JP6432064B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、片側偏向タンデム斜入射光学系を用いた光走査装置に関し、より特定的には、SOS(Start of Scan)光を受光する受光器を備えた光走査装置に関する。
上記のような光走査装置としては、例えば、下記の特許文献1に記載のものが知られている。この光走査装置において、光源は、副走査方向に等間隔に並ぶY,M,C,K四色分の光を射出する。
ポリゴンミラーにおいて、各偏向面には、副走査方向に隣り合うもの同士が所定間隔を有する四色分の光が入射される。入射光のそれぞれは、各偏向面によって、球面レンズ等に向けて反射される。ここで、複数の反射光において、副走査方向に隣り合うもの同士が所定間隔を保っている。
Y,MおよびC色用の平面ミラーのそれぞれには、球面レンズ等を介して、Y,MおよびC色の光が入射される。Y,MおよびC色用の平面ミラーのそれぞれは、入射光を分離して、Y,MおよびC色用のシリンドリカルミラーに向けて反射する。
Y,M,CおよびK色用のシリンドリカルミラーはそれぞれ、入射光を、対応色の感光体ドラムに向けて反射する。これによって、各感光体ドラムの被走査面上には、走査された光により潜像が形成される。
特許文献1の光走査装置では、ポリゴンミラーの偏向面上で副走査方向に最も中央寄りの位置で偏向された光(例えば、M色の光)を用いてSOS(Start of Scan)が制御される。具体的には、M色の平面ミラーの主走査方向上流端部の手前にはSOSピックアップミラーが設けられる。SOSピックアップミラーは、画像領域外を通過するSOS光を、M色およびC色の平面ミラーの間に向けて反射する。
SOSピックアップミラーで反射された光の光路最下流には、この反射光を受光するSOSセンサが配設される。制御部は、SOSセンサへの入光タイミングに応じて、各感光体ドラムへの主走査の開始タイミングを制御する。
特開2006−251403号公報
しかしながら、SOSピックアップミラーの直ぐ上流側には、C色の平面ミラーが板バネ等の固定部材を用いて筐体に固定される。それゆえ、画像領域外を通過するSOS光には、上流側のC色の平面ミラーまたはその固定部材によってけられる可能性がある。その結果、SOSセンサへの入射光量不足等が生じて、画質に影響する可能性があるという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、画質低下の可能性を低減可能な光走査装置を提供することにある。
本発明の一形態は、色毎に設けられた三個以上の被走査面に光ビームを走査する光走査装置であって、色毎の光ビームを出射する三個以上の光源と、前記三個以上の光源からの出射光ビームの各々が同一反射面に斜入射され、副走査方向に並ぶよう入射光ビームの各々を偏向する偏向器と、前記偏向器で偏向された光ビームの各々を主走査方向に走査する走査レンズと、前記副走査方向および前記主走査方向に垂直な光軸方向において相異なる位置にて、前記走査レンズを通過した光ビームの各々から一つを分離し、対応する被走査面に向けて反射する三個以上の第一分離部材と、を備えている。
前記三個以上の光源の一つはSOS(Start of Scan)光を出射する。前記光走査装置はさらに、前記三個以上の第一分離部材のうち、前記光軸方向に隣り合う上流側の第一分離部材と下流側の第一分離部材との間にて、前記上流側の第一分離部材が分離した光ビームと前記副走査方向に隣り合わない光ビームから、前記三個以上の光源の一つから出射されたSOS光を分離する第二分離部材と、前記第二分離部材で反射されたSOS光を受光する受光器と、を備えている。
上記形態によれば、画質低下の可能性を低減可能な光走査装置を提供することが可能となる。
一実施形態に係る光走査装置の上面図である。 図1の光走査装置を主走査方向から見た時の図である。 図2の第一分離部材と第二分離部材との位置関係を示す模式図である。 変形例に係る第一分離部材と第二分離部材との位置関係を示す模式図である。
《第一欄:一実施形態》
本発明の一実施形態の説明に先立ち、図面または以下の説明で使用される各種用語の定義を行う。
まず、主走査方向yは、各感光体ドラム28の被走査面29に光が走査される方向である。本実施形態では、主走査方向yは、光走査装置1の前後方向を示すものとする。
副走査方向zは、主走査方向yと直交する方向であって、偏向器17の回転軸が延在する方向を示す。本実施形態では、副走査方向zは、光走査装置1の上下方向も示すものとする。また、副走査方向zは、各被走査面29の回転とは逆の方向でもある。
光軸方向xは、主走査方向yおよび副走査方向zと直交する方向であって、共通走査レンズ21の中心を通過する光軸の方向である。また、本実施形態では、光軸方向xは、光走査装置1の左右方向を示すものとする。
また、参照符号の後に記載されたアルファベット小文字のa、b、c、dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を表す添え字である。例えば、感光体ドラム28aはイエロー用の感光体ドラム28を意味する。また、a〜dの添え字が無い参照符号はY,M,C,Kの各色用であることを意味する。例えば、感光体ドラム28は、各色用の感光体ドラム28を意味する。
《第二欄:光走査装置の概略構成》
光走査装置1は、典型的にはMFP(Multi-Function Peripheral)のように、電子写真方式およびタンデム方式な画像形成装置に適用される。
光走査装置1は、図1および図2に示すように、所謂、片側偏向タンデム斜入射光学系を採用しており、光源11a〜11d、偏向器17、走査光学素子群20、第一分離部材24a〜24c、第一反射部材25a〜25d、第二反射部材26c、防塵用ウインドウ27a〜27d、および、感光体ドラム28a〜28dを備える。感光体ドラム28a〜28dは、被走査面29a〜29dを有し、図示しないモータからの駆動力により、例えば、副走査方向zの逆方向に回転する。また、回転する被走査面29a〜29dには、後述の光ビームBa〜Bdが主走査方向yに1ラインずつ順次的に走査される。
光源11a〜11dは、対応色の光路の最上流位置に設けられ、光ビームBa〜Bdを出射する。より具体的には、光源11aは、Y色用の画像データが入力されると、入力画像データで変調された光ビームBaを出射する。光源11b,11c,11dは、M,C,K色用の画像データで変調された光ビームBb,Bc,Bdを出射する。
光源11a〜11dの出射光ビームBa〜Bdのそれぞれは、図示しないコリメータレンズ、絞り、合成ミラーおよびシリンドリカルレンズ等を経由する。具体的には、各コリメータレンズは、対応する光源11a〜11dの直ぐ下流側に設けられ、光ビームBa〜Bdを平行光に変換する。各絞りは、対応するコリメータレンズの直ぐ下流に設けられ、光ビームBa〜Bdの副走査方向zへの幅が所定値になるように、光ビームBa〜Bdを整形する。
また、各合成ミラーは、対応する絞りの直ぐ下流に設けられ、整形された光ビームBa〜Bdを反射して、光ビームBa〜Bdの進行方向を同方向に揃える。シリンドリカルレンズは、各合成ミラーで反射された光ビームBa〜Bdを透過させ、光ビームBa〜Bdが偏向器17に備わるポリゴンミラーの同一反射面近傍で線状に結像するように集光する。
ここで、本実施形態では、四個の光ビームBa〜Bdのうち、最も外側の光ビームBa,Bdは、ポリゴンミラー反射面に2.19°の斜入射角にて入射される。それに対し、内側の光ビームBb,Bcは、0.73°の斜入射角でポリゴンミラー反射面に入射される。
偏向器17は、モータ(図示せず)と、ポリゴンミラーとを有する。偏向器17において、ポリゴンミラーは、モータの駆動力によって、副走査方向zに平行な回転軸Aを中心として回転する。本実施形態では、上面視で、ポリゴンミラーは反時計回りに回転するとする。シリンドリカルレンズを透過した光ビームBa〜Bdは、ポリゴンミラーが有する同一の反射面に入射され、直ぐ下流の共通走査レンズ21に向けて反射、偏向されると共に、ポリゴンミラーの回転により主走査方向yに走査される。より具体的には、偏向器17により、偏向後の光ビームBa,Bb,Bc,Bdは、この記載順に副走査方向zに並ぶ(図2を特に参照)。
走査光学素子群20は、偏向器17により偏向された光ビームBa〜Bdを被走査面29a〜29dに結像させる。より詳細には、走査光学素子群20は、被走査面29a〜29dにおける光ビームBa〜Bdの走査速度を一定にすると共に、光ビームBa〜Bdのビーム径を均一とする光学特性を有する。このような走査光学素子群20は、少なくとも一つの走査レンズとして、例えば、各色で共通の共通走査レンズ21と、色毎に設けられる個別走査レンズ23a〜23dとを含む。
走査光学素子群20のそれぞれは、ポリカーボネートのような熱可塑性樹脂からなる。また、走査レンズ21,23aは、この順番で、光ビームBaの光路上であって、偏向器17の下流側に設けられている。同様に、個別走査レンズ23b〜23dは、光ビームBb〜Bdの光路上であって、共通走査レンズ21の下流に設けられる。
第一分離部材24a〜24cは、典型的には平面ミラーであって、Y,M,C色の光路上で、共通走査レンズ21の下流側に設けられる。より具体的には、偏向器17を基準とする光軸方向xへの位置(以下、単に、光軸方向位置という)は、第一分離部材24a〜24cの中で第一分離部材24aが一番目に近く、第一分離部材24bが二番目に近くなっている。また、第一分離部材24a〜24cは、入射光ビームBa〜Bcのみを分離可能な、副走査方向zの位置(以下、単に、副走査方向位置という)に配置される。即ち、第一分離部材24a,24bは、第一分離部材24a〜24cのうち、副走査方向位置が一番目、二番目に低くなっている。
また、第一分離部材24a〜24cの反射面は、図2に示すように、主走査方向yの逆方向からの平面視で、副走査方向zに対し時計回りに互いに異なる角度だけ回転している。それぞれの回転角度は、下表1に示す通りである。
Figure 0006432064
上記のような第一分離部材24a〜24cは、入射光ビームBa〜Bcのみを直ぐ下流に設けられた個別走査レンズ23a〜23cに向けて反射する。
また、第一反射部材25a〜25dは、光ビームBa〜Bdの光路上であって、個別走査レンズ23a〜23dの直ぐ下流側に設けられる。かかる第一反射部材25a〜25dは、入射光ビームBa〜Bdを被走査面29a〜29dに向けて反射する。第一反射部材25a,25b,25dでの反射光ビームBa,Bb,Bdは、防塵用ウインドウ27a,27b,27dを通過して、被走査面29a,29b,29dで結像する。また、第一反射部材25cでの反射光ビームBcは、第二反射部材26cで反射された後、防塵用ウインドウ27cを通過して、被走査面29cで結像する。
上記のように、光ビームBdの分離を偏向器17から最も遠くで行うことで、K色の光路上の反射部材の数を、他の色のそれよりも少なくすることができる。これにより、使用頻度の高いK色に関し、反射部材で生じうる誤差を小さくできる。
上記のように、光ビームBa〜Bdが、副走査方向zとは逆方向に回転する被走査面29a〜29dに、主走査方向yに走査されることで、感光体ドラム28a〜28dには、対応色の静電潜像が形成される。ここで、本実施形態では、被走査面29a〜29dにおいて静電潜像が形成される画像領域に関し、ポリゴンミラーでの偏向角(つまり画角)は、光軸方向xを基準として−26.1°以上+26.1°以下である。ここで、−の偏向角は、光軸方向xを基準として回転軸Aの回転方向側の角度である。
《第三欄:光走査装置におけるSOS光学系の構成》
光走査装置1においても、従来の光走査装置と同様、光ビームBa〜Bdの出射タイミングを制御するために、予め定められた一つの光源11からSOS(Start of Scan)光が出射される。本実施形態では、光源11dが、光ビームBdの出射の所定時間前にSOS光を出射する。SOS光は、光ビームBdと同様、コリメータレンズからシリンドリカルレンズを通過後に、偏向器17の反射面に入射される。偏向器17のポリゴンミラーにて、SOS光は、30.1°の偏向角で反射されて、共通走査レンズ21を通過して、後述の第二分離部材30に向かう。
このSOS(Start of Scan)光の検出を行うべく、光走査装置1は、上記構成に加えて、SOS光学系として、第二分離部材30と、第三反射部材31と、SOS用レンズ32と、受光器33と、制御手段34と、をさらに備えている。なお、制御手段34は、光走査装置1の構成であっても良いが、光走査装置1の外部であって画像形成装置の内部に設けられていても良い。
第二分離部材30は、典型的には平面ミラーであって、第三反射部材31に対してSOS光用の光路の上流側に配置される。第二分離部材30の反射面は、図1に示すように、主走査方向yに対して反時計回りの方向に20°だけ回転している。また、同反射面は、図2に示すように、第一分離部材24a〜24cの反射面とは逆に、副走査方向zに対して反時計回りに3°の俯角で下方向に傾いている。かかる第二分離部材30は、SOS光を光ビームBdから分離し反射して、第三反射部材31に向けて偏向する。このように、各光ビームBa〜Bcは上方向に分離されるのに対し、SOS光は、下方向に分離される。これによって、SOS光の光路上にある各素子と、各光ビームBa〜Bcの光路上にある各素子との干渉を防止して、SOS光用の各素子の配置に関し自由度を上げている。
第三反射部材31の反射面は、図1に示すように、主走査方向yに対して反時計回りの方向に52.6°だけ回転している。かかる第三反射部材31は、入射SOS光を反射して、受光器33の受光面に概ね垂直に入射させる。
SOS用レンズ32において、第一面は、下表2で定義される自由曲面であり、第二面は平面である。なお、光軸方向xに対するサグ量は、下式(1)により表される。第一面に、主走査方向yに弱い正の屈折力を持たせることで、被走査面29d上の走査速度に対する、後述の受光器33の受光面上の走査速度の比が1弱となるようにしている。かかるSOS用レンズ32は、第三反射部材31からのSOS光を受光器33に結像させる。
Figure 0006432064
Figure 0006432064
受光器33は、典型的にはフォトダイオードであって、入射SOS光の光量に相関する電気信号を制御手段34に出力する。制御手段34は、受光器33の出力信号に応答して、光源11a〜11dのそれぞれからの光ビームBa〜Bdの出射タイミングを制御する。
《第三欄:光走査装置におけるSOS光学系の要部》
次に、図3を参照して、第一分離部材24b,24cと、第二分離部材30との位置関係について説明する。
上述の通り、第二分離部材30は、第二分離部31に対してSOS光用の光路の上流側に配置される。より具体的には、第二分離部材30は、本実施形態では、下記(1)〜(5)を満たす位置に配置される。
(1)光軸方向位置が、光軸方向xに隣り合う第一分離部材24b,24cの間
(2)光軸方向位置が、第一分離部材24a〜24dの中で、偏向器17に二番目,三番目に近い第一分離部材24b,24cとの間
(3)光軸方向位置が、好ましくは、第一分離部材24bから第一分離部材24cまでの光軸方向中心位置よりも、第一分離部材24b寄り
(4)zx平面上での位置が光ビームBd(つまり、SOS光)の光路上
(5)xy平面上での位置が偏向角30.1°をなす線上
《第四欄:SOS光学系の作用・効果》
まず、第二分離部材30が(1),(4)を満たす位置にて、直前の第一分離部材24bが分離すべき光ビームBbと、副走査方向zに隣り合わない光ビームBdからSOS光を分離することで、第二分離部材30と第一分離部材24bとの間の副走査方向zへの距離を従来よりも確保できる。これによって、第二分離部材30で分離すべきSOS光が直前の第一分離部材24bでけられる可能性を低減させることが可能となる。その結果、光走査装置1は、画質低下の可能性を低減させている。
また、第二分離部材30が(1),(4)を満たす位置に配置されることで、本SOS光学系は下記の付随的な効果も奏する。即ち、けられの可能性を低減するには、本実施形態で説明した第二分離部材30の配置以外にも、第二分離部材30と、第一分離部材24b,24c等との間の主走査方向yへの距離を大きくする、および/または、SOS光を共通走査レンズ21に入射させない構成を採用する、ことも考えられる。しかし、いずれの方法を採用しても、SOS光の偏向角を大きくする必要が生じるため、共通走査レンズ21の主走査方向yへのサイズの大型化を招く。さらには、光偏向器17に備わるポリゴンミラーの反射面の数を少なくする必要も生じるため、画像形成の高速化に影響が及ぶ。しかし、本実施形態で説明したように、第二分離部材30が(1),(4)を満たす位置に配置されると、共通走査レンズのサイズの大型化も招かないし、画像形成の速度への影響も及ばないようにすることができる。
また、第二分離部材30を(3)を満たす位置に配置すると、直後の第一分離部材24cまでの光軸方向xへの距離を確保できるため、第一分離部材24cで分離されるべき光ビームBcが第二分離部材30でけられる可能性を低減している。
また、第二分離部材30を(2)を満たす位置に配置すると、偏向器17から第二分離部材30までの光軸方向xへの距離を相対的に大きくすることができる。本光走査装置1は、斜入射光学系を採用しているため、光軸方向xへの距離を確保できると、直前にある第一分離部材24bから主走査方向yおよび副走査方向zの双方に離れた位置に第二分離部材30を配置することが可能となる。主走査方向yへの距離を確保することで、光走査装置1において、光ビームBdとSOS光とを分離し易くなる。また、副走査方向zへの距離を確保することで、第二分離部材30で分離すべきSOS光が直前の第一分離部材24bでけられる可能性を低減させることが可能となる。
また、第一分離部材24a,24b,24cの反射面の回転角度は、上表1に示す通りで、12.23°、14.76°、30.22°である。即ち、第一分離部材24cは、他の第一分離部材24a,24bと比べて、大きな反射角(つまり、光軸方向xに対し大きな角度)で光ビームBcを反射している。これによって、第一分離部材24cで分離された光ビームBcが直前の第二分離部材30でけられる可能性を低減している。
光ビームBa〜Bcに関し、第一分離部材24a〜24cでの分離後、被走査面29a〜29cで結像するまでの折り返し回数は、下表3の通りである。
Figure 0006432064
上記の通り、光ビームBcの折り返し回数が多くなっている。これは、光ビームBcの光路長を光ビームBa,Bbのそれと揃い、かつ被走査面29cへの入射角を被走査面29a,29bのそれと揃うようにするためである。
また、光源11a〜11dの近くに受光器33が配置されるため(つまり、偏向器17から各第一分離部材24a〜24cへの光路に対し光源11a〜11dと受光器33が同じ側に配置されるため)、SOS光が各光ビームBa〜Bdを跨ぐ事無く、SOS光用の光路を確保しつつ受光器33に入射させることが可能となる。その結果、感光体ドラム28a〜28dに迷光が入射されることを防止できるため、画質低下の可能性を低減することができる。さらには、光源11a〜11d等の実装基板と、受光器33とを一体化したり、これらを近接配置させてジャンパー線により接続したりすることが可能となる。これによって、光走査装置1のコストダウンが可能となる。
《第五欄:変形例》
上記実施形態では、第二分離部材30の光軸方向位置は、図2や図3に示すように、第一分離部材24b,24cの間であった。しかし、これに限らず、第二分離部材30の光軸方向位置は、図4に示すように、第一分離部材24a,24bの間でも良い。この場合、直前の第一分離部材24aは、副走査方向の最も外側にある二つの光ビームBa,Bdのうち、光ビームBaを分離する。よって、第二分離部材30は、主走査方向yからの平面視で、副走査方向の最も外側にある二つの光ビームBa,Bdのうち、光ビームBdの光路上に設けられて、光源11dから出射されるSOS光を分離することが好ましい。両光ビームBa,Bdは副走査方向zに大きく離れているため、第二分離部材30で分離すべきSOS光が直前の第一分離部材24aでけられる可能性を低減させることが可能となるからである。
《第六欄:付記》
上記実施形態では、光源11、第一分離部材24および被走査面29等の個数は、Y,M,C,K色に対応して四個であるとして説明した。しかし、これに限らず、光源11、第一分離部材24および被走査面29等の個数は三個以上であれば良い。
また、各反射部材25,26は平坦な反射面を有していても構わないし、湾曲した反射面を有していても構わない。
本発明に係る光走査装置は、画質低下の可能性を低減可能であり、MFP以外にも、コピー機、カラープリンタ、ファクシミリ等に有用である。
11(11a〜11d) 光源
17 偏向器
20 走査光学素子群
21 共通走査レンズ
23(23a〜23d) 個別走査レンズ
24(24a〜24d) 第一分離部材
25(25a〜25d) 第一反射部材
26c 第二反射部材
28(28a〜28d) 感光体ドラム
29(29a〜29d) 被走査面
30 第二分離部材
31 第三反射部材
33 受光器

Claims (6)

  1. 色毎に設けられた三個以上の被走査面に光ビームを走査する光走査装置であって、
    色毎の光ビームを出射する三個以上の光源と、
    前記三個以上の光源からの出射光ビームの各々が同一反射面に斜入射され、副走査方向に並ぶよう入射光ビームの各々を偏向する偏向器と、
    前記偏向器で偏向された光ビームの各々を主走査方向に走査する走査レンズと、
    前記副走査方向および前記主走査方向に垂直な光軸方向において相異なる位置にて、前記走査レンズを通過した光ビームの各々から一つを分離し、対応する被走査面に向けて反射する三個以上の第一分離部材と、を備え、
    前記三個以上の光源の一つはSOS(Start of Scan)光を出射し、
    前記光走査装置はさらに、
    前記三個以上の第一分離部材のうち、前記光軸方向に隣り合う上流側の第一分離部材と下流側の第一分離部材との間にて、前記上流側の第一分離部材が分離した光ビームと前記副走査方向に隣り合わない光ビームから、前記三個以上の光源の一つから出射されたSOS光を分離する第二分離部材と、
    前記第二分離部材で反射されたSOS光を受光する受光器と、を備えた光走査装置。
  2. 前記第二分離部材は、前記下流側の第一分離部材よりも前記上流側の第一分離部材の近くに設けられる、請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記上流側および前記下流側の第一分離部材は、前記光軸方向位置に関し、前記偏向器に二番目および三番目に近い、請求項1および2のいずれかに記載の光走査装置。
  4. 前記上流側および前記下流側の第一分離部材は、前記光軸方向位置に関し、前記偏向器に一番目および二番目に近く、
    前記上流側の第一分離部材は、前記副走査方向の最も外側にある二つの光ビームの一方を分離し、
    前記下流側の第一分離部材は、前記上流側の第一分離部材が分離した光ビームに対し前記副走査方向に隣の光ビームを分離し、
    前記第二分離部材は、前記副走査方向の最も外側にある二つの光ビームの他方から、前記三個以上の光源の一つから出射されたSOS光を分離し反射する、請求項1および2のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記下流側の第一分離部材における入射光ビームの反射角は、前記上流側の第一分離部材における入射光ビームの反射角よりも大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の光走査装置。
  6. 前記下流側の第一分離部材で反射された光ビームの光路上であって、前記下流側の第一分離部材と、対応する被走査面との間に、第一反射部材および第二反射部材をさらに備えた、請求項5に記載の光走査装置。
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