JP6436381B2 - モータ用電機子及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ用電機子及びモータに関する。
モータ駆動時の損失として、巻線の抵抗成分によって生じる銅損と、電機子を構成するコアの物性によって生じる鉄損と、回転運動に伴う摩擦によって生じる機械損とが知られている。鉄損は、さらにヒステリシス損及び渦電流損に分類されるが、その大部分が渦電流損で占められている。このため、鉄損を低減してモータの効率を向上させるには、渦電流損を低減する必要がある。渦電流は、電磁誘導作用によってコア内に生じる電流であり、コア内の磁束が変化した場合に当該変化を妨げる方向に流れる。渦電流損は、渦電流が流れることによりジュール熱として失われるエネルギーである。
コアは、通常、多数の電磁鋼板を積層して構成される。また、各電磁鋼板は、その表面に絶縁層が形成された板状体からなる。板形状の導体における渦電流損Peは、導体の厚さh、周波数f、最大磁束密度Bm及び磁性体の抵抗率ρを用いた次式で表わされることが知られている。この式によれば、コアに用いられる電磁鋼板の厚さを1/2倍にすれば、渦電流損は1/4倍になることがわかる。つまり、電磁鋼板の厚さが薄くなれば、渦電流損が低減することがわかる。
Figure 0006436381
また、ステータコアの形状を工夫することにより、鉄損を低減する方法が従来から提案されている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1には、圧縮応力と平行な複数のスリットがバックヨーク部に設けられたコアが記載されている。このような構成を採用することにより、焼き嵌めによる圧縮応力を緩和し、鉄損を低減できることが記載されている。
特開2011−160578号公報 特開2012−135123号公報
しかしながら、渦電流損を低減するために電磁鋼板の厚さを薄くした場合、電磁鋼板の機械的強度が低下し、また、電磁鋼板の加工が困難になるという問題があった。また、渦電流損を低減するためにバックヨーク部にスリットを設けた場合も、電磁鋼板の機械的強度が低下するという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、渦電流損を低減することにより、モータの効率を向上させることを目的とする。
本発明の第1の観点からのモータ用電機子は、モータに使用されるモータ用電機子であって、2以上の電磁鋼板が積層され、前記モータの径方向に延びるティース部を有するコアと、前記ティース部に周方向に巻回される導線とを有し、前記電磁鋼板のティース部の表面には、径方向に延びる2以上の第一凹部が位置する。
本発明によれば、渦電流損を低減することにより、モータの効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1によるモータM1の一構成例を模式的に示した断面図である。 図1のステータ12の断面を示した断面図である。 図1のティース部12Tを軸方向から見た拡大図である。 図1のティース部12Tを周方向から見た拡大図である。 コア120の詳細構成の一例を示した図である。 図5のB−B切断線によりコア120を切断した断面を含む斜視図である。 コア120の断面の他の例を示した斜視図である。 評価用電機子200を模式的に示した図である。 比較用電機子210を模式的に示した図である。 第一凹部51と電磁鋼板122の結晶粒層との関係を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態2によるコア120の詳細構成の一例を示した図である。 図11のC−C切断線によりコア120を切断した断面を含む斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本明細書では、便宜上、モータの中心軸Jの方向を上下方向として説明するが、本発明によるモータの使用時における姿勢を限定するものではない。また、モータの中心軸Jの方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向及び周方向を単に「径方向」及び「周方向」と呼ぶことにする。同様にして、電機子及びそのコアについても、モータ内に組み込まれた状態においてモータの軸方向、径方向及び周方向と一致する方向を「軸方向」、「径方向」及び「周方向」と呼ぶことにする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるモータM1の一構成例を示した図であり、中心軸Jを含む平面で切断したときの断面が示されている。モータM1は、家電製品、事務機器、医療機器、自動車などの駆動装置の駆動源として使用され、駆動装置の枠体に固定される静止部と、当該静止部により回転可能に支持される回転部とにより構成される。回転部には、シャフト10及びロータ11が含まれる。一方、静止部には、ステータ12、回路基板13、軸受14、ブラケット15及びスペーサ16が含まれる。以下、これらの各部品について詳しく説明する。
シャフト10は、軸方向(上下方向)に延びる略円柱状の部材であり、2つの軸受14により支持され、中心軸Jを中心として回転する。
ロータ11は、シャフト10とともに回転する部材であり、ステータ12に対し相対的に回転する。ロータ11は、ロータホルダ110及びロータマグネット111により構成される。ロータホルダ110は、円筒部11C及び底板部11Bにより構成され、軸方向上方に開口を有する有底円筒形状からなる。円筒部11Cは、略円筒形状を有し、ステータ12の径方向外側に配置される。底板部11Bは、円筒部11Cの下端から径方向内方に延びる板状の部材であり、ステータ12の下方に配置され、シャフト10に固定されている。ロータマグネット111は、ロータホルダ110の円筒部11Cの内周面に固定された磁石である。ロータマグネット111の内周面には、ステータ12と対向する磁極面が形成されている。当該磁極面は、N極の磁極領域とS極の磁極領域とが周方向に交互に並ぶように着磁されている。
ステータ12は、モータM1の電機子であり、略円環形状を有し、ブラケット15に固定されている。また、ステータ12は、ロータ11の径方向内側に配置され、ステータ12の外周面は、間隙を介してロータマグネット111と径方向において対向する。
回路基板13は、コイル121に駆動電流を供給する電子回路(不図示)を搭載した基板であり、略円形の板状体からなる。回路基板13は、ロータ11の軸方向上側に配置され、ロータホルダ110の軸方向上方の開口と対向する。また、回路基板13は、ブラケット15に対応する貫通孔を有する。
軸受14は、シャフト10を回転自在に支持する部材であり、例えば、玉軸受が用いられる。2つの軸受14は、いずれもシャフト10に対して圧入固定され、ブラケット15に対して隙間嵌めされる。また、これらの軸受14は、ブラケット15内に固定されたスペーサ16を挟んでブラケット15内に収容されている。
ブラケット15は、軸受14を収容する軸受保持部であり、亜鉛メッキ鋼板などの金属板をプレス加工することにより得られる。ブラケット15は、ステータ12の内周面に圧入固定される円筒部15Cと、円筒部15Cの上端から径方向外方に延びるフランジ部15Fとによって構成される。円筒部15C内には、略円筒形状のスペーサ16が収容されている。スペーサ16をブラケット15内に圧入することにより、2つの軸受14がブラケット15によって支持される。
図2〜図4は、図1のステータ12の詳細構成を示した図である。図2は、ステータ12を図1のA−A切断線で切断したときの断面を示した断面図である。図3及び図4は、ステータ12の一部を拡大して示した拡大図であり、図3には、ティース部12Tを軸方向から見たときの様子が示され、図4には、ティース部12Tを周方向から見たときの様子が示されている。
<コア120>
コア120は、2以上の電磁鋼板122を軸方向(上下方向)に積層した積層体である。例えば、厚さ350μmのケイ素鋼板を20枚積層することによりコア120が得られる。また、コア120は、厚さ及び平面形状が同一の電磁鋼板122によって構成される。このため、電磁鋼板122の平面形状は、コア120の平面形状と一致する。コア120の平面形状は、環状のコアバック部12Bと、コアバック部12Bの外周縁から径方向外方に延びる複数のティース部12Tと、ティース部12Tの径方向外端にそれぞれ配置された複数のアンブレラ部12Uとによって構成される。
コアバック部12Bは、周方向に延びる形状を有する。図2〜図4に示されたコアバック部12Bは、円環形状を有する。当該円環形状の中心は、中心軸Jと一致する。当該円環形状の径方向の幅は、略一定である。当該円環形状の内周面は、ブラケット15の円筒部15Cの外周面と対向する。
ティース部12Tは、径方向に延びる形状を有する。また、ティース部12Tの一端にはコアバック部12Bが配置され、ティース部12Tの他端にはアンブレラ部12Uが配置されている。図2〜図4に示されたティース部12Tは、コアバック部12Bよりも径方向外側に配置されている。つまり、ティース部12Tの径方向内端にコアバック部12Bが配置され、ティース部12Tの径方向外端にアンブレラ部12Uが配置されている。また、ティース部12Tは、周方向の幅を一定に維持しつつ径方向に直線的に延びる略矩形の形状を有する。
アンブレラ部12Uは、ティース部12Tの一端に設けられ、周方向に延びる形状を有する。アンブレラ部12Uの周方向の幅は、ティース部12Tよりも広い。アンブレラ部12Uの径方向の長さは、ティース部12Tよりも短い。図2〜図4に示されたアンブレラ部12Uは、ティース部12Tの径方向外端に設けられている。また、アンブレラ部12Uの外周面は、ロータ11の内周面と対向する。このため、ロータ11によって生成される磁束の一部は、アンブレラ部12Uの外周面を通って、コア120内に入り、アンブレラ部12U内に略径方向の磁界を形成する。
<コイル121>
コイル121は、コア120に巻回された導線により構成される。当該導線に駆動電流を流すことにより、磁芯としてのコア120内に磁束が発生する。このため、アンブレラ部12Uとロータマグネット111との間に周方向のトルクが発生し、シャフト10が中心軸Jを中心として回転する。コイル121の導線は、ティース部12Tに対し周方向に巻回されている。このため、駆動電流の変化量に応じて、ティース部12T内には径方向の磁束が発生する。当該磁束は、ティース部12Tの両端に配置されたアンブレラ部12U内及びコアバック部12B内を通る。
なお、コイル121の導線は、2以上の電磁鋼板122を積層した積層体に対して巻回されている。また、コイル121は、コア120と導通しないように、例えば、絶縁性の樹脂からなるインシュレータを介在させてティース部12Tに巻回されるが、便宜上、本実施の形態では省略する。なお、インシュレータに代えて、コア120に対して絶縁性の粉末の被膜が形成される粉体塗装による絶縁が行われてもよい。
<渦電流>
コア120内の磁束密度が変化すれば、コア120内に渦電流が流れる。渦電流は、磁束に垂直な面内において環状に流れる電流であり、磁束密度の変化を妨げる方向に流れる。コア120を構成する各電磁鋼板122は、互いに絶縁されているため、渦電流の経路は、各電磁鋼板122内に形成され、異なる電磁鋼板122に跨がることはない。つまり、渦電流の経路は、各電磁鋼板122内の断面であって、上記磁束に垂直な面内に形成される。
図5及び図6は、コア120の詳細構成の一例を示した図である。図4は、コイル121が取り付けられていない状態のコア120を示した拡大図であり、図3と同様、軸方向から見たときの様子が示されている。また、図6は、図5のB−B切断線によりコア120を切断した断面を含む斜視図である。
<凹部51〜53>
コア120を構成する各電磁鋼板122の表面には凹部51〜53が設けられる。凹部51〜53は、電磁鋼板122のティース部12T、アンブレラ部12U及びコアバック部12Bにそれぞれ形成される。凹部51〜53の深さdは、電磁鋼板122の厚さhよりも短く、凹部51〜53は、電磁鋼板122を軸方向に貫通していない。例えば、厚さhが350μmの電磁鋼板122に対し、深さdが100μmの凹部51〜53が形成される。また、凹部51〜53は、電磁鋼板122の表面上に細長い形状の開口を有する。細長いとは、凹部の溝の幅よりも凹部が延びる方向の長さの方が大きいことをいう。つまり、凹部51〜53は、電磁鋼板122の溝部として形成される。
渦電流は、主として電磁鋼板122の表面付近を流れる。このため、電磁鋼板122に凹部51〜53を形成することにより、渦電流の経路を蛇行させ、その経路長を長くすることができる。その結果、経路における電気抵抗Rが増大し、渦電流Iが減少する。渦電流損は、渦電流が流れることによって発生するジュール熱による損失であり、一般に、R×Iとして与えられる。従って、電磁鋼板122に凹部51〜53が設けられることにより、渦電流損を抑制し、モータM1の効率を向上させることができる。しかも、電磁鋼板122を貫通するスリットを設ける場合に比べて、電磁鋼板122の機械的強度を確保することができる。
また、凹部51〜53は、電磁鋼板122内を通る磁束の方向と略同一の方向に延びる形状を有する。渦電流は磁束に垂直な面内を流れることから、凹部51〜53の延伸方向を磁束の方向と略一致させることにより、軸方向から平面視した場合に凹部51〜53が渦電流と交差し、渦電流の発生を効果的に抑制することができる。また、3以上の凹部51〜53が略平行に配列し、隣接する凹部51〜53の間隔が略同一となることにより、渦電流を更に効果的に抑制することができる。
凹部51〜53は、例えば、電磁鋼板122にレーザ光を照射することによって形成される。コア120は、2以上の電磁鋼板122の積層体であるため、各電磁鋼板122に僅かな歪みが生じることにより、コア120のばらつきが大きくなる場合がある。このため、凹部51〜53の加工には、短パルスレーザを用いることが望ましい。特に、ピコ秒パルスレーザ又はフェムト秒パルスレーザを用いれば、凹部51〜53の加工時に電磁鋼板122に歪みが生じるのを抑制することができる。
凹部51〜53の幅は、渦電流損にほとんど影響を与えないことから、電磁鋼板122の機械的強度を確保する観点から、凹部51〜53の幅は狭い方が望ましい。そこで、凹部51〜53の軸方向における断面形状は、電磁鋼板122の表面から離れるほど幅が狭くなるV字形状として形成される。特に、凹部51〜53の開口の幅を深さdよりも短くし、凹部51〜53の断面形状をV字形状にすることが望ましい。例えば、凹部51〜53の断面は、深さd=100μm、開口の幅w=20μmのV字形状として形成される。また、体積比で電磁鋼板122の1%以下となるように凹部51〜53を配置することが望ましい。
凹部51〜53は、いずれも電磁鋼板122の互いに対向する上面及び下面に形成することができる。本明細書では、電磁鋼板122の上面に形成された凹部51〜53を第一上凹部、第二上凹部及び第三上凹部とそれぞれ呼び、電磁鋼板122の下面に形成された凹部51〜53を第一下凹部、第二下凹部及び第三下凹部とそれぞれ呼ぶことにする。なお、本実施の形態では、凹部51〜53が、いずれも電磁鋼板の上面及び下面に設けられている例について説明するが、凹部51〜53は、電磁鋼板122の上面又は下面の少なくとも一方に設けられていればよい。
<第一凹部51>
第一凹部51は、電磁鋼板122のティース部12Tに形成された凹部である。第一凹部51は、電磁鋼板122の表面上に開口を有する。当該開口は、周方向の幅が径方向の長さよりも短く、径方向に延びる形状を有する。つまり、第一凹部51は、径方向に延びる溝形状からなる。また、ティース部12Tには、2以上の第一凹部51が周方向に配列されている。
ティース部12T内には径方向に磁束が通る。このため、第一凹部51を径方向に延伸させることにより、軸方向から平面視した場合に第一凹部51を渦電流と交差させ、渦電流損を抑制することができる。また、好ましくは、2以上の第一凹部51を周方向に配列させることにより、より渦電流を抑制することができる。さらに、3以上の第一凹部51を略同一の間隔で配列させることにより、渦電流をより効果的に抑制することができる。
図6の第一上凹部51Aは、電磁鋼板122の上面に設けられた第一凹部51であり、図6の第一下凹部51Bは、電磁鋼板122の下面に設けられた第一凹部51である。つまり、第一凹部51は、電磁鋼板122の上面及び下面に配置されている。
第一上凹部51A及び第一下凹部51Bが異なる位置に配置されていれば、同じ位置に配置されている場合に比べて、電磁鋼板122の機械的強度をより増大させることができるとともに、渦電流の経路長をより長くすることができる。このため、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、周方向の異なる位置に配置されていることが望ましい。例えば、第一上凹部51Aの少なくとも1つが、周方向において互いに隣り合う2つの第一下凹部51Bの間に配置され、あるいは、第一下凹部51Bの少なくとも1つが、周方向において互いに隣り合う2つの第一上凹部51Aの間に配置されることが望ましい。さらに、全ての第一上凹部51A及び全ての第一下凹部51Bが、周方向の異なる位置に配置されていることがより望ましい。特に、図6に示した通り、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bが、周方向において交互に配置される構成が望ましい。
さらに、第一上凹部51Aは、互いに隣り合う2つの第一下凹部51Bの略中央に配置されることが望ましく、第一下凹部51Bの位置は、互いに隣り合う2つの第一上凹部51Aの略中央に配置されることが望ましい。また、第一凹部51の間隔sは、コイル121を構成する導線の巻回ピッチpよりも小さいことが望ましい。第一凹部51の間隔sは、互いに隣接する第一凹部51の開口縁部間における距離である。巻回ピッチpは、互いに隣接する導線の中心間の距離である。
図7は、コア120の詳細構成の他の例を示した図である。図7は、図6と同様、図5のB−B切断線によりコア120を切断した断面を含む斜視図である。図7において、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、周方向の異なる位置に配置されている。また、第一上凹部51Aは、互いに隣り合う2つの第一下凹部51Bの間に配置され、第一下凹部51Bは互いに隣り合う2つの第一上凹部51Aの間に配置されている。つまり、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、周方向において交互には配置されていないが、互いに隣接する2つの第一上凹部51Aの組み合わせと、互いに隣接する2つの第一下凹部51Bの組み合わせとが、周方向において交互に配置されている。
<第二凹部52>
第二凹部52は、電磁鋼板122のアンブレラ部12Uに形成された凹部である。第二凹部52は、電磁鋼板122の表面上に開口を有する。当該開口は、周方向の幅が径方向の長さよりも短く、略径方向に延びる形状を有する。つまり、第二凹部52は、略径方向に延びる溝形状からなる。また、アンブレラ部12Uには、2以上の第二凹部52が周方向に配列されている。
第二凹部52は、アンブレラ部12U内を通る磁束の方向に略一致するように配置されている。第二凹部52の延伸方向を磁束の方向と略一致させることにより、軸方向から平面視した場合に第二凹部52を渦電流と交差させ、渦電流損を効果的に抑制することができる。また、2以上の第二凹部52を周方向に配列させることにより、より渦電流を抑制することができる。
第二凹部52は、略径方向に延びるが、隣接する第二凹部52の間隔は、径方向外側にいくほど大きくなる。具体的には、アンブレラ部12Uの周方向の中央付近では、第二凹部52は径方向に直線的に延びる。一方、周方向の両端付近では、隣接する第二凹部52の間隔がロータ11に向かうにつれて大きくなる。
また、第二凹部52は、電磁鋼板122の上面及び下面に配置される。上面に形成される第二上凹部と、下面に形成される第二下凹部とは、互いに異なる位置に配置されることが望ましい。例えば、第二上凹部の少なくとも1つが、周方向において互いに隣り合う2つの第二下凹部の間に配置され、あるいは、第二下凹部の少なくとも1つが、周方向において互いに隣り合う2つの第二上凹部の間に配置される。また、全ての第二上凹部と、全ての第二下凹部が、周方向の異なる位置に配置されていることがより望ましい。特に、第二上凹部及び第二下凹部が、周方向において交互に配置される構成が望ましい。さらに、第二上凹部の位置は、周方向において互いに隣り合う第二下凹部の略中央であることが望ましく、第二下凹部の位置は、周方向において互いに隣り合う第二上凹部の略中央であることが望ましい。
アンブレラ部12Uは、ティース部12Tの径方向外端に設けられ、ロータ11と対向する。このため、アンブレラ部12U内には、コイル121の駆動電流によって生じる磁束と、ロータ11の磁石によって生じる磁束とが存在する。しかも、両者の磁束密度を比較すれば後者の方が大きい場合が多い。このため、アンブレラ部12U内には、ティース部12T内よりも大きな磁界が形成され、より大きな渦電流損が生じ得る。このため、互いに隣り合う第二凹部52の間隔は、互いに隣り合う第一凹部51の間隔よりも狭いことが望ましい。例えば、第二凹部52の間隔の最小値は、第一凹部51の間隔の最小値よりも小さいことが望ましい。また、第二凹部52の間隔の平均値は、第一凹部51の平均値よりも小さいことが望ましい。
<第三凹部53>
第三凹部53は、コアバック部12Bに形成された凹部である。第三凹部53は、略周方向に延びる開口を有する。当該開口は、径方向の幅が周径方向の長さよりも短く、周径方向に延びる形状を有する。つまり、第凹部53は、周方向に延びる溝形状からなる。コアバック部12B内には、周方向に磁束が通ることから、第三凹部53が周方向に延伸することにより、軸方向から平面視した場合に第三凹部53が渦電流と交差し、渦電流損を抑制することができる。
また、2以上の第三凹部53を径方向に配列させることにより、より渦電流を抑制することができる。さらに、3以上の第三凹部53を略同一の間隔で配列させることにより、渦電流をより抑制することができる。
また、第三凹部53は、電磁鋼板122の互いに対向する上面及び下面に配置される。上面に形成される第三上凹部と、下面に形成される第三下凹部とは、互いに異なる位置に配置されることが望ましい。例えば、第三上凹部の少なくとも1つが、径方向において互いに隣り合う第三下凹部の間に配置され、あるいは、第三下凹部の少なくとも1つが、径方向において互いに隣り合う第三上凹部の間に配置されることが望ましい。また、全ての第三上凹部と、全ての第三下凹部が、径方向の異なる位置に配置されていることがより望ましい。特に、第三上凹部及び第三下凹部が、径方向において交互に配置される構成が望ましい。さらに、第三上凹部の位置は、径方向において互いに隣り合う第三下凹部の略中央であることが望ましく、第三下凹部の位置は、径方向において互いに隣り合う第三上凹部の略中央であることが望ましい。
<シミュレーション結果>
図8及び図9は、渦電流損のシミュレーション結果を模式的に示した図である。図8には、本実施の形態による電磁鋼板122を含む評価用電機子200が示され、図9には、凹部51が形成されていない従来の電磁鋼板211を含む比較用電機子210が示されている。
図8の評価用電機子200は、1枚の電磁鋼板122に導線が巻回されている。電磁鋼板122は、図6に示した電磁鋼板である。電磁鋼板122の上面には第一上凹部51Aが形成されている。電磁鋼板122の下面には第一下凹部51Bが形成されている。図6中の左右方向において、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、交互に配置されている。また、電磁鋼板122は、厚さhが350μmである。第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、深さdが100μm、開口の幅wが20μmである。また、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bは、短波パルスレーザを照射し、電磁鋼板122の体積の略1%を除去することによって形成される。
図9の比較用電機子210は、1枚の電磁鋼板211に導線が巻回されている。電磁鋼板211は、一般的なモータ用電機子に用いられる従来の電磁鋼板であり、第一上凹部51A及び第一下凹部51Bを有しない点を除き、本実施の形態による電磁鋼板122と同一である。
コイル121に時計方向の駆動電流201が流れると、電磁鋼板122,211内には、紙面と垂直に手前から奥へ向かう磁場202が形成される。この磁場202が変化したとき、当該変化を抑制するように渦電流203が流れる。例えば、磁場202が増大した場合であれば、渦電流203が反時計方向に流れる。
同一の条件下において評価用電機子200及び比較用電機子210に生じる渦電流損をシミュレーションで求めたところ、評価用電機子200は、比較用電機子210に比べ、30%の渦電流損が低減されることがわかった。
渦電流203は、電磁鋼板122,211内に形成される環状の経路を流れる。また、渦電流203は、主に電磁鋼板122,211の表面近傍を流れる。このため、図9では、渦電流203の経路が、電磁鋼板211の表面に沿って延びる滑らかな曲線経路として形成されている。これに対し、図8では、電磁鋼板122の上面及び下面に第一上凹部51A及び第一下凹部51Bが設けられているため、これらを回避するように渦電流203の流路が蛇行し流路長が長くなる。その結果、渦電流203が減少し、渦電流損も減少する。
本実施の形態による電磁鋼板122は、厚さhが250μmの電磁鋼板を繰り返し折り曲げることによって、厚さhが350μmとなるように成形したものに相当すると考えることもできる。つまり、厚さ250μmの電磁鋼板と同等の渦電流損を実現しつつ、より大きな機械的強度を確保することができる。
また、電磁鋼板122を薄くすることによるコストの増大を回避しつつ、渦電流損を抑制することができる。軸方向の長さが同一のコア120を製作する場合、薄い電磁鋼板122を使用すれば、必要となる電磁鋼板122の枚数が多くなる。このため、渦電流損を抑制するために電磁鋼板122を薄くすれば、コア120を製作するための加工工数が増大する。しかしながら、本実施の形態による電磁鋼板122は、電磁鋼板122を薄くすることなく、渦電流損を抑制しているため、コストを顕著に増大させることなく、渦電流損を抑制することができる。
<結晶粒層31,32A,32B>
図10は、第一凹部51と、電磁鋼板122の結晶粒層との関係を模式的に示した図であり、図5のB−B切断面が拡大して示されている。電磁鋼板122は、第一結晶粒層31と、第一結晶粒層31の上方及び下方に形成された第二結晶粒層32A,32Bとより構成される。なお、図中では、第二結晶粒層32A,32Bにハッチングが付されている。
第一結晶粒層31は、凹部51〜53が形成される前の状態において、電磁鋼板122の上面又は下面のいずれからも露出していない結晶粒によって構成される層である。第二結晶粒層32A,32Bは、電磁鋼板122の上面又は下面から露出する結晶粒により構成される層である。結晶粒は、結晶方位がそろっている結晶の塊であり、第二結晶粒層32A,32Bの結晶粒は、その粒径が第一結晶粒層31の結晶粒よりも小さい。
第一凹部51は、第一結晶粒層31に達するように形成される。つまり、第一凹部51の深さdは、第二結晶粒層32A,32Bの厚さよりも大きい。また、第一結晶粒層31の結晶粒は、第一凹部51の内面の一部を構成している。第二凹部52及び第三凹部53と、結晶粒層31,32A,32Bとの関係についても、第一凹部51の場合と同様であるため、重複する説明を省略する。
実施の形態2.
実施の形態1では、凹部51〜53が電磁鋼板122の溝部として形成される例について説明した。これに対し、本実施の形態では、凹部51〜53が一列に配列された多数の微小凹部54である場合について説明する。
図11及び図12は、本発明の実施の形態2によるコア120の詳細構成の一例を示した図である。図11は、コア120の一部を拡大して示した拡大図であり、図5と同様にして軸方向から見たときの様子が示されている。また、図12は、図11のC−C切断線によりコア120を切断した断面を含む斜視図である。
<微小凹部54>
凹部51〜53は、多数の微小凹部54によって構成される。微小凹部54の深さdは、電磁鋼板122の厚さhよりも短い。微小凹部54は電磁鋼板122を軸方向に貫通していない。例えば、厚さhが350μmの電磁鋼板122に対し、深さdが100μmの微小凹部54が形成される。また、微小凹部54は、電磁鋼板122の表面に、好ましくは円形又は楕円形の開口を有する。多数の微小凹部54の開口が、電磁鋼板122の表面上において一列に配列されている。電磁鋼板122の表面には、これらの微小凹部54の列として、線状の凹部51〜53が形成される。
微小凹部54は、電磁鋼板122にレーザ光を照射することによって形成される。例えば、短パルスレーザを用いることができる。特に、ピコ秒パルスレーザ又はフェムト秒パルスレーザを用いれば、微小凹部54の加工時に電磁鋼板122に歪みが生じるのを抑制することができる。
微小凹部54は、開口の幅wが深さdよりも短く、断面がV字形状であることが望ましい。例えば、微小凹部54の断面形状は、深さd=100μm、開口の幅w=20μmのV字形状として形成される。また、体積比で電磁鋼板122の1%以下を除去することによって微小凹部54を形成することが、機械的強度を確保する観点からは望ましい。開口の幅wは、凹部51〜53の幅方向における微小凹部54の開口の長さである。
<凹部51>
第一凹部51は、電磁鋼板122のティース部12Tに形成された凹部であり、多数の微小凹部54によって構成される。電磁鋼板122の表面上において微小凹部54を一列に配列することにより、径方向に延びる直線状の第一凹部51が形成される。
図11の第一上凹部51Aは、電磁鋼板122の上面に設けられた第一凹部51であり、電磁鋼板122の上面に形成された多数の微小凹部54によって構成される。同様にして、図11の第一下凹部51Bは、電磁鋼板122の下面に設けられた第一凹部51であり、電磁鋼板122の上面に形成された多数の微小凹部54によって構成される。
なお、本実施の形態では、アウターロータ型のモータM1の例について説明したが、本発明の適用対象は、この様なモータのみに限定されない。すなわち、本発明は、電磁鋼板122を積層してコア120が形成され、当該コア120のティース部12Tが径方向に延び、当該ティース部12Tに対し周方向に導線を巻回させた電機子を備えたモータに適用することができる。
例えば、ロータ11がステータ12よりも径方向内側に配置されているインナーロータ型モータに対し、本発明を適用することができる。インナーロータ型モータの場合、ティース部12Tがコアバック部12Bよりも径方向内側に配置される。つまり、ティース部12Tの径方向外端にコアバック部12Bが配置され、ティース部12Tの径方向内端にアンブレラ部12Uが配置される。
また、本実施の形態では、ステータ12が電機子で構成されるブラシレス型のモータM1の例について説明したが、本発明の適用対象は、この様なモータのみに限定されない。すなわち、本発明は、ロータが電機子で構成されるブラシ付きのモータにも適用することができる。
また、本発明によるコア120は、コイル121の取り付け後に、折り曲げ加工を行うことにより、コアバック部12Bを環状にするストレートコア(展開コア)であってもよい。また、本発明によるコア120は、アンブレラ部12Uを備えていないコアであってもよい。また、本発明によるコア120は、2以上の分割コアで構成することもできる。つまり、コア120は、予めコイルが取り付けられた2以上の分割コアを互いに連結して構成されるものであってもよい。
上記実施の形態では、コアバック部12Bが円環形状を有する場合の例について説明した。しかしながら、コアバック部12Bは周方向に延びる形状を有すればよく、他の形状を有するものであってもよい。例えば、コアバック部12Bは、多角形の内縁又は外縁を有する環状形状であってもよい。また、コアバック部12Bの幅は一定でなくてもよい。
10 シャフト
11 ロータ
11B 底板部
11C 円筒部
110 ロータホルダ
111 ロータマグネット
12 ステータ
12B コアバック部
12T ティース部
12U アンブレラ部
13 回路基板
14 軸受
15 ブラケット
15C 円筒部
15F フランジ部
16 スペーサ
31 第一結晶粒層
32A,32B 第二結晶粒層
51 第一凹部
51A 第一上凹部
51B 第一下凹部
52 第二凹部
53 第三凹部
54 微小凹部
120 コア
121 コイル
122 電磁鋼板
200 評価用電機子
201 駆動電流
202 磁場
203 渦電流
210 比較用電機子
211 電磁鋼板
J 回転軸
M1 モータ

Claims (12)

  1. モータに使用されるモータ用電機子であって、
    2以上の電磁鋼板が積層され、前記モータの径方向に延びるティース部を有するコアと、
    前記ティース部に周方向に巻回される導線とを有し、
    前記電磁鋼板の表面には、凹部が設けられ、
    前記凹部は、径方向に延びる2以上の第一凹部を含み、
    前記第一凹部は、前記電磁鋼板の前記ティース部の上面及び下面にそれぞれ位置し、
    前記電磁鋼板の上面もしくは下面に位置する少なくとも1つの前記第一凹部は、軸方向反対側の面に位置する隣り合う2つの前記第一凹部の間に位置することを特徴とするモータ用電機子。
  2. 前記第一凹部は、周方向において、前記電磁鋼板の上面及び下面に交互に位置することを特徴とする請求項に記載のモータ用電機子。
  3. 3以上の前記第一凹部は、周方向において略同一の間隔で位置することを特徴とする請求項に記載のモータ用電機子。
  4. 前記コアは、前記ティース部の一端に配置され、前記モータの磁石と対向し、周方向に延びるアンブレラ部を備え、
    前記凹部は、前記アンブレラ部の表面に位置する2以上の第二凹部を含み
    前記アンブレラ部の前記第二凹部は、前記ティース部の前記第一凹部に比べ、隣接する前記第二凹部の間隔が狭いことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモータ用電機子。
  5. 前記コアは、前記ティース部の他端に配置され、周方向に延びるコアバックと、
    前記ティース部の一端に配置され、前記モータの磁石と対向し、周方向に延びるアンブレラ部とを備え、
    前記アンブレラ部の周方向の長さは、前記ティース部の周方向の長さよりも長く、
    前記アンブレラ部の表面には、2以上の第二凹部が位置し、
    隣り合う第二凹部の間隔がロータに向かうにつれて大きくなることを特徴とする請求項に記載のモータ用電機子。
  6. 前記電磁鋼板は、第1結晶粒層と、第1結晶粒層の上方及び下方に形成され、第1結晶粒層よりも小さい結晶粒で構成される第2結晶粒層とを備え、
    前記凹部は、第1結晶粒層に達することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモータ用電機子。
  7. 前記第一凹部は、径方向に一列に配置された多数の微小凹部で構成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモータ用電機子。
  8. 前記凹部は、溝形状からなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモータ用電機子。
  9. 前記凹部は、深さが周方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモータ用電機子。
  10. 前記微小凹部は、周方向の幅が略20μm、深さが100μmであり、
    前記微小凹部の体積は、前記電磁鋼板の体積の1%以下であることを特徴とする請求項に記載のモータ用電機子。
  11. 前記凹部は、ピコ秒パルスレーザ又はフェムト秒パルスレーザを用いて形成されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のモータ用電機子。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載されたモータ用電子機で構成されるステータと、
    回転可能なシャフトと、
    前記シャフトに取り付けられ、前記ステータに対し相対的に回転するロータとを備えたことを特徴とするモータ。
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