JP6438390B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本技術は、画像処理装置、および、画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。詳しくは、動画のノイズを低減する画像処理装置、および、画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来より、動画に混在するノイズを低減するために、3次元ノイズリダクション(3DNR:3-Dimensional Noise Reduction)と呼ばれる技術が用いられている。この3DNRは、時間軸上で連続する2枚の2次元フレームを混合することにより、ノイズを低減する技術である。3DNRにおいて一般に画像処理装置は、入力フレームが入力されるたびに、前回出力した出力フレームと、今回の入力フレームとを混合して、今回の出力フレームを生成する。この混合において、前回の出力フレームと今回の入力フレームとを比較して動き量を求め、その動き量が大きいほど、前回の出力フレームの混合比率を低くする画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−4266号公報
しかしながら、上述の従来技術では、ノイズを十分に低減することができないおそれがある。すなわち、上述の画像処理装置では、動き量に応じて混合比率を決定するため、動き量が一定の状態が継続すると、一定の混合比率により出力フレームの各々が混合されてしまう。複数の入力フレームに亘って混合比率が一定であると、それらの入力フレームが、出力フレームにおいて均等な比率で混合されないおそれがある。
例えば、連続する入力フレームF1、F2およびF3が時系列順に入力され、出力フレームの混合比率が一定値αである場合、まず、入力フレームF1がそのまま出力フレームF1'として出力される。次に、前回の出力フレームF1'(すなわち、入力フレームF1)の比率をαとし、入力フレームF2の比率を(1−α)として混合した出力フレームF2'が出力される。そして、前回の出力フレームF2'の比率をαとし、入力フレームF3の比率を(1−α)として混合した出力フレームF3'が出力される。出力フレームF2'における入力フレームF1およびF2の比率はα:(1−α)であるから、出力フレームF3'における入力フレームF1、F2およびF3の比率は、α:α(1−α):(1−α)となる。混合比率αには一般に「1」未満の値が設定されるため、過去の入力フレームほど出力フレームにおける比率が小さくなってしまう。このため、混合比率が一定であると、ノイズを十分に低減することができないおそれがある。
また、動画において激しい動きが生じた場合には、出力フレームにおいて、複数の入力フレームの各々の比率の差が大きくなるおそれがある。例えば、入力フレームF1およびF2の間の変化が大きく、次の入力フレームF3以降は隣り合うフレーム間の変化が少ない場合を考える。この場合、入力フレームF1およびF2間の変化が大きいために、入力フレームF1およびF2の混合において入力フレームF1は、高い混合比率αで混合される。これに対して、入力フレームF2以降の入力フレームは、隣り合うフレーム間の変化が少ないために低い混合比率で混合されてしまう。この結果、入力フレームF1が、それより後の入力フレームよりも高い比率で混合されてしまい、ノイズ低減の効果が損なわれてしまう。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、動画においてノイズを十分に低減することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、入力画像が入力されるたびに上記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、上記変化量が上記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を上記入力画像および上記出力画像の混合における上記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、上記入力画像が入力されるたびに上記入力画像および上記出力画像を上記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備する画像処理装置、画像処理方法および当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。これにより、変化量が所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな混合比率により入力画像および出力画像が混合されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記混合比率供給部は、上記回数が多いほど大きな上限値を生成する上限値生成部と、上記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得部と、上記取得された値が上記上限値より大きい場合には上記上限値を記混合比率として供給し、上記取得された値が上記上限値を超えない場合には上記取得された値を上記混合比率として供給する制限部とを備えてもよい。これにより、回数が多いほど大きな上限値により制限された値が混合比率として供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記混合比率供給部は、上記回数が多いほど大きく、かつ、上記出力画像において混合される複数の上記入力画像の各々の割合が均一になる上記混合比率を供給してもよい。これにより、回数が多いほど大きく、かつ、出力画像において混合される複数の入力画像の各々の割合が均一になる混合比率が供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力画像および上記出力画像は、それぞれが複数の画素からなる複数の領域を含む画像であり、上記判定部は、上記変化量が上記所定の閾値より小さいか否かを上記領域ごとに判定し、上記混合比率供給部は、上記変化量が上記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を上記領域ごとに取得して上記領域ごとに取得した上記回数のうちの最小値が大きいほど大きな上記混合比率を供給してもよい。これにより、変化量が所定の閾値より小さいと連続して判定された領域ごとの回数の最小値が大きいほど大きな混合比率が供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力画像および上記出力画像は、複数の画素を含む画像であり、上記判定部は、上記変化量が上記所定の閾値より小さいか否かを上記画素ごとに判定し、上記混合比率供給部は、上記変化量が上記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を上記画素ごとに取得して上記画素ごとに取得した上記回数のうちの最小値が大きいほど大きな上記混合比率を供給してもよい。これにより、変化量が所定の閾値より小さいと連続して判定された画素ごとの回数の最小値が大きいほど大きな混合比率が供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、画素値を示す有効データとともに上記有効データに該当しない無効データを上記画素が含む場合には上記画素ごとに当該画素内の上記無効データを上記回数により置換する置換部と、上記無効データが置換された上記出力画像を保持する画像保持部とをさらに具備し、上記混合比率供給部は、上記回数を上記保持された出力画像から取得してもよい。これにより、無効データが置換された出力画像から回数が取得されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、入力画像が入力されるたびに上記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、上記変化量が上記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を上記入力画像および上記出力画像の混合における上記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、上記入力画像が入力されるたびに上記入力画像および上記出力画像を上記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と上記出力された出力画像を保持する画像保持部とを具備する撮像装置である。これにより、変化量が所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな混合比率により入力画像および出力画像が混合されるという作用をもたらす。
本技術によれば、動画においてノイズを十分に低減することができるという優れた効果を奏し得る。
第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画像処理部一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における混合比率供給部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における動き量に応じた混合比率の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態におけるカウント値に応じた制限値の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態における混合部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画像処理部200が実行する画像処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における処理対象の動画の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるカウント値、制限値および混合比率の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるIIR係数の一例を示すグラフである。 第2の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるカウント値の埋込み前の画素データのデータ構成例を示す図である。 第2の実施の形態におけるカウント値の埋込み後の画素データのデータ構成例を示す図である。 第2の実施の形態における動き判定部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における静止フレーム数計数部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における制限部の一構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態における動き判定部の一構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態における静止フレーム数計数部の一構成例を示すブロック図である。 第4の実施の形態における動き判定部の一構成例を示すブロック図である。 第4の実施の形態における静止フレーム数計数部の一構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(カウント値が大きいほど大きな混合比率で混合する例)
2.第2の実施の形態(画素毎および画像全体のカウント値の最小値が大きいほど大きな混合比率で混合する例)
3.第3の実施の形態(画素毎および領域毎のカウント値の最小値が大きいほど大きな混合比率で混合する例)
4.第4の実施の形態(画像全体、画素毎、および、領域毎のカウント値の最小値が大きいほど大きな混合比率で混合する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像を撮像する装置であり、撮像レンズ110、撮像素子120、アナログフロントエンド130、A/D変換部140、プログラマブルゲインアンプ150およびカメラ制御部160を備える。また、撮像装置100は、画像処理部200、D/A変換部170および表示部180をさらに備える。
撮像レンズ110は、撮像対象の像を撮像素子120に結像するレンズである。この撮像レンズ110は、フォーカスレンズやズームレンズなどのレンズを含む。
撮像素子120は、撮像レンズ110からの光を光電変換し、変換した電気信号を画像信号としてアナログフロントエンド130へ信号線129を介して供給するものである。この撮像素子120は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどにより、実現することができる。
アナログフロントエンド130は、アナログの画像信号に対して、ノイズの除去処理や、増幅処理などの処理を実行してA/D変換部140へ信号線139を介して供給するものである。このアナログフロントエンド130は、例えば、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)回路を備え、そのCDS回路によりノイズを除去する。
A/D変換部140は、アナログの画像信号をデジタルの画像データに変換してプログラマブルゲインアンプ150に信号線149を介して供給するものである。この画像データは、それぞれが画素の画素値を示す複数の画素データを含む。なお、A/D変換部140をアナログフロントエンド130の外部に設ける構成としているが、A/D変換部140をアナログフロントエンド130の内部に設けてもよい。
プログラマブルゲインアンプ150は、カメラ制御部160の制御に従って画像データにおいて画素ごとに画素値を増幅するものである。プログラマブルゲインアンプ150は、増幅後の画像データを画像処理部200に信号線159を介して供給する。
画像処理部200は、複数の画像データからなる動画に対して3DNRを実行するものである。この画像処理部200には、複数の画像データが時系列の順に入力フレームとして入力される。画像処理部200は、入力フレームが入力されるたびに、今回の入力フレームと前回の出力フレームとを混合した画像データを今回の出力フレームとしてD/A変換部170へ信号線209を介して出力する。ただし、最初の入力フレームが入力された場合、前回の出力フレームが存在しないため、入力フレームがそのまま出力フレームとして出力される。画像処理部200が時系列順において連続する2枚のフレームを混合することにより、動画においてノイズが除去される。
なお、画像処理部200は、3DNRの他、デモザイク処理、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理などの画像処理をさらに実行することもできる。これらの処理の実行順序は任意である。
カメラ制御部160は、撮像装置100全体を制御するものである。このカメラ制御部160は、ユーザの操作(開始ボタンの押下など)に従って、撮像素子120およびアナログフロントエンド130を制御して複数の画像信号の生成を開始させる。これらの画像信号は、予め設定された一定の周期(例えば、1/60秒)で生成される。そして、カメラ制御部160は、ユーザの操作(終了ボタンの押下など)に従って、画像信号の生成を終了させる。また、カメラ制御部160は、プログラマブルゲインアンプ150における画素値の増幅率を予め設定された値に制御する。
D/A変換部170は、デジタルの画像データをアナログの画像信号に変換して表示部180へ信号線179を介して供給するものである。表示部180は、画像信号に基づいて画像を表示するものである。
なお、撮像装置100は、画像データの各々をメモリなどの記録媒体に記録する記録部をさらに備えることもできる。
[画像処理部の構成例]
図2は、第1の実施の形態における画像処理部200の一構成例を示すブロック図である。この画像処理部200は、動き判定部210、静止フレーム数計数部220、混合比率供給部230、混合部250およびフレームバッファ270を備える。
動き判定部210は、入力フレームが入力されるたびに、前回の出力フレームと今回の入力フレームとを比較して動きの有無を判定するものである。動きの有無の判定において、動き判定部210は、まず、前回の出力フレームをフレームバッファ270から読出し、その出力フレームと今回の入力フレームとの画素値の分布の変化量を動き量dSとして求める。例えば、動き判定部210は、出力フレームおよび入力フレームにおいて、座標が同一の画素の各々の画素値の差分を求める。そして、動き判定部210は、それらの差分の統計量(例えば、平均値)を動き量dSとして算出する。
動き量dSを求めた後に動き判定部210は、その動き量dSが所定の閾値Th_fより小さい場合には動きがないと判定し、動き量dSが、その閾値Th_f以上である場合には動きがあると判定する。動き判定部210は、動き量dSを混合比率供給部230に供給し、動きの有無の判定結果を静止フレーム数計数部220に供給する。このように、フレーム間の画素値の差分から動きを求める手法は、フレーム間差分法と呼ばれる。
なお、動き判定部210は、特許請求の範囲に記載の判定部の一例である。また、動き判定部210は、フレーム間差分法以外の手法を用いて、動きの有無を判定することもできる。例えば、動き判定部210は、ブロックマッチングアルゴリズムを使用して動きの有無を判定してもよい。
ブロックマッチングアルゴリズムを用いる場合、入力フレームおよび出力フレームの各々は、所定形状(例えば、8×8画素の正方形)の複数のブロックからなる画像として扱われる。動き判定部210は、入力フレームおよび出力フレームにおいて、相関性の高い2つのブロックを求め、それらのブロックの一方から他方へのベクトルを動きベクトルとして生成し、そのベクトルの大きさを動き量dSとして算出する。ブロックマッチングアルゴリズムでは、フレーム内においてブロックごとに動き量が算出されるため、それらの統計量(例えば、平均値)が、画面全体の動き量dSとして出力される。
静止フレーム数計数部220は、動きがないと連続して判定された回数を計数して、計数した値をカウント値CNTfとして生成するものである。この静止フレーム数計数部220は、カウント値CNTfを保持する。静止フレーム数計数部220は、動きがないと判定された場合にカウント値CNTfをインクリメントし、動きがあると判定された場合にカウント値CNTfを初期値(例えば、「0」)にする。静止フレーム数計数部220は、カウント値CNTfを混合比率供給部230に供給する。
なお、静止フレーム数計数部220は、カウント値CNTfをインクリメントしているが、増分値は、「1」に限定されない。また、静止フレーム数計数部220は、動きがない場合にカウント値CNTfを増分しているが、動きがない場合にカウント値CNTfを減分するダウンカウンタであってもよい。
混合比率供給部230は、動きがないと連続して判定された回数(すなわち、カウント値CNTf)が多いほど出力画像の割合を高くした混合比率α'を供給するものである。例えば、混合比率供給部230は、動き量dSが小さいほど大きな混合比率αを生成し、また、カウント値CNTfが多いほど大きな上限値Lを生成する。そして、混合比率供給部230は、上限値Lを超えないように混合比率αを制限し、制限後の値を混合比率α'として設定する。ここで、混合比率αおよびα'は、入力フレームおよび出力フレームの混合における、出力フレームの割合を示す値であり、例えば、0乃至1の実数が設定される。混合比率供給部230は、設定した混合比率α'を混合部250に供給する。
混合部250は、混合比率α'に基づいて前回の出力フレームと今回の入力フレームとを混合するものである。この混合部250は、入力フレームが入力されるたびに、前回の出力フレームをフレームバッファ270から読出し、その出力フレームと今回の入力フレームとを混合比率α'に基づいて混合する。具体的には、混合部250は、次式を使用してフレームを混合する。ただし、最初の入力フレームが入力された場合には、前回の出力フレームが存在しないため、混合比率α'は、「0」に設定される。
(x,y)=α'×Yt−1(x,y)+(1−α')×X(x,y)…式1
上式において、Y(x,y)およびYt−1(x,y)は、tおよびt−1番目の出力フレームにおける座標(x,y)の画素の画素値である。xはフレームにおける水平座標であり、yは垂直座標である。ここで、フレームの水平方向の画素数はM個(Mは整数)であり、xは0乃至M−1の値である。また、フレームの垂直方向の画素数はN個(Nは整数)であり、yは0乃至N−1の値である。X(x,y)は、t番目の入力フレームの座標(x,y)画素の画素値である。α'は、t番目に設定された混合比率である。
式1により表されるフィルタでは、出力信号(すなわち、出力フレーム)が帰還するため、インパルスに対して無限長の時間に亘ってゼロでない値が出力される。このため、このようなフィルタは、無限インパルス応答(IIR:Infinite Impulse Response)フィルタと呼ばれる。
混合部250は、生成した今回の出力フレームをD/A変換部170に出力するとともに、フレームバッファ270に保持させる。フレームバッファ270は、出力フレームを保持するものである。なお、フレームバッファ270は、特許請求の範囲に記載の画像保持部の一例である。
[混合比率供給部の構成例]
図3は、第1の実施の形態における混合比率供給部230の一構成例を示すブロック図である。この混合比率供給部230は、混合比率生成部231、上限値生成部242および混合比率制限部243を備える。
混合比率生成部231は、動き量dSが小さいほど大きな混合比率αを生成するものである。混合比率生成部231は、例えば、次式により表される関数を使用して、混合比率αを生成する。
Figure 0006438390
上式においてaおよびbは、正の実数である。αmaxは、混合比率αの上限の値であり、「0」より大きく、「1」未満の実数が設定される。Th_sは、動き量dSの閾値である。このTh_sは、例えば、動きの有無の判定に用いられる閾値Th_fと同じ値に設定される。なお、これらの閾値を異なる値に設定してもよい。
なお、混合比率生成部231は、動き量dSが小さいほど大きな混合比率αを生成することができるのであれば、式2以外の式により混合比率αを求めてもよい。また、混合比率生成部231は、混合比率αを演算により求めているが、この構成に限定されない。例えば、混合比率生成部231は、予め式2等から求めておいた混合比率αと動き量dSとを対応付けたテーブルを備え、そのテーブルから、動き量dSに対応する混合比率αを読み出す構成であってもよい。あるいは、混合比率生成部231は、動き量dSが、閾値Th_s以上であれば、「0」の値を返し、そうでない場合にはαmaxを返す関数を使用して、演算を行わずに混合比率αを生成してもよい。なお、混合比率生成部231は、特許請求の範囲に記載の取得部の一例である。
上限値生成部242は、カウント値CNTfから上限値Lを生成するものである。上限値生成部242は、例えば、次式を使用して上限値Lを算出して混合比率制限部243へ供給する。
L=(CNTf+1)/(CNTf+2) ・・・式3
なお、カウント値CNTfが大きいほど小さな上限値Lを生成することができるのであれば、上限値生成部242は、式3以外の式により上限値Lを求めてもよい。また、上限値生成部242は、上限値Lを演算により求めているが、この構成に限定されない。例えば、上限値生成部242は、予め式3等から求めておいた上限値Lとカウント値CNTfとを対応付けたテーブルを備え、そのテーブルから、カウント値CNTfに対応する上限値Lを読み出す構成であってもよい。
混合比率制限部243は、上限値Lを超えないように混合比率αを制限するものである。この混合比率制限部243は、混合比率αが上限値L以上である場合には、上限値Lを、制限後の混合比率α'として混合部250に出力する。一方、混合比率αが上限値L未満である場合には、混合比率制限部243は、混合比率αをそのまま混合比率α'として混合部250に出力する。
なお、混合比率供給部230は、出力フレームの混合比率α'を供給しているが、入力フレームの混合比率(1−α')をα'の代わりに供給することもできる。この場合、混合比率生成部231は、動き量dSが大きいほど大きな混合比率(1−α)を生成する。また、上限値生成部242は、カウント値CNTfが大きいほど大きな下限値を生成する。そして、混合比率制限部243は、下限値未満とならないように、混合比率(1−α)を制限する。
図4は、第1の実施の形態における動き量dSに応じた混合比率αの一例を示すグラフである。同図に例示するように、動き量dSが大きいほど小さな混合比率αが生成される。また、動き量dSが、閾値Th_s未満である場合には、上限の混合比率αmaxが生成される。
図5は、第1の実施の形態におけるカウント値CNTfに応じた上限値Lの一例を示すグラフである。同図に例示するように、カウント値CNTfが大きいほど大きな上限値Lが生成される。
[混合部の構成例]
図6は、第1の実施の形態における混合部250の構成例を示すブロック図である。この混合部250は、減算器251と、乗算器252および253と、加算器254とを備える。
減算器251は、2つの入力値の一方から他方を減算するものである。減算器251には、「1」の値と混合比率α'とが入力される。減算器251は、「1」から混合比率α'を減算し、減算結果(1−α')を乗算器252に供給する。
乗算器252および253は、2つの入力値を乗算するものである。乗算器252には、(1−α')と入力フレーム内の画素の画素値とが入力される。1つの入力フレーム内の画素値は複数(例えば、M×N)個あるが、それらは所定の順序で順に入力される。乗算器252は、画素値が入力されるたびに、その画素値および(1−α')を乗算し、乗算結果を加算器254に供給する。
乗算器253には、混合比率α'と、フレームバッファ270から読み出された出力フレーム内の画素の画素値とが入力される。乗算器253は、画素値が入力されるたびに、その画素値および混合比率α'を乗算し、乗算結果を加算器254に供給する。
加算器254は、2つの入力値を加算するものである。加算器254は、乗算器252の乗算結果と乗算器253の乗算結果とを加算し、加算結果を出力フレームの画素値としてフレームバッファ270に供給する。
[撮像装置の動作例]
図7は、第1の実施の形態における画像処理部200が実行する画像処理の一例を示すフローチャートである。この画像処理は、例えば、画像処理部200に動画内の入力フレームが入力されるたびに実行される。画像処理部200は、今回の入力フレームと前回の出力フレームとから、動き量dSを検出し、動きの有無を判定する(ステップS901)。
画像処理部200は、連続して動きがないと判定された回数を計数してカウント値CNTfを生成する(ステップS902)。画像処理部200は、動き量dSから混合比率αを生成する(ステップS903)。そして、画像処理部200は、カウント値CNTfから上限値Lを生成して、その上限値Lにより混合比率αを制限する(ステップS904)。
画像処理部200は、制限後の混合比率α'に基づいて入力フレームおよび出力フレームを混合して出力する(ステップS905)。ステップS905の後、画像処理部200は、画像処理を終了する。
図8は、第1の実施の形態における処理対象の動画の一例を示す図である。同図に例示するように、この動画は、フレーム番号「0」乃至「63」の64枚の入力フレームを含む。そして、フレーム番号「0」の入力フレームの生成時にフラッシュが焚かれており、そのフレームの輝度が全体的に高いものとする。また、フレーム番号「0」乃至「63」の入力フレームでは、フレーム番号「0」と比較して輝度が低く、また、隣り合うフレーム間の輝度分布の変化量が少ないものとする。
図9は、第1の実施の形態におけるカウント値、上限値および混合比率の一例を示す図である。ここで、図8の動画が入力された場合を想定する。フレーム番号「0」の入力フレームの入力時点では、前回の出力フレームが存在しないため、混合比率α'は「0」に設定される。
次にフレーム番号「1」の入力フレームの入力時点では、前回の出力フレームに対する、今回の入力フレームの動き量dSが大きいために混合比率αは「0」に設定される。制限後の混合比率α'も同様である。
フレーム番号「2」の入力フレームの入力時点では、前回の出力フレームに対する、今回の入力フレームの動き量dSが小さいために混合比率αは比較的大きな「0.97」に設定される。動きがないと連続して判定された回数は一回であるため、式3より上限値Lは約「0.67」に設定される。このため、制限後の混合比率α'は「0.67」である。
フレーム番号「3」以降においても、動き量dSが小さいために、比較的大きな混合比率αが設定される。ただし、式3に基づき、連続して動きがないと判定された回数(すなわち、カウント値CNTf)が増加するにつれて上限値Lが大きくなり、制限後の混合比率α'も大きくなる。
このように、連続して動きがないと判定された回数が多いほど、大きな混合比率α'が設定される。
図10は、第1の実施の形態におけるIIR係数の一例を示すグラフである。同図の縦軸はIIR係数であり、横軸はフレーム番号である。ここで、IIR係数は、出力フレームにおける、入力フレームの各々の割合を示す係数である。IIR係数は、例えば、次の式4乃至7により表される。
Figure 0006438390
Figure 0006438390
Figure 0006438390
Figure 0006438390
式4において、Yは、n番目の出力フレームにおける画素の画素値である。α乃至αは、0乃至n番目に設定された混合比率である。X乃至Xは、0乃至n番目の入力フレームの画素の画素値である。aは、0番目の入力フレームの割合を示すIIR係数である。b(kは、1乃至n−1の整数)は、k番目の入力フレームの割合を示すIIR係数である。cは、n番目の入力フレームの割合を示すIIR係数である。式6において、Πα(lは、k+1乃至nの整数)は、αの総乗を示す。なお、式4乃至式7において画素の座標の表記は省略されている。式7より後の式においても同様に、画素の座標の表記を省略するものとする。
式4の導出方法について説明する。混合比率αにより混合を行う場合、式1に基づいて1番目の出力フレームの画素値Yは、次式により表される。
=α×Y+(1−α)×X
=α×X+(1−α)×X ・・・式8
この式8と式1とに基づいて2番目の出力フレームの画素値Yは、次式により表される。
2=α×Y+(1−α)×X
=α×(α×X+(1−α)×X)+(1−α)×X
=α×α×X+(1−α)×α×X+(1−α)×X ・・・式9
式8および式9に例示したように、1番目以降の出力フレームのそれぞれにおいて出力フレームの画素値は、複数の入力フレームの画素値のそれぞれを重み付した値の総和により表すことができる。式8および式9と同様に、n番目の出力フレームにおいて、n−1番目以前の出力フレームの画素値の各々に対して、式1に例示した関数を順に畳み込む畳込み演算により出力フレームを全て入力フレームに置き換えると、式4が導出される。
ここで、64枚のフレームにおいて、図8に例示したように0番目と1番目の入力フレーム間に動きがあり、2番目以降のフレームに動きがない場合を考える。この場合には、例えば、「0」の混合比率αが生成され、「31/32」(≒0.97)の混合比率α乃至α63が生成される。これらの値を式5に代入すると、「0」のIIR係数aが得られる。
また、式6からIIR係数bは、(31/32)62(≒0.139)となる。IIR係数bは、(1−31/32)×(31/32)61(≒0.005)となる。以降は、式6および式7に基づいて、フレーム番号が増加するほど大きなIIR係数が得られる。その結果、図10における一点鎖線の軌跡が得られる。この軌跡は、混合比率αを制限しない場合には、IIR係数、すなわち、入力フレームの割合は均一にならないことを示す。また、1番目の入力フレームにおいて動きがあると、そのときのIIR係数bが、他のIIR係数(bなど)と比較して極端に大きくなってしまう。したがって、制限前の混合比率αにより混合を行うと、ノイズの低減の効果が損なわれる。
これに対して、上限値Lにより混合比率αを制限すると、均一なIIR係数が得られる。例えば、IIR係数bおよびbk+1は、式6に基づいて次の式10および式11により表される。
=(1―α)×αk+1×αk+2×・・・×α ・・・式10
k+1=(1―αk+1)×αk+2×・・・×α ・・・式11
これらの式10および式11から、次式に示す関係が得られる。
={(1−α)×αk+1/(1−αk+1)}×bk+1 ・・・式12
ここで、上限値Lにより制限した混合比率αおよびαk+1が、上限値Lと等しいものとする。この場合、式3より、制限後のαを(CNTf+1)/(CNTf+2)とすると、制限後のαk+1は(CNTf+2)/(CNTf+3)となる。これらを式12に代入すると、式12において(1−α)×α/(1−αk+1)の値は「1」となる。このため、b=bk+1が成立する。したがって、上限値Lより制限した混合比率αにより混合すると、IIR係数が均一となる。
図10における実践は、混合比率αを制限した場合のIIR係数を示す同図に示すように、IIR係数、すなわち入力フレームの割合が均一な理想的な条件で混合が行われるため、動画内のノイズが十分に除去される。
ここで、64フレームに亘って、動きがない静止状態が継続し、0乃至63番目の入力フレームのそれぞれのノイズの分散σが次式に示すように、全て同一であると仮定する。
Figure 0006438390
上式において、A乃至A63は、0乃至63番目のフレームの全画素を示す。また、V()は、入力フレームのノイズの分散を返す関数である。
また、0番目から63番目までの全ての入力フレームの全画素の画素値の平均は次式から求められる。
Figure 0006438390
式13および式14に基づいて、混合比率αを制限した場合のノイズの分散値は、次式により表される。
Figure 0006438390
上式に示すように、ノイズの分散は1/64に低減する。したがって、混合比率αを制限した場合には、入力フレームの割合が均一であるために、64(=2)フレームが経過した時点で約18デシベルのS/N比(Signal to Noise ratio)の改善効果が得られる。同様に、22iフレーム(iは整数)が経過した時点において、6×iデシベルのS/N比の改善効果が得られる。
これに対して、混合比率αを制限しない場合には入力フレームの割合が均一にならないため、ノイズの低減効果は制限した場合より低くなる。例えば、64フレーム経過時点において14.7dBのS/N比の改善効果しか期待できない。
また、混合比率αを制限しない場合には、1番目のIIR係数bが異様に大きく、1番目の入力フレームの画素値が出力フレームへ与える効果がなくなるまでの収束フレーム数が大きくなることがわかる。逆に、混合比率αを制限した場合には、図10に例示したように、理想的なIIR係数が適用され、たかだか64フレームでIIRが収束する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、撮像装置100は、動きがないと連続して判定された回数が多いほど出力画像の割合を高くして入力画像および出力画像を混合するため、出力画像における入力画像の各々の割合を均一にすることができる。これにより、動画内のノイズを十分に低減することができる。
<2.第2の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
第1の実施の形態では、画像処理部200は、画面全体の動きの有無を検出していたが、動きの検出単位はより小さい方が望ましい。第2の実施の形態の画像処理部200は、画面全体の動き、および、画素ごとの動きの両方を検出する点において第1の実施の形態と異なる。
図11は、第2の実施の形態における画像処理部200の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の画像処理部200は、計数値埋込み処理部260および計数値抽出部280をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
また、第2の実施の形態の動き判定部210は、画素ごとの動きの有無をさらに検出する点において第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態の静止フレーム数計数部220は、連続して動きがないと判定された回数を画素ごとにさらに計数する点において第1の実施の形態と異なる。画素ごとのカウント値CNTp1乃至CNTpmは、混合比率供給部230および計数値埋込み処理部260に供給される。ここで、mは、整数であり、フレーム内の全画素数を示す。
第2の実施の形態の混合比率供給部230は、画面全体のカウント値CNTfと、画素ごとのカウント値CNTp1乃至CNTpmとから上限値Lを生成する点において第1の実施の形態と異なる。
計数値埋込み処理部260は、混合部250からの出力フレームにおいて画素ごとのカウント値を画素データに埋め込むものである。具体的には、計数値埋込み処理部260は、カメラ制御部160から無効ビット数を受け取る。この無効ビット数は、画素データにおいて、画素値を示す有効ビットに該当しないビットの数を示す。具体的には、プログラマブルゲインアンプ150におけるゲインに応じた値が設定される。例えば、ゲインが2倍以上、2x+1未満である場合には、x個のビットが無効なビットとなる。
計数値埋込み処理部260は、カウント値に対応する画素の画素データ内の無効なビットを、そのカウント値を示すビットに置き換える。言い換えれば、計数値埋込み処理部260は、カウント値を画素データに埋め込む。
計数値埋込み処理部260は、カウント値を埋め込んだ出力フレームをフレームバッファ270に保持させる。
計数値抽出部280は、埋め込まれたカウント値を抽出するものである。この計数値抽出部280は、フレームバッファ270から出力フレームを読み出し、また、無効ビット数をカメラ制御部160から受け取る。計数値抽出部280は、無効ビット数に基づいて、出力フレームから画素ごとのカウント値を抽出する。計数値抽出部280は、抽出したカウント値を静止フレーム数計数部220に供給する。
また、計数値抽出部280は、カウント値を示すビットを全て無効なビットに置換し、置換後の出力フレームを動き判定部210および混合部250に供給する。
[画素データのデータ構成例]
図12は、第2の実施の形態におけるカウント値の埋込み前の画素データのデータ構成例を示す図である。画素データのデータサイズは、例えば、16ビットとする。同図において、白丸印は有効なビットであり、×印はカウント値を示すビットである。
ゲインが2倍未満である場合には、画素データにおいて、全てが有効なビットとなる。ゲインが2倍以上、4倍未満である場合には、画素データにおいて、1ビットが無効なビットとなる。ゲインが4倍以上、8倍未満である場合には、画素データにおいて、2ビットが無効なビットとなる。このように、ゲインが大きくなるほど、無効なビットが増加する。
図13は、第2の実施の形態におけるカウント値の埋込み後の画素データのデータ構成例を示す図である。同図において、白丸印は有効なビットであり、黒丸印はカウント値を示すビットである。
ゲインが2倍未満である場合には、画素データにおいて、全てが有効なビットとなるため、カウント値を埋め込むことができない。ゲインが2倍以上、4倍未満である場合には、画素データにおいて、1ビットが無効なビットとなる。このため、この1ビットにカウント値が埋め込まれる。ゲインが4倍以上、8倍未満である場合には、画素データ内のRのデータにおいて、2ビットが無効なビットとなる。このため、この2ビットにカウント値が埋め込まれる。このように、ゲインが大きくなるほど、埋め込むカウント値のビット数を大きくすることができる。
このようにカウント値を画素データに埋め込むことにより、画素ごとのカウント値を保持するメモリを備える必要がなくなる。なお、画像処理部200は、画素ごとのカウント値を保持するためのメモリをさらに備え、そのメモリにカウント値を保持する構成であってもよい。この構成では、カウント値を埋め込む処理と、抽出する処理とを行う必要はなくなる。
[動き判定部の構成例]
図14は、第2の実施の形態における動き判定部210の一構成例を示すブロック図である。この動き判定部210は、全画面動き判定部211および画素毎動き判定部213を備える。
全画面動き判定部211は、フレーム間差分法やブロックマッチングアルゴリズムなどを使用して、画面全体における動きの有無を判定するものである。全画面動き判定部211は、動き量dSを混合比率供給部230に供給し、動きの有無の判定結果Mfを静止フレーム数計数部220に供給する。
画素毎動き判定部213は、画素ごとの動きの有無を判定するものである。画素毎動き判定部は、入力フレームおよび出力フレームにおいて、対応する画素の各々において、画素値の差分の絶対値を画素の動き量として算出する。画素毎動き判定部213は、その動き量が所定の閾値Th_pより大きい場合には、その画素に動きがあったと判定し、そうでない場合には動きがないと判定する。画素毎動き判定部213は、画素ごとの動きの有無の判定結果Mp1乃至Mpmを静止フレーム数計数部220に供給する。
なお、動き判定部210は、全画面の動き量を混合比率供給部230に供給しているが、この構成に限定されない。動き判定部210は、全画面の動き量と画素毎の動き量との統計量(例えば、平均値)を動き量dSとして混合比率供給部230に供給することもできる。
[静止フレーム数計数部の構成例]
図15は、第2の実施の形態における静止フレーム数計数部220の一構成例を示すブロック図である。この静止フレーム数計数部220は、全画面静止フレーム数計数部221および画素毎静止フレーム数計数部223を備える。
全画面静止フレーム数計数部221は、画面全体において動きがないと連続して判定された回数を計数するものである。具体的には、この全画面静止フレーム数計数部221は、カウント値CNTfを保持し、全画面動き判定部211からの判定結果Mfにおいて動きがあると判定された場合にはカウント値CNTfを初期値にする。一方、動きがないと判定された場合には、全画面静止フレーム数計数部221はカウント値CNTfをインクリメントする。そして、全画面静止フレーム数計数部221はカウント値CNTfを混合比率供給部230に供給する。
画素毎静止フレーム数計数部223は、動きがないと連続して判定された回数を画素ごとに計数するものである。具体的には、この画素毎静止フレーム数計数部223は、画素毎動き判定部213から判定結果Mp1乃至Mpmを受け取り、計数値抽出部280からカウント値CNTp1乃至CNTpmを受け取る。画素毎静止フレーム数計数部223は、それぞれの判定結果において動きがあると判定された場合には、対応するカウント値を初期値にする。一方、動きがないと判定された場合には、画素毎静止フレーム数計数部223は、対応するカウント値をインクリメントする。そして、画素毎静止フレーム数計数部223はカウント値CNTp1乃至CNTpmを混合比率供給部230に供給する。
[混合比率供給部の構成例]
図16は、第2の実施の形態における混合比率供給部230の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の混合比率供給部230は、最小値選択部241をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。最小値選択部241は、静止フレーム数計数部220からカウント値CNTfと、カウント値CNTp1乃至CNTpmとを受け取る。最小値選択部241は、それらのカウント値の最小値MINを上限値生成部242に供給する。
第2の実施の形態の上限値生成部242は、次式を使用して、CNTfの代わりに、最小値MINを使用して上限値Lを算出する。
L=(MIN+1)/(MIN+2) ・・・式16
なお、上限値生成部242は、式16の代わりに次式を使用して上限値を算出することもできる。
L=(MIN−1)/(MIN) ・・・式17
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、撮像装置100は、画面全体の動き、および、画素ごとの動きの両方を検出するため、動きの検出精度を向上させることができる。検出精度の向上により、適切な混合比率によりフレームが混合されてノイズの低減効果が向上する。
<3.第3の実施の形態>
[動き判定部の構成例]
第2の実施の形態では、画像処理部200は、画素ごとの動きの他に、画面全体の動きの有無を検出していたが、動きの検出単位はより小さい方が望ましい。第3の実施の形態の画像処理部200は、フレームを複数の領域に分割し、画面全体の動きの代わりに領域ごとの動きを検出する点において第2の実施の形態と異なる。
図17は、第3の実施の形態における動き判定部210の一構成例を示すブロック図である。第3の実施の形態の動き判定部210は、全画面動き判定部211の代わりに領域毎動き判定部212を備える点において第2の実施の形態と異なる。
領域毎動き判定部212は、入力フレームおよび出力フレームを複数の領域に分割し、領域ごとの動きの有無を判定するものである。ここで、それぞれの領域は、複数の画素を含む所定の形状(例えば、8×8画素の正方形)の領域であるものとする。
領域毎動き判定部212は、例えば、ブロックマッチングアルゴリズムを使用して、動き量dSが閾値Th_a以上であるか否かにより、領域ごとの動きの有無を判定する。ブロックマッチングにおいては、例えば、それぞれの領域をブロックとして、ブロックごとに動きが検出される。領域毎動き判定部212は、領域ごとの判定結果Ma1乃至Mavを静止フレーム数計数部220に供給する。ここで、vは、画素数m未満の整数であり、領域の個数を示す。
なお、領域のサイズとブロックのサイズとは、同一に限定されない。例えば、領域毎動き判定部212は、それぞれの領域をさらに複数のブロックに分割し、それらのブロックの相関性に基づいて動きを検出してもよい。
第3の実施の形態の画素毎動き判定部213の構成は、第2の実施の形態と同様である。
[静止フレーム数計数部]
図18は、第3の実施の形態における静止フレーム数計数部220の一構成例を示すブロック図である。第3の実施の形態の静止フレーム数計数部220は、全画面静止フレーム数計数部221の代わりに領域毎静止フレーム数計数部222を備える点において第2の実施の形態と異なる。
領域毎静止フレーム数計数部222は、動きがないと連続して判定された回数を領域ごとに計数するものである。この領域毎静止フレーム数計数部222は、v個の領域におけるカウント値CNTa1乃至CNTavを保持する。領域毎静止フレーム数計数部222は、領域毎動き判定部212から判定結果Ma1乃至Mavを受け取り、それぞれの判定結果において動きがあると判定された場合には、対応するカウント値を初期値にする。一方、動きがないと判定された場合には、領域毎静止フレーム数計数部222は、対応するカウント値をインクリメントする。そして、領域毎静止フレーム数計数部222はカウント値CNTa1乃至CNTavを混合比率供給部230に供給する。
第3の実施の形態の画素毎静止フレーム数計数部223の構成は、第2の実施の形態と同様である。
なお、撮像装置100は、領域ごとの動き、および、画素ごとの動きの両方を検出しているが、いずれか一方のみの動きを検出する構成としてもよい。
また、撮像装置100は、領域ごとの動きと画素ごとの動きとの両方を検出しているが、画面全体の動き、および、領域ごとの動きの両方を検出する構成としてもよい。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、撮像装置100は、領域ごとの動き、および、画素ごとの動きの両方を検出するため、動きの検出精度を向上させることができる。検出精度の向上により、適切な混合比率によりフレームが混合されてノイズの低減効果が向上する。
<4.第4の実施の形態>
[動き判定部の構成例]
第2の実施の形態では、画像処理部200は、画面全体の動き、および、画素ごとの動きの両方を検出していたが、検出精度の向上の観点から、領域ごとの動きをさらに検出することが望ましい。第4の実施の形態の画像処理部200は、画面全体の動き、および、領域ごとの動きに加えて、領域ごとの動きをさらに検出する点において第2の実施の形態と異なる。
図19は、第4の実施の形態における動き判定部210の一構成例を示すブロック図である。第4の実施の形態の動き判定部210は、領域毎動き判定部212をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
第4の実施の形態の領域毎動き判定部212は、第3の実施の形態と同様の構成である。
[静止フレーム数計数部]
図20は、第4の実施の形態における静止フレーム数計数部220の一構成例を示すブロック図である。第4の実施の形態の静止フレーム数計数部220は、領域毎静止フレーム数計数部222をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
第4の実施の形態の領域毎静止フレーム数計数部222は、第3の実施の形態と同様の構成である。
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、撮像装置100は、画面全体の動き、領域ごとの動き、および、画素ごとの動きを全て検出するため、動きの検出精度をさらに向上させることができる。検出精度の向上により、適切な混合比率によりフレームが混合されてノイズの低減効果が向上する。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と
を具備する画像処理装置。
(2)前記混合比率供給部は、
前記回数が多いほど大きな上限値を生成する上限値生成部と、
前記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得部と、
前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を記混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記混合比率として供給する制限部とを備える
前記(1)記載の画像処理装置。
(3)前記混合比率供給部は、前記回数が多いほど大きく、かつ、前記出力画像において混合される複数の前記入力画像の各々の割合が均一になる前記混合比率を供給する前記(1)または(2)記載の画像処理装置。
(4)前記入力画像および前記出力画像は、それぞれが複数の画素からなる複数の領域を含む画像であり、
前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記領域ごとに判定し、
前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記領域ごとに取得して前記領域ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記混合比率を供給する前記(1)から(3)のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記入力画像および前記出力画像は、複数の画素を含む画像であり、
前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記画素ごとに判定し、
前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記画素ごとに取得して前記画素ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記混合比率を供給する前記(1)から(4)のいずれかに記載の画像処理装置。
(6)画素値を示す有効データとともに前記有効データに該当しない無効データを前記画素が含む場合には前記画素ごとに当該画素内の前記無効データを前記回数により置換する置換部と、
前記無効データが置換された前記出力画像を保持する画像保持部とをさらに具備し、
前記混合比率供給部は、前記回数を前記保持された出力画像から取得する前記(5)記載の画像処理装置。
(7)入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と
前記出力された出力画像を保持する画像保持部と
を具備する撮像装置。
(8)判定部が、入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
混合比率供給部が、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給手順と、
混合部が、前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
を具備する画像処理方法。
(9)判定部が、入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
混合比率供給部が、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給手順と、
混合部が、前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 撮像素子
130 アナログフロントエンド
140 A/D変換部
150 プログラマブルゲインアンプ
160 カメラ制御部
170 D/A変換部
180 表示部
200 画像処理部
210 動き判定部
211 全画面動き判定部
212 領域毎動き判定部
213 画素毎動き判定部
220 静止フレーム数計数部
221 全画面静止フレーム数計数部
222 領域毎静止フレーム数計数部
223 画素毎静止フレーム数計数部
230 混合比率供給部
231 混合比率生成部
241 最小値選択部
242 上限値生成部
243 混合比率制限部
250 混合部
251 減算器
252、253 乗算器
254 加算器
260 計数値埋込み処理部
270 フレームバッファ
280 計数値抽出部

Claims (19)

  1. 入力画像と、前記入力画像よりも前に出力された出力画像と、における画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量に基づいて取得された値に対する制限値を前記判定部の判定結果に基づいて生成するとともに前記取得された値と前記制限値との比較結果から前記入力画像および前記出力画像の混合における混合比率を供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記取得された値は、前記変化量が大きいほど小さい値であり、
    前記制限値は、前記取得される値に対する上限値であり、
    前記混合比率供給部は、前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を前記出力画像の混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記出力画像の混合比率として供給する
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな前記上限値を生成する請求項記載の画像処理装置。
  4. 前記判定部は、前記入力画像が入力されるたびに、前記変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定し、
    前記混合部は、前記入力画像が入力されるたびに、前記出力画像および前記入力画像を混合する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記混合比率供給部は、前記回数が多いほど大きく、かつ、前記新たな出力画像において混合される複数の前記入力画像の各々の割合が均一になる前記混合比率を供給する請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記入力画像および前記出力画像は、それぞれが複数の画素からなる複数の領域を含む画像であり、
    前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記領域ごとに判定し、
    前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記領域ごとに取得して前記領域ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記出力画像の混合比率を供給する
    請求項3から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記入力画像および前記出力画像は、複数の画素を含む画像であり、
    前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記画素ごとに判定し、
    前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記画素ごとに取得して前記画素ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記出力画像の混合比率を供給する
    請求項3から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 画素値を示す有効データとともに前記有効データに該当しない無効データを前記画素が含む場合には前記画素ごとに当該画素内の前記無効データを前記回数により置換する置換部と、
    前記無効データが置換された前記出力画像を保持する画像保持部と
    をさらに具備し、
    前記混合比率供給部は、前記回数を前記保持された出力画像から取得する
    請求項6または7記載の画像処理装置。
  9. 入力画像と、前記入力画像よりも前に出力された出力画像と、における画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量に基づいて取得された値に対する制限値を前記判定部の判定結果に基づいて生成するとともに前記取得された値と前記制限値との比較結果から前記入力画像および前記出力画像の混合における混合比率を供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と
    前記出力された出力画像を保持する画像保持部と
    を具備する撮像装置。
  10. 入力画像と、前記入力画像よりも前に出力された出力画像と、における画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
    前記変化量に基づいて取得された値に対する制限値を前記判定手順の判定結果に基づいて生成するとともに前記取得された値と前記制限値との比較結果から前記入力画像および前記出力画像の混合における混合比率を供給する混合比率供給手順と、
    前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
    を具備する画像処理方法。
  11. 入力画像と、前記入力画像よりも前に出力された出力画像と、における画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
    前記変化量に基づいて取得された値に対する制限値を前記判定手順の判定結果に基づいて生成するとともに前記取得された値と前記制限値との比較結果から前記入力画像および前記出力画像の混合における混合比率を供給する混合比率供給手順と、
    前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備し、
    前記混合比率供給部は、
    前記回数が多いほど大きな上限値を生成する上限値生成部と、
    前記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得部と、
    前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を記混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記混合比率として供給する制限部とを備える
    画像処理装置。
  13. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備し、
    前記混合比率供給部は、
    前記回数が多いほど大きく、かつ、前記出力画像において混合される複数の前記入力画像の各々の割合が均一になる前記混合比率を供給する
    画像処理装置。
  14. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備し、
    前記入力画像および前記出力画像は、それぞれが複数の画素からなる複数の領域を含む画像であり、
    前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記領域ごとに判定し、
    前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記領域ごとに取得して前記領域ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記混合比率を供給する
    画像処理装置。
  15. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備し、
    前記入力画像および前記出力画像は、複数の画素を含む画像であり、
    前記判定部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいか否かを前記画素ごとに判定し、
    前記混合比率供給部は、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数を前記画素ごとに取得して前記画素ごとに取得した前記回数のうちの最小値が大きいほど大きな前記混合比率を供給する
    画像処理装置。
  16. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部とを具備し、
    画素値を示す有効データとともに前記有効データに該当しない無効データを前記画素が含む場合には前記画素ごとに当該画素内の前記無効データを前記回数により置換する置換部と、
    前記無効データが置換された前記出力画像を保持する画像保持部と
    をさらに具備し、
    前記混合比率供給部は、前記回数を前記保持された出力画像から取得する
    請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定部と、
    前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する混合比率供給部と、
    前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合部と
    前記出力された出力画像を保持する画像保持部と
    を具備し、
    前記混合比率供給部は、
    前記回数が多いほど大きな上限値を生成する上限値生成部と、
    前記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得部と、
    前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を前記混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記混合比率として供給する制限部とを備える
    画像処理装置。
  18. 判定部が、入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
    上限値生成部が、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな上限値を生成する生成手順と、
    取得部が、前記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得手順と、
    制限部が、前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する手順と、
    混合部が、前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
    を具備する画像処理方法。
  19. 判定部が、入力画像が入力されるたびに前記入力画像と出力された出力画像とにおける画素値の分布の変化量が所定の閾値より小さいか否かを判定する判定手順と、
    上限値生成部が、前記変化量が前記所定の閾値より小さいと連続して判定された回数が多いほど大きな上限値を生成する生成手順と、
    取得部が、前記変化量が大きいほど小さい値を取得する取得手順と、
    制限部が、前記取得された値が前記上限値より大きい場合には前記上限値を混合比率として供給し、前記取得された値が前記上限値を超えない場合には前記取得された値を前記入力画像および前記出力画像の混合における前記出力画像の混合比率として供給する手順と、
    混合部が、前記入力画像が入力されるたびに前記入力画像および前記出力画像を前記供給された混合比率に基づいて混合して新たな出力画像として出力する混合手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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