JP6435236B2 - 薬液供給容器 - Google Patents
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Description
トイレ用洗浄水タンクに溜められた水溶液は、次回このトイレを使用した際に、便器等に流されて薬剤の効能が発揮されるようになっている。
すなわち、本発明の薬液供給容器は、薬液が収容されるとともに、下端部に口部を有する容器本体と、前記容器本体の口部を覆うとともに、水が流れる流水受け面上に載置される有底筒状の台座と、上端開口部が前記容器本体の薬液の液面より上方に位置し、下端開口部が前記容器本体の外部に連通した状態で、前記容器本体の口部内に支持される外気導入管と、前記外気導入管と前記口部との隙間に形成される薬液の流出路と、前記台座内に配設され、前記流出路から流出する薬液が含浸される含浸体と、を備え、前記含浸体には、前記台座から外部に突出して、前記流水受け面に近接又は当接する突出部が形成されていることを特徴とする。
なお、この含浸体としては、例えば多孔質状の焼結体、不織布、布、紙等を用いることができる。具体的に、含浸体には、薬液の毛細管現象が得られる材料が適している。
図1に示されるように、本実施形態の薬液供給容器1は、トイレ用洗浄水タンクの手洗いボウル面(流水受け面)100上に設置して使用される。
容器本体2は有頂筒状をなし、台座3は有底筒状をなし、外気導入管4は筒状をなし、カバー20は有頂筒状をなしている。
容器本体2内に収容される薬液Lの液面と、本体部2bの頂壁7との間には、空間(空気が収容されるスペース。以下、上部空間ということがある)が設けられている。
上方筒部8の周壁の上端部は、本体部2bの下端部に接続される。上方筒部8の底壁は、上方筒部8の周壁の下端部から径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる円形リング板状をなしている。図1及び図2に示される縦断面視において、上方筒部8の底壁は、上方筒部8の周壁の下端部から径方向内側へ向かうに従い漸次下方へ向けて傾斜しており、テーパ状をなしている。
図2において、下方筒部9は、上方筒部8の底壁の内周縁部に垂下設されている。下方筒部9の外周面には、径方向外側へ向けて突出する係止突起10が形成されている。
フランジ11dの上面には、下方筒部9の下端開口部が当接している。図示の例では、フランジ11dの上面に、上方に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のシール用リブが、径方向に間隔をあけて複数設けられており、これらシール用リブが、下方筒部9の下端面(下端開口部の端面)に密着している。
内筒部11bは、有底筒状をなしており、周壁と底壁とを有する。
内筒部11bの周壁のうち、上端部は、フランジ11eとの接続部分(フランジ11eの内周縁部)から下方に向かうに従い漸次縮径している。内筒部11bの底壁の径方向中央(容器軸O上)には、この底壁を上下方向に貫通して貫通孔13が形成されている。
内筒部11bの底壁の上面には、下方へ向けて窪むとともに径方向に延びる横溝15が形成されている。横溝15は、内筒部11bの底壁において周方向に間隔をあけて複数形成されている。
容器本体2内の薬液Lは、流出路5及び貫通孔13を通して、台座3の底壁上に配設される含浸体6に向けて流出可能である。
なお、特に図示していないが、この薬液供給容器1の使用前には、外気導入管支持筒11の内筒部11bの底壁の下面に、貫通孔13を塞ぐシール膜が貼着されている。容器使用時に、このシール膜を内筒部11bの底壁から剥がして取り除くことにより、流出路5から流れ出す薬液Lが、貫通孔13を通して含浸体6へ流れるようになっている。
外気導入管4の上端開口部は、容器本体2の薬液Lの液面より上方に位置しているとともに、容器本体2内の上部空間に開口している。外気導入管4の下端開口部は、外気導入管支持筒11の貫通孔13を通して、容器本体2の外部に連通する。
流水ガイド3dは、径方向に延びるガイド板と、この流水ガイド3dにおける径方向内側の端部に位置して周方向に延びる堰き止め板と、を有する。図示の例では、ガイド板の高さ(底壁19から下方へ向けて突出する上下方向の長さ)が、径方向内側へ向かうに従い漸次高くされている。また、ガイド板の下端と流水受け面100との間の距離は、径方向に沿って略一定とされている。
含浸体6が、変形不能な焼結体等からなる場合には、図5(a)(b)に示されるような形状に作製されて、台座3に配設される。また、含浸体6が、変形可能な不織布、布、紙等からなる場合には、図6(a)(b)に示されるような展開形状(平板を切り抜いた形状)に作製された後、後述の本体部6aから延びる突出部6bが適宜変形させられることにより、図5(a)(b)に示されるような形状に成形されて、台座3に配設される。本実施形態では、突出部6bが変形可能とされた含浸体6を用いて説明する。
この含浸体6において、本体部6aに薬液Lが含浸されると、薬液Lは毛細管現象により突出部6bにも含浸されていき、窓孔16及び突出部挿通孔3aを通って、容器外部にまで到達するようになっている(図2の縦断面視において突出部6bの延在方向に沿って記載された、薬液Lの流れを表す矢印を参照)。
すなわちこの場合、有底筒状をなす台座3の底壁19ではなく周壁18に、突出部6bが挿通される窓孔16が形成されているので、容器内部に水が逆流するようなことが防止される。つまり、突出部6bを突出させる窓孔16が周壁18に形成されているので、この窓孔16の高さ(上下方向の位置)を適宜設定することによって、台座3内(特に含浸体6の本体部6aが配置される周壁18の径方向内側の部分)に水が浸入することを防止できる。具体的には、例えば、流水受け面100上において水が所定深さまで溜まる場合に、この所定深さ以上の高さとなるように、窓孔16を配置すればよい。
また、前述の実施形態では、突出部6bが変形可能とされた含浸体6を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、突出部6bが変形不能であってもよい。この場合、窓孔16の内縁の突起21や、突出部6bの切り欠き22が、設けられていなくてもよい。
2 容器本体
2a 口部
3 台座
4 外気導入管
5 流出路
6 含浸体
6b 突出部
16 窓孔
18 台座の周壁
100 流水受け面
L 薬液
Claims (2)
- 薬液が収容されるとともに、下端部に口部を有する容器本体と、
前記容器本体の口部を覆うとともに、水が流れる流水受け面上に載置される有底筒状の台座と、
上端開口部が前記容器本体の薬液の液面より上方に位置し、下端開口部が前記容器本体の外部に連通した状態で、前記容器本体の口部内に支持される外気導入管と、
前記外気導入管と前記口部との隙間に形成される薬液の流出路と、
前記台座内に配設され、前記流出路から流出する薬液が含浸される含浸体と、を備え、
前記含浸体には、前記台座から外部に突出して、前記流水受け面に近接又は当接する突出部が形成されていることを特徴とする薬液供給容器。 - 請求項1に記載の薬液供給容器であって、
前記台座の周壁には、前記突出部を挿通させて外部に突出させる窓孔が形成されていることを特徴とする薬液供給容器。
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