JP6432781B2 - 積層式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、積層式コネクタに関する。
複数のコネクタハウジングを積層した構造の積層式コネクタとして、例えば、特許文献1のような技術が提案されている。特許文献1で開示された積層ジョイントコネクタは、複数の端子収容室が併設された形で接続用端子を収容するコネクタハウジングが構成され、このコネクタハウジングが複数段に積層された合体構造で挿入側コネクタが構成されている。
特開2004−241205号公報
ところで、特許文献1で開示される積層式コネクタ(特に、挿入側コネクタ)は、コネクタハウジングの各端子収容室に収容された各端子金具(接続用端子)を係止する上で、係止受部をランスによって係止する構造に加え、積層される相手方のコネクタハウジングに形成された2重係止リブによっても係止するような二重の係止構造を採用している。しかしながら、特許文献1の積層式コネクタは、1つの端子収容室に1つの2重係止リブが挿入される構成であり、各端子収容室のサイズに合わせて各リブを小さめに形成しなければならない構成であるため、リブの幅を大きく確保しにくく、リブの強度を高めにくいという懸念がある。特に、コネクタの全体サイズや端子サイズの小型化等に起因して端子収容室のサイズが小さくなると、この懸念がより大きくなる。
本発明は上述した事情に基づいてなされ、ハウジングに収容される端子金具を、積層される他のハウジングの一部によって規制することができ、且つその規制部分の強度を高めやすい構成を提供することを目的とする。
本発明は、端子金具を収容する端子収容室が所定方向に並んでなるハウジングを複数備え、複数の前記ハウジングが積層された構造をなす積層式コネクタであって、複数の前記ハウジングのうち、いずれかの第1ハウジングが他の第2ハウジングに連結され、前記第1ハウジングにおいて前記第2ハウジングとの連結側に配置される第1対向壁部には第1凸部と第1凹部と隣接して形成され、前記第2ハウジングにおいて前記第1ハウジングとの連結側に配置される第2対向壁部には第2凹部と第2凸部と隣接して形成されており、前記第1ハウジングの前記第1凸部が、前記第2ハウジングの前記第2凹部に挿入されると共に前記第2ハウジングにおける複数の前記端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の前記端子収容室に収容される各々の前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされており、前記第2ハウジングの前記第2凸部が、前記第1ハウジングの前記第1凹部に挿入されると共に前記第1ハウジングにおける複数の前記端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の前記端子収容室に収容される各々の前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされており、前記第1ハウジングは、前記端子収容室の並び方向である前記所定方向外側の前記第1凸部に外側で隣接する補助凹部が形成されており、前記第2ハウジングは、前記所定方向外側の前記第2凹部に外側で隣接する補助凸部が形成されており、前記補助凸部は、前記補助凹部に挿入されると共に、前記第1ハウジングの前記所定方向の外側に設けられた前記端子収容室に配置され、当該端子収容室に収容される前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされていることを特徴とする。
本発明は、積層式コネクタ構成する複数のハウジングにおいて、第1ハウジングの第1凸部が、第2ハウジングの第2凹部に挿入されると共に第2ハウジングにおける複数の端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の端子収容室に収容される各々の端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされている。この構成では、第1ハウジングの第1凸部は、第2ハウジングに形成された複数の端子収容室に跨り且つそれらに収容される複数の端子金具に作用し得るような大きな幅で構成されるため、第1凸部の強度をより高めやすくなる。特に、ハウジングや端子収容室が小サイズになっても凸部の強度が保たれやすいため、小型化が望まれる用途で有利な構造となる。
また、第2ハウジングにおいて第1ハウジングとの連結側に配置される第2対向壁部には第2凹部と第2凸部とが隣接して形成されており、第2ハウジングの第2凸部が、第1ハウジングの第1凹部に挿入されると共に第1ハウジングにおける複数の端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の端子収容室に収容される各々の端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされている。
このような構成により、第1ハウジングに形成された第1凸部が、第2ハウジングの端子金具を抜け止めするように機能し、第2ハウジングに形成された第2凸部が、第1ハウジングの端子金具を抜け止めするように機能することになる。つまり、互いに対向する2つのハウジングにおいて、各ハウジングに形成された凸部が相手方のハウジングの端子金具を抜け止めするようにハウジング同士が作用し合うため、両ハウジングにおいて端子金具を効率的に係止することができる。しかも、第1凸部及び第2凸部のいずれもが、相手方のハウジングにおいて複数の端子収容室に跨り、複数の端子金具を係止させ得るような大きな幅で構成されるため、いずれの凸部の強度も高めやすくなる。
本発明の実施例に係る積層式コネクタにおいて、第1ハウジングと第2ハウジングとが連結した状態を示す斜視図である。 図1の積層式コネクタにおいて、第1ハウジングと第2ハウジングとが分離した状態を示す斜視図である。 図1の積層式コネクタの側面図である。 図3のA−A断面を概略的に示す断面概略図である。 図4のB−B断面を概略的に示す断面概略図である。
また、このように第1凸部と第2凸部とを設けた構成では、第1ハウジング又は第2ハウジングの少なくともいずれかを、積層式コネクタにおいて積層方向の端部に配置される端部ハウジングとして機能させると良い。このように構成すると、積層方向の端部に専用の蓋材(即ち、端子収容室を有さず、係止構造だけを備えるような蓋材等)を別途配置する必要がなくなり、部品点数の削減や小型化を図りやすくなる。
また、本発明は、前記第1凸部の外面部に、弾性変形可能に構成された突起部が形成されていてもよい。この場合、前記第1凸部が前記第2凹部に挿入された挿入状態において、前記第1凸部に形成された前記突起部が前記第2ハウジング内で引っ掛かることにより前記第2凹部に対する前記第1凸部の離脱方向の相対移動が規制されるような構成であることが望ましい。この構成では、端子金具を抜け止めするために第1凸部を機能させるだけでなく、その一部を嵌合構造の維持に兼用することができる。よって、ハウジング同士の連結を維持するための専用部品が存在しなくても、第1凸部と第2凹部との嵌合状態及び突起部の引っ掛かりによってハウジング同士の連結状態が安定的に保たれやすくなる。よって、ハウジングの連結を維持するための構造が大型化、複雑化しにくくなる。
<実施例>
以下、実施例を図1〜図5に基づいて説明する。
図1で示す積層式コネクタ1は、合成樹脂製のハウジング2を複数備え、これら複数のハウジング2が積層された構造をなすものである。各々のハウジング2は、端子金具4(図5)を収容する端子収容室6が所定方向に並んだ構成となっている。本実施例では、複数のハウジング2として、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが用いられており、これら第1ハウジング10と第2ハウジング20とが互いに連結され、図1、図3〜図5のように一体的な積層式コネクタ1を構成している。なお、以下の説明では、前後方向については、図3、図5の左方を前方とし、上下方向については図3〜図5を基準とする。また、以下の説明において、幅方向とは、図4の左右方向と同義である。
図5で示すように、積層式コネクタ1において各々のハウジング2の内部には、前後方向に細長く、後端側が開口した形態の端子収容室6が形成されている。具体的には、図1、図2で示すように、第1ハウジング10に複数(図1等の例では4つ)の端子収容室6が形成され、第2ハウジング20にも複数(図1等の例では4つ)の端子収容室6が形成されている。そして、図1、図4のように、第1ハウジング10側で幅方向に並ぶ複数の端子収容室6と、第2ハウジング20側で幅方向に並ぶ複数の端子収容室6とによって上下二段の構造となっている。なお、各ハウジング2の幅方向は「所定方向」に相当し、上下方向及び前後方向と直交する方向となっている。
なお、図4は、図3のA−A位置の切断面を概略的に示すものであるが、右端側の上下両段の端子収容室6に収容される端子金具4を二点鎖線にて概念的に示している。また、図5は、図4のB−B位置の切断面を概略的に示すものであるが、端子収容室6内の一部領域を側面図として示すような一部断面図となっている。また、図5では、第2ハウジング20側のランス3を二点鎖線にて概念的に示している。
図5で示すように、各端子収容室6は、後端側に形成された開口部を介して端子金具4(雌端子金具)を室内に挿入し得る構造となっており、挿入された端子金具4は、図5のような状態で端子収容室6内に配置される。また、各端子収容室6の前面部には端子金具4に接続される相手端子(雄端子金具)のタブが進入するタブ進入口6Aが形成されている。
各端子収容室6内に収容される端子金具4は、例えば導電性の金属板に対してプレス加工等を施すことにより所定形状に形成したものである。図5のように、いずれの端子金具4も、前端部側には角筒状の端子接続部4Aが形成され、後端部側には電線5との接続のためのバレル部が形成されている。バレル部としては、電線芯線にかしめられるワイヤバレル4Bと電線被覆にかしめられるインシュレーションバレル4Cとが設けられている。
図5で示すように、各端子収容室6内には弾性的に撓み変形し得るランス3が設けられ、このランス3によって端子金具4に対する第1の係止がなされている。各ランス3は、端子収容室6の内壁部において、端子収容室6の前後方向(端子金具4の挿入方向)中央付近を基端部として、端子金具4の挿入方向に沿いつつ斜め前方へ延びた片持ち状に形成されている。例えば、上側に配置される第2ハウジング20の各端子収容室6では、底壁部6Cを基端部として前方側且つ斜め上方側に延びるようにランス3が配置される。また、下側に配置される第1ハウジング10の各端子収容室6では、上壁部6Bを基端部として前方側且つ斜め下方側に延びるようにランス3が配置される。そして、図5のように各々の端子金具4が端子収容室6内の正規位置まで挿入された状態では、各々のランス3が各端子接続部4Aの後端部に引っ掛かるように係止し得る配置となり、このような係止構造によって各端子金具4を抜け止め状態で保持する。
更に本構成では、図2で示すように、各ハウジング2に凸部(第1凸部14、第2凸部24、補助凸部29)が形成されており、これらの凸部によって端子金具4(図5)に対する二重係止がなされる。
図2で示すように、第1ハウジング10において、第2ハウジング20との連結側(即ち、上面側)に配置される第1対向壁部12には、凸部の一例に相当する第1凸部14が配置されている。そして、図2、図4で示すように、第1凸部14に隣接して第1凹部18が配置された形態で、第1凸部14と第1凹部18とが幅方向において交互に形成されている。
具体的には、図2のように、第1対向壁部12を構成する平坦状の上面部12Aよりも上方側に突出する形態で2つの第1凸部14が形成され、これら2つの第1凸部14が間隔をあけて幅方向に並んでいる。そして、これら2つの第1凸部14の間には、第1凸部14の突出側とは反対側に凹む第1凹部18が形成されている。この第1凹部18は、平坦状の上面部12Aよりも下方側に凹んだ窪みとなっており、後述する第2凸部24と嵌合するサイズとなっている。また、2つの第1凸部14の幅方向外側には、それぞれの第1凸部14に隣接して補助凹部19が形成されている。この補助凹部19も、平坦状の上面部12Aよりも下方側に凹んだ窪みとなっている。
図2で示すように、第2ハウジング20において、第1ハウジング10との連結側(即ち下面側)に配置される第2対向壁部22には、凹部の一例に相当する第2凹部28が配置されている(図4も参照)。そして、図2、図4で示すように、第2凹部28に隣接した位置に当該第2凹部28の凹み側とは反対側に突出する第2凸部24が配置された形態で、第2凸部24と第2凹部28とが幅方向において交互に形成されている。
具体的には、図2のように、第2対向壁部22を構成する平坦状の下面部22Aよりも上方側に凹む形態で2つの第2凹部28が形成され、これら2つの第2凹部28が間隔をあけて幅方向に並んでいる。これら第2凹部28は、上述した第1凸部14と嵌合するサイズとなっている。そして、これら2つの第2凹部28の間には、下面部22Aよりも下方側に突出した形態で第2凸部24が形成されている。また、2つの第2凹部28の幅方向外側には、それぞれの第2凹部28に隣接して補助凸部29が形成されている。この補助凸部29は、下面部22Aよりも下方側に突出した形態となっている。
このように構成される第1ハウジング10及び第2ハウジング20は、図2のように分離した状態から互いに近接させ、上述した凹凸を嵌合させることにより、図1のように連結される。具体的には、図4のように、第1ハウジング10に形成された2つの第1凸部14が、第2ハウジング20に形成された2つの第2凹部28にそれぞれ挿入される。また、第2ハウジング20に形成された第2凸部24は、第1ハウジング10に形成された第1凹部18に挿入され、更には、第2ハウジング20の2つの補助凸部29が、第1ハウジング10の2つの補助凹部19にそれぞれ挿入される。このような組み付けにより、図1、図3〜図5等で示すような結合状態(合体状態)となり、一体的な積層式コネクタ1が構成される。
図4のように、結合状態の積層式コネクタ1では、第1ハウジング10に形成された2つの第1凸部14がいずれも、第2ハウジング20における複数の端子収容室6に跨って配置されると共に跨った位置の端子収容室6に収容される各々の端子金具4の抜け方向への移動を規制するように機能する。例えば、図4において左側の第1凸部14は、第2ハウジング20における図4左端の端子収容室6と、その右隣の端子収容室6とに跨り、それぞれの端子収容室6に収容される端子金具4(図4では図示略)と係止可能に配置され、これらの端子金具4の抜け方向への移動を規制するように機能する。なお、このときの係止構造は、図5の上段側の係止構造と同様である。また、図4において右側の第1凸部14は、第2ハウジング20における図4右端の端子収容室6と、その左隣の端子収容室6とに跨り、それぞれの端子収容室6に収容される端子金具4と係止可能に配置され、これらの端子金具4の抜け方向への移動を規制するように機能する。このときの係止構造も、図5の上段側の係止構造と同様である。なお、抜け方向とは、端子収容室6に収容される端子金具4が当該端子収容室6の開口(端子金具4の挿入口)に向かう方向であり、本実施例では後ろ方向を意味する。
図5のように、第2ハウジング20の各端子収容室6に収容される端子金具4はいずれも、後述する係止部4Dが下側に位置する所定の下向き状態で配置されており、その長さ方向(前後方向)の中央部付近には、上記係止部4Dが後方側に面する形態で段差状に形成されている。そして、いずれの第1凸部14も、自身が跨っている2つの端子収容室6内における両端子金具4の両係止部4Dに対向するように両係止部4Dの後方側に近接して配置される。そして、それぞれの係止部4Dの後方側への移動を規制(即ち、それぞれの端子金具4の後方側への移動を規制)するように機能する。
図4のように、第2ハウジング20に形成された第2凸部24は、第1ハウジング10の幅方向中央付近に挿入され、第1ハウジング10において幅方向中央付近に設けられた2つの端子収容室6に跨って配置される。そして、その跨った位置の端子収容室6に収容される各々の端子金具4(図4では図示略)と係止可能に配置され、これらの端子金具4の抜け方向への移動を規制するように機能する。なお、このときの係止構造は、図5の下段側の係止構造と同様である。
また、図4のように、第2ハウジング20に形成された2つの補助凸部29は、第1ハウジング10の幅方向両端部付近にそれぞれ挿入され、第1ハウジング10の幅方向両側にそれぞれ設けられた2つの端子収容室6にそれぞれ配置される。そして、各々の補助凸部29は、対応する端子収容室6に収容された端子金具4と係止可能に配置され、その端子金具4の抜け方向への移動を規制するように機能する。このときの係止構造は、図5の下段側の係止構造と同様である。
図5のように、第1ハウジング10の各端子収容室6に収容される端子金具4はいずれも、係止部4Dが上側に位置する所定の上向き状態で配置され、その長さ方向(前後方向)の中央部付近には、上記係止部4Dが後方側に面する形態で段差状に形成されている。そして、第2凸部24及び補助凸部29のいずれも、自身が位置する端子収容室6に収容された端子金具4の係止部4Dと対向するようにその係止部4Dの後方側に近接して配置され、その係止部4Dの後方側への移動を規制するように機能する。特に、第2凸部24は、自身が跨っている2つの端子収容室6に収容された両端子金具4の両係止部4Dと対向するように両係止部4Dの後方側に近接して配置され、それぞれの係止部4Dの後方側への移動を規制(即ち、それぞれの端子金具4の後方側への移動を規制)するように機能する。
更に、本構成では、第1凸部14、第2凸部24、補助凸部29のいずれにも、弾性変形可能に構成された突起部が形成され、各凸部が相手方の凹部に挿入された挿入状態のときには、突起部が相手方のハウジング内で引っ掛かり、相手方の凹部に対する凸部の離脱方向の相対移動を抑制するように機能する。
例えば、図5等で示すように、第1ハウジング10に形成された各第1凸部14の前面部には前側に突出する突起部16が形成され、各第1凸部14の後面部には後ろ側に突出する突起部16が形成されている(図2も参照)。そして、図5のように、第1凸部14が第2凹部28に挿入された挿入状態のときには、第1凸部14に形成された両突起部16が、第2凹部28の内壁部の前後両面にそれぞれ形成された溝部28A(図2、図4参照)内に嵌り込むようになっている。このような嵌り込みが生じるため、挿入状態のときには両突起部16が第2ハウジング20内で引っ掛かり(具体的には、溝部28Aの端部に引っ掛かり)、第2凹部28に対する第1凸部14の離脱方向の相対移動が抑制されることになる。このような引っ掛かりを解除するためには、突起部16を弾性変形させる必要があるため、突起部16を弾性変形させる強い力が加わらない限り挿入状態が安定的に維持される。
図2で示すように、第2ハウジング20に形成された第2凸部24の前面部にも、前側に突出する突起部26が形成され、第2凸部24の後面部には後ろ側に突出する突起部26が形成されている。そして、図4のように第2凸部24が第1凹部18に挿入された挿入状態のときには、第2凸部24に形成された2つの突起部26が、第1凹部18の内壁部に形成された2つの溝部18A(図2)にそれぞれ嵌り込むようになっている。また、各々の補助凸部29の前面部と後面部にも、前側に突出する突起部29Aと後ろ側に突出する突起部29Aとがそれぞれ形成されている。なお、図2では、奥側の補助凸部29に形成された2つの突起部29Aの図示は省略している。そして、各々の補助凸部29が各々の補助凹部19に挿入された挿入状態のときには、各補助凸部29に形成された2つの突起部29Aが、各補助凹部19の内壁部に形成された2つの溝部19Aにそれぞれ嵌り込むようになっている。
このような嵌り込みが生じるため、第2凸部24や補助凸部29が第1ハウジング10内に挿入される挿入状態においても、突起部26や突起部29Aが第1ハウジング10内で引っ掛かり、第1凹部18に対する第2凸部24の離脱方向の相対移動や、補助凹部19に対する補助凸部29の離脱方向の相対移動が抑制されることになる。このような引っ掛かりを解除するためには、突起部26や突起部29Aを弾性変形させる必要があるため、突起部26や突起部29Aを弾性変形させる力が加わらない限り挿入状態が安定的に維持される。
なお、本構成では、第2ハウジング20が積層式コネクタ1の積層方向上端部のハウジング2として構成され、その上面部には、当該積層式コネクタ1の接続対象となる相手方コネクタのハウジングと係合して係合状態をロックするための係止部を備えたロックアーム8が形成されている。一方、第1ハウジング10は、積層式コネクタ1の積層方向下端部のハウジング2として機能する。
以上のような本実施例の構成によれば、第1ハウジング10に形成された凸部(第1凸部14)を第2ハウジング20に形成された凹部(第2凹部28)に挿入させるという簡易な結合構造により、ハウジング同士を連結させつつ第2ハウジング20に収容された端子金具4の抜け止めを図ることができる。しかも、第1ハウジング10の凸部(第1凸部14)は、第2ハウジング20に形成された複数の端子収容室6に跨り且つそれらに収容される複数の端子金具4に作用し得るような大きな幅で構成されるため、凸部の強度をより高めやすくなる。特に、ハウジングや端子収容室6が小サイズになっても凸部の強度が保たれやすいため、小型化が望まれる用途で有利な構造となる。
また、第1ハウジング10に形成された第1凸部14が、第2ハウジング20の端子金具4を抜け止めするように機能し、第2ハウジング20に形成された第2凸部24が、第1ハウジング10の端子金具4を抜け止めするように機能することになる。つまり、各ハウジングに形成された凸部が、相手方のハウジングの端子金具4を抜け止めするようにハウジング同士が作用し合うため、両ハウジングにおいて端子金具4を効率的に係止することができる。しかも、第1凸部14及び第2凸部24のいずれもが、相手方のハウジングにおいて複数の端子収容室6に跨り、複数の端子金具4を係止させ得るような大きな幅で構成されるため、いずれの凸部の強度も高めやすくなる。
また、このように第1凸部14と第2凸部24とを設けた構成では、第1ハウジング10又は第2ハウジング20の少なくともいずれかを、積層式コネクタ1において積層方向の端部に配置される端部ハウジングとして機能させると良い。このように構成すると、積層方向の端部に専用の蓋材(即ち、端子収容室6を有さず、係止構造だけを備えるような蓋材等)を別途配置する必要がなくなり、部品点数の削減や小型化を図りやすくなる。
また、本実施例では、第1凸部14の外面部に、弾性変形可能に構成された突起部16が形成され、第1凸部14が第2凹部28に挿入された挿入状態のときに突起部16が第2ハウジング20内で引っ掛かることにより、第2凹部28に対する第1凸部14の離脱方向の相対移動が抑制されるようになっている。この構成では、端子金具4を抜け止めするために凸部を機能させるだけでなく、その一部を嵌合構造の維持に兼用することができる。よって、ハウジング同士の連結を維持するための専用部品が存在しなくても、凸部と凹部との嵌合状態及び突起部の引っ掛かりによってハウジング同士の連結状態が安定的に保たれやすくなる。よって、ハウジングの連結を維持するための構造が大型化、複雑化しにくくなる。

また、図2のように、第1ハウジング10側の第1凸部14だけでなく、第2ハウジング20側の第2凸部24や補助凸部29にも突起部26や突起部29Aが形成され、第1凸部14の突起部16と同様に機能している。よって、上述した効果が一層高められる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)上述した実施例では、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが重なった二層構造の積層式コネクタを例示したが、これら以外のハウジングが積層される三層以上の構造であってもよい
)第1ハウジング10に形成された凸部が第2ハウジング20内において3以上の端子収容室6に跨るような構成であってもよい。
)各々のハウジングに形成される端子収容室6の数は4に限定されず、例えば5以上であってもよい。

1…積層式コネクタ
2…ハウジング
4…端子金具
6…端子収容室
10…第1ハウジング
12…第1対向壁部
14…第1凸部(凸部)
16…突起部
18…第1凹部
20…第2ハウジング
22…第2対向壁部
24…第2凸部
26…突起部
28…第2凹部(凹部)

Claims (2)

  1. 端子金具を収容する端子収容室が所定方向に並んでなるハウジングを複数備え、複数の前記ハウジングが積層された構造をなす積層式コネクタであって、
    複数の前記ハウジングのうち、いずれかの第1ハウジングが他の第2ハウジングに連結され、前記第1ハウジングにおいて前記第2ハウジングとの連結側に配置される第1対向壁部には第1凸部と第1凹部とが隣接して形成され、前記第2ハウジングにおいて前記第1ハウジングとの連結側に配置される第2対向壁部には第2凹部と第2凸部とが隣接して形成されており、
    前記第1ハウジングの前記第1凸部が、前記第2ハウジングの前記第2凹部に挿入されると共に前記第2ハウジングにおける複数の前記端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の前記端子収容室に収容される各々の前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされており、
    前記第2ハウジングの前記第2凸部が、前記第1ハウジングの前記第1凹部に挿入されると共に前記第1ハウジングにおける複数の前記端子収容室に跨って配置され、その跨った位置の前記端子収容室に収容される各々の前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされており、
    前記第1ハウジングは、前記端子収容室の並び方向である前記所定方向外側の前記第1凸部に外側で隣接する補助凹部が形成されており、
    前記第2ハウジングは、前記所定方向外側の前記第2凹部に外側で隣接する補助凸部が形成されており、
    前記補助凸部は、前記補助凹部に挿入されると共に、前記第1ハウジングの前記所定方向の外側に設けられた前記端子収容室に配置され、当該端子収容室に収容される前記端子金具の抜け方向への移動を規制可能とされていることを特徴とする積層式コネクタ。
  2. 前記第1凸部の外面部には、弾性変形可能に構成された突起部が形成されており、
    前記第1凸部が前記第2凹部に挿入された挿入状態において、前記第1凸部に形成された前記突起部が前記第ハウジング内で引っ掛かることにより前記第2凹部に対する前記第1凸部の離脱方向の相対移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の積層式コネクタ。
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