JP6415240B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
コネクタには、ハウジングに装着され、ハウジングに収容された端子の収容状態を維持するリテーナを備えたものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−229195号公報 特開平11−297397号公報
リテーナとハウジングとの間には、ハウジングにフロントリテーナを係止するための係止部が設けられているが、ハウジングに対してリテーナが傾いて装着されたり、ハウジングへの装着方向と交差する方向へ変位した状態でリテーナが装着されると、ハウジングへリテーナを円滑に装着できず、また、係止部に無理な力が作用して損傷するおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングへリテーナを円滑に装着することができ、しかも、リテーナをハウジングへ係止する係止部を保護することが可能なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) キャビティを有するハウジングと、
前記キャビティに収容される端子と、
前記ハウジングに装着されて前記端子の前記キャビティにおける収容状態を維持させるリテーナと、
前記ハウジングに装着された前記リテーナを前記ハウジングに係止させる係止部と、を備え、
前記ハウジングは、前記リテーナの装着方向に沿うガイド溝を有し、
前記リテーナは、前記ハウジングへの装着方向に沿って設けられて前記ハウジングへの装着時に前記ガイド溝に挿し込まれるガイドリブを有し、
前記リテーナは、平板状の底板部と、前記底板部の幅方向両端部から上方へ突出し且つ前記装着方向に延びる一対の平板状の側板部と、を備え、一対の側板部の上端部同士が互いに連結されておらず、
前記ガイドリブは、前記底板部の幅方向中央部から上方へ突出し且つ前記装着方向に延びる平板状のリブであり、
前記係止部は、前記リテーナの一方の前記側板部の幅方向内側面に形成され、前記キャビティにおける前記端子の収容状態を維持しない仮係止状態で前記リテーナを係止するための仮係止突起と、前記リテーナの他方の前記側板部の幅方向内側面に形成され、前記キャビティにおける前記端子の収容状態を維持する本係止状態で前記リテーナを係止するための本係止突起と、前記ハウジングの前記キャビティを画成する端子収容部の幅方向外側の両側面に形成された一対の係止段部と、で構成され、
前記仮係止突起が一方の前記係止段部に係止することで前記仮係止状態が維持され、前記本係止突起が他方の前記係止段部に係止することで前記本係止状態が維持される
ことを特徴とするコネクタ。
) 前記ガイドリブは、前記リテーナの底板部における前記ハウジングへの装着方向前方側の縁部から前記装着方向前方へ向かって張り出している
ことを特徴とする(1)記載のコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタでは、リテーナのハウジングへの装着時に、装着方向に沿って形成されたハウジングのガイド溝にリテーナのガイドリブが挿し込まれ、ハウジングに装着されるリテーナが装着方向に案内される。これにより、リテーナをハウジングへ容易にかつ円滑に装着することができる。
また、ガイド溝にガイドリブが挿し込まれることで、ハウジングへの装着時におけるリテーナのハウジングに対する傾きや装着方向と交差する方向への位置ずれを防止することができる。したがって、ハウジングにリテーナを係止させる係止部に無理な力が作用して損傷するような不具合をなくして保護することができる。
しかも、ハウジングにリテーナを装着した状態で、ガイドリブがガイド溝に挿し込まれて互いに係合している。したがって、例えば、相手方コネクタとの接合時に相手方コネクタのハウジングがリテーナに当接してリテーナに外力が作用したとしても、その外力がガイドリブとガイド溝との係合箇所で受け止められる。これにより、リテーナがハウジングに対して変位することによって係止部に無理な力が作用するような不具合もなくすことができる。つまり、ハウジングにリテーナを装着した状態においても、係止部を保護することができる。
更に、上記()の構成のコネクタでは、ガイドリブがガイド溝に挿し込まれることで、リテーナの傾きや装着方向と交差する方向への位置ずれが防がれるので、リテーナをハウジングへ仮係止する仮係止部及びリテーナをハウジングへ本係止する本係止部の両方を保護することができる。
上記()の構成のコネクタでは、ハウジングへリテーナを装着させる際に、まず、ガイドリブがガイド溝に挿し込まれ、その後、係止部によるハウジングとリテーナとの係止が行われる。このように、係止部によるハウジングとリテーナとの係止前に、ガイド溝に挿し込まれたガイドリブによってリテーナが装着方向へ案内されることとなり、係止部をさらに確実に保護することができる。
本発明によれば、ハウジングへリテーナを円滑に装着することができ、しかも、リテーナをハウジングへ係止する係止部を保護することが可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。 図2は、本実施形態に係るコネクタの構造を説明する図であって、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A断面図である。 図3は、ハウジングの前方側から視た斜視図である。 図4は、フロントリテーナのハウジングへの装着方向後方側から視た斜視図である。 図5は、フロントリテーナのハウジングへの装着方向前方側から視た斜視図である。 図6は、フロントリテーナのハウジングへの装着時における動きを説明する図であって、図6(a)から図6(c)は、それぞれ図2(a)におけるA−A断面図である。 図7は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングを水平方向に断面視した斜視図である。 図8は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングの前方側から視た斜視図である。 図9は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングの前方側から視た斜視図である。 図10は、フロントリテーナの変形例を示すフロントリテーナのハウジングへの装着方向前方側から視た斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。
本明細書中では、図1に矢印で示すように前側、後側、上側、下側、左側、右側を規定して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ10は、ハウジング21と、フロントリテーナ(リテーナ)31と、複数のオス端子(端子)41とを備えている。
オス端子41は、銅などの導電性金属材料から形成されている。オス端子41は、角筒状に形成された本体部42と、この本体部42の先端から前方へ突出するタブ部43と、本体部42の後端側に形成された圧着部44とを備えている。圧着部44には、電線51の端部が圧着接続される。電線51は、導体52の周囲を外被53で被覆した絶縁電線であり、この電線51の導体52とオス端子41とが導通される。電線51の端部には、ゴム栓55が装着される。
図2は、本実施形態に係るコネクタの構造を説明する図であって、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A断面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、フロントリテーナ31は、ハウジング21に対して、その前側から装着されている。ハウジング21は、合成樹脂から成形された部材である。
ハウジング21は、その前側に、筒状に形成されたフード部22を有している。このフード部22には、相手方コネクタ(図示略)が嵌合される。これにより、コネクタ10に対して相手方コネクタが接合され、コネクタ10のオス端子41と相手方コネクタのメス端子とが導通接続される。
ハウジング21は、その後側が、端子挿入部23とされており、端子挿入部23には、複数の端子挿入孔24が形成されている。ハウジング21には、その後端側からそれぞれの端子挿入孔24へオス端子41が挿入される。また、端子挿入孔24には、電線51の端部に装着されたゴム栓55が嵌合され、これにより、電線51と端子挿入孔24との間がゴム栓55によってシールされ、ハウジング21の後端側が防水される。
ハウジング21は、フード部22と端子挿入部23との間に、端子収容部25を有している。端子収容部25には、複数のキャビティ26が形成されており、これらのキャビティ26には、端子挿入孔24から挿入されたオス端子41が収容される。キャビティ26の下部には、キャビティ26内へ突出する係止爪27aを有するランス27が形成されている。ランス27は、後端側がハウジング21に連結されている。ランス27は、キャビティ26に挿入されるオス端子41の本体部42が係止爪27aに接触することで押し下げられて弾性変形し、その後、係止爪27aがオス端子41の本体部42の下面に形成された係止孔(図示略)に入り込むことで復元して元の位置に戻る。そして、オス端子41は、ランス27の係止爪27aにより係止され、後方への移動が規制された状態でキャビティ26に収容される。
図3は、ハウジングの前方側から視た斜視図である。
図3に示すように、端子収容部25は、前方へ向かって突出されている。端子収容部25には、その両側部における前端部分に、係止段部(係止部)28が形成されている。また、端子収容部25の下部には、キャビティ26の間に、前後方向に沿うガイド溝29が形成されている。また、端子収容部25の下方側には、隙間をあけて支持部30が形成されている。
図4は、フロントリテーナのハウジングへの装着方向後方側から視た斜視図である。図5は、フロントリテーナのハウジングへの装着方向前方側から視た斜視図である。
図4及び図5に示すように、フロントリテーナ31は、底板部32と、この底板部32の両側部に立設された側板部33と、底板部32の幅方向(図2(b)中矢印B方向)の中央に設けられたガイド部34とを有している。フロントリテーナ31は、合成樹脂から成形された部材である。一方の側板部33の内面側には、仮係止突起(係止部,仮係止部)35が形成されている。また、他方の側板部33の内面側には、本係止突起(係止部,本係止部)36が形成されている。仮係止突起35は、ハウジング21への装着方向前方側に形成されており、本係止突起36は、仮係止突起35よりも装着方向後方側に形成されている。ガイド部34には、上方へ突出する板状のガイドリブ37が形成されている。このガイドリブ37は、ハウジング21への装着方向に沿って形成されている。
フロントリテーナ31は、ハウジング21に対して、その前方側から端子収容部25に組み付けられて装着される。フロントリテーナ31は、ハウジング21に組み付けられると、その底板部32が端子収容部25と支持部30との間に配置される。これにより、端子収容部25に形成されたランス27は、フロントリテーナ31の底板部32によって下方側への変位が規制され、ランス27の係止爪27aによるオス端子41の係止状態が維持される。また、フロントリテーナ31がハウジング21に組み付けられると、フロントリテーナ31の側板部33が、端子収容部25の側面に沿って配置され、本係止突起36が端子収容部25の側部に形成された係止段部28を係止する。これにより、フロントリテーナ31は、ハウジング21の前方への移動が規制される。
次に、フロントリテーナ31のハウジング21への装着時における動きを説明する。
図6は、フロントリテーナのハウジングへの装着時における動きを説明する図であって、図6(a)から図6(c)は、それぞれ図2(a)におけるA−A断面図である。図7は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングを水平方向に断面視した斜視図である。図8は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングの前方側から視た斜視図である。図9は、ハウジングに対して仮係止状態とされたフロントリテーナを示すハウジングの前方側から視た斜視図である。
図6(a)に示すように、ハウジング21のフード部22内にフロントリテーナ31を挿入する。そして、フロントリテーナ31をハウジング21の幅方向(図6(a)中矢印B方向)の中央位置に配置させながら、ハウジング21の端子収容部25と支持部30との間に底板部32を挿し込むように押し込む。
図6(b)に示すように、ハウジング21に対してフロントリテーナ31をさらに押し込む。このようにすると、図7及び図8に示すように、フロントリテーナ31の一方の側板部33の内面側に形成された仮係止突起35が端子収容部25の係止段部28を乗り越え、この係止段部28よりもハウジング21の後側へ入り込む。これにより、フロントリテーナ31は、仮係止突起35が係止段部28を係止することとなり、フロントリテーナ31は、ハウジング21への装着方向後方側への移動が規制され、ハウジング21に対して仮係止された状態となる。この状態では、図7及び図9に示すように、本係止突起36は、端子収容部25の係止段部28よりもハウジング21の前側に配置されている。
このとき、フロントリテーナ31のガイド部34に形成されたガイドリブ37がハウジング21の端子収容部25に形成されたガイド溝29に挿し込まれる。これにより、フロントリテーナ31は、ハウジング21への装着方向に沿って案内される。したがって、ハウジング21への装着時におけるフロントリテーナ31のハウジング21に対する傾きや装着方向と交差する方向である幅方向(図6(b)中矢印B方向)等への位置ずれが防止される。
この仮係止状態において、フロントリテーナ31は、仮係止突起35が係止段部28を係止することで、ハウジング21から脱落することはない。この状態では、フロントリテーナ31の底板部32が端子収容部25のランス27の下方に配置されていない。したがって、ランス27は、下方へ変位可能な状態とされている。この状態でハウジング21の後端側からキャビティ26内へオス端子41を挿入すると、ランス27の係止爪27aにオス端子41の本体部42が接触することでランス27が押し下げられて弾性変形し、その後、係止爪27aがオス端子41の本体部42の下面に形成された係止孔に入り込む。これにより、オス端子41がキャビティ26内に収容された状態に保持される。
この仮係止状態では、ランス27が下方へ変位可能であり、オス端子41は、キャビティ26に対して挿抜可能とされている。つまり、フロントリテーナ31の仮係止状態は、キャビティ26におけるオス端子41の収容状態が維持されていない状態である。
図6(c)に示すように、ハウジング21に対してフロントリテーナ31をさらに押し込む。このようにすると、フロントリテーナ31の他方の側板部33の内面側に形成された本係止突起36が端子収容部25の係止段部28を乗り越え、この係止段部28よりもハウジング21の後側へ入り込む。これにより、フロントリテーナ31は、本係止突起36が係止段部28を係止することとなる。これにより、フロントリテーナ31は、ハウジング21への装着方向後方側への移動が規制され、ハウジング21に対して本係止された装着状態となる。
このときも、フロントリテーナ31のガイド部34に形成されたガイドリブ37がハウジング21の端子収容部25に形成されたガイド溝29に挿し込まれていることにより、フロントリテーナ31は、ハウジング21への装着方向に沿って案内される。これにより、ハウジング21への装着時におけるフロントリテーナ31のハウジング21に対する傾きや装着方向と交差する方向である幅方向(図6(c)中矢印B方向)等への位置ずれが防止される。
この本係止状態において、フロントリテーナ31は、本係止突起36が係止段部28を係止することで、ハウジング21から脱落することはない。この状態で、フロントリテーナ31の底板部32が端子収容部25のランス27の下方に配置され、ランス27の下方への変位が規制される。これにより、ランス27の係止爪27aによるオス端子41の係止状態が維持され、オス端子41のキャビティ26からの脱落が防がれる。
このように、本係止状態では、ランス27が下方へ変位不可能であり、オス端子41は、キャビティ26に対して挿抜不可能とされている。つまり、フロントリテーナ31の本係止状態は、キャビティ26におけるオス端子41の収容状態が維持された状態である。
また、この本係止状態においても、ガイドリブ37がガイド溝29に挿し込まれて互いに係合している。したがって、例えば、相手方コネクタとの接合時に相手方コネクタのハウジングがフロントリテーナ31に当接してフロントリテーナ31に幅方向(図6(c)中矢印B方向)へ向かう外力が作用したとしても、その外力がガイド溝29とガイドリブ37との係合箇所で受け止められる。
以上、説明したように、本実施形態に係るコネクタによれば、フロントリテーナ31のハウジング21への装着時に、装着方向に沿って形成されたハウジング21のガイド溝29にフロントリテーナ31のガイドリブ37が挿し込まれ、ハウジング21に装着されるフロントリテーナ31が装着方向に案内される。これにより、フロントリテーナ31をハウジング21へ容易にかつ円滑に装着することができる。
また、ガイド溝29にガイドリブ37が挿し込まれることで、ハウジング21への装着時におけるフロントリテーナ31のハウジング21に対する傾きや装着方向と交差する方向である幅方向等への位置ずれを防止することができる。したがって、ハウジング21にフロントリテーナ31を係止させる仮係止突起35、本係止突起36及び係止段部28に無理な力が作用して損傷するような不具合をなくして保護することができる。
しかも、ハウジング21にフロントリテーナ31を装着した状態で、ガイドリブ37がガイド溝29に挿し込まれて互いに係合している。したがって、例えば、相手方コネクタとの接合時に相手方コネクタのハウジングがフロントリテーナ31に当接してフロントリテーナ31に外力が作用したとしても、その外力がガイドリブ37とガイド溝29との係合箇所で受け止められる。これにより、フロントリテーナ31がハウジング21に対して変位することによって本係止突起36及び係止段部28に無理な力が作用するような不具合もなくすことができる。つまり、ハウジング21にフロントリテーナ31を装着した状態においても、本係止突起36や係止段部28を保護することができる。
次に、変形例に係るフロントリテーナ31Aについて説明する。
図10は、フロントリテーナの変形例を示すフロントリテーナのハウジングへの装着方向前方側から視た斜視図である。
図10に示すように、変形例に係るフロントリテーナ31Aでは、ガイド部34が、ハウジング21への装着方向前方側へ突出されている。これにより、このフロントリテーナ31Aでは、ガイド部34のガイドリブ37がハウジング21への装着方向前方側へ張り出している。
このフロントリテーナ31Aによれば、ハウジング21へ装着させる際に、まず、ガイド部34のガイドリブ37がハウジング21の端子収容部25に形成されたガイド溝29に挿し込まれる。その後、フロントリテーナ31の仮係止突起35が端子収容部25の係止段部28に当接され、この係止段部28を乗り越えて係止段部28よりもハウジング21の後側へ入り込む。このように、このフロントリテーナ31Aでは、仮係止突起35が係止段部28に当接する前に、ガイド溝29に挿し込まれたガイドリブ37によってハウジング21への装着方向へ案内されることとなる。
したがって、ハウジング21への装着時に、仮係止突起35が係止段部28以外の部分に当接したり、係止段部28に対して斜めに傾いて当接することによる損傷を防ぐことができ、仮係止突起35や係止段部28をさらに確実に保護することができる。
なお、上記実施形態では、リテーナとして、ハウジング21の前側から装着されるフロントリテーナ31,31Aを備えたコネクタ10を例示して説明したが、リテーナは、ハウジング21に対して側方から装着されるものでも良い。
また、ハウジング21のキャビティ26に収容する端子は、オス端子41に限らず、相手方のオス端子のタブ部が嵌合される嵌合部を有するメス端子であっても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] キャビティ(26)を有するハウジング(21)と、
前記キャビティ(26)に収容される端子(オス端子41)と、
前記ハウジング(21)に装着されて前記端子(オス端子41)の前記キャビティ(26)における収容状態を維持させるリテーナ(フロントリテーナ31)と、
前記ハウジング(21)に装着された前記リテーナ(フロントリテーナ31)を前記ハウジング(21)に係止させる係止部(係止段部、仮係止突起35、本係止突起36)と、を備え、
前記ハウジング(21)は、前記リテーナ(フロントリテーナ31)の装着方向に沿うガイド溝(29)を有し、
前記リテーナ(フロントリテーナ31)は、前記ハウジング(21)への装着方向に沿って設けられて前記ハウジング(21)への装着時に前記ガイド溝(29)に挿し込まれるガイドリブ(37)を有する
ことを特徴とするコネクタ。
[2] 前記係止部(係止段部、仮係止突起35、本係止突起36)は、前記キャビティ(26)における前記端子(オス端子41)の収容状態を維持しない仮係止状態で前記ハウジング(21)に係止する仮係止部(仮係止突起35)と、前記キャビティ(26)における前記端子(オス端子41)の収容状態を維持する本係止状態で前記ハウジング(21)に係止する本係止部(本係止突起36)と、を有する
ことを特徴とする[1]に記載のコネクタ。
[3] 前記ガイドリブ(37)は、前記リテーナ(フロントリテーナ31A)における前記ハウジング(21)への装着方向前方側の縁部から前記装着方向前方へ向かって張り出している
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のコネクタ。
10 コネクタ
21 ハウジング
26 キャビティ
28 係止段部(係止部)
29 ガイド溝
31,31A フロントリテーナ(リテーナ)
35 仮係止突起(係止部,仮係止部)
36 本係止突起(係止部,本係止部)
37 ガイドリブ
41 オス端子(端子)

Claims (2)

  1. キャビティを有するハウジングと、
    前記キャビティに収容される端子と、
    前記ハウジングに装着されて前記端子の前記キャビティにおける収容状態を維持させるリテーナと、
    前記ハウジングに装着された前記リテーナを前記ハウジングに係止させる係止部と、を備え、
    前記ハウジングは、前記リテーナの装着方向に沿うガイド溝を有し、
    前記リテーナは、前記ハウジングへの装着方向に沿って設けられて前記ハウジングへの装着時に前記ガイド溝に挿し込まれるガイドリブを有し、
    前記リテーナは、平板状の底板部と、前記底板部の幅方向両端部から上方へ突出し且つ前記装着方向に延びる一対の平板状の側板部と、を備え、一対の側板部の上端部同士が互いに連結されておらず、
    前記ガイドリブは、前記底板部の幅方向中央部から上方へ突出し且つ前記装着方向に延びる平板状のリブであり、
    前記係止部は、前記リテーナの一方の前記側板部の幅方向内側面に形成され、前記キャビティにおける前記端子の収容状態を維持しない仮係止状態で前記リテーナを係止するための仮係止突起と、前記リテーナの他方の前記側板部の幅方向内側面に形成され、前記キャビティにおける前記端子の収容状態を維持する本係止状態で前記リテーナを係止するための本係止突起と、前記ハウジングの前記キャビティを画成する端子収容部の幅方向外側の両側面に形成された一対の係止段部と、で構成され、
    前記仮係止突起が一方の前記係止段部に係止することで前記仮係止状態が維持され、前記本係止突起が他方の前記係止段部に係止することで前記本係止状態が維持される
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ガイドリブは、前記リテーナの底板部における前記ハウジングへの装着方向前方側の縁部から前記装着方向前方へ向かって張り出している
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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