JP6443765B2 - 体形調整衣料 - Google Patents

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Description

本発明は、伸縮性を有する編み物よりなるガードル、スパッツ等の衣料であって、着用時に筋力の維持又は強化を図り体形を整える衣料に関する。
従来、ガードルやスパッツ等の衣料において、普段通りに着用している状態で、歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作に伴い、着用者の腰部から大腿部のあたりに負荷をかけ、運動不足や加齢などを原因とする筋力の低下を抑え、筋力の維持又は強化を図る衣料が知られている。
例えば、特許文献1には、腰部上端からヒップ部の外側に沿ってカーブしてヒップ部下端に至る第1の伸縮部と、第1の伸縮部から連続して大腿部の下端部に至る第2の伸縮部からなり、全体として腰部上端からヒップを通って大腿部まで延びた帯状伸縮部を備えた衣料が開示されている。
特開2009−7720号公報
しかしながら、特許文献1に記載の衣料では、図なども踏まえると、臀部から大腿部の裏側にかけて生地よりも伸縮性の乏しい帯状の伸縮部により、着用者の歩行や屈伸を伴う通常の生活上の動きにおいて、帯状伸縮部が腰部から大腿部に亘る部分の各筋肉に対して適度の負荷を与え、当該衣料を着用しているだけで筋力強化を図ることができるとしているが、第2の伸縮部がベース生地よりも伸縮性しにくい部材であったとしても、第2の伸縮部の一端が当接する大腿部の下端部が単に衣料の淵であり特段伸縮性を抑えた部材でもないために、日常生活において脚部を動かす動作をしたとしても、第2の伸縮部により大腿部の下端部が上方にずり上がってしまい、所望の効果を十分に発現することが難しかった。
さらに、第1の伸縮部はヒップ部の外側に沿ってカーブしているために、大臀筋への刺激が不十分で、加齢や運動不足による筋力低下により臀部が垂れ下がり、腰痛や骨盤の歪みなどを引き起こすおそれがあった。
そこで、本発明では、着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作に伴い、着用者の腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりに負荷をかけることにより、着用時にそれらの部分における筋力の維持又は強化を図り体形を整える衣料を提供することを目的とする。
〔1〕すなわち、本発明は、着用者の少なくとも腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなる衣料基部(1)と、着用者の骨盤回りを締め付け、前記衣料基部(1)の腰部に設けられた骨盤緊締ベルト(2)と、着用者の臀部下部及び側部を締め付け、前記骨盤緊締(2)ベルトと一端において当接するヒップアップベルト(3)と、着用者の大腿部の裏側から側面を覆い、前記ヒップアップベルト(3)の下端側と一端において当接する大腿部負荷ベルト(4)と、着用者の膝頭の上部又は下部の少なくとも一方を締め付け、前記大腿部負荷ベルト(4)の他端側と当接する大腿部下部緊締ベルト(5)と、前記骨盤緊締ベルト(2)の側面側と一端において当接し、前記大腿部負荷ベルト(4)と前記大腿部の裏側で交差し、前記大腿部下部緊締ベルト(5)と他端側において当接する側方緊締ベルト(7)を備え、前記各ベルトが前記ベース生地より伸縮性が小さいことを特徴とする体形調整衣料である。
〔2〕そして、下腹部を締め付ける下腹部緊締部(6)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の体形調整衣料である。
〕そして、前記各ベルトにおいて、前記腰部から前記大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向の伸縮性よりも小さいことを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕のいずれかに記載の体形調整衣料である。

前記〔1〕に記載の体形調整衣料によれば、着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作に伴い、着用者の腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりに負荷をかけることにより、着用時にそれらの部分における筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
前記〔2〕に体形調整衣料によれば、上記の効果に加え、さらに、下腹部に位置する腹直筋の下部などに負荷をかけることにより、着用時に腹直筋の下部などにおける筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
前記〔3〕に記載の体形調整衣料によれば、上記の効果に加え、さらに、日常生活における動作に伴い、大腿部の裏側の交差部分で大腿部の表側に適度な負荷をかけ、さらに、腰部の側方から骨盤の側方を押さえることにより、より下半身への代謝を促しながら、腰椎の安定感を補助し、日常生活の中で正しい姿勢を保つことができる。
前記〔4〕に記載の体形調整衣料によれば、上記の効果に加え、さらに、各ベルトにおいて水平方向である左右方向、前後方向には上下方向に比べて伸び易いので、着用時につっぱった感じなく履くことができながらも、腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりの筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
本発明における第一実施形態の体形調整衣料において、前方斜視図である。 本発明における第一実施形態の体形調整衣料において、後方斜視図である。 本発明における第二実施形態の体形調整衣料において、前方斜視図である。 本発明における第二実施形態の体形調整衣料において、後方斜視図である。 本発明における第三実施形態の体形調整衣料において、正面図である。 本発明における第三実施形態の体形調整衣料において、背面図である。 本発明における第三実施形態の体形調整衣料において、右側面図である。 本発明における第四実施形態の体形調整衣料において、正面図である。 本発明における第四実施形態の体形調整衣料において、背面図である。 本発明における第四実施形態の体形調整衣料において、右側面図である。
以下、本発明に係る体形調整衣料に関する各実施形態について図面を参照し詳しく説明する。なお、説明中の上方方向は、図1、図3、図5、図7における上下方向であり、前後方向は、図1、図3、図5、図7における手前側が前方で奥側が後方である。
〔第一実施形態〕
本発明における第一実施形態の体形調整衣料は、図1から図2に示すように、衣料基部1と、骨盤緊締ベルト2と、ヒップアップベルト3と、大腿部負荷ベルト4と、大腿部下部緊締ベルト5を備えており、そして、下腹部あたりに下腹部緊締部6を備えているガードルである。これら各ベルトは、帯状に形成されている。
衣料基部1は、着用者の腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなり、各ベルトなどを固設する体形調整衣料の基礎的な部材である。衣料基部1は、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6などに比べると、緊締力が弱くなるよう編まれている。
衣料基部1の材料は、特に限定されるものでないが、天然繊維または合成繊維など適宜選択される素材からなる。例えば、綿、絹、麻、ウール、セルロース、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ニトリルなどからなり、これらを単一または複数用いて適度な緊締力を持たせることができる。
骨盤緊締ベルト2は、着用者の骨盤回りを衣料基部1よりも強い緊締力で締め付け、衣料基部1の腰部回りに設けられた部材である。また、骨盤緊締ベルト2に下辺に接し、着用者の骨盤の前方側から側面を覆うように骨盤緊締補助ベルト2´が配設されている。骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´は、衣料基部1の裏面側、すなわち、着用者側に配設されており、これにより、腹部の段差を押さえ込むだけでなく、骨盤まわりをサポートしてきれいな姿勢を保持することができる。
ヒップアップベルト3は、着用者の臀部下部及び側部を締め付け、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´と一端側において当接する部材である。一端側が骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の腰部側において当接し、そこから臀部の側面を斜めに沿って臀部の下部まで亘り、他端が他のヒップアップベルト3の他端と臀部の中心付近で当接している。ヒップアップベルト3により、大臀筋を刺激し、加齢や運動不足による筋力低下により臀部が垂れ下がり、腰痛や骨盤の歪みなどを防止するともに、張りのある臀部の形を演出することができる。
大腿部下部緊締ベルト4は、着用者の大腿部の裏側から側面を覆い、ヒップアップベルト3の下端側と一端において当接し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する部材である。大腿部下部緊締ベルト4は、ヒップアップベルト3の下端側を起点として、大腿部の裏面をハの字状に配設されている。具体的には、大腿部下部緊締ベルト4において、一方は、大腿部の裏側から外側面に斜めに配設されて、大腿部下部緊締ベルト5の外側面側にて終結し、他方は、大腿部の裏側から内側面に斜めに配設されて、大腿部下部緊締ベルト5の内側面側にて終結する。二本の大腿部下部緊締ベルト4により、着用者が着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作を行うときに、大腿部の裏側に位置する大腿四頭筋に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部を締め付け、大腿部負荷ベルト4の他端側と当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部あたりの大腿部の下部の前方を締め付けるように帯状に形成され、大腿部負荷ベルト4の他端と一体的に設けられた状態で衣料基部1に設けられている。大腿部下部緊締ベルト5により、ヒップアップベルト3と相まって両方の大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
下腹部緊締部6は、下腹部を締め付ける部材であり、上端が骨盤緊締ベルト2に当接し、恥骨部、鼠蹊部を覆うように逆三角形をした形状を有して、衣料基部1に設けられている。下腹部緊締部6により、下腹部に位置する腹直筋の下部などに負荷をかけることにより、着用時に腹直筋の下部などにおける筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
そして、骨盤緊締ベルト2、骨盤緊締補助ベルト2´、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6は、着用者の腰部から大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向である左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計されている。具体的には、衣料基部1を平編みによって編成し、そして、骨盤緊締ベルト2、骨盤緊締補助ベルト2´、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6をタック編みにより編成することにより、編組織の縦方向であるウェール方向の伸縮性を小さくして、横方向との伸縮性に差を設けることができる。そして、着用者の腰部から前記大腿部に沿った上下方向に、それら部材の編組織の縦方向を沿わせることにより、上下方向の伸縮性が、着用者の左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計することができる。このように縦横で緊締力が異なるように設計することにより、各ベルトにおいて左右方向、前後方向には上下方向に比べて伸び易いので、着用時につっぱった感じなく履くことができながらも、腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりの筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
これらの各ベルトなどの部材を備える体形調整衣料を着用するによって、それを着用しないときと比べてカロリー消費量と筋肉の活動量がどのように変化するかを確認した。
<カロリー消費量>
被験者は、室内の温度が25℃、湿度が40%RHの環境において、当該体形調整衣料を着用した場合と着用しなかった場合において、5分間安静にした後に15分間、時速2.5〜2.6kmの速さで歩行し、それぞれの場合に、酸素の消費量や二酸化炭素の発生量などから運動によって消費したエネルギーを算出する呼気代謝計測装置を用いて、カロリー消費量を計測及び算出した。呼気代謝計測装置としては、例えば、株式会社ベルテックジャパンのK4b2−JAPANなどを使用することができる。
<筋肉の活動量>
被験者は、室内の温度が25℃、湿度が40%RHの環境において、当該体形調整衣料を着用した場合と着用しなかった場合に、1分間に15のペースで踏み台昇降運動を行い(右足から昇り、右足から降りることに統一)、腹直筋肉、大腿四頭筋、大臀筋の各筋肉の筋電図からそれぞれの筋肉の活動量を測定した。より、具体的には、それぞれの筋肉に直近の皮膚表面に表面電極を貼り付けるなどして、運動による筋肉の収縮に伴って計測される筋肉図から解析して算出する。筋肉の活動量の測定装置としては、例えば、キッセイコムテック株式会社のMQAirなどを使用することができる。
これらの測定法に基づいて、3人の被験者にて試験を行った。一人目として、身長が155cmで体重が48kgの33歳の健常者である女性が、当該体形調整衣料を着用した場合と着用しなかった場合において、それぞれの試験を行った。当該体形調整衣料を着用した場合を実施例1として、着用しなかった場合を比較例1として表1に試験結果を示した。二人目として、身長が154cmで体重が50kgの33歳の健常者である女性が、当該体形調整衣料を着用した場合と着用しなかった場合において、それぞれの試験を行った。当該体形調整衣料を着用した場合を実施例2として、着用しなかった場合を比較例2として表2に試験結果を示した。三人目として、身長が160cmで体重が45kgの45歳の健常者である女性が、当該体形調整衣料を着用した場合と着用しなかった場合において、それぞれの試験を行った。当該体形調整衣料を着用した場合を実施例3として、着用しなかった場合を比較例3として表3に試験結果を示した(カロリー消費量については未測定)。
Figure 0006443765
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表1から表3の結果より、いずれの場合にも当該体形調整衣料を着用した場合は、着用しなかった場合に比べて、消費カロリーが増加し、筋肉の活動量も増加した。腹直筋および大臀筋の筋肉の収縮がより大きかったが分かった。これらの結果より、当該体形調整衣料を着用した場合は、着用しなかった場合に比べて、腹直筋肉、大腿四頭筋、大臀筋の各筋肉にかかる負荷が大きいためにより多くの筋肉の活動を必要とし、それに伴ってより多くのエネルギーを消費したものといえる。よって、本発明の体形調整衣料により、着用者の腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりに負荷をかけることにより、着用時にそれらの部分における筋力の維持又は強化を図り、ひいては体形を整えることができることが分かった。
〔第二実施形態〕
本発明における第一実施形態の体形調整衣料は、図3から図4に示すように、衣料基部1と、骨盤緊締ベルト2と、ヒップアップベルト3と、大腿部負荷ベルト4と、大腿部下部緊締ベルト5を備えており、そして、下腹部あたりに下腹部緊締部6を備え、さらに、側方緊締ベルト7を備えているガードルである。これら各ベルトは、帯状に形成されている。
衣料基部1は、着用者の腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなり、各ベルトなどを固設する体形調整衣料の基礎的な部材である。衣料基部1は、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7に比べると、緊締力が弱くなるよう編まれている。
衣料基部1の材料は、特に限定されるものでないが、天然繊維または合成繊維など適宜選択される素材からなる。例えば、綿、絹、麻、ウール、セルロース、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ニトリルなどからなり、これらを単一または複数用いて適度な緊締力を持たせることができる。
骨盤緊締ベルト2は、着用者の骨盤回りを衣料基部1よりも強い緊締力で締め付け、衣料基部1の腰部回りに設けられた部材である。また、骨盤緊締ベルト2に下辺に接し、着用者の骨盤の前方側から側面を覆うように骨盤緊締補助ベルト2´が配設されている。骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´は、衣料基部1の裏面側、すなわち、着用者側に配設されており、これにより、腹部の段差を押さえ込むだけでなく、骨盤まわりをサポートしてきれいな姿勢を保持することができる。また、骨盤緊締ベルト2の上側の位置に波型などのレース21を取り付けることもでき、これにより、着用時に服越に見ても境界線が見づらくなるために、当該体形調整衣料を着ていることを悟られにくくすることができる。
ヒップアップベルト3は、着用者の臀部下部及び側部を締め付け、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´と一端側において当接する部材である。一端側が骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の腰部側において当接し、そこから臀部の側面を斜めに沿って臀部の下部まで亘り、他端が他のヒップアップベルト3の他端と臀部の中心付近で当接している。ヒップアップベルト3により、大臀筋を刺激し、加齢や運動不足による筋力低下により臀部が垂れ下がり、腰痛や骨盤の歪みなどを防止するともに、張りのある臀部の形を演出することができる。
大腿部下部緊締ベルト4は、着用者の大腿部の裏側(後方側)から側面を覆い、ヒップアップベルト3の下端側と一端において当接し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する部材である。大腿部下部緊締ベルト4は、ヒップアップベルト3の下端側を起点として、大腿部の裏側から側面に斜めに配設されて、大腿部下部緊締ベルト5の側面側にて終結する。大腿部下部緊締ベルト4により、着用者が着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作を行うときに、大腿部の裏側に位置する大腿四頭筋に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部を締め付け、大腿部負荷ベルト4の他端側と当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部あたりの大腿部の下部の外周を締め付けるように帯状に形成され、衣料基部1に設けられている。そして、大腿部下部緊締ベルト5の外側の側方において、大腿部負荷ベルト4の他端と当接している。大腿部下部緊締ベルト5により、ヒップアップベルト3と相まって大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
下腹部緊締部6は、下腹部を締め付ける部材であり、上端が骨盤緊締ベルト2に当接し、恥骨部、鼠蹊部を覆うように逆三角形をした形状を有して、衣料基部1に設けられている。下腹部緊締部6により、下腹部に位置する腹直筋の下部などに負荷をかけることにより、着用時に腹直筋の下部などにおける筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
側方緊締ベルト7は、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の側面側と一端側において当接し、大腿部負荷ベルト4と大腿部の裏側で交差し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する。より具体的には、側方緊締ベルト7は、腰部の側方から大腿部の内側まで斜めに亘っており、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の側面側と一端側において当接し、臀部の側方でヒップアップベルト3と、そして、大腿部の裏側である大腿二頭筋や半腱様筋あたりで大腿部負荷ベルト4と交差し、大腿部下部緊締ベルト5における大腿部の内側と他端において当接する。側方緊締ベルト7により、日常生活における動作に伴い、大腿部の裏側の交差部分で大腿部の表側に適度な負荷をかけ、さらに、腰部の側方から骨盤の側方を押さえることにより、より下半身への代謝を促しながら、腰椎の安定感を補助し、日常生活の中で正しい姿勢を保つことができる。
そして、骨盤緊締ベルト2、骨盤緊締補助ベルト2´、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7は、着用者の腰部から大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向である左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計されている。具体的には、衣料基部1を平編みによって編成し、そして、骨盤緊締ベルト2、骨盤緊締補助ベルト2´、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7をタック編みにより編成することにより、編組織の縦方向であるウェール方向の伸縮性を小さくして、横方向との伸縮性に差を設けることができる。そして、着用者の腰部から前記大腿部に沿った上下方向に、それら部材の編組織の縦方向を沿わせることにより、上下方向の伸縮性が、着用者の左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計することができる。このように縦横で緊締力が異なるように設計することにより、各ベルトにおいて左右方向、前後方向には上下方向に比べて伸び易いので、着用時につっぱった感じなく履くことができながらも、腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりの筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
〔第三実施形態〕
本発明における第一実施形態の体形調整衣料は、図5から図7に示すように、衣料基部1と、骨盤緊締ベルト2と、ヒップアップベルト3と、大腿部負荷ベルト4と、大腿部下部緊締ベルト5を備えており、そして、下腹部あたりに下腹部緊締部6を備え、さらに、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8を備えているスパッツである。これら各ベルトは、帯状に形成されている。
衣料基部1は、着用者の腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなり、各ベルトなどを固設する体形調整衣料の基礎的な部材である。衣料基部1は、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8に比べると、緊締力が弱くなるよう編まれている。
衣料基部1の材料は、特に限定されるものでないが、天然繊維または合成繊維など適宜選択される素材からなる。例えば、綿、絹、麻、ウール、セルロース、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ニトリルなどからなり、これらを単一または複数用いて適度な緊締力を持たせることができる。
骨盤緊締ベルト2は、着用者の骨盤回りを衣料基部1よりも強い緊締力で締め付け、衣料基部1の腰部回りに設けられた部材である。また、骨盤緊締ベルト2に下辺に接し、着用者の骨盤の前方側から腰部側である側面を覆い、さらに前方側から側面より上下幅を短くして側面から後方側を覆うように骨盤緊締補助ベルト2´が配設されている。また、図7に示すように、骨盤緊締補助ベルト2´の側面より側方緊締ベルト7が下方に分岐している。骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´は、衣料基部1の裏面側、すなわち、着用者側に配設されており、これにより、腹部の段差を押さえ込むだけでなく、骨盤まわりをサポートしてきれいな姿勢を保持することができる。
ヒップアップベルト3は、着用者の臀部下部及び側部を締め付け、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´と一端側において当接する部材である。一端側が骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の腰部側において当接し、そこから臀部の側面を斜めに沿って臀部の下部まで亘り、他端が他のヒップアップベルト3の他端と臀部の中心付近で当接している。ヒップアップベルト3により、大臀筋を刺激し、加齢や運動不足による筋力低下により臀部が垂れ下がり、腰痛や骨盤の歪みなどを防止するともに、張りのある臀部の形を演出することができる。
大腿部下部緊締ベルト4は、着用者の大腿部の裏側(後方側)から側面を覆い、ヒップアップベルト3の下端側と一端において当接し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト4は、ヒップアップベルト3の下端側を起点として、大腿部の裏側から側面に斜めに配設されて、大腿部下部緊締ベルト5の側面側にて交差して当接し、着用者の膝下に相当する部分にて側方緊締ベルト7と他端にて当接し一体化して終結する。大腿部下部緊締ベルト4により、着用者が着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作を行うときに、大腿部の裏側に位置する大腿四頭筋に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。また、大腿部下部緊締ベルト5と相俟って、大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部を締め付け、大腿部負荷ベルト4の他端と当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部あたりの大腿部の下部から両端に向かって左右対称の二つのラインが斜めに配設されて、大腿部負荷ベルト4の他端側にて交差して当接し、さらに着用者のふくらはぎに相当する部分においてその二つのライン自体が交差して、両端部が足首緊締ベルト8に当接して終結する。大腿部下部緊締ベルト5により、ヒップアップベルト3及び大腿部負荷ベルト4の着用者における膝下部分と相まって大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
下腹部緊締部6は、下腹部を締め付ける部材であり、上端が骨盤緊締ベルト2に当接し、恥骨部、鼠蹊部を覆うように逆三角形をした形状を有して、衣料基部1に設けられている。下腹部緊締部6により、下腹部に位置する腹直筋の下部などに負荷をかけることにより、着用時に腹直筋の下部などにおける筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
側方緊締ベルト7は、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の側面側と一端側において当接し、大腿部負荷ベルト4と大腿部の裏側で交差し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する。より具体的には、側方緊締ベルト7は、腰部の側方から大腿部の内側まで斜めに亘っており、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´の側面側と一端側において当接し、臀部の側方でヒップアップベルト3と、そして、大腿部の裏側である大腿二頭筋や半腱様筋あたりで大腿部負荷ベルト4と交差し、大腿部下部緊締ベルト5における大腿部の内側と他端側において交差して当接し、着用者の膝下に相当する部分にて大腿部負荷ベルト4と他端にて当接し一体化して終結する。側方緊締ベルト7により、日常生活における動作に伴い、大腿部の裏側の交差部分で大腿部の表側に適度な負荷をかけ、さらに、腰部の側方から骨盤の側方を押さえることにより、より下半身への代謝を促しながら、腰椎の安定感を補助し、日常生活の中で正しい姿勢を保つことができる。なお、本実施形態において、大腿部負荷ベルト4および側方緊締ベルト7は一つのベルトとして編まれている。
足首緊締ベルト8は、衣料基部1における着用者の足首回りに相当する部分に配設され、その外側及び内側の両側面側において大腿部下部緊締ベルト5の両端がそれぞれ当接している部材である。足首緊締ベルト8により、大腿部負荷ベルト4の着用者における膝下部分と相まって大腿部下部緊締ベルト5に力が加わったときに衣料基部1の下端である足首回りが上方に引き上げられないようにしているので、各筋肉に確実に負荷を掛け、各筋肉の活動量や代謝を上昇させることができる。
そして、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8は、着用者の腰部から大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向である左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計されている。具体的には、衣料基部1を平編みによって編成し、そして、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8をタック編みにより編成することにより、編組織の縦方向であるウェール方向の伸縮性を小さくして、横方向との伸縮性に差を設けることができる。そして、着用者の腰部から前記大腿部に沿った上下方向に、それら部材の編組織の縦方向を沿わせることにより、上下方向の伸縮性が、着用者の左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計することができる。このように縦横で緊締力が異なるように設計することにより、各ベルトにおいて左右方向、前後方向には上下方向に比べて伸び易いので、着用時につっぱった感じなく履くことができながらも、腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりの筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
〔第四実施形態〕
本発明における第一実施形態の体形調整衣料は、図8から図10に示すように、衣料基部1と、骨盤緊締ベルト2と、ヒップアップベルト3と、大腿部負荷ベルト4と、大腿部負荷ベルト4と一体となっている大腿部下部緊締ベルト5を備えており、そして、下腹部あたりに下腹部緊締部6を備え、さらに、足首緊締ベルト8を備えているスパッツである。これら各ベルトは、帯状に形成されている。
衣料基部1は、着用者の腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなり、各ベルトなどを固設する体形調整衣料の基礎的な部材である。衣料基部1は、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、足首緊締ベルト8に比べると、緊締力が弱くなるよう編まれている。
衣料基部1の材料は、特に限定されるものでないが、天然繊維または合成繊維など適宜選択される素材からなる。例えば、綿、絹、麻、ウール、セルロース、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ニトリルなどからなり、これらを単一または複数用いて適度な緊締力を持たせることができる。
骨盤緊締ベルト2は、着用者の骨盤回りを衣料基部1よりも強い緊締力で締め付け、衣料基部1の腰部回りに設けられた部材である。また、骨盤緊締ベルト2に下辺に接し、骨盤緊締ベルト2よりも上下幅が大きく、着用者の骨盤の前方側から腰部側である側面を覆うように骨盤緊締補助ベルト2´が配設されている。骨盤緊締ベルト2は、衣料基部1の裏面側、すなわち、着用者側に配設されており、これにより、腹部の段差を押さえ込むだけでなく、骨盤まわりをサポートしてきれいな姿勢を保持することができる。
ヒップアップベルト3は、着用者の臀部下部及び側部を締め付け、骨盤緊締ベルト2及び骨盤緊締補助ベルト2´と一端側において当接する部材である。一端側が着用者の下腹部あたりである骨盤緊締ベルト2の表側(前方側)において当接し、そこから臀部の側面を斜めに沿って臀部の下部まで亘り、他端が他のヒップアップベルト3の他端と臀部の中心付近で当接している。ヒップアップベルト3により、大臀筋を刺激し、加齢や運動不足による筋力低下により臀部が垂れ下がり、腰痛や骨盤の歪みなどを防止するともに、張りのある臀部の形を演出することができる。
大腿部下部緊締ベルト4は、着用者の大腿部の裏側(後方側)から側面を覆い、ヒップアップベルト3の下端側と一端において当接し、大腿部下部緊締ベルト5と他端側において当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト4は、ヒップアップベルト3の下端側を起点として、大腿部の裏側に配設されて、着用者の膝裏上方あたりにおいて左右に分岐する。その分岐した両端部は、それぞれ膝頭上方あたりから配設される大腿部下部緊締ベルト5の端部と当接し一体化して混然一体となり終結する。大腿部下部緊締ベルト4により、着用者が着用している状態で、普段通りに歩行や階段の上り下りなど日常生活における動作を行うときに、大腿部の裏側に位置する大腿四頭筋に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。また、大腿部下部緊締ベルト5と相俟って、大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。
大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部及び下部を締め付け、大腿部負荷ベルト4の他端と当接する部材である。より具体的には、大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の周囲を覆うように配設されて、そして膝頭の上方から大腿部負荷ベルト4の他端側に延びて大腿部負荷ベルト4と混然一体となるよう当接し、さらに着用者の膝下あたりから脛に相当する部分に分岐して衣料基部1に配設され、両端部が足首緊締ベルト8に当接して終結する。大腿部下部緊締ベルト5により、ヒップアップベルト3及び大腿部負荷ベルト4の着用者における膝下部分と相まって大腿部負荷ベルト4に力が加わったときに衣料基部1の下端が上方に引き上げられないようにしているので、大腿四頭筋に確実に負荷を掛け、大腿四頭筋の活動量や代謝を上昇させることができる。また、本実施形態において、大腿部下部緊締ベルト5は、着用者の膝頭の上部及び下部を締め付けるように膝頭の周囲を覆って配設されているが、他の実施形態において、着用者の膝頭の下部のみを締め付けるように配設されていてもよい。
下腹部緊締部6は、下腹部を締め付ける部材であり、上端が骨盤緊締ベルト2およびヒップアップベルト3に当接し、恥骨部、鼠蹊部を覆うように逆三角形をした形状を有して、衣料基部1に設けられている。下腹部緊締部6により、下腹部に位置する腹直筋の下部などに負荷をかけることにより、着用時に腹直筋の下部などにおける筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
足首緊締ベルト8は、衣料基部1における着用者の足首回りに相当する部分に配設され、その外側及び内側の両側面側において大腿部下部緊締ベルト5の両端がそれぞれ当接している部材である。足首緊締ベルト8により、大腿部負荷ベルト4の着用者における膝下部分と相まって大腿部下部緊締ベルト5に力が加わったときに衣料基部1の下端である足首回りが上方に引き上げられないようにしているので、各筋肉に確実に負荷を掛け、各筋肉の活動量や代謝を上昇させることができる。
そして、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8は、着用者の腰部から大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向である左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計されている。具体的には、衣料基部1を平編みによって編成し、そして、骨盤緊締ベルト2、ヒップアップベルト3、大腿部負荷ベルト4、大腿部下部緊締ベルト5、下腹部緊締部6、側方緊締ベルト7、足首緊締ベルト8をタック編みにより編成することにより、編組織の縦方向であるウェール方向の伸縮性を小さくして、横方向との伸縮性に差を設けることができる。そして、着用者の腰部から前記大腿部に沿った上下方向に、それら部材の編組織の縦方向を沿わせることにより、上下方向の伸縮性が、着用者の左右方向や前後方向の伸縮性よりも小さいように設計することができる。このように縦横で緊締力が異なるように設計することにより、各ベルトにおいて左右方向、前後方向には上下方向に比べて伸び易いので、着用時につっぱった感じなく履くことができながらも、腰部、腹部、臀部、および大腿部のあたりの筋力の維持又は強化を図り体形を整えることができる。
1・・・衣料基部
2・・・骨盤緊締ベルト
2´・・・骨盤緊締補助ベルト
21・・・レース
3・・・ヒップアップベルト
4・・・大腿部負荷ベルト
5・・・大腿部下部緊締ベルト
6・・・下腹部緊締部
7・・・側方緊締ベルト
8・・・足首緊締ベルト

Claims (3)

  1. 着用者の少なくとも腰部及び左右大腿部に密着し、伸縮性を有するベース生地からなる衣料基部(1)と、
    着用者の骨盤回りを締め付け、前記衣料基部(1)の腰部に設けられた骨盤緊締ベルト(2)と、
    着用者の臀部下部及び側部を締め付け、前記骨盤緊締ベルト(2)と一端において当接するヒップアップベルト(3)と、
    着用者の大腿部の裏側から側面を覆い、前記ヒップアップベルト(3)の下端側と一端において当接する大腿部負荷ベルト(4)と、
    着用者の膝頭の上部又は下部の少なくとも一方を締め付け、前記大腿部負荷ベルト(4)の他端側と当接する大腿部下部緊締ベルト(5)と、
    前記骨盤緊締ベルト(2)の側面側と一端において当接し、前記大腿部負荷ベルト(4)と前記大腿部の裏側で交差し、前記大腿部下部緊締ベルト(5)と他端側において当接する側方緊締ベルト(7)を備え、
    前記各ベルトが前記ベース生地より伸縮性が小さいことを特徴とする体形調整衣料。
  2. 下腹部を締め付ける下腹部緊締部(6)を備えることを特徴とする請求項1に記載の体形調整衣料。
  3. 前記各ベルトにおいて、前記腰部から前記大腿部に沿った上下方向の伸縮性が、その水平方向の伸縮性よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の体形調整衣料。
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