JP6431308B2 - 遮断弁 - Google Patents

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Description

本発明は、弁体を開放位置から閉塞位置へ正常に切り替えることができるかどうかの動作確認が行える遮断弁に関する。
かかる遮断弁は、回転自在な弁軸に取り付けられ、開放位置と閉塞位置とに切り替え可能な弁体と、弁体に減速ギヤ機構を介して連結される直流電動機と、地震を検出するための感震器と、直流電動機へ電力を供給する蓄電池と、遮断弁の弁体が開放位置から閉塞位置へ切り替えられるかどうかの動作確認を行うべく直流電動機に駆動信号を出力するための動作確認用の押しボタンと、感震器からの検出信号により所定震度以上の地震が発生したと判断して開放位置の弁体を閉塞位置へ切り替えるためのCPUと、直流電動機の開度(回転角度)を検出しその開度に基づいて弁体が閉の状態であると判断したときに点灯する遮断ランプと、を備えて構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−289343号公報
上記特許文献1の構成によれば、動作確認用の押しボタンを押すと、弁体が開放位置から閉塞位置へ切り替わり、遮断ランプが点灯する。また、感震器からの検出信号に基づいて開放位置の弁体が閉塞位置へ切り替わった場合でも、前記と同様に遮断ランプが点灯する。そのため、遮断ランプの点灯状態を確認するだけでは、例えば悪戯で押しボタンが押されて点灯しているのか、地震が発生して感震器から出力される検出信号によって点灯しているのかを把握することができない。そのため、遮断ランプが点灯している場合には、閉塞位置の弁体を開放位置へ復帰させる前に、配管類の点検を一々行わなければならず、復帰作業が手間のかかる煩わしいものであった。
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、弁体が開放位置から閉塞位置に切り替わった原因を直ちに把握することができ、復帰作業を迅速に行うことができる遮断弁を提供するものである。
本発明の遮断弁は、前述の課題解決のために、開放位置と閉塞位置とに切り替え可能な弁体と、該弁体に連動連結される駆動機構と、開放位置の弁体を閉塞位置へ操作すべく前記駆動機構を駆動するためのアクチュエータと、開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータを駆動させるための操作信号を出力する試験用の操作部と、所定震度を超える地震を検知して検知信号を出力する地震検知器と、前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、前記弁体が閉塞位置になったことを表示する表示手段と、該表示手段により表示される表示を制御する表示制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記地震検知器から出力される検知信号に基づいて開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第1制御手段と、前記試験用の操作部から出力される操作信号に基づいて弁体を開放位置から閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第2制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示と前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示とを表示形態を異ならせて表示するように構成され、前記閉塞位置に位置している弁体を開放位置へ切り替えるべく前記駆動機構を操作するための操作部を更に備え、前記閉塞位置になった弁体が前記操作部の操作により開放位置に位置したときにのみ前記表示手段による表示を非表示とするための非表示制御手段を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、例えば地震が発生して地震検知器から検知信号が出力されると、第1制御手段によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられる。すると、弁体が閉塞位置になったことを表示手段によって表示する。また、試験用の操作部からの操作信号が出力されると、第2制御手段によって開放位置の弁体が閉塞位置に切り替えられる。すると、弁体が閉塞位置になったことを表示手段によって表示する。このとき、地震検知器からの検知信号に基づいて第1制御手段により弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたときの表示と試験用の操作部からの操作信号に基づいて第2制御手段により弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたときの表示とが、表示制御手段によって異なる表示形態で表示されるため、表示を確認するだけで、地震検知器から出力される信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのか、試験用の操作部から出力される操作信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのかを直ちに把握することができる。
また、閉塞位置になった弁体が操作部の操作により開放位置に位置したときにのみ表示手段による表示が非表示制御手段によって非表示となるので、弁体を開放位置に確実に位置させることができ、次の弁体の閉塞位置への動作をエラーの発生がなく確実に行わせることができる。また、表示手段が非表示になるまで操作部を操作すれば、操作部の操作量を的確に把握することができ、操作部の操作不足や過剰な操作を防止できる。
又、本発明の遮断弁は、開放位置と閉塞位置とに切り替え可能な弁体と、該弁体に連動連結される駆動機構と、開放位置の弁体を閉塞位置へ操作すべく前記駆動機構を駆動するためのアクチュエータと、開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータを駆動させるための操作信号を出力する試験用の操作部と、所定震度を超える地震を検知して検知信号を出力する地震検知器と、前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、前記弁体が閉塞位置になったことを表示する表示手段と、該表示手段により表示される表示を制御する表示制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記地震検知器から出力される検知信号に基づいて開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第1制御手段と、前記試験用の操作部から出力される操作信号に基づいて弁体を開放位置から閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第2制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示と前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示とを表示形態を異ならせて表示するように構成され、前記表示手段が、点灯色が異なる2つのランプから構成され、前記表示制御手段が、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに一方のランプを点灯又は点滅させる構成であり、前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに他方のランプを点灯又は点滅させる構成であってもよい。
本発明によれば、例えば地震が発生して地震検知器から検知信号が出力されると、第1制御手段によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられる。すると、弁体が閉塞位置になったことを表示手段によって表示する。また、試験用の操作部からの操作信号が出力されると、第2制御手段によって開放位置の弁体が閉塞位置に切り替えられる。すると、弁体が閉塞位置になったことを表示手段によって表示する。このとき、地震検知器からの検知信号に基づいて第1制御手段により弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたときの表示と試験用の操作部からの操作信号に基づいて第2制御手段により弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたときの表示とが、表示制御手段によって異なる表示形態で表示されるため、表示を確認するだけで、地震検知器から出力される信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのか、試験用の操作部から出力される操作信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのかを直ちに把握することができる。
また、点灯色が異なる第1ランプ及び第2ランプから構成しておけば、点灯している色を見るだけで、地震検知器から出力される信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのか、試験用の操作部から出力される操作信号によって弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのかを直ちに把握することができる。
本発明によれば、異なる表示形態で表示される表示を確認するだけで、地震検知器からの信号に基づいて弁体が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのか、操作部からの操作信号に基づいて開放位置の弁体が閉塞位置に切り替えられたのかを直ちに把握することができるので、弁体が開放位置から閉塞位置に切り替わった原因を直ちに把握することができる有用な遮断弁を提供することができる。よって、例えば悪戯による誤操作を的確に把握することで、復帰作業を迅速に行うことができるという効果を奏する。
弁体が開いた状態の遮断弁の一部を断面にした側面図である。 弁体が閉じた状態の遮断弁の一部を断面にした側面図である。 遮断弁の縦断背面図である。 遮断弁の平面図である。 遮断弁の側面図である。 水密用カバーを取り外した遮断弁の斜視図である。 弁体が開いた状態の遮断弁の駆動機構の横断平面図である。 弁体が閉じた状態の遮断弁の駆動機構の横断平面図である。 制御ブロック図である。
以下、本発明の遮断弁の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態に係る遮断弁は、所定の震度を超える地震発生時に、各戸への給水(流体の一例)を遮断する緊急遮断弁(以下、単に遮断弁という)である。この遮断弁は、例えば水道メータが収納されるメータボックス内に配置される他、配水管から各戸の蛇口に至る間の給水用の配管(水道管)の適宜の場所に設置される。
遮断弁1は、図1〜図3に示すように、回転自在な弁軸2に取り付けられ、開放位置(図1参照)と閉塞位置(図2参照)とに切り替え可能な弁体3と、弁軸2に連動連結される駆動機構4と、開放位置の弁体3を緊急時又は試験時に閉塞位置へ操作すべく駆動機構4を駆動するためのアクチュエータとしてのモータMと、モータMに電力供給する複数(ここでは2個であるが、1個でも3個以上でもよい)の電池D,Dと、開放位置の弁体3を閉塞位置に操作すべくモータMを強制的に駆動させて弁体3の動作確認を行うための操作信号を出力する試験用の操作部としてのスイッチ5(図4参照)と、モータMの電動力により閉塞位置へ操作された弁体3を開放位置へ切り替えるべく駆動機構4を操作するための手動式の回転操作部6と、駆動機構4とモータMと電池D,Dとを収容するケーシングKとを備えている。
ケーシングKは、駆動機構4を収容する第一のケース7と、モータM及び電池D,Dを収容する第二のケース8とを備えている。また、第二のケース8を上から被せて密閉度を上げるための水密用カバー9を更に備えている。
弁体3は、弁箱10に収容される。その弁箱10には、一端側に一次側開口11が形成され、他端側に二次側開口12が形成されている。弁箱10の一次側開口11と二次側開口12の間に、これら開口11,12よりも拡径された弁体収容部13が形成されている。弁体3は、弁体収容部13に収容されている。
弁軸2は、上下方向に沿う軸であり、弁体収容部13における二次側寄りに、弁軸2をその上部及び下部で外嵌して支持すべく、上下方向に離間した一対の筒状の膨出部14,15が形成されている。
そして、弁軸2が、駆動機構4の駆動により上下軸芯周りで一方側に回転することによって、弁体3を図1の開放位置に切り替えることができる。また、弁軸2が、駆動機構4の駆動により上下軸芯周りで他方側に回転し、弁体3を図2の閉塞位置に切り替えることができる。
図3に示すように、駆動機構4は、第一のケース7の内部にまとめられて収納され(組付けられ)、ユニット化されている。駆動機構4の駆動を制御するために後述する駆動制御手段39を構成する電子部品群16が設けられ、その電子部品群16は、第一のケース7とは別体の第二のケース8の内部にまとめられて収納され(組付けられ)、ユニット化されている。第一のケース7は、弁箱10上に配置され、第二のケース8は、第一のケース7上に着脱自在に取付けられている。つまり、下から弁箱10、第一のケース7、第二のケース8の順に積み重ねられた状態で一体化されている。
図4及び図6に示すように、第二のケース8の長手方向中央部には、前述した試験用のスイッチ5が収納されている。このスイッチ5は、押しボタンから構成されている。スイッチ5の近傍には、後述する2つのランプ17,18が設けられている。これら2つのランプ17,18は、弁体3が閉塞位置になったことを表示する表示手段を構成している。これらスイッチ5及び2つのランプ17,18の上方となる第二のケース8の天板部分に開口が形成され、その開口に上方に突出しかつ外周面に螺子が形成された円筒状部に着脱自在に装着される平面視ほぼ円形のキャップ19を備えている。そのキャップ19の円形の天板部分19Aが透明な合成樹脂板にて構成されており、天板部分19Aを通してスイッチ5及び2つのランプ17,18を視認できるようになっている。この第二のケース8が水密用カバー9で覆われており、水密用カバー9における第二のケース8のキャップ19に対応する位置に開口が形成され、その開口を透明な合成樹脂板でなる平面視ほぼ円形の覗き窓20で覆っている。従って、覗き窓20、キャップ19の天板部分19Aを通してスイッチ5及び二つのランプ17,18を視認可能になっている。スイッチ5を押して弁体3を閉塞位置へ動作させる試験を行う場合には、水密用カバー9を取り外した後、キャップ19を回転させて取り外してからスイッチ5を押すことになる。2つのランプ17,18のうちの一方の第1ランプ17は、スイッチ5が押された時に例えば6秒間高速点滅し、開放位置の弁体3が閉塞位置に切り替えられた時点で低速点滅する緑色のLEDランプであり、他方の第2ランプ18は、後述する地震検知器41により所定の大きさの地震を検出した時に例えば6秒間高速点滅し、開放位置の弁体3が閉塞位置に切り替えられた時点で低速点滅する赤色のLEDランプである。尚、いずれのランプ17又は18も、閉塞位置から開放位置へ位置した時に前記点滅を消灯させる。
図3、図6〜図8に示すように、第一のケース7は、平面視において略矩形状の底壁7Aと、底壁7Aの四方から立設された側壁7Bとを備えて上方を開放部7Cとした略直方体形状に形成されている。開放部7Cは、板状の蓋体21で被覆されている。第一のケース7と蓋体21とは、シール部材m1(図3参照)を介して組付けられている。底壁7Aは弁箱10の上面10aに載置され、第一のケース7は、第一のケース7の内部から底壁7Aおよび弁箱10の上面10aに挿通するボルト(図示していない)によって、上面10aに着脱自在に取付けられている。底壁7Aと弁箱10の上面10aとは、シール部材m2(図3参照)を介して取付けられている。
図3、図7及び図8を参照しつつ、駆動機構4の構成を説明する。駆動機構4は、従動傘歯車22を有する歯車機構23と、歯車機構23に連動連結された駆動回転軸24と、駆動回転軸24に外嵌固定されたウオーム25と、ウオーム25に噛合して弁軸2に動力を伝達するヘリカルギヤ26と、駆動回転軸24と前述した回転操作部6の回転軸27との間に配置されたワンウェイクラッチ31とを備える。ウオーム25とヘリカルギヤ26とから減速機構を構成して、弁軸2を確実に回転させて弁体3を閉塞位置にするためのトルクを得ることができるようにしている。
歯車機構23は、従動傘歯車22と、従動傘歯車22とのギヤ比を変えるための複数(図3では2個)の平歯車28とを備える。従動傘歯車22の軸部22Aに一方の平歯車28が噛合するよう構成されている。ウオーム25は、駆動回転軸24に一体回転するように外嵌固定されている。ウオーム25は、駆動回転軸24の軸方向途中部分に配置されている。
第一のケース7の底壁7Aの上面から複数本の支持柱29が立設され、支持柱29に上側を開放した断面コ字形のブラケット30の底壁30Aが支持されている。駆動回転軸24の軸方向両端部側が、ブラケット30の縦壁30Bに回転自在に支持されている。また、ウオーム25と噛み合うヘリカルギヤ26は、弁軸2の上端に一体回転自在に取り付けられ、平面視において扇状に形成されている。
ワンウェイクラッチ31は、駆動回転軸24の一端と回転操作部6の回転軸27とが突き合わされた突き合わせ端部間に設けられている。具体的には、駆動回転軸24の先端側(歯車機構23とは反対側の端部側、図3では左端部側)に一体回転自在に取り付けられた回転体31Aの外周に一体形成された複数(図では2個)の係止部としての係止爪31aと、回転操作部6の回転軸27の駆動回転軸24側の端部に一体回転自在に取り付けられ、かつ、前記回転体31Aよりも大径に構成された円板状部材31Bの端面31bに周方向に間隔を置いて一体形成された複数(図8では2個のみ図示)の係止部31cとを備えている。従って、図8において駆動回転軸24を左端側から見た状態で反時計回りに回転させた場合には、係止爪31aが係止部31cを乗り越えるだけで係止爪31aが係止部31cに係止されない。これにより駆動回転軸24の回転力が回転操作部6の回転軸27へ伝達されることがない。これに対して、図8において回転操作部6の回転軸27を左端側から見た状態で反時計回りに後述する手動操作ハンドル32を用いて回転させた場合には、係止部31cが係止爪31aに係止して駆動回転軸24を一体的に回転させる。これによって、閉塞位置の弁体3を手動操作力で開放位置に切り替えることができる。
回転操作部6は、図3に示すように、ワンウェイクラッチ31を介して駆動回転軸24に手動回転力を伝達するための回転軸27と、回転軸27に一体回転自在に連結される手動操作ハンドル32とを備えている。この手動操作ハンドル32には、回転軸27に着脱自在に外嵌される軸部32Aを備えている。また、回転軸27は、第一のケース7の側壁7Bに、外方側に突出するよう形成された円筒状部33に隙間なく内嵌されている。また、回転軸27の軸方向途中部には、第一のケース7との回転抵抗となるシール部材m3が外嵌され、第一のケース7の円筒状部33にシール部材m3を介して回転自在に支持されている。従って、手動操作ハンドル32を図3の左端から見て反時計周りに回転させることによって、前述したようにワンウェイクラッチ31を構成する係止部31cが係止爪31aに係止して回転軸27が駆動回転軸24を一体的に回転させる。これによって、閉塞位置の弁体3を開放位置に強制的に切り替えることができる。また、回転軸27は、駆動回転軸24から離間する側、つまり第一のケース7の外部へ移動可能に構成されており、後述する当接部材34によって、駆動回転軸24から離間する側へ操作される。
駆動回転軸24の回転軸27側の端部の外面には、螺子24Nが形成されている。この螺子24Nに螺合する当接部材34と、駆動回転軸24の回転力を当接部材34の軸方向への移動力へ変換するための変換機構とを備えている。当接部材34は、螺子24Nに螺合する螺子部を内面に形成した小径円筒部34Aと、小径円筒部34Aよりも大径な大径円筒部34Bと、小径円筒部34Aと大径円筒部34Bとを径方向で連結する連結部34Cとを備えている。変換機構は、第一のケース7の底壁7Aに設けられた一対の縦壁35,35と、当接部材34の回転時に縦壁35,35に当接するように当接部材34,34に備えた一対の当接部34D,34Dとから構成されている。一方の当接部34Dは、大径円筒部34Bの幅方向一方側の下部に第一のケース7の底壁7Aまで延びる縦壁部34dから構成されている。また、他方の当接部34Dは、大径円筒部34Bの幅方向他方側の下部に第一のケース7の底壁7Aまで延びる縦壁部34dと縦壁部34dの下端から水平方向に延びる板状の水平部34eとから構成されている。従って、駆動回転軸24を一方に回転させた場合には、一方の縦壁35にこれに対応する当接部34Dが当たって当接部材34の回転が阻止される。これにより当接部材34を回転させる回転力が当接部材34の軸方向への移動力に変換されて、軸方向一方側に当接部材34を移動させる。これに対して、駆動回転軸24を他方に回転させた場合には、他方の縦壁35にこれに対応する当接部34Dが当たって当接部材34の回転が阻止される。これにより当接部材34を回転させる回転力が当接部材34の軸方向への移動力に変換されて、軸方向他方側に当接部材34を移動させる。
具体的には、閉塞位置の弁体3を開放位置へ切り替えるべく、図3において回転操作部6の回転軸27に外嵌された手動操作ハンドル32を左端側から見た状態で反時計回りに回転させることによって、図8に示す係止部31cが係止爪31aに係止して駆動回転軸24を一体的に回転させる。これによって、閉塞位置の弁体3を開放位置に強制的に切り替えることができるだけでなく、図7に示すように、当接部材34が左側へ移動して円板状部材31Bに当接する。この状態から更に当接部材34が左側へ移動して円板状部材31Bを押すことによって、回転体31Aから回転軸27を離間させることができる。このように、当接部材34が円板状部材31Bに当接して回転軸27を離間する側へ操作しておけば、緊急時に開放位置の弁体3を閉塞位置に切り替えるときに、ワンウェイクラッチ31の係止爪31aと係止部31cとが不測に当接してしまい、駆動回転軸24に回転負荷がかかるといったことを確実に回避することができ、その分、小さな電力で閉塞位置に弁体3を切り替えることができる。また、当接部材34が円板状部材31Bに当接して回転軸27を離間する側へ操作されることによって、係止部31cと係止爪31aとの係止が解除される。このように係止が解除されることにより、手動操作ハンドル32を回転操作しても、駆動回転軸24が回転操作されることがないから、手動操作ハンドル32の過剰回転操作による駆動機構4の損傷を招くことがなく、信頼性の高い遮断弁1とすることができる。尚、閉塞位置の弁体3を開放位置へ切り替えるときには、前記のように係止部31cと係止爪31aとの係止が解除されている状態であるため、係止部31cと係止爪31aとの係止が可能となるように手動操作ハンドル32を駆動回転軸24側へ少し押し込んだ後、手動操作ハンドル32を回転操作することになる。
なお、円筒状部33は、前述したように、第一のケース7の側壁7Bから外方側へ突出するよう形成され、回転軸27は、円筒状部33の奥まった位置に配置され、手動操作ハンドル32の軸部32Aが、円筒状部33に挿入されて回転軸27に連結される。この構成により、手動操作ハンドル32の軸部32Aと回転軸27との連結部分を砂利や泥から保護することができ、しかも円筒状部33に手動操作ハンドル32の柄が挿入されていることにより円筒状部33がガイドとなって、手動操作ハンドル32を円滑に回転させることができる。
ヘリカルギヤ26は、抜止め手段によって弁軸2から抜止めされている。抜止め手段は、図1に示すように、弁軸2の上面とヘリカルギヤ26の上面に亘るアーム状の押え部材36と、押え部材36を弁軸2の上端面に固定させる取付ボルト37とを備えている。取付ボルト37が押え部材36を挿通して、弁軸2の上部に螺合されている。
図7及び図8に示すように、押え部材36は、駆動回転軸24及びウオーム25に接することなく水平面内(駆動回転軸24の上方)で延長されて杆状に形成されている。押え部材36は、ヘリカルギヤ26とともにヘリカルギヤ26の中心(弁軸2の中心でもある)回りに、歯部26Aが形成された範囲内で回動可能に構成されている。さらに詳しくは、後述するように、モータMを駆動する時間内で、歯部26Aが形成された範囲内で回動可能に構成されている。押え部材36の先端部には、永久磁石Hが装着されている。
電子部品群16は、第二のケース8に内装されており、電子部品として、モータ(直流電動機)Mと、モータMに電力を供給するための二つの電池(外部から給電を受けない蓄電池)D,Dと、所定の震度以上の地震を検知する地震検知器41と、地震検知器41からの震度信号の入力により電池D,DからモータMへ電力を供給するよう制御する機能を有する一組の制御基板(図示せず)とを備えている。
図3及び図6に示すように、電子部品群16に対する水密性を確保するために、第二のケース8は、水密用カバー9で上方から被覆される。すなわち、第二のケース8と水密用カバー9とで二重にシールされた構成により、電子部品群16に対する水密性が確保されている。水密用カバー9は下側が開放された箱状に形成されている。水密用カバー9の四方の側壁9Bは、蓋体21の外周縁に立設された支持枠21Bに嵌合されたシール部材m3に対して外側から嵌合するよう構成されている。
また、図9に示すように、弁軸2の位置(回転位置)を検出する位置検出手段である回転位置検出手段38と、モータMの駆動を制御する駆動制御手段39と、2つのランプ17,18のうちの一方を点滅させるための表示制御手段40と、閉塞位置になった弁体3が回転操作部6の手動操作により開放位置に完全に位置したときにのみ表示(ここでは点滅)しているランプ17又は18を非表示にする(消灯させる)非表示制御手段である消灯制御手段42とを備えている。閉塞位置になった弁体3が回転操作部6の手動操作により開放位置に完全に位置したときにのみ点灯又は点滅しているランプ17又は18を消灯するので、弁体3を開放位置に確実に位置させることができ、次の弁体3の閉塞位置への動作をエラーの発生がなく確実に行わせることができる。また、ランプ17又は18が消灯するまで回転操作部6を回転操作すれば、回転操作部6の回転量を的確に把握することができ、回転操作部6の回転不足や過剰な回転を防止できる。
駆動制御手段39は、地震検知器41から出力される検知信号に基づいて開放位置の弁体3を閉塞位置に操作すべくモータMの駆動を制御する第1制御手段39Aと、スイッチ5から出力される操作信号に基づいて弁体3を開放位置から閉塞位置に操作すべくモータMの駆動を制御する第2制御手段39Bとを備えている。そして、表示制御手段40は、第1制御手段39Aにより弁体3が閉塞位置に操作されたときに赤色の第2ランプ18で表示し、第2制御手段39Bにより弁体3が閉塞位置に操作されたときに緑色の第1ランプ17で表示する。このように、弁体3が開放位置から閉塞位置に切り替えられたときに、いずれのランプ17又は18が表示されているかを確認するだけで、地震検知器41から出力される信号によって弁体3が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのか、操作部(スイッチ)5から出力される操作信号によって弁体3が開放位置から閉塞位置に切り替えられたのかを直ちに把握することができる。
回転位置検出手段38は、弁体3の開放位置及び閉塞位置に対応して設けられた2つの磁気センサ38A,38Bから構成されている。2つの磁気センサ38A,38Bは、図7及び図8に示す押え部材36の先端に設けられた永久磁石Hの磁力で反応して検出信号を出力する。従って、押え部材36が図7に示す位置に位置すると、一方の磁気センサ38B(図3参照)が反応して開放位置検出信号を出力する。すると、弁体3が開放位置に位置したと判断し、また、押え部材36が図8に示す位置に位置すると、他方の磁気センサ38A(図3参照)が反応して閉塞位置検出信号を出力して弁体3が閉塞位置に位置したと判断する。
上記のように構成された遮断弁1の動作について説明する。地震が発生していない通常時では、図1に示すように、弁体3は、水道水を左から右へ流れるように開放位置に位置している。この開放位置における駆動機構4は図7に示す状態であり、ヘリカルギヤ26は、弁軸2を中心として時計方向側(図7では右側)に回転した状態にあり、これととともに押え部材36も弁軸2を中心として時計方向側(図7では右側)に回転した状態にある。
上記状態において弁体3が正常に動作するかどうかの動作確認のための試験を行う場合には、水密用カバー9を取り外した後、キャップ19を取り外してからスイッチ5を押す。すると、6秒間緑色の第1ランプ17を高速点滅させるとともに、駆動制御手段39により電池D,DからモータMへ電力を供給して開放位置から閉塞位置側へ弁軸2を回転させる。弁体3が閉塞位置に切り替わったことを回転位置検出手段38の一方の磁気センサ38Bからの閉塞位置検出信号により判断すると、モータMの駆動を停止するとともに緑色の第1ランプ17を低速点滅して制御を終了する。尚、第1ランプ17を高速点滅させる時間を6秒としているのは、モータMの駆動開始時から6秒後に弁体3が閉塞位置に切り替わるため、モータMの駆動時間(6秒)に一致させるためである。弁体3の試験が終了すると、回転操作部6の手動操作ハンドル32を回転操作して閉塞位置の弁体3を開放位置に切り替える。弁体3が開放位置に切り替わると、他方の磁気センサ38Aが開放位置検出信号を出力して、点滅している第1ランプ(表示手段)17が消灯する(非表示となる)。従って、第1ランプ17が消灯するまで手動操作ハンドル32を回転させるだけで弁体3を開放位置に位置させることができる。尚、モータMが駆動されると、ウオーム25に噛合しているヘリカルギヤ26が回転し、ヘリカルギヤ26に連結されている弁軸2がその軸心回りに回動し、図1の開放位置にある弁体3が、図2の閉塞位置に切り替えられる。前記のように、弁軸2の回転位置を検出する回転位置検出手段38からの検出信号に基づいてモータMを駆動することによって、ギヤ同士がスリップしている場合でも、弁体3を閉塞位置に位置させることができる。
また、上記状態において所定の震度以上の地震が発生した場合、これを地震検知器41が検知して、震度信号が制御基板の制御回路に出力されると、駆動制御手段39は、地震検知器41からの震度信号の入力により電池D,DからモータMへ電力を供給する。すると、6秒間赤色の第2ランプ18を高速点滅させるとともに、駆動制御手段39により電池D,DからモータMへ電力を供給して開放位置から閉塞位置側へ弁軸2を回転させる。弁体3が閉塞位置に切り替わったことを回転位置検出手段38の一方の磁気センサ38Bからの検出信号により判断すると、モータMの駆動を停止するとともに赤色の第2ランプ18を低速点滅させて制御を終了する。尚、第2ランプ18を高速点滅させる時間を6秒としているのは、モータMの駆動開始時から6秒後に弁体3が閉塞位置に切り替わるため、モータMの駆動時間(6秒)に一致させるためである。遮断弁1が遮断状態から復帰させる場合には、回転操作部6の手動操作ハンドル32を回転操作して閉塞位置の弁体3を開放位置に切り替える。前述したように、弁体3が開放位置に切り替わると、他方の磁気センサ38Aが開放位置検出信号を出力して、点滅している第2ランプ(表示手段)18が消灯する(非表示となる)。従って、第2ランプ18が消灯するまで手動操作ハンドル32を回転させるだけで弁体3を開放位置に位置させて復帰させることができる。尚、モータMが駆動されると、前述したように、ウオーム25に噛合しているヘリカルギヤ26が回転し、ヘリカルギヤ26に連結されている弁軸2がその軸心回りに回動し、図1の開放位置にある弁体3が、図2の閉塞位置となる。また、前記のように、弁軸2の回転位置を検出する回転位置検出手段38からの検出信号に基づいてモータMを駆動することによって、ギヤ同士がスリップしている場合でも、弁体3を閉塞位置に位置させることができる。
尚、モータMを予め設定されている十分な時間(上記実施形態では6秒を超える時間)駆動させても、弁体3が閉塞位置に位置しない場合には、異常であると判断して、モータMの駆動を停止するとともに第3者にブザーやモニターあるいはランプ等の報知手段を用いて報知することが好ましい。
本発明の遮断弁は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。上記実施形態では、ケーシングKを、2つのケース7,8とカバー9とから構成したが、1つのケース又は2つのケース、あるいは4つ以上のケースから構成することもできる。このとき、カバー9を省略することもできる。
また、上記実施形態では、ウオーム25と、ウオーム25に噛合しているヘリカルギヤ26とから減速機構を構成したが、ウオームと、ウオームに噛合しているウォームホイールとから減速機構を構成してもよいし、ウオームギヤと、ウオームギヤに噛合している平歯車とから減速機構を構成してもよく、その具体構成は自由に変更可能である。
また、上記実施形態では、弁体3を垂直方向(上下方向)に沿う弁軸2回りに回動する構成にしたが、水平方向に沿うように弁軸を配置し、水平方向に沿う弁軸回りに回動する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、地震検知器41からの震度信号の入力により弁体3が閉塞位置に位置すると、第2ランプ18を点滅させる構成にしたが、第2ランプ18を点灯させる構成にしてもよいし、ブザーやモニター等の報知手段を設けて実施してもよい。また、操作部(スイッチ)5から出力される操作信号により弁体3が閉塞位置に位置すると、第1ランプ17を点滅させる構成にしたが、第2ランプ18と同様に、第1ランプ17を点灯させる構成にしてもよいし、ブザーやモニター等の報知手段を設けて実施してもよい。また、表示手段を2つのランプから構成したが、1つのランプから構成し、地震検知器41からの震度信号の入力により弁体3が閉塞位置に位置すると、ランプを点灯又は点滅させ、操作部(スイッチ)5から出力される操作信号により弁体3が閉塞位置に位置すると、ランプを点滅又は点灯させて表示形態を変更する構成であってもよい。また、ランプに代えて、2つの異なる音を発するブザーやモニターに地震検知器41からの震度信号の入力により弁体3が閉塞位置に位置したことや操作部(スイッチ)5から出力される操作信号により弁体3が閉塞位置に位置したことを文字表示する、あるいは文字表示される内容を音声で流すスピーカ装置を設けて実施することもできる。
また、上記実施形態では、モータMに電力供給をする電池として充電式電池である蓄電池を用いたが、充電不能な一次電池を用いてもよい。
また、上記実施形態では、駆動機構4を駆動するアクチュエータとしてモータMを用いたが、流体圧シリンダや電磁式アクチュエータ等を用いることができる。
また、上記実施形態では、弁体3の開放位置において当接部材34により回転軸27を駆動回転軸24から離間させる構成としたが、バネや弾性体により回転軸27を駆動回転軸24から離間させる側へ移動付勢させる構成であってもよい。また、当接部材34を省略して、回転軸27を駆動回転軸24から離間させない構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、流体の一例として水道水を挙げ、水道水の給水遮断を行うようにした遮断弁1を例に挙げた。しかしながら、本発明は水道水の給水遮断を行う遮断弁1に限定されず、他の流体の遮断を行う遮断弁として適用することもできる。他の流体である液体としては、工業用水、燃料油、清涼飲料、水薬等が挙げられる。
また、上記実施形態では、弁軸2と弁体3とを別々に構成し、それらが一体回転するように連結したが、両者を一体形成して弁体3としてもよい。また、弁体を回転させて閉塞位置と開放位置とに切り替える構成としたが、弁体をスライドさせて閉塞位置と開放位置とに切り替える構成であってもよい。この場合、スライドした弁体の位置を検出する位置検出手段を設けて実施することになる。
また、上記実施形態では、水密用カバー9を取り外した後、キャップ19を取り外してからスイッチ5を押すことによって、弁体3を開放位置から閉塞位置へ切り替える構成としたが、無線で弁体3を開放位置から閉塞位置へ切り替える構成としてもよい。具体的には、遮断弁側にアンテナや制御部等を備えるRFDI基板と、このRFDI基板に電波又は磁界に乗せて弁体3を開放位置から閉塞位置へ切り替えるための信号を送信するリーダ又はリーダライタとを有するRFDIから構成する。
また、上記実施形態では、弁体3を閉塞位置から開放位置へ切り替える操作部として、手動操作ハンドル32から構成したが、スイッチで駆動されるアクチュエータの駆動力によって弁体3を閉塞位置から開放位置へ切り替える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、回転位置検出手段38からの閉塞位置検出信号に基づいてモータMを駆動する構成、つまり開放位置の弁体3が閉塞位置へ位置したときの閉塞位置検出信号が回転位置検出手段38から出力されるまでモータMを駆動する構成にしたが、所定時間(上記実施形態では6秒)のみモータMを駆動する構成にしてもよい。尚、モータMを6秒間駆動しても回転位置検出手段38から検出信号が出力されない場合には、異常であると判断して6秒間高速点滅させていた第1ランプ17又は第2ランプ18を低速点滅に切り替えないで、消灯させる。このように構成した場合には、特に、作業者がスイッチ5を押して弁体3の動作確認を行っている際に、6秒間高速点滅させていた第1ランプ17を、低速点滅ではなく消灯させることによって、弁体3が閉塞位置に位置していないことを作業者に把握させることができる利点がある。
1…遮断弁、2…弁軸、3…弁体、4…駆動機構、5…スイッチ(操作部)、6…回転操作部、7…第一のケース、7A…底壁、7B…側壁、7C…開放部、8…第二のケース、9…水密用カバー、9B…側壁、10…弁箱、10a…上面、11…一次側開口、12…二次側開口、13…弁体収容部、14,15…膨出部、16…電子部品群、17…第1ランプ(表示手段)、18…第2ランプ(表示手段)、19…キャップ、19A…天板部分、20…窓、21…蓋体、21B…支持枠、22…従動傘歯車、22A…軸部、23…歯車機構、24…駆動回転軸、24N…螺子、25…ウオーム、26…ヘリカルギヤ、26A…歯部、27…回転軸、28…平歯車、29…支持柱、30…ブラケット、30A…底壁、30B…縦壁、31…ワンウェイクラッチ、31…ワンウェイクラッチ、31A…回転体、31B…円板状部材、31a…係止爪、31b…端面、31c…係止部、32…手動操作ハンドル、32A…軸部、33…円筒状部、34…当接部材、34A…小径円筒部、34B…大径円筒部、34C…連結部、34D…当接部、34d…縦壁部、34e…水平部、35…縦壁、36…押え部材、37…取付ボルト、38…回転位置検出手段、38A,38B…磁気センサ、39…駆動制御手段、39A…第1制御手段、39B…第2制御手段、40…表示制御手段、41…地震検知器、42…消灯制御手段(非表示制御手段)、D…電池、H…永久磁石、K…ケーシング、M…モータ、m1,m2,m3…シール部材

Claims (2)

  1. 開放位置と閉塞位置とに切り替え可能な弁体と、該弁体に連動連結される駆動機構と、開放位置の弁体を閉塞位置へ操作すべく前記駆動機構を駆動するためのアクチュエータと、開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータを駆動させるための操作信号を出力する試験用の操作部と、所定震度を超える地震を検知して検知信号を出力する地震検知器と、前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、
    前記弁体が閉塞位置になったことを表示する表示手段と、該表示手段により表示される表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記地震検知器から出力される検知信号に基づいて開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第1制御手段と、前記試験用の操作部から出力される操作信号に基づいて弁体を開放位置から閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第2制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示と前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示とを表示形態を異ならせて表示するように構成され、
    前記閉塞位置に位置している弁体を開放位置へ切り替えるべく前記駆動機構を操作するための操作部を更に備え、前記閉塞位置になった弁体が前記操作部の操作により開放位置に位置したときにのみ前記表示手段による表示を非表示とするための非表示制御手段を備えていることを特徴とする遮断弁。
  2. 開放位置と閉塞位置とに切り替え可能な弁体と、該弁体に連動連結される駆動機構と、開放位置の弁体を閉塞位置へ操作すべく前記駆動機構を駆動するためのアクチュエータと、開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータを駆動させるための操作信号を出力する試験用の操作部と、所定震度を超える地震を検知して検知信号を出力する地震検知器と、前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、
    前記弁体が閉塞位置になったことを表示する表示手段と、該表示手段により表示される表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記地震検知器から出力される検知信号に基づいて開放位置の弁体を閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第1制御手段と、前記試験用の操作部から出力される操作信号に基づいて弁体を開放位置から閉塞位置に操作すべく前記アクチュエータの駆動を制御する第2制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示と前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに前記表示手段で表示する表示とを表示形態を異ならせて表示するように構成され、
    前記表示手段が、点灯色が異なる2つのランプから構成され、前記表示制御手段が、前記地震検知器からの検知信号に基づいて前記第1制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに一方のランプを点灯又は点滅させる構成であり、前記試験用の操作部からの操作信号に基づいて前記第2制御手段により前記弁体が閉塞位置に操作されたときに他方のランプを点灯又は点滅させる構成であることを特徴とする遮断弁。
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