JP6424167B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6424167B2
JP6424167B2 JP2015549041A JP2015549041A JP6424167B2 JP 6424167 B2 JP6424167 B2 JP 6424167B2 JP 2015549041 A JP2015549041 A JP 2015549041A JP 2015549041 A JP2015549041 A JP 2015549041A JP 6424167 B2 JP6424167 B2 JP 6424167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
plate support
magnet
magnetic resonance
resonance imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015549041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015076054A1 (ja
Inventor
優 斎藤
優 斎藤
聡 山下
聡 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2015076054A1 publication Critical patent/JPWO2015076054A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6424167B2 publication Critical patent/JP6424167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/70Means for positioning the patient in relation to the detecting, measuring or recording means
    • A61B5/704Tables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/3802Manufacture or installation of magnet assemblies; Additional hardware for transportation or installation of the magnet assembly or for providing mechanical support to components of the magnet assembly
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils
    • G01R33/3854Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils means for active and/or passive vibration damping or acoustical noise suppression in gradient magnet coil systems

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係り、特に、寝台に被検体が横臥されて撮像空間に送り込まれる天板の支持構造に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、撮像空間に均一な磁場を生成する超電導磁石等の静磁場発生装置と、撮像断面に位置情報を付加するためにパルス状の傾斜磁場を撮像空間に生成する傾斜磁場発生装置と、被検体を構成する原子核に磁気共鳴を起こさせるための高周波の電磁波を発生させる照射コイルと、磁気共鳴によって発生するエコー信号(磁気共鳴信号)を検出する受信コイル等を備え、エコー信号を用いて画像を再構成して断層画像を得るものである。
このような磁気共鳴イメージング装置においては、静磁場と傾斜磁場を駆動する電流との相互作用で傾斜磁場発生装置が振動し、傾斜磁場発生装置を支持する静磁場発生装置等を含む磁石装置が振動する。一方、寝台に走行自由に設けられた天板に横臥されて撮像空間に送り込まれる。この天板は、撮像空間内に配置された天板受部材の上を走行自由に載置される。天板受部材は、磁石装置に支持させるか、あるいは、天板支持柱を介して床に支持させて設けられる。このような天板及び天板支持柱等が傾斜磁場発生装置の振動を受けて振動することがある。天板が磁石装置の振動あるいは傾斜磁場発生装置の振動によって振動すると、被検体に不快感を与えるとともに、撮像画像にアーチファクトが生じる等の悪影響が生ずる。
そこで、従来は、天板の振動を抑えるために、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、天板、天板受部材及び天板支持柱を磁石装置に接触しないように非接触で設置して振動の伝達を遮断している。また、天板、天板受部材及び天板支持柱を非導電性材料で形成することによりローレンツ力を低減することが提案されている。例えば、特許文献1では、静磁場発生装置及び傾斜磁場装置を含む磁石装置を床から支持するとともに、天板受部材及び天板支持柱を磁石装置とは独立させて床や天井から支持することで、振動を遮断するようにしている。一方、特許文献2では、天板、天板受部材及び天板支持柱を非導体性材料で構成するとともに、天板支持柱を床面から空気圧により浮かせて支持することが提案されている。
特開平10-118043号公報 特開2010-284233号公報
ところで、MRI装置において振動周波数は幅広い帯域にわたるが、主として被検体が不快に感ずる振動は、可聴周波数域の低周波振動である。また、天板受部材を支持する天板支持柱を床に固定すれば、振動は殆ど減衰させることができる。一方、撮像空間の中心に対する被検体の位置を正確に把握するためには、天板の走行面である天板受部材は、磁気共鳴イメージング装置に対して予め決められた位置に正確に設置することが要求される。そのため、天板支持柱の位置を精度よく床に固定する必要がある。
しかし、天板支持柱を床に固定するためには、床面にアンカーボルトを埋め込む他、ホールインアンカーを打ち込む等の工事が必要になる。このように床面にアンカーボルト等を埋め込む工事は、アンカーボルトの位置精度を確保することが難しいという問題がある。すなわち、静磁場発生装置等の磁場装置に応じて定まる撮像空間に対する天板ないし天板受部材の相対位置精度は、例えば、±0.5mm程度が要求される。また、磁気共鳴イメージング装置を設置する撮像室内の床面に、天板支持柱を床に固定するための格別な工事を行うのは避けたいという要望がある。
本発明が解決しようとする課題は、撮像室内の床面に格別な工事を行うことなく、天板受部材を床面から支持することができ、かつ撮像空間に対する天板受部材の相対位置精度を確保することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の磁気共鳴イメージング装置は、撮像空間に静磁場と傾斜磁場を発生する磁石装置と、寝台に走行自由に設けられ横臥された被検体を前記撮像空間に送り込む天板と、前記撮像空間内に配置されて前記天板の走行面を有する天板受部材と、該天板受部材を支持する天板支持柱と、該天板支持柱の下端を支持する天板支持台座とを備えてなり、前記天板支持台座は、磁石支持脚を介して前記磁石装置が設置された床面に設置され、少なくとも床面に沿う方向の移動が可能となるよう、前記磁石支持脚に拘束させて設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像室内の床面に格別な工事を要することなく、天板受部材を床面から支持することができ、かつ撮像空間に対する天板受部材の相対位置精度を確保することができる。
本発明の磁気共鳴イメージング装置の実施例1の側面の断面図 実施例1の磁気共鳴イメージング装置の正面図 実施例1の天板支持台座の平面図 実施例1の天板支持台座の図3の線IV−IVにおける断面図 実施例1の天板支持柱を天板支持台座に固定する固定部の断面図 本発明の磁気共鳴イメージング装置の実施例2の側面の断面図 実施例2の磁気共鳴イメージング装置の正面図 実施例2の天板支持台座の平面図 実施例2の天板支持台座の図8の線IX−IXにおける断面図 (a)、(b)実施例2の副支持脚の詳細図 実施例3の磁気共鳴イメージング装置の正面図
以下、本発明の磁気共鳴イメージング装置を実施例に基づいて説明する。
実施例1の磁気共鳴イメージング装置は、図1及び図2に示すように、超電導磁石方式の水平型の磁気共鳴イメージング装置として構成されている。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、超電導磁石方式の垂直型あるいは常電導磁石方式の水平型又は垂直型の磁気共鳴イメージング装置にも適用することができる。
図1は実施例1の磁気共鳴イメージング装置を紙面に平行なyz平面で切断した断面図であり、図2は図1の線II−IIから見た正面図である。座標系は鉛直方向をy軸、体軸方向をz軸、y軸とz軸とに直交する方向をx軸として示している。原点は撮像空間の中心に取るのが一般である。
それらの図に示すように、実施例1の磁気共鳴イメージング装置は、水平な円筒状に形成された静磁場発生装置1を備え、静磁場発生装置1の円筒内に撮像空間が形成される。
そして、撮像空間に位置情報を付加するために、空間的な磁場強度を傾斜させた勾配を有する傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場装置を構成する円筒状の傾斜磁場コイル2が撮像空間を取り囲んで配置されている。なお、図示していないが、傾斜磁場コイル2は、円筒状の静磁場発生装置1と同軸に、静磁場発生装置1に強固に支持して設けられている。これらの静磁場発生装置1と傾斜磁場コイル2とにより磁石装置が形成されている。
さらに、被検体の生体組織を構成する原子核に核磁気共鳴を起こさせるために、被検体に高周波信号を照射する円筒状の照射コイル3が、静磁場発生装置1に支持させて同軸に配置されている。照射コイル3は図示していない送信系により駆動されるようになっている。さらに、図示を省略しているが、被検体からのエコー信号を検出する受信コイル等を備えた受信系を備えている。このようにして、照射コイル3の円筒状の内部空間に、撮像空間が形成されている。
一方、撮像空間内に被検体を横臥させて送り込む天板4が走行自由に載置される寝台5は、磁石装置の撮像空間に対応させた外部に位置させて設けられている。寝台5は、制振材5aを介して床面6に設置される。寝台5の延長線上の撮像空間内に、天板4の走行面を有する天板受部材7が配置されている。天板4の下面には、複数の車輪4aが設けられており、天板4は車輪4aを介して天板受部材7の走行面上を、体軸方向(z方向)に滑らかに走行できるようになっている。なお、天板4の送り込み位置は、手動又は自動で調整できるようになっている。天板受部材7は、長手方向の両端を静磁場発生装置1の軸方向の両端から突出させて設けられている。そして、天板受部材7の両端は、それぞれ2本の天板支持柱8を介して、つまり実施例1では4本の天板支持柱8を介して、所定の位置に保持されるようになっている。
ここで、実施例1の特徴部である天板受部材7を支持する天板支持柱8及び関連部材の詳細を説明する。天板支持柱8は、鉛直方向(y方向)の柱高を調整する柱高調整部9を介して下端に矩形のフランジ10が形成され、フランジ10は制振材11を挟んで天板支持台座12の上面に載置されている。天板支持台座12は、天板受部材7の両端の位置に対応させて2つ設けられている。天板支持柱8は、上部支持柱8aと下部支持柱8bに分割されている。上部支持柱8aと下部支持柱8bは、対向する端部に互いに逆ねじに切られたねじ穴が形成され、それらのねじ穴にねじ棒9aが螺合され、ねじ棒9aを回転することにより、天板支持柱8の柱高を調整する柱高調整部9が形成されている。天板支持柱8の柱高を調整することにより、天板受部材7の高さ、ひいては天板4の高さを調整することができる。
それぞれの天板支持台座12は、平板状の同一形状に形成され、天板受部材7の両端の位置に対応させて床面6に、それぞれ載置されている。また、天板支持台座12の上面には、静磁場発生装置1を含む磁石装置を支持する磁石支持脚13の下端が載置されるようになっている。実施例1では、磁石支持脚13は、円筒状の静磁場発生装置1の両端の下部にそれぞれ2本ずつ設けられ、それらの磁石支持脚13は下端を含めて断面が矩形に形成され、4本の磁石支持脚13で静磁場発生装置1を含む磁石装置の総重量(例えば、数トン)を撮像室内の床面6で支えるように形成されている。しかし、磁石支持脚13の本数及び断面形状は任意に設定することができることは言うまでもない。
図3及び図4を参照して、天板支持台座12の詳細構成を説明する。図3は、一方の天板支持台座12を上面から見た平面図である。図示のように、天板支持台座12は、図1のx軸方向が長手の長方形に形成され、天板支持柱8の下端のフランジ10が収容される凹所14と、磁石支持脚13の下端部が収容される凹所15とが設けられている。2つの天板支持台座12は、凹所14と凹所15が磁石装置を挟んで対称になるように配置される。凹所14の底部には、複数(図示例では2つ)のねじ穴16が穿設されている。図4に、図3の線IV−IVに沿って切断した断面図を示す。凹所14は天板支持柱8の矩形のフランジ10が嵌入可能な矩形に形成され、凹所15は磁石支持脚13の下端が嵌入可能な矩形に形成されている。各凹所14と凹所15の深さは、適宜設定可能である。
天板支持柱8のフランジ10は、図5に示すように、天板支持台座12の凹所14の底部に制振材11を介して嵌入され、フランジ10に穿設された貫通穴10aに挿通させてボルト17をねじ穴16に螺合するようになっている。その際、ボルト17の頭部とフランジ10との間に弾力性を有する弾性ワッシャ18と金属ワッシャ19を介在させて、ボルト17により天板支持柱8を天板支持台座12にしっかりと固定するようになっている。このように、ゴム製などの弾性ワッシャ18を介在させることにより、フランジ10を介して天板支持台座12から天板支持柱8に伝達する振動を遮断又は減衰させることができる。なお、ボルト17及び金属ワッシャ19は磁場中での使用を考慮して、ステンレスや黄銅等の非磁性金属が望ましい。一方、磁石支持脚13の下端は、それぞれ単に凹所15に嵌入して設置される。これにより、実施例1では静磁場発生装置1を含む磁石装置の全重量が天板支持台座12に負荷される。
以上説明したように、実施例1によれば、天板受部材7を支持する天板支持台座12を撮像室の床面6に載置し、その天板支持台座12の上面に静磁場発生装置1を含む磁石装置の磁石支持脚13を載置したことから、天板支持台座12が磁石装置の重量で床面6に押し付けられる。これにより、天板支持台座12が床面6に強固に固定される。また、天板支持柱8の下端のフランジ10を天板支持台座12の上面に形成された凹所14に嵌入して、天板支持台座12に載置するようにしたことから、天板受部材7に支持される天板4と撮像空間との相対位置精度を高く保持することができる。すなわち、静磁場発生装置1を含む磁石装置は、高重量(例えば、数トン)であるから、実施例1の天板支持台座12に負荷される荷重も極めて重い。そのため、磁気共鳴イメージング装置の駆動中に天板支持台座12が鉛直方向(y方向)へ動くことはない。
特に、実施例1では、磁石支持脚13の下端部を天板支持台座12の凹所15に嵌入しているから、天板支持台座12が水平方向(x方向及びz方向)へ動くことを防止できる。したがって、静磁場発生装置1を含む磁石装置と天板支持台座12との相対位置、さらには磁石装置の撮像空間と天板4との相対位置の変動を防止できる。その結果、撮像室内の床面にアンカーボルトを埋め込む等の格別な工事を行うことなく、天板4及び天板受部材7を床面6に支持させることができ、かつ撮像空間に対する天板受部材7の相対位置精度を容易に確保することができる。
また、実施例1によれば、磁石支持脚13の下端部の断面が矩形の場合に、これに合わせて天板支持台座12の凹所15の断面を矩形にして、磁石支持脚13の下端部を凹所15に嵌入するようにする。これにより、天板支持台座12が磁石支持脚13の周りに水平回転することを防止できる。その結果、一層、撮像空間に対する天板受部材7の相対位置精度を容易に確保することができる。なお、磁石支持脚13を介して天板支持台座12に負荷される静磁場発生装置1を含む磁石装置の荷重が大きいことから、磁石支持脚13を天板支持台座12に固定するためのボルト及びネジ穴等を設ける必要はない。
また、実施例1によれば、天板支持柱8及び寝台5は、床面6及び天板支持台座12から制振材5a及び制振材11により振動絶縁されているから、振動発生源である静磁場発生装置1及び傾斜磁場コイル2からの振動が天板受部材7及び天板4へ伝達されるのを抑制又は減衰することができる。これによって、天板4の振動は低減され、被検体の不快感を低減でき、画像への振動起因のアーチファクト混入も低減できる。
なお、振動絶縁を確実に行うために、制振材5a及び制振材11を設置することが望ましいが、他の手段により予め振動が十分小さいことが分かっている場合は、それらの制振材を省略しても構わない。逆に、静磁場発生装置1を含む磁石装置の振動が床面6及び天板支持台座12に伝達するおそれがある場合は、磁石支持脚13と天板支持台座12の間にも制振材を設置することができる。
図6〜図10を参照して、実施例2の磁気共鳴イメージング装置を説明する。実施例2が実施例1と異なる点は、磁石装置の磁石支持脚の形状、天板支持台座の構造及び形状、天板支持台座の荷重負荷方法、等にある。以下、実施例1との相違点を中心に説明し、同一な構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。
図6及び図7に示すように、静磁場発生装置1を支持する磁石支持脚23は、静磁場発生装置1の両端の下部にそれぞれ一体にして設けられ、床面6に直接載置されている。実施例2では、静磁場発生装置1の円筒端面に、それぞれ一対の副支持脚24が固定して設けられていることを特徴とする。副支持脚24は、静磁場発生装置1の円筒端面に固定して設けられた副脚固定部材25と、副脚固定部材25の鉛直方向(y方向)に穿設された貫通穴に挿入された副脚ロッド26と、副脚ロッド26の外周に形成された雄ねじに螺合されたナット27と、副脚ロッド26の下端に設けられた逆傘状の脚座28とを備えて形成されている。
したがって、副支持脚24は、ナット27を回して副脚ロッド26に沿って上下方向に移動させ、副脚固定部材25に当接させた状態で、さらに副脚ロッド26に沿って昇降させることにより、副支持脚24の脚高を調整できるようになっている。また、脚座28は、図10(b)に示すように、下面に楕円形のベースプレート29が設けられている。
このように形成される副支持脚24は、脚座28のベースプレート29を介して、天板支持台座22に載置されるようになっている。天板支持台座22は、図8の平面図に示すように、ベースプレート29が嵌入される凹所30が設けられている。図8の線IX−IXにおいて切断した天板支持台座22の断面を図9に示す。実施例2の天板支持台座22は実施例1の天板支持台座12と異り、脚座28のベースプレート29が嵌入される凹所30の開口断面が、ベースプレート29の外形に合わせて楕円形に形成されている。これにより、ナット27を回して副支持脚24の高さを調整しても、天板支持台座22に対してベースプレート29が回転するのを防止することができるようになっている。なお、天板支持柱8及びフランジ10は実施例1と同様に形成されており、フランジ10を介して天板支持台座22に載置されるようになっている。
このように構成されることから、実施例2によれば、特に、静磁場発生装置1を含む磁石装置が床面6に設置された状態であっても、静磁場発生装置1を動かさずに天板支持台座22を設置することができる点で、実施例1に比べて有意である。
また、実施例2によれば、副支持脚24のナット27が緩んだ状態で、副脚固定部材25の下面から離れている状態のとき、静磁場発生装置1を含む磁石装置の重量は全て床面6に負荷される。ナット27を回して副脚固定部材25の下面に当接させた位置から、さらにナット27を上昇させる方向に回すと、磁石装置の重量は床面6と天板支持台座22の両方に負荷される。さらにナット27を上昇させる方向に回すと、次第に天板支持台座22に負荷される荷重が大きくなり、天板支持台座22を床面6に固定する力が増大される。
実施例2の天板支持台座22に負荷される磁石装置の重量は、実施例1よりも小さいが、静磁場発生装置1を含む磁石装置は重量物であり、ナット27を副脚固定部材25に対して十分締めることにより、磁気共鳴イメージング装置の駆動中に天板支持台座22が鉛直方向(y方向)へ動くことはない。
また、副支持脚24の脚部28のベースプレート29の楕円形に合わせて、天板支持台座22に形成する凹所30の開口断面の形状を楕円形にしているから、水平方向(x方向及びz方向)へ動くことを防止するとともに、天板支持台座22が水平方向に回転するのを防止できる。また、副支持脚24のナット27を回して高さ調整する際に、副脚ロッド26が共回りするのを防止でき、副支持脚24の脚高調整を安定して行うことができる。
なお、副支持脚24の脚座28を天板支持台座22にねじ止めする必要がないことは、実施例1と同様である。
図11を参照して、実施例3の磁気共鳴イメージング装置を説明する。実施例3が実施例2と異なる点は、磁石装置の磁石支持脚の形状、天板支持台座の構造及び形状、天板支持台座の荷重負荷方法、等にある。以下、実施例2との相違点を中心に説明し、同一な構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。
実施例3の磁石支持脚13は、実施例1と同様に、静磁場発生装置1の円筒状の両端に、それぞれ2本設けて、床面6に載置されている。実施例3は、副支持脚24を静磁場発生装置1の両端の円筒状端面の中央部に、それぞれ1本設けたことにある。その他は、実施例2と同一である。
つまり、副支持脚24は、静磁場発生装置1の円筒端面の中央部に固定して設けられた副脚固定部材25と、副脚固定部材25の鉛直方向(y方向)に穿設された貫通穴に挿入された副脚ロッド26と、副脚ロッド26の外周に形成された雄ねじに螺合されたナット27と、副脚ロッド26の下端に設けられた逆傘状の脚座28とを備えて形成されている。
したがって、副支持脚24は、ナット27を回して副脚ロッド26に対して上下方向に移動させ、副脚固定部材25に当接する位置において、さらに副脚ロッド26に対して昇降させることにより、副支持脚24の脚高を調整できるようになっている。また、脚座28は、図10(b)に示したように、下面に楕円形のベースプレート29が設けられている。
実施例3の天板支持台座33は、実施例2の天板支持台座22と同様に形成されている。ただし、副支持脚24が1本であるため、副支持脚24の脚座28のベースプレート29が嵌入される凹所30を中央部に1箇所設ければよい。
実施例3によれば、実施例1,2と同様の効果が得られる。
以上、本発明を実施例1〜3に基づいて説明したが、本発明はそれらの実施例に限定されるものではなく、種々の変形を加えても、本発明の課題を解決することができる。すなわち、撮像空間に静磁場と傾斜磁場を発生する磁石装置と、寝台に走行自由に設けられ横臥された被検体を撮像空間に送り込む天板と、前記撮像空間内に配置されて天板の走行面を有する天板受部材と、該天板受部材を支持する天板支持柱と、この天板支持柱の下端を支持する天板支持台座とを備えて磁気共鳴イメージング装置を構成する。特に、天板支持台座は、磁石支持脚を介して磁石装置が設置された床面に設置され、少なくとも床面に沿う方向の移動を磁石支持脚に拘束させて設置することができる。
このように、天板支持台座を少なくとも床面に沿う方向の移動を磁石支持脚に拘束させれば、天板支持台座が床面に沿って移動することがない。具体的には、例えば、磁石支持脚の周囲に係止又は係合可能な張出部を天板支持台座に設けることで対応できる。また、磁石支持脚から天板支持台座に向けて張出部を設け、その張出部に天板支持台座をねじ止めすることにより、天板支持台座を磁石支持脚に拘束させることができる。このような変形例によっても、天板支持台座に支持された天板と撮像空間との相対位置が水平方向にずれることを防止できる。
また、天板を含む天板受部材及び天板支持柱は一定の重量があり、さらに天板上には被検体が横臥されているので、天板が鉛直方向に位置ずれし難いから、天板と撮像空間との相対位置精度を十分に確保することができる。さらに、張出部を上下方向の動きを拘束するように天板支持台座と磁石支持脚を係合させるように、いずれか一方の張出部を形成することにより、天板支持台座ひいては天板の浮き上がり、つまり床面に鉛直な方向の移動を磁石支持脚に拘束させて防止できる。
また、実施例1〜3では、天板支持台座の上面に複数の凹所を形成し、磁石支持脚の下端部及び天板支持柱の下端部をそれらの凹所に嵌入するようにしたが、凹所を設けずに、磁石支持脚を単に天板支持台座の上面に載置する構成を採用することができる。なお、天板支持柱の場合は、凹所に嵌入しない場合でも、下端部を天板支持台座にねじ止めして固定することが望ましい。
実施例1〜3で示した天板支持台座の上面の凹所の形状は、矩形又は楕円形に限られるものではなく、磁石支持脚の下端部及び天板支持柱の下端部の形状に合わせて、円形、四角形、多角形を採用することができる。
実施例1〜3で示した天板支持台座は、静磁場発生装置1の軸方向両側の2本の天板支持柱8に対して共通に設ける例を示したが、各天板支持柱8に対応させて分割して設けるようにしてもよい。
以上、本発明を一実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で変形又は変更された形態で実施することが可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1 静磁場発生装置,2 傾斜磁場コイル,3 照射コイル,4 天板,4a 車輪,5 寝台,6 床面,7 天板受部材,8 天板支持柱,9 柱高調整部,10 フランジ,11 制振材,12 天板支持台座,14、15,30 凹所,18 弾性ワッシャ,22 天板支持台座,19 金属ワッシャ,24 副支持脚,25 副脚固定部材,26 副脚ロッド,27 ナット,28 脚座,29 ベースプレート

Claims (10)

  1. 撮像空間に静磁場と傾斜磁場を発生する磁石装置と、寝台に走行自由に設けられ横臥された被検体を前記撮像空間に送り込む天板と、前記撮像空間内に配置されて前記天板の走行面を有する天板受部材と、該天板受部材を支持する天板支持柱と、該天板支持柱の下端を支持する天板支持台座とを備えてなり、
    前記天板支持台座は、磁石支持脚を介して前記磁石装置が設置された床面に設置され、少なくとも床面に沿う方向の移動を前記磁石支持脚に拘束させて設置されている磁気共鳴イメージング装置。
  2. さらに、前記天板支持台座は、前記床面に鉛直な方向の移動が可能となるよう、前記磁石支持脚に拘束させて設置されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記天板支持台座は、上面に前記磁石支持脚が載置されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記天板支持台座は、前記磁石支持脚が載置され上面に該磁石支持脚の下端部が挿入される凹所が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記磁石支持脚の下端部が挿入される凹所の開口は、該下端部の断面形状に合わせて形成されていることを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記天板支持台座は、上面に前記天板支持柱の下端部が挿入される凹所が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記天板支持台座は、前記天板支持柱の下端部に形成されたフランジをボルトで固定するねじ穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記フランジは、制振材を介して前記天板支持台座にボルトで固定され、かつボルト頭部と該フランジとの間に制振ワッシャが介装されていることを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記天板支持台座は、上面に前記磁石装置の一部の荷重を支持する副支持脚が載置されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記副支持脚は、脚高を調整可能に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
JP2015549041A 2013-11-19 2014-10-23 磁気共鳴イメージング装置 Active JP6424167B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013238844 2013-11-19
JP2013238844 2013-11-19
PCT/JP2014/078185 WO2015076054A1 (ja) 2013-11-19 2014-10-23 磁気共鳴イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015076054A1 JPWO2015076054A1 (ja) 2017-03-16
JP6424167B2 true JP6424167B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=53179324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015549041A Active JP6424167B2 (ja) 2013-11-19 2014-10-23 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10827947B2 (ja)
JP (1) JP6424167B2 (ja)
CN (1) CN205831789U (ja)
WO (1) WO2015076054A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6004974B2 (ja) * 2013-03-14 2016-10-12 ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 超電導マグネット装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2603944B2 (ja) * 1986-11-13 1997-04-23 株式会社東芝 Mri装置用磁石の磁気遮蔽体
JPS63143042A (ja) * 1986-12-08 1988-06-15 株式会社日立製作所 核磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005508691A (ja) * 2001-11-14 2005-04-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 検査装置及び患者支持装置を含む医療システム用の結合手段
JP2003204950A (ja) * 2002-01-11 2003-07-22 Hitachi Ltd Mri装置
JP3891947B2 (ja) * 2003-03-07 2007-03-14 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴撮影装置
JP5148173B2 (ja) * 2006-07-12 2013-02-20 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置
JP5243871B2 (ja) * 2008-07-18 2013-07-24 シャープ株式会社 映像再生装置
US8118488B2 (en) * 2009-01-05 2012-02-21 Mobius Imaging, Llc Mobile medical imaging system and methods
JP2010284233A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10827947B2 (en) 2020-11-10
US20160270690A1 (en) 2016-09-22
CN205831789U (zh) 2016-12-28
JPWO2015076054A1 (ja) 2017-03-16
WO2015076054A1 (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5203682B2 (ja) Mri装置、nmr分析装置および静磁場発生部
JP5657858B2 (ja) 磁気共鳴装置用ガントリおよび磁気共鳴装置
US6375147B1 (en) Vibration isolation apparatus for MR imaging system
JP5243437B2 (ja) オープン型mri装置及びオープン型超電導mri装置
US20060290351A1 (en) Superconducting magnet apparatus for MRI
US6894498B2 (en) Active vibration compensation for MRI gradient coil support to reduce acoustic noise in MRI scanners
JP3733441B1 (ja) 磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置
WO2005115239A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6424167B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4767688B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6139064B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング装置用の磁場調整具
JP2015061584A (ja) 傾斜磁場コイル保持具、及び、磁気共鳴イメージング装置
JP6258049B2 (ja) 傾斜磁場コイルユニット及び磁気共鳴イメージング装置
US10656225B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
JP2015039461A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2012115474A (ja) Mri装置
JP2017113411A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2010284233A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6296576B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2005185318A (ja) 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP5322614B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP3774141B2 (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
JP2010057700A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2014151151A (ja) 傾斜磁場コイル装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2020010984A (ja) 磁性体の設置方法及び演算装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170927

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170927

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171030

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6424167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250