JP6415114B2 - 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法 - Google Patents

液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6415114B2
JP6415114B2 JP2014112182A JP2014112182A JP6415114B2 JP 6415114 B2 JP6415114 B2 JP 6415114B2 JP 2014112182 A JP2014112182 A JP 2014112182A JP 2014112182 A JP2014112182 A JP 2014112182A JP 6415114 B2 JP6415114 B2 JP 6415114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid storage
storage chamber
chamber
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014112182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015223828A (ja
Inventor
均 高田
均 高田
小瀧 靖夫
小瀧  靖夫
大橋 哲也
哲也 大橋
井上 良二
良二 井上
貴敏 北川
貴敏 北川
洋紀 村上
洋紀 村上
岳穂 宮下
岳穂 宮下
林 弘毅
弘毅 林
裕典 福地
裕典 福地
儀裕 池邉
儀裕 池邉
隆史 福島
隆史 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014112182A priority Critical patent/JP6415114B2/ja
Priority to US14/715,234 priority patent/US10029474B2/en
Priority to RU2015118575A priority patent/RU2623924C2/ru
Priority to EP15001521.2A priority patent/EP2949471B1/en
Priority to KR1020150070960A priority patent/KR101942142B1/ko
Priority to BR102015012640A priority patent/BR102015012640A2/pt
Priority to CN201510290479.1A priority patent/CN105269977B/zh
Publication of JP2015223828A publication Critical patent/JP2015223828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415114B2 publication Critical patent/JP6415114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0073Degasification of liquids by a method not covered by groups B01D19/0005 - B01D19/0042
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • B41J2/17509Whilst mounted in the printer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17556Means for regulating the pressure in the cartridge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出装置に用いられる液体貯留ユニットに関し、特に液体貯留ユニットから気泡を除去する機構に関する。
液体タンクと、液体タンクから供給される液体を保持し液体吐出ヘッドに供給する液体貯留室と、を備えた液体吐出装置が公知である。液体貯留室には種々の原因によって空気が侵入する。空気は液体タンクから液体貯留室への液体の充填効率を低下させ、空気が液体吐出ヘッドに侵入すると吐出に影響を与える。特許文献1,2には、ベローズ構造の液体貯留室と、液体貯留室を軸方向に伸縮させる機構と、を備えた液体吐出装置が開示されている。この機構を作動させることで液体貯留室全体を伸縮させ、液体貯留室内に滞留している空気を液体タンクに排出することができる。
特開2008−290419号公報 特開2002−370374号公報
特許文献1,2に記載の液体吐出装置は液体貯留室全体を伸縮させる必要があり、液体貯留室の肉厚を増やすことが困難である。ベローズ構造においても、十分な柔軟性を確保するためには肉厚は薄いことが好ましい。一方、肉厚の薄い液体貯留室は空気透過率が高く、液体貯留室に空気が侵入しやすい。侵入した空気は液体と混合して気泡となり液体貯留室に滞留する。この結果、液体貯留室内の気泡を液体タンク側に排出する頻度が増加する。液体貯留室の空気透過率を抑えるために肉厚の構造を採用すると、液体貯留室が良好に伸縮することができず、液体貯留室内の気泡を液体タンクに排出することが困難となる。
本発明は、液体貯留室内の気泡を液体タンクに排出することが可能で、かつ液体貯留室内の気泡を液体タンクに排出する頻度が低減された液体貯留ユニットを提供することを目的とする。
本発明の液体貯留ユニットは、液体タンクと連通し、液体タンクから供給される液体を保持可能な容積が一定の第1の液体貯留室と、第1の液体貯留室と連通する第2の液体貯留室と、圧力調整手段の作動によって圧力が変化する圧力調整室と、第2の液体貯留室と圧力調整室とを密に仕切弾性部材と、を有している。第2の液体貯留室の容積は、圧力調整室の圧力を変化させて弾性部材を変形させることによって増減させられ、第2の液体貯留室の容積を増減させることによって第1の液体貯留室に存在している気泡が液体タンクに移動する。
弾性部材を圧力調整室の圧力に応じて変形させることで第2の液体貯留室の容積が増減する。これによって、第2の液体貯留室と連通し容積が一定の第1の液体貯留室と第2の液体貯留室とを合わせた空間の容積が増減し、第1の液体貯留室に滞留している気泡を液体タンクに排出することが可能になる。第1の液体貯留室は容積が一定であるため、それ自体を変形させる必要がない。このため第1の液体貯留室の肉厚を厚くして、第1の液体貯留室の空気透過率を抑制することができる。それによって第1の液体貯留室内に気泡が発生しにくくなり、気泡を液体タンクに排出頻度を低減することができる。
本発明によれば、液体貯留室内の気泡を液体タンクに排出することが可能で、かつ液体貯留室内の気泡を液体タンクに排出する頻度が低減された液体貯留ユニットを提供することができる。
液体吐出装置と液体貯留ユニットの模式的上面図である。 図1に示す液体貯留ユニットの全体斜視図である。 図1に示す液体貯留ユニットの分解斜視図である。 液体タンクが未装着の液体貯留ユニットの分解斜視図である。 図4のA−A線から見た液体貯留ユニットの模式的上面図である。 図4のB−B線から見た液体貯留ユニットの模式断面図である。 ジョイント部材の概念図である。 弾性部材の概念図である。 他の実施形態に係るジョイント部材の模式断面図である。 図9のジョイント部材と組み合わせられるシール部材の概念図である。 弾性部材の断面図である。 他の実施形態に係る弾性部材の断面図である。 他の実施形態に係る弾性部材の断面図である。 他の実施形態に係る弾性部材の断面図である。 他の実施形態に係る液体貯留ユニットの模式断面図である。 メニスカス保持構造の構成を示す模式断面図である。 気泡戻し機構及び気泡戻し工程を示す図である。 他の実施形態に係る気泡戻し機構及び気泡戻し工程を示す図である 流抵抗増加部の設置位置を示す図である。 流抵抗増加部の様々な構成を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。以下に示す実施形態において、液体吐出ヘッドは記録媒体に対して移動しながらインク等の液体を吐出し、画像を形成する。本実施形態では、液体タンクが液体吐出ヘッドに着脱可能に搭載され、液体タンクから液体吐出ヘッドに直接液体が供給される。液体タンクは液体吐出ヘッドとともに、往復移動(主走査)するキャリッジに搭載される。本発明は、液体タンクが液体吐出ヘッドに搭載されず、液体タンクと液体吐出ヘッドがチューブで接続される液体吐出ヘッド及び液体吐出装置にも適用することができる。他の実施形態では、固定された液体吐出ヘッドが移動する記録媒体に液体を吐出し、画像を形成することもできる。
(液体吐出装置の概要)
まず、図1〜5を参照して、本発明の液体吐出装置の概略構成とその動作について説明する。図1は、液体吐出装置と液体貯留ユニットの内部機構を示す模式的上面図である。図2は、液体タンクが装着された液体貯留ユニットの全体斜視図である。図3は、液体貯留ユニットの分解斜視図である。図4は、液体タンクが装着されていない液体貯留ユニットの全体斜視図である。図5は、図4のA−A断面である。
液体吐出装置10は、4色の液体(インク)、すなわち、イエロー(Y)、ブラック(Bk)、シアン(C)及びマゼンタ(M)を用いてカラー画像あるいはモノクロ画像を紙などの記録媒体に記録する。液体は、顔料や染料を含有している。図1に示されるように、液体吐出装置10は、液体貯留ユニット130と、液体吐出ヘッド110と、液体貯留ユニット130及び液体吐出ヘッド110を搭載するキャリッジ200と、圧力調整手段300と、給紙装置(図示せず)と、を備えている。液体貯留ユニット130は液体タンク160から供給される液体を保持可能である。液体吐出装置10の底面には給紙トレイ(図示せず)が設けられている。給紙トレイに積載された記録媒体は給紙装置によって給送される。キャリッジ200は支持レール(図示せず)によって液体吐出装置10に支持され、記録媒体の搬送方向Pと直交する主走査方向Hに移動することができる。キャリッジ200が主走査方向Hに移動しながら、キャリッジ200に搭載された液体吐出ヘッド110が記録媒体に向けて液体を吐出し、記録媒体に画像を記録する。
液体貯留ユニット130は、液体吐出装置10で用いられる液体の色に対応して複数個設けられている。本実施形態では、主走査方向Hに配列した4つの液体貯留ユニット130が設けられている。各液体貯留ユニット130にはそれぞれ、イエロー(Y)、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)の液体が充填される。各色の液体貯留ユニットは図1において左側からY,Bk,C,Mの順で配列している。本実施形態では、2つの液体貯留ユニットが一体化され、一体化された2つの液体貯留ユニットが2組設けられているが、独立した4つの液体貯留ユニットを設けてもよい。4つの液体貯留ユニット130は充填される液体が異なる他は同一である。
液体吐出ヘッド110は各液体貯留ユニット130に設けられている。液体吐出ヘッド110の記録媒体と対向する面には、図6に示すように液体を吐出するための吐出口115が、色毎に複数個設けられている。各色の吐出口115は、記録媒体の搬送方向Pと平行な方向に列状に配列している。液体吐出装置10には、液体吐出装置10を統括的に制御する主制御部(図示せず)が設けられており、画像信号は主制御部から出力されてヘッド制御基板(図示せず)へ入力される。液体吐出ヘッド110は、ヘッド制御基板に入力された画像信号に基づいて、吐出口115から記録媒体に向けて液体を吐出する。液体吐出ヘッド110は、画像形成時に主走査方向Hに駆動され、主走査方向Hに往復移動する。
各色の液体貯留ユニット130に液体を供給するために、液体タンク160を液体貯留ユニット130に装着することができる。各液体タンク160にはそれぞれ、イエロー(Y)、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)の液体が充填されている。図2に示すように、液体タンクは、その幅寸法が他の方向の寸法に比べて小さい直方体形状を有し、前面が略鉛直方向に延びる姿勢で液体貯留ユニット130に装着される。4つの液体タンク160は充填されている液体が異なる他は同一である。液体貯留ユニット130には、各液体タンク160を押しつけて液体貯留ユニット130に固定するための押圧レバー180が設けられている。4つの押圧レバー180は、押圧する液体貯留ユニット130が異なる他は同一である。
(液体貯留ユニット130)
図6〜8を用いて、液体貯留ユニット130についてさらに詳細に説明する。図6は、液体貯留ユニット130の図4のA−A線に沿った断面図である。図7(a)はジョイント部材の斜視図であり、シール部材と当接するシール面を示すために図1〜5とは上下逆に図示している。図7(b)は図7(a)のC−C線に沿った断面図である。図8(a),(b)はそれぞれ、ジョイント部材と当接するシール部を示すシール部材の斜視図と平面図(上面図)、図8(c)は液体流路部材と当接するシール部を示すシール部材の平面図(下面図)である。
液体貯留ユニット130は第1の液体貯留室131と、第2の液体貯留室132と、圧力調整室141と、を有している。第1の液体貯留室131は液体タンク160が装着可能であり、液体タンク160から供給される液体を保持する。第1の液体貯留室131の容積は一定である。第1の液体貯留室131は主走査方向Hに互いに隣接して配列している。第1の液体貯留室131は液体タンク160が接続される液体供給管145を備えている。液体供給管145は主走査方向Hと直交する方向に突出し、その先端150が液体タンク160の供給口(図示せず)と係合する。液体タンク160の液体は液体供給管145を通って、導入口136から液体貯留室に供給される。
第2の液体貯留室132は連通部144を介して第1の液体貯留室131と連通している。第2の液体貯留室132に隣接して圧力調整室141が設けられている。第2の液体貯留室132と圧力調整室141は第1の液体貯留室131の導入口136より下方に位置している。圧力調整室141は後述の圧力調整手段300と接続される開口156を備え、圧力調整室141の圧力は圧力調整手段300の作動によって変化する。第2の液体貯留室132と圧力調整室141は弾性部材148によって密に仕切られている。密に仕切られるとは気密性と水密性の両者を満足することを意味する。弾性部材148は圧力調整室141の圧力に応じて第2の液体貯留室132の容積を増減させるように変形可能である。第2の液体貯留室132と圧力調整室141を併せて弾性部材収納室149という。弾性部材収納室149は容積が一定であり、弾性部材148によって、第2の液体貯留室132と圧力調整室141とに仕切られている。第1の液体貯留室131は弾性部材148より単位面積当たりの空気透過率が小さい壁体によって画定されている。第1の液体貯留室131の壁体は弾性部材148よりも厚く、第1の液体貯留室131の内面の面積は弾性部材148の表面積より大きい。
第1及び第2の液体貯留室131,132と圧力調整室141は、液体流路部材120と、その上に位置するジョイント部材133と、これらの間に挿入されたシール部材140と、によって形成されている。液体流路部材120は液体吐出ヘッド110を保持している。液体流路部材120は、第1の液体貯留室131を液体吐出ヘッド110に接続する流路121と、液体保持部材135と、を備えている。液体保持部材135は第1の液体貯留室131と液体吐出ヘッド110との間に位置し、液体をろ過するフィルタの機能を有している。液体タンク160はジョイント部材133に装着される。弾性部材148は薄肉構造のため空気透過率が高いが、第1及び第2の液体貯留室131,132のほとんどはジョイント部材133と液体流路部材120で形成されるため、第1及び第2の液体貯留室131,132は空気が透過しにくい。本実施形態では、弾性部材148はシール部材140の一部である。液体タンク160内の液体は、液体供給管145から主にジョイント部材133で形成される第1の液体貯留室131を通り、液体保持部材135及び流路を通って液体吐出ヘッド110に供給される。
液体供給管145はコストを抑えるためにジョイント部材133(第1の液体貯留室131)と一体化されている。液体供給管145の外径は、液体タンク160と係合した状態で液体漏れが発生しないように、極力小さいことが好ましい。一方、液体供給管145に液体タンク160を装着する場合や、液体供給管145が液体タンク160と係合した状態で落下振動が加わった場合に、液体供給管145の基部に大きな応力が生じ、場合によっては液体供給管145が折損する可能性がある。従って、液体供給管145の基部はより大きな外径と肉厚を有していてもよい。
第1の液体貯留室131を構成するジョイント部材133と液体流路部材120は、空気透過率を抑えるために大きな肉厚を有していることが好ましい。本発明では第1の液体貯留室131は容積が一定であり変形する必要がないため、ジョイント部材133と液体流路部材120の肉厚に制約はない。シール部材140のシール性能を高めるため、ジョイント部材133と液体流路部材120のシール面はできる限り高い平面度を有していることが望ましい。これらの点を考慮し、ジョイント部材133と液体流路部材120は、機械的強度に優れ熱収縮率の低い樹脂材である変性ポリフェニレンエーテル(PPE)にフィラーを配合した材料で成形される。
液体貯留ユニット130を組み立てる際は、図3に示すように、液体吐出ヘッド110が組付けられた各色に対応する液体流路部材120にそれぞれシール部材140を載置する。次に、図4に示すように、各色に対応するジョイント部材133(本実施形態では2色で一体の構成)を、シール部材140を間に挟んで、液体流路部材120上にビスで締め付けて固定する。ジョイント部材133にはあらかじめ後述する液体保持部材137が圧入されている。ジョイント部材133は超音波溶着、ボスによる熱加締め、超音波による加締めなどによって液体流路部材120に固定することもできる。
シール部材140の上面はリブ状の第1のシール部146を有している。第1のシール部146は一つだけ設けられ、第1及び第2の液体貯留室131,132と圧力調整室141(第1の液体貯留室131と弾性部材収納室149の双方)を取り囲んで連続して延びている。シール部材140の下面はリブ状の2つの第2のシール部147a,147bを有している。第2のシール部147a,147bはそれぞれ、液体流路部材120の頂面(シール面)に当接し、第1の液体貯留室131の周囲と、第2の液体貯留室132及び圧力調整室141(弾性部材収納室149)の周囲を、互いに独立して延びている。第1のシール部146と第1の液体貯留室131の周囲を延びる第2のシール部147aは、第1及び第2の液体貯留室131,132内の液体が外部に漏れることを防止する。圧力調整室141を囲む第2のシール部147bは、特に弾性部材148が変形したときに、第2の液体貯留室132から圧力調整室141に液体が漏れることを防止するとともに、圧力調整室141から第2の液体貯留室132に空気が混入することを防止する。これらのシール部によって、ジョイント部材133及び液体流路部材120と、圧力調整室141を含む外部と、の間のシールが確保される。従って、第1及び第2の液体貯留室131,132は、液体の導入口136と液体吐出ヘッド110につながる流路121を除き、密閉された空間となっている。
ジョイント部材133は第1の液体貯留室131と第2の液体貯留室132(弾性部材収納室149)とを仕切る隔壁143を有している。隔壁143は、後述するシール部材140の突起部151a,151bと対向し第1の液体貯留室131と第2の液体貯留室132とを接続する切欠である連通部144を有している。すなわち、隔壁143は突起部151a,151bと当接する平面部と突起部151a,151bと当接しない凹部(連通部144)とを有している。図7(b)に示すように、切欠ないし凹部によって第1の液体貯留室131と第2の液体貯留室132とが連通し、液体を収容する一体の空間が形成される。凹部を設けることで、ジョイント部材133を成形する金型構造を簡素し、金型の耐久性を向上することができる。
ジョイント部材133の隔壁143は凹部を有しない連続した頂面を有していてもよい。図9は図7(a)と同様の方向から見たジョイント部材133の斜視図であり、図10は図8(a)と同様の方向から見た、対応するシール部材140の斜視図である。隔壁143は第1の液体貯留室131と第2の液体貯留室132とを接続する貫通口153を有している。すなわち、第1の液体貯留室131と第2の液体貯留室132の間の連通部はジョイント部材133の隔壁143の頂面に開口していない。シール部材140は、ジョイント部材133に当接し第1の液体貯留室131の周囲と弾性部材収納室149の周囲を互いに独立して延びる2つの第1のシール部146a,146bを有している。第2のシール部147a,147bは図7を参照して説明した上述の実施形態と同様である。本実施形態ではシール部材140の金型加工が容易になる。ジョイント部材133の金型構造は傾斜スライド型を用いて成形することができる。
(シール部材140及び弾性部材148)
シール部材140及び弾性部材148の構成についてさらに詳細に説明する。上述の通り、本実施形態では弾性部材148はシール部材140の一部として形成されている。シール部材140は弾性部材148と開口部152を有し、これらは中央連結部154によって仕切られている。図3,6に示すように、弾性部材148は液体供給管145側に、開口部152はその反対側に位置している、弾性部材148は主走査方向Hに互いに隣接して配列している。シール部材140の外形は六角形であるがこれに限定されない。図3に示すように、カラーの液体に対応するシール部材140を六角形、ブラックの液体に対応するシール部材140を八角形とすることができる。六角形のシール部材140の場合、弾性部材148と開口部152は共に五角形であるが、これに限定されない。図3に示すように、カラーの液体に対応する弾性部材148を五角形、ブラックに対応する弾性部材148を六角形とすることができる。
シール部材140は、第1のシール部146と第2のシール部147a,147bの一方が配置された領域の裏面の、他方が配置されていない領域に突起部151a,151b,152a,152bを有している。すなわち、シール部材140のジョイント部材133と対向する面には、中央連結部154に沿って第1の突起部151a,151bが延びている。シール部材140の液体流路部材120と対向する面には、外周部155と中央連結部154の交点付近に、外周部155に沿って第2の突起部152a,152bが延びている。一方のシール部が配置された領域の裏面に他方のシール部が配置されない場合、シール部材140が両面から均等に圧縮されないため、特に高温環境下でシール性が劣化する可能性がある。突起部を設けることでシール部材140が両面から均等に圧縮され、高温環境下でも良好なシール性を維持できる。突起部の先端は丸められているが、尖っていてもよい。先端が尖った突起部の場合、ジョイント部材133を液体流路部材120にビスで固定する際に、ビス締めの力を低減することができる。
上述のように、ジョイント部材133に当接する第1のシール部146は第1及び第2の液体貯留室131,132と圧力調整室141を取り囲むように配置されている。液体流路部材120に当接する第2のシール部147a,147bは第1の液体貯留室131と、第2の液体貯留室132及び圧力調整室141とを、個別に取り囲むように配置されており、相互に連結されていない。そのため、誤って表裏を反転させてシール部材140を装着すると、第1及び第2の液体貯留室131,132が切欠ないし凹部として連通部144を通して大気と連通し、第1及び第2の液体貯留室131,132の密閉性が低下する。密閉性の低下は気泡戻し機能に影響を及ぼす可能性がある。リーク検査を行うことによって、シール部材140が表裏を反転して装着されたかどうかを検知することができる。第1のシール部146と第1の液体貯留室131を取り囲む第2のシール部147aのリーク検査は液体供給管145から第1の液体貯留室131に空気を導入し、第1の液体貯留室131を加圧して行う(第1のリーク検査)。圧力調整室141を取り囲む第2のシール部147bのリーク検査は減圧口142から圧力調整室141に空気を導入し、圧力調整室141を加圧して行う(第2のリーク検査)。第1のリーク検査と第2のリーク検査は個別に行う。シール性を高めるため、2つの第2のシール部147a,147bを連結し、第1及び第2の液体貯留室131,132と圧力調整室141を一つのループで取り囲むようにしてもよい。
シール部材140は上述のように弾性部材148、外周部155、中央連結部154、第1及び第2のシール部146a,146b,147a,147bなどの様々な部位を含み、ゴムによって一体成型されている。シール部材140は、弾性部材148の大きな変形性能、使用する液体との接液性、シール部の追従性などを実現するため、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)で作成することができる。ジョイント部材133と液体流路部材120がフィラー入りの変性PPEで形成される場合、成形時の冷却状態のばらつきにより、フィラーがシール面に浮き出ることがある。フィラーが浮き出てシール面の平面度がばらついた場合でも、EPDMを用いることで良好なシール性能が確保できる。シール部材140としては塩素化ブチル等のゴムも使用可能である。
図11は弾性部材148の断面図を示している。弾性部材148は圧力調整室141と反対側に突き出した凸型の断面形状を有している。具体的には、弾性部材148は平坦な外周部148bと、平坦な内周部148aと、外周部148bと内周部148aとを接続し、外周部148b及び内周部148aに対して傾斜した中間部148cと、を有している。後述する気泡戻し工程では、圧力調整室141の負圧によって凸部が反対方向すなわち圧力調整室141側を向くように(反転するように)変形する。負圧が解除されると、弾性部材148はその弾性復元力で元の形状に復元する。弾性部材148は圧力調整室141側(図5において下側)に凸となっていてもよい。その場合は圧力調整手段300を用いて圧力調整室141を加圧する。弾性部材148の硬度(ゴム硬度)は元の形状への復元性の観点から20〜70度程度が好ましい。
中間部148cは外周部148bに対して0度を超え90度未満、好ましくは0度を超え65度未満の角度θで傾斜している。このような形状にすることで、弾性部材148を変形させたときに第2の液体貯留室132の容積を大きく変化させ、気泡戻し工程の回数を少なくすることができる。傾斜角度が90度以上であると、反転した際に反転の支点に生じる抵抗によって弾性部材148が元の形状に復元しない場合がある。
弾性部材148の外周部148bは内周部148aよりも厚い。これによって弾性部材148が反転した際の復元力が強くなり元の形状へ復元しやすくなる。外周部148bの肉厚は0.5〜1.3mm程度、内周部148aは0.2〜1.0mm程度、外周部148bの肉厚は内周部148aの肉厚の1.5倍以上であることが好ましい。
弾性部材148の他の実施形態を図12〜14を用いて説明する。これらの実施形態では弾性部材148(図14の実施形態ではシート)の厚さは均一であり、0.5〜1.3mm程度が好ましい。
図12に示す実施形態では、弾性部材148の内周部148aと弾性部材収納室149の底面との間に弾性部材148を付勢するコイルばね157が設けられている。ばね157は弾性部材収納室149の天井に取り付けても構わない。ばね157を設けることによって弾性部材148の復元力が高まり、元の形状に復元しやすくなり、気泡戻しの信頼性が高まる。
図13に示す実施形態では、弾性部材148dは円形または楕円形の平面形状を有している。弾性部材148dには折り目や稜線がないため、反転の際の反転の支点における抵抗が少ない。弾性部材148dは連続的に変形し、安定した復元性を得ることができる。
図14に示す実施形態では、弾性部材148はジョイント部材133に溶着によって固定された可撓性のシート158と、一端がシート158に他端が液体流路部材120に支持されシート158を付勢するばね157と、を有している。シート158はジョイント部材133と同じ材料から形成することが好ましい。可撓性のシート158は液体流路部材120に固定されていてもよく、ばね157の他端はジョイント部材133に支持されていてもよい。ばね157の端部に板159が取り付けられており、ばね157は板159を介してシート158に固定されている。シート158は溶着した後に撓むことができるように取り付けられている。シート158は、EPDMや塩素化ブチルゴムで形成された上述の弾性部材148より反転の際の反転の支点における抵抗が小さいため、安定した復元性を得ることができる。
弾性部材148をシール部材140と独立して設けることもできる。図15を参照すると、第2の液体貯留室132と圧力調整室141(弾性部材収納室149)はジョイント部材133の上部に、ジョイント部材133と隣接して設けられている。ジョイント部材133は第2の液体貯留室132を第1の液体貯留室131に接続する連通部144を有している。第2の液体貯留室132は、第1の液体貯留室131の導入口136と反対側の側面に位置している。弾性部材148は熱や超音波による溶着、または熱やネジによる加締めによって弾性部材押え板167に固定されている。本実施形態では弾性部材収納室149はジョイント部材133と弾性部材押え板167によって画定され、弾性部材148によって第2の液体貯留室132と圧力調整室141とに仕切られている。連通部144は第1の液体貯留室131の全高の半分の高さより上方に位置している。気泡は上部に滞留するため、気泡の近傍で弾性部材148を変形させ、第2の液体貯留室132の容積を変化させることで、気泡をより大きな力で移動させることができる。これによって、液体タンク160への気泡戻し効率が向上する。
(液体のメニスカス保持構造)
図16を用いて液体のメニスカス保持構造を説明する。図16(a)に示すように、第1の液体貯留室131の内部には液体保持部材137が設けられている。液体保持部材137とジョイント部材133の内壁との間に微小な隙間(例えば0.1〜0.3mm)が設けられており、ジョイント部材133の壁面との間に液体のメニスカス部が形成されている。メニスカス部に液体が保持されているため、液体タンク160が液体供給管145から抜かれたときも液体保持部材135が液体で覆われた状態を保ち、液体吐出ヘッド110内に常に液体を維持することができる。液体タンク160が液体供給管145に装着された直後も同様の効果が期待できる。液体保持部材135が露出した状態で連続印刷を行うと、液体保持部材135の上方に空気のパスができるため、液体を液体タンク160から液体吐出ヘッド110に連続的に供給することができない。従って、液体保持部材135上に液体が存在しない場合は、各色の液体タンク160が装着された状態でキャップ回復工程または液体タンク160からの液体充填工程が必要になる。その結果、使用済みの液体タンク160を抜き新品の液体タンク160を装着した後ただちに印刷したい場合、上記工程のために待ち時間が増える。本実施形態では、液体保持部材137のメニスカス力によって導入口136と液体保持部材135の間に常に液体が保持され、液体が液体保持部材135に供給されるため、液体タンク160を装着後ただちに印刷を開始することができる。
図16(b)に示すように、液体供給管145にメニスカス部を形成するための入口開口151を設けることもできる。液体供給管145の流路は第1の液体貯留室131と反対側の端部の近傍で直角に曲がり、液体供給管145の管壁を貫通して液体供給管145の側壁に開口している。入口開口151は液体供給管145のその他の部分の流路より断面積が減少している。たとえば、液体供給管145の内径をφ1〜2mm、入口開口151の内径をφ0.3〜0.5mmとすることで、入口開口151に液体のメニスカス部を形成することができ、上述の液体保持部材137は不要となる。このような入口開口151を有する液体供給管145とジョイント部材133は一体成型することができないため、液体供給管145とジョイント部材133は別々に制作され、その後これらが接合される。液体供給管145とジョイント部材133はたとえば、熱溶着、超音波溶着、接着、シール部材140を間に入れたビス締めや熱加締めなどによって接合することができる。
(気泡戻し機構及び気泡戻し工程)
図17を参照して、気泡戻し機構及び気泡戻し工程について説明する。図17(a)に示すように、液体吐出装置10の気泡戻し機構は、圧力調整室141に接続された圧力調整手段300を有している。圧力調整手段300は圧力調整室141に接続された減圧流路303と、減圧流路303上に位置するポンプ301と、ポンプ301を駆動するモーター(図示せず)と、を有している。圧力調整手段300はさらに、減圧流路上のポンプ301と圧力調整室141との間に位置する流路切換部302と、流路切換部302で減圧流路303から分岐する大気開放管311と、を有している。流路切換部302はバルブからなり、ポンプ301と大気開放管311とを切り替える。減圧流路303は、液体貯留ユニット内(液体流路部材120)に設けられ圧力調整室141と減圧口142を接続する第1の流路303aと、減圧口142をポンプ301または大気開放管311と接続する第2の流路303bと、を有している。本実施形態では、第2の流路303bはチューブであり、ポンプ301はチューブを押さえ付ける回転体を備えたチューブポンプであるが、これに限定されない。本実施形態のポンプ301は圧力調整室141を減圧するが、圧力調整室141を加圧することもできる。
気泡戻し工程では、弾性部材148を反復変形させることによって第1の液体貯留室131内の気泡(空気及び液体)が除去され、液体タンク160に戻される。気泡戻し工程は、最初に液体タンク160の液体を第1の液体貯留室131に充填するとき、あるいは使用済みの液体タンク160を新品の液体タンク160に交換する際に実行される。新品の液体タンク160への交換は第1の液体貯留室131の液体残量が所定量以下となったときに行われる。気泡戻し工程は定期的に、またはユーザーから指令されたときに実行することもできる。さらに気泡戻し工程は、記録装置を長期間使用しなかった後に起動する際に実行してもよい。このような場合、第1の液体貯留室131内に空気が透過して気泡が混入している可能性がある。
図17(a)を参照すると、液体タンク160の液体が消費され、第1の液体貯留室131の液体も一部消費されている。給紙装置の側面にはガイドユニット330に連結された吸引パッド320と第2の流路303bが設けられ、第2の流路303bはポンプ301に接続されている。第1の流路303aは液体流路部材120の内部を通り、圧力調整室141と減圧口142とを接続している。次に、図17(b)に示すようにキャリッジ200を移動し、キャリッジ200に搭載された液体貯留ユニット130を主走査方向Hに動かす。キャリッジ200が液体吐出装置10の右側端部に達すると、液体流路部材120に設けられた減圧口142が吸引パッド320と当接する。吸引パッド320は気密性が極力高くなるような弾性部材で形成されている。その後、消費済みの液体タンク160を新品の液体タンク160に交換する。先に液体タンク160を交換してからキャリッジ200を動かしてもよい。
次にポンプ301を作動させる。吸引パッド320の気密性により、ポンプ301は減圧流路303、流路切換部302を通して圧力調整室141の空気を排出し、圧力調整室141を減圧する。図5に示すように、第1の流路303aは、各液体貯留ユニット130の圧力調整室141に接続された個別流路303cと、各個別流路303cを減圧口142及び流路切換部302を介してポンプ301に接続する共通流路303dと、を有している。従って、減圧口142に吸引パッド320を接続するだけで全ての圧力調整室141を同時に減圧することができる。弾性部材148が圧力調整室141側に引かれ、弾性部材148は反転する。その結果、第2の液体貯留室132の容積が増加し、増加した容積に対応する液体が液体タンク160から第1の液体貯留室131に導入される。
次に、図17(c)に示すように圧力調整室141を大気開放する。具体的には、流路切換部302を大気開放管311に切替えることで、圧力調整室141が、減圧流路303、流路切換部302、大気開放管311を通して大気開放される。圧力調整室141が大気圧に戻り、弾性部材148が弾性復元力によって元の形状に復元し、圧力調整室141内の圧力が上昇する。液体保持部材137は第1の液体貯留室131の導入口136と対向する位置に開口137aを有しており、主に第1の液体貯留室131の上部に存在している気泡500は開口137aを通って導入口136から液体タンク160に移動する。次に、圧力調整手段300の大気開放を解除し、ポンプ301で圧力調整室141を減圧し、圧力調整室141を大気開放する。以降、ポンプ301による圧力調整室141の減圧と、圧力調整室141の大気開放を繰り返し行うことにより弾性部材148がポンプのように作用し、第1の液体貯留室131の気泡を液体タンク160に効率的に移動させることができる。
図16(b)に示す液体保持部材137がない実施形態の場合、気泡は第1の液体貯留室131から液体供給管145に直接流入し、液体タンク160に戻される。気泡戻しの際にメニスカス部に滞留する液体が液体タンク160に戻ることがないため、ジョイント部材133の上部に滞留する気泡をより効率的に液体タンク160に戻すことができる。
弾性部材148を反転させる圧力が極端に小さい(例えば、3〜8KPa)と、弾性部材148の変形が小さくなり、液体タンク160から導入される液体の量が減少する。その結果、気泡戻し工程1回当たりの液体タンク160に戻る気泡の量が減少し、気泡戻し効率が低下する。一方、後述するように、弾性部材148を反転させる圧力が過度に大きいと、液体吐出ヘッド110の吐出口115のメニスカスが破壊され、吐出口115の外部に液滴が露出する可能性がある。吐出口115の外部に液滴が露出すると、カラー液体間で混色が生じる可能性がある。また、吐出口面が液体で覆われ吐出口115を塞ぐことにより、液体の吐出方向がばらつき、良好な印刷ができない可能性がある。よって、ポンプ301の作動圧力は、メニスカスが破壊されない程度の圧力(例えば、8〜30KPa)で弾性部材148を反転するように設定されている。
図18には気泡戻し機構の他の実施形態を示す。本実施形態ではキャリッジ200の移動によって減圧口142を吸引パッド320から切り離し、圧力調整室141の大気開放を行う。液体流路部材120内の第1の流路303aと液体流路部材120外の第2の流路303bはキャリッジ200の主走査方向Hへの移動に応じて着脱可能となっている。図18(a)を参照すると、吸引パッド320は減圧口142から離れており、圧力調整室141はポンプ301と連通していない。次に、図18(b)に示すように、液体貯留ユニット130が搭載されたキャリッジ200を吸引パッド320の方向に移動し、減圧口142を吸引パッド320に密着させる。圧力調整室141は第2の流路303bを介してポンプ301と連通する。ポンプ301を起動し、第1及び第2の流路303a,303bを通し圧力調整室141を減圧する。この結果、弾性部材148が反転し圧力調整室141が減圧される。以上の動作は図17(a),(b)に示す動作と同様である。次に、図18(c)に示すように、液体貯留ユニット130が搭載されたキャリッジ200を逆方向に動かし、減圧口142を吸引パッド320から切り離す。圧力調整室141は、第1の流路303aを通して大気開放され、弾性部材148が元の形状に復元する。本実施形態では、流路切換部302や大気開放管311が不要であり、液体吐出装置10の構成を簡略化することができる。
以上説明したように、本発明では、弾性部材148とその変形手段を備えた単純な構成で気泡戻し工程を実行することができる。気泡を液体タンク160に確実に戻すことが可能となり、液体に影響を与える可能性が低下する。ジョイント部材133自体を変形させる必要がないため、ジョイント部材133を変形させるための機構が不要である。また、ジョイント部材133を大きな肉厚を有するリジットな構成とすることができる。その結果、第1の液体貯留室131の空気透過率が低減され、第1の液体貯留室131に気泡が発生しにくくなり、気泡戻し工程の頻度を低減することができる。
(混色防止機構)
本発明では気泡を液体タンク160内に戻すために第1の液体貯留室131を加圧している。吐出口115のメニスカスの破壊はポンプ301の作動圧力を適正に設定することで防止できるが、種々の制約から、ポンプ301の作動圧力の設定だけでは吐出口115のメニスカスの破壊を防止することが困難な場合もある。そこで、吐出口115のメニスカスを維持するための追加の構成について説明する。まず、図17を参照してメニスカスと第1の液体貯留室131の圧力の関係について説明する。
図17(a)では、圧力調整室141は大気と連通しており、第1の液体貯留室131には、液体タンク160の負圧や弾性部材148の変位による圧力変化の影響は生じていない。第1の液体貯留室131内に残った液体は液体吐出ヘッド110の吐出口115に形成されたメニスカス力とジョイント部材133と液体保持部材137との間で形成されるメニスカス力によって保持されている。
図17(b)では、新たな液体タンク160が装着され、ポンプ301によって圧力調整室141が減圧され、弾性部材148が反転する。第2の液体貯留室132の容積が増え、増加した容積に相当する量の液体が液体タンク160から第1の液体貯留室131に導入される。吐出口115のメニスカスを維持するため、吐出口115のメニスカス力が液体タンク160の負圧より大きくなっている。弾性部材148が反転して液体タンク160から液体を引き込むためには、弾性部材148の反転により第1の液体貯留室131に発生する負圧を液体タンク160の負圧より大きくする必要がある。さらに、吐出口115のメニスカスを維持するため、吐出口115のメニスカス力が弾性部材148の反転により生じる負圧より大きくなければならない。
図17(c)では、圧力調整室141が大気開放され弾性部材148が復元し、第1の液体貯留室131の気泡500が押し出され、液体タンク160内に移動する。第1の液体貯留室131と液体保持部材137の間にある気泡は液体保持部材137のメニスカスを破って液体タンク160に戻らなければならため、弾性部材148の復元により発生する圧力が液体保持部材137のメニスカス力より大きい必要がある。さらに、復元により発生する圧力が吐出口115のメニスカス力より大きいと、吐出口115のメニスカスが崩壊し、吐出口115から液体吐出ヘッド110内の液体が漏れ出す。吐出口115より溢れた各色の液体が混ざり合うと、本来の色とは異なる色となり、印字に影響を与える。
以上より、
吐出口115のメニスカス力>弾性部材148の復元により第1の液体貯留室131に発生する圧力>液体保持部材137のメニスカス力
の関係を満たす必要がある。
これより、気泡戻し工程において、弾性部材148が復元したときに第1の液体貯留室131に発生する圧力が液体吐出ヘッド110の吐出口115におけるメニスカス力よりも小さいことが必要である。このため、以下に示す実施形態では流抵抗増加部400が設けられている。流抵抗増加部400はその周囲に対して流抵抗が増加しており、弾性部材148が復元したときに第1の液体貯留室131に発生する圧力を液体吐出ヘッド110の吐出口115におけるメニスカス力よりも小さくすることができる。流抵抗増加部400は、以下に示すように流路断面積が縮小した構成が一般的であるが、管壁の形状、管路の形状などを変更してもよく、流抵抗が増加する限りあらゆる構成が利用できる。流抵抗増加部400は圧力調整室141に流れ込む空気の流量を制限し、圧力調整室141の急激な圧力の増加を防止する。圧力調整室141に流れ込む単位時間当たりの空気量を少なくすることで、弾性部材148の復元速度あるいは単位時間当たりの第2の液体貯留室132の容積変化を小さくすることができる。従って、弾性部材148の復元で発生する第1の液体貯留室131の圧力変化を小さくすることができる。第1及び第2の流路303a,303bの断面積を小さくすることで同様の効果を得ることも可能であるが、成形や溶着が難しくなること、ポンプ301の効果が低下することから、流抵抗増加部400を配置することが好ましい。
図19は流抵抗増加部400の設置位置を示している。図17に示すように大気開放管311によって圧力調整室141の大気開放を行う場合は、流抵抗増加部400は減圧流路303の圧力調整室141から流路切換部302までの区間、または大気開放管311に設けることができる。図18に示すようにキャリッジ200の移動によって圧力調整室141の大気開放を行う場合は、流抵抗増加部400は第1の流路303aに設けることができる。流抵抗増加部400を第1の流路303aに設ける場合は、できるだけ第1の流路303aと第2の流路303bとの接続部の近傍に設けることが望ましい。流抵抗増加部400を第2の流路303bに設ける場合は、できるだけ流路切換部302の近傍に設けることが望ましい。流抵抗増加部400を大気開放管311に設ける場合は、大気開放側端部311aに設けることが望ましい。このように流抵抗増加部400を圧力調整室141から離して設置することで、流抵抗増加部400から圧力調整室141までの流路が長くなり、圧力調整室141と流路を含めた容積が大きくなる。そのため、圧力調整室141と流路を含めた容積に対する流入空気量の割合が小さくなり、弾性部材148の復元速度をより遅くし、第1の液体貯留室131の圧力変化を抑えることができる。
一例では、流抵抗増加部400の断面積は0.008〜0.78mm、流抵抗増加部400の長さLは5mm以上である。弾性部材148のゴム硬度は20〜50度、弾性部材148の肉厚は0.4〜1.5mmである。液体吐出ヘッド110の吐出口115に形成されるメニスカス力は450mmAq以上、液体タンク160の負圧は―35mmAq以下である。
流抵抗増加部400の様々な実施形態について説明する。図20(a)を参照すると、流抵抗増加部400は貫通口401を有している。図示の例では貫通口401は円形であるが、これに限定されず、楕円形、四角形などの任意の形状でよい。図20(b)を参照すると、流抵抗増加部400は切欠402を有し、管路の内面とともに断面縮小部が形成される。切欠402を有する構成のため、図20(a)の実施形態と比べて流抵抗増加部400の成形金型が単純化され、製造効率が向上する。図20(c),(d)に示すように、バルブ形式の流抵抗増加部400を用いることもできる。流抵抗増加部400は図20(c)に示すように開口し、図20(d)に示すように閉鎖する。第1の液体貯留室131の圧力変化を抑えるため、流抵抗増加部400(バルブ)の最大開口面積(バルブ開度)または開閉速度(開口面積の時間当たりの変化率)を制御することができる。
130 液体貯留ユニット
131 第1の液体貯留室
132 第2の液体貯留室
141 圧力調整室
148 弾性部材

Claims (29)

  1. 液体タンクと連通し、前記液体タンクから供給される液体を保持可能な容積が一定の第1の液体貯留室と、前記第1の液体貯留室と連通する第2の液体貯留室と、圧力調整手段の作動によって圧力が変化する圧力調整室と、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切弾性部材と、を有し、前記第2の液体貯留室の容積は、前記圧力調整室の圧力を変化させて前記弾性部材を変形させることによって増減させられ、前記第2の液体貯留室の容積を増減させることによって前記第1の液体貯留室に存在している気泡が前記液体タンクに移動することを特徴とする、液体貯留ユニット。
  2. 前記弾性部材を収納する弾性部材収納室を有し、前記弾性部材収納室は前記弾性部材によって、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とに仕切られている、請求項1に記載の液体貯留ユニット。
  3. 液体を吐出する液体吐出ヘッドを保持し、前記第1の液体貯留室を前記液体吐出ヘッドに接続する流路を備える液体流路部材と、前記液体タンクが装着されるジョイント部材と、前記液体流路部材と前記ジョイント部材との間をシールするシール部材と、を有し、前記液体流路部材と前記ジョイント部材と前記シール部材とによって前記第1及び第2の液体貯留室と前記圧力調整室とが形成され、前記弾性部材は前記シール部材の一部である、請求項1または2に記載の液体貯留ユニット。
  4. 前記シール部材は、前記ジョイント部材に当接し前記第1及び第2の液体貯留室と前記圧力調整室を取り囲んで延びる連続した一つの第1のシール部と、前記液体流路部材に当接し前記第1の液体貯留室の周囲と前記第2の液体貯留室及び前記圧力調整室の周囲を互いに独立して延びる2つの第2のシール部、とを有し、前記ジョイント部材は前記第1の液体貯留室と前記第2の液体貯留室とを仕切る隔壁を有し、前記隔壁は前記第1の液体貯留室と前記第2の液体貯留室とを接続する切欠を有している、請求項3に記載の液体貯留ユニット。
  5. 前記シール部材は、前記第1のシール部と前記第2のシール部の一方が配置された領域の裏面の、他方が配置されていない領域に突起部を有している、請求項4に記載の液体貯留ユニット。
  6. 前記シール部材は、前記ジョイント部材に当接し第1の前記液体貯留室の周囲と前記第2の液体貯留室及び前記圧力調整室の周囲を互いに独立して延びる2つの第1のシール部と、前記液体流路部材に当接し前記第1の液体貯留室の周囲と前記第2の液体貯留室及び前記圧力調整室の周囲を互いに独立して延びる2つの第2のシール部と、を有し、前記ジョイント部材は前記第1の液体貯留室と前記第2の液体貯留室とを仕切る隔壁を有し、前記隔壁は前記第1の液体貯留室と前記第2の液体貯留室とを接続する貫通口を有している、請求項3に記載の液体貯留ユニット。
  7. 液体を吐出する液体吐出ヘッドを保持し、前記第1の液体貯留室を前記液体吐出ヘッドに接続する流路を備える液体流路部材と、前記液体タンクが装着されるジョイント部材と、前記液体流路部材と前記ジョイント部材との間をシールするシール部材と、を有し、前記液体流路部材と前記ジョイント部材と前記シール部材とによって前記第1の液体貯留室が形成され、前記弾性部材は前記シール部材と独立して設けられ、前記第2の液体貯留室は前記第1の液体貯留室の全高の半分より上方の位置で前記第1の液体貯留室と連通している、請求項1または2に記載の液体貯留ユニット。
  8. 前記第1の液体貯留室を前記液体タンクと接続する液体供給管を有し、前記液体供給管は前記第1の液体貯留室と一体化されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  9. 前記第1の液体貯留室を前記液体タンクと接続する液体供給管を有し、前記液体供給管は、前記第1の液体貯留室と反対側の端部に、断面積が減少しメニスカスが形成される入口開口を有している、請求項1から7のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  10. 前記弾性部材は平坦な外周部と、平坦な内周部と、前記外周部と前記内周部とを接続し、前記外周部及び前記内周部に対して傾斜した中間部と、を有している、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  11. 前記中間部は前記外周部に対して0度を超え90度未満の角度で傾斜し、前記外周部は前記内周部よりも厚い、請求項10に記載の液体貯留ユニット。
  12. 前記弾性部材は円形または楕円形の平面形状を有している、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  13. 前記弾性部材を付勢するばねを有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  14. 前記弾性部材は、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切る可撓性のシートと、一端が前記シートに他端が前記第2の液体貯留室または前記圧力調整室に支持され前記シートを付勢するばねと、を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  15. 前記第1の液体貯留室に設けられ前記第1の液体貯留室の壁面との間でメニスカスを形成する液体保持部材を有し、前記液体保持部材は前記第1の液体貯留室の前記液体タンクから供給される液体の導入口と対向する位置に開口を有している、請求項1から14のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  16. 前記第1の液体貯留室は前記弾性部材より単位面積当たりの空気透過率が小さい、請求項1から15のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  17. 前記第1の液体貯留室の壁体は前記弾性部材よりも厚い、請求項1から16のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  18. 前記液体タンクは前記第1の液体貯留室に着脱可能に装着可能である、請求項1から17のいずれか1項に記載の液体貯留ユニット。
  19. 請求項1から18のいずれか1項に記載の液体貯留ユニットと、液体吐出ヘッドと、前記圧力調整手段とを有し、前記圧力調整手段は、前記圧力調整室に接続された流路と、前記流路上に位置するポンプと、前記流路上の前記ポンプと前記圧力調整室との間に位置する流路切換部と、前記流路切換部で前記流路から分岐する大気開放管と、を有し、前記流路の前記圧力調整室から前記流路切換部までの区間と前記大気開放管のいずれかは流抵抗が増加した流抵抗増加部を有し、前記流抵抗増加部は、前記弾性部材の変形により前記第1の液体貯留室に生じる圧力を、液体を吐出するための吐出口におけるメニスカス力よりも小さくすることを特徴とする、液体吐出装置。
  20. 前記流抵抗増加部は前記大気開放管の大気開放側端部に位置している、請求項19に記載の液体吐出装置。
  21. 前記液体貯留ユニットは複数個設けられ、前記流路は、各液体貯留ユニットの前記圧力調整室に接続された個別流路と、前記個別流路のそれぞれを前記流路切換部に接続する共通流路と、を有する、請求項19または20に記載の液体吐出装置。
  22. 請求項1から18のいずれか1項に記載の液体貯留ユニットと、液体吐出ヘッドと、前記液体貯留ユニット及び前記液体吐出ヘッドを搭載し、記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に移動するキャリッジと、前記圧力調整手段と、を有し、前記圧力調整手段は、前記液体貯留ユニット内に位置し前記圧力調整室に接続された第1の流路と、前記キャリッジの前記主走査方向への移動に応じて前記第1の流路に対して着脱可能な第2の流路と、前記第2の流路上に位置するポンプと、を有する、液体吐出装置。
  23. 前記第1の流路は流抵抗が増加した流抵抗増加部を備え、前記流抵抗増加部は、前記弾性部材の変形により前記第1の液体貯留室に生じる圧力を、液体を吐出するための吐出口におけるメニスカス力よりも小さくする、請求項2に記載の液体吐出装置。
  24. 前記流抵抗増加部は前記第1の流路の前記第2の流路との接続部に位置している、請求項2に記載の液体吐出装置。
  25. 前記液体貯留ユニットは複数個設けられ、前記第1の流路は、各液体貯留ユニットの前記圧力調整室に接続された個別流路と、前記個別流路のそれぞれと接続され前記第2の路に対して着脱可能な共通流路と、を有する、請求項2から2のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  26. 第2の液体貯留室と連通し容積が一定の第1の液体貯留室に液体タンクを連通させることと、前記第2の液体貯留室の容積を増減させることによって前記第1の液体貯留室に存在している気泡を前記液体タンクに移動させることと、を有し、前記第2の液体貯留室の容積は、弾性部材によって前記第2の液体貯留室と密に仕切られた圧力調整室の圧力を変化させて前記弾性部材を変形させることによって増減させられることを特徴とする、液体貯留ユニットからの気泡の除去方法。
  27. 液体タンクから供給される液体を保持可能な容積が一定の第1の液体貯留室と、前記第1の液体貯留室と連通する第2の液体貯留室と、圧力調整手段の作動によって圧力が変化する圧力調整室と、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切り、前記圧力調整室の前記圧力に応じて前記第2の液体貯留室の容積を増減させるように変形可能な弾性部材と、液体を吐出する液体吐出ヘッドを保持し、前記第1の液体貯留室を前記液体吐出ヘッドに接続する流路を備える液体流路部材と、前記液体タンクが装着されるジョイント部材と、前記液体流路部材と前記ジョイント部材との間をシールするシール部材と、を有し、前記液体流路部材と前記ジョイント部材と前記シール部材とによって前記第1及び第2の液体貯留室と前記圧力調整室とが形成され、前記弾性部材は前記シール部材の一部であることを特徴とする、液体貯留ユニット。
  28. 液体タンクから供給される液体を保持可能な容積が一定の第1の液体貯留室と、前記第1の液体貯留室と連通する第2の液体貯留室と、圧力調整手段の作動によって圧力が変化する圧力調整室と、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切り、前記圧力調整室の前記圧力に応じて前記第2の液体貯留室の容積を増減させるように変形可能な弾性部材と、前記第1の液体貯留室を前記液体タンクと接続する液体供給管と、を有し、前記液体供給管は前記第1の液体貯留室と一体化されていることを特徴とする、液体貯留ユニット。
  29. 液体タンクから供給される液体を保持可能な容積が一定の第1の液体貯留室と、前記第1の液体貯留室と連通する第2の液体貯留室と、圧力調整手段の作動によって圧力が変化する圧力調整室と、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切り、前記圧力調整室の前記圧力に応じて前記第2の液体貯留室の容積を増減させるように変形可能な弾性部材と、を有し、
    前記弾性部材は、前記第2の液体貯留室と前記圧力調整室とを密に仕切る可撓性のシートと、一端が前記シートに他端が前記第2の液体貯留室または前記圧力調整室に支持され前記シートを付勢するばねと、を有することを特徴とする、液体貯留ユニット。
JP2014112182A 2014-05-30 2014-05-30 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法 Active JP6415114B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112182A JP6415114B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法
US14/715,234 US10029474B2 (en) 2014-05-30 2015-05-18 Liquid storage unit, liquid discharge apparatus using the same, and method of removing bubbles from liquid storage unit
RU2015118575A RU2623924C2 (ru) 2014-05-30 2015-05-18 Блок хранения жидкости, устройство выпуска жидкости, использующее его, и способ удаления пузырьков из блока хранения жидкости
EP15001521.2A EP2949471B1 (en) 2014-05-30 2015-05-20 Liquid storage unit, liquid discharge apparatus using the same, and method of removing bubbles from liquid storage unit
KR1020150070960A KR101942142B1 (ko) 2014-05-30 2015-05-21 액체 저장 유닛, 이를 사용한 액체 토출 장치 및 액체 저장 유닛으로부터 기포를 제거하는 방법
BR102015012640A BR102015012640A2 (pt) 2014-05-30 2015-05-29 unidade de armazenamento de líquido, aparelho de descarga de líquido que utiliza a mesma, e método para remover bolhas da unidade de armazenamento de líquido
CN201510290479.1A CN105269977B (zh) 2014-05-30 2015-05-29 储液单元、使用该单元的液体排出设备及去除气泡的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112182A JP6415114B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015223828A JP2015223828A (ja) 2015-12-14
JP6415114B2 true JP6415114B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=53268576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014112182A Active JP6415114B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10029474B2 (ja)
EP (1) EP2949471B1 (ja)
JP (1) JP6415114B2 (ja)
KR (1) KR101942142B1 (ja)
CN (1) CN105269977B (ja)
BR (1) BR102015012640A2 (ja)
RU (1) RU2623924C2 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015041365A1 (ja) 2013-09-18 2015-03-26 キヤノン株式会社 インクカートリッジおよびインクジェットプリンタ
KR102100600B1 (ko) 2013-09-18 2020-04-13 캐논 가부시끼가이샤 잉크 카트리지 및 잉크젯 프린터
JP6308989B2 (ja) 2015-09-30 2018-04-11 キヤノン株式会社 液体収納容器及び液体吐出装置
JP6611564B2 (ja) 2015-10-30 2019-11-27 キヤノン株式会社 液体収納ボトルおよび液体収納ボトルのパッケージ
JP6602160B2 (ja) 2015-10-30 2019-11-06 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド
JP2017081083A (ja) 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体吐出装置、ヘッド及び液体充填方法
JP6700719B2 (ja) 2015-10-30 2020-05-27 キヤノン株式会社 液体吐出装置及びヘッド
JP6723729B2 (ja) 2015-11-17 2020-07-15 キヤノン株式会社 液体収容容器および液体収容容器の製造方法
JP6624905B2 (ja) 2015-11-26 2019-12-25 キヤノン株式会社 液体容器および液体残量検出装置
US10391776B2 (en) 2015-11-30 2019-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and printing apparatus
JP6714829B2 (ja) * 2016-03-11 2020-07-01 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2017193105A (ja) 2016-04-20 2017-10-26 キヤノン株式会社 液体収納容器ユニット
JP6775992B2 (ja) 2016-04-22 2020-10-28 キヤノン株式会社 液体収容容器および液体吐出装置
US10093105B2 (en) 2016-04-22 2018-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and liquid ejection apparatus
JP6661462B2 (ja) 2016-05-16 2020-03-11 キヤノン株式会社 液体吐出装置および液体補給容器
JP6593256B2 (ja) * 2016-06-08 2019-10-23 株式会社村田製作所 インクジェット印刷装置
JP6746391B2 (ja) 2016-06-15 2020-08-26 キヤノン株式会社 液体収容容器ユニット
JP6870221B2 (ja) * 2016-06-24 2021-05-12 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の異常検出方法
US10399347B2 (en) 2016-06-29 2019-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Liquid supplying mechanism, and liquid ejection apparatus
WO2019074132A1 (en) 2017-10-13 2019-04-18 Canon Kabushiki Kaisha ITEM COMPRISING PASTILLE ELECTRODE, INK CARTRIDGE, RECORDING APPARATUS
JP7267708B2 (ja) 2017-10-13 2023-05-02 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、インクカートリッジ、記録装置
JP2020049727A (ja) 2018-09-26 2020-04-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、及び、液体噴射装置のメンテナンス方法
JP7154919B2 (ja) 2018-09-28 2022-10-18 キヤノン株式会社 インクカートリッジ
JP7242231B2 (ja) 2018-09-28 2023-03-20 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、記録装置
JP7224830B2 (ja) 2018-09-28 2023-02-20 キヤノン株式会社 パッド電極を有する部材、インクカートリッジ、記録装置
JP2020116844A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ヘッドユニット、及びインクジェット記録装置
JP7446811B2 (ja) * 2019-12-25 2024-03-11 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド、記録装置および回復方法
JP7409605B2 (ja) 2019-12-25 2024-01-09 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法
JP2021151724A (ja) 2020-03-24 2021-09-30 キヤノン株式会社 液体供給装置、液体貯留タンク、カートリッジ、及び液体吐出装置
JP2021154605A (ja) 2020-03-27 2021-10-07 キヤノン株式会社 液体吐出装置
JP2021183400A (ja) 2020-05-22 2021-12-02 キヤノン株式会社 液体カートリッジおよび液体吐出装置
JP7471941B2 (ja) 2020-07-09 2024-04-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2022018851A (ja) 2020-07-16 2022-01-27 キヤノン株式会社 液体収容容器
JP2022018869A (ja) 2020-07-16 2022-01-27 キヤノン株式会社 液体収容容器
JP2022018712A (ja) 2020-07-16 2022-01-27 キヤノン株式会社 液体収容容器

Family Cites Families (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145039A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 Nec Corp インクジエツト記録装置
US5745137A (en) * 1992-08-12 1998-04-28 Hewlett-Packard Company Continuous refill of spring bag reservoir in an ink-jet swath printer/plotter
DE69306295T2 (de) 1992-04-24 1997-04-03 Hewlett Packard Co Regelung des Gegendrucks beim Farbstrahldrucken
CA2157346C (en) 1994-08-31 2001-08-28 Osamu Sato Ink jet ink refilling method and apparatus
US5880748A (en) * 1994-09-20 1999-03-09 Hewlett-Packard Company Ink delivery system for an inkjet pen having an automatic pressure regulation system
JP3667127B2 (ja) 1998-12-24 2005-07-06 キヤノン株式会社 液体供給システムの液体残量検出方法
JP2001063090A (ja) 1999-04-27 2001-03-13 Canon Inc インクタンク、該インクタンクに用いられる弁ユニット、前記インクタンクの製造方法、前記インクタンクを備えたインクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット記録装置
US6443567B1 (en) 1999-04-27 2002-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting cartridge and recording device using same
JP3450798B2 (ja) 1999-04-27 2003-09-29 キヤノン株式会社 液体供給システム、該システムに用いられる液体収納容器、該システムを用いたインクジェットヘッドカートリッジ
JP2001063098A (ja) 1999-04-27 2001-03-13 Canon Inc 液体収納容器、該液体収納容器に用いられる弁機構および液体供給容器
JP2001010078A (ja) 1999-04-27 2001-01-16 Canon Inc インクタンク、該インクタンクが取り付けられるホルダー、該ホルダーを備えたインクジェット記録装置、インクタンクのホルダーへの装着方法
JP2001063097A (ja) 1999-04-27 2001-03-13 Canon Inc 液体供給システム及び該システムに用いられる液体供給容器
US6505923B1 (en) 1999-06-24 2003-01-14 Canon Kabushiki Kaisha Liquid supply system, liquid supply container and negative pressure generating member container used for the same system, and ink jet recording apparatus using the same system
US6450631B1 (en) 1999-06-24 2002-09-17 Canon Kabushiki Kaisha Storing method of ink tank and ink jet head cartridge, and ink tank and storing container used in the same method
US6471343B1 (en) * 1999-06-24 2002-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Ink supply system and ink jet recording apparatus
JP2001001542A (ja) 1999-06-24 2001-01-09 Canon Inc 液体供給方法および該液体供給方法に用いられる毛管力発生部材収納容器および液体供給容器
JP2001001544A (ja) 1999-06-24 2001-01-09 Canon Inc 液体供給方法、液体供給容器、負圧発生部材収納容器及び液体収納容器
US6796645B2 (en) 1999-12-06 2004-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Surface reformed fiber body, liquid container using fiber absorber, and method of producing fiber absorber for use in liquid ejection
JP3416614B2 (ja) 2000-04-26 2003-06-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
EP1967367B1 (en) 2000-10-20 2011-08-31 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink jet recording device
US6948803B2 (en) * 2001-06-18 2005-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, inkjet printing apparatus and ink supplying method
JP2002370375A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Canon Inc インクジェットプリント装置、インクタンクおよびインク供給方法
JP2002370374A (ja) 2001-06-18 2002-12-24 Canon Inc インクジェットプリント装置、プリントヘッドおよびインク供給方法
JP2003053993A (ja) * 2001-08-14 2003-02-26 Canon Inc インクジェット記録ヘッド
US6854836B2 (en) * 2001-10-05 2005-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, liquid supply system, liquid using apparatus, ink tank, ink supply system, inkjet print head and print apparatus
ATE326348T1 (de) 2001-10-05 2006-06-15 Canon Kk Tintenbehälter, flüssigkeitszufuhrvorrichtung und aufzeichnungsvorrichtung
JP2003191488A (ja) * 2001-12-27 2003-07-08 Canon Inc 液体収納容器、インクジェットカートリッジおよびインクジェット記録装置
US6758558B2 (en) * 2002-02-07 2004-07-06 Nanodynamics Inc. Ink container having a pressure stabilizer module
US6955425B2 (en) * 2002-04-26 2005-10-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Re-circulating fluid delivery systems
US6969161B2 (en) * 2002-09-30 2005-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Ink supply system, ink jet printing apparatus, ink container, ink refilling container and ink jet cartridge
WO2004028817A1 (en) 2002-09-30 2004-04-08 Canon Kabushiki Kaisha Liquid supply system, fluid communicating structure, ink supply system, and inkjet recording head utilizing the fluid communicating structure
US6908180B2 (en) * 2003-02-24 2005-06-21 Eastman Kodak Company Ink delivery apparatus for inkjet printhead
JP2004314602A (ja) 2003-04-04 2004-11-11 Canon Inc 液体収納容器及びその製造方法
US7841706B2 (en) * 2004-06-01 2010-11-30 Canon Finetech, Inc. Ink supply apparatus and method for controlling the ink pressure in a print head
JP3977355B2 (ja) 2004-06-07 2007-09-19 キヤノン株式会社 インクタンクおよび記録ヘッド
BRPI0506191A (pt) * 2004-11-29 2006-07-25 Seiko Epson Corp processo de reenchimento de cartucho, dispositivo de reenchimento de lìquido e cartucho de reenchimento
US7762654B2 (en) * 2005-09-02 2010-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container
JP4874605B2 (ja) * 2005-09-12 2012-02-15 株式会社リコー インク供給容器と記録装置及びインク供給方法
US7556365B2 (en) * 2006-03-22 2009-07-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkjet printing system with compliant printhead assembly
US7618135B2 (en) * 2006-03-22 2009-11-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkjet printing system with push priming
JP2008230137A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujifilm Corp 液体吐出ヘッドの背圧調整装置
JP4888228B2 (ja) 2007-05-28 2012-02-29 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタ
JP5031506B2 (ja) * 2007-10-12 2012-09-19 キヤノン株式会社 インクタンクおよび記録装置
JP5163286B2 (ja) * 2008-05-26 2013-03-13 株式会社リコー 液体吐出装置及び画像投射装置
JP2010082823A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Fujifilm Corp 液体供給装置、画像形成装置、及びプログラム
JP2011110853A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mimaki Engineering Co Ltd 液体循環システム
JP5560717B2 (ja) * 2010-01-07 2014-07-30 株式会社リコー 液体供給装置および画像形成装置
JP5834420B2 (ja) * 2010-08-09 2015-12-24 富士ゼロックス株式会社 流量制御装置、液滴吐出装置及び流量制御プログラム
US9056479B2 (en) * 2010-10-27 2015-06-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pressure bag
JP5776188B2 (ja) * 2011-01-31 2015-09-09 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP5776227B2 (ja) * 2011-03-04 2015-09-09 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置およびその制御方法
CN103402772B (zh) * 2011-03-04 2015-11-25 惠普发展公司,有限责任合伙企业 用于管理流体喷射***中的空气的阀***
US8657411B2 (en) * 2011-06-15 2014-02-25 Funai Electric Co., Ltd. Fluid ejection device and method for fabricating fluid ejection device
JP2013063628A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、液体流動方法
JP2013111967A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 Seiko Epson Corp 液体タンクおよび液体噴射装置
JP5615392B2 (ja) 2012-02-23 2014-10-29 キヤノン株式会社 液体収納容器およびそれを装着可能な装置
JP5979906B2 (ja) 2012-02-23 2016-08-31 キヤノン株式会社 液体収納容器およびそれを装着可能な装置
JP5995184B2 (ja) * 2012-03-13 2016-09-21 株式会社リコー 画像形成装置
US9421781B2 (en) 2012-10-15 2016-08-23 Seiko Epson Corporation Recording apparatus
JP6083187B2 (ja) * 2012-10-15 2017-02-22 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6537298B2 (ja) * 2014-04-30 2019-07-03 キヤノン株式会社 圧力調整ユニット、液体供給装置、および液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10029474B2 (en) 2018-07-24
BR102015012640A2 (pt) 2016-01-05
KR20150138024A (ko) 2015-12-09
JP2015223828A (ja) 2015-12-14
EP2949471A2 (en) 2015-12-02
CN105269977B (zh) 2017-06-23
US20150343793A1 (en) 2015-12-03
RU2015118575A (ru) 2016-12-10
EP2949471B1 (en) 2019-10-30
RU2623924C2 (ru) 2017-06-29
CN105269977A (zh) 2016-01-27
KR101942142B1 (ko) 2019-01-24
EP2949471A3 (en) 2016-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6415114B2 (ja) 液体貯留ユニットとそれを用いた液体吐出装置及び液体貯留ユニットからの気泡の除去方法
JP4670642B2 (ja) 圧力制御弁ユニット及び液体噴射装置
US20080211890A1 (en) Liquid container, component for forming liquid container, and method for producing liquid container
US7950764B2 (en) Pressure regulating mechanism and liquid ejecting apparatus
EP3375617B1 (en) Flexible membrane mechanism, flow path member, and liquid ejecting apparatus
JP2007230227A (ja) 液体噴射装置およびその初期充填方法
JP5024097B2 (ja) 吐出ヘッドの回復装置
JP7067087B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、液体吐出装置の製造方法
US7341335B2 (en) Liquid ejection apparatus
JP5028775B2 (ja) シール構造
US20170210139A1 (en) Liquid ejecting apparatus and method for controlling liquid ejecting apparatus
JP2005219229A (ja) 液体噴射装置
US20140198144A1 (en) Backpressure control unit, liquid ejecting head, and liquid ejecting apparatus
US11724511B2 (en) Liquid ejection apparatus
US8376538B2 (en) Liquid jetting apparatus and liquid supply unit of liquid jetting apparatus
JP6740652B2 (ja) 液体噴射ヘッド
JP2019142107A (ja) 流路部材、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置
JP2000343722A (ja) インクジェット式記録装置
JP2007230125A (ja) 液体噴射装置
US20210131591A1 (en) Flow Path Member, Flow Path Unit, And Liquid Ejecting Apparatus
JP2008023789A (ja) バルブユニット及び液体噴射装置
JP2008023790A (ja) バルブユニット及び液体噴射装置
JP2005280075A (ja) インクジェットプリンタ及びそのインク供給装置のリーク検査方法
JP2005193482A (ja) 液体噴射装置
JP2004122498A (ja) 液体収納容器に用いられる凸型シート製造方法及びそれを有する液体収納容器とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6415114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151