JP6452381B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に光電変換部で生じた電荷を保持する複数の電荷保持部を有する撮像装置に関する。
従来、グローバル電子シャッタ動作を可能とする電荷保持部を有する撮像装置が知られている。
特許文献1に記載された撮像装置において、画素は1つの光電変換部で生じた電荷を保持する二つの電荷保持部を有しており、フレームごとにそれらの電荷保持部を使い分けることが記載されている。
特開2009−296574号公報
しかしながら特許文献1に記載された撮像装置は、各フレームの画像を形成するための電荷の保持が終了し、保持した電荷を読み出す前に光電変換部で生じた電荷は、オーバーフロードレインを介して排出されており、全ての電荷を用いていない。
本発明は上記課題に鑑み、連続して複数フレームの撮影を行なう場合に、光電変換部で生じた電荷を全て用いることを可能とする撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、光電変換部と、光電変換部で生じた電荷を保持する電荷保持部と、電荷保持部に保持された電荷に基づく信号を出力する増幅部と、を有する画素を複数有する撮像装置であって、電荷保持部は、第1電荷保持部、第2電荷保持部および第3電荷保持部を有し、前記複数の画素のそれぞれにおいて、第1時刻から第2時刻までの第1期間に複数の画素の光電変換部で生じた電荷を、第1期間に第1電荷保持部に転送し、且つ、第1期間よりも前の期間に第2電荷保持部および第3電荷保持部に保持された電荷を第1期間に増幅部の入力ノードへ転送し、第2時刻から第3時刻までの第2期間に複数の画素の光電変換部で生じた電荷を第2期間に第1電荷保持部および第3電荷保持部に転送して保持することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、連続して複数フレームの撮影を行なう場合に、光電変換部で生じた電荷を全て用いることが可能となる。
電荷の保持、転送の順序を説明するための概念図 各画素における電荷の移動を説明するための概念図 撮像装置のブロック図 画素の等価回路図 画素の平面模式図 画素の断面模式図 駆動タイミング図 画素の等価回路図 各画素における電荷の移動を説明するための概念図 保持時間と保持電荷量の関係説明図
本発明の一実施形態である撮像装置について図1、2を用いて説明する。本実施形態の撮像装置は、画素に、1つの光電変換部で生じた電荷を保持する3つ以上の電荷保持部を有する。
図1は連続する二つのフレームにおける画素からの信号読み出しシーケンスを示す図であり、図2は光電変換部から各電荷保持部への電荷の移動を説明するための概念図である。
図1において、第1露光期間T12において光電変換部で生じた電荷がnフレームの画像形成に用いられ、第2露光期間T34において光電変換部で生じた電荷がn+1フレームの画像形成に用いられる。さらにこれらのフレームの前後にも複数のフレームの撮影を行なうことで動画撮影が可能となる。光電変換部で生じた電荷は、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3のいずれかで保持された後、増幅部の入力ノードへ転送される。
図2(a)は、図1の第1期間T1における光電変換部、電荷保持部および増幅部の入力ノード間の電荷の移動を示している。同様に、図2(b)は図1の第2期間T2、図2(c)は第3期間T3、図2(d)は第4期間T4における、光電変換部、電荷保持部および増幅部の入力ノード間の電荷の移動を示している。
第1期間T1は第1時刻t1から第2時刻t2までの期間であり、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3において保持されている前フレーム(n−1フレーム)の画像形成に用いられる電荷を行毎に増幅部の入力ノードへ転送する期間である。図1の読出動作で示している部分が、各行において第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3での保持された電荷を増幅部の入力ノードへ転送し、その後、信号線へ信号を読出す期間を示している。
この読出し動作と平行して、第1期間T1において光電変換部で生じた電荷は第1電荷保持部M1に転送され保持される。入射光量が所定の値を超えた場合には、第1電荷保持部M1と光電変換部との両者で電荷が保持される。
第2期間T2は第2時刻t2から第3時刻t3までの期間である。第2時刻t2において、全行の第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3において保持されていた電荷の増幅部の入力ノードへの転送が終了する。第2期間T2に生じた電荷は少なくとも第3電荷保持部M3へ転送され保持される。つまり第3電荷保持部M3はn−1フレームの画像を形成する電荷の保持と、nフレームの画像を形成する電荷の保持との両者に用いられる。
また、nフレームの画像を形成する電荷のうち第2期間T2に光電変換部で生じた電荷の保持は少なくとも第3電荷保持部M3で行われるが、入射光量が所定の値を超えた場合には光電変換部においても電荷が保持される。更に、第2期間T2に光電変換部で生じた電荷を、第3電荷保持部M3に加えて、第1電荷保持部M1に転送して保持してもよい。
全行において、第1期間T1において生じた電荷を第1電荷保持部M1で保持し第2期間T2において生じた電荷を少なくとも第3電荷保持部M3で保持することで、全行の露光時間を等しくすることが可能となる。
第3期間T3は第3時刻t3から第4時刻t4までの期間であり、第1電荷保持部M1、第3電荷保持部M3で保持された、第1露光期間T12において生じた電荷を、行毎に増幅部の入力ノードへ転送する期間である。
図1の読出動作で示している部分が、各行において第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3で保持された電荷を増幅部の入力ノードへ転送し、その後、信号線へ信号を読出す期間を示している。
この読み出し動作と平行して、第3期間T3において生じた電荷は第2電荷保持部M2に転送され保持される。入射光量が所定の値を超えた場合には、第2電荷保持部M2と光電変換部で電荷が保持される。これにより、第3期間T3において生じた電荷も失われることが無い。
第4期間T4は第4時刻t4から第5時刻t5までの期間である。第4時刻t4において、全行の第1電荷保持部M1、第3電荷保持部M3において保持されていた電荷の増幅部の入力ノードへの転送が終了する。第4期間T4に生じた電荷は少なくとも第3電荷保持部M3へ転送され保持される。つまり第3電荷保持部M3はnフレームの画像を形成する電荷の保持と、n+1フレームの画像を形成する電荷の保持との両者に用いられる。
また、n+1フレームの画像を形成する電荷のうち第4期間T4に光電変換部で生じた電荷の保持は少なくとも第3電荷保持部M3で行われるが、入射光量が所定の値を超えた場合には光電変換部においても電荷が保持される。更に、第4期間T2に光電変換部で生じた電荷を、第3電荷保持部M3に加えて、第2電荷保持部M2に転送して保持してもよい。
上述の動作によれば、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2の容量値は、少なくとも電荷保持部から増幅部の入力ノードへ転送を行なう期間に生じる電荷を、光電変換部と共に保持できる容量値であればよい。したがって特許文献1のように排他的に二つの電荷保持部を各フレームで使い分ける場合に比べて、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2の容量値を小さくすることができる。
全行において、第3期間T3において生じた電荷を第2電荷保持部M2で保持し第4期間T4において生じた電荷を少なくとも第3電荷保持部M3で保持することで、全行の露光時間を等しくすることが可能となる。
これらの動作を複数フレームにわたって繰り返し行うことで動画撮影が可能となる。
仮に、2つの電荷保持部(第1電荷保持部、第2電荷保持部)を各フレームで排他的に用いて動画撮影を行なう場合を考える。この場合には、n−1フレームの画像を形成する電荷の保持を第1電荷保持部で行い、第1電荷保持部からこの電荷の読出しを行なっている期間中に、第2電荷保持部でnフレームの画像を形成する電荷の保持が行われる。そして、全行において第1電荷保持部からの電荷の読出しが終了した時点で、第1電荷保持部においてn+1フレームの画像を形成する電荷の保持を行なわなければならない。
途切れなく撮影を行なうためには、第1電荷保持部の読出し動作から保持する動作への切り替え時間を短くする必要がある。しかし、この期間が短すぎると、第1電荷保持部M1に、増幅部の入力ノードへ転送されなかった電荷(残電荷)が生じる恐れがある。この残電荷が画像に影響を与える場合がある。
これに対し本実施形態の駆動方法によれば、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2の読出しが終了した後は、次の保持の期間まで所定の期間が存在する。したがって上述の残電荷の影響を低減することが可能となる。もしくは仮に残電荷が生じたとしても、読出しが終了した後に電荷保持部をリセットすることでこの残電荷を低減することが可能となる。
以下、本発明を具体的な実施例を用いて説明する。
(実施例1)
図3〜図7を用いて本実施例の撮像装置を説明する。各図面において、図1、2と同様の機能を有する部分には同じ符号を付し詳細な説明は省略する。
図3に本実施例の撮像装置のブロック図を示す。撮像装置501は、画素部502、駆動パルス生成部503、垂直走査回路504、信号処理部505、出力部506を有している。
画素部502は、光を電気信号へ変換し、変換した電気信号を出力する画素100を複数有している。複数の画素100は行列状に配されている。駆動パルス生成部503は駆動パルスを生成し、垂直走査回路504は駆動パルス生成部503からの駆動パルスを受け、各画素に制御パルスを供給する。信号処理部505は、少なくとも、複数の画素列から並列に出力された信号を順次、出力部506に伝達する。更に信号処理部505は、各画素列に対応し、信号の増幅、AD変換等を行なう列回路を有していてもよい。
次に図4を用いて本実施例の画素の等価回路を説明する。
光電変換部101は、入射光量に応じた量の電荷対を光電変換により生じさせる。ここでは光電変換部101の例としてフォトダイオードを示している。
第1転送部102、103、104は、光電変換部101で生じた電荷を電荷保持部M1、M2、M3に転送する。第1転送部102、第1転送部103、第1転送部104を区別して説明する必要がある場合には、第1転送部102を第1の第1転送部、第1転送部103を第2の第1転送部、第1転送部104を第3の第1転送部とよぶ。第1転送部102、103、104のゲートには、それぞれ制御パルスpTx1、pTx2、pTx3が供給され、オン状態(導通)、オフ状態(非導通)が切り替えられる。
第2転送部108、109、110は、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3で保持された電荷を増幅トランジスタ(増幅部)111の入力ノード112に転送する。第2転送部108、第2転送部109、第2転送部110を区別して説明する必要がある場合には、第2転送部108を第1の第2転送部、第2転送部109を第2の第2転送部、第2転送部110を第3の第2転送部とよぶ。第2転送部108、109、110のゲートには制御パルスpTx4、pTx5、pTx6が供給され、オン状態、オフ状態が切り替えられる。
ここでは、第1転送部102、103、104、第2転送部108、109、110として転送トランジスタを用いているが、必ずしもこの限りではない。オン状態、オフ状態を切り替えられればスイッチ等でもよい。
増幅トランジスタ111は、第2転送部108、109、110によって、入力ノード112に転送された電荷に基づく信号を増幅して出力する。より具体的には、入力ノード112に転送された電荷は、その量に応じた電圧に変換され、その電圧に応じた信号が増幅トランジスタ111を介して画素外へ出力される。ここでは、増幅部の例としてMOSトランジスタを用いたソースフォロア回路を示している。また、入力ノード112は電荷を保持可能な構成となっている。なお、以下では増幅部を増幅トランジスタ111とする。
リセットトランジスタ113は、増幅トランジスタ111の入力ノード112に基準電位を供給する。また、リセットトランジスタ113と第2転送部108、109、110とのそれぞれのオン期間を重ねることにより、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3のそれぞれの電荷保持部の電位をリセットすることができる。更に、第1転送部102、103、104のオン期間を重ねることで光電変換部101のリセットを行なうことができる。リセットトランジスタ113のゲートには制御パルスpRESが供給され、オン状態、オフ状態が切り替えられる。
選択トランジスタ114は、1つの信号線621に対して複数設けられている画素の信号を、1画素ずつもしくは複数画素ずつ出力させる。増幅トランジスタ111のドレインは電源電圧が供給されている電源配線620に接続され、増幅トランジスタ111のソースは、選択トランジスタ114のドレインに接続され、選択トランジスタ114のソースは信号線621に接続されている。
更に画素は、光電変換部101で生じた過剰な電荷を排出するためのオーバーフロードレイン部(OFD部)を有していてもよい。
本実施例の構成に代えて、選択トランジスタ114を増幅トランジスタ111のドレインと電源配線620との間に設けてもよい。いずれの場合も、選択トランジスタ114は、増幅トランジスタ111と信号線621との電気的導通を制御する。選択トランジスタ114のゲートには、制御パルスpSELが供給され、選択トランジスタ114のオン状態、オフ状態が切り替えられる。
なお、選択トランジスタ114を設けずに、増幅トランジスタ111のドレインもしくは増幅トランジスタ111のゲートの電位を切り替えることにより、選択状態、非選択状態を切り替えてもよい。
信号線621は、増幅トランジスタ111の出力を図示しない列回路に伝達する。
次に、図5を用いて本実施例の1つの画素の平面模式図を説明する。平面模式図とは、画素100を平面視で示した図である。本実施例の平面模式図は、本実施例の構成部材の配置を示す一例である。各領域は説明のために矩形で表しているが、各構成が矩形をしているわけではなく、この領域に配されている事を表している。また、1画素のみ示したが、本発明の撮像装置はこの様な画素が複数配されて画素領域を構成している。
図5において、第1電荷保持部M1は、光電変換部101に対して第1方向(図下方向)に配置されている。第2電荷保持部M2は、光電変換部101に対して第1方向と直交する第2方向(図右方向)に配置されている。第3電荷保持部M3は光電変換部101に対して第1方向と第2方向とのいずれとも異なる方向に配置される。
画素には、増幅部の入力ノード112を構成する浮遊拡散領域115a、115bが配されており、浮遊拡散領域115aは第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3からの電荷が転送される。浮遊拡散領域115bは第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3からの電荷が転送される。
増幅トランジスタ111、リセットトランジスタ113、選択トランジスタ114は互いに隣接して配置されている。このような配置とすることで、これら3つのトランジスタを同一の活性領域に配することができ、画素を微細化することができる。また、光電変換部と各トランジスタとの間、もしくは各電荷保持部と各トランジスタとの間には素子分離領域が配されていてもよい。
次に図6を用いて本実施例の1つの画素の断面模式図を説明する。図6(a)は図5のA−B線における断面模式図、図6(b)は図5のC−D線における断面模式図である。
ここでは、第1導電型をP型とし、第2導電型を第1導電型と反対導電型のN型とし、信号電荷を電子とし、各トランジスタはN型のトランジスタとして説明する。ただし、導電型はこれに限られるものではなく、信号電荷としてホールを用い、トランジスタとしてP型のトランジスタを用いてもよい。
光電変換部101は、P型半導体領域(第1半導体領域)801とN型半導体領域802を含んで構成されるフォトダイオードを有している。またN型半導体領域802の表面にP型半導体領域803が配されることで埋め込み型のフォトダイオードを構成している。
N型半導体領域(第2半導体領域)805a、805b、805cは、それぞれ、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3の一部を構成し、光電変換部101から転送された電荷を保持する。N型半導体領域805a、805b、805cは、不純物濃度、深さ共に同一な構成である。これらは、同一工程で形成することができる。
ここで、N型半導体領域802と、N型半導体領域805a、805b、805cとの不純物濃度は異なっても構わない。例えば、N型半導体領域802の不純物濃度を薄くすることによりN型半導体領域802からN型半導体領域805a、805b、805cへの電荷転送効率が向上する。
N型半導体領域806aは浮遊拡散領域115aを構成し、N型半導体領域806bは浮遊拡散領域115bを構成している。浮遊拡散領域115a、浮遊拡散領域115bは増幅トランジスタ111のゲートとプラグ等を介して電気的に接続される。
N型半導体領域804a、804b、804cは、N型半導体領域805a、805b、805cと、N型半導体領域802との間のチャネルに配される領域である。ここでは、低濃度のN型不純物がドープされ、埋め込みチャネルを構成している。
第1制御電極807a、807b、807cは、N型半導体領域804a、804b、804c上に絶縁膜816を介して配され、第1転送部102、103、104を構成する。第2制御電極808a、808b、808cは、第2転送部108、109、110を構成する。遮光膜809は、絶縁膜817を挟んで第1制御電極807a、807b、807cおよびN型半導体領域805a、805b、805c上に配されている。
この遮光膜809により光が、N型半導体領域805a、805b、805cに入射し、電荷が生じることを低減させることができる。更に、N型半導体領域805a、805b、805cの表面に不図示のP型半導体領域を設けてもよい。この構造により、各電荷保持部における暗電流を抑制することができる。
次に図7に、図4に示した撮像装置501の駆動パルスの一例を示す。ここでは、n行目(n)の画素と、n+1行目(n+1)の画素の駆動パルスを示している。
ここでは、2行について示したが、更に複数行を有する場合には、蓄積駆動パルスは全行同一のパルスを印加し、読出し駆動パルスは行ごとにパルスの印加タイミングをシフトさせることにより、全画素行の信号を読み出すことが出来る。
図では時刻t11から時刻t30までが示されているが、時刻t21から時刻t30における動作は、時刻t11から時刻t20までの動作と類似の動作であるため説明が重複する部分は適宜省略して説明する。
ここで、図7の実線は入力される駆動パルスを示している。駆動パルスがハイレベル(H)の時に、対応するトランジスタまたはスイッチがオン状態である。駆動パルスがローレベル(L)の時に、対応するトランジスタまたはスイッチがオフ状態である。これらの駆動パルスは、撮像装置に配された駆動パルス生成部503によって生成された制御パルスを受けた垂直走査回路504により各画素に供給される。
図1の第1時刻t1が図7の時刻t11に対応し、図1の第2時刻t2が図7の時刻t20に対応する。更に、図1の第3時刻t3が図7の時刻t21に対応し、第4時刻t4が時刻t30に対応する。
第1露光期間T12の開始時刻である時刻t11では、全行のpTx1がHレベルであり、pTx2、pTx3がLレベルである。したがって第1の第1転送部102がオン状態、第2および第3の第1転送部103、104はオフ状態である。またn行目のpResがHレベルであるため、n行目のリセットトランジスタはオン状態であり、入力ノード112の電位がリセットされている。この時、光電変換部で生じた電荷は、第1電荷保持部M1に転送され、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3には転送されない。
またpTx4、pTx5、pTx6はLレベルである。したがって、第2転送部108、109、110はオフ状態であり、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3においてn−1フレームの画像を形成するための電荷が保持され、この期間において生じた電荷が第1電荷保持部M1に転送され保持される。
時刻t12では、時刻t11の状態から、n行目のpResがLレベルに変化し、入力ノード112のリセット動作が終了する。
時刻t13では、時刻t12の状態から、n行目のpTx5、pTx6がHレベルに変化する。これによって、第2および第3の第2転送部109、110がオン状態となり、n行目の第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3に保持されていた電荷が、入力ノード112へ転送される。
n行目のpSELがHレベルであるため、n行目の選択トランジスタ114がオン状態であり、n行目の信号が増幅トランジスタ111、選択トランジスタ114を介して信号線621へ出力される。そして時刻t14では、時刻t13の状態から、n行目のpTx5、pTx6がLレベルに変化し、第2および第3の第2転送部109、110がオフ状態となり、不図示の列回路において、信号線621に出力された信号がサンプリングされる。
時刻t15では、時刻t14の状態から、n行目のpSELがLレベルとなり、n+1行目のpSELがHレベルとなる。したがってn行目の選択トランジスタ114がオフ状態となり、n+1行目の選択トランジスタ114がオン状態となる。更にn+1行目のpRESがHレベルとなり、n+1行目のリセットトランジスタ113がオン状態となる。この動作によりn+1行目の入力ノード112の電位がリセットされる。
時刻t16では、時刻t15の状態から、n+1行目のpResがLレベルに変化し、n+1行目の入力ノード112のリセット動作が終了する。
時刻t17では、時刻t16の状態から、n+1行目のpTx5、pTx6がHレベルに変化し、第2および第3の第2転送部109、110がオン状態となる。これによってn+1行目の第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3に保持されていた電荷が、入力ノード112へ転送される。n+1行目のpSELがHレベルであるため、n+1行目の選択トランジスタがオン状態であり、n+1行目の信号が増幅トランジスタ111、選択トランジスタ114を介して信号線621へ出力される。
そして時刻t18では、時刻t17の状態から、n+1行目のpTx5、pTx6がLレベルに変化し、第2および第3の第2転送部109、110がオフ状態となり不図示の列回路において、信号線621に出力された信号がサンプリングされる。
時刻t19では、時刻t18の状態から、n+1行目のpSELがLレベルとなり、n+1行目の選択トランジスタ114がオフ状態となる。尚、図7では簡略化のために示していないが、n+2行目以降の画素から信号線621に信号を出力する場合には、不図示のn+2行目のpSELがHレベルとなりn+2行目の選択トランジスタがオン状態となる。更にn+2行目のpRESがHレベルとなり、n+2行目のリセットトランジスタがオン状態となる。n+2行目の入力ノード112の電位がリセットされる。
時刻t20では、時刻t19の状態(全行の画素から信号線621への出力が終わった状態)から、全行のpTx3がHレベルへ変化し、全行の第3の第1転送部104がオン状態となる。そしてその後、第1露光期間t12のうち、時刻t20から時刻t21の期間において光電変換部で生じた電荷は、第1電荷保持部M1、第3電荷保持部M3にて保持される。つまり第1期間T1中、第1の第1転送部102はオン状態を維持している。
時刻t21では、時刻t20の状態から、全行のpTx1およびpTx3がLレベルに変化する。これにより、全行の第1および第3の第1転送部102、104がオフ状態となり、第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3と、光電変換部とが電気的に分離される。
そして、全行のpTx2がHレベルとなる。これにより全行の第2の第1転送部103がオン状態となり、光電変換部で生じた電荷が第2電荷保持部M2に転送され、第2電荷保持部M2において電荷が保持される。これにより、第2露光期間T34においては、第1露光期間T12で電荷の保持を行なっていなかった第2電荷保持部M2において電荷を保持している。つまり第2期間T2中、第1の第1転送部102、第3の第1転送部104はオン状態を維持している。
そして、第1露光期間T12において光電変換部で生じ、第1電荷保持部M1、第3電荷保持部M3で保持された電荷を、期間T3において読み出す。そして時刻t30において、全行のpTx3をHレベルとすることで、期間T4において生じた電荷を第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3を用いて保持する。また第3期間T3中、第2の第1転送部103はオン状態を維持し、第4期間T4中、第2の第1転送部103、第3の第1転送部104がオン状態を維持している。
なお、時刻t19と時刻t20との間の期間に、全行のpTx5とpTx6とpRESとをHレベルへ変化させてオン状態とすることで、第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3のリセット動作を行ってもよい。また、時刻t29と時刻t30との間に、pTx4とpTx6とpRESとをHレベルへ変化させてオン状態とすることで、第1電荷保持部M1と第3電荷保持部M3のリセット動作を行ってもよい。
もしくは、第2期間T2において、全行のpTx5とpRESをHレベルに変化させてオン状態とすることで、第2電荷保持部M2のリセット動作を行ってもよい。または、第4期間T4において、pTx4とpRESとをHレベルに変化させてオン状態とすることで、第1電荷保持部M1のリセット動作を行ってもよい。
上述したように第3電荷保持部M3は、第1露光期間T12の一部の期間である第2期間T2に生じた電荷および第2露光期間T34の一部の期間である第4期間T4に生じた電荷の両者を保持する。
また、図5に示したように第3電荷保持部M3の平面視における面積が最も大きい構成とし、第3電荷保持部M3の容量値を一番大きくした。このような構成にすることで、第1露光期間T12および第2露光期間T34のどちらの露光期間でも用いられる第3電荷保持部M3の容量を増やすことができ、各露光期間における飽和電荷量を増やすことが出来る。
なお、図7に示すように、電荷の転送を行う第1期間T1および第3期間T3よりも、電荷の保持のみを行う期間T2、T4の期間を長くするとよい。これにより第1電荷保持部M1および第2電荷保持部M2の容量値(面積)を小さくすることができる。これにより第1電荷保持部M1と第2電荷保持部M2の面積を小さくした分、第3電荷保持部M3の面積を大きくでき、画素の面積に対する第3電荷保持部M3の面積の占める割合を大きくすることが出来る。
本実施例では、電荷保持部を3つ備えた場合の例を示したが、電荷保持部を4つ以上備えていても構わない。その場合には、4つ目以降を第3電荷保持部と同時に駆動する。
(実施例2)
本実施例の撮像装置を図8及び図9を用いて説明する。実施例1と同様の機能を有する部分には同様の符号を付し詳細な説明は省略する。本実施例の撮像装置は実施例1の撮像装置と等価回路が異なる。
図8は本実施例の撮像装置の等価回路であり、図9は光電変換部101から各電荷保持部への電荷の移動を説明するための概念図である。
図8に示すように本実施例では、光電変換部101に対して、第1電荷保持部M1および第2電荷保持部M2が並列に配されている。そして、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2と入力ノード112との間の電気経路に第3電荷保持部M3が配されている。そして、第1電荷保持部M1の電荷を第3電荷保持部M3に転送する第3転送部1008、第2電荷保持部M2の電荷を第3電荷保持部M3に転送する第4転送部1009を有している。
図9(a)は、図1の第1期間T1における光電変換部101、電荷保持部および増幅トランジスタ111の入力ノード112間の電荷の移動を示している。同様に、図9(b)は図1の第2期間T2、図9(c)は第3期間T3、図9(d)は第4期間T4における、光電変換部101、電荷保持部および増幅トランジスタ111の入力ノード112間の電荷の移動を示している。
図9(a)においては、全行の第1電荷保持部M1で第1期間T1に光電変換部101に生じた電荷を保持している。そして、第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3に保持された、前フレーム(n−1フレーム)の画像を形成するための電荷を、各行ごとに入力ノード112に転送する。この時、各行の第2転送部110、第4転送部1009が順次オン状態となる。
そして、図9(b)においては、全行において第2期間T2に生じた電荷を第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3に転送して保持する。この時、第1電荷保持部M1と第3電荷保持部M3は、第3転送部1008がオン状態となることで電気的に接続されている。
図9(c)においては、全行の第2電荷保持部M2で第3期間T3に光電変換部101で生じた電荷を保持している。そして、第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3に保持された、nフレームの画像を形成するための電荷を各行ごとに入力ノード112に転送する。この時、各行の第3転送部1008および第2転送部110が順次オン状態となる。
そして、図9(d)においては、全行において、第4期間T4で光電変換部に生じた電荷を第2電荷保持部M2および第3電荷保持部M3に転送して保持する。この時、第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3は、第4転送部1009がオン状態となることで電気的に接続されている。
本実施例の駆動方法によれば特に動画撮影を行なう場合などのように、途切れなく連続した撮影を行なう場合に、前フレームで生じた電荷の保持に用いていない電荷保持部を用いる。これにより、フレーム毎の露光期間が切り替わった際に途切れなく光電変換部で生じた電荷を用いることが可能となる。
(実施例3)
本実施例は実施例1、2の撮像装置において、第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2、第3電荷保持部M3の容量値の関係が以下の式1および式2に示す関係を満たす例である。
式1では、第1電荷保持部M1と第3電荷保持部M3の容量値の和が、電荷保持部全体の容量値の半分よりも大きくなるように構成されることを示す。式2では第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3との容量値の和が、電荷保持部全体の容量値の半分よりも大きくなるように構成されることを示す。
Figure 0006452381
Figure 0006452381
C1:第1電荷保持部の容量値(fF)、C2:第2電荷保持部の容量値(fF)、C3:第3電荷保持部の容量値(fF)
この構成を実施例1、2の撮像装置に適用することで、実施例1、2で述べた効果に加え、各フレームの飽和電荷量を大きくすることが出来る。比較例として二つの電荷保持部(第1電荷保持部、第2電荷保持部)を有し、この二つの電荷保持部を排他的に用いる構成においては、各フレームの飽和電荷量を電荷保持部全体の半分よりも大きくすることはできない。これに対し本実施例の容量値の関係にすることで、各フレームの飽和電荷量を、電荷保持部全体の容量値の半分よりも大きくすること可能となる。
また、更に、第1露光期間T12と第2露光期間T34とで共通に用いる第3電荷保持部M3の容量値を第1電荷保持部M1、第2電荷保持部M2の容量値よりも大きくするとさらに各フレームの飽和電荷量を大きくすることができるため好ましい。
次に本実施例の電荷保持部の構成について説明する。電荷保持部として用いられる容量として、例えばPN接合容量、MOS容量、誘電体をポリシリコンで挟んで形成されたような平行平板型の容量が挙げられる。これらの容量を各電荷保持部に設けた場合に、各電荷保持部で単位面積当たりの容量が異なる場合と、単位面積当たりの容量が同じとなる場合とが考えられる。
まず各電荷保持部において単位面積当たりの容量値が同じ場合について説明する。例えば、各電荷保持部がPN接合容量である時に、添加された不純物の種類や濃度、深さが同一である場合がある。この時には同一マスクを用いて各電荷保持部を形成することができる。また、例えば、各電荷保持部が前述した平行平板型の容量の場合には、平行平板間の距離が同一の時である。また、例えば、各電荷保持部がMOS容量の場合には、MOS容量を構成するゲート電極の下部の半導体領域の不純物濃度、および深さが同一である場合である。
これらのような場合には、平面視における各電荷保持部の面積の大小関係が容量値の大小関係となる。
そして、上記のような場合を含み、容量値を決めるパラメータにおいて、面積が支配的な場合を除いて、面積以外の各パラメータがそれぞれの電荷保持部で異なる場合には、単位面積当たりの容量値が異なる。
ここでは例として電荷保持部を3つとして説明したが、4つ以上でもよい。その際は、4つ目以降は第3電荷保持部M3の一部とみなす。
(実施例4)
本実施例の撮像装置は、電荷保持部の容量値の大きさと、各電荷保持部で電荷を保持する期間の長さを規定するものである。各図面において、同様の機能を有する部分には同じ符号を付し詳細な説明は省略する。
図1の第1露光期間T12において、第1電荷保持部M1の容量値をC1とし、第3電荷保持部M3の容量値をC3とする。この時、時刻T1において、第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3は、前フレームで生じた電荷を保持し、第1電荷保持部は第1フレームで生じた電荷を保持する。この期間をtc1とし、第2期間T2において、第1電荷保持部M1と第3電荷保持部M3とに第1フレームで生じた電荷を保持する期間をtc3とする。この時、本実施例の撮像装置は期間tc1と期間tc3の長さを用いて、C1とC3の関係が式3を少なくとも満たす。
Figure 0006452381
本実施例により、期間tc1とtc3において第1電荷保持部M1が飽和する前に第3電荷保持部M3に電荷の保持を開始することが可能となる。
図10は保持時間と保持電荷量の関係を示すグラフである。
横軸に保持時間、縦軸に保持電荷量を示している。縦軸には第1電荷保持部M1の容量C1および第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3の容量C1とC3の容量値の和を示している。横軸には、保持期間tc1およびtc3を示している。また、時刻t1は期間tc1が終了する時刻、時刻t2は保持期間tc3が終了する時刻である。
グラフ1101は、一定の光量下における保持期間tc1およびtc3における保持時間と保持電荷量の関係を示している。グラフ1101では、時刻t2において、第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3が飽和に達する。ここでは、時刻t1における保持電荷量は第1電荷保持部M1が飽和に達する量となっている。
ただし、容量C1は式3で示される容量よりも大きくても構わない。なぜなら、C1がこれよりも大きい場合においても時刻t1において、第1電荷保持部M1が飽和に達することはないからである。よって、式4を満たせばよい。
Figure 0006452381
ここで、第2電荷保持部M2と第3電荷保持部M3に電荷を保持する場合には、第2電荷保持部M2の容量をC2、蓄積期間をtc2(例えば実施例1の第4期間T4)とした時に、前述した第1電荷保持部M1と同様に考えられ、式5を満たせばよい。
Figure 0006452381
以上のことから、式4を満たすように第1電荷保持部M1および第3電荷保持部M3の容量値を設定することにより、強い光量下においても、第1電荷保持部M1が飽和に達することなく第3電荷保持部M3への電荷保持を開始することができる。また、式4および式5を満たし、上述の実施例に記載した駆動を行うことで、途切れのない動画撮影が可能となる。
100 画素
101 光電変換部
M1 第1電荷保持部
M2 第2電荷保持部
M3 第3電荷保持部
111 増幅部
112 入力ノード

Claims (15)

  1. 光電変換部と、
    前記光電変換部で生じた電荷を保持する電荷保持部と、
    前記電荷保持部に保持された電荷に基づく信号を出力する増幅部と、
    を有する画素を複数有する撮像装置であって、
    前記電荷保持部は、第1電荷保持部、第2電荷保持部および第3電荷保持部を有し、
    前記複数の画素のそれぞれにおいて、
    第1時刻から第2時刻までの第1期間に前記光電変換部で生じた電荷を、前記第1期間に前記第1電荷保持部に転送し、且つ、前記第1期間よりも前の期間に前記第2電荷保持部および前記第3電荷保持部に保持された電荷を前記第1期間に前記増幅部の入力ノードへ転送し、
    前記第2時刻から第3時刻までの第2期間に前記光電変換部で生じた電荷を前記第2期間に前記第1電荷保持部および前記第3電荷保持部に転送して保持することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画素のそれぞれにおいて、
    前記第3時刻から第4時刻までの第3期間に前記光電変換部で生じた電荷を前記第3期間に前記第2電荷保持部に転送して保持し、且つ、前記第1電荷保持部および前記第3電荷保持部において保持されている電荷を前記第3期間に前記増幅部の入力ノードへ転送し、
    前記第4時刻から第5時刻までの第4期間に前記光電変換部で生じた電荷を前記第4期間に前記第2電荷保持部および前記第3電荷保持部に転送して保持することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素は、
    前記光電変換部で生じた電荷を前記第1電荷保持部に転送する第1の第1転送部と、
    前記光電変換部で生じた電荷を前記第1電荷保持部に転送する第2の第1転送部と、
    前記光電変換部で生じた電荷を前記第1電荷保持部に転送する第3の第1転送部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1期間中、前記第1の第1転送部がオン状態を維持していることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第2期間中、前記第1の第1転送部および前記第3の第1転送部がオン状態を維持していることを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記第3期間中、前記第2の第1転送部がオン状態を維持していることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第4期間中、前記第2の第1転送部および前記第3の第1転送部がオン状態を維持していることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1期間より前記第2期間が長いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記電荷保持部の電荷を前記入力ノードへ転送した後に、前記電荷保持部の電荷をリセットすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1電荷保持部および前記第2電荷保持部は、前記光電変換部に対して並列に配されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記第3電荷保持部は、前記第1電荷保持部、前記第2電荷保持部と共に、前記光電変換部に並列に配されていることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記第3電荷保持部は、前記第1電荷保持部および前記第2電荷保持部と、前記入力ノードとの間の電気経路に配されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記第1電荷保持部、前記第2電荷保持部および前記第3電荷保持部の容量を、C1、C2、C3とした時に、式1と式2の関係を同時に満たすことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
    Figure 0006452381

    Figure 0006452381
  14. 前記第1電荷保持部、前記第2電荷保持部および前記第3電荷保持部の容量を、C1、C2、C3とし、前記第1期間の長さをtc1、前記第2期間の長さをtc、前記第3期間の長さをtcとした時に、式3と式4の関係を同時に満たすことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
    Figure 0006452381

    Figure 0006452381
  15. 前記第3電荷保持部の容量が、前記第1電荷保持部の容量、および、前記第2電荷保持部の容量のそれぞれよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置。
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