JP6434816B2 - アンテナ装置、受信装置、及び反射鏡アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置、受信装置、及び反射鏡アンテナ装置 Download PDF

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Description

本発明は、右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置、このアンテナ装置を備えた受信装置、及びこのアンテナ装置を給電素子とした反射鏡アンテナ装置に関する。
従来、円偏波の送受信を可能とする平面型のアンテナ装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1の技法では、併設する円状の2枚の導体平板のうち片方の導体平板上にハの字型スロットが複数個所に設けられ、各ハの字型スロットは、円状の導体平板の径方向に対して、導体平板の中心に近い方からそれぞれ異なる向きに45°の角度を為す第1スロットと第2スロットが形成され、これにより第2スロットが第1スロットに対して90°の位相差を持つよう径方向にシフトさせた配置となっている。
そして、導体平板の径方向に電流が流れることにより、各ハの字型スロットは、空間的及び時間的に直交する電波を放射可能となり、その合成波は一旋回方向の円偏波となる。そして、1つのハの字型スロットを1つの放射素子とみなして各放射素子が互いに同相となるよう複数配置することで平面アレイを構成し、一旋回方向の円偏波の送受信を可能とする平面型のアンテナ装置を構成している。
また、例えば人工衛星のように太陽電池とアンテナ装置の両方を取り付ける必要がある場合、アンテナ装置において太陽電池セルを併設する技法が知られている。
例えば、太陽電池による電力発生とアンテナ装置による電波放射を可能とするために、円偏波用のクロススロットを有する太陽電池モジュールを形成したアンテナ装置(例えば、非特許文献2参照)や、正方形状のマイクロストリップパッチの外周縁部に沿う有効電波放射領域を除くアンテナ表面上とマイクロストリップパッチの縁からわずかに距離をおいて位置する誘電体基板上に、太陽電池セルを貼り付けて形成するアンテナ装置(例えば、特許文献1参照)が開示されている。
尚、本願明細書中、太陽電池の基本単位となる太陽電池素子そのものを「太陽電池セル」と称し、太陽電池セルを所定数配列してパッケージ化したものを「太陽電池モジュール」と称し、太陽電池モジュールを所定数並べて接続したものを「太陽電池アレイ」と称し、これらを区別なく総括して述べるときは単に「太陽電池」と称することとする。
ところで、近年においては、通信・放送などの用途において大容量の情報を伝送するために、1つのアンテナ装置において、右旋と左旋偏波を共用することが求められている。
特開平7−15230号公報
後藤、山本、"ラジアル線路を用いた円偏波スロットアンテナ"、信学技報、AP80-57,pp.43-48,Aug. 1980 S. Vaccaro, J.R. Mosig and P. de Maagt, "Two Advanced Solar Antenna "SOLANT" Designs for Satellite and Terrestrial Communications", IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION, VOL. 51, NO. 8, AUGUST 2003
前述したように、近年においては、通信・放送などの用途において大容量の情報を伝送するために、1つのアンテナ装置において、右旋と左旋偏波を共用することが求められている。
また、円偏波のアンテナ装置を通信・放送などの受信装置に適用する際に、非常災害などによる停電時においても、太陽電池により発電した電力を用いることができるよう構成し、通信・放送によるサービスを継続して利用できるようにする技法が望まれる。
しかしながら、従来技術の非特許文献1による技法では、ハの字型スロットを同相となるよう複数配置することで平面アレイを構成しているため、円偏波を発生することは可能であるが右旋と左旋円偏波を共用することはできない。
また、従来技術の非特許文献2による技法においても、太陽電池モジュールに設けたクロススロットに対してマイクロストリップ線路により給電し、平面アレイを構成しており、円偏波を発生することは可能であるが右旋と左旋円偏波を共用することはできない。
また、従来技術の特許文献1による技法では、円偏波を発生することが可能な形態を例示しているが、アレイ状に配列して1つのアンテナ装置を構成する際に、右旋と左旋偏波を共用可能とする工夫について開示されていない。
従って、従来技術により、右旋と左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置を構成するのは困難である。
特に、特許文献1による技法では、正方形状のマイクロストリップパッチを構成するため、太陽電池セルを配置する際に、誘電体基板上のマイクロストリップパッチの外周縁部に沿う有効電波放射領域を除く必要がある。このため、例えば非特許文献1,2のスロット構造のアンテナ装置に比べ太陽電池を配置する面積が小さくなり、アレイ状に配列するときの発電効率に関して改善すべき課題が生じる。
また、従来技術の特許文献1及び非特許文献2による技法では、太陽電池による電力発生と円偏波による電波放射を可能とするアンテナ装置を構成する点は開示されているが、例えば人工衛星のように太陽電池とアンテナ装置の両方を取り付ける必要性に鑑みて為されている。しかしながら、非常災害などによる停電時においても、太陽電池により発電した電力を用いることができるよう円偏波のアンテナ装置を適用して受信装置を構成することや、反射鏡アンテナ装置の給電素子に円偏波の平面型のアンテナ装置を適用する点について示唆する記載はない。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置、このアンテナ装置を備えた受信装置、及びこのアンテナ装置を給電素子とした反射鏡アンテナ装置を提供することにある。
本発明では、1つのアンテナ装置において、右旋と左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ単素子のクロススロットアンテナを構成し、好適には効率よくアレイ状に配置する。そして、本発明では、右旋円偏波用と左旋円偏波用の各単素子のクロススロットアンテナの配列を、それぞれ90度の回転対称で規則的な構造とする。これにより、広い帯域において、良好な円偏波を発生することができるアンテナ装置とする。
更に、単素子のクロススロットアンテナを塞がないよう、且つ複数の単素子のクロススロットアンテナ間に設置効率よく太陽電池セルを配列する。これにより太陽電池モジュール又は太陽電池アレイを構成し、効率よく発電することができる機能を持つアンテナ装置とする。
また、本発明の受信装置は、本発明に係るアンテナ装置を備え、太陽電池で発電した電力を用いて付設した受信機や通信装置などに給電する機能を具備する。これにより、非常災害などによる停電時においても、受信装置は、太陽電池により発電した電力を用いることができるようになる。
また、本発明の反射鏡アンテナ装置は、本発明に係るアンテナ装置を反射鏡に対する給電素子として構成する。これにより、反射鏡アンテナ装置を構成することができる。
即ち、本発明の反射鏡アンテナ装置は、右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置であって、クロススロットを形成した導体板を一面側に有し、互いに対向する一対のマイクロストリップ線路を設けた誘電体基板を他面側に有し、前記誘電体基板上に前記クロススロットを囲む範囲でキャビティが設置された単素子のクロススロットアンテナを備え、前記一対のマイクロストリップ線路の各々が前記クロススロットに対して2箇所で給電する2つの給電部と2つのポートとを接続するハイブリッド回路を有し、該2つのポートのいずれか一方からの給電により前記2つの給電部の各給電位相として90度の位相差が生じるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の反射鏡アンテナ装置において、前記単素子のクロススロットアンテナを、当該一対のマイクロストリップ線路の向きが交互に直交するよう規則的に複数配列し、隣接する当該単素子のクロススロットアンテナにおける対向するマイクロストリップ線路の2つのポートのうち一方のポートをそれぞれ位相差給電回路により接続して給電位相として90度の位相差がつくよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の反射鏡アンテナ装置において、前記単素子のクロススロットアンテナが縦横に90度の回転対称で規則的に複数配列され、前記位相差給電回路に対する給電ポートにおける給電位相が、同一偏波の隣り合う単素子のクロススロットアンテナの給電ポート間の位相差を180度とし、交互に0度と180度を繰り返すよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の反射鏡アンテナ装置において、前記複数配列される単素子のクロススロットアンテナの各クロススロット間で前記導体板上に太陽電池セルが設けられていることを特徴とする。
更に、本発明の受信装置は、本発明のアンテナ装置と、前記太陽電池セルにより発電した電力を給電可能に構成し、前記アンテナ装置を介して得られる右旋、又は左旋、或いは右旋と左旋の円偏波で伝送された無線周波信号を受信してデジタル信号を生成する受信機と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記太陽電池セルにより発電した電力を給電可能に構成し、所定の通信網を経て前記デジタル信号を通信可能とする通信装置を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記通信装置は、前記所定の通信網に接続される他の地点に設置された別の当該受信装置に対して当該受信して生成したデジタル信号に関する欠損部分をリクエストする機能と、当該リクエストした別の受信装置から当該欠損部分に関するデジタルデータを受信し、当該受信したデジタル信号に対して補完する機能とを有することを特徴とする。
更に、本発明の反射鏡アンテナ装置は、本発明のアンテナ装置を反射鏡の給電素子として構成したことを特徴とする。
本発明によれば、右旋と左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置を構成することができ、広い帯域において、良好な円偏波を発生することができる。また、本発明によれば、効率よく発電することができる機能を持つアンテナ装置を構成することができる。
更に、本発明の受信装置によれば、具備する太陽電池により発電した電力を用いて、非常災害などにより停電した場合でも、通信や放送などの受信機や通信装置に給電し、サービスを継続して利用することが可能となる。また、本発明の受信装置を例えば遠隔地で複数設置することで、降雨減衰等の影響により、衛星放送が受信できない場合には、他の地点に設置された別の受信装置に欠損部分のリクエストを行って取得し、欠損部分を補完することができる。
更に、本発明の反射鏡アンテナ装置によれば、本発明のアンテナ装置で給電素子を構成することができる。
(A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のアンテナ装置における単素子のクロススロットアンテナについて前面及び背面から見た際の概略構成を示す斜視図である。 本発明による一実施形態のアンテナ装置における単素子のクロススロットアンテナの側面断面図である。 本発明による一実施形態のアンテナ装置における単素子のクロススロットアンテナの給電構造を示す平面図である。 (A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のアンテナ装置として、単素子のクロススロットアンテナを縦横8×8の個数で配列して構成し、前面及び背面から見た際の概略構成を示す平面図である。 本発明による一実施形態のアンテナ装置における隣接する4つの単素子のクロススロットアンテナの一対のマイクロストリップ線路の一方に給電する位相差給電回路を示す部分拡大図である。 本発明による一実施形態のアンテナ装置として、単素子のクロススロットアンテナを縦横3×3の個数で配列して構成し、背面から見た際の概略構成を示す平面図である。 (A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のアンテナ装置として、単素子のクロススロットアンテナを縦横3×3の個数で配列して構成し、異なる給電ポートで給電する際の、右旋円偏波時と左旋円偏波時の放射パターン(アンテナパターン)を示す特性図である。 本発明による一実施形態の受信装置の構成と、この受信装置を複数設置した際の説明図である。 本発明による一実施形態の反射鏡アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態のアンテナ装置、受信装置、及び反射鏡アンテナ装置についてそれぞれ説明する。
〔アンテナ装置〕
図1乃至図7を参照して詳細に説明するが、本発明による一実施形態のアンテナ装置10は、右旋と左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ単素子のクロススロットアンテナ1を備えるよう構成される。そして、本発明による一実施形態のアンテナ装置10は、単素子のクロススロットアンテナ1を複数配列して構成することができ、単素子のクロススロットアンテナ1の導体板2の表面に太陽電池セル7が設けられる。
まず、図1及び図2を参照して、基本となる単素子のクロススロットアンテナ1の構造を説明する。図1(A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のアンテナ装置10における単素子のクロススロットアンテナ1について前面及び背面から見た際の概略構成を示す斜視図である。図2は、単素子のクロススロットアンテナ1の側面断面図である。
図1及び図2に示すように、単素子のクロススロットアンテナ1は、クロススロット3が形成される前面の導体板(グランド板)2、誘電体基板4、及び背面のマイクロストリップ線路5の3層と、背面側への電波放射を防ぐためのキャビティ6により構成されている。金属製の導体板2の表面に形成されるクロススロット3は、約1/2波長の長さの2つのスロットをその中心で90度回転させた状態に設けられている。そして、キャビティ6はクロススロット3を囲む範囲で、マイクロストリップ線路5が形成された誘電体基板4上に設けられ、マイクロストリップ線路5とキャビティ6が接触しないように、キャビティ6とマイクロストリップ線路5との間には空隙6aが設けられている。
次に、図3を参照して、基本となる単素子のクロススロットアンテナ1の給電部の構造を説明する。図3は、単素子のクロススロットアンテナ1の給電部5b‐1,5b‐2,5b‐3,5b‐4の給電構造を示す平面図である。単素子のクロススロットアンテナ1における誘電体基板4上には、互いに対向するように一対のマイクロストリップ線路5が形成される。図示下方に示すマイクロストリップ線路5は、2つの給電部5b‐1,5b‐2と、2つのポート5a‐1,5a‐2と、これらの給電部5b‐1,5b‐2、及びポート5a‐1,5a‐2を接続するハイブリッド回路5cとを有するよう構成されている。同様に、図示上方に示すマイクロストリップ線路5は、2つの給電部5b‐3,5b‐4と、2つのポート5a‐3,5a‐4と、これらの給電部5b‐3,5b‐4、及びポート5a‐3,5a‐4を接続するハイブリッド回路5cとを有するよう構成されている。
このように、マイクロストリップ線路5にはクロススロット3を構成する2つのスロットに給電用の各ポート5a‐1,5a‐2,5a‐3,5a‐4を介して給電するための線路(給電部5b‐1,5b‐2,5b‐3,5b‐4)が設けられる。後述するが、太陽電池セル7は導体板2上の前面に、クロススロット3を塞がないように配置される。太陽電池セル7は、シリコン系(単結晶、多結晶、アモルファスシリコンなど)と化合物系(GaAs等)など、多くの種類があるが、いずれも数百μmm程度の薄膜状であり、クロススロット3を塞がないように配置すれば電気性能に与える影響を小さくして利用可能である。従って、薄膜状の太陽電池であれば任意の種類を利用でき、クロススロット3を塞がないように配置すれば、導体板2上の表面の面積を有効に活用して発電効率を向上させることができる。
また、ハイブリッド回路5cにより、例えば第1ポート(図示5a‐1)から給電した場合には、第1ポート(図示5a‐1)に近いクロススロット3のスロット(給電部5b‐1)への給電位相を0度とすると、第1ポート(図示5a‐1)から遠いスロット(給電部5b‐2)には90度遅れた位相で給電することができる。このため、左旋円偏波を発生させることができる。
一方、ハイブリッド回路5cにより、第3ポート(図示5a‐3)に近いクロススロット3のスロット(給電部5b‐3)への給電位相を0度として給電すると、第3ポート(図示5a‐3)から遠いスロット(給電部5b‐4)には90度遅れた位相で給電することができる。このため、右旋円偏波を発生させることができる。
即ち、一対のマイクロストリップ線路5において、それぞれのハイブリッド回路5cに接続される各ポートを介して給電する給電位相を反転することで、左旋円偏波と右旋円偏波を共用に発生させることができる。
また、第1ポート(図示5a‐1)を0度とし、第3ポート(図示5a‐3)を180度となるように位相を反転させて給電すると、放射される円偏波の対称性が向上し、放射パターンなどの電気特性を向上させることができる。尚、各給電部5b‐1,5b‐2,5b‐3,5b‐4と、各ハイブリッド回路5cを整合させるため、スタブ5dを設けて電気特性(即ち、インピーダンスマッチング)の調整を実施するのが好適である。
次に、図4を参照して、単素子のクロススロットアンテナを縦横8×8の個数で配列しアンテナ装置10を構成する例を説明する。図4(A),(B)は、それぞれ本発明による一実施形態のアンテナ装置10として、単素子のクロススロットアンテナ1を縦横8×8の個数で配列し前面及び背面から見た際の概略構成を示す平面図である。
図4(A)に示すように、前面の導体板2にはクロススロット3が設けられており、クロススロット3を塞がないように太陽電池セル7がほぼ隙間なく配置されている。背面から見ると、図4(B)に示すように、同一構造の単素子のクロススロットアンテナ1を交互に90度回転させて配置してある。このように配置することで、各単素子のクロススロットアンテナ1を連続的に配置することができ、隣接する4つの単素子のクロススロットアンテナ1の間には、90度ずつの位相差となるように4つの単素子のクロススロットアンテナ1におけるマイクロストリップ線路5の給電部に給電するための位相差給電回路5eが設けられている。
このように単素子のクロススロットアンテナ1を一対のマイクロストリップ線路5の向きが交互に直交するよう縦横に90度の回転対称で規則的に配置することにより、右旋円偏波ポート(右旋円偏波の給電ポート)と左旋円偏波ポート(左旋円偏波の給電ポート)を一列に並べて配置することができる。このとき、同一偏波の隣り合う単素子のクロススロットアンテナ1の給電ポート間の位相差は位相差給電回路5eにより180度となり、交互に0度と180度を繰り返すよう単素子のクロススロットアンテナ1が規則的に配列されている。この位相差給電回路5eの詳細を図5に示している。図5は、隣接する4つの単素子のクロススロットアンテナ1の一対のマイクロストリップ線路5の一方に給電する位相差給電回路5eの部分拡大図である。
図5に示す位相差給電回路5eは、右旋円偏波用であり、背面側から見て反時計回りに90度ずつ位相差がつくように、1つの給電ポート5gから、隣接する各単素子のクロススロットアンテナ1における対向するマイクロストリップ線路5の2つのポートのうち一方のポート5f‐1〜5f‐4にそれぞれ給電できるようになっている。左旋円偏波の位相差給電回路5eは、図5に示す例に対して鏡像の関係となるので、反時計回りに位相差がつくことになる。図5に示すポート5f‐1〜5f‐4は、それぞれ隣接する4つの単素子のクロススロットアンテナ1の各々について、図3に示すポート5a‐2,5a‐4,5a‐4,5a‐2に対応する。
より具体的には、例えば図5に示すように各単素子のクロススロットアンテナ1の一対のマイクロストリップ線路5のうち一方を四方に隣接させ、隣接するマイクロストリップ線路5のポート5f‐1〜5f‐4を位相差給電回路5eにより接続し、1つのポート5gから各ポート5f‐1〜5f‐4の位相を90度ずつ遅らせて給電することが可能となる。図5に示す例では、位相差給電回路5eを中心に点対称で配置される接続ポート間(5f‐1,5f‐3間又は5f‐2,5f‐4間)の位相値を180度とし、右旋円偏波用に右旋回で90度ずつ位相差がつくようにしている。尚、各ポート5f‐1〜5f‐4では、等振幅で電力を分配するよう点対称で配置されるポート(5f‐1と5f‐3、或いは5f‐2と5f‐4)に対して同一構造のマッチング線路(破線で囲む凸状線路)が形成されている。また、スタブ5dを設けて電気特性(即ち、インピーダンスマッチング)の調整を実施するのが好適である。
本発明の理解を高めるために、縦横3×3の個数で単素子のクロススロットアンテナ1を配列して構成したアンテナ装置10を図6に示す。図6は、本発明による一実施形態のアンテナ装置10として、単素子のクロススロットアンテナ1を縦横3×3の個数で配列して構成し、背面から見た際の概略構成を示す平面図である。端部に位置する単素子のクロススロットアンテナ1のうち給電を必要としないマイクロストリップ線路5の形成は無くしている。これは、電気性能に悪い影響を与えるのを防止するためであり、図4に示す例でも同様である。
図6に示すアンテナ装置10は、図示するように、右旋円偏波の位相差給電部5eと左旋円偏波の位相差給電部5eは鏡像の関係となっている。そして、各位相差給電部5eに対して4つの給電ポート5g‐1〜5g‐4が設けられている。このアンテナ装置10の放射パターン(アンテナパターン)を図7に示す。
図7(A),(B)は、それぞれ図6に示すアンテナ装置10にて異なる給電ポートで給電する際の右旋円偏波(RHC)と左旋円偏波(LHC)の放射パターン(アンテナパターン)を示す特性図である。図7(A),(B)において、横軸は方位角を示し、縦軸は電力振幅を示している。
図7(A)に示すように、図6に示した第1給電ポート5g‐1と第3給電ポート5g‐3に位相差が180度となるように同振幅で給電すると右旋円偏波が発生し、図7(B)に示すように、図6に示した第2給電ポート5g‐2と第4給電ポート5g‐4に位相差が180度となるように同振幅で給電すると、左旋円偏波が発生する。
従って、本発明に係るアンテナ装置10によれば、右旋と左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置を構成することができ、広い帯域において、良好な円偏波を発生することができる。
また、単素子のクロススロットアンテナを塞がないよう、且つ複数の単素子のクロススロットアンテナ間に設置効率よく薄膜状の太陽電池セル7を配列するため、効率よく発電することができる機能を持つアンテナ装置を構成することができる。
〔受信装置〕
次に、図8を参照して、本発明による一実施形態の受信装置20の構成を説明する。図8は、本発明による一実施形態の受信装置20の構成と、この受信装置20を複数設置した際の説明図である。説明の便宜のため、同一構造の個々の受信装置20について、その参照番号を20-1〜20-N(Nは2以上の整数)とする。
複数の受信装置20-1〜20-Nの各々は、それぞれ本発明に係るアンテナ装置10と、充電池11と、受信機12と、通信装置13とを備えている。
アンテナ装置10は、前述した図4及び図6に示すように、右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つよう構成され、このアンテナ装置10の表面に太陽電池セル7が設けられ、各太陽電池セル7を所定数配列して太陽電池モジュール又は太陽電池アレイが構成される。そして、この太陽電池モジュール又は太陽電池アレイで発電した電力を充電池11に蓄電可能に構成されている。
充電池11に蓄電された電力は、受信機12及び通信装置13に給電可能に構成される。
アンテナ装置10は、右旋又は左旋、或いは右旋偏波と左旋偏波を共用して伝送される無線周波信号(RF信号)を受信して、給電ポート5aを経て受信機12に出力する。
受信機12は充電池11から給電可能に構成され、具備する復調器及び復号器により、所定の符号化変調方式に基づいて復調・復号して伝送されるデジタル信号を復元し、通信装置13に出力する。
通信装置13は充電池11から給電可能に構成され、デジタル信号を例えば屋内の受像機へと出力する機能と、所定の通信形式(例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)形式)で有線又は無線で通信網(例えば、インターネット等)と接続し、例えば遠隔地に設置される他の受信装置20との通信機能を有する。
通信装置13と受像機との通信は、例えば上記のTCP/IP形式のパケットで通信するよう構成してもよいし、USB(Universal Serial Bus)などを用いた専用通信で通信するよう構成してもよい。
そして、このような受信装置20は、アンテナ装置10をスマートフォン等の携帯端末に具備させることで構成することもできる。即ち、アンテナ装置10を介してスマートフォン等の携帯端末の充電に利用することや、通信網を介して受信したデジタル信号の送信を行うことができるようになる。これにより、非常災害等により停電した場合でもアンテナ装置10の表面に具備される太陽電池により発電した電力を用いて動作することができ、例えば衛星放送による情報の取得・送信を行うことが可能となる。
また、通信装置13における他の受信装置20との通信機能は、他の地点に設置された別の受信装置20に対して、当該受信したデジタル信号に関する欠損部分をリクエストする機能と、当該リクエスト対象の受信装置20から当該欠損部分に関するデジタルデータを受信し、欠損していたデジタル信号に対して補完する機能とを有する。そして、通信装置13における他の受信装置20との通信機能は、他の地点に設置された別の受信装置20からの当該欠損部分に関するリクエストを受け付け、蓄積保持しているか否かを探索して判別し、蓄積保持していれば当該リクエストに対するレスポンスとして当該欠損部分に関するデジタルデータを返信し、蓄積保持していなければ当該リクエストに対するレスポンスとして当該欠損部分に関するデジタルデータを保持していない旨を返信する機能を有する。本例に係るデジタル信号は、通信可能な任意の信号形式で構成することができるが、例えばMPEG−2 TS(Motion Pictures Expert Group 2 Transport Stream)上で予め定めたサイズのTSパケットに分割して扱うことができ、所定の通信網で通信するときは、TSパケットをIPパケットに収納することができる。TSパケットは、TSヘッダと、コンテンツの映像データ・音声データなどを格納するための本体部とを含む。TSヘッダには、タイムラインのうち先頭(コンテンツの開始)から何番目のパケットであるかを特定し、且つ、各TSパケットの本体部のデータを同期再生するために参照される基準時刻情報が含まれている。このため、このTSヘッダの記載を基に当該欠損部分に関するリクエスト(或いはレスポンス)を形成することで当該欠損部分を特定することができる。
これにより、例えば通信又は放送の衛星からのRF信号を受信するよう受信装置20を構成した際に、降雨減衰等の影響により、衛星からのRF信号が受信できずデジタル信号に欠損部分がある状態で復元される場合に、他の地点に設置された別の受信装置20に対して当該欠損部分に関するリクエストを行い、この他の地点に設置された別のアンテナ装置20が同じデジタル信号を受信し蓄積していれば、このリクエスト対象の受信装置20から欠損部分に関するデジタルデータを取得して補完することができる。
〔反射鏡アンテナ装置〕
次に、図9を参照して、本発明による一実施形態の反射鏡アンテナ装置30を説明する。図9は、本発明による一実施形態の反射鏡アンテナ装置30の概略構成を示す斜視図である。反射鏡アンテナ装置30は、本発明に係るアンテナ装置10と、反射鏡15を備える。反射鏡15は、例えば通信又は放送の衛星からの電波を受信してアンテナ装置10に給電放射するよう構成され、アンテナ装置10はその給電素子として構成される。この給電素子には、増幅器や通信インターフェース等の機能部を具備させることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述の例では、特定個数の単素子のクロススロットアンテナ1を縦横にアレイ状に配列した例を説明したが、単素子のクロススロットアンテナ1の1つのみでアンテナ装置10を構成してもよいし、用途によってその個数を適宜定めて一列のアレイ状に配列した構成とすることもできる。また、アンテナ装置10を略四角形状で構成する例を説明したが、円形などの他の形状でもよい。
本発明によれば、右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置を構成できるので、右旋及び左旋円偏波の両方を送信、又は受信する用途に有用である。
1 単素子のクロススロットアンテナ
2 導体板(グランド板)
3 クロススロット
4 誘電体基板
5 マイクロストリップ線路
5a-1,5a-2,5a-3,5a-4 ポート
5b-1,5b-2,5b-3,5b-4 給電部
5c ハイブリッド回路
5d スタブ
5e 位相差給電回路
5f-1,5f-2,5f-3,5f-4 ポート
5g,5g-1,5g-2,5g-3,5g-4 給電ポート
6 キャビティ
6a 空隙
10 アンテナ装置
11 充電池
12 受信機
13 通信装置
15 反射鏡
20,20-1,20-1,20-N 受信装置

Claims (8)

  1. 右旋及び左旋円偏波の両方を送受信可能な構造を持つ平面型のアンテナ装置であって、
    クロススロットを形成した導体板を一面側に有し、互いに対向する一対のマイクロストリップ線路を設けた誘電体基板を他面側に有し、前記誘電体基板上に前記クロススロットを囲む範囲でキャビティが設置された単素子のクロススロットアンテナを備え、
    前記一対のマイクロストリップ線路の各々が前記クロススロットに対して2箇所で給電する2つの給電部と2つのポートとを接続するハイブリッド回路を有し、該2つのポートのいずれか一方からの給電により前記2つの給電部の各給電位相として90度の位相差が生じるよう構成したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記単素子のクロススロットアンテナを、当該一対のマイクロストリップ線路の向きが交互に直交するよう規則的に複数配列し、隣接する当該単素子のクロススロットアンテナにおける対向するマイクロストリップ線路の2つのポートのうち一方のポートをそれぞれ位相差給電回路により接続して給電位相として90度の位相差がつくよう構成したことを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記単素子のクロススロットアンテナが縦横に90度の回転対称で規則的に複数配列され、前記位相差給電回路に対する給電ポートにおける給電位相が、同一偏波の隣り合う単素子のクロススロットアンテナの給電ポート間の位相差を180度とし、交互に0度と180度を繰り返すよう構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記複数配列される単素子のクロススロットアンテナの各クロススロット間で前記導体板上に太陽電池セルが設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 請求項4に記載のアンテナ装置と、
    前記太陽電池セルにより発電した電力を給電可能に構成し、前記アンテナ装置を介して得られる右旋、又は左旋、或いは右旋と左旋の円偏波で伝送された無線周波信号を受信してデジタル信号を生成する受信機と、
    を備えることを特徴とする、受信装置。
  6. 前記太陽電池セルにより発電した電力を給電可能に構成し、所定の通信網を経て前記デジタル信号を通信可能とする通信装置を更に備えることを特徴とする、請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記通信装置は、前記所定の通信網に接続される他の地点に設置された別の当該受信装置に対して当該受信して生成したデジタル信号に関する欠損部分をリクエストする機能と、当該リクエストした別の受信装置から当該欠損部分に関するデジタルデータを受信し、当該受信したデジタル信号に対して補完する機能とを有することを特徴とする、請求項6に記載の受信装置。
  8. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のアンテナ装置を反射鏡の給電素子として構成したことを特徴とする反射鏡アンテナ装置。
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