JP6441162B2 - テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法 - Google Patents

テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6441162B2
JP6441162B2 JP2015092349A JP2015092349A JP6441162B2 JP 6441162 B2 JP6441162 B2 JP 6441162B2 JP 2015092349 A JP2015092349 A JP 2015092349A JP 2015092349 A JP2015092349 A JP 2015092349A JP 6441162 B2 JP6441162 B2 JP 6441162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
topography
template
template substrate
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015092349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213215A (ja
Inventor
貴仁 西村
貴仁 西村
帥現 姜
帥現 姜
和宏 高畑
和宏 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Toshiba Memory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Memory Corp filed Critical Toshiba Memory Corp
Priority to JP2015092349A priority Critical patent/JP6441162B2/ja
Priority to US14/834,617 priority patent/US20160320696A1/en
Publication of JP2016213215A publication Critical patent/JP2016213215A/ja
Priority to US16/223,655 priority patent/US20190146334A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6441162B2 publication Critical patent/JP6441162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

本発明の実施形態は、テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法に関する。
ナノインプリント技術は、テンプレートの表面に形成されているテンプレートパターンを、基板上のレジスト(インプリント材料)に転写する技術である。レジストは、例えば、光硬化性樹脂などである。
ナノインプリントが行われる際には、テンプレートが、基板上のレジストに押し当てられて、テンプレートパターン内にレジストが充填される。そして、充填されたレジストが硬化させられ、その後、基板からテンプレートが離型される。これにより、基板上のレジストに凹凸パターンが形成される。
しかしながら、基板の段差(トポグラフィ)が大きい場合、段差の近傍でテンプレートの追随性が悪化するので、パターン不良を引き起こす原因となる。また、トポグラフィが大きい場合には、テンプレートと基板との間のレジストの厚み(RLTと呼ぶ)に膜厚差が生じるので、テンプレートのせん断力が高くなる。このため、RLTに膜厚差が生じると、Die by Dieアライメントに影響を及ぼす。この結果、基板とインプリントパターンとの間の重ね合わせ精度が悪化する原因となる。
基板の段差を平坦化するためには、塗布膜形成、エッチバック、CMPなどの平坦化技術が提案されているが、ナノスケールでの基板の段差においては不十分であった。
特表2004−504718号公報 特開2002−93748号公報 特許第5139421号公報
本発明が解決しようとする課題は、基板の段差の影響を受けにくい高精度なパターンを形成することができるテンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法を提供することである。
実施形態によれば、テンプレート基板が提供される。前記テンプレート基板は、板状部材を用いて形成されている。そして、前記テンプレート基板は、前記板状部材のテンプレートパターンが形成される側の面であるパターン面に、テンプレートパターンが転写される予定の基板である転写対象基板が有する凹凸が反転された空間波長成分が0.2mm〜20mmの非平面偏差であるトポグラフィ、及び、前記パターン面に前記トポグラフィに重なるように形成され前記トポグラフィよりも微細なパターンを有する。
図1は、実施形態に係るテンプレート基板の構成を示す図である。 図2は、ウエハを用いた子テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。 図3は、子テンプレート基板を用いた親テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。 図4は、親テンプレート基板を用いた子テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。 図5は、子テンプレート基板を用いてウエハ上にパターンを形成する処理の処理手順を説明するための図である。 図6は、ウエハ、子テンプレート基板および親テンプレート基板の凹凸パターンの関係を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係るテンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るテンプレート基板の構成を示す図である。図1の(a)では、子テンプレート基板12Bを示し、図1の(b)では、子テンプレート基板12Cを示している。
子テンプレート基板12Bは、テンプレートパターンが形成される前の原版(マスクブランクス)である。また、子テンプレート基板12Cは、テンプレートパターンが形成された後のテンプレートである。
本実施形態では、ウエハを用いて、第1世代の基板である子テンプレート基板が形成される。また、第1世代の子テンプレート基板を用いて、第2世代の基板である親テンプレート基板が形成される。そして、第2世代の親テンプレート基板を用いて、第3世代の基板である子テンプレート基板が形成される。第1世代の基板と、第3世代の基板と、は同じものなので、本実施形態では、説明の便宜上、両方を子テンプレート基板と呼ぶ。子テンプレート基板や親テンプレート基板は、モールド、スタンパ、金型とも呼ばれ、インプリントリソグラフィに用いられる。
子テンプレート基板12B,12Cは、第1世代の子テンプレート基板である。子テンプレート基板12Bは、石英ガラス基板などの板状部材を用いて形成されている。そして、子テンプレート基板12Cは、子テンプレート基板12Bを用いて形成されている。子テンプレート基板12Cは、ナノインプリント(NIL)などのインプリントリソグラフィで用いられるインプリントマスクである。ウエハは、半導体ウエハなどの基板(被転写基板)であり、ウエハ上へはインプリントリソグラフィなどを用いて半導体装置が形成される。
本実施形態の子テンプレート基板12Bは、テンプレートパターンが形成される側の面(一方の主面)に、面内の平面度を示すトポグラフィを有している。トポグラフィは、空間波長成分が約0.2mm〜20mmのウエハ表面に存在する凹凸であり、FQA(Fixed Quality Area)内の非平面偏差である。トポグラフィは、ウエハ表面上のディップ、バンプ、波などを含んでいる。これらのディップ、バンプ、波などは、谷の高さのピークが数ナノメートル〜数百ナノメートルまで変化している。本実施形態のトポグラフィは、所定領域内(例えば、ショット内)における、所定の空間波長範囲内かつFQA内の非平面偏差である。
半導体装置の形成されるウエハは、工程(レイヤ)ごとに種々のトポグラフィを有している。このため、子テンプレート基板12Bへは、ウエハのレイヤに応じたトポグラフィを形成しておく。
例えば、第M(Mは自然数)の工程で、子テンプレート基板12Cを用いたウエハへのインプリント処理が行われる場合がある。この場合において、第Mの工程で用いられるウエハは、第1のトポグラフィを有しているとする。第Mの工程において、子テンプレート基板12Cが、第1のトポグラフィを反転させた第2のトポグラフィを有していれば、ウエハのトポグラフィに応じたインプリント処理を実行することが可能となる。
したがって、本実施形態では、第1のトポグラフィに対応する第2のトポグラフィが子テンプレート基板12Bに形成される。第2のトポグラフィは、第1のトポグラフィを反転させたものである。子テンプレート基板12B上のトポグラフィは、ガラス基板(後述する子テンプレート基板12A)上のレジストにウエハを押し当てるインプリント処理によって形成される。
図1の(b)に示すように、子テンプレート基板12Bに対してテンプレートパターンが形成されたものが、子テンプレート基板12Cである。子テンプレート基板12Cは、子テンプレート基板12Bから形成されるので、子テンプレート基板12Cは、子テンプレート基板12Bと同じトポグラフィを有している。
子テンプレート基板12Cに形成されるトポグラフィは、ショット内のトポグラフィである。なお、子テンプレート基板12C上に複数ショット分のテンプレートパターンが形成されてもよい。テンプレートパターンは、微細な凹凸パターンであり、回路パターン(デバイスパターン)などである。
図2は、ウエハを用いた子テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。子テンプレート基板12A上にレジスト11Aが滴下される。子テンプレート基板12Aは、概略平板状のガラス基板などであり、トポグラフィを有していない。ここでの、子テンプレート基板12Aは、ウエハ10のトポグラフィが反転転写される基板であり、レプリカテンプレート基板として用いられる。ウエハ10は、一方の面(パターン形成面)にトポグラフィが形成されている。ここでの、ウエハ10は、トポグラフィを反転転写する原版として用いられる。
レジスト11Aが滴下された後、図2の(a)に示すように、ウエハ10のトポグラフィ形成面が、子テンプレート基板12A上のレジスト11Aに押し当てられる。具体的には、ウエハ10と子テンプレート基板12Aとの間の距離が所定距離となるよう、ウエハ10または子テンプレート基板12Aが移動させられる。ウエハ10上には、複数のショットが配置されている。そして、ウエハ10は、各ショットで略同様のトポグラフィを有している。このため、ウエハ10の何れかのショットがレジスト11Aに押し当てられる。
ウエハ10とレジスト11Aとが所定時間だけ接触させられた後、この状態で子テンプレート基板12Aの底面(パターンが形成される面とは反対側の面)側からUV光などが照射される。これにより、レジスト11Aが硬化し、ウエハ10のトポグラフィに対応する転写パターンがレジスト11Aにパターニングされる。
そして、ウエハ10が、硬化したレジスト11Aから離型される。これにより、図2の(b)に示すように、ウエハ10のトポグラフィを反転させたレジストパターン11Bが子テンプレート基板12A上に形成される。
この後、子テンプレート基板12Aは、レジストパターン11B上から全面エッチバックされる。これにより、図2の(c)に示すように、レジストパターン11Bと同じトポグラフィを有した子テンプレート基板12Bが形成される。子テンプレート基板12Bに対して、テンプレートパターンが形成されることにより、図2の(d)に示すように、子テンプレート基板12Cが形成される。
子テンプレート基板12Cが形成される際には、例えば、子テンプレート基板12Bにレジストが塗布され、電子ビーム描画装置などを用いてレジストパターンが形成される。そして、レジストパターンをマスクとして子テンプレート基板12Bがエッチングされることにより、子テンプレート基板12Cが形成される。本実施形態では、子テンプレート基板12B,12Cが第1世代の基板である。
つぎに、第1世代となる子テンプレート基板12Bを用いて、第2世代となる親テンプレート基板を作製する処理について説明する。図3は、子テンプレート基板を用いた親テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。親テンプレート基板20A上にレジスト21Aが滴下される。親テンプレート基板20Aは、概略平板状のガラス基板などであり、トポグラフィを有していない。
レジスト21Aが滴下された後、図3の(a)に示すように、子テンプレート基板12Bのトポグラフィ形成面が、親テンプレート基板20A上のレジスト21Aに押し当てられる。具体的には、子テンプレート基板12Bと親テンプレート基板20Aとの間の距離が所定距離となるよう、子テンプレート基板12Bまたは親テンプレート基板20Aが移動させられる。
子テンプレート基板12Bとレジスト21Aとが所定時間だけ接触させられた後、この状態で子テンプレート基板12Bまたは親テンプレート基板20Aの底面側からUV光などが照射される。これにより、レジスト21Aが硬化し、子テンプレート基板12Bのトポグラフィに対応する転写パターンがレジスト21Aにパターニングされる。
そして、子テンプレート基板12Bが、硬化したレジスト21Aから離型される。これにより、図3の(b)に示すように、子テンプレート基板12Bのトポグラフィを反転させたレジストパターン21Bが親テンプレート基板20A上に形成される。
この後、親テンプレート基板20Aは、レジストパターン21B上から全面エッチバックされる。これにより、図3の(c)に示すように、レジストパターン21Bと同じトポグラフィを有した親テンプレート基板20Bが形成される。親テンプレート基板20Bに対して、テンプレートパターンが形成されることにより、図3の(d)に示すように、親テンプレート基板20Cが形成される。本実施形態では、親テンプレート基板20B,20Cが第2世代の基板である。
つぎに、第2世代となる親テンプレート基板20Bを用いて、第3世代となる子テンプレート基板を作製する処理について説明する。図4は、親テンプレート基板を用いた子テンプレート基板の作製処理手順を説明するための図である。子テンプレート基板32A上にレジスト31Aが滴下される。子テンプレート基板32Aは、概略平板状のガラス基板などであり、トポグラフィを有していない。
レジスト31Aが滴下された後、図4の(a)に示すように、親テンプレート基板20Bのトポグラフィ形成面が、子テンプレート基板32A上のレジスト31Aに押し当てられる。具体的には、親テンプレート基板20Bと子テンプレート基板32Aとの間の距離が所定距離となるよう、親テンプレート基板20Bまたは子テンプレート基板32Aが移動させられる。
親テンプレート基板20Bとレジスト31Aとが所定時間だけ接触させられた後、この状態で親テンプレート基板20Bまたは子テンプレート基板32Aの底面側からUV光などが照射される。これにより、レジスト31Aが硬化し、親テンプレート基板20Bのトポグラフィに対応する転写パターンがレジスト31Aにパターニングされる。
そして、親テンプレート基板20Bが、硬化したレジスト31Aから離型される。これにより、図4の(b)に示すように、親テンプレート基板20Bのトポグラフィを反転させたレジストパターン31Bが子テンプレート基板32A上に形成される。
この後、子テンプレート基板32Aは、レジストパターン31B上から全面エッチバックされる。これにより、図4の(c)に示すように、レジストパターン31Bと同じトポグラフィを有した子テンプレート基板32Bが形成される。子テンプレート基板32Bに対して、テンプレートパターンが形成されることにより、図4の(d)に示すように、子テンプレート基板32Cが形成される。本実施形態では、子テンプレート基板32B,32Cが第3世代の基板である。
つぎに、第3世代となる子テンプレート基板32Cを用いて、ウエハ上にパターンを形成する処理について説明する。図5は、子テンプレート基板を用いてウエハ上にパターンを形成する処理の処理手順を説明するための図である。
図5の(a)に示すように、ウエハ10と同様の構成を有したウエハ40と、子テンプレート基板32Cと、が準備される。ウエハ40には、ウエハ10と同様の膜が積層されており、ウエハ40とウエハ10とは、同様のトポグラフィを有している。なお、ウエハ40の代わりにウエハ10が用いられてもよい。また、子テンプレート基板32Cの代わりに子テンプレート基板12Cが用いられてもよい。
トポグラフィを有したウエハ40上にレジスト41Aが滴下される。レジスト41Aが滴下された後、図5の(b)に示すように、子テンプレート基板32Cが、ウエハ40上のレジスト41Aに押し当てられる。具体的には、子テンプレート基板32Cとウエハ40との間の距離が所定距離となるよう、子テンプレート基板32Cまたはウエハ40が移動させられる。
子テンプレート基板32Cとレジスト41Aとが所定時間だけ接触させられた後、この状態で子テンプレート基板32Cの底面側からUV光などが照射される。これにより、レジスト41Aが硬化し、子テンプレート基板32Cのトポグラフィおよびテンプレートパターンに対応する転写パターンがレジスト41Aにパターニングされる。
そして、子テンプレート基板32Cが、硬化したレジスト41Aから離型される。これにより、図5の(c)に示すように、トポグラフィを有したウエハ40上にウエハ上パターン(レジストパターン41B)が形成される。
本実施形態では、ウエハ10,40のトポグラフィに対応するトポグラフィが子テンプレート基板32Cに形成されている。換言すると、ウエハ10,40と子テンプレート基板32Cとが対向するトポグラフィを有している。
そして、ウエハ40に対して、子テンプレート基板32Cを用いたインプリントリソグラフィが行われている。したがって、ナノスケールでのウエハ40の段差に対しても、高精度なパターニングが実現できる。
つぎに、ウエハ10,40、子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cの凹凸パターンの関係について説明する。図6は、ウエハ、子テンプレート基板および親テンプレート基板の凹凸パターンの関係を説明するための図である。
ウエハ10を用いたインプリントリソグラフィによって、子テンプレート基板12Cが形成される(S1)。そして、子テンプレート基板12Cを用いたインプリントリソグラフィによって、親テンプレート基板20Cが形成される(S2)。
インプリントリソグラフィでは、凹凸パターンが反転する。具体的には、レジストへの押し当てに用いられるテンプレート基板の凹凸パターンと、形成されるレジストパターンの凹凸パターンとの凹凸関係が反対になる。換言すると、インプリントリソグラフィでは、トポグラフィの凹凸が反転する。
このため、ウエハ10上のパターン(凹凸パターン)が凸パターンである場合、子テンプレート基板12Cに形成されるパターンは凹パターンである。また、子テンプレート基板12Cに形成されるパターンが凹パターンである場合、親テンプレート基板20Cに形成されるパターンは、凸パターンである。換言すると、ウエハ10の有する凸パターンのトポグラフィは、凹パターンのトポグラフィとして、子テンプレート基板12Cに転写される。また、子テンプレート基板12Cの有する凹パターンのトポグラフィは、凸パターンのトポグラフィとして、親テンプレート基板20Cに転写される。
親テンプレート基板20Cが形成された後、親テンプレート基板20Cを用いたインプリントリソグラフィによって、子テンプレート基板32Cが形成される(S3)。このため、親テンプレート基板20Cに形成されるパターンが凸パターンである場合、子テンプレート基板32Cに形成されるパターンは、凹パターンである。換言すると、親テンプレート基板20Cの有する凸パターンのトポグラフィは、凹パターンのトポグラフィとして、子テンプレート基板32Cに転写される。
ウエハ40へは、子テンプレート基板12C,32Cの何れかを用いたインプリントリソグラフィによってウエハ上パターンが形成される(S4)。このため、子テンプレート基板12C,32Cが凹パターンである場合、ウエハ40に形成されるウエハ上パターンは、凸パターンである。換言すると、子テンプレート基板12C,32Cの有する凸パターンのトポグラフィは、凹パターンのトポグラフィとして、ウエハ40に転写される。
このように、ウエハ40のトポグラフィのうちの凸パターンの箇所には、子テンプレート基板12C,32Cのトポグラフィのうちの凹パターンの箇所が押し当てられる。また、ウエハ40のトポグラフィのうちの凹パターンの箇所には、子テンプレート基板12C,32Cのトポグラフィのうちの凸パターンの箇所が押し当てられる。
ウエハ10は、工程ごとに種々のトポグラフィを有しているので、工程ごとに子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cが作製される。例えば、第1のレイヤが形成された後のウエハ10に対して、子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cが作製される。同様に、第N(Nは自然数)のレイヤが形成された後のウエハ10に対して、子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cが作製される。
そして、第1のレイヤが形成されたウエハ40に対しては、第1のレイヤに対応する子テンプレート基板32Cを用いてウエハ上パターンが形成される。同様に、第Nのレイヤが形成されたウエハ40に対しては、第Nのレイヤに対応する子テンプレート基板32Cを用いてウエハ上パターンが形成される。
このように、ウエハプロセスのレイヤ毎に、子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cの作製と、子テンプレート基板32Cを用いたレジストパターンの形成とが行われる。
ウエハ40上に半導体装置が形成される際には、ウエハ40上にレジスト41Aが塗布される。そして、子テンプレート基板32Cを用いたレジストパターンの形成が行われる。この後、レジストパターンをマスクとしてレジストパターンの下層側がエッチングされる。これにより、レジストパターンに対応する実パターンがウエハ40上に形成される。半導体装置を製造する際には、上述した子テンプレート基板12C,32C、親テンプレート基板20Cの作製処理、エッチング処理、成膜処理などがレイヤ毎に繰り返される。
なお、半導体装置を製造する際には、全てのレイヤで子テンプレート基板32Cを用いたインプリントリソグラフィが実行される必要はなく、他のリソグラフィなどが用いられてもよい。
なお、図2を用いた説明では、子テンプレート基板12Aにレジスト11Aを滴下する場合について説明したが、ウエハ10にレジスト11Aを滴下してもよい。また、図3を用いた説明では、親テンプレート基板20Aにレジスト21Aを滴下する場合について説明したが、子テンプレート基板12Bにレジスト21Aを滴下してもよい。また、図4を用いた説明では、子テンプレート基板32Aにレジスト31Aを滴下する場合について説明したが、親テンプレート基板20Bにレジスト31Aを滴下してもよい。
また、図2を用いた説明では、レジスト11Aからウエハ10を離型する場合について説明したが、レジスト11Aおよび子テンプレート基板12Aをウエハ10から離型してもよい。この場合でも、離型の際に、レジスト11Aが子テンプレート基板12A上に残される。このため、レジスト11Aと子テンプレート基板12Aとの間の密着性を、レジスト11Aとウエハ10との間の密着性よりも大きくしておく。
また、図3を用いた説明では、レジスト21Aから子テンプレート基板12Bを離型する場合について説明したが、レジスト21Aおよび親テンプレート基板20Aを子テンプレート基板12Bから離型してもよい。この場合でも、離型の際に、レジスト21Aが親テンプレート基板20A上に残される。このため、レジスト21Aと親テンプレート基板20Aとの間の密着性を、レジスト21Aと子テンプレート基板12Bとの間の密着性よりも大きくしておく。
また、図4を用いた説明では、レジスト31Aから親テンプレート基板20Bを離型する場合について説明したが、レジスト31Aおよび子テンプレート基板32Aを親テンプレート基板20Bから離型してもよい。この場合でも、離型の際に、レジスト31Aが子テンプレート基板32A上に残される。このため、レジスト31Aと子テンプレート基板32Aとの間の密着性を、レジスト31Aと親テンプレート基板20Bとの間の密着性よりも大きくしておく。
また、本実施形態では、ウエハ10のトポグラフィを子テンプレート基板12Aに反転転写したが、ウエハ10以外の他の基板のトポグラフィを子テンプレート基板12Aに反転転写してもよい。この場合、子テンプレート基板12C,32Cを用いたインプリントリソグラフィによって、前記他の基板と同様のトポグラフィを有した基板へのパターン反転転写が行われる。
このように実施形態によれば、子テンプレート基板12B,12C,32B,32Cは、テンプレートパターンが形成される側の面に、所定領域内の非平面偏差であるトポグラフィを有している。このトポグラフィは、ウエハ10,40のトポグラフィを反転させたものである。したがって、子テンプレート基板12B,12C,32B,32Cを用いてウエハ40へのインプリントリソグラフィが行われることによって、ウエハ40の段差(トポグラフィ)の影響を受けにくい高精度なパターンを形成することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,40…ウエハ、11A,21A,31A,41A…レジスト、11B,21B,31B,41B…レジストパターン、12A〜12C,32A〜32C…子テンプレート基板、20A〜20C…親テンプレート基板。

Claims (7)

  1. 板状部材を用いて形成され、
    前記板状部材のテンプレートパターンが形成される側の面であるパターン面にテンプレートパターンが転写される予定の基板である転写対象基板が有する凹凸が反転された空間波長成分が0.2mm〜20mmの非平面偏差であるトポグラフィ、及び、前記パターン面に前記トポグラフィに重なるように形成され前記トポグラフィよりも微細なパターンを有する、
    テンプレート基板。
  2. 空間波長成分が0.2mm〜20mmの非平面偏差である第1のトポグラフィを有し、テンプレートパターンが転写される予定の基板である転写対象基板と、レジストの配置された第1のテンプレート基板と、の間の距離を所定距離にする第1のステップと、
    前記レジストを硬化させる第2のステップと、
    前記レジストから前記転写対象基板を引き離し、前記第1のテンプレート基板上の前記レジストに前記第1のトポグラフィを反転させた第2のトポグラフィを形成する第3のステップと、
    前記第2のトポグラフィが形成された前記レジスト上から前記第1のテンプレート基板にエッチバックを行う第4のステップと、
    前記第1のテンプレート基板に、前記第2のトポグラフィを形成する第5のステップと、
    を含むテンプレート基板作製方法。
  3. 前記第2のトポグラフィを形成した後に、前記第1のテンプレート基板に前記第1のトポグラフィよりも微細なテンプレートパターンを形成する、
    請求項2に記載のテンプレート基板作製方法。
  4. 空間波長成分が0.2mm〜20mmの非平面偏差である第1のトポグラフィを有し、テンプレートパターンが転写される予定の基板である第1の基板を用いて、第1のテンプレート基板に、前記第1のトポグラフィを反転させた第2のトポグラフィを形成する第1のステップと、
    前記第1のテンプレート基板に前記第1のトポグラフィよりも微細なテンプレートパターンを形成する第2のステップと、
    前記第1のテンプレート基板を用いて、前記第1のトポグラフィと同じトポグラフィを有する第2の基板に、インプリントリソグラフィを行う第3のステップと、
    前記第2の基板に、前記テンプレートパターンおよび前記第2のトポグラフィを反転させたパターンを形成する第4のステップと、
    を含むパターン形成方法。
  5. 前記第1のテンプレート基板は、前記第1の基板を用いたインプリントリソグラフィによって形成されている、
    請求項4に記載のパターン形成方法。
  6. 前記第2のトポグラフィを有した第2のテンプレート基板を用いたインプリントリソグラフィを行い、第3のテンプレート基板に、前記第2のトポグラフィを反転させた前記第1のトポグラフィを形成する第5のステップと、
    前記第3のテンプレート基板を用いたインプリントリソグラフィを行い、前記第1のテンプレート基板に、前記第1のトポグラフィを反転させた前記第2のトポグラフィを形成する第6のステップと、
    をさらに含む請求項5に記載のパターン形成方法。
  7. 前記第2のテンプレート基板は、前記第1の基板を用いたインプリントリソグラフィによって形成される、
    請求項6に記載のパターン形成方法。
JP2015092349A 2015-04-28 2015-04-28 テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法 Active JP6441162B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015092349A JP6441162B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法
US14/834,617 US20160320696A1 (en) 2015-04-28 2015-08-25 Template substrate, template substrate manufacturing method, and pattern forming method
US16/223,655 US20190146334A1 (en) 2015-04-28 2018-12-18 Template substrate, manufacturing method, and pattern forming method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015092349A JP6441162B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213215A JP2016213215A (ja) 2016-12-15
JP6441162B2 true JP6441162B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=57205767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015092349A Active JP6441162B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20160320696A1 (ja)
JP (1) JP6441162B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8771529B1 (en) * 2010-09-30 2014-07-08 Seagate Technology Llc Method for imprint lithography
US9993962B2 (en) * 2016-05-23 2018-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Method of imprinting to correct for a distortion within an imprint system
JP6689177B2 (ja) * 2016-11-25 2020-04-28 キオクシア株式会社 パターン形成方法、半導体装置の製造方法、およびインプリント装置
US10991582B2 (en) 2016-12-21 2021-04-27 Canon Kabushiki Kaisha Template for imprint lithography including a recession, an apparatus of using the template, and a method of fabricating an article
KR102666843B1 (ko) * 2018-08-31 2024-05-21 삼성디스플레이 주식회사 나노 임프린트용 스탬프 및 이의 제조 방법
JP2022142518A (ja) * 2021-03-16 2022-09-30 キオクシア株式会社 テンプレート、マーク、及びテンプレートの製造方法
WO2022240752A1 (en) * 2021-05-10 2022-11-17 Applied Materials, Inc. Methods of greytone imprint lithography to fabricate optical devices

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6849558B2 (en) * 2002-05-22 2005-02-01 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Replication and transfer of microstructures and nanostructures
JP3821069B2 (ja) * 2002-08-01 2006-09-13 株式会社日立製作所 転写パターンによる構造体の形成方法
JP2008298827A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Toppan Printing Co Ltd パターン形成方法、インプリントモールド、フォトマスク
JP2012023242A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Toppan Printing Co Ltd パターン製造方法およびパターン形成体
JP5749029B2 (ja) * 2011-02-15 2015-07-15 株式会社フジクラ インプリントモールド
JP5646396B2 (ja) * 2011-06-08 2014-12-24 株式会社東芝 テンプレートの製造方法
JP2013055104A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Toshiba Corp 発光ダイオード用基板の製造方法、発光ダイオードの製造方法及びモールドの製造方法
JP5615311B2 (ja) * 2012-03-16 2014-10-29 株式会社東芝 テンプレートの製造方法
JP2013193454A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Fujifilm Corp マスターモールドの製造方法およびモールドの製造方法並びにそれらに使用される表面加工方法
JP6127517B2 (ja) * 2013-01-08 2017-05-17 大日本印刷株式会社 インプリントモールドの製造方法
JP5992377B2 (ja) * 2013-08-15 2016-09-14 株式会社東芝 モールド製造方法、モールド製造装置及びパターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016213215A (ja) 2016-12-15
US20190146334A1 (en) 2019-05-16
US20160320696A1 (en) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6441162B2 (ja) テンプレート基板、テンプレート基板作製方法、パターン形成方法
JP6437387B2 (ja) 基板平坦化方法
JP5395757B2 (ja) パターン形成方法
JP6019685B2 (ja) ナノインプリント方法及びナノインプリント装置
JP2011066238A (ja) パターン形成用テンプレートの作製方法
JP5935453B2 (ja) 基板の製造方法、および、ナノインプリントリソグラフィ用テンプレートの製造方法
US20110315077A1 (en) Template, manufacturing method, and processing method
JP6650980B2 (ja) インプリント装置、及び、物品の製造方法
JP2007103914A (ja) モールド、インプリント装置及びデバイスの製造方法
JP2012256680A (ja) テンプレート、テンプレートの製造方法及びテンプレートの製造装置
KR102295262B1 (ko) 임프린트 장치 및 물품 제조 방법
JP2017010962A (ja) デバイス基板およびデバイス基板の製造方法並びに半導体装置の製造方法
JP6338938B2 (ja) テンプレートとその製造方法およびインプリント方法
JP2018101780A (ja) インプリント・テンプレート複製処理中の押出しを制御する方法
TWI724383B (zh) 供使用於形成適應層的裝置、形成適應層的方法及在第一基板上形成層的方法
JP4861044B2 (ja) 基板の加工方法、パターン領域を有する部材の製造方法
JP2019186477A (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品製造方法
CN111758147B (zh) 压印方法、压印装置、模具的制造方法以及物品制造方法
JP7071484B2 (ja) インプリントシステム内のディストーションの補正を伴うナノ製作方法
JP2018137361A (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
US20160071726A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP2013161866A (ja) インプリント方法およびテンプレート
JP6015140B2 (ja) ナノインプリントモールドおよびその製造方法
JP2019145591A (ja) インプリント装置、物品の製造方法及びモールド
KR20200001997A (ko) 임프린트재에 패턴을 형성하는 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6441162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350