JP6428250B2 - ストップランプの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パラレル走行モードを備えたハイブリッド車において、ブレーキトルクに基づいて車両の減速度を求め、この減速度に基づいてストップランプの作動を制御する、ストップランプの制御装置に関する。
電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV,PHEV)などの電動車両は、駆動源として電動機(モータ)を用いている。このような電動車両では、減速時に電動機を発電機として作動させ、運動エネルギを電気エネルギに変換して回収することで制動をかける回生ブレーキを行うものがある。回生ブレーキにより発生した電力はバッテリに充電される。
特許文献1には、回生ブレーキ(回生制動)の作動時に、車両の減速度を演算し、この減速度を路面勾配角で補正した補正減速度が所定値より大きければ、ストップランプ(制動灯)を点灯させるようにした電気自動車が記載されている。この特許文献1には、車両の減速度の取得方法として、加速度センサにより減速度を直接検出する方法(方法1)と、車速センサにより検出した車速の変化に基づいて減速度を演算する方法(方法2)と、回生ブレーキ時に検出した回生エネルギ量を用いて減速度を演算する方法(方法3)とが挙げられている。
上記の方法1及び方法2では、加速度センサや車速センサが路面の凹凸の影響を直に受けてしまうため、その検出値に振動が生じ易く、この検出値に基づいて取得する減速度にも振動が生じ易くなってしまう。そのため、上記の方法1及び方法2から取得した減速度を用いてストップランプの点灯制御を行った場合は、ストップランプのちらつきが生じ易くなるという課題がある。これに対し、上記の方法3では、走行中の路面に凹凸があっても、回生エネルギ量が路面の凹凸の影響をほとんど受けることがないので、取得した減速度に振動が生じにくく、ストップランプのちらつきが抑制される。
特開2012−153294号公報
上記の方法3は、電気自動車またはシリーズ方式のハイブリッド車(すなわち、駆動源としてのエンジンを備えていない電動車両)のストップランプ制御に適用する場合には有効な手法である。しかしながら、上記の方法3は、駆動源としてのエンジンを備え、パラレル走行モードを有するハイブリッド車のストップランプ制御に適用する場合には、減速度を正確に推定できないことがある。
これは、パラレル走行モードを有するハイブリッド車がパラレル走行モードで走行する場合、エンジンが駆動軸に接続されているため、回生ブレーキ(回生制動)の作動時に併せてエンジンブレーキがかかることもあるためである。このため、パラレル走行モードを有するハイブリッド車の場合には、ストップランプの誤点灯や誤消灯といった課題を解決するために、ストップランプ制御においてさらなる改良が求められる。
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、走行モードとしてパラレル走行モードを備えたハイブリッド車において、車両の減速度を正確に把握してストップランプの誤動作を防止することにより、後続車への注意喚起を適切に行って安全性を向上できるようにした、ストップランプの制御装置を提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示するストップランプの制御装置は、エンジンと、駆動輪を駆動するとともに回生ブレーキによって発電する電動機と、前記電動機に電力を供給するとともに前記電動機で発電された電力を充電するバッテリとを具備し、走行モードとして前記電動機の駆動力と前記エンジンの駆動力とを前記駆動輪に伝達して走行するパラレル走行モードを備えた、ハイブリッド車におけるストップランプの制御装置である。この制御装置は、前記走行モードが前記パラレル走行モードのときに、前記電動機による回生ブレーキトルクと前記エンジンによるエンジンブレーキトルクとを含む総ブレーキトルクを取得して、前記総ブレーキトルクに基づいて車両の減速度を算出する減速度算出手段と、前記減速度算出手段により算出された減速度に基づいて前記ストップランプの作動を制御するストップランプ制御手段と、を備える。
(2)前記制御装置は、ドライバの操作に応じた要求ブレーキトルクを算出する要求ブレーキトルク算出手段を備えることが好ましい。この場合、前記減速度算出手段は、前記総ブレーキトルクとして前記要求ブレーキトルクを取得して前記減速度を算出することが好ましい。
(3)前記制御装置は、ドライバの操作に応じた要求ブレーキトルクを算出する要求ブレーキトルク算出手段と、前記要求ブレーキトルクを、前記回生ブレーキトルクと前記エンジンブレーキトルクとに配分し、前記エンジン及び前記電動機に指令を発する配分手段と、前記配分手段からの前記指令に基づいて前記エンジンで発生した実際のエンジンブレーキトルクを、推定エンジンブレーキトルクとして推定する第一推定手段と、前記配分手段からの前記指令に基づいて前記電動機で発生した実際の回生ブレーキトルクを、推定回生ブレーキトルクとして推定する第二推定手段と、前記走行モードが前記パラレル走行モードのときに、前記推定エンジンブレーキトルクと前記推定回生ブレーキトルクとを加算して推定総ブレーキトルクを求める第三推定手段と、を備えることが好ましい。この場合、前記減速度算出手段は、前記総ブレーキトルクとして前記推定総ブレーキトルクを取得して前記減速度を算出することが好ましい。
(4)前記ハイブリッド車は、前記エンジンを駆動源として発電した電力を前記バッテリに充電する発電機と、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力の伝達を断接するクラッチと、を具備し、前記走行モードとして、前記クラッチを切断して前記エンジンにより前記発電機を駆動するとともに前記電動機の駆動力を前記駆動輪に伝達して走行するシリーズ走行モードを備えることが好ましい。この場合、前記第三推定手段は、前記走行モードが前記シリーズ走行モードのときに、前記推定回生ブレーキトルクを前記推定総ブレーキトルクとすることが好ましい。
(5)前記減速度算出手段は、前記エンジンの状態に基づいて前記減速度を補正することが好ましい。
開示のストップランプの制御装置によれば、走行モードがパラレル走行モードのときに、エンジンブレーキトルクを含む総ブレーキトルクに基づいて車両の減速度が算出されるので、エンジンブレーキを考慮して減速度を正確に把握することができる。そして、この減速度に基づいてストップランプの作動(点灯及び消灯)を制御するので、ストップランプの誤作動を防止することができる。これにより、後続車への注意喚起を適切に行って安全性を向上できる。
第1実施形態に係るストップランプの制御装置を備えた車両の構成図である。 第1実施形態に係るストップランプの制御装置の全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るストップランプの作動(点灯・消灯)状況と減速度Rmax,Ra,Rminとを並べて示すタイミングチャートである。 図2の制御装置による制御手順を例示するフローチャートである。 第2実施形態に係るストップランプの制御装置の全体構成を示すブロック図である。 図5の制御装置による制御手順を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
[1.第1実施形態]
本発明の第1実施形態のストップランプの制御装置について、図1〜図4を用いて説明する。
[1−1.車両構成]
本実施形態のストップランプの制御装置は、図1に示す自動車(車両)10に搭載される。この車両10は、エンジン11とモータ(電動機)12とを駆動源とし、外部充電が可能なプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)である。車両10には、エンジン11,モータ12,バッテリ14,トランスアクスル15及びジェネレータ(発電機)16等が設けられる。
エンジン11及びモータ12の駆動力は、トランスアクスル15を介して各車輪17のうちの駆動輪へ伝達され、車両10を走行させる。エンジン11は、ガソリンや軽油を燃料とする内燃機関(ガソリンエンジン,ディーゼルエンジン)であり、駆動輪の車軸(駆動軸)を駆動する。また、車両10の定速走行時又は減速時(例えばアクセル開度が全閉のときやブレーキペダルが踏み込まれたとき)には、エンジンブレーキトルクを発生させる。
モータ12は、バッテリ14の電力やジェネレータ16で発電された電力の供給を受けて動力を発生させる電動機である。ジェネレータ16は、減速機構(図示略)を介してエンジン11に接続され、エンジン11の出力で発電する発電機である。ジェネレータ16で発電された電力は、GCU9に内包されたインバータ(図示略)で直流電力に変換されたのちバッテリ14に充電されるか、あるいは直接的にモータ12へ供給されてモータ12の動力源として使用される。なお、ジェネレータ16は、減速機構に替えて変速機構を介してエンジン11に接続されていても良い。
モータ12は、車両10の定速走行時又は減速時(例えばアクセル開度が全閉のときやブレーキペダルが踏み込まれたとき)には、発電機として作動し、発電駆動(回生駆動)される。このとき、駆動輪の回転による運動エネルギがモータ12に伝達されて、モータ12において交流電力に変換されるとともに車両10に回生ブレーキ力(回生ブレーキトルク)を発生させる。そして、この交流電力はMCU4に内包されたインバータ(図示略)で直流電力に変換された後、バッテリ14に充電される。
MCU4及びGCU9にそれぞれ内包されたインバータは、モータ12とバッテリ14とを接続する給電回路上と、ジェネレータ16とバッテリ14とを接続する給電回路上とにそれぞれ介装される。バッテリ14は、車両10の回生発電電力や外部電源,ジェネレータ16で発電される電力を充電可能な蓄電装置であり、例えばリチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー二次電池等である。バッテリ14は、モータ12の主電源(主動力源)である。なお、車両10の外表面には、外部充電時に充電ケーブルを接続するための充電口(図示略)が設けられ、バッテリ14と充電口とを接続する回路上には、図示しない車載充電器が設けられる。車載充電器は、車両10の外部の家庭用電源や充電ステーション等から供給される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置である。
トランスアクスル15は、差動装置を含む終減速機を備えた動力伝達装置であり、駆動源であるエンジン11及びモータ12と駆動輪との間の動力伝達を担う複数の機構を内蔵する。また、トランスアクスル15の内部には、エンジン11から駆動輪までに至る動力伝達経路上に介装されたクラッチ15aが設けられ、クラッチ15aによりエンジン11の動力の断接状態が制御される。なお、トランスアクスル15は、差動装置を含む終減速機と副減速機とを一体に備えた動力伝達装置であっても良い。この場合、副減速機は自動変速機であってもよい。
車両10の後部には左右一対のストップランプ18が設けられる。ストップランプ18は、ドライバのブレーキ操作(ブレーキペダルの踏込)に連動して、又は、車両10の減速度Rに応じて点灯する尾灯(ブレーキランプ)である。
また、車両10には、アクセルペダルの踏込操作量に相当するアクセル開度ACを検出するアクセル開度センサ5と、ブレーキペダルの踏込操作量BPを検出するブレーキセンサ6と、車両10の車速Vを検出する車速センサ7と、エンジン11の回転速度Neを検出する回転速度センサ8とが設けられる。これら各センサ5〜7で検出された情報は、後述の車両ECU1に伝達されるとともに、回転速度センサ8で検出されたエンジン回転速度Neは、後述のエンジンECU2に伝達される。
[1−2.制御構成]
[1−2−1.電子制御装置の概略]
車両10には、通信ライン(図示略)を介して接続された複数の電子制御装置が設けられる。通信ラインは、例えばCANやMOST等の規格に準拠する車載LANのバスであってもよいし、あるいは専用の信号線であってもよい。この車両10には、電子制御装置として車両ECU1,エンジンECU2,BMU3,MCU4及びGCU9が設けられている。
これらの電子制御装置は、周知のマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成される。
エンジンECU2(Engine Electronic Control Unit)は、エンジン11に関する点火系,燃料系,吸排気系及び動弁系といった広汎なシステムを制御する電子制御装置であり、エンジン11の各シリンダに対して供給される空気量,燃料噴射量及び点火タイミング等を制御するものである。エンジンECU2の具体的な制御対象としては、インジェクタから噴射される燃料量や噴射時期,点火プラグでの点火時期,スロットルバルブのスロットル開度などが挙げられる。
BMU3(Battery Management Unit)は、バッテリ14を管理するための電子制御装置である。BMU3は、バッテリ14の充電率SOC[%](充電容量[Ah])を演算して検出する。
MCU4(Motor Control Unit)は、車両ECU1の制御信号を受けてインバータでバッテリ14の電力を変換してモータ12を駆動する電子制御装置である。MCU4は、インバータの動作を制御することによってモータ12に発生するトルクを調整する制御機能を有するほか、モータ回転速度Nmを監視する機能を有する。
GCU9(Generator Control Unit)は、車両ECU1の制御信号を受けて、ジェネレータ16での発電量の変化に拘わらずにバッテリ14へ供給するのに適した直流電流が得られるようにインバータを制御する電子制御装置である。
車両ECU1(ストップランプの制御装置)は、他の電子制御装置2〜4,9よりも上位の電子制御装置であるPHEV−ECU(Plug-in Hybrid Electric Vehicle - Electronic Control Unit)であり、エンジンECU2,BMU3,MCU4及びGCU9を統括管理する機能を有する。車両ECU1は、エンジンECU2を介してエンジン11の制御を行うとともにエンジン11の情報を取得し、BMU3を介してバッテリ14を管理するとともにバッテリ14の情報を取得し、MCU4を介してモータ12の作動を制御するとともにモータ12の情報を取得する。
[1−2−2.ストップランプ制御装置の構成]
以下、本実施形態のストップランプの制御装置である車両ECU1についてさらに説明する。
車両ECU1は、車両10の減速時にストップランプ18の作動を制御するものであり、図2に示すように、機能要素として、走行モード選択手段1A,要求トルク算出手段(要求ブレーキトルク算出手段)1B,要求トルク配分手段(配分手段)1C,減速度算出手段1D及びストップランプ制御手段1Eを備える。これらの各要素は、電子回路(ハードウェア)によって実現してもよく、ソフトウェアとしてプログラミングされたものとしてもよいし、あるいはこれらの機能のうちの一部をハードウェアとして設け、他部をソフトウェアとしたものであってもよい。
走行モード選択手段1Aは、車両10の走行状態や運転条件などに応じて走行モードを選択するものであり、さらに、選択した走行モードに応じてエンジン11の作動状態やエンジン出力,クラッチ15aの断接状態,モータ12の出力,ジェネレータ16での発電量等の制御を実施する。本実施形態の車両10は、EV走行モード,シリーズ走行モード及びパラレル走行モードの三つの走行モードを切り替えて走行する。
EV走行モードは、バッテリ14に蓄電された電力を使ってモータ12のみで走行する走行モードであり、電気自動車(EV,Electric Vehicle)の駆動手法と同様の制御が実施されるものである。EV走行モードでは、エンジン11と駆動輪との間のクラッチ15aは切断(開放)状態とされてエンジン11は停止され、バッテリ14からモータ12への電力供給が実施される。このEV走行モードは、バッテリ14の充電率SOCが十分に大きい場合あって、モータ走行が可能な速度の場合に選択される。
シリーズ走行モードは、ジェネレータ16で発電された電力を使ってモータ12のみで走行する走行モードである。シリーズ走行モードでは、エンジン11の出力によりジェネレータ16で発電が実施され、ジェネレータ16で発電された電力はジェネレータ16が内包するインバータを介してバッテリ14に充電されるか、あるいは、ジェネレータ16が内包するインバータから直接的にモータ12へと供給される。ジェネレータ16で発電された電力のうち、モータ12へ供給されなかった電力はバッテリ14に充電される。シリーズ走行モードでは、エンジン11と駆動輪との間のクラッチ15aは切断状態とされており、エンジン11の出力は駆動輪へは伝達されない。このシリーズ走行モードは、バッテリ14の充電率SOCが低下したときや、急加速,登り坂など、高出力が必要な場合(車両10に要求される出力が大きい場合)に選択される。
パラレル走行モードは、主にエンジン11の駆動力で走行する走行モードである。パラレル走行モードでは、クラッチ15aが接続(係合)され、エンジン11が駆動軸を駆動するとともにジェネレータ16の発電も実施し、発電された電力はバッテリ14に充電される。また、例えば高速で他車を追い越す場合や登り坂を走行する場合のように、高出力が必要な場合(車両10に要求される出力が大きい場合)はエンジン走行をモータ12でアシストするアシスト走行が実施される。
なお、パラレル走行モードでモータ12を駆動するために使用される電力は、EV走行モード及びシリーズ走行モードでモータ12を駆動するために使用される電力に比べて小さい。このパラレル走行モードは、モータ12で走行するよりもエンジン11で走行する方がエネルギ効率の良い場合に選択され、特に高速走行時に選択される。
走行モード選択手段1Aは、例えば車両10のスタート時にはEV走行モードを選択し、EV走行モードに応じた各種制御を実施することでモータ12により発進して車両10を加速させる。走行モード選択手段1Aは、EV走行モードでの走行中にバッテリ14の充電率SOCが低下してくると、車速Vに応じてシリーズ走行モード又はパラレル走行モードを選択し、走行モードを切り替えて各種制御を実施する。
また、走行モード選択手段1Aは、シリーズ走行モードでの走行中に車速Vが大きくなった場合にパラレル走行モードを選択して各種制御を実施する。これにより、バッテリ14の充電率SOCが回復(上昇)した場合は、EV走行モードを選択して走行モードを切り替え、各種制御を実施する。なお、シリーズ走行モード中は、ジェネレータ16の発電によってバッテリ14の充電率SOCが回復(上昇)することもあるが、基本的には充電率SOCを維持するように発電が制御される。これは、燃料の消費量を抑制するためであり、充電率SOCは次の外部充電時に満充電まで回復される。
また、走行モード選択手段1Aは、パラレル走行モードでの走行中に車速Vが低下したときは、バッテリ14の充電率SOCに応じてEV走行モード又はシリーズ走行モードを選択し、走行モードを切り替えて各種制御を実施する。走行モード選択手段1Aにより選択された走行モードの情報は、要求トルク配分手段1Cに伝達される。
要求トルク算出手段1Bは、アクセル開度AC,ブレーキペダルの踏込操作量BP,車速V,モータ回転速度Nm及びエンジン回転速度Neなどに基づいて、ドライバにより車両10に要求される要求ブレーキトルクTrを算出する。要求ブレーキトルクTrは、アクセルペダルの踏込量に応じて、駆動輪を制動するためのトルク(アクセル開度AC=0のときブレーキトルク最大)として算出されるものである。なお、アクセルペダルが一定以上踏込操作されているときには、駆動輪を駆動するためのトルク(要求駆動トルク)が算出されるが、本実施形態では要求駆動トルクについての説明は省略する。要求トルク算出手段1Bで算出された要求ブレーキトルクTrは、要求トルク配分手段1C及び減速度算出手段1Dにそれぞれ伝達される。
要求トルク配分手段1Cは、走行モード選択手段1Aから伝達された走行モードに応じて、要求トルク算出手段1Bにより算出された要求ブレーキトルクTrを、エンジン11が負担する要求エンジンブレーキトルクTr_E(エンジン11によるエンジンブレーキトルク)と、モータ12が負担する要求回生ブレーキトルクTr_M(モータ12による回生ブレーキトルク)とに配分する。要求トルク配分手段1Cは、これらの要求エンジンブレーキトルクTr_E及び要求回生ブレーキトルクTr_Mが出力されるように、エンジンECU2及びMCU4にそれぞれ指令を送信する。
走行モードがシリーズ走行モード又はEV走行モードである場合にはクラッチ15aが切断されてエンジン11と駆動輪との間で動力は伝達されない(エンジン11と駆動輪とが動力的に切断されている)。そのため、要求トルク配分手段1Cは、走行モードがシリーズ走行モード又はEV走行モードである場合には、要求ブレーキトルクTrの全てを要求回生ブレーキトルクTr_Mに割り当て、要求エンジンブレーキトルクTr_Eを0に設定する。
これに対し、要求トルク配分手段1Cは、走行モードがパラレル走行モードである場合には、例えば予め記憶されたマップや算出式を使用してエンジン回転速度Neから要求エンジンブレーキトルクTr_Eを算出し、要求ブレーキトルクTrから要求エンジンブレーキトルクTr_Eを減算して要求回生ブレーキトルクTr_Mを算出する。要求トルク配分手段1Cは、最終的な要求回生ブレーキトルクTr_Mを、例えば充電率SOCからバッテリ14の充電可能電力Wmaxを越えないために許容される許容回生ブレーキトルクの範囲に制限する。ここで、充電可能電力Wmaxとは、それ以上高い電力で充電を行うとバッテリ14の性能劣化が生じる可能性のある電力のことであり、許容回生ブレーキトルクとは、充電可能電力Wmax未満の電力しか発生しない回生ブレーキのことである。
なお、クラッチ15aの断接状態を検出するセンサを設け、要求トルク配分手段1Cがこのセンサからの検出情報を走行モード情報として取得するようにしても良い。つまり、要求トルク配分手段1Cは、クラッチ15aの接続状態を示す検出情報を取得したときは、走行モードがパラレル走行モードであると判断し、クラッチ15aの切断状態を示す検出情報を取得したときは、走行モードがシリーズ走行モード又はEV走行モードであると判断すれば良い。この場合、走行モード選択手段1Aからの情報の取得が省略可能である。
減速度算出手段1Dは、総ブレーキトルクTBに基づいて車両10の減速度Rを算出するものである。ここで、総ブレーキトルクTBとは、車両10に発生するブレーキトルクの全体値(例えばエンジン11とモータ12とでブレーキトルクを発生させる場合には、これらの合計値)を意味する。なお、総ブレーキトルクTBは、駆動輪を制動する側を正(プラス)とし、駆動輪を駆動する側を負(マイナス)とする。
ただし、総ブレーキトルクTBが同じであっても、車両重量(以下、車重という)Mが異なれば減速度Rは異なる値となるため、減速度算出手段1Dは、予め想定される車重Mの範囲を決定し、この範囲の最大値及び最小値に基づいて二つの減速度(最大減速度Rmax及び最小減速度Rmin)を算出する。減速度算出手段1Dは、算出した二つの減速度Rmax,Rmin(以下、減速度Rmax,Rminともいう)をストップランプ制御手段1Eに伝達する。
具体的には、減速度算出手段1Dは、想定される車両10の最大減速度Rmax[m/s2]を、以下の式(1)に示すように、総ブレーキトルクTB[N],想定される最小車両重量(以下、最小車重という)Mmin[kg]及びタイヤ半径RA[m]を使用して算出する。本実施形態の減速度算出手段1Dは、空気抵抗[=空気抵抗係数Ca×(車速V)2]と転がり抵抗(=転がり抵抗係数Cr×最小車重Mmin)とを考慮して、最大減速度Rmaxを補正している。
同様に、減速度算出手段1Dは、想定される車両10の最小減速度Rmin[m/s2]を、以下の式(2)に示すように、総ブレーキトルクTB[N],想定される最大車両重量(以下、最大車重という)Mmax[kg]及びタイヤ半径RA[m]を使用して算出する。本実施形態の減速度算出手段1Dは、空気抵抗[=空気抵抗係数Ca×(車速V)2]と転がり抵抗(=転がり抵抗係数Cr×最大車重Mmax)とを考慮して、最小減速度Rminを補正している。
Figure 0006428250
空気抵抗とは、車体表面と空気との間の摩擦により発生する抵抗である。空気抵抗係数Caは、車両の前面投影面積など車両の仕様によって決定する係数であり、例えば減速度算出手段1Dに予め記憶されている。
転がり抵抗とは、車輪が回転する(転がる)際の軸受部との摩擦抵抗や、路面とタイヤとの間のエネルギ損失により発生する抵抗である。転がり抵抗係数Crは、車両10の仕様に加え車両10が走行する路面状況によって決定される係数であり、例えば、路面状況を想定して設定された値が転がり抵抗係数Crとして、減速度算出手段1Dに予め記憶されている。
また、本実施形態の減速度算出手段1Dは、最小車重Mminとして空車重量(CW:curb weight)を用い、最大車重(GVW:gross vehicle weight)Mmaxとして車両総重量を用いている。空車重量とは、空車状態(乗員のいない状態であって、必要最小限の装置と装備とを備え、オイルや冷却水が充填されていない乾燥状態)における重量をいうが、走行に必要なオイルや冷却水の重量を見込んでも良い。車両総重量とは、車両10に最大定員が乗車し、最大積載量の荷物を積んだ状態の車重をいう。空車重量及び車両総重量はともに車両10の仕様によって決定する重量であり、例えば予め減速度算出手段1Dに記憶されている。
また、タイヤ半径RAも車両10の仕様によって決定する値であり、例えば減速度算出手段1Dに予め記憶されている。
本実施形態の減速度算出手段1Dは、総ブレーキトルクTBとして、要求トルク算出手段1Bから伝達された要求ブレーキトルクTrを用いる。つまり、最大減速度Rmax及び最小減速度Rminの算出において、要求トルク配分手段1Cによって要求エンジンブレーキトルクTr_Eと要求回生ブレーキトルクTr_Mとに配分される前のトルク(すなわち、要求エンジンブレーキトルクTr_Eを含みうるトルク)を使用する。
これは、パラレル走行モードでは、エンジン11と駆動輪とが動力伝達可能な状態であり、エンジンブレーキトルクが制動力として減速に寄与するので、要求エンジンブレーキトルクTr_Eが減速度に及ぼす影響をも考慮するためである。一方、EV走行モード及びシリーズ走行モードでは、クラッチ15aが切断されているのでエンジンブレーキトルクが制動力として減速に寄与することはない。そもそもEV走行モード及びシリーズ走行モードでは、要求ブレーキトルクTrの全てが要求回生ブレーキトルクTr_Mに割り当てられ、要求エンジンブレーキトルクTr_Eは0に設定されている。そのため、EV走行モード及びシリーズ走行モードにおいても、要求ブレーキトルクTrを総ブレーキトルクTBとして用いることで、二つの減速度Rmax,Rminを算出することができる。
なお、減速度算出手段1Dは、二つの減速度Rmax,Rminの算出において、エンジンブレーキトルクのばらつき(要求エンジンブレーキトルクTr_Eと実際に出力されるエンジンブレーキトルクとの差)や、モータトルク(回生ブレーキトルク)のばらつき(要求回生ブレーキトルクTr_Mと実際に出力される回生ブレーキトルクとの差)を考慮して補正しても良い。
エンジンブレーキトルクのばらつきは、エンジン11の状態(エンジン回転速度Neや冷却水温Tw)や製造ばらつきと相関関係があり、モータトルクのばらつきは、モータ12の状態(モータ温度)や製造ばらつきと相関関係がある。したがって、エンジンブレーキトルクのばらつきとエンジン11の状態との相関関係や、モータトルクのばらつきとモータ12の状態との相関関係を予め試験やシミュレーションを行ってマップ化又は関数化し、減速度算出手段1Dに記憶させておけばよい。減速度算出手段1Dは、エンジンECU2からエンジン11の状態に関する情報を取得し、MCU4からモータ12の状態に関する情報を取得して、これらの情報を使用して上記のマップ又は関数によりエンジンブレーキトルクのばらつきやモータトルクのばらつきを求めることができる。そして、これらのばらつきを用いて上式(1),(2)の総ブレーキトルクTBを補正することで、各減速度Rmax,Rminを補正することができる。或いは、エンジン11の状態情報やモータ12の状態情報から各減速度Rmax,Rminの補正量を直接求めるようにしても良い。
また、減速度算出手段1Dは、車両10が走行中の路面勾配θに応じて発生する勾配抵抗〔=車重M(最大車重Mmax又は最大車重Mmin)×勾配抵抗係数Cθ〕を考慮して二つの減速度Rmax,Rminを補正するようにしても良い。例えば、上式(1),(2)において、空気抵抗や転がり抵抗と同様に、勾配抵抗を(総ブレーキトルクTB/タイヤ半径RA)に加算しても良い。勾配抵抗係数Cθは路面勾配θに応じて決まるため、車両10が走行する路面勾配θを検出する手段を設け、検出した路面勾配θに基づいて勾配抵抗係数Cθを求めることができる。
ストップランプ制御手段1Eは、減速度算出手段1Dにより算出された減速度R(Rmax,Rmin)に基づいてストップランプ18の作動を制御するものである。具体的には、ストップランプ制御手段1Eは、最大減速度Rmaxが所定の点灯閾値Ronよりも大きいときにストップランプ18を点灯させ、最小減速度Rminが所定の消灯閾値Roff以下のときにストップランプ18を消灯させる。
点灯閾値Ronと消灯閾値Roffとは、予め設定されている判定閾値であり、消灯閾値Roffの方が点灯閾値Ronよりも所定値だけ小さい値に設定される。これにより、消灯閾値Roffと点灯閾値Ronとにヒステリシスを設け、減速度Rが上昇と下降とを小刻みに繰り返すようなときに、ストップランプ18の点灯と消灯とが頻繁に繰り返されるハンチングが防止される。
つまり、ストップランプ制御手段1Eは、減速度算出手段1Dで算出された最大減速度Rmax及び最小減速度Rminを、異なる二つの閾値(点灯閾値Ron及び消灯閾値Roff)とそれぞれ比較して、ストップランプ18の点灯及び消灯を制御する。この理由について、図3を参照して説明する。
図3は、ストップランプの作動(点灯,消灯)状況と三つの減速度Rmax,Ra,Rmとを並べて示すタイミングチャートである。なお、減速度Raは、車両10の実際の車重をMaと仮定した場合の減速度(実減速度)である。
総ブレーキトルクTBに基づいて減速度Rが算出される場合、減速度Rの算出に車重Mが使用されるが、車重Mは、乗車人数や積載荷重などにより変化する。そこで、本実施形態の減速度算出手段1Dは、想定される最小車重Mmin及び最大車重Mmaxを用いて、最大減速度Rmax及び最小減速度Rminを算出する。さらに、ストップランプ制御手段1Eは、最大減速度Rmaxが点灯閾値Ronよりも大きいときにストップランプ18を点灯させるので、想定される減速度Rの範囲において最も早いタイミングでストップランプ18が点灯される。同様に、ストップランプ制御手段1Eは、最小減速度Rminが消灯閾値Roff以下のときにストップランプ18を消灯させるので、想定される減速度Rの範囲内において最も早いタイミングでストップランプ18が消灯される。
図3に示す例では、車両10の実際の車重Maが、最小車重Mminと最大車重Mmaxとの略中間の重量となっており、これに対応して実際の減速度(実減速度)Raも、最小減速度Rminと最大減速度Rmaxとの略中間値となっている。
実減速度Raは時刻t1で点灯閾値Ronを越えているので、ストップランプ18は遅くともこの時点(t=t1)では点灯されていなければならない。これに対し、ストップランプ制御手段1Eは、最大減速度Rmaxが点灯閾値Ronよりも大きいときにストップランプ18を点灯させるので、ストップランプ18は、時刻t1よりも早い時刻tonで既に点灯されている。つまり、実減速度Raが点灯・消灯任意減速度域にある内に、ストップランプ18は既に点灯されている。なお、点灯・消灯任意減速度域とは、点灯閾値Ron以下且つ消灯閾値Roffよりも大きい減速度域であって、ストップランプ18が点灯,消灯の何れの状態でも良い減速度域のことをいう。
また、実減速度Raは時刻t2で消灯閾値Roff以下となっているので、ストップランプ18は遅くともこの時点(t=t2)では消灯されていなければならない。これに対し、ストップランプ制御手段1Eは、最小減速度Rminが消灯閾値Roff以下のときにストップランプ18を消灯させるので、ストップランプ18は、時刻t2よりも早い時刻toffで既に消灯されている。つまり、実減速度Raが点灯・消灯任意減速度域にある内にストップランプ18は既に消灯されている。
このように、上記の車両ECU1であれば、実際の車重Maに関わらず、適切なタイミング(適切な減速度Rで)でストップランプ18の点灯及び消灯が行われる。
[1−3.フローチャート]
図4は、上述の車両ECU1で実施されるストップランプ18の制御の流れを説明するためのフローチャートの一例である。図4のフローチャートはキーオン(IG_ON,パワースイッチON)と共にスタートされ、予め設定された所定の演算周期で繰り返し実施される。なお、エンジンECU2,BMU3,MCU4及びGCU9からの情報や、各種センサ5〜8からの情報は随時車両ECU1に伝達されるものとする。
図4に示すように、ステップS10では、アクセル開度AC,ブレーキペダルの踏込操作量BPなどに基づいて要求ブレーキトルクTrが算出され、ステップS20では、要求ブレーキトルクTrや充電率SOCなどに基づいて走行モードが選択され、ステップS30に進む。
ステップS30では、要求ブレーキトルクTrを用いて最大減速度Rmax及び最小減速度Rminが算出され、ステップS40では、フラグFが0であるか否かが判定される。ここで、フラグFは、ストップランプ18が点灯中であるか否かをチェックするための変数であり、F=1はストップランプ18が点灯中の状態に対応し、F=0はストップランプ18が消灯中の状態に対応する。ステップS40において、フラグFが0である場合はステップS50に進む。一方、ステップS40において、フラグFが1である場合は、既にストップランプ18が点灯中の状態にあるため、ストップランプ18の点灯制御に係るステップS50〜S70をスキップしてステップS80に進む。なお、フローチャートのスタート時には、フラグFは0にセットされている。
ステップS50では、ステップS30で算出された最大減速度Rmaxが点灯閾値Ronよりも大きいか否かが判定される。ステップS50において、ドライバがアクセルペダルの踏込操作をやめるなどして、最大減速度Rmaxが点灯閾値Ronよりも大きい場合には、ステップS60に進んでストップランプ18が点灯され、ステップS70においてフラグFが1にセットされ、ステップS80に進む。一方、ステップS50において、最大減速度Rmaxが点灯閾値Ron以下の場合には、ストップランプ18は点灯されないので、ストップランプ18の点灯制御及び消灯制御に係るステップS60以降には進まず、フローチャートをリターンする。
ステップS80では、ステップS30で算出された最小減速度Rminが消灯閾値Roff以下であるか否かが判定される。ステップS80において、ドライバがアクセルペダルを踏み込むなどして、最小減速度Rminが消灯閾値Roff以下となる場合には、ステップS90に進んでストップランプ18が消灯され、ステップS100においてフラグFが0にセットされ、フローチャートをリターンする。一方、ステップS80において、最小減速度Rminが消灯閾値Roffよりも大きい場合には、ストップランプ18は消灯されない(点灯が維持される)ので、ストップランプ18の消灯制御に係るステップS90以降には進まず、フローチャートをリターンする。
[1−4.作用・効果]
したがって、上記の第1実施形態のストップランプの制御装置によれば、走行モードがパラレル走行モードのときに、エンジンブレーキトルクを含む総ブレーキトルクTBに基づいて車両10の減速度Rが算出されるので、エンジンブレーキを考慮して減速度Rを正確に把握することができる。そして、この減速度Rに基づいてストップランプ18の作動(点灯及び消灯)を制御するので、ストップランプ18の誤作動を防止し、正確に制御することができる。
したがって、後続車への注意喚起を適切に行えるので安全性を向上できる。
また、パラレル走行モードのときに、ドライバの要求に基づいて算出された要求ブレーキトルクTrを総ブレーキトルクTBに使用することで、総ブレーキトルクTBを算出するための手段を別途設けることが不要となり、制御系を簡素化できる。
上述の車両ECU1では、減速度算出手段1Dにより、二つの減速度(最大減速度Rmaxと最小減速度Rmin)が算出される。そして、ストップランプ18は、最大減速度Rmaxが点灯閾値Ronよりも大きいときに点灯されるので、想定される減速度Rの範囲(最小減速度Rmin〜最大減速度Rmax)内において最も早いタイミングで点灯される。同様に、ストップランプ18は、最小減速度Rminが消灯閾値Roff以下のときに消灯されるので、想定される減速度Rの範囲(最小減速度Rmin〜最大減速度Rmax)内において最も早いタイミングで消灯される。
そのため、実減速度Raが点灯閾値Ronを超えているにもかかわらずストップランプ18が点灯しないという事態や、実減速度Raが消灯閾値Roff以下であるにもかかわらずストップランプ18が消灯しないという事態を防止することができる。
したがって、ストップランプ18の点灯及び消灯を最も安全側で制御することができ、後続車への注意喚起を適切に行えるので安全性を向上できる。
エンジン11の状態(エンジン回転速度Neや冷却水温Tw)によるエンジンブレーキトルクのばらつき分を見込んで減速度Rを補正すれば、エンジン11の状態を考慮して算出された減速度Rに基づいてストップランプ18の作動(点灯及び消灯)を適切に制御できるので、後続車への注意喚起を一層適切に行える。
なお、モータ(電動機)12の状態(モータ温度)に応じて減速度Rを補正する構成とすれば、回生ブレーキトルクのばらつき分を考慮して減速度Rを算出することができるため、ストップランプ18の作動(点灯及び消灯)をより適切に制御でき、後続車への注意喚起を一層適切に行える。
また、車両10が走行している路面の勾配θの大きさを考慮して減速度Rを補正する構成とすれば、路面勾配θの影響を考慮して減速度Rを算出することができるため、ストップランプ18の作動(点灯及び消灯)をさらに適切に制御でき、後続車への注意喚起を一層適切に行える。
[2.第2実施形態]
本発明の第2実施形態のストップランプの制御装置について、図5及び図6を用いて説明する。
なお、本実施形態のストップランプの制御装置が搭載される車両10及び電子制御装置の概略構成は、第1実施形態で説明したものと同様であり、図1に示すように構成される。そのため、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
[2−1.ストップランプ制御装置の構成]
以下、本実施形態のストップランプの制御装置である車両ECU101について図5を参照して説明する。
本実施形態の車両ECU101は、図5に示すように、機能要素として、走行モード選択手段1A,要求トルク算出手段1B,要求トルク配分手段1C,減速度算出手段101D及びストップランプ制御手段1Eに加え、さらに、エンジントルク推定手段(第一推定手段)1F,モータトルク推定手段(第二推定手段)1G及びトルク推定手段(第三推定手段)1Hを備える。
エンジントルク推定手段1Fは、要求トルク配分手段1Cからの指令に基づいてエンジン11で発生した実際のエンジンブレーキトルクを推定エンジンブレーキトルクTe_Eとして推定するものである。本実施形態のエンジントルク推定手段1Fは、エンジン11の回転速度Ne,燃料噴射量Ff及び吸入空気量AfをエンジンECU2から取得して、これらの値Ne,Ff,Afを用いて、予め行った試験やシミュレーションに基づいて作成したマップ又は関数から推定エンジンブレーキトルクTe_Eを算出(推定)する。
エンジントルク推定手段1Fは、パラレル走行モードのときは、要求トルク配分手段1Cによりエンジン11に配分された要求エンジンブレーキトルクTr_Eに対応したエンジンブレーキトルクを推定エンジンブレーキトルクTe_Eとして推定することになる。すなわち、要求エンジンブレーキトルクTr_Eはエンジン11に対する指令値であり、推定エンジンブレーキトルクTe_Eはエンジン11による実際のエンジンブレーキトルクの推定値となる。エンジントルク推定手段1Fは、推定した推定エンジンブレーキトルクTe_Eをトルク推定手段1Hへ伝達する。
なお、エンジントルク推定手段1Fは、アクセルペダルが踏込操作されているときの駆動輪を駆動するための駆動トルクや、シリーズ走行時のジェネレータ16を駆動するための駆動トルクも推定するが、本実施形態ではこれらの駆動トルクについての説明は省略する。
モータトルク推定手段1Gは、要求トルク配分手段1Cからの指令に基づいてモータ12で発生した実際の回生ブレーキトルクを推定回生ブレーキトルクTe_Mとして推定するものである。本実施形態のモータトルク推定手段1Gは、モータ電流値ImをMCU4から取得して、このモータ電流値Imを用いて推定回生ブレーキトルクTe_Mを算出(推定)する。モータトルク推定手段1Gは、推定した推定回生ブレーキトルクTe_Mをトルク推定手段1Hへ伝達する。
なお、モータトルク推定手段1Gは、アクセルペダルが踏込操作されているときの駆動輪を駆動するための駆動トルクも推定するが、本実施形態ではこの駆動トルクについての説明は省略する。
トルク推定手段1Hは、走行モード選択手段1Aから走行モード情報を随時取得しており、走行モードに基づいて、実際に駆動輪を制動しているブレーキトルクの全体値を推定総ブレーキトルクTeとして推定する。この推定総ブレーキトルクTeは、後述の減速度算出手段101Dによる両減速度Rmin,Rmaxの演算に使用される。すなわち、トルク推定手段1Hは、推定総ブレーキトルクTeを減速度算出手段101Dに伝達する。なお、トルク推定手段1Hは、駆動輪を駆動するための総駆動トルクも推定するが、本実施形態ではこの駆動トルクについての説明は省略する。
トルク推定手段1Hは、走行モードがパラレル走行モードのときに、推定エンジンブレーキトルクTe_Eと推定回生ブレーキトルクTe_Mとの加算値を推定総ブレーキトルクTeとして算出する(Te=Te_E+Te_M)。これは、パラレル走行モードの時のエンジン11及びモータ12の各ブレーキトルクは、いずれも、要求トルク配分手段1Cによりエンジン11及びモータ12にそれぞれ配分された要求エンジンブレーキトルクTr_E及び要求回生ブレーキトルクTr_Mに応じたトルク(すなわち駆動輪に作用して減速度Rに影響するトルク)だからである。
一方、トルク推定手段1Hは、走行モードがシリーズ走行モード又はEV走行モードである場合には、エンジントルク推定手段1Fにより算出された推定エンジンブレーキトルクTe_Eを用いずに、推定回生ブレーキトルクTe_Mを推定総ブレーキトルクTeとして算出する(Te=Te_M)。これは、走行モードがシリーズ走行モードの場合には、エンジントルクは、ジェネレータ16を駆動するためのトルクであって、駆動輪に作用するトルクではなく減速度Rに影響しないトルクだからである。また、走行モードがEV走行モードである場合には、クラッチ15aが切断されている上にエンジン11は停止しているので、減速度Rに影響しないためである。
なお、トルク推定手段1Hは、要求トルク配分手段1Cと同様に、クラッチ15aの断接状態を検出するセンサからの検出情報を走行モード情報として取得するようにしても良い。
減速度算出手段101Dは、第1実施形態の減速度算出手段1Dと同様に、上式(1),(2)により二つの減速度Rmin,Rmaxを算出するものであるが、上式(1),(2)の総ブレーキトルクTBとして、トルク推定手段1Hにより算出された推定総ブレーキトルクTeを取得する。つまり、本実施形態の減速度算出手段101Dは、上式(1),(2)の総ブレーキトルクTBに、推定総ブレーキトルクTeを代入して二つの減速度Rmin,Rmaxを算出する点で減速度算出手段1Dと異なる。減速度算出手段101Dのその他の点は減速度算出手段1Dと同じであるので説明を省略する。
[2−2.フローチャート]
図6は、第2実施形態に係るストップランプ18の制御の流れを説明するためのフローチャートの一例である。
このフローチャートは、図4のフローチャートに対し、ステップS30をステップS32〜S38に置き換えたもので、その他の点について相違はないので、ステップS32〜S38についてだけ説明する。
ステップS32では、走行モードがパラレル走行モードであるか否かが判定される。走行モードがパラレル走行モードの場合は、ステップS34に進み、推定エンジンブレーキトルクTe_Eと推定回生ブレーキトルクTe_Mとが算出されるとともに、推定総ブレーキトルクTeが、これらの推定エンジンブレーキトルクTe_Eと推定回生ブレーキトルクTe_Mとを加算して算出され、ステップS38に進む。一方、ステップS32おいて、走行モードがパラレル走行モードでなかった場合(シリーズ走行モード又はEV走行モードの場合)は、ステップS36に進み、推定回生ブレーキトルクTe_Mが算出され、推定総ブレーキトルクTeはこの推定回生ブレーキトルクTe_Mとして算出され、ステップS38に進む。ステップS38では、推定総ブレーキトルクTeが総ブレーキトルクTBとして用いられて、最大減速度Rmax及び最小減速度Rminが算出される。
[2−3.作用・効果]
上記の第2実施形態のストップランプの制御装置によれば、走行モードがパラレル走行モードのときに、要求トルク配分手段1Cからの指令に基づいて実際にエンジン11及びモータ12で発生したエンジンブレーキトルクの推定値Te_Eと回生ブレーキトルクの推定値Te_Mとの加算値を用いて推定総ブレーキトルクTeを求め、この推定総ブレーキトルクTeを総ブレーキトルクTBとして減速度Rを算出する。このため、総ブレーキトルクTBとして、検出値を用いて実際に出力されたトルクに近い値を取得することができ、また、総ブレーキトルクTBとして指令値を使用した場合に較べ実値との時間のずれの影響を抑えられるため、精度よく減速度Rを算出することができる。
また、シリーズ走行モードのときには、エンジンブレーキトルクは減速度Rに影響しないので、トルク推定手段1Hは、エンジンブレーキトルクを用いずに、推定回生ブレーキトルクTe_Mを推定総ブレートルクTeとして算出する。そして、減速算出手段101Dは、この推定総ブレーキトルクTeに基づいて減速度Rを算出する。したがって、減速度Rを正確に把握できるため、ストップランプ18の作動を精度よく制御することができる。
[3.その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上記各実施形態では、本発明のストップランプの制御装置を、走行モードとしてパラレル走行モード,シリーズ走行モード及びEV走行モードの3つの走行モードを備えたプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)に適用した例を説明したが、本発明のストップランプの制御装置が適用される車両は、走行モードとして少なくともパラレル走行モードを実行可能なハイブリッド車であれば良い。したがって、例えばパラレル走行モードのみ実行可能なパラレル方式のハイブリッド自動車にも適用できる。
上記各実施形態では、想定される車重に基づいて最小減速度Rmin及び最大減速度Rmaxを算出するようにしたが、平均的な車重を使用して一つの減速度を求めるようにしても良い。
上記各実施形態では、最大減速度Rminを算出するための最小車重Mminとして空車重量を採用したが、ドライバの体重として平均的な成人の体重を空車重量に加算して得た重量を、最小車重としても良い。
上記各実施形態では、ストップランプ制御装置を車両ECU1の機能要素として構成したが、車両ECU1とは別の電子制御ユニットとして構成しても良い。
上記第2実施形態では、エンジン11の回転速度Ne,燃料噴射量Ff及び吸入空気量Afを検出して推定エンジンブレーキトルクTe_Eを求め、モータ電流値Imを検出して推定回生ブレーキトルクTe_Mを求めたが、これらの検出値を他の検出値に代えて(或いはこれらの検出値に他の検出値を加えて)推定エンジンブレーキトルクTe_E及び推定回生ブレーキトルクTe_Mを求めるようにしても良い。或いは、エンジンブレーキトルク及び回生ブレーキトルクを直接検出するようにしても良い。
1 車両ECU(ストップランプの制御装置)
1A 走行モード選択手段
1B 要求トルク算出手段(要求ブレーキトルク算出手段)
1C 要求トルク配分手段(配分手段)
1D,101D 減速度算出手段
1E ストップランプ制御手段
1F エンジントルク推定手段(第一推定手段)
1G モータトルク推定手段(第二推定手段)
1H トルク推定手段(第三推定手段)
10 車両
11 エンジン
12 モータ
14 バッテリ
15a クラッチ
16 ジェネレータ(発電機)
18 ストップランプ
Rmin 最小減速度
Rmax 最大減速度
Mmin 最小車重(最小車両重量)
Mmax 最大車重(最大車両重量)
TB 総ブレーキトルク
Te 推定総ブレーキトルク
Te_E 推定エンジンブレーキトルク
Te_M 推定回生ブレーキトルク
Tr 要求ブレーキトルク
Tr_E 要求エンジンブレーキトルク
Tr_M 要求回生ブレーキトルク

Claims (5)

  1. エンジンと、駆動輪を駆動するとともに回生ブレーキによって発電する電動機と、前記電動機に電力を供給するとともに前記電動機で発電された電力を充電するバッテリとを具備し、走行モードとして前記電動機の駆動力と前記エンジンの駆動力とを前記駆動輪に伝達して走行するパラレル走行モードを備えた、ハイブリッド車におけるストップランプの制御装置であって、
    前記走行モードが前記パラレル走行モードのときに、前記電動機による回生ブレーキトルクと前記エンジンによるエンジンブレーキトルクとを含む総ブレーキトルクを取得して、前記総ブレーキトルクに基づいて車両の減速度を算出する減速度算出手段と、
    前記減速度算出手段により算出された減速度に基づいて前記ストップランプの作動を制御するストップランプ制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする、ストップランプの制御装置。
  2. ドライバの操作に応じた要求ブレーキトルクを算出する要求ブレーキトルク算出手段を備え、
    前記減速度算出手段は、前記総ブレーキトルクとして前記要求ブレーキトルクを取得して前記減速度を算出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のストップランプの制御装置。
  3. ドライバの操作に応じた要求ブレーキトルクを算出する要求ブレーキトルク算出手段と、
    前記要求ブレーキトルクを、前記回生ブレーキトルクと前記エンジンブレーキトルクとに配分し、前記エンジン及び前記電動機に指令を発する配分手段と、
    前記配分手段からの前記指令に基づいて前記エンジンで発生した実際のエンジンブレーキトルクを、推定エンジンブレーキトルクとして推定する第一推定手段と、
    前記配分手段からの前記指令に基づいて前記電動機で発生した実際の回生ブレーキトルクを、推定回生ブレーキトルクとして推定する第二推定手段と、
    前記走行モードが前記パラレル走行モードのときに、前記推定エンジンブレーキトルクと前記推定回生ブレーキトルクとを加算して推定総ブレーキトルクを求める第三推定手段と、を備え、
    前記減速度算出手段は、前記総ブレーキトルクとして前記推定総ブレーキトルクを取得して前記減速度を算出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のストップランプの制御装置。
  4. 前記ハイブリッド車は、
    前記エンジンを駆動源として発電した電力を前記バッテリに充電する発電機と、
    前記エンジンと前記駆動輪との間の動力の伝達を断接するクラッチと、を具備し、
    前記走行モードとして、前記クラッチを切断して前記エンジンにより前記発電機を駆動するとともに前記電動機の駆動力を前記駆動輪に伝達して走行するシリーズ走行モードを備え、
    前記第三推定手段は、前記走行モードが前記シリーズ走行モードのときに、前記推定回生ブレーキトルクを前記推定総ブレーキトルクとする
    ことを特徴とする、請求項3記載のストップランプの制御装置。
  5. 前記減速度算出手段は、前記エンジンの状態に基づいて前記減速度を補正する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のストップランプの制御装置。
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