JP2014069785A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行時に発電される電力を最適な範囲に制限することにより、燃費の悪化を最小限に抑える。
【解決手段】本発明のハイブリッド車両は、エンジン10と電動発電機13とバッテリ15とを有し、エンジン10と電動発電機13とが協働して走行可能であり、減速中に電動発電機13により回生発電が可能であるとともに、走行に必要な所要動力以上の出力でエンジン10を作動させ、所要動力以上の余裕動力で電動発電機13を作動させながら所要動力で走行する発電走行を行うように構成される。発電走行時に電動発電機13が発電する電力を補機24,26,27の消費電力に制限する電動発電機制御手段18を備える。電動発電機制御手段18は、電動発電機13における発電トルクの変動率が所定値以上であるとき、変動率が所定値以下になるように電動発電機13を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンと電動発電機と、その電動発電機に電力を供給するバッテリとを有するハイブリッド車両に関するものである。
従来、エンジンの出力軸にクラッチを介して電動発電機を結合し、この電動発電機の回転駆動力を駆動出力として変速機に伝達し、変速機の駆動出力をディファレンシャル・ギアから駆動車軸に伝達する構造のハイブリッド車両が知られている。このようなハイブリッド車両は、エンジン又は電動発電機のいずれか一方又は双方の回転駆動力により走行するとともに、減速時には電動発電機が車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する発電機として作用する。従って、このようなハイブリッド車両は、エンジン及び電動発電機がともに車両を駆動するパラレル走行と、エンジンにより電動発電機を駆動して発電させながら走行する発電走行をとることができる他に、車両減速時に、その減速時における運動エネルギーにより電動発電機を駆動して発電させ(回生発電)、その電気エネルギーをバッテリに充電して回収する減速走行を取り得るとしている。
ここで減速走行の電動発電機による回生発電では、電動発電機に回生トルクが発生する。この回生トルクは、ハイブリッド車両の走行における減速力となりエンジンブレーキと同様に制動力になる。なお、電動発電機の回生トルクは、電動発電機の回生電力に依存する。即ち電動発電機の回生電力が多いほど電動発電機の回生トルクも大きい。そして、ハイブリッド車両における電動発電機の回生トルクは、エンジンブレーキと同様に、制動力になり、減速走行において、この制動力を電気エネルギーとして回収することにより、エネルギーの有効活用が図られるとしている。
一方、発電走行は、バッテリの充電状態(以下では、SOC(State of Charge)と称する)に応じて行われる。即ち、バッテリのSOCは、バッテリの寿命に影響を与えるので、そのSOCは所定の範囲に維持されることが好ましい。このため、バッテリからの放電によりSOCがその所定の範囲以下に低下すると、走行に必要な所要動力以上の出力でエンジンを作動させ、その所要動力以上の余裕動力で電動発電機を作動させて発電しながら、その所要動力で走行する発電走行を行うようにしている。そして、電動発電機が故障した場合に、その発電走行を中止することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−103001号公報
しかし、バッテリの内部抵抗等により、バッテリの充電には一定のロスが生じることが知られている。このため、SOCが低下したバッテリを充電させるために、エンジンにより電動発電機を作動させるとすると、バッテリの充電時におけるロスにより、エンジンを駆動させる燃料の消費が増加して、燃費を悪化させてしまう。
その一方、一般的に車両には、電力で駆動するエアコン(air conditioner)等の補機が備えられる。このために、SOCが低下した走行状態においてエンジンによる発電を行わせないとすると、バッテリに充電された電力がそれらの補機に使用され、その放電によりバッテリのSOCが更に低下して、そのバッテリの寿命を低下させるおそれもある。
本発明の目的は、車両走行時に発電される電力を最適な範囲に制限することにより、燃費の悪化を最小限に抑えることができるハイブリッド車両を提供することにある。
本発明は、エンジンと電動発電機とその電動発電機に電力を供給するバッテリとを有し、エンジン又は電動発電機のいずれか一方又は双方の回転駆動力により走行可能であり、少なくとも減速中に、電動発電機により回生発電が可能であるとともに、所定の条件を満足した場合には、走行に必要な所要動力以上の出力でエンジンを作動させ、所要動力以上の余裕動力で電動発電機を作動させながら所要動力で走行する発電走行を行うハイブリッド車両の改良である。
その特徴ある点は、発電走行時に電動発電機が発電する電力を補機の消費電力に制限する電動発電機制御手段が備えられたところにある。
この場合、電動発電機制御手段は、電動発電機における発電トルクの変動率が所定値以上であるとき、その変動率が所定値以下になるように電動発電機を制御することが好ましい。
本発明のハイブリッド車両では、発電走行時に電動発電機が発電する電力を補機の消費電力に制限する電動発電機制御手段を備えたので、電動発電機により発電された電力は補機により使用される量に留まり、バッテリに充電されることはない。このため、エンジンにより電動発電機を駆動させてバッテリに充電する際に生じるロスの発生を回避することができる。よって、車両走行時にエンジンにより駆動されて電動発電機により発電される電力は最適な範囲に制限されることになり、その走行時における燃費の悪化を最小限に抑えることが可能になる。すると、発電走行時にバッテリに充電されることはないけれども、車両が減速したときに、その運動エネルギーを回生させて、電力としてバッテリに充電することにより、バッテリへの充電を確保することができる。
そして、電動発電機における発電トルクの変動率が所定値以上であるとき、その変動率が所定値以下になるように電動発電機を制御するようにすれば、運転者が感じる操作性が悪化することを防止することができる。
本発明実施形態のハイブリッド車両のブロック構成図である。 その発電走行を開始する所定の条件を示す図である。 その電動発電機制御手段における制御を示す図である。 その補機使用電力が増加する変化と発電トルクとの関係を示す図である。 その補機使用電力が減少する変化と発電トルクとの関係を示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ハイブリッド車両1の構成の例を示すブロック図である。このハイブリッド車両1は、半自動トランスミッションの変速機を介したエンジン10及び電動発電機13のいずれか一方又は双方によって駆動され、減速時には、電動発電機13の回生トルクによってエンジン10のエンジンブレーキのような制動力を発生させることができるものである。
即ち、このハイブリッド車両1は、エンジン10、エンジンECU(Electronic Control Unit)11、クラッチ12、電動発電機13、インバータ14、バッテリ15、トランスミッション16、電動発電機ECU17、ハイブリッドECU18を有する。なお、トランスミッション16は、上述したように、半自動のものであって、マニュアルトランスミッションと同じ構成を有しながら変速操作を自動的に行うことができるものである。
エンジン10は、内燃機関の一例であり、エンジンECU11によって制御され、ガソリン、軽油、CNG(Compressed Natural Gas)、LPG(Liquefied Petroleum Gas)、又は代替燃料等を内部で燃焼させて、軸を回転させる動力を発生させ、発生した動力をクラッチ12に伝達するように構成される。このエンジン10を制御するエンジンECU11は、ハイブリッドECU18からの指示に従うことにより、電動発電機ECU17と連携動作するコンピュータであり、燃料噴射量やバルブタイミングなど、エンジン10を制御する。例えば、エンジンECU11は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、内部に、演算部、メモリ、及びI/O(Input/Output)ポートなどを有する。
クラッチ12は、クラッチアクチュエータ21により制御される油圧に従って、クラッチブースタ22により機械的に制御されるものを例示する。クラッチアクチュエータ21はハイブリッドECU18からの電気信号により制御される。クラッチ12は、エンジン10からの軸出力を、電動発電機13及びトランスミッション16を介して図示しない車輪に伝達する。即ち、クラッチ12は、ハイブリッドECU18の制御によって、エンジン10の回転軸と電動発電機13の回転軸とを機械的に接続することにより、エンジン10の軸出力を電動発電機13に伝達したり、又は、エンジン10の回転軸と電動発電機13の回転軸との機械的な接続を切断することにより、エンジン10の軸と、電動発電機13の回転軸とが互いに異なる回転速度で回転できるようにする。
電動発電機13は、いわゆる、モータジェネレータであり、インバータ14から供給された電力により、軸を回転させる動力を発生させて、その軸出力をトランスミッション16に供給するか、又はトランスミッション16から供給された軸を回転させる動力によって発電し、その電力をインバータ14に供給するものである。
インバータ14は、電動発電機ECU17によって制御され、バッテリ15からの直流電力を交流電力に変換するか、又は電動発電機13からの交流電力を直流電力に変換するものである。電動発電機13が動力を発生させる場合、インバータ14は、バッテリ15の直流電力を交流電力に変換して、電動発電機13に電力を供給し、電動発電機13が発電する場合、インバータ14は、電動発電機13からの交流電力を直流電力に変換するように構成される。即ち、インバータ14は、バッテリ15に直流電力を供給するための整流器及び電圧調整装置としての役割を果たすものである。
バッテリ15は、充放電可能な二次電池であり、電動発電機13が動力を発生させるとき、電動発電機13にインバータ14を介して電力を供給するか、又は電動発電機13が発電しているとき、電動発電機13が発電する電力によって充電される。このバッテリ15には、バッテリECU23を介してハイブリッドECU18に接続される。このバッテリECU23は、そのバッテリ15におけるSOCを検出してハイブリッドECU18に出力するものであり、ハイブリッドECU18は、このバッテリECU23によりバッテリ15のSOC情報を取得できるように構成される。バッテリ15には、適切なSOCの範囲が決められており、SOCがその範囲を外れないように管理されるものである。
また、このハイブリッド車両1は、補機として、電力で駆動するエアコン24やその他の一般電装品26を備え、この実施の形態では冷凍機27をも備えるものとする。これらの補機24,26,27は、インバータ14とバッテリ15の間の直流回線28にDC−DCコンバータ29を介して接続され、バッテリ15からの直流電力、又は電動発電機13により発電されてインバータ14により変換された直流電力により駆動するように構成される。ここでDC−DCコンバータ29は、インバータ14とバッテリ15の間の直流回線28における電圧を補機24,26,27に使用可能な電圧に変換するものである。
電動発電機ECU17は、ハイブリッドECU18からの指示に従うことにより、エンジンECU11と連携動作するコンピュータであり、インバータ14を制御することによって電動発電機13を制御するように構成される。そして、この電動発電機ECU17は、例えば、CPU、ASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどにより構成され、内部に、演算部、メモリ、及びI/Oポートなどを有するものが使用される。
ハイブリッドECU18は、コンピュータの一例であり、CPU、ASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどにより構成され、内部に、演算部、メモリ、及びI/Oポートなどを有するものが使用される。このハイブリッドECU18、エンジンECU11、バッテリECU23及び電動発電機ECU17は、CAN(Control Area Network)などの規格に準拠したバスなどにより相互に接続される。そして、ハイブリッドECU18によって実行されるプログラムは、ハイブリッドECU18の内部の不揮発性のメモリにあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータであるハイブリッドECU18にあらかじめインストールされる。
ハイブリッドECU18は、ハイブリッド走行のために、アクセル開度情報、ブレーキ操作情報、車速情報、及びトランスミッション16から取得したギア位置情報、エンジンECU11から取得したエンジン回転速度情報を取得して、これを参照して、エンジン10もしくは電動発電機13、又はエンジン10と電動発電機13とが協働して走行させるパラレル走行と、エンジン10により電動発電機13を駆動して発電させながら走行する発電走行をとるように構成される。このパラレル走行にあって、ハイブリッドECU18は、取得したアクセル開度情報やその他の情報に基づき電動発電機ECU17に対して電動発電機13及びインバータ14の制御指示を与え、エンジンECU11に対してエンジン10の制御指示を与える。
このパラレル走行にあって、ハイブリッドECU18に制御されるクラッチ12は、エンジン10の回転軸と電動発電機13の回転軸とを機械的に接続するように構成される。また、パラレル走行であっても、電動発電機13の駆動力によってハイブリッド車両1が走行している場合、エンジン10を停止又はアイドリング状態とするために、クラッチ12は、エンジン10の回転軸と電動発電機13の回転軸との機械的な接続を切断するように構成される。
また、ハイブリッドECU18は、上述したアクセル開度情報やブレーキ操作情報等から、ハイブリッド車両1が減速状態である時には、その減速時における運動エネルギーにより電動発電機13を発電させて、その電気エネルギーをバッテリ15に充電して回収する減速走行を取るように構成される。即ち、この減速走行では、電動発電機13は、発電機として動作し、トランスミッション16から供給された軸を回転させる動力によって発電して、電力をインバータ14に供給し、バッテリ15を充電するように構成される。ここで、発電している状態の電動発電機13は、回生電力に応じた大きさの回生トルクを発生することになる。このように電動発電機13が発電している(電力回生している)場合、ハイブリッドECU18は、必要に応じて、クラッチ12を介してエンジン10の回転軸と電動発電機13の回転軸との機械的な接続を切断し、エンジン10を停止又はアイドリング状態にさせる。
そして、本発明の特徴ある構成は、エンジン10により電動発電機13を駆動して発電させながら走行する発電走行時に、その電動発電機13が発電する電力をバッテリ15以外の補機24,26,27の消費電力に制限するところにある。このため、本発明では、インバータ14とバッテリ15の間の直流回線28の、DC−DCコンバータ29が接続された部位とバッテリ15の間に電流計31が介装される。この電流計31の検出出力はハイブリッドECU18の入力に接続され、ハイブリッドECU18は、この電流計31からの検出出力により、バッテリ15が充電状態であるか、又は放電状態であるかを検出可能に構成される。
そして、ハイブリッドECU18は、所定の発電走行条件を満足した場合に、走行に必要な所要動力以上の出力でエンジン10を作動させ、その所要動力以上の余裕動力で電動発電機13を作動させながらその所要動力で走行する発電走行を行う。この実施の形態における所定の発電走行条件とは、図2に示すように、取得したバッテリ15のSOCが所定の発電開始SOCより下回ったことを検出し、かつハイブリッド車両1がパラレル走行状態である場合に、そのパラレル走行に代えて発電走行を開始する。従って、減速走行状態から発電走行状態となることはない。
この発電走行状態では、ハイブリッドECU18は、取得したバッテリ15のSOC情報や、その他の情報に基づき電動発電機ECU17に対して電動発電機13及びインバータ14の制御指示を与え、エンジンECU11に対してエンジン10の制御指示を与える。これにより走行に必要な所要動力以上の出力でエンジン10を作動させ、その所要動力以上の余裕動力で電動発電機13を作動させる。電動発電機13が作動して発電が行われると、インバータ14は、電動発電機13からの交流電力を直流電力に変換し、その後バッテリ15に充電され又はDC−DCコンバータ29を介して各種の補機24,26,27にて使用されることになる。ここで、バッテリ15に充電されるか否かは電流計31により検出される。この実施の形態では、電流計31がプラスであれば充電状態とされ、マイナスであれば放電状態とされるものとする。
図3に示すように、この発電走行状態におけるハイブリッドECU18は、電動発電機13が発電する電力をバッテリ15以外の補機24,26,27の消費電力に制限するために、電流計31からの検出出力を入力して、その値が所定の値Xの絶対値を超えるか否かを判断する。
具体的に、その電流値がマイナスXを越えていれば(S01)、補機24,26,27により使用されてバッテリ15から放電されている状態を意味するので、電動発電機13による発電トルクを増加させるように制御する(S02)。これにより、電動発電機13の発電量を増やしてバッテリ15からの放電を抑制し、バッテリ15におけるSOCが更に低下することを防止する。逆に、その電流値がXを越えていれば(S03)、バッテリ15への充電を意味するので電動発電機13による発電トルクを低下させるように制御して(S04)、その発電量を減少させてバッテリ15に充電されることを防止する。従って、ハイブリッドECU18や電動発電機ECU17は、発電走行時に電動発電機13が発電する電力をバッテリ15以外の補機24,26,27の消費電力に制限するように制御する点で、本発明における電動発電機制御手段といえる。
これにより、電動発電機13により発電されてインバータ14により変換された直流電力の量は補機24,26,27により使用される量に留まり、エンジン10により電動発電機13を駆動させてバッテリ15に充電する際に生じるロスの発生を回避することができる。このように、車両1の発電走行時における発電量を最適な範囲に制御することにより、燃費の悪化を最小限に抑えることが可能になる。一方、この発電走行時にバッテリ15に充電されることはないけれども、車両が減速したときの減速走行において、その運動エネルギーを回生させて、電力としてバッテリ15に充電することにより、バッテリ15への充電量は確保されることになる。
また、電動発電機制御手段であるハイブリッドECU18は、電流値から求めた発電トルクの単位時間における変化量が所定の値Yの絶対値を超えるか否かを次に判断する。
具体的に説明すると、例えば、図4(a)に示すように、補機24,26,27により使用される電力が急激に増加したとすると、バッテリ15から放電は短時間に増加する。特に、この実施の形態では、補機としての冷凍機27を備えるため、停止状態であった冷凍機が稼働すると、それにより使用される電力が急激に増加することは有り得る。すると、それらの補機24,26,27の消費電力に電動発電機13が発電する電力を一致させるべく、電動発電機13における発電トルクも図4(b)の破線で示すように単位時間に増加する。けれども、この急激な増加量に沿って発電トルクを急激に上昇させると、車両を走行させる運転者に急な制動を生じさせたような感覚を生じさせることになり、好ましくない。このため、図3に戻って、このように、発電トルクの変化量がYを越えていれば(S05)、その増加量を図4(b)の実線で示す所定の値Yに限定して、発電トルクを徐々に上昇させ(S06)、運転者が感じる操作性が悪化することを防止するものである。
逆に、図5(a)に示すように、補機24,26,27により使用される電力が急激に減少したとすると、バッテリ15への充電量が短時間に増加する。例えば、補機としての冷凍機27を備えるため、稼働状態であった補機としての冷凍機27が停止すると、それにより使用される電力が急激に減少することは有り得る。すると、それらの補機24,26,27の消費電力に電動発電機13が発電する電力を一致させるべく、電動発電機13における発電トルクも図5(b)の破線で示すように短時間に減少する。けれども、この急激な減少量に沿って発電トルクを急激に減少させると、車両を走行させる運転者に急な加速を生じさせたような感覚を生じさせることになり、好ましくない。このため、図3に戻って、このように、発電トルクの変化量がマイナスYを越えていれば(S07)、その減少量を図5(b)の実線で示す所定の値マイナスYに限定して、発電トルクを徐々に減少させ(S08)、運転者が感じる操作性が悪化することを防止するものである。
なお、上述した実施の形態では、ハイブリッドECU18や電動発電機ECU17が、発電走行時に電動発電機13が発電する電力を補機24,26,27の消費電力に制限するように制御する電動発電機制御手段である場合を説明したけれども、この電動発電機制御手段は、他のECUが兼ねるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、エンジン10がクラッチ12を介して電動発電機13に連結されたハイブリッド車両1を例示したけれども、エンジン10や電動発電機13の配置はこれに限られない。このため、パラレル走行、発電走行及び減速走行が可能である限り、エンジン10と電動発電機13の間にクラッチ12を設けることを必要としない。
1 ハイブリッド車両
10 エンジン
13 電動発電機
15 バッテリ
18 ハイブリッドECU(電動発電機制御手段)

Claims (2)

  1. エンジン(10)と電動発電機(13)と前記電動発電機(13)に電力を供給するバッテリ(15)とを有し、前記エンジン又は前記電動発電機のいずれか一方又は双方の回転駆動力により走行可能であり、少なくとも減速中に前記電動発電機(13)により回生発電が可能であるとともに、所定の条件を満足した場合には、走行に必要な所要動力以上の出力で前記エンジン(10)を作動させ、前記所要動力以上の余裕動力で前記電動発電機(13)を作動させながら前記所要動力で走行する発電走行を行うハイブリッド車両において、
    前記発電走行時に前記電動発電機(13)が発電する電力を補機(24,26,27)の消費電力に制限する電動発電機制御手段(18)が備えられた
    ことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記電動発電機制御手段(18)は、電動発電機(13)における発電トルクの変動率が所定値以上であるとき、前記変動率が所定値以下になるように電動発電機(13)を制御する請求項1記載のハイブリッド車両。
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