JP6422661B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、下レールに沿って移動する障子を備えた建具に関する。
下レールに沿って移動する障子を備えた建具としては、例えば、枠体内に、内障子と外障子を引違い状に納めてなる引違いサッシが知られている。内障子と外障子は、それぞれ上框と下框、戸先框及び召合せ框を方形状に框組みされた框体内にパネル体が納められており、框体を構成する下框の下端部には、下レール上を移動するための樹脂製の戸車(車輪)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−113065号公報
上記のような戸車(車輪)は、下レール上を回動するため、下レールとの接触による音の発生を抑えるため、または下レールの摩耗を防止するために樹脂が用いられているが、火災等により加熱された場合には、戸車(車輪)が溶融することにより障子の位置が下がり、障子の上部において枠体との間に隙間が生じる、あるいは、障子が枠体から外れるおそれがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、合成樹脂製の戸車が溶融しても障子の位置が下がりにくい建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、下レールに沿って移動する障子を備えた建具であって、前記障子は、下方側が開放されて前記下レールに沿う下溝部を備えた合成樹脂製の下框と、前記下溝部の内面を覆う不燃性または難燃性の補強部材と、前記下溝部に設けられ、前記下レール上を回動しつつ移動する合成樹脂製の車輪を備えた戸車と、を有し、前記補強部材は、前記下溝部の上面を覆う板状の上面覆い部を有し、前記下レールの上方に当該レールの上縁と間隔を隔てて前記下レール側に突出し、前記車輪が溶融したときに前記下レールに載置されて前記障子を支持可能な支持部が、前記上面覆い部の一部を前記下溝部内に切り起こして形成されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、障子が備える合成樹脂製の下框の下方側が開放された下溝部は内面が不燃性または難燃性の補強部材により覆われているので、火災の際に下框の溶融により、火炎が噴出するような貫通孔が生じることを抑えることが可能である。また、下レール上を移動すべく障子が備える戸車が設けられている下溝部の内面を覆う補強部材が有し、当該障子を支持可能な支持部は、下レールの上方に当該レールの上縁と間隔を隔てて下レール側に突出しているので、たとえ戸車が損傷したとしても、補強部材が下レールに接触する前に障子を支持することが可能である。このため、障子の位置が下がることを防止することが可能である。また、支持部も不燃性または難燃性なので、合成樹脂製の戸車が溶融したとしても、支持部により障子を支持することが可能である。このため、合成樹脂製の戸車が火炎等により溶融しても障子の位置が下がりにくい建具を提供することが可能である。
また、支持部は、補強部材の一部を下溝部内に切り起こして形成されており、補強部材の一部、すなわち単一の部材から切り起こすだけなので加工が容易である。
かかる建具であって、前記戸車は、前記障子の幅方向において端部側に設けられており、前記支持部は、前記上面覆い部の前記幅方向において前記戸車よりも中央側の部位が前記戸車側に切り起こされて形成されていることが望ましい。
このような建具によれば、支持部は、戸車と反対方向に切り起こされて形成される場合より、障子の端部側に配置されるので、支持部により障子を支持する際に障子をより安定した状態で支持することが可能である。
かかる建具であって、前記障子は、前記下框が周端部を収容する面材を有し、前記下框は、前記下溝部の上に前記面材の下端部を収容し、上方側が開放された上溝部、および、前記上溝部と前記下溝部とを連通する連通孔を有し、前記補強部材を前記下框に取り付けたときに、前記連通孔は、前記支持部が切り起こされることにより形成された開口に位置することが望ましい。
面材の下端部が収容される下溝部には、面材を伝った水等が入り込むおそれがある。上記のような建具によれば、下框が上溝部と下溝部とを連通する連通孔を有しており、連通孔は、補強部材を取り付けた際に、支持部が切り起こされることにより形成された開口に位置するので、上溝部に至った水等を連通孔から下框外に排出することが可能である。このとき、補強部材には、新たな開口を形成しないので、加工の手間を省くことができるとともに、下框の露出を小さく抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記車輪は、ケーシングに回動自在に支持されて設けられており、前記ケーシングが前記支持部に当接されて配置されることが望ましい。
このような建具によれば、補強部材の内側に設けられる戸車は、戸車が支持されているケーシングが補強部材に設けられている支持部に当接されて配置されるので、容易に適切な位置に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記障子は、前記車輪が前記下レールに支持された状態で、前記下レールを備えた下枠と対向する上枠に当該障子の上框が係合して移動し、前記支持部により支持されたときに前記上框と前記上枠との係合が維持されていることが望ましい。
このような建具によれば、障子が支持部により支持されたときには上框と上枠との係合が維持されているので、たとえ火災等により戸車が溶融したとしても、障子が上枠から外れることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記障子は、前記車輪が前記下レールに支持された状態で、前記下レールを備えた下枠と対向する上枠に当該障子の上框が挿入され、または、前記上枠が前記上框に挿入されて移動し、前記上枠への前記上框の挿入代または前記上枠の前記上框への挿入代は、前記補強部材の支持部と前記下レールの上縁との前記間隔より大きいことが望ましい。
このような建具によれば、車輪が前記下レールに支持された状態において、上枠への上框の挿入代または上枠の上框への挿入代が、補強部材の支持部と下レールの上縁との間隔より大きいので、たとえ火災等により戸車が溶融したとしても、上框が上枠からまたは上枠が上框から抜けて障子が外れることを防止することが可能である。
本発明によれば、合成樹脂製の戸車が溶融しても障子の位置が下がりにくい建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具の縦断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図1におけるB部の拡大図である。 下框を下方から見た図である。 戸車を外した状態の下框を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、建物の躯体2に固定され、矩形状に枠組みされた合成樹脂製の枠体10に設けられた下レールに沿って内障子30および外障子30が移動する引違い窓用の建具1である。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または障子の幅方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1〜図3に示すように、矩形状をなす枠体10の下枠11には、内障子(以下、障子という)30および外障子(以下、障子という)30を各々案内する2本の下レール12が備えられている。下枠11は、押出成形部材であり、障子30の幅方向に連通する複数の中空部13a、13b、13cと、躯体2に固定される固定部13dとを有する下枠本体部13と、下枠本体部13から上方に突出されて、アルミニウム製の押出成形部材でなる2本のレール材19が各々嵌合される2つのレール嵌合部14とを有している。枠体10は、下枠11に取り付けられた不燃性である例えばアルミニウム製のアングル材5によっても躯体2に支持されている。
下枠本体部13は、見込み方向において隣接する3つの中空部13a、13b、13cを有しており、3つの中空部13a、13b、13cのうちの真ん中に位置する中央中空部13bは、2つのレール嵌合部14の下の領域に渡るように設けられ、その内部にステンレス製の下枠補強金物18が設けられている。下枠補強金物18は、中央中空部13bの見込み方向の幅とほぼ同じ幅をなし、下枠11の長手方向においてほぼ全域に渡るように形成されており、中央中空部13bの上面と対面するように設けられている。
また、下枠11は、建物の外壁3が、見込み方向において2つのレール嵌合部14の間、すなわち、中央中空部13bが設けられている範囲内に位置しており、中央中空部13bより屋内側の中空部13cは外壁3より屋内側に位置している。枠体10を支持するアングル材5は、外壁3より屋外側に突出している部位の下面を下から中央中空部13bより屋外側まで覆っている。
2つのレール嵌合部14は、下枠本体部13の上に見込み方向に互いに間隔を隔てて平行に突出されている。2つのレール嵌合部14は同一形状をなしており、左右方向に連通する下レール中空部14aを有し、下レール中空部14aの上に位置する上端部にレール材19が嵌合される嵌合溝14bが設けられている。
下レール中空部14a内には、板状をなすアルミニウム製の補強板16が、障子30を閉じたときに内障子30および外障子30とそれぞれ対向する位置に配置されるように設けられている。下レール中空部14a内の補強板16には、下レール中空部14a内に装着した状態で、屋内および屋外に向く両面に熱膨張性黒鉛4が貼り付けられている。
枠体10の上枠21は、内障子30および外障子30を各々案内する2本の上レール22を備えている。上枠21は、下枠11とほぼ同形状をなす押出成形部材であり、下枠11と上下の方向を反転させて下枠11とともに枠組みされている。上枠21には、下枠11のレール嵌合部14の先端に設けられた嵌合溝14bが設けられておらず、下枠11の下枠本体部13に相当する上枠本体部23から下方に突出されて上レール中空部24aを有する部位が、上レール22をなしている。以下の説明では、上枠21において下枠11に対応する部位は、下枠11の各部位の符号に「10」を加えた数字と同じアルファベットの符号を付して示す。
上レール22が有する上レール中空部24aには、断面がほぼコ字状をなすアルミニウム製の補強材25が、障子30を閉じたときに内障子30および外障子30とそれぞれ対向する位置に配置されるように設けられており、上レール中空部24aに配置されて鉛直面をなす屋内側面及び屋外側面に熱膨張性黒鉛4が設けられている。また、上レール22の屋内側の面には、障子30の上框43に設けられた補強部材46のフック部46gと上下方向に互いに間隔を隔てて対向する受け部27が、屋内側に突出させて設けられている。
障子30は、押出成形部材でなる4本の框材が矩形状に接合された框31と、周端部が框31に収容された面材としての複層ガラス32とを有している。
下框33は、上部に上方に開放されて複層ガラス32の下端部を収容する上溝部としての下ガラス収容溝34を備え、下部に下方に開放されて下レール12の上端部を収容する下溝部としての下レール収容溝35を備えている。より具体的には、上部側は、複層ガラス32の下端部と屋内側にて対向する屋内上対向部34aと、複層ガラス32の下端部と屋外側にて対向する屋外上対向部34bと、屋内上対向部34aの下端と屋外上対向部34bの下端とを見込み方向に連結する連結部34cと、連結部34cの屋内側にて屋内上対向部34aと繋がって垂設された屋内側垂設部35aと、連結部34cの屋外側にて屋外上対向部34bと繋がって垂設された屋外側垂設部35bとを有している。
すなわち、下ガラス収容溝34と下レール収容溝35とは、連結部34cを共有し当該連結部34cの上下に設けられている。また、図4、図5に示すように、連結部34cには下ガラス収容溝34と下レール収容溝35とを連通し、下ガラス収容溝34に至った水を下レール収容溝35側に排出する連通孔34dが、下框33の長手方向における両端部側にそれぞれ1つ設けられている。
下レール収容溝35内には、下レール収容溝35の内周を覆うステンレス製の補強部材36と、補強部材36の内側に設けられ障子30の左右の端部側において当該障子30を支持する合成樹脂製の車輪37aを備えた戸車37と、補強部材36の内面に設けられた熱膨張性黒鉛4と、を有している。
戸車37は、外形形状がほぼ直方体をなす合成樹脂製のケーシング37bと、ケーシング37b内にて回動自在に支持された車輪37aとを有している。下框33の左右両端部に設けられた戸車37の車輪37aが下枠11の下レール12上に載置されるように障子30が取り付けられ、車輪37aが下レール12に案内されつつ回動することにより障子30が移動する。
補強部材36は、下框33のほぼ全長に渡って設けられており、屋内側垂設部35aと近接して対向する屋内側補強板部36aと、屋外側垂設部35bと近接して対向する屋外側補強板部36bと、屋内側補強板部36aの上端と屋外側補強板部36bの上端とを繋ぎ連結部34cの下面に当接されてビス止めされる上面覆い部36cとを有している。屋内側補強板部36aの屋外側の面と屋外側補強板部36bの屋内側の面とにはそれぞれ熱膨張性黒鉛4が貼り付けられている。
上面覆い部36cには、下框33の長手方向における両端部に取り付けられる戸車37より中央側に、上面覆い部36cの一部を下レール収容溝35の内側に切り起こして形成され、障子30を支持可能な支持部36dが設けられている。支持部36dは、車輪37aが下枠11の下レール12上に載置されるように障子30が取り付けられたときに、支持部36dの下縁36eが下レール12のレール材19の上縁19aより僅かに上方に位置している。すなわち、支持部36dの下縁36eとレール材19の上縁19aとは上下方向に間隔を隔てており、その間隔L1は、例えば製造および施工の誤差や、経年変化による下框33の降下量より広く設定されている。
支持部36dが切り起こされた上面覆い部36cには、支持部36dとして切り起こされた部分が開口36fをなしている。この開口36fは、下レール収容溝35内に取り付けられた戸車37より、下框33の長手方向における中央側に位置しており、補強部材36が下框33に取り付けられたときに連結部34cに設けられている連通孔34dの位置と一致する。また、支持部36dの開口36fと反対側に位置する面に戸車37のケーシング37bが当接されて戸車37が位置決めされている。
障子30の上框43は、下框33と同一の部材であり、下框33と上下の方向を反転させて框組みされている。すなわち、上框43において下框33の下レール収容溝35に相当し上方に開放された上レール収容溝45と、上框43において下框33の下ガラス収容溝34に相当し下方に開放された上ガラス収容溝44とが連結部44cを共有し当該連結部44cの上下に設けられている。以下の説明では、上框43において下框33に対応する部位は、下框33の各部位の符号に「10」を加えた数字と同じアルファベットの符号を付して示す。
上レール収容溝45内には、支持部36dが設けられていない点で補強部材36と相違する補強部材46が設けられている。この補強部材46は、下框33に取り付けられた補強部材36の屋内側補強板部36aに相当する部位の上端部に設けられたフック部46gが屋外側に突出されている。補強部材46の屋外側補強板部46bの屋内側面には熱膨張性黒鉛4が貼り付けられている。
本実施形態の建具1によれば、障子30が備える合成樹脂製の下框33の下方側が開放された下レール収容溝35は内面がステンレス製の補強部材36により覆われているので、火災の際に下框33の溶融により、火炎が噴出するような貫通孔が生じることを抑えることが可能である。また、補強部材36は、その内側に設けられて下レール12上を回動しつつ移動する合成樹脂製の車輪37aおよび戸車37が溶融した際に、下レール12上に載置されて障子30を支持する支持部36dを有しているので、たとえ車輪37aおよび戸車37が溶融したとしても障子30の位置が下がることを抑えることが可能である。このため、合成樹脂製の車輪37aが溶融しても障子30の位置が下がりにくい建具1を提供することが可能である。
また、支持部36dは、補強部材36の一部である上面覆い部36cの一部を下レール収容溝35内に切り起こして形成、すなわち単一の部材から切り起こされて形成されているので簡単な加工にて支持部36dを設けることが可能である。
また、支持部36dは、車輪37aと反対方向に切り起こされる場合より、障子30の長手方向において、より端部側に配置されて2つの支持部36dの間隔がより広くなるので、支持部36dにより障子30をより安定した状態で支持することが可能である。
複層ガラス32の下端部が収容される下ガラス収容溝34には、複層ガラス32を伝った水等が入り込むおそれがあるが、本実施形態の建具1は、下ガラス収容溝34と下レール収容溝35とを連通する連通孔34dを有しており、連通孔34dは、補強部材36を取り付けた際に、支持部36dが切り起こされることにより形成された開口36fに位置しているので、下ガラス収容溝34に至った水等を連通孔34dから下框33外に排出することが可能である。このとき、補強部材36には、水抜き用の新たな開口36fを形成しないので、加工の手間を省くことができるとともに、下框33の、補強部材36に覆われずに露出する部位をより小さく抑えることが可能である。
また、補強部材36の内側に設けられる戸車37は、車輪37aが支持されているケーシング37bが補強部材36に設けられている支持部36dに当接されて配置されるので、戸車37を適切な位置に容易に取り付けることが可能である。
上記実施形態においては、引違い障子30を備える建具を例に挙げて説明したが、これに限らず、車輪37aを備えた引き戸障子を有する建具であれば構わない。
上記実施形態においては、支持部36dを補強部材36から切り起こして形成する例について説明したが、これに限らず、下レールの上方に設けられ、戸車が溶融したときに下レールに載置されて障子を支持する不燃性または難燃性の部材であれば構わない。
本実施形態の建具1は、車輪37aおよび戸車37が溶融したときに、下框33に設けられた補強部材36の支持部36dが下レール12に載置されて障子30の降下が抑えられるほか、屋内側補強板部46aの上端部に設けられたフック部46gが、上枠21に設けられた受け部27と係合することによっても障子30の降下が抑えられるが、フック部46gと受け部27は必ずしも設けられていなくともよい。また、フック部46gおよび受け部27が設けられていない場合には、車輪37aが下レール12に支持された状態で、上枠に障子の上框が挿入されている挿入代、または、本実施形態のような上框43に上枠21が挿入されている挿入代L2(図2)が、補強部材36の支持部36dと下レール12の上縁19aとの間隔L2(図2)より大きく形成することにより車輪37aおよび戸車37が溶融したときに上框43と上枠21との係合を維持することが可能である。
上記実施形態においては、補強部材36を不燃性であるステンレス製としたが、鉄等の不燃性である金属等は、もちろんのこと、難燃性の材料にて補強部材を構成しても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、12 下レール、22 上レール、30 障子、外障子、内障子、
31 框、32 複層ガラス、33 下框、34 下ガラス収容溝、34d 連通孔、
35 下レール収容溝、36 補強部材、36c 上面覆い部、36d 支持部、
36f 開口、37 戸車、37a 車輪、37b ケーシング

Claims (6)

  1. 下レールに沿って移動する障子を備えた建具であって、
    前記障子は、下方側が開放されて前記下レールに沿う下溝部を備えた合成樹脂製の下框と、
    前記下溝部の内面を覆う不燃性または難燃性の補強部材と、
    前記下溝部に設けられ、前記下レール上を回動しつつ移動する合成樹脂製の車輪を備えた戸車と、
    を有し、
    前記補強部材は、前記下溝部の上面を覆う板状の上面覆い部を有し、
    前記下レールの上方に当該レールの上縁と間隔を隔てて前記下レール側に突出し、前記車輪が溶融したときに前記下レールに載置されて前記障子を支持可能な支持部が、前記上面覆い部の一部を前記下溝部内に切り起こして形成されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項に記載の建具であって、
    前記戸車は、前記障子の幅方向において端部側に設けられており、
    前記支持部は、前記上面覆い部の前記幅方向において前記戸車よりも中央側の部位が前記戸車側に切り起こされて形成されていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項に記載の建具であって、
    前記障子は、前記下框が周端部を収容する面材を有し、
    前記下框は、前記下溝部の上に前記面材の下端部を収容し、上方側が開放された上溝部、および、前記上溝部と前記下溝部とを連通する連通孔を有し、
    前記補強部材を前記下框に取り付けたときに、前記連通孔は、前記支持部が切り起こされることにより形成された開口に位置することを特徴とする建具
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具であって、
    前記車輪は、ケーシングに回動自在に支持されて設けられており、
    前記ケーシングが前記支持部に当接されて配置されることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具であって、
    前記障子は、前記車輪が前記下レールに支持された状態で、前記下レールを備えた下枠と対向する上枠に当該障子の上框が係合して移動し、
    前記支持部により支持されたときに前記上框と前記上枠との係合が維持されていることを特徴とする建具。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具であって、
    前記障子は、前記車輪が前記下レールに支持された状態で、前記下レールを備えた下枠と対向する上枠に当該障子の上框が挿入され、または、前記上枠が前記上框に挿入されて移動し、
    前記上枠への前記上框の挿入代または前記上枠の前記上框への挿入代は、前記補強部材の支持部と前記下レールの上縁との前記間隔より大きいことを特徴とする建具。
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