JP6020904B2 - 画像処理装置および撮像装置 - Google Patents

画像処理装置および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6020904B2
JP6020904B2 JP2012237150A JP2012237150A JP6020904B2 JP 6020904 B2 JP6020904 B2 JP 6020904B2 JP 2012237150 A JP2012237150 A JP 2012237150A JP 2012237150 A JP2012237150 A JP 2012237150A JP 6020904 B2 JP6020904 B2 JP 6020904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
unit
ratio
synthesis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012237150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013179566A (ja
Inventor
俊幸 中嶋
俊幸 中嶋
浜崎 岳史
岳史 浜崎
永井 正
正 永井
豊村 浩一
浩一 豊村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012237150A priority Critical patent/JP6020904B2/ja
Publication of JP2013179566A publication Critical patent/JP2013179566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020904B2 publication Critical patent/JP6020904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は画像処理装置に関し、特に、入力された画像に対して3次元ノイズリダクション(NR)処理を施すことができる画像処理装置に関する。
特許文献1には、入力された画像に対して3次元NR処理を施すことができる画像処理装置が開示されている。この画像処理装置は、入力画像のエッジ部分に対して鮮鋭化処理を施し、かつ、入力画像のエッジ部分以外の画像領域に対して3次元NR処理を施した画像を出力することができる。
これにより、この画像処理装置は、入力画像のエッジ部分以外の画像領域のランダムノイズを低減できる。
特開2011−65339号公報
しかしながら、例えば、動いている被写体を撮像することで得られた画像など、エッジ強度の小さい画像に対して、上記従来の画像処理装置のように、3次元NR処理を施した場合、処理結果の画像において残像がより目立ってしまうという問題が生じる。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、入力画像に対して3次元NR処理を施して出力する画像処理装置であって、出力する画像における残像の発生を抑制することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行う画像処理部と、前記画像処理部による3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、決定した合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、前記合成により得られた合成画像データを出力する合成部と、を備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、入力画像に対して3次元NR処理を施して出力する画像処理装置であって、出力する画像における残像の発生を抑制できる画像処理装置を提供することができる。また、当該画像処理装置を備える撮像装置を提供することができる。
図1は、デジタルビデオカメラの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、ノイズリダクション部の機能構成の一例を示す図である。 図3は、ノイズリダクション部の処理の流れの一例を示すフロー図である。 図4は、エッジ強度と係数βとの関係の一例を示す図である。 図5は、被写体が静止していた場合の3次元NR処理後の画像の一例を示す図である。 図6は、被写体が動いていた場合の3次元NR処理後の画像の第1の例を示す図である。 図7は、被写体が動いていた場合の3次元NR処理後の画像の第2の例を示す図である。 図8は、ノイズリダクション部よる処理結果の一例を示す図である。 図9は、YOUTのエッジ強度と合成比率に示されるYINの割合(β)との関係の各種の例を示す図である。 図10は、エッジ強度の変化量に対するβの変化量の割合が動的に変化する場合の、エッジ強度とβとの関係を例示する図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、上記従来の技術に関し、以下の問題が生じることを見出した。
例えば、動いている物体を静止したカメラで撮像した場合に得られる複数の画像のそれぞれでは当該物体はブレているため、当該物体が表された部分の画像のエッジ強度は比較的に小さな値となる。
そのため、上記従来の画像処理装置では、当該物体の画像に対して3次元NR処理が行われる。つまり、簡単に言うと、残像が付加され、かつ、互いに物体の位置が異なる複数の画像が合成される処理が発生する。その結果、当該3次元NR処理を行う前の画像よりも、当該3次元NR処理後の画像の方が残像がより強く現れるという問題が生じる。
このような問題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行う画像処理部と、前記画像処理部による3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、決定した合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、前記合成により得られた合成画像データを出力する合成部と、を備える。
この構成によれば、第一画像データと、第一画像データに対する3次元NR処理によって得られた処理後画像データとが、合成部によって決定された合成比率を用いて合成される。
具体的には、この合成比率は、処理後画像データに示される画像のエッジ強度に基づいて決定される。そのため、例えば、処理後画像データに示される画像が被写体の残像の一部である場合など、エッジ強度が比較的に小さい場合、当該合成における処理後画像データの割合を下げる等の制御が可能である。その結果、出力する画像における残像の発生が抑制される。
また、例えば、前記合成部は、前記検出部による検出結果が、第一エッジ強度よりも大きな第二エッジ強度を示す場合、前記合成比率に示される前記処理後画像データの割合が、前記検出結果が前記第一エッジ強度を示す場合における前記割合よりも大きな値となるように前記合成比率を決定する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、エッジ強度が比較的に大きい場合と、比較的に小さい場合とのそれぞれにおいて、3次元NR処理に起因する残像の抑制と、3次元NR処理によるノイズの低減とがバランスよく実行される。
また、例えば、前記合成部は、前記検出部による検出結果に示されるエッジ強度が大きいほど、前記合成比率に示される前記処理後画像データの割合が大きくなるように、前記合成比率を決定する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、様々な値をとり得るエッジ強度に応じて、3次元NR処理に起因する残像の抑制と、3次元NR処理によるノイズの低減とがバランスよく実行される。
また、例えば、前記合成部は、前記処理後画像データに示される明度が第一明度よりも低い第二明度である場合、前記検出結果に示されるエッジ強度に対応する前記合成比率における前記処理後画像データの前記割合が、前記明度が前記第一明度の場合における前記割合よりも大きな値となるように前記合成比率を決定する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、撮影環境が暗かったことにより、被写体の輪郭が鮮明ではない場合であっても、当該輪郭部分のノイズが3次元NR処理によって低減された合成画像データが出力される。
また、例えば、前記第一画像データは時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた2つのフレームのうちの一方に含まれる所定の単位の画像データであり、前記第二画像データは、前記2つのフレームのうちの他方に含まれる前記所定の単位の画像データであり、前記合成部は、前記所定の単位ごとに前記合成比率の決定および前記合成を行うことで、前記2つのフレームのうちの前記一方のフレームに対応する合成画像データを出力する、としてもよい。
この構成によれば、例えば1枚の写真を構成する画像データであって、部分ごとに適切に残像の抑制およびノイズの低減の少なくとも一方がなされた画像データが、合成画像データとして出力される。
また、例えば、前記画像処理部は、前記第二画像データである、前記第一画像データに対する前記3次元NR処理の前に前記画像処理部から出力された処理後画像データを用いて、前記3次元NR処理を行う、としてもよい。
この構成によれば、画像処理部は、過去の3次元NR処理によって既に得られている画像データを用いて、現在の処理対象である第一画像データに対する3次元NR処理を行うことができる。その結果、例えば、合成画像データにおけるノイズ発生の抑制効果がより向上する。
また、本発明の一態様に係る撮像装置は、前記第一画像データおよび前記第二画像データを得るための撮像を行う撮像部と、上記いずれかの態様に係る画像処理装置とを備える。
この構成によれば、3次元NR処理を用いてノイズを低減させる撮像装置であって、出力または記録する画像における残像の発生を抑制することのできる撮像装置を実現することができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
(実施の形態)
以下、実施の形態の画像処理装置を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
1−1.構成
まず、本実施の形態におけるデジタルビデオカメラ100の構成について図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態におけるデジタルビデオカメラ100の構成の一例を示すブロック図である。
デジタルビデオカメラ100は、撮像部101と画像処理装置160とを備える。
撮像部101は、光学系110、レンズ駆動部120、絞り300、シャッタ130、およびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ140を有する。
撮像部101では、1以上のレンズで構成される光学系110により形成された被写体像をCMOSイメージセンサ140が撮像する。
CMOSイメージセンサ140で生成された画像データは、画像処理装置160で各種処理が施され、メモリカード200に格納される。以下、デジタルビデオカメラ100の構成を詳細に説明する。
光学系110は、ズームレンズおよびフォーカスレンズなどにより構成される。ズームレンズを光軸に沿って移動させることにより、被写体像の拡大および縮小をすることができる。また、フォーカスレンズを光軸に沿って移動させることにより、被写体像のピントを調整することができる。
レンズ駆動部120は、光学系110に含まれる各種レンズの移動を駆動する。レンズ駆動部120は、例えば、ズームレンズを駆動するズームモータ、および、フォーカスレンズを駆動するフォーカスモータを含む。
絞り300は、使用者の設定に応じてまたは自動で、開口部の大きさを調整し、これにより、絞り300を透過する光の量を調整する。
シャッタ130は、シャッタ130を介してCMOSイメージセンサ140に到達する光を遮光する。
CMOSイメージセンサ140は、光学系110で形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。CMOSイメージセンサ140は、露光、転送、および電子シャッタなどの各種動作を行う。
A/Dコンバータ150は、CMOSイメージセンサ140で生成されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
画像処理装置160は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データ(より詳細には、A/Dコンバータ150による変換後のデジタル画像データ、以下同じ。)に対して各種処理を施し、表示モニタ220に表示するための画像データの生成、および、メモリカード200に格納するための画像データの生成等を行う。
画像処理装置160は、例えば、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データに対して、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、および傷補正などの各種処理を行う。
また、画像処理装置160は、CMOSイメージセンサ140で生成された画像データを、H.264規格やMPEG2規格に準拠した圧縮形式等により圧縮する。
また、本実施の形態の画像処理装置160は、特徴的な機能構成として、3次元NR処理を含む、画像データに対するノイズおよび残像の低減のための処理を行うノイズリダクション部161を有している。ノイズリダクション部161については図2を用いて後述する。
なお、画像処理装置160は、DSP(Digital Signal Processor)またはマイコンなどで実現可能である。
コントローラ180は、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。コントローラ180は、半導体素子などで実現可能である。また、コントローラ180は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ180は、マイコンなどで実現できる。
バッファ170は、画像処理装置160及びコントローラ180のワークメモリとして機能する。バッファ170は、例えば、DRAM、または強誘電体メモリなどで実現できる。
カードスロット190は、メモリカード200が着脱可能な装置である。具体的には、カードスロット190は、機械的及び電気的にメモリカード200と接続可能である。
メモリカード200は、フラッシュメモリまたは強誘電体メモリなどを内部に含み、画像処理装置160で生成された画像データ等を格納可能である。
内部メモリ240は、フラッシュメモリまたは強誘電体メモリなどで構成される。内部メモリ240は、デジタルビデオカメラ100全体を制御するための制御プログラム等を記憶している。
操作部210は、使用者からの操作を受け付けるユーザーインターフェースである。操作部210は、例えば、使用者からの操作を受け付ける十字キーおよび決定釦等を有する。
表示モニタ220は、CMOSイメージセンサ140で生成した画像データが示す画像(スルー画像)および、メモリカード200から読み出した画像データが示す画像を表示可能である。また、表示モニタ220は、デジタルビデオカメラ100の各種設定を行うための各種メニュー画面等も表示可能である。
1−2.画像処理装置に含まれるノイズリダクション部
図2は、実施の形態における画像処理装置160が有するノイズリダクション部161の機能構成の一例を示す図である。
本実施の形態における画像処理装置160に含まれるノイズリダクション部161について図2を用いて説明する。
3DNR部201は、3次元NR処理を実行する画像処理部の一例である。3DNR部201では、3次元NR処理として、入力された2フレームに対応する画像データ(YINとYMEMとする)からYINのノイズ成分を低減させるための、式1に示す計算が行われる。また当該計算の結果として、処理後画像データの一例であるYOUTが3DNR部201から出力される。
YINは、第一画像データの一例である。YINは、本実施の形態では、CMOSイメージセンサ140で生成され、A/Dコンバータ150によりデジタルデータに変換された画像データである。なお、YINは、3DNR部201および合成部203に入力される前に、例えばガンマ補正等の所定の処理が、画像処理装置160において行われている場合もある。
YMEMは、第二画像データの一例であり、本実施の形態では、バッファ170から読み出される画像データである。つまり、YMEMは、当該YINに対する3次元NR処理の前に3DNR部201から出力され、バッファ170に格納されていた画像データである。言い換えると、YMEMは、過去のYOUTである。
YOUT = YIN − α(YIN − YMEM) (式1)
ここで、αは0以上かつ1以下の任意の値であり、ノイズ低減効果の強弱を決定する変数である。
次に上記式1によりノイズが低減される原理を説明する。仮にYINにノイズが存在し、YMEMにはノイズが存在しなかった場合を想定する。
この場合、α(YIN−YMEM)成分をYINから減算することによりYOUTはYMEMのデータに近づくことになり、結果としてノイズ成分は低減されることになる。
例えば、YIN本来の画像データ値=100、YINに付加されているノイズ成分=20、YMEMの画像データ値=100(ノイズが無いと仮定)の場合を想定する。
この場合、α=0.5とすると、YOUT=120−0.5(120−100)=110となりノイズ成分が低減できる。
合成部203では、入力された2フレームに対応する画像データ(YINおよびYOUT)を、式2に示す通り、合成部203が決定した比率(β:1−βとする)を用いて合成を行う。
つまり、YIN(第一画像データ)と、YOUT(処理後画像データ)とが、β:1−βの比率で合成される。
すなわち、βが大きくなるに従い、合成部203から出力されるYMIXにおけるYINの割合は大きくなるとともに、YMIXにおけるYOUTの割合は小さくなる。なお、YMIXは、合成画像データの一例である。
YMIX = βYIN + (1−β)YOUT (式2)
エッジ検出部204では、入力された画像データYOUTが示す画像のエッジ強度を検出する。
具体的には、エッジ検出部204は、入力された画像データYOUTから画像中に含まれるエッジ成分の抽出を行う。エッジ成分の抽出では、例えば、画像データYOUTに対するエッジ抽出フィルター(例えばソーベルフィルターまたはラプラシアンフィルター等)の畳み込み演算が行われ、その演算の結果として、当該画像データにおけるエッジ強度がエッジ検出部204から出力される。
合成部203は、エッジ検出部204による検出結果に基づいて、上記の合成比率(β:1−β)を決定する。
1−3.データフロー
本実施の形態にかかる画像処理装置160が有するノイズリダクション部161におけるデータおよび処理の流れを、図2および図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態における画像処理装置160が有するノイズリダクション部161の処理の流れの一例を示すフロー図である。
3DNR部201には、A/Dコンバータ150から画像処理装置160に入力される画像データYINと、バッファ170から出力される画像データYMEMとが入力される。
3DNR部201では、式1に示す計算を行うことにより、画像データYINに対するノイズ低減処理(3次元NR処理)が施される(S10)。当該処理により得られた処理後画像データであるYOUTは、合成部203、エッジ検出部204およびバッファ170へ入力される。
エッジ検出部204では、3DNR部201から入力された画像データYOUTに示される画像のエッジ強度の検出を行い(S20)、その検出結果は合成部203へ入力される。
合成部203では、エッジ検出部204から入力された検出結果に示されるエッジ強度に応じて式2における合成比率(β:1−β)を決定する(S30)。
なお、エッジ検出部204は、例えば、0以上1以下であるβを決定することで、合成比率(β:1−β)を決定する。つまり、βおよび1−βは、いずれか一方が決定されることで、他方も決定される関係にある変数である。従って、βおよび1−βのいずれか一方が決定されることは、合成比率(β:1−β)が決定されることを意味する。
合成部203は、決定した合成比率を用いて、画像データYINと3DNR部201から入力された画像データYOUTとの合成を行う(S40)。
合成部203は、当該合成により得られた画像データYMIXを出力する(S50)。つまり、画像データYMIXが、画像処理装置160が有するノイズリダクション部161からの出力画像データとして、デジタルビデオカメラ100で扱われる。
なお、本実施の形態では、具体的には、画素ごと、または、複数の画素で構成されるブロックごとなどの所定の単位ごとに、図3に示す一連の処理が実行される。
例えば、所定の単位がn画素×m画素(n、mは2以上の整数)のブロックである場合、画素ごとに算出されるエッジ強度の平均または総和、もしくは、当該ブロックの一部の画素のエッジ強度などが、当該ブロックに対応するエッジ強度として扱われる。
つまり、処理対象の1つのフレームに対し、所定の単位ごとに、3次元NR処理(式1)および合成処理(式2)が実行され、その結果、当該フレームに対応する合成画像データ(YMIX)が得られる。
なお、3次元NR処理が実行される所定の単位と、合成処理が実行される所定の単位とは一致していなくてもよい。
ここで、本実施の形態では、エッジ強度とβとの関係は、例えば、図4に示す関係である。具体的には、合成部203は、例えば図4に示されるエッジ強度とβとの関係を示す関数またはテーブル等である合成比率情報を保持している。つまり、合成部203は、合成比率情報と、エッジ検出部204から入力されるエッジ強度とから、当該エッジ強度に対応するβを算出することができる。
つまり、本実施の形態では、合成部203は、エッジ検出部204が検出したエッジ強度が大きいほど、βは小さくなる。
これは、YINとYOUTとの合成において、YOUTに示される画像のエッジ強度が大きいほど、YINとYOUTとの合成比率に示されるYOUTの割合(1−β)が大きくなることを意味する。このような処理を実行する理由について以下に説明する。
1−4.残像が低減する理由について
本実施の形態の画像処理装置160は、上述のデータフローに係る処理を行うことにより、3DNR処理に起因して発生する残像を低減することができる。このことを図5〜図8を用いて説明する。
図5は、被写体が静止していた場合の3次元NR処理後の画像の一例を示す図である。
図6は、被写体が動いていた場合の3次元NR処理後の画像の第1の例を示す図である。
図7は、被写体が動いていた場合の3次元NR処理後の画像の第2の例を示す図である。
図5に示すように、静止している被写体(リンゴ)を時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた画像401および画像402を用いて、画像402のノイズを低減させるための3次元NR処理(1−2で説明した処理)を行った場合を想定する。
つまり、YMEMに対応する画像が画像401であり、YINに対応する画像が画像402である場合を想定する。
この場合、当該3次元NR処理によって得られた画像403では、ノイズが低減され、画像中の被写体に3次元NR処理に起因する残像は無い。すなわち、くっきりとしたリンゴの画像が得られる。
一方、図6に示すように、一部の被写体(リンゴ)が動いているシーンを、時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた画像501および画像502を用いて、画像502のノイズを低減させるための3次元NR処理を行った場合を想定する。
つまり、YMEMに対応する画像が画像501であり、YINに対応する画像が画像502である場合を想定する。
この場合、当該3次元NR処理によって得られた画像503では、ノイズは低減されているが、動いていた被写体の周辺に3次元NR処理に起因した残像が発生してしまう。
これは、被写体が動いていた場合には、YMEMに示される画像における被写体の位置に対して、YINに示される画像における被写体の位置がずれてしまうからである。つまり、本来YMEMに示される画像において被写体の存在しなかった空間位置に、YINの成分が出力されてしまうからである。その結果、当該YINの成分が、残像として画像503に現れる。
より詳細には、図7に示すように、画像601および画像602のような被写体に動きがある画像のエッジ強度は低い。
また、画像601および画像602のようなエッジ強度の低い画像に対して3次元NR処理を施した場合、画像603のように、3次元NR処理を施す前よりも多くの残像が現れた画像が生成されてしまう。
このようなことからも分かる通り、被写体の動きとエッジ強度との関係は深い。具体的には、被写体が動いている場合には、当該被写体に対応する画像のエッジ強度は低くなり、被写体が静止している場合には、当該被写体に対応する画像のエッジ強度は強くなる。
そこで、上述した、本実施の形態における処理フローでは、3次元NR処理後の画像データYOUTの画像に示されるエッジ強度に応じて、3次元NR処理後の画像データYOUTと、3次元NR処理前の画像データYINとの合成比率を変えて合成する。これにより、残像の発生量が低減される。
図8は、実施の形態における画像処理装置160が有するノイズリダクション部161による処理結果の一例を示す図である。
上述のように、動いている被写体(リンゴ)を含むシーンを撮像することで得られた2枚の画像(501および502)を用いて画像502に対する3次元NR処理を行った場合、当該3次元NR処理の結果である画像503では被写体の周辺に残像が発生する。
しかしながら、本実施の形態のノイズリダクション部161は、当該残像を低減させるように、場所によって合成比率を変えながら、3次元NR処理の対象である画像502と、3次元NR処理の結果である画像503との合成を行う。
例えば、残像の一部を構成する領域aの画像データについては、領域aの画像におけるエッジ強度が比較的に低いため、βとして比較的に大きい値が採用される。つまり、合成比率に示される画像503の割合(1−β)として比較的に小さい値が採用される(式2および図4参照)。
その結果、領域aにおいては、3次元NR処理に起因する残像が含まれていない3次元NR処理前の画像である画像502(YINに対応)の成分の割合が高くなる。これにより、合成画像データであるYMIXに示される画像504における残像は、3次元NR処理の結果である画像503における残像よりも低減される。
また、例えば、静止している被写体の一部である領域bの画像データについては、領域bの画像におけるエッジ強度が比較的に大きいため、合成比率に示されるβとして比較的に小さい値が採用される。つまり、画像503の割合(1−β)として比較的に大きい値が採用される(式2および図4参照)。
その結果、領域bにおいては、3次元NR処理によってノイズが低減された画像である画像503(YMEMに対応)の成分の割合が高くなり、これにより、合成画像データであるYMIXに示される画像504におけるノイズが低減される。
このように、本実施の形態のノイズリダクション部161は、3次元NR処理による画像のノイズの低減を図りながら、当該画像における、3次元NR処理に起因する残像の発生を抑制することができる。
2.実施の形態についての補足
以上、本発明の実施の形態を説明した。しかし、本発明は、上記の実施の形態で説明される内容には限定されない。そこで、実施の形態についてのいくつかの補足を説明する。
上記の実施の形態では、撮像部101が有する撮像手段として、CMOSイメージセンサ140を例示したが、撮像手段はこれに限定されない。例えば、撮像手段を、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはNMOS(Negative Channel Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサで実現されてもよい。
また、画像処理装置160とコントローラ180とは、1つの半導体チップで実現されてもよく、別々の半導体チップで実現されてもよい。
また、3DNR部201によって実行される3次元NR処理は、特定の方式に限定されない。例えば、本実施の形態では、バッファ170に蓄積されたYOUT(過去のYOUT)が、YMEMとしてその後の3次元NR処理に用いられるとした(図2参照)。しかしながら、3DNR部201は、YMEMを使用せず、例えば、連続して取得される2つのYINを用いて、一方のYINのノイズを低減するための3次元NR処理を行ってもよい。
また、エッジ強度とβとの関係は、図4に示すような比例関係でなくてもよい。
図9は、YOUTのエッジ強度と、YINおよびYOUTを合成する際の合成比率に示されるYINの割合(β)との関係の各種の例を示す図である。
例えば、βは、エッジ強度が大きくなるに従って連続的に減少するのではなく、図9の(a)に示すように、段階的に減少してもよい。
また、図9の(b)に示すように、βは“0”および“1”の2段階であってもよい。例えば、エッジ強度が閾値E以下の場合は、β=1であり、エッジ強度が閾値Eより大きい場合、β=0であってもよい。
つまり、簡単にいうと、合成部203は、エッジ強度が閾値E以下の場合には、入力画像データ(YIN)のみを合成画像データとして出力し、エッジ強度が閾値Eより大きい場合は、3次元NR処理後の画像データ(YOUT)のみを合成画像データとして出力してもよい(式2参照)。
このように、βとしてとり得る値を段階的な複数の値に限定することで、例えば、合成部203における合成処理の負荷が軽減される。
なお、βが“0”および“1”のいずれかである場合、合成部203による合成処理の単位ごとにYINおおよびYOUTのいずれか一方が合成画像データ(YMIX)に採用されることになる。そのため、1つのフレームに対応するYMIXにおいて、YINが採用された領域とYOUTが採用された領域との境目で、YINとYOUTとの間の画質の差が目立つことも考えられる。
しかしながら、合成処理の単位として、例えば1画素ごとなどの比較的に小さい単位を採用することで、YMIXにおいて、視覚としてとらえられるYINとYOUTとの間の画質の差を、実質的に問題にならない程度に収めることは可能である。
また、エッジ強度とβとの関係は、エッジ強度軸とβ軸とで形成される2次元平面において一次関数(直線)として表される必要はない。例えば、エッジ強度とβとの関係は曲線で表されてもよい。
例えば、図9の(c)に示すように、エッジ強度が大きくなるほど、βの低下率(横軸方向の単位長さあたりのβの減少値)が大きくなってもよい。
この場合、例えば、エッジ強度が中間レベル程度であっても、βは比較的大きい値である。そのため、YINとYOUTとの合成結果であるYMIXにおいて、YINの成分の割合がYOUTの成分の割合よりも多くなる。つまり、3次元NR処理に起因する残像がYMIXに現れることに対する抑制効果が向上する。
また、例えば、図9の(d)に示すように、エッジ強度が大きくなるほど、βの低下率が小さくなってもよい。
この場合、例えば、エッジ強度が中間レベル程度であっても、βは比較的小さい値である。そのため、YINとYOUTとの合成結果であるYMIXにおいて、YOUTの成分の割合がYINの成分の割合よりも多くなる。つまり、YMIXに現れるノイズの3次元NR処理による低減効果が向上する。
このように、エッジ強度とβとの関係は、例えば負の相関関係であれば、どのような関係であってもよい。つまり、エッジ強度と、合成比率(β:1−β)に示されるYOUTの割合(1−β)とが、正の相関関係となるように、エッジ強度に応じたβが決定されればよい。
言い換えると、合成部203は、エッジ検出部204による検出結果が、第一エッジ強度よりも大きな第二エッジ強度を示す場合、合成比率(β:1−β)に示されるYOUTの割合(1−β)が、当該検出結果が第一エッジ強度を示す場合における当該割合よりも大きな値となるように合成比率を決定すればよい。
また、エッジ強度の変化量に対するβの変化量の割合(例えば、図4における、エッジ強度とβとの関係を示す直線の傾き)が、撮影環境に応じて動的に変化してもよい。
図10は、エッジ強度の変化量に対するβの変化量の割合が動的に変化する場合の、エッジ強度とβとの関係を例示する図である。
例えば、デジタルビデオカメラ100による撮影環境が、晴天時の屋外など比較的に明るい環境Aである場合と、曇天時の屋外など比較的に暗い環境Bである場合とを想定する。
この場合、一般に、環境Aにおける撮影結果として、明度の高い画像データが得られ、環境Bにおける撮影結果として、明度の低い画像データが得られる。
つまり、一般に、環境Bにおいて得られた画像に示される被写体の輪郭は、環境Aにおいて得られた画像に示される被写体の輪郭よりも鮮明ではない。
そのため、エッジ強度の検出の対象であるYOUTの明度が低いほど、エッジ強度とβとの関係を示す直線の傾きを、例えば図10の(a)および(b)に示すように小さくする(負の傾斜角度を大きくする)。
すなわち、合成部203は、YOUTに示される明度が第一明度よりも低い第二明度である場合、エッジ検出部204による検出結果に示されるエッジ強度に対応する合成比率におけるYOUTの割合が、当該明度が第一明度の場合における割合よりも大きな値となるように、合成比率を決定してもよい。
これにより、被写体の輪郭が鮮明ではない場合であっても、当該輪郭部分のノイズが3次元NR処理によって低減された合成画像データ(YMIX)が、合成部203から出力される。
例えば、ある被写体の輪郭部分のエッジ強度が、当該被写体の撮影環境が暗い環境であったために、E1という比較的小さな値であった場合を想定する。
この場合、エッジ強度とβとの関係が、図10の(a)に示される関係であれば、E1に対応する、YINおよびYOUTを合成する際の合成比率に示されるYINの割合として、比較的大きな値であるβ1が算出される。
一方、エッジ強度とβとの関係が、図10の(b)に示される関係であれば、E1に対応するYINの割合として、β1よりも小さなβ2が算出される。
すなわち、図10の(a)の場合よりも、図10の(b)の場合の方が、当該被写体の輪郭部分の画像についての合成比率における、3次元NR処理後の画像データであるYOUTの割合(1−β)が大きい。
従って、例えば撮影環境が比較的に暗かったために、YOUTにおける被写体の輪郭が鮮明ではない場合であっても、当該輪郭部分の画像であって、3次元NR処理によるノイズが低減された画像を、合成結果として得ることができる。
簡単に言うと、YOUTの明度が低いほど、エッジ強度とβとの関係を示す直線の傾き小さくする(負の傾斜角度を大きくする)ことで、被写体の輪郭の認識感度を上げることができる。その結果、比較的暗い環境で撮影された画像に対する、3次元NR処理によるノイズの低減と、3次元NR処理に起因する残像の発生の抑制とがバランスよく実行される。
なお、YOUTの明度の特定は、YOUTの1つ以上の画素値を用いて行ってもよく、もしくは、YINまたはYMEMの1つ以上の画素値を用いて行ってもよい。
また、YOUT等の画素値を用いずに、例えば、デジタルビデオカメラ100の絞り300等の設定値、または、撮影環境の明度を検出するセンサからの明度情報等の、画像処理装置160の外部機器から取得する情報を用いてYOUTの明度が特定されてもよい。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルビデオカメラ100は、画像処理装置160を備え、画像処理装置160は、ノイズリダクション部161によって、3次元NR処理によるノイズの低減と、3次元NR処理に起因する残像の低減とを行うことができる。
なお、上記の実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)またはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記実施の形態の画像処理装置を実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、以下の画像処理方法を実行させる。
時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行い、前記3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出し、前記検出の結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、決定された合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、前記合成において得られた合成画像データを出力する、画像処理方法。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る画像処理装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、ノイズリダクション部161は、デジタルビデオカメラ100以外の機器において画像処理装置として備えられてもよい。
例えば、撮像機能を有する、携帯端末または据え置き型の機器等に、ノイズおよび残像を低減するための画像処理装置としてノイズリダクション部161が備えられてもよい。
また、例えば、ノイズリダクション部161を備えないデジタルビデオカメラから出力される画像データに対して、上述の一連の処理(例えば図3参照)を実行する画像処理装置として実現されてもよい。
本発明はデジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話、およびスマートフォン等の撮像装置における、ノイズおよび残像を低減するための画像処理装置に適用できる。
100 デジタルビデオカメラ
101 撮像部
110 光学系
120 レンズ駆動部
130 シャッタ
140 CMOSイメージセンサ
150 A/Dコンバータ
160 画像処理装置
161 ノイズリダクション部
170 バッファ
180 コントローラ
190 カードスロット
200 メモリカード
201 3DNR部
203 合成部
204 エッジ検出部
210 操作部
220 表示モニタ
240 内部メモリ

Claims (9)

  1. 時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部による3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、決定した合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、前記合成により得られた合成画像データを出力する合成部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記合成部は、前記検出部による検出結果が、第一エッジ強度よりも大きな第二エッジ強度を示す場合、前記合成比率に示される前記処理後画像データの割合が、前記検出結果が前記第一エッジ強度を示す場合における前記割合よりも大きな値となるように前記合成比率を決定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成部は、前記検出部による検出結果に示されるエッジ強度が大きいほど、前記合成比率に示される前記処理後画像データの割合が大きくなるように、前記合成比率を決定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記合成部は、前記処理後画像データに示される明度が第一明度よりも低い第二明度である場合、前記検出結果に示されるエッジ強度に対応する前記合成比率における前記処理後画像データの前記割合が、前記明度が前記第一明度の場合における前記割合よりも大きな値となるように前記合成比率を決定する、
    請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第一画像データは時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた2つのフレームのうちの一方に含まれる所定の単位の画像データであり、前記第二画像データは、前記2つのフレームのうちの他方に含まれる前記所定の単位の画像データであり、
    前記合成部は、前記所定の単位ごとに前記合成比率の決定および前記合成を行うことで、前記2つのフレームのうちの前記一方のフレームに対応する合成画像データを出力する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理部は、前記第二画像データである、前記第一画像データに対する前記3次元NR処理の前に前記画像処理部から出力された処理後画像データを用いて、前記3次元NR処理を行う、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第一画像データおよび前記第二画像データを得るための撮像を行う撮像部と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備える撮像装置。
  8. 時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部による3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、決定した合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、前記合成により得られた合成画像データを出力する合成部と、
    を備える集積回路。
  9. 時間的に互いに異なるタイミングで撮像することで得られた第一画像データおよび第二画像データを用いて、前記第一画像データのノイズを低減する3次元ノイズリダクション(NR)処理を行い、
    前記3次元NR処理が施された画像データである処理後画像データが示す画像のエッジ強度を検出し、
    前記検出の結果に基づいて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成比率を決定し、
    決定された合成比率を用いて、前記第一画像データと前記処理後画像データとの合成を行い、
    前記合成において得られた合成画像データを出力する、
    画像処理方法。
JP2012237150A 2012-02-01 2012-10-26 画像処理装置および撮像装置 Active JP6020904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237150A JP6020904B2 (ja) 2012-02-01 2012-10-26 画像処理装置および撮像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019483 2012-02-01
JP2012019483 2012-02-01
JP2012237150A JP6020904B2 (ja) 2012-02-01 2012-10-26 画像処理装置および撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013179566A JP2013179566A (ja) 2013-09-09
JP6020904B2 true JP6020904B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=48869897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012237150A Active JP6020904B2 (ja) 2012-02-01 2012-10-26 画像処理装置および撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9007492B2 (ja)
JP (1) JP6020904B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102194233B1 (ko) 2014-05-19 2020-12-22 삼성전자주식회사 깊이 영상 생성 장치 및 방법
CN107222669B (zh) * 2017-06-30 2019-01-25 维沃移动通信有限公司 一种拍摄的方法和移动终端
JP7098958B2 (ja) * 2018-02-28 2022-07-12 株式会社ニコン 撮像装置、画像処理装置、および画像処理プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05300409A (ja) 1992-04-16 1993-11-12 Sony Corp ノイズ低減装置
JPH07336563A (ja) * 1994-06-02 1995-12-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像フィルタリング方法及び画像フィルタリング装置
JP4417780B2 (ja) * 2004-05-31 2010-02-17 株式会社東芝 ノイズ除去装置及び画像表示装置
JP2007096675A (ja) 2005-09-28 2007-04-12 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録再生装置
JP5013932B2 (ja) * 2007-04-03 2012-08-29 三洋電機株式会社 ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、及び電子機器
JP4990240B2 (ja) 2008-08-06 2012-08-01 三菱電機株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2010141653A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 画像処理装置及び撮像装置
JP5143038B2 (ja) * 2009-02-02 2013-02-13 オリンパス株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
WO2011033619A1 (ja) * 2009-09-16 2011-03-24 パイオニア株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び、記憶媒体
JP2011065339A (ja) 2009-09-16 2011-03-31 Pioneer Electronic Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び、記憶媒体
KR101391161B1 (ko) * 2009-12-04 2014-05-07 캐논 가부시끼가이샤 화상처리장치

Also Published As

Publication number Publication date
US9007492B2 (en) 2015-04-14
US20130194460A1 (en) 2013-08-01
JP2013179566A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9025049B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, computer readable medium, and imaging apparatus
JP4898761B2 (ja) オブジェクト追跡を用いたデジタル画像の手ぶれ補正装置および方法
JP4703710B2 (ja) オブジェクト追跡を用いたデジタル画像の手ぶれ補正装置及び方法
US9288392B2 (en) Image capturing device capable of blending images and image processing method for blending images thereof
JP5453573B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP6720881B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
CN110717871A (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
JP2014021928A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6020904B2 (ja) 画像処理装置および撮像装置
JP6541501B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理方法
TWI693577B (zh) 影像產生方法與電子裝置
JP5760654B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US9710897B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
JP6016546B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP6173027B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2014153517A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、プログラム並びに記憶媒体
JP6029464B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5871590B2 (ja) 撮像装置、及びその制御方法
JP6025555B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6953594B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
CN110913143B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
JP5158167B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
US8406558B2 (en) Imaging apparatus, image processing apparatus, and image processing method
US20210195100A1 (en) Image processing apparatus, image pickup apparatus, image processing method, and non-transitory computer-readable storage medium
JP2009290588A (ja) 動きベクトル検出装置およびその方法、並びに撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160921

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6020904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250