JP6421281B1 - ジャッキ - Google Patents

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Abstract

ジャッキから支持対象物までの距離にかかわらず、通常の伸縮動作で当接部を回転させずに支持対象物に短時間で当接させることが可能なジャッキを提供することを課題とする。
解決手段として、スライド軸(12)およびスライド軸支持部(14)を有するベース(10)と、スライド軸支持部(14)に組み付けられ、内壁にケース雌ねじ(22)が設けられたケース(20)と、外壁に形成されたねじ筒雄ねじ(32)でケース雌ねじ(22)に螺合し、外壁と中心軸線が一致する内壁に形成され、ねじ筒雄ねじ(32)とは逆ねじのねじ筒雌ねじ(36)および操作部(34)を有するねじ筒(30)と、ねじ筒雌ねじ(36)に螺合され、スライド軸(12)が非回転状態に挿通されスライド軸(12)に沿って移動可能な当接部(40)と、を備えているジャッキ(100)である。

Description

本発明はジャッキに関し、より詳細には、ワークや台等の支持対象物を支持するねじ機構付きのジャッキに関する。
ワークに対して機械加工等を施す際には、ワークを適切な状態で支持する必要がある。ワークを支持する際には複数の伸縮可能なジャッキをワークの下方に配設し、ジャッキの伸縮量を調整することでワークが水平になるように調整を行っている。
このようなジャッキとしては例えば特許文献1に開示されているような構成のものが知られている。特許文献1に開示されているジャッキは、雌ねじ部を設けている筒状本体と、この雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が設けられていると共に操作頭部が一体に設けられ、かつ、この操作頭部の上面に開口する雌ねじ部が設けられた第1昇降ねじ杆と、この第1昇降ねじ杆の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が設けられていると共に、支持頭部が一体に設けられた第2昇降ねじ杆とからなり、筒状本体の雌ねじ部に螺合した第1昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆に設けている上記雌ねじ部に螺合した第2昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチを小さくしたものである。
特開2016−169084号公報
特許文献1に開示されているジャッキの構成によれば、支持対象物のワークのレベリング調整が容易になる点において好都合であった。しかしながらジャッキからワークの支持面までの距離が第1昇降ねじ杆の突出可能長さよりも長い場合には、予め第2昇降ねじ杆を第1昇降ねじ杆から突出させた状態にしておかないとワークの支持面に対して支持頭部が回転しながら当接してしまうため操作が煩雑になってしまうといった課題や、支持頭部をワーク支持面に当接させるまでの時間が長くなってしまうといった課題の所在が明らかになった。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは次のとおりである。すなわち、ジャッキから支持対象物の支持面までの距離の長短にかかわらず、通常の伸縮動作で当接部を回転させることなく支持対象物の支持面に短時間で当接させることが可能なジャッキの構成を提供することにある。
上記目的を達成するため本願の発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち、本発明は、スライド軸および前記スライド軸を起立させた状態で支持するスライド軸支持部を有するベースと、筒状をなし、前記スライド軸支持部に組み付けられると共に内壁に雌ねじが設けられたケースと、筒状をなし、外壁に設けられた雄ねじにより前記ケースに螺合されると共に、前記外壁と中心軸線が一致する内壁に前記外壁の雄ねじとは逆ねじの雌ねじが設けられ、かつ、上端部分に操作部が設けられたねじ筒と、前記ねじ筒の前記雌ねじに螺合され、前記スライド軸がスライド軸挿通孔に非回転状態に挿通されて、前記スライド軸に沿って移動可能な当接部と、を備え、前記スライド軸は、横断面形状が本体部の外周縁の一部に円弧状突出部を有する形状に形成されていて、前記スライド軸挿通孔は、前記スライド軸の前記本体部が挿通する中心孔と、前記円弧状突出部が挿通する外方突出孔とを有し、前記円弧状突出部の外周縁の両端部が前記外方突出孔の内周面に線接触して、これにより前記当接部が前記スライド軸に対して非回転状態で前記スライド軸に沿って移動可能であることを特徴とするジャッキである。
これにより、スライド軸が立設されたベースに組み付けられたケースに対してねじ筒を回転させることで、スライド軸が挿通された当接部をケースに対して回転させることなく上昇させることができる。また、ケースからねじ筒が上昇(伸長)する動作と、ねじ筒から当接部が上昇(伸長)する動作が同時に行われる構成を採用したことにより、当接部が支持対象物の支持面に当接するまでの時間を短縮させることが可能である。また、スライド軸と当接部との摩擦抵抗が低減し、スライド軸をスムーズにスライド移動させることができる。さらに、当接部とスライド軸とを常に適切な状態で組み付けすることができる。
また、前記ねじ筒の前記雄ねじ、前記当接部のうちの少なくとも一方の下側端部には抜け止めストッパが装着されていることが好ましい。
これにより、ねじ筒または当接部がケースから脱落してしまうことがない。
また、前記当接部の上端部分には当接用拡径部が設けられていることが好ましい。
これにより、当接部が支持対象物の支持面に当接した際における当接圧力を低くすることができ、支持対象物の損傷を防止することができると共に、弾力性に富んだ支持対象物も弾性変形量を少なくした状態で支持することができる。
また、前記ケースに、前記ケースに対する前記ねじ筒の回転を任意の位置で規制するストッパが設けられていることが好ましい。
これにより、ねじ筒の意図しない回転が防止され、支持対象物の支持状態を常に適切な状態に維持することができ、支持対象物の損傷等を防止することが可能になる。
また、前記スライド軸支持部には磁石が配設されていることが好ましい。
これにより、ジャッキを磁性体に吸着させることが可能になり、ジャッキの設置場所の自由度を高めることができる。
また、前記スライド軸は多角形柱に形成されていることが好ましい。
これにより、スライド軸と当接部のスライド軸挿通孔とを嵌合させるためのスライド軸とスライド軸挿通孔に対する機械加工を簡素化することができる。
また、前記当接部に着脱可能な当接用アタッチメントをさらに有していることが好ましい。
これにより、支持対象物の形状に合わせた当接用アタッチメントにより支持対象物を支持することができるため、支持対象物を傷めることなく支持することができる。
本発明におけるジャッキの構成により、ジャッキから支持対象物の支持面までの距離の長短にかかわらず、ねじ筒を回転させるのみの単純な伸縮動作をすれば、当接部が非回転状態で突出すると共に支持対象物の支持面に短時間で当接させることができる。
第1実施形態におけるジャッキの正面図である。 第1実施形態におけるジャッキの平面図である。 第1実施形態におけるジャッキの側面図である。 図2内のIV−IV線における断面図である。 第1実施形態におけるジャッキの分解組立図である。 第1実施形態におけるジャッキのねじ筒および当接部を突出させた状態を示す断面図である。 第2実施形態におけるジャッキの分解組立図である。 第2実施形態におけるジャッキの当接部へのスライド軸の納まり状態を示す説明断面図である。 第2実施形態におけるジャッキのねじ筒および当接部を突出させた状態を示す断面図である。 アタッチメントの変形例を示す正面図である。 第2実施形態におけるジャッキに取り付けられるマグネットベースの平面図である。 第2実施形態におけるジャッキに取り付けられるマグネットベースのXII−XII断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明におけるジャッキの実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すように、本実施形態におけるジャッキ100は、スライド軸12を有するベース10と、筒状をなしベース10に組み付けられたケース20と、ケース20に螺合する筒状のねじ筒30と、ねじ筒30に螺合する当接部40とを備えている。
ベース10は、図1、図2、図4〜図6に示すように、六角形柱に形成されたスライド軸12と、スライド軸12を起立させた状態で支持するスライド軸支持部14と、を有している。スライド軸12の下側部分は所定範囲にわたって細径部が形成されていて、この細径部の外周面には雄ねじ山12Aが刻設されている。スライド軸支持部14にはその上面中央部分にスライド軸12の雄ねじ山12Aが螺合する雌ねじ山14Aが刻設され、またその外周面にはケース20を組み付けするための組み付けねじ穴14Bが配設されている。また、本実施形態におけるスライド軸支持部14は磁石により形成されている。
ケース20は図4〜図6に示すように、上側の所定高さ範囲が他の部分よりも肉厚部に形成された筒状をなしている。肉厚部の内壁(内周面)にはケース雌ねじ22が刻設されている。本実施形態のケース雌ねじ22の中心軸線はスライド軸12の中心軸線と同一軸線上に位置している。また、ケース20の肉厚部には肉厚部を径方向に貫通するねじ孔24が形成されており、このねじ孔24にはケース20に対するねじ筒30の回転を任意の位置で規制するストッパ26を螺着することができる。ストッパ26は、ツマミ部分26Aと、ねじ孔24に螺合すると共に後述するねじ筒30のねじ筒雄ねじ32の螺合部分における外周面に当接可能な当接体26Bとを有している。
ケース20の下部側には、スライド軸支持部14に配設された組み付けねじ穴14Bに位置合わせした配置で組み付けねじ孔28が形成されている。組み付けねじ穴14Bおよび組み付けねじ孔28は、ケース20を平面視した際において180°反対側の位置となる2箇所に配設されている。ケース20とベース10は、組み付けねじNを組み付けねじ孔28と組み付けねじ穴14Bにそれぞれ螺着させることにより一体に組み付けられている。
図4〜図6に示すように、ねじ筒30は筒状をなし、外壁(外周面)に設けられたねじ筒雄ねじ32と、ねじ筒雄ねじ32の上端部分においてねじ筒雄ねじ32よりも大径に形成された操作部34とを有している。また、ねじ筒30は、外壁と中心軸が一致する内壁(内周面)に設けられたねじ筒雌ねじ36を有している。ねじ筒30はケース20に対しねじ筒30およびケース20の軸線方向に進退可能に螺合している。ねじ筒雄ねじ32のねじ山の向きとねじ筒雌ねじ36のねじ山の向きは逆向き(逆ねじ)に形成されている。操作部34の外周面には滑り止め加工を施しておくことが好ましい。本実施形態においては操作部34の外周面にローレット加工を施している。
図4〜図6に示すように、当接部40は筒状に形成され、当接部40の内部空間をスライド軸挿通孔42としている。スライド軸挿通孔42の高さ方向(延長方向)における所定範囲にはスライド軸12との嵌合部44が形成されている。このように嵌合部44をスライド軸挿通孔42の高さ方向の一部の範囲のみに形成することで、スライド軸12とスライド軸挿通孔42との摩擦を低減させている。また、当接部40におけるスライド軸挿通孔42が形成されている外壁(外周面)には、ねじ筒30のねじ筒雌ねじ36に螺合する当接部雄ねじ46が刻設されている。
当接部40は、当接部40の中心軸線をねじ筒30の中心軸線と一致させた状態でねじ筒30に螺合されている。また、当接部雄ねじ46はねじ筒雄ねじ32とは逆ねじに形成されていて、当接部雄ねじ46のねじ山の配設ピッチと、ねじ筒雄ねじ32のねじ山の配設ピッチは同ピッチである。このように形成された当接部40は、ケース20に対してねじ筒30を回転させることにより、スライド軸12に沿って非回転状態で移動可能になっている。
さらに本実施形態における当接部40は、当接部雄ねじ46の高さ方向における上端部分には当接部雄ねじ46よりも大径に形成された当接用拡径部48が設けられている。このような当接用拡径部48を設けることにより、支持対象物との当接部分における当接圧力を可及的に小さくすることができ、支持対象物の弾性変形量を最小限に抑えた状態で支持することができる点において好都合である。なお、当接部雄ねじ46の下端部分には抜け止めストッパ49が装着されていて、当接部40のねじ筒30からの抜け止めがなされている。
本実施形態におけるジャッキ100の操作方法について説明する。ここでは、研削加工を行う際に磁性体の定盤の上で支持対象物としてのワーク(いずれも図示せず)をジャッキ100で支持する方法について説明を行う。
ジャッキ100は、磁石により形成されたスライド軸支持部14で磁性体の定盤に吸着固定された状態で使用される。使用者がベース10に固定されたケース20に対してねじ筒30を回転させると、ねじ筒30はケース20の上面から突出(離反)する方向に伸長する。当接部40はスライド軸12に対して非回転状態でスライド軸12に沿って移動可能となっている。また、ねじ筒30の内壁に形成されたねじ筒雄ねじ32と当接部40の外周面に形成された当接部雄ねじ46は逆ねじに形成されている。これらにより、ねじ筒30をケース20に対して回転させることでケース20の上面からねじ筒30を突出させ、これと同時に当接部40をスライド軸12に沿って非回転状態でねじ筒30から突出(伸長)させることができる。すなわち、ねじ筒30を回転操作するだけで、ねじ筒30と当接部40とをケース20に対して同時に突出させることができる。
使用者は当接部40の当接用拡径部48がワークに当接するまでねじ筒30の操作部34を回転させればよい。当接用拡径部48がワークに当接したら操作部34の回転操作を止めて、一つ目のジャッキ100の操作を終える。ワークは複数のジャッキ100により支持されるので、他のジャッキ100に対して以上に説明した操作を同様に行えばよい。すべてのジャッキ100でワークの支持ができたら、使用者はそれぞれのジャッキ100のワークに対する当接状態の微調整を行う。この後使用者はストッパ26を操作し、ねじ筒30のケース20への螺合部分の外周面(ねじ筒雄ねじ32の外周面)に当接体26Bを当接させ、ケース20に対するねじ筒30の回転を規制すればジャッキ100によるワークの支持が完了する。ワークがジャッキ100により支持された後、ワークに対する研削加工が行われる。
ワークへの研削加工が終了した後、ジャッキ100を取り外す場合には、ストッパ26を解除し、ねじ筒30を上記の逆方向に回転させるだけで、ねじ筒30と当接部40とを同時にケース20に突入させることができる。
本実施形態においては、図6に示すようにジャッキ100の当接部40を所定の高さまで伸長させると、当接部雄ねじ46の下端部分に装着された抜け止めストッパ49がねじ筒30の内部空間の肉厚部の下側端部における段差38と当接する。これにより、当接部40のさらなる伸長が規制されることになる。ねじ筒30に対する当接部40の伸長が規制されると、ねじ筒30の回転も規制されることになり、ジャッキ100全体としての伸長を規制することができる。このように、スライド軸12に嵌合する嵌合部44を有する当接部40の構成を採用することにより、2箇所に螺合部分を有するジャッキ100であっても、当接部40側のみに抜け止めストッパ49を配設するだけでよい点で好都合である。
(第2実施形態)
本実施形態におけるジャッキ100については、第1実施形態におけるジャッキ100の構成と同等の構成については、第1実施形態で用いた符号を用いて図示することによりここでの詳細な説明を省略している。
図7、図8に示すように、本実施形態におけるスライド軸12は、横断面形状が本体部12Bの外周縁の一部に円弧状突出部12Cを有する形状に形成されている。このようなスライド軸12は、円柱の外周面を切削バイト等により切削することにより形成することができる。ここでは、切削断面が長方形となる切削バイトを用い、切削断面の幅方向の一部を重複させるようにして円柱の外周縁の一部を切削することにより、円弧状突出部12Cを有するスライド軸12を形成した。スライド軸12の円弧状突出部12Cは、本体部12Bの側の幅寸法W1よりも円弧状突出部12Cの円弧部分の幅寸法W2の方が幅広寸法に形成されている。ここでは、円弧状突出部12Cをスライド軸12の外周に沿って均等間隔で3箇所に配設した。
スライド軸12が挿入される当接部40のスライド軸挿通孔42は、円形の中心孔42Aの外周縁の一部に、スライド軸12の円弧状突出部12Cの位置に対応する外方突出孔42Bが配設された形状をなしている。図8に示すように、スライド軸12の円弧状突出部12Cがスライド軸挿通孔42の外方突出孔42Bに進入することで、当接部40をスライド軸12に対して非回転状態にすることができる。また、本実施形態においては、スライド軸12の円弧状突出部12Cの外周縁の両端部とスライド軸挿通孔42の外方突出孔42Bの内周面とが線接触する線接触部Tが形成されている。これにより、スライド軸12がスライド軸挿通孔42内を非回転状態でスライド移動する際の摩擦力が軽減され、スライド軸12のスライド移動をスムーズにすることが可能になる。また、スライド軸12とスライド軸挿通孔42との線接触部Tを周方向に3箇所以上配設することで、当接部40(スライド軸挿通孔42)にスライド軸12を組み付けする際に、スライド軸12を設計通りの状態で組み付けすることができる。
図9に示すように本実施形態においては、スライド軸12とスライド軸支持部14が一体に形成されている。スライド軸支持部14は円板に形成されていて、スライド軸12の中心位置にスライド軸支持部14の底面側から底面雌ねじ14Cが形成されている。また、スライド軸支持部14には、スライド軸支持部14の厚さ方向に貫通する排水孔14Dが周方向の複数箇所に配設されている。
このようにスライド軸12が一体形成されたスライド軸支持部14はケース20の底部内側に形成された段差部29Aに配設される。そしてスライド軸支持部14は、ケース20の側面から螺入させた3つの組み付けねじNの先端部が当接されると共に、ケース20のスライド軸支持部14の底面位置に対応する位置に設けた溝部29BにCリング50を嵌め込むことによりケース20の下部に装着される。
なお、スライド軸支持部14に排水孔14Dを配設しない場合には、当接用拡径部48のスライド軸挿通孔42の開口部分を閉塞するためのキャップ60を装着してもよい(図7参照)。このキャップ60のスライド軸挿通孔42との当接部にシール部材(図示はせず)を配設することにより、スライド軸挿通孔42をシールした状態で閉塞することができる。
さらに、図9に示すように、当接用拡径部48のスライド軸挿通孔42に着脱可能な当接用アタッチメント70を装着することもできる。当接用拡径部48の部分におけるスライド軸挿通孔42(当接用拡径部48の開口部)の内周面の状態に合わせて、当接用アタッチメント70の差込部72を雄ねじやダボ等に適宜変更すればよい。なお、図9に示した当接用アタッチメント70の当接面74は球面形状に形成されているが、図10に示すようなV溝74AとV溝74Aの底部に形成された凹溝74Bとからなる当接面74に形成された当接用アタッチメント70を採用することができる。当接部40が磁性体で形成されている場合には、当接用アタッチメント70の底面にマグネット76を適宜配設することもできる。また、当接用アタッチメント70の形状は、ジャッキ100により支持される支持対象物の当接部分の形状に対応させればよい。当接面74には当接面排水部(図示はせず)を配設することもできる。
また、図11および図12に示すようにケース20に装着されたスライド軸支持部14には、マグネット部80を着脱可能に装着することができる。マグネット部80はスライド軸支持部14の底面形状と同形状に形成された円柱形状をなし、底面にマグネット82が埋設されている。マグネット部80は、ねじ孔84にねじ(図示せず)を挿通させ、スライド軸支持部14の底面雌ねじ14Cに螺合させるによりスライド軸支持部14に着脱可能に装着できる。
また、マグネット部80の上面にはねじ孔84を中心としてマグネット部80の径外方向に延びる排水溝86が周方向に4本均等間隔で刻設されている。これによりスライド軸挿通孔42の開口部分から侵入した液体等は、スライド軸挿通孔42とスライド軸12の隙間および排水孔14Dを流下した後、排水溝86からジャッキ100の外部に排出されることになる。
以上に本発明におけるジャッキ100について実施形態に基づいて詳細に説明を行ったが、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、以上に説明した実施形態におけるベース10は、スライド軸12を六角形柱に形成した形態について説明しているが、スライド軸12の形状は四角形柱等に代表される他の多角形柱に形成することもできる。また、円柱の外周面の一部に凸部または凹部を設けた形状を採用することもできる。要は、スライド軸挿通孔42に挿通させたスライド軸12に対して当接部40を非回転状態でスライド軸12に沿って移動可能にすることができればよいのである。
また、第1実施形態におけるベース10はスライド軸支持部14を磁石により形成した形態について説明しているが、スライド軸支持部14の底面に磁石を装着した形態やスライド軸支持部14に磁石を配設した形態にすることもできる。さらには、ジャッキ100を設置する定盤に磁石が配設されていれば、スライド軸支持部14を磁性体により形成することにより磁石が配設されていない形態を採用することも可能である。
また、ケース20にはツマミ部分26Aと、ねじ孔24に螺合し、ねじ筒30のねじ筒雄ねじ32の外周面に当接する当接体26Bとを有する形態について説明しているが、六角穴付き止めねじ(いわゆるイモねじ)による当接体26Bのみで(ツマミ部分26Aを有しない)ストッパ26の構成とすることもできる。さらには、ストッパ26の構成を省略することも可能である。
また、ねじ筒30には、操作部34としてケース20よりも大径なフランジ形状に形成した構成が採用されているが、操作部34はケース20よりも小径にすることもできる。また、ねじ筒雄ねじ32の上端部分の外周面に突設した単数または複数の突起体により操作部34を構成することもできる。要は、ねじ筒30を回転させることができる構成であれば具体的な形態は特に限定されるものではない。
また、以上の実施形態においては、当接部40には支持対象物との当接部分に当接部雄ねじ46よりも大径に形成された当接用拡径部48を有する形態について説明しているが、当接用拡径部48を省略した構成とすることもできる。当接用拡径部48を省略した構成であっても当接用アタッチメント70は、スライド軸挿通孔42に差込部72を装着して使用することができる。
また、以上の実施形態においては、抜け止めストッパ49を当接部40の当接部雄ねじ46に装着した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。例えば、ねじ筒雄ねじ32と当接部雄ねじ46の両方に抜け止めストッパを装着してもよいし、ねじ筒30のねじ筒雄ねじ32の下側端部のみに抜け止めストッパを装着してもよい。抜け止めストッパをねじ筒雄ねじ32と当接部雄ねじ46に装着する場合には、ねじ筒雄ねじ32と当接部雄ねじ46のうちの少なくとも一方に装着すればよいのである。
そして以上の変形例の他、実施形態において説明した変形例等を適宜組み合わせた形態を採用することも可能である。

Claims (7)

  1. スライド軸および前記スライド軸を起立させた状態で支持するスライド軸支持部を有するベースと、
    筒状をなし、前記スライド軸支持部に組み付けられると共に内壁に雌ねじが設けられたケースと、
    筒状をなし、外壁に設けられた雄ねじにより前記ケースに螺合されると共に、前記外壁と中心軸線が一致する内壁に前記外壁の雄ねじとは逆ねじの雌ねじが設けられ、かつ、上端部分に操作部が設けられたねじ筒と、
    前記ねじ筒の前記雌ねじに螺合され、前記スライド軸がスライド軸挿通孔に非回転状態に挿通されて、前記スライド軸に沿って移動可能な当接部と、を備え
    前記スライド軸は、横断面形状が本体部の外周縁の一部に円弧状突出部を有する形状に形成されていて、
    前記スライド軸挿通孔は、前記スライド軸の前記本体部が挿通する中心孔と、前記円弧状突出部が挿通する外方突出孔とを有し、
    前記円弧状突出部の外周縁の両端部が前記外方突出孔の内周面に線接触して、これにより前記当接部が前記スライド軸に対して非回転状態で前記スライド軸に沿って移動可能であることを特徴とするジャッキ。
  2. 前記ねじ筒の前記雄ねじ、前記当接部のうちの少なくとも一方の下側端部には抜け止めストッパが装着されていることを特徴とする請求項1記載のジャッキ。
  3. 前記当接部の上端部分には当接用拡径部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のジャッキ。
  4. 前記ケースに、前記ケースに対する前記ねじ筒の回転を任意の位置で規制するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のジャッキ。
  5. 前記スライド軸支持部には磁石が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のジャッキ。
  6. 前記スライド軸は多角形柱に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のジャッキ。
  7. 前記当接部に着脱可能な当接用アタッチメントをさらに有していることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のジャッキ。
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