JP6439268B2 - 細胞捕捉デバイス及び細胞捕捉装置 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態に係る細胞捕捉装置の構成を説明する図である。細胞捕捉装置は、被検液となる細胞分散液をフィルタによってろ過することで、被検液中に含まれる細胞を捕捉する装置である。また、フィルタにより捕捉された細胞について、染色液等の処理液を用いて染色することで、細胞の特定及び細胞の個体数のカウント等が行われる。被検液となる細胞分散液としては、例えば血液が挙げられる。また、細胞捕捉装置は、例えば、CTCと呼ばれる循環癌細胞を含む血液中から、血液中に含まれる赤血球、血小板及び白血球(以下、これらを総称して「血球成分」とする)を通過させる一方で、CTCを捕捉する目的に好適に用いられる。
次に、細胞捕捉デバイス1について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、細胞捕捉デバイス1の上面図、図3は、図2のIII−III線に沿った断面の矢視図に対して細胞捕捉デバイス1内の流路を破線で追記した図である。
次に、上記の流路接続部30、40、90に対して流路3、4、9を接続する方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5では、流路3の例を用いて説明する。まず、流路3を細胞捕捉デバイス1に対して接続する場合には、流路3のデバイス接続部31が流路接続部30の開口302に設けられたシール部305に対向するように、且つ、接続流路301が延在する方向に沿って配置する。本実施形態に係る細胞捕捉デバイス1では、接続流路301がY軸方向に延在しているので、針状のデバイス接続部31もY軸方向に沿って同軸となるように配置する。同様に、流路4のデバイス接続部41及び流路9のデバイス接続部91についても、それぞれ流路接続部40、90に対応する位置に配置する。その後、移動装置17によって、細胞捕捉デバイス1をY軸方向に移動させることで、図6に示すように、デバイス接続部31が細胞捕捉デバイス1の接続流路301に対して挿入される。同様にデバイス接続部41は細胞捕捉デバイス1の接続流路401に対して挿入され、デバイス接続部91は細胞捕捉デバイス1の接続流路901に対して挿入される。
次に、本発明に係る細胞捕捉デバイス及び細胞捕捉装置の変形例について説明する。まず、細胞捕捉デバイスの流路接続部の変形例について説明した後に、細胞捕捉装置の変形例について説明する。
図8は細胞捕捉デバイスの流路接続部30についての第1の変形例を説明する図である。図8(A)は流路を接続する前の流路接続部を示し、図8(B)は流路を接続した状態での流路接続部を示す。図8に示す細胞捕捉デバイスの流路接続部30Aは、上記実施形態にて説明した流路接続部30と比較して、開口302周辺の筐体72の形状及びシール部の形状が異なる。すなわち、図8に示す流路接続部30Aでは、開口302及びその下側であって接続流路301の上側の周囲が略円柱形状の凸部721が筐体72に形成されていて、凸部721の下方(筐体72の表面側)は上方よりも内径が狭くなっているネック部722が形成されている。そして、シール部306は、開口302の上側を覆い、さらに凸部721の上面(開口302が形成されている面)を覆う形状とされ、シール部306の外周側に肉厚の結合部306Aが形成されていて、結合部306Aがネック部722に対して嵌合することで、シール部306が流路3Aの端部(開口302)を塞いだ状態で固定されている。
図9は細胞捕捉デバイスの流路接続部30についての第2の変形例を説明する図である。図9(A)は流路を接続する前の流路接続部を示し、図9(B)は流路を接続した状態での流路接続部を示す。図9に示す細胞捕捉デバイスの流路接続部30Bは、上記実施形態にて説明した流路接続部30Aではシール部306が流路を開閉する開閉弁として機能していたのに対して、流路3Aを封止するように設けられた平板上の封止部材と、封止部材を移動可能に支持する弾性部材とにより開閉弁が構成されている点が相違する。また、流路接続部30Bの形状に対応して、流路3のデバイス接続部の形状も変更されている。
図10は細胞捕捉デバイスの流路接続部30についての第3の変形例を説明する図である。図10(A)は流路を接続する前の流路接続部を示し、図10(B)は流路を接続した状態での流路接続部を示す。図10に示す細胞捕捉デバイスの流路接続部30Cは、上記の変形例として示した流路接続部30Bと比較して、開閉弁として機能する封止部材及び弾性部材の構成を変更したものである。
次に、細胞捕捉装置100の構成の第1の変形例を説明する。図11に示す細胞捕捉装置100Aは、図1に示した細胞捕捉装置100と比較して以下の点を変更したものである。すなわち、一端側が流路3(処理液流路)のデバイス接続部31と接続可能であると共に、他端側が流路9(系外排出用流路)のデバイス接続部91と接続可能であるバイパス流路71を備えるバイパスカートリッジ70が新たに設けられた点である。
(変形例−5)
Claims (6)
- 被検液又は前記被検液中の細胞を処理するための処理液を内部に導入するための導入流路と、導入された前記被検液又は前記処理液を外部に排出するための排出流路と、複数の貫通孔が厚み方向に形成されて、前記導入流路と前記排出流路との間の流路上に前記被検液又は前記処理液が該貫通孔を通過するように配置されたフィルタと、前記導入流路、前記排出流路及び前記フィルタが内部に設けられた筐体と、を備える細胞捕捉デバイスであって、
前記導入流路及び前記排出流路は、それぞれ、前記筐体の表面において、前記被検液又は前記処理液を外部との間で流通させるための外部流路を接続可能な流路接続部を有し、
前記流路接続部は、それぞれ前記被検液又は前記処理液の流通を開放及び閉鎖する開閉弁を備え、
前記開閉弁は、前記流路接続部に対して前記外部流路が接続されている場合には、前記被検液又は前記処理液の流通を開放し、前記流路接続部に対して前記外部流路が接続されていない場合には、前記被検液又は前記処理液の流通を閉鎖し、
前記導入流路及び前記排出流路のそれぞれに設けられた流路接続部は、前記筐体の同一平面上に配置されている、細胞捕捉デバイス。 - 前記開閉弁は、前記流路接続部において前記導入流路又は前記排出流路を封止するように設けられた弾性部材により構成される請求項1記載の細胞捕捉デバイス。
- 前記開閉弁は、前記流路接続部において前記導入流路又は前記排出流路を封止するように設けられた平板上の封止部材と、前記封止部材を移動可能に支持する弾性部材とにより構成される請求項1記載の細胞捕捉デバイス。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の細胞捕捉デバイスと、
前記被検液を収納する被検液収納容器と、
前記被検液収納容器と前記細胞捕捉デバイスの前記導入流路とを接続する外部流路であって、前記導入流路の前記流路接続部に対して接続可能なデバイス接続部を有する被検液流路と、
前記フィルタを通過することで前記フィルタに捕捉された細胞を処理するための前記処理液を収納する処理液収納容器と、
前記処理液収納容器と前記細胞捕捉デバイスの前記導入流路とを接続する外部流路であって、前記導入流路の前記流路接続部に対して接続可能なデバイス接続部を有する処理液流路と、
前記細胞捕捉デバイスの前記排出流路に接続される外部流路であって、前記排出流路の前記流路接続部に対して接続可能なデバイス接続部を有する系外排出用流路と、
前記細胞捕捉デバイスに対して供給する液を前記被検液及び前記処理液から選択する選択手段と、
前記選択手段の選択結果に基づいて、前記被検液収納容器からの被検液又は前記処理液収納容器からの処理液を前記細胞捕捉デバイスに供給する送液手段と、
を備える細胞捕捉装置。 - 前記細胞捕捉デバイスを移動可能に支持する第1の移動手段をさらに備える請求項4記載の細胞捕捉装置。
- 第2の移動手段に支持され、一端側が前記処理液流路の前記デバイス接続部と接続可能であると共に、他端側が前記系外排出用流路の前記デバイス接続部と接続可能であるバイパス流路をさらに備える請求項5記載の細胞捕捉装置。
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