JP6439649B2 - ガスセンサ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定ガスに含まれる特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子に関する。
特許文献1には、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する積層型のガスセンサ素子が開示されている。かかるガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、その表面に設けられた測定電極と、測定電極とは反対側の固体電解質体の表面に設けられた基準電極と、測定電極に面し被測定ガスを導入する被測定ガス室と、基準電極に面し大気を導入する大気室を有している。被測定ガスは、例えば、内燃機関の排ガス等であり、酸素濃度や空燃比を検出する他、窒素酸化物(すなわち、NOx)等の特定ガスを検出するガスセンサ素子として使用することができる。
特定ガスを検出するに際し、ガスセンサ素子の測定精度を高めるには、被測定ガス室は大きい方がよい。特許文献1では、被測定ガス室の中央部を他の部位よりも積層方向に高く形成し、例えば、積層方向の両方に曲面状に膨らんだ形状に形成している。このとき、素子全体の体格に比して、被測定ガス室の体積を大きくすることができ、被測定ガス室を形成するセラミック層の変形量が少なくなり応力を分散させることができる。
特開2010−261727号公報
上記構成のガスセンサ素子を、NOx等の検出に利用する場合、被測定ガス室には、測定電極と基準電極を有するセンサセルの上流側に、酸素を汲み出すポンプセルが配置される。センサセルにおいてNOxを精度よく検出するには、被測定ガス室に取り込まれる排ガスの量を十分多くし、ポンプセルを通過する間に排ガス中の酸素濃度を十分低減させて、センサセルに到達させることが望ましく、被測定ガス室をより大きくする必要がある。
ところが、被測定ガス室となる空間が大きくなると、ガスセンサ素子を構成するセラミック体の強度低下が問題となりやすい。また、外気に接するセラミック体の表面が温度低下すると、その近傍の被測定ガス室内に低温のガス溜まりが形成されやすい。そのため、被測定ガス室内の温度差が大きくなり、ガス流れが悪化して、センサセルにおける応答性の低下や、検出精度の低下の要因となるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、被測定ガス室を区画形成するセラミック体の強度を高めつつ、被測定ガス室内におけるガス流れを良好にして、応答性及び検出精度を向上させたガスセンサ素子を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子(S)であって、
多孔質の拡散層(21)を介して、被測定ガスが導入される被測定ガス室(2)と、
該被測定ガス室の底壁(11a)となる酸素イオン伝導性の固体電解質層(11)と、
該固体電解質層に積層され、上記被測定ガス室の頂壁(2a)及び側壁(2b)となる凹部を有する測定側セラミック層(12)と、
上記被測定ガス室内に導入されるガス流れの上流側において、上記底壁の表面に形成され、被測定ガス中の酸素を排出するポンプ電極(31)と、
上記被測定ガス室内のガス流れの下流側において、上記底壁の表面に形成されるセンサ電極(41)と、を有しており、
上記被測定ガス室は、
上記底壁が、ガス流れ方向を長手方向(X)とする長方形状であり、
少なくとも上記長手方向において、上記底壁の周縁部と積層方向(Z)に対向し、上記頂壁と上記側壁との境界となる隅領域の少なくとも一部がセラミック材で埋められた補強領域(R)を有する、ガスセンサ素子にある。
なお、括弧内の符号は、参考のために付したものであり、本発明はこれら符号により限定されるものではない。
上記ガスセンサ素子は、被測定ガス室の頂壁側において、長手方向となる隅領域の少なくとも一部に、補強領域を設けたので、被測定ガス室内の空間を比較的大きくしても、素子強度が低下するのを抑制できる。また、素子外表面に近い頂壁側の隅領域が埋められ、頂壁側の空間が小さくなることで、低温のガス溜まりが形成されにくくなり、ガス流れが改善する。さらに、ガス流れが補強領域に当たって向きを変え、底壁側へ向かうことで、ポンプ電極による酸素排出機能が促進され、センサ電極における検出精度が向上する。
したがって、素子強度を高めて耐久性を向上させ、かつ、被測定ガス室内のガス溜まりの形成を抑制し、ガス流れを良好にして、センサ応答性及びガス検出精度を共に向上させたガスセンサ素子が得られる。
実施形態1における、ガスセンサ素子の主要部である被測定ガス室の概略構造を示す図で、被測定ガス室の短手方向の断面図(すなわち、A−A線断面図)、被測定ガス室の長手方向の断面図(すなわち、B−B線断面図)、及び被測定ガス室の底壁側から頂壁側を見た平面図(すなわち、C矢視図)。 実施形態1における、ガスセンサ素子の全体斜視図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の主要部の詳細構造を示す、長手方向の断面図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の短手方向の断面図で、図3のIV−IV線断面図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の積層方向の断面図で、図3のV−V線断面図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の長手方向の端部において、被測定ガス室の短手方向の断面形状変化を示す図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の短手方向の半部において、被測定ガス室の長手方向の断面形状変化を示す図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の長手方向の端部構成と、被測定ガス室に導入されるガス流れを模式的に示す部分断面図及び端面図。 ガスセンサ素子の長手方向の端部構成の他の例と、被測定ガス室に導入されるガス流れを模式的に示す部分断面図。 実施形態2における、ガスセンサ素子の被測定ガス室の構成を模式的に示す長手方向の部分断面図及びその積層方向の断面図(すなわち、D−D線断面図)。 実施形態1、2における、ガスセンサ素子の被測定ガス室内に補強領域を形成する方法を説明するための模式図。 実施形態1、2における、ガスセンサ素子の被測定ガス室内に補強領域を形成する方法を説明するための模式図。 実施形態3における、ガスセンサ素子の被測定ガス室内に形成される補強領域の形状例を模式的に示す短手方向の部分断面図。 実施形態3における、ガスセンサ素子の被測定ガス室内に形成される補強領域の形状例を模式的に示す短手方向の部分断面図。 実施形態3における、ガスセンサ素子の被測定ガス室内に形成される補強領域の形状例を模式的に示す長手方向の部分断面図。
(実施形態1)
以下に、ガスセンサ素子の実施形態1について、図面を参照しながら説明する。本形態のガスセンサ素子は、内燃機関の排気通路に設置される排気センサ、例えば、NOxセンサに適用され、被測定ガスである排ガスに含まれる特定ガス濃度、例えば、NOx濃度を検出する。
図1、図2において、ガスセンサ素子Sは、複数の平板状のセラミック層を積層した直方体形状のセラミック体1からなる。セラミック体1の内部には、被測定ガス室2が設けられ、多孔質の拡散層21を介して被測定ガスが導入される。拡散層21は、セラミック体1の長手方向X(すなわち、図2の紙面手前から奥行方向)の一端面側に設けられる。被測定ガス室2とセラミック体1の長手方向X、短手方向Y(すなわち、図2における左右方向)は一致しており、被測定ガスは、長手方向Xをガス流れ方向として、被測定ガス室2内を、上流側(すなわち、拡散層21側)から下流側へ移動する。
被測定ガス室2は、酸素イオン伝導性の固体電解質層11と、固体電解質層11側に凹部を有する、測定側セラミック層としての遮蔽層12との間に形成される。固体電解質層11は、被測定ガス室2の底壁11aを構成し、遮蔽層12は、固体電解質層11に積層される凹部の内壁が、被測定ガス室2の頂壁2a及び側壁2bを構成する。遮蔽層12は、セラミック体1の積層方向Z(すなわち、図2における上下方向)において最外層を構成し、凹部と反対側の平坦面が、セラミック体1の頂面(すなわち、図2における上面)となる。
被測定ガス室2は、底壁11a側において、長手方向Xの長さ(すなわち、チャンバ長)が、短手方向Yの長さ(すなわち、チャンバ幅)より長い、長方形の外形形状を有している。被測定ガス室2内において、底壁11aとなる固体電解質層11の平坦な表面には、ガス流れの上流側にポンプ電極31が配置され、ガス流れの下流側にセンサ電極41とモニタ電極71が配置される。ポンプ電極31と、センサ電極41及びモニタ電極71は、それぞれポンプセル、センサセル及びモニタセルを構成する。
底壁11aと共に被測定ガス室2を構成する遮蔽層12の凹部は、頂壁2aと側壁2bの境界となる隅領域において、その長手方向の少なくとも一部がセラミック材で埋められた、補強領域Rを有する形状となっている。被測定ガス室2の頂壁2a側の隅領域は、積層方向Zにおいて、底壁11aの周縁部と対向する領域であり、本形態では、隅領域の全領域に、補強領域Rが形成されている。補強領域Rの各領域R1〜R3と、各セルの構成については、詳細を後述する。
拡散層21は、セラミック体1の短手方向Yに細長い矩形形状であり、遮蔽層12の凹部の開口端に沿って形成されて、被測定ガス室2の頂壁2aの一部を構成している。拡散層21を設けた端面と反対側の端部において、セラミック体1の頂面及び側面には、外部接続用の端子部Tが形成される。ガスセンサ素子Sは、通常、図示しないハウジングに保持されて、排気通路壁に取り付けられ、拡散層21を設けた端面が先端側として排気通路内に突出位置する。検出結果は端子部Tを介して外部に出力される。
図3、4に詳細を示すように、ガスセンサ素子Sとなるセラミック体1の内部には、被測定ガス室2と基準ガス室5とが形成されている。基準ガス室5は、固体電解質層11を挟んで、被測定ガス室2と反対側に位置し、積層方向の両側に開口する溝部131を設けた基準側セラミック層13と、ヒータ層6とを、固体電解質層11に順次積層することによって構成される。基準側セラミック層13の溝部131は、長手方向に延びて、拡散層21が形成される端面と反対側において、図示しない端面に開口している。この開口を通じて、基準ガス室5内には、外部から基準ガス(例えば、大気)が導入される。
図5に示すように、被測定ガス室2の底壁11aは、セラミック体1の長手方向Xに細長い長方形状を有する。底壁11aとなる固体電解質層11の表面には、ガス流れの上流部及び中間部を覆ってポンプ電極31が形成され、ガス流れの下流部に、センサ電極41及びモニタ電極71が、短手方向Yに並列配置されている。基準ガス室5に面する固体電解質層11の表面には、被測定ガス室2のポンプ電極31、センサ電極41及びモニタ電極71と対向する位置に、基準電極51が形成される。
固体電解質層11を挟んで対向するポンプ電極31と基準電極51とは、ポンプセル3を構成する。固体電解質層11は、酸素イオン伝導性を有する部分安定化ジルコニア、例えばイットリア安定化ジルコニア等からなり、ポンプ電極31及び基準電極51は、貴金属を主成分とする電極材からなる。好適には、ポンプ電極31を、NOxの分解活性の低い電極、例えば、PtとAuを含有する多孔質サーメット電極として、排ガス中のNOxの分解を抑制するとよい。このとき、図3に示すように、ポンプセル3の電極間に所定の電圧を印加することにより、ポンプ電極31に達した排ガス中の酸素が分解され、固体電解質層11を透過して、基準電極51側へ排出される。このポンピング作用により、被測定ガス室2に面するポンプ電極31側から、基準ガス室5に面する基準電極51側へ酸素を排出して、ポンプセル3を通過する排ガス中の酸素濃度を低減させる。
図4に示すように、固体電解質層11を挟んで対向するセンサ電極41と基準電極51とは、センサセル4を構成し、モニタ電極71と基準電極51とは、モニタセル7を構成する。センサ電極41及びモニタ電極71は、貴金属を主成分とする電極材からなる。好適には、センサ電極41を、排ガス中のNOxに対する分解活性が高い電極、例えば、PtとRhを含有する多孔質サーメット電極とし、モニタ電極71を、NOxの分解活性の低い電極、例えば、PtとAuを含有する多孔質サーメット電極とするとよい。ポンプセル3、センサセル4、モニタセル7の共通電極となる基準電極51は、例えば、Ptを主成分とする多孔質サーメット電極からなる。
このとき、センサセル4に達した排ガス中のNOxが、センサ電極41上で分解され、発生した酸素イオンが固体電解質層11を透過して、基準電極51側へ排出される。その際に流れる電流が、排ガス中に含まれるNOx濃度として検出される。一方、モニタセル7では、モニタ電極71上に達した酸素が分解されて基準電極51側へ排出され、その際に流れる電流が、排ガス中の残留酸素濃度として検出される。モニタセル7は、被測定ガス室2内において、センサセル4とガス流れ方向の同等位置にあるので、残留酸素濃度をモニタしてポンプセル3の印加電圧をフィードバック制御することで、精度よいガス検出が可能になる。
ヒータ層6は、2枚の平板状のセラミック層62、63の間に、ヒータ電極61を埋設して構成される。ヒータ層6のセラミック層63は、セラミック体1の積層方向Zの最外層に位置し、セラミック体1の底面(すなわち、図2における下面)を構成する。ヒータ層6は、通電により発熱して、ポンプセル3、センサセル4及びモニタセル5を、ガス検出に適した温度に加熱する。これら3、4、5と、ヒータ層6の電極は、図示しないリード部を介してガスセンサ素子Sの端子部Tに接続され、外部の制御部により駆動される。
遮蔽層12は、2枚の平板状の第1セラミック層121と第2セラミック層122の積層体からなる。固体電解質層11側の第2セラミック層122は、被測定ガス室2に対応する位置に、長方形状の抜き穴が形成されており、その内側において、第1セラミック層121との境界部に、補強領域Rを有している。補強領域Rは、被測定ガス室2の長手方向Xに沿って延び、短手方向Yの断面において(例えば、図4参照)、両側壁2bから頂壁2aへ向けて上に凸のアーチ状を描く第1領域R1と、被測定ガス室2の短手方向Yに沿って延び、長手方向Xの断面において(例えば、図3参照)、両側壁2bから頂壁2aへ向けて上に凸のアーチ状を描く第2領域R2と、を有する。
遮蔽層12の第1、第2セラミック層121、122、基準側セラミック層13、ヒータ層6のセラミック層62、63は、被測定ガスの透過性を有しない絶縁材料、例えば、アルミナからなる。拡散層21は、遮蔽層12と同様の材料からなり、所定の拡散抵抗となるように気孔率が調整されて、第2セラミック層121と固体電解質層11との間に埋設される。補強領域Rは、遮蔽層12と同様の材料からなり、例えば、アルミナを主成分とするセラミックペーストを、所定の凹部形状となるように、第1、第2セラミック層121、122の境界となる領域に埋め込むことにより形成される。これらセラミック層、セラミックペーストのセラミック成分は、アルミナの他に、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、コージェライト、ムライト、ステアタイト、フォルステライトとすることもできる。
図1に被測定ガス室2の全体形状を示すように、補強領域Rは、長手方向X及び短手方向Yの中央部を除く、頂壁2aのほぼ全面を覆って形成される。また、補強領域Rは、拡散層21が形成される側壁2bの底部側の一部を除く、側壁2bのほぼ全面が補強領域Rで覆われている。補強領域Rは、頂壁2aの長手方向Xの両側縁部に沿って形成される第1領域R1と、頂壁2aの短手方向Yの両側縁部に沿って形成される第2領域R2を有し、第1領域R1と第2領域R2が重なる4隅部を、第3領域R3としている。
第1領域R1は、第2領域R2が形成される長手方向の両端部を除く領域、すなわち、図中に点線で示す中間領域2cの範囲で、図中にA−A断面で示すアーチ状の輪郭線を有する断面形状となっている。第2領域R2は、第1領域R1が形成される短手方向の両端部を除く範囲で、図中にB−B断面で示すように、中間領域2cの範囲が平坦な頂壁2aとなり、その両端から側壁2bへ向かうアーチ状の輪郭線を有する断面形状となっている。
このとき、被測定ガス室2内の空間は、長手方向の中間領域2cにおいては、第1領域R1の略一定のアーチ状壁面で囲まれる蒲鉾型のチャンバ空間となる。また、長手方向の両端部においては、第1領域R1と第2領域R2のアーチ状壁面で囲まれて、端面側へ向けて徐々にチャンバ空間が狭くなる。これにより、第3領域R3となる4隅部では、略球面状の壁面となる。
このように、補強領域Rは、被測定ガス室2に面する表面が、第1〜第3領域R1〜R3のいずれの領域においても、室外方向に凸となる曲面状となり、チャンバ強度を向上させる効果が高い。被測定ガス室2において、長手方向Xの両側壁2b側又は短手方向Yの両側壁2b側へ向かうほど、補強領域Rによる補強範囲が大きくなり、チャンバ空間は、底壁11a側より頂壁2a側が狭くなる。
図6に示すように、補強領域Rは、ガスセンサ素子Sの長手方向Xの端部において、拡散層21が形成される一端面側へ向けて(図中の短手方向断面(a)〜(e)参照)、被測定ガス室2の頂壁2aの中央部高さが、徐々に低くなる。これにより、アーチ状の輪郭線を有したまま、アーチがなだらかになるように断面形状が変化する。ガスセンサ素子Sの端面(図中の断面(e)参照)において、補強領域Rは、拡散層21が閉鎖されないように形成される。
また、図7に示すように、補強領域Rは、ガスセンサ素子Sの短手方向Yにおいて、中央部から側壁2b側へ向けて(図中の長手方向断面(f)〜(j)参照)、被測定ガス室2の頂壁2aの中央部高さが、徐々に低くなる。ここで、中央部(図中の断面(f)参照)では、平坦な頂壁2aから両側壁2bにかけて、アーチ状となる壁面が形成されており、平坦な頂壁2aを有する壁面形状のまま、断面形状が変化する。
ここで、ガスセンサ素子Sは、NOx等の特定ガスをセンサセル4にて検出するために、酸素を排出するポンプセル3のポンプ電極31を十分大きくする必要があり、被測定ガス室2が一般的な排気センサに比べて大きくなる。そのため、素子外表面に近い被測定ガス室2の頂面側において周縁部分の強度が低下しやすく、また、外気に晒される頂面側の隅部に冷たいガス溜りができガス流れが悪化しやすい課題があった。
これに対して、上記形態のガスセンサ素子Sは、被測定ガス室2内に補強領域Rを有するので、最外層となる遮蔽層12に面する被測定ガス室2の頂壁2a側が補強されて、チャンバ強度が向上する。このとき、補強領域Rは、被測定ガス室2の長手方向及び短手方向のいずれの断面においても、アーチ状の輪郭線を有して、被測定ガス室2のチャンバ空間を囲んでおり(すなわち、第1領域R1、第2領域R2)、4隅部が埋められているので(第3領域R3)、補強効果が高い。
さらに、図8左図に示すように、ガス導入口となる拡散層21が底壁11aに近い側に形成され、被測定ガス室2の内部に導入される被測定ガスの上部には、補強領域Rが形成されて、低温のガス溜りが生じにくくなる。このため、内部に導入される被測定ガスが冷却されることがない。また、補強領域Rのアーチ状の壁面に沿ってガスが流れて、速やかに被測定ガス室2の下流側へ拡散するので、良好な応答性とガス検出精度が得られる。
図8右図に示すように、被測定ガス室2の内側から見たとき、拡散層21の開口部は、補強領域Rの輪郭線に沿うアーチ状に形成されていてもよい。この場合、拡散層21の中央部で開口部が高くなり、被測定ガス室2の底壁11a中央部に形成されるポンプセル3へ向かうガス流れが生じやすいので、応答性がより高くなる。拡散層21の大きさや開口形状は、所望の拡散性が得られるように設定すればよい。好適には、拡散層21の開口面積が、被測定ガス室2の矩形端面の面積に対して1/2以下、より好ましくは1/5以下(すなわち、補強領域Rで覆われる面積が1/2以上、より好ましくは1/5以上)となるようにするとよい。拡散層21の開口面積が、1/2より大きいと、図9に示すように、被測定ガス室2の内部へ導入されるガス流れが、頂壁2a側へ向かいやすい。そのため、ガス流れがより温度の低い壁面に当たって、冷たいガス溜りG1を生じることがあり、精度低下要因となりやすい。
本形態のガスセンサ素子Sは、被測定ガス室2の頂壁2a及び側壁2bがほぼ全体に補強領域Rが形成され、アーチ状の壁面を有する形状となっている。このように、補強領域Rの表面が、被測定ガス室2から外向きに凸となる曲面(すなわち、R面)をなし、長手方向X又は短手方向Yの断面における輪郭線が、外向きに凸となる曲線状(すなわち、R形状)であると、補強効果がより高くなる。
また、このような曲面状の壁面は、導入された被測定ガスの流れを底壁11a側に集めるように作用し、さらに、上流側のポンプセル3から下流側のセンサセル4、モニタセル5へのガス拡散を促進させる。したがって、検出精度と応答性を両立させることができる。
(実施形態2)
ガスセンサ素子Sは、被測定ガス室2の壁面に形成される補強領域Rの配置や形状を、適宜変更することができる。図10に示す実施形態2の形状例kにおいて、補強領域Rは、実施形態1と同様に、被測定ガス室2の底壁11aの周縁部に対向し、頂壁2aと側壁2bとの境界となる隅領域の全範囲に形成される。ただし、補強領域Rにて、頂壁2aと側壁2bのほぼ全面が覆われている必要はなく、本形態では、補強領域Rを三角形断面形状として、頂壁2aと側壁2bの境界の直角隅部のみを埋めている。図中には、長手方向Xを示すが、短手方向Yも同様に、三角形断面形状となっている。
これにより、補強領域Rの表面が、被測定ガス室2の内方に突出して、頂壁2a側を補強すると共に、内向きの補強領域Rの表面により、ガス流れを底壁11a側へ誘導し、センサセルへ拡散させる同様の効果が得られる。
このように、補強領域Rは、被測定ガス室2に面する表面が、平坦面(すなわち、C面)であり、長手方向X又は短手方向Yの断面における輪郭線が、直線状となる形状(すなわち、C形状)であってもよい。
これら実施形態1、2の補強領域Rは、例えば、図11、図12に示す方法によって、形成することができる。図11において、被測定ガス室2となる遮蔽層12は、第1セラミック層121と第2セラミック層122の積層体であり、予め第2セラミック層122には、凹部となる部分に矩形の抜き孔122aが形成されている。次いで、第1、第2セラミック層121、122となるセラミックグリーンシートを積層する。その後、抜き孔122aに補強領域Rの形成用のセラミックペーストPを、ディスペンサD等を用いて、所定の凹部形状となるように充填する。
あるいは、図12に示すように、第2セラミック層122に抜き孔122aを形成する代わりに、第1、第2セラミック層121、122となるセラミックグリーンシートを積層した後、第2セラミック層122側から、掘削刃Bを有する掘削装置を用いて削り出し、所定の凹部形状とすることもできる。
(実施形態3)
図13〜図15に示すように、ガスセンサ素子Sは、本発明の趣旨を超えない範囲で、被測定ガス室2の壁面に形成される補強領域Rの配置や形状を、任意に変更することができる。図13に示すセラミック体1の短手方向Yの断面において、最上段の被測定ガス室2は、実施形態1の補強領域Rの形状であり(すなわち、図中の形状例l参照)、補強範囲は、頂壁2aと側壁2bのほぼ全面となっている。このとき、補強領域Rは、被測定ガス室2に面する表面の全体が外向きに凸の曲面状であり、図中に矢印で示すガス流れは、補強領域Rのアーチ状の曲面によって向きを変え、ガス検知部となる底壁11aの中心部に向けて集まるので、ガス検出効率が高くなる。
図13中に形状例mとして示すように、補強範囲が全面でなく、頂壁2aの中央部に補強領域Rを形成しない形状とすることもできる。このように、頂壁2aに平坦面を有する場合は、補強効果が形状例lよりやや小さく、ガス流れが、平坦面に当たったときに、底部11a中心に集まる効果はやや小さいものの、ガス検知部となる底壁11aへ向かうため、影響は小さい。
あるいは、形状例nとして示すように、補強範囲が全面でなく、側壁2bの底壁11a側の一部を平坦面とした形状、形状例oとして示すように、形状例m、nを組み合わせ、頂壁2aと側壁2bの両方について、その一部を平坦面とした形状とすることもできる。この場合は、ガス流れが、平坦な側壁2bに当たると、底部11a側へ向かわないことがあることから、平坦面が多いと応答性が低下しやすい。
なお、図13の形状例l〜oは、図中の上段側から下段側へ向けて、補強領域Rとなるセラミック材の埋め込み量が同量であるときに、効果が高い順に並べている。
図13の形状例l〜oは、補強領域Rの表面が、いずれも室外方向に凸となる曲面状としているが、それぞれについて、上記実施形態2の形状例kのように、C面状の平坦面としてももちろんよい。また、図14に形状例pとして示すように、補強領域Rの表面が、室内方向に凸となる曲面(すなわち、逆R面)となる、扇状断面形状であってもよい。これら形状例k、pについては、補強領域Rとなるセラミック材の埋め込み量が同量であるときの効果は、形状例kの方が高い。
図15に形状例q〜rとして示すように、補強領域Rの形成範囲を、被測定ガス室2の長手方向Xに沿う、第1領域R1のみとすることもできる。形状例qでは、長手方向Xの全長にわたる領域(すなわち、図中の2d)において、短手方向Yの断面形状が同じであり、長手方向Xの両端部において変化しない。この断面形状は、図1の実施形態1の第1領域R1と同じであり、頂壁2aと側壁2bのほぼ全面を覆って、アーチ状の輪郭線を有する曲面となるようにセラミック材が埋め込まれる。補強領域Rの内側には、長手方向の全長にわたって、蒲鉾型のチャンバ空間が形成される。
形状例rに示すように、被測定ガス室2の長手方向Xの一部、例えば両端部を除く中間領域2cのみに、補強領域Rを配置することもできる。ここでは、中間領域2cを、底壁11aの長手方向長の1/2の長さとし、補強領域Rが形成される領域では、例えば、形状例qと同じ断面形状で、補強領域Rとしての第1領域R1が形成される。
なお、最下段の被測定ガス室2は、従来構造の被測定ガス室2であり、補強領域Rは形成されていない。これに対して、形状例q〜rのように、少なくとも長手方向Xに沿う第1領域R1を配置することで、チャンバ強度を高め、応答性を向上させる効果が得られる。このように、補強領域Rを、隅領域の全範囲に形成しない場合には、少なくともチャンバ長の1/2以上の範囲に設けるのがよい。
(実施例)
上記構成のガスセンサ素子Sを、以下の方法で作製し、チャンバ強度とセンサ応答性について評価した。まず、遮蔽層12の第1セラミック層121、第2セラミック層122となるアルミナグリーンシートを準備し、第2セラミック層122用のアルミナグリーンシートに、予め、被測定ガス室2となる空間部分を長方形状に打ち抜き形成した。なお、被測定ガス室2内のチャンバ空間の大きさは、例えば、チャンバ長が4.0〜10.0mm程度、チャンバ幅が1.0〜3.0mm程度、チャンバ高さが0.05〜0.2mm程度、チャンバ容積が0.2〜6mm3程度となるように形成される。
これら第1、第2セラミック層121、122用のアルミナグリーンシートを積層した後、第2セラミック層122の空間内に、図11に示したディスペンサD等を配置して、補強領域Rの形成領域にセラミックペーストを塗布した。ここで、セラミックペーストの組成は、例えば、アルミナ100重量部に対し、バインダとしてのPVB(すなわち、ポリビニルブチラール)12重量部、溶剤としてのテルピネオール41重量部を添加して、ペースト状としたものを用いることができる。
セラミックペーストは、表1に示す試料1〜8のそれぞれについて、被測定ガス室2の頂壁2a及び側壁2bの所定範囲に、所定形状で補強領域Rが形成されるようにし、塗布後に乾燥させた。乾燥条件は、例えば、80℃×30分とした。また、比較のため、従来構成の遮蔽層12として、セラミックペーストを塗布せず、補強領域Rを形成しないアルミナグリーンシートの積層体を準備し、試料9とした。なお、遮蔽層12の拡散層21形成位置には、焼失材を配合したセラミックペースト等が充填される。
また、固体電解質層11として、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニアグリーンシートを準備し、その両面の所定位置に、ポンプ電極31、センサ電極41、基準電極51、モニタ電極71となる導電ペーストを、それぞれ印刷形成した。さらに、基準側セラミック層13、ヒータ層6のセラミック層62、63となるアルミナグリーンシートをそれぞれ準備した。基準側セラミック層12用のアルミナグリーンシートには、基準ガス室5となる溝部を打ち抜き形成した。ヒータ層6は、セラミック層63用のアルミナグリーンシートに、導電ペーストを用いてヒータ電極61を印刷形成し、セラミック層62用のアルミナグリーンシートを積層して、ヒータ電極61を埋設した。
その後、固体電解質層11に、遮蔽層12、基準側セラミック層13、ヒータ層6を積層して圧着し、端子部7となる導電ペーストを印刷形成した後、焼結温度以上で焼成して、ガスセンサ素子Sとなるセラミック体1を得た。
Figure 0006439649
表1において、試料1〜試料4は、それぞれ図13の形状例l〜形状例oに対応し、試料5〜試料6は、それぞれ図10の形状例k、図14の形状例pに対応し、試料7〜試料9は、それぞれ図15の形状例q〜形状例sに対応する。評価方法は、チャンバ強度については、シャルピー衝撃試験を行って、被測定ガス室2の頂壁2a部分となる遮蔽層12に衝撃を与えて、シャルピー衝撃値を求め、従来形状例sである試料9の値を基準(すなわち、100%:不可)として、各試料のシャルピー衝撃値を百分率で表し、以下のように評価した。
優:200%以上
良:150%以上200%未満
可:120%以上150%未満
また、センサ応答性は、ガスセンサ素子Sに、試験用の基準ガスを導入してNOx検出を行い、NOxを含まない基準ガスAからNOxを含む基準ガスBに切り替えたときに、ガス切り替えからガスセンサ素子SがNOxを検出するまでの時間を測定した。従来形状例sである試料9の応答時間を基準値として、応答時間の向上率を、換算式100×((基準値)−(測定値))/(基準値)を用いて求めて、以下のように評価した。
優:30%以上
良:20%以上30%未満
可:10%以上20%未満
表1に明らかなように、試料1の形状例l、すなわちアーチ形状を有して、補強領域Rが、被測定ガス室2の頂壁2aと側壁2bのほぼ全面に形成される場合に、チャンバ強度及びセンサ応答性の両方が大きく向上し、最も効果が高い。また、試料2の形状例mのように、短手方向Yの断面について、頂壁2a側の一部に補強領域Rが形成されず、平坦面がある場合は、チャンバ強度がやや低下するものの、センサ応答性は、試料1と同様の高い効果が得られる。試料3の形状例nのように、短手方向Yの断面について、側壁2b側の一部に補強領域Rが形成されず、平坦面がある場合は、センサ応答性についても、試料1より低下するが、十分良好であり、試料4の形状例oのように、短手方向Yの断面について、頂壁2a側、側壁2b側の両方に平坦面がある場合も、試料9の従来構成に比べると、明らかな効果が得られている。
また、試料5の形状例kのように、被測定ガス室2に面する補強領域Rの表面が平坦面である場合には、試料3と同等の結果が得られた。試料6の形状例pのように、補強領域Rの表面が室内方向に凸となる曲面であり、扇状断面形状に形成されている場合には、試料4と同等の結果が得られた。
さらに、試料7の形状例qのように、補強領域Rが第1領域R1のみであり、被測定ガス室2の長手方向の全長に形成される場合は、試料3と同等の結果となり、試料8の形状例rのように、補強領域Rが第1領域R1のみで、長手方向の中間領域2cに形成される場合は、試料4と同等の結果が得られた。
上記実施形態では、ガスセンサ素子Sを、内燃機関の排気系に設置されるNOxセンサとして説明したが、特定ガス成分としては、NOxに限らず、SOxその他であってもよい。また、被測定ガスは内燃機関の排ガスに限らず、種々のガス中の特定ガス成分の検出に使用することができる。
また、ガスセンサ素子Sの構成は、上記実施形態に示した構成に限らず、少なくともチャンバ内に上流側からポンプセル3、センサセル4を配置した構成であればよい。ガスセンサ素子Sの被測定ガス室2に形成される、補強領域Rの形状や配置、製造方法も、本発明の趣旨を超えない範囲で、適宜選択することができる。
1 ガスセンサ素子
11 固体電解質層
12 遮蔽層(測定側セラミック層)
13 基準側セラミック層
2 被測定ガス室
21 拡散層
31 ポンプ電極
41 センサ電極
51 基準電極
R 補強領域

Claims (7)

  1. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子(S)であって、
    多孔質の拡散層(21)を介して、被測定ガスが導入される被測定ガス室(2)と、
    該被測定ガス室の底壁(11a)となる酸素イオン伝導性の固体電解質層(11)と、
    該固体電解質層に積層され、上記被測定ガス室の頂壁(2a)及び側壁(2b)となる凹部を有する測定側セラミック層(12)と、
    上記被測定ガス室内に導入されるガス流れの上流側において、上記底壁の表面に形成され、被測定ガス中の酸素を排出するポンプ電極(31)と、
    上記被測定ガス室内のガス流れの下流側において、上記底壁の表面に形成されるセンサ電極(41)と、を有しており、
    上記被測定ガス室は、
    上記底壁が、ガス流れ方向を長手方向(X)とする長方形状であり、
    少なくとも上記長手方向において、上記底壁の周縁部と積層方向(Z)に対向し、上記頂壁と上記側壁との境界となる隅領域の少なくとも一部がセラミック材で埋められた補強領域(R)を有する、ガスセンサ素子。
  2. 上記被測定ガス室は、上記ガス流れ方向の上流側の端部に位置する上記側壁において、上記底壁側の一部を、上記拡散層とする、請求項1に記載のガスセンサ素子。
  3. 上記補強領域は、少なくとも上記長手方向の上記隅領域において、上記底壁の上記長手方向長の1/2以上の長さで形成される、請求項1又は2に記載のガスセンサ素子。
  4. 上記補強領域は、上記被測定ガス室に面する表面が、室内方向又は室外方向に凸となる曲面、又は平坦面である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスセンサ素子。
  5. 上記被測定ガス室は、上記頂壁と上記側壁との境界となる隅領域の全領域に、上記補強領域を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスセンサ素子。
  6. 上記固体電解質層に積層され、上記被測定ガス室を設けた側と反対側に、基準ガスが導入される基準ガス室(5)を形成する基準側セラミック層(13)と、
    上記基準ガス室内において、上記固体電解質層の表面に形成される基準電極(51)と、を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガスセンサ素子。
  7. 上記基準側セラミック層に積層されるヒータ層(6)を有する、請求項6に記載のガスセンサ素子。
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