JP6420619B2 - エタノール蒸気発生型脱酸素剤、及び食品の保存方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、従来のエタノール蒸気発生型脱酸素剤は、鉄粉を主剤としているため、金属検知器による食品包装体内の異物検査が不可能であるという問題がある。
しかしながら、非鉄系脱酸素剤は、一般的に、同じ脱酸素性能を有する鉄系脱酸素剤と比較して、包材内の粉(以下、「内容粉」と称することがある)のかさ、及びその包材(以下、「包装体」と称することがある)が大きく、荷姿が大きくなったり、コストが高くなったりするという問題がある。
食品品質保持剤の多くは、単包品と連包品とがあり、連包品は単包品と比較して、保管用包装体を開封してから全ての食品品質保持剤が食品包装体中に配置されるまでに時間を要するため、性能や機能が長く維持されることが要求される。
<1> グリセリンと、水と、アルカリ性物質と、シリカと、エタノールと、遷移金属又はその化合物とを含み、
包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値が、250〜1,500であることを特徴とするエタノール蒸気発生型脱酸素剤である。
<2> 没食子酸を含む前記<1>に記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤である。
<3> 包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値が、400〜1,200である前記<1>から<2>のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤である。
<4> グリセリン、及びエタノールが、シリカに吸着している前記<1>から<3>のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤である。
<5> グリセリンと、エタノールと、没食子酸との質量比が、50〜65:10〜30:1〜3である前記<2>から<4>のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤である。
<6> 食品を収納した包装体中に、前記<1>から<5>のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤を配置する工程を含むことを特徴とする食品の保存方法である。
本発明のエタノール蒸気発生型脱酸素剤は、グリセリンと、水と、アルカリ性物質と、シリカと、エタノールと、遷移金属又はその化合物とを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
本発明のエタノール蒸気発生型脱酸素剤は、包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値が、250〜1,500である。
前記グリセリンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、市販品を適宜選択して使用することができる。前記グリセリンは、水などの不純物が含まれていてもよいし、グリセリンの混合物であってもよい。
また、前記グリセリンの前記エタノール蒸気発生型脱酸素剤の内容粉全体を100質量%とした場合の配合量としては、例えば、10質量%〜50質量%とすることが好ましく、20質量%〜40質量%がより好ましい。
前記水としては、食品に用いることが可能な水であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記アルカリ性物質とは、水と作用して、又は水に溶解してアルカリ性を呈する物質をいう。
前記アルカリ性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、第三リン酸塩、第二リン酸塩が好ましく、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物がより好ましい。
前記アルカリ性物質の具体例としては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、第三リン酸カリウム、第二リン酸カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。これらの中でも、水酸化カルシウムが好ましい。
前記アルカリ性物質は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アルカリ性物質は、市販品を用いることができる。
前記シリカは、担持体として用いられる。
前記シリカは、ゼオライトと比較してグリセリン及びエタノールの吸液性が高いので、エタノール蒸気発生型脱酸素剤の内容粉のかさを小さくすることができ、1包のサイズも小さくすることができる。その結果、食品包装体中に配置される作業中のエタノールの蒸散及び脱酸素性能の低下を抑制することができ、エタノール蒸気発生型脱酸素剤のコストを抑えることもできる。また、前記シリカは、ゼオライトと比較してグリセリン及びエタノールの保持能力が高いので、食品包装体中に配置される作業中のエタノールの蒸散を抑制することができる。また、前記シリカは、ゼオライトと比較して配合量を増やすことによる流動性改善効果にも優れる。
前記シリカの市販品としては、例えば、吸油量:250mL/100g、かさ密度:0.27g/mLのシリカ、吸油量:260mL/100g、かさ密度:0.29g/mLのシリカなどが挙げられる。
前記シリカは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記シリカに、グリセリン、及びエタノールを吸着させる方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、グリセリンは、グリセリンを含む溶液を前記シリカに含浸させる方法、エタノールは、エタノールを含む溶液を前記シリカに含浸させる方法のほか、エタノールを含む溶液を前記シリカを含む粉体と混合する方法などが挙げられる。
前記エタノールとしては、食品に用いることが可能なエタノールであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記エタノールは、市販品を用いることができる。
前記遷移金属又はその化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記遷移金属としては、例えば、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マンガンなどが挙げられる。これらの中でも、マンガンが好ましい。
前記遷移金属の化合物としては、例えば、遷移金属のハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、炭酸塩、有機酸塩、酸化物、水酸化物、塩化物、その他の複塩、キレート化合物などが挙げられる。前記遷移金属の化合物は、水和物であってもよい。
前記遷移金属又はその化合物の中でも、硫酸マンガンが好ましい。
前記遷移金属又はその化合物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記遷移金属又はその化合物は、市販品を用いることができる。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、没食子酸を含むことが好ましい。
前記その他の成分の配合量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記没食子酸は、市販品を用いることができる。
前記エタノール蒸気発生型脱酸素剤における、グリセリンと、エタノールと、没食子酸との質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、グリセリン:エタノール:没食子酸が、50〜65:10〜30:1〜3であることが好ましい。前記好ましい範囲内であると、脱酸素速度及び酸素吸収量が実用上問題なく、エタノールによる静菌効果を示しつつ、刺激臭が少なく、食品包装体に配置される作業中の性能低下が抑えられる点で、有利である。
前記包材の王研式透気度としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5,000秒/100mL〜50,000秒/100mLが好ましい。
内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)={包材の縦方向の長さ(cm)−包材の縦方向のシール幅の長さ(cm)}×{包材の横方向の長さ(cm)−包材の横方向のシール幅の長さ(cm)}×{2/内容粉の重量(g)} ・・・ 式(1)
前記内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3cm2/g〜100cm2/gが好ましく、20cm2/g〜80cm2/gがより好ましい。
前記エタノール蒸気発生型脱酸素剤の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択して製造することができる。
例えば、水、遷移金属又はその化合物、その他の成分、及びグリセリンを混合して溶解し、この溶液をシリカに含浸させ、得られた粉体に、アルカリ性物質、及びエタノールを加え、混合する。前記混合物を、目的とする内容量となるように、包材に収納し、包材の開口部をヒートシールにより封止して、包装体としたエタノール蒸気発生型脱酸素剤を得ることができる。
本発明の食品の保存方法は、食品を収納した包装体中に、本発明のエタノール蒸気発生型脱酸素剤を配置する工程を少なくとも含み、必要に応じて更にその他の工程を含む。
−主剤−
(1) グリセリン(和光純薬工業株式会社製)
(2) タンニン(Bondtite社製)
(3) アスコルビン酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)
−アルカリ性物質−
(1) 消石灰(国産化学株式会社製)
(2) Na2CO3(和光純薬工業株式会社製)
−担持体−
(1) シリカ(吸油量(DOP吸油量):260mL/100g、かさ密度:0.29g/mL)
(2) ゼオライト(ゼオフィル2460#、新東北化学工業株式会社製)
−エタノール−
(1) 95容量%エタノール(和光純薬工業株式会社製)
−遷移金属又はその化合物−
(1) 硫酸マンガン一水和物(和光純薬工業株式会社製)
−その他の成分−
(1) 没食子酸(和光純薬工業株式会社製)
(2) 硫酸第一鉄七水和物(ナカライテスク株式会社製)
(1) 王研式透気度(JIS P8117−2010の方法により測定)が、20,100秒/100mLの包材(以下、「包材(1)」と称することがある)。前記包材(1)は、エタノール蒸気発生型脱酸素剤の内容粉と接する側(内側)から外側へ、有孔リニアポリエチレン(厚み:25μm)、紙(坪量:40g/m2、耐水耐油紙)、ポリエチレン(厚み:15μm)、有孔ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)の順に構成されたフィルムを用い、外形が縦50mm×横40mmの小袋状になるようヒートシールにより成形したものである。なお、前記包材(1)は熱ラミネート加工により積層した。
(2) 王研式透気度(JIS P8117−2010の方法により測定)が、4,950秒/100mLの包材(以下、「包材(2)」と称することがある)。前記包材(2)は、エタノール蒸気発生型脱酸素剤の内容粉と接する側(内側)から外側へ、有孔リニアポリエチレン(厚み:25μm)、紙(坪量:40g/m2、耐水耐油紙)、ポリエチレン(厚み:15μm)、有孔ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)の順に構成されたフィルムを用い、外形が縦50mm×横40mmの小袋状になるようヒートシールにより成形したものである。なお、前記包材(2)は熱ラミネート加工により積層した。
(3) 王研式透気度(JIS P8117−2010の方法により測定)が、59,900秒/100mLの包材(以下、「包材(3)」と称することがある)。前記包材(3)は、エタノール蒸気発生型脱酸素剤の内容粉と接する側(内側)から外側へ、有孔リニアポリエチレン(厚み:25μm)、紙(坪量:40g/m2、耐水耐油紙)、ポリエチレン(厚み:15μm)、有孔ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)の順に構成されたフィルムを用い、外形が縦50mm×横40mmの小袋状になるようヒートシールにより成形したものである。なお、前記包材(3)は熱ラミネート加工により積層した。
ナイロンと、ポリエチレンとがこの順で積層されたフィルム包材からなる袋(縦150mm×横100mm)。
<エタノール蒸気発生型脱酸素剤の製造>
下記表1に示す各成分を最終的に下記表1−1に記載の配合量となるように、次の通りに混合した。
水、硫酸マンガン一水和物、没食子酸、及びグリセリンを混合して溶解し、この溶液をシリカに含浸させ、得られた粉体に、消石灰、及び95容量%エタノールを加え、混合した。
前記エタノール蒸気発生型脱酸素剤について、包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値を下記表1−2に併せて示す。
なお、内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)は、下記式(1)により求めた。
内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)={包材の縦方向の長さ(cm)−包材の縦方向のシール幅の長さ(cm)}×{包材の横方向の長さ(cm)−包材の横方向のシール幅の長さ(cm)}×{2/内容粉の重量(g)} ・・・ 式(1)
−かさ−
100mLのステンレス製測定容器(重量W)に混合粉を軽く山盛りに入れた後、摺り切りした後の重量Wbを秤量し、下記式(2)によりかさ密度を求めた。
かさ密度(g/mL)=(Wb−W)/100 ・・・ 式(2)
内容粉かさ(mL)=1包の内容量(g)/かさ密度(g/mL)= ・・・ 式(3)
前記エタノール蒸気発生型脱酸素剤を、25℃、相対湿度53%に調整されたデシケータ内に3時間放置した後、前記ガスバリヤー製袋に入れ、空気100mLを充填して密封した。
25℃で保管し、24時間後にガスバリヤー製袋内の酸素濃度を、48時間後にガスバリヤー内のエタノールガス濃度及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表2に示す。
なお、前記酸素濃度は、酸素分析計(LC−700F、東レエンジニアリング株式会社製)にて測定した。また、エタノールガス濃度及びアセトアルデヒドガス濃度は、ガスクロマトグラフ(GC−14B、株式会社島津製作所製)にて測定した。
実施例1において、没食子酸を用いなかった以外は同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
実施例2において、担持体としてシリカを用いていた点を、ゼオライトに代えた以外は、実施例2と同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
実施例2において、包材として包材(1)を用いていた点を、包材(2)に代えた以外は、実施例2と同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
実施例2において、包材として包材(1)を用いていた点を、包材(3)に代えた以外は、実施例2と同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
実施例2において、水に硫酸マンガン一水和物を溶解し、この溶液をシリカ及びタンニンに含浸させ、得られた粉体に消石灰、及び95容量%エタノールを加え、混合した以外は、実施例2と同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
実施例2において、水に、アスコルビン酸ナトリウム、硫酸第一鉄七水和物、及びNa2CO3を溶解した液をシリカに含浸させ、得られた粉体に95容量%エタノールを加え、混合した以外は、実施例2と同様にして、エタノール蒸気発生型脱酸素剤を作製した。配合量などを表1−1及び表1−2に示す。
また、作製したエタノール蒸気発生型脱酸素剤について、実施例1と同様にして、内容粉かさ、酸素濃度、エタノールガス濃度、及びアセトアルデヒドガス濃度を測定した。結果を表1−2及び表2に示す。
特に、実施例1のエタノール蒸気発生型脱酸素剤は、デシケータで3時間放置後であっても、脱酸素性能が優れていた。
Claims (6)
- グリセリンと、水と、アルカリ性物質と、シリカと、エタノールと、遷移金属(ただし、鉄を除く)又はその化合物とを含み、
包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値が、250〜1,500であることを特徴とするエタノール蒸気発生型脱酸素剤。 - 没食子酸を含む請求項1に記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤。
- 包材の王研式透気度(秒/100mL)を内容粉1gあたりの包材の透過面積(cm2/g)で除算した値が、400〜1,200である請求項1から2のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤。
- グリセリン、及びエタノールが、シリカに吸着している請求項1から3のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤。
- グリセリンと、エタノールと、没食子酸との質量比が、50〜65:10〜30:1〜3である請求項2から4のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤。
- 食品を収納した包装体中に、請求項1から5のいずれかに記載のエタノール蒸気発生型脱酸素剤を配置する工程を含むことを特徴とする食品の保存方法。
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