弁26の直線運動の駆動力に変換される。従って、摺動孔46内の制御弁26が、例えば、図1に示す位置から出口連通路78側に変位する。この際、制御弁26は、摺動孔46の内壁に摺接する。
変位した制御弁26によって、出口連通路78の開口が所定の程度で閉塞される。これにより、出口連通路78の開度調整がなされる。すなわち、制御弁26は、流体である空気(吸気)の流通路であるバイパス通路の開度を制御する。
吸気道14に導入された空気(吸気)は、バイパス往路18から入口連通路76を介して摺動孔46内に進入し、出口連通路78からバイパス復路20を経て吸気道14に戻る。以上のように、スロットルバルブ16が全閉状態であっても、吸気は、流量制御装置10の内部、すなわち、バイパス通路を介して吸気道14に戻される。勿論、バイパス通路を流通する吸気は、出口連通路78の開度に対応する流量に制御される。
吸気の流量の増加が必要なときには、ECUは、モータ22の回転軸70を、例えば、逆回転方向に所定量回転させる。これに追従し、制御弁26が、摺動孔46の内壁に摺接しながら図1に示す位置に戻る。その結果、出口連通路78の開口が全開状態となる。
以上の動作の際、第1ケーシング24と第2ケーシング28の間に十分な気密性が保たれる。上記したように、係合溝52と係合凸部40の間で溶着不良が発生することが回避されているからである。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記とは逆に、第1ケーシング24の第1フランジ部36に係合溝52を形成するとともに、第2ケーシング28の第2フランジ部42に係合凸部40を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、押付機構84が第1ケーシング24の本体部34を押し付ける場合について説明したが、押付機構84は、第1ケーシング24を第2ケーシング28に対して相対的に押し付けることができれば、上記の各効果が容易に得られる。従って、本実施の形態では、押付機構84が第2ケーシング28を第1ケーシング24に押し付けるように製造装置80を構成しても、上記の各効果が得られる。
10…流量制御装置 12…スロットルボディ
14…吸気道 16…スロットルバルブ
18…バイパス往路 20…バイパス復路
22…モータ 24…第1ケーシング
26…制御弁 28…第2ケーシング
34…本体部 36…第1フランジ部
40…係合凸部 42…第2フランジ部
48…弁収容部 52…係合溝
54…線材 58…円環部
60…第1電極当接部 62…第2電極当接部
66a、66b…挿入孔 76…入口連通路
78…出口連通路 80…製造装置
82…支持台 84…押付機構
85…シリンダモータ 86…シリンダロッド
88…シリンダ 94…先端部
98…支持板 100…ロードセル
104…押付板 110a、110b…受ピン
112a、112b…電極チップ 114…制御手段
116…PLC 118…コントローラ
119…モータドライバ 119a…負荷電流検出センサ
120…溶着電源 122…溶着電流検出センサ
124…発熱手段

Claims (4)

  1. 動作源を収容した第1ケーシングと、前記動作源によって動作して流体の流通路の開度を制御する制御弁を収容した第2ケーシングとを有する流量制御装置の製造装置であって、
    前記流量制御装置は、樹脂を含有する前記第1ケーシング又は前記第2ケーシングのいずれか一方に、発熱可能な線材を挿入した係合溝が形成されるとともに、前記第2ケーシング又は前記第1ケーシングの残余の一方に、前記係合溝に進入する係合凸部が設けられ、
    前記製造装置は、
    前記係合溝に前記線材を挿入した状態で、前記第1ケーシングを前記第2ケーシングに相対的に押し付けて前記係合溝に前記係合凸部を進入させるシリンダと、
    前記線材を発熱させて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを互いに溶着させることにより、前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとを接合させる発熱手段と、
    前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における樹脂の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段の検出結果に基づいて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶着する際の前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングに対する前記シリンダの押付動作を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記状態検出手段は、前記シリンダから前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングにかかる荷重を検出する荷重検出センサ、又は、前記シリンダが駆動する際に、シリンダモータに流れる負荷電流の負荷電流値を検出する負荷電流検出センサを含み、
    前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における前記樹脂の溶融に伴う前記荷重の低下を前記荷重検出センサが検出した場合、又は、前記負荷電流値の低下を前記負荷電流検出センサが検出した場合、前記制御手段は、前記シリンダの押付力を増加させることを特徴とする流量制御装置の製造装置。
  2. 請求項1記載の流量制御装置の製造装置において
    記制御手段は、前記負荷電流値の上限となる負荷電流制限値を設定し、前記負荷電流制限値を超えた場合、前記シリンダモータの駆動を停止させることを特徴とする流量制御装置の製造装置。
  3. 動作源を収容した第1ケーシングと、前記動作源によって動作して流体の流通路の開度を制御する制御弁を収容した第2ケーシングとを有する流量制御装置の製造方法であって、
    前記流量制御装置は、樹脂を含有する前記第1ケーシング又は前記第2ケーシングのいずれか一方に、発熱可能な線材を挿入した係合溝が形成されるとともに、前記第2ケーシング又は前記第1ケーシングの残余の一方に、前記係合溝に進入する係合凸部が設けられ、
    前記製造方法は、
    前記係合溝に前記線材を挿入した状態で、シリンダにより前記第1ケーシングを前記第2ケーシングに相対的に押し付けて前記係合溝に前記係合凸部を進入させる第1ステップと、
    前記線材を発熱させて、前記係合溝の内壁と前記係合凸部とを溶融させる第2ステップと、
    前記シリンダから前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングにかかる荷重を検出する荷重検出センサ、又は、前記シリンダが駆動する際に、シリンダモータに流れる負荷電流の負荷電流値を検出する負荷電流検出センサを含む状態検出手段で、前記係合溝の内壁及び前記係合凸部における前記樹脂の溶融に伴う前記荷重の低下を前記荷重検出センサが検出した場合、又は、前記負荷電流値の低下を前記負荷電流検出センサが検出した場合、制御手段により前記シリンダの押付力を増加させる第3ステップと、
    を有することを特徴とする流量制御装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の流量制御装置の製造方法において、
    前記制御手段により、前記負荷電流値の上限となる負荷電流制限値を設定するステップと、
    前記負荷電流制限値を超えた場合、前記制御手段により、前記シリンダモータの駆動を停止させるステップと、
    をさらに有することを特徴とする流量制御装置の製造方法。
JP2015069794A 2015-03-30 2015-03-30 流量制御装置の製造装置及び製造方法 Active JP6453692B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069794A JP6453692B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 流量制御装置の製造装置及び製造方法
PCT/JP2016/051495 WO2016157946A1 (ja) 2015-03-30 2016-01-20 流量制御装置の製造装置及び製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069794A JP6453692B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 流量制御装置の製造装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016188634A JP2016188634A (ja) 2016-11-04
JP6453692B2 true JP6453692B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=57005534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015069794A Active JP6453692B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 流量制御装置の製造装置及び製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6453692B2 (ja)
WO (1) WO2016157946A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724706Y2 (ja) * 1990-01-19 1995-06-05 シーケーディ株式会社 電磁弁の組み付け構造
WO2005095774A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Keihin Corporation 燃料噴射装置におけるアイドル空気制御装置
JP5489214B2 (ja) * 2009-12-21 2014-05-14 ムネカタインダストリアルマシナリー株式会社 熱可塑性樹脂成形品の熱溶着方法
JP6108303B2 (ja) * 2013-02-14 2017-04-05 株式会社ケーヒン 流量制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016188634A (ja) 2016-11-04
WO2016157946A1 (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101801628B (zh) 用于成型微型塑料部件的超声设备
US8016964B2 (en) System to prevent overloads for ultrasonic staking applications
JPWO2005046962A1 (ja) 射出装置及び射出装置の加熱方法
JP2007001268A (ja) プリプラ式射出成形装置
JP4965312B2 (ja) 通電アプセッタ方法と装置
US6361733B1 (en) Ultrasonic injection molding
JP6453692B2 (ja) 流量制御装置の製造装置及び製造方法
JP3469068B2 (ja) 型締装置
JP2010214839A (ja) 射出成形機におけるパージ制御
KR102241150B1 (ko) 열풍 융착기
CN104703773A (zh) 用于通过注射成型方法生产塑料零件尤其是用于汽车的塑料零件的方法和装置
US6284170B1 (en) Method for controlling drive of screw in injection molding machine
JP2014083728A (ja) 射出成形機
US11565452B2 (en) Injection molding apparatus and method
JP2008188627A (ja) ダイカストマシンの制御方法
JP5619636B2 (ja) ダイレクト成形機
JP5654327B2 (ja) ダイカストマシン及びダイカストマシンの増圧制御方法
JP6898759B2 (ja) 射出成形機および産業機械
JP6533082B2 (ja) 流量制御装置及びその製造方法
JPS61195819A (ja) 射出成形機における圧力制御装置
JP2006076229A (ja) オンラインブレンド射出成形機の可塑化装置取付け方法
WO2016021392A1 (ja) 流量制御装置及びその製造方法
JP4369396B2 (ja) プリプラ式射出装置
JP2005118793A (ja) ダイカストマシン
JP2010162854A (ja) エジェクターピンの周囲を使って射出成形機の金型に窒素ガスを送り込む方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6453692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250