JP6413301B2 - 機能実行装置、機能実行方法、及び記録媒体 - Google Patents

機能実行装置、機能実行方法、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、特定の機能を実行可能な機能実行装置、機能実行方法、及び特定の機能を実行させるためのプログラムが記録された記録媒体に関する。
例えばプリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置などの、各種の特定機能を実行可能な装置として、ショートカット機能を有する装置がある。ショートカット機能は、特定機能の実行に必要な設定値をユーザが予め記憶領域に記憶させておくことで、特定機能を実行させる際は記憶領域から設定値を呼び出して迅速に実行させることが可能な機能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−22183号公報
ショートカット機能を利用して特定機能を実行させる場合、特定機能の種類によっては、その性質上、ショートカット機能の処理手順の中に、ユーザに対して入力操作を要求して入力操作がなされるまで待機するような処理を組み込むこともある。例えば、スキャナにおいては、スキャンしたデータを当該スキャナとは別の送信先へ送信するスキャンデータ送信機能に対して、ショートカット機能を登録する場合がある。この場合、誤送信を防ぐために、ショートカット機能の実行過程で、送信先の確認画面を表示してユーザに確認入力を要求し、確認入力がなされた場合に送信処理に進むようにすることが多い。
ショートカット機能を実行させたときに上記のような確認要求や入力要求が行われると、ユーザに対して安心感を与えることはできるが、ユーザによる作業が必要な分、特定機能完了までの所要時間が長くなる。
また、実行させるショートカット機能の内容や利用形態によっては、たとえ一般的には確認作業を組み込んだ方が良いような内容であっても、ユーザにとっては必ずしもそのような作業は必要ない場合もある。具体例としては、定型業務で同じショートカット機能を繰り返し実行する場合が挙げられる。このような場合、ショートカット機能を実行する度に、ユーザによる処理確認作業や入力操作などの作業が必要となると、ユーザとしては非常に煩わしく、使い勝手、操作性が悪い。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ショートカット機能の使い勝手、操作性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、入力操作を受け付け可能な入力部と、制御部とを備えた機能実行装置であり、制御部は、登録処理と、条件判断処理と、実行処理とを実行可能である。
登録処理は、特定の機能を実行させるショートカット機能として、入力部に対する入力操作を要求する処理を行わない簡易手順で特定の機能を実行させるショートカット機能を登録可能な処理である。条件判断処理は、登録されているショートカット機能に対する実行指示を取得した場合、特定の確認処理実行条件が成立しているか否か判断する処理である。実行処理は、条件判断処理により確認処理実行条件が成立していないと判断された場合、ショートカット機能を簡易手順で実行し、条件判断処理により確認処理実行条件が成立していると判断された場合、ショートカット機能を、ショートカット機能の実行の許可を示す入力操作を要求する入力要求処理を少なくとも1つ含む準簡易手順で実行する処理である。
本発明では、ショートカット機能の実行時、通常は簡易手順で特定の機能が実行されるが、確認処理実行条件が成立している場合は、準簡易手順で特定の機能が実行される。準簡易手順は、入力操作を要求する入力要求処理を含むため、その入力要求処理において入力操作がなされない場合は特定の機能が実行されない。そのため、意図しないショートカット機能の実行を抑止することができる。従って、本発明によれば、ショートカット機能の使い勝手、操作性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述した機能実行装置の他、その機能実行装置で用いられている機能実行方法、機能実行装置を構成要素とする各種システム、機能実行装置により実行される各処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムが記録された記録媒体など、種々の形態で実現することができる。
実施形態の画像読取システムの概略構成を示すブロック図である。 ショートカット実行時における、ワンタッチ機能の有効時と無効時の処理の違いを説明するための説明図である。 確認処理実行条件A1〜A6に対応した特定確認画面を示す説明図である。 確認処理実行条件B1〜B6に対応した特定確認画面を示す説明図である。 スキャナに記憶される各種情報を示す説明図である。 ショートカット登録・編集処理を示すフローチャートである。 ショートカット実行処理の第1の例を示すフローチャートである。 ショートカット実行処理の第2の例を示すフローチャートである。 ショートカット実行処理の第3の例を示すフローチャートである。 ショートカット実行処理の第4の例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)画像読取システムの構成
本実施形態の画像読取システム1は、図1に示すように、スキャナ10とPC(Personal Computer )30とを備えている。スキャナ10とPC30は、LAN(Local Area Network)3を通じて相互にデータ通信可能である。
スキャナ10は、原稿の画像を読み取る画像読取機能、読み取った画像のデータ(以下「スキャンデータ」という)を各種の処理方法で処理するスキャンデータ処理機能などを備えている。スキャンデータ処理機能の具体例については後述する。
スキャナ10は、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM14、画像読取部15、操作部16、表示部17、ネットワークインタフェース18、USBインタフェース19、及び回線接続部20を備えている。
CPU11は、ROM12やNVRAM14などに記憶されている各種プログラムに従ってスキャナ10内の各部の制御および各種演算を実行する。RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリとして利用される。NVRAM14は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。NVRAM14には、スキャナ10に関する各種設定情報が記憶されている。後述するショートカット機能やワンタッチ機能の設定・登録情報も、NVRAM14に記憶される。後述するショートカット登録・編集処理(図6)及び各種のショートカット実行処理(図7〜図10)のプログラムを含む、画像読取機能を実現するためのプログラムは、ROM12又はNVRAM14に記憶されている。
画像読取部15は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成する。操作部16は、ユーザによる入力操作を受け付ける入力装置である。操作部16は、タッチパネル21、操作ボタン(不図示)などの各種の入力手段を有する。操作部16には、操作ボタンとして、実行中の機能をキャンセルさせることが可能なストップキーがある。キャンセルとは、実行を途中で強制的に停止させることを意味する。
タッチパネル21は、指紋検出機能を有する。即ち、タッチパネル21に対してユーザが指先で接触操作すると、接触した指の指紋が検出される。CPU11は、タッチパネル21にて検出された指紋の検出データを取得することができる。
表示部17は、情報を表示可能な表示デバイスとしてディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)22を有する。ディスプレイ22の表示領域には、タッチパネル21が重畳配置されている。ネットワークインタフェース18は、スキャナ10をLAN3に接続するための通信インタフェースである。USBインタフェース19は、周知のUSB(Universal Serial Bus)規格にてデータ通信を行うためのインタフェースである。回線接続部20は、スキャナ10を外部の通信回線(例えば電話回線)に接続するための通信インタフェースである。
PC30は、CPU31、ROM32、RAM33、ハードディスクドライブ(以下「HDD」という)34、操作部35、表示部36、及びネットワークインタフェース37を備えている。
CPU31は、ROM32やHDD34に記憶されている各種プログラムを実行することによってPC30の各部や外部機器(スキャナ10を含む)を制御する。ROM32には、CPU31によって実行される各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAM33は、CPU31が各種処理を実行するための主記憶装置として用いられる。HDD34には、OS(Operating System)や各種デバイスドライバ、各種アプリケーションソフトなどがインストールされている。操作部35は、キーボードや各種ポインティングデバイスなどを有する。表示部36は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種の表示デバイスを有する。ネットワークインタフェース37は、PC30をLAN3に接続するための通信インタフェースである。
LAN3には、FTPサーバ50が接続されている。また、LAN3は、インターネット100に接続されている。インターネット100には、サーバ110を含む複数の情報処理装置が接続されている。スキャナ10、PC30、及びFTPサーバ50は、LAN3を通じて相互にデータ通信可能である。また、スキャナ10、PC30、及びFTPサーバ50は、インターネット100に接続されている各種の情報処理装置とデータ通信可能である。
(2)スキャンデータ処理機能の説明
本実施形態のスキャナ10では、画像読取部15で読み取った原稿のスキャンデータを処理する機能として、複数種類のスキャンデータ処理機能を有している。本実施形態では、スキャンデータ処理機能として、例えば、スキャンtoPC、スキャンtoUSBメモリ、スキャンtoEメール送信、スキャンtoFAX、スキャンtoFTPサーバ、スキャンtoネットワーク、スキャンtoクラウドなどがある。
スキャンtoPCは、スキャンデータを、スキャナ10に接続されているPC(例えばPC30)に送信する機能である。スキャンtoUSBメモリは、スキャンデータを、USBインタフェース19に接続されているUSBメモリに送信して保存させる機能である。スキャンtoEメール送信は、スキャンデータを特定のメールアドレス宛に電子メールで送信する機能である。スキャンtoFAXは、スキャンデータを回線接続部20を介してファクシミリ送信する機能である。スキャンtoFTPサーバは、スキャンデータをFTPサーバに送信する機能である。スキャンtoFTPサーバの機能で送信可能なFTPサーバは、LAN3に接続されているFTPサーバ50に限らず、インターネット100に接続されているFTPサーバ(不図示)も含まれる。スキャンtoネットワークは、スキャンデータをインターネット100に接続された各種のサーバ(サーバ110を含む)へ送信する機能である。スキャンtoクラウドは、スキャンデータを、写真や書類のアップロードや閲覧ができるウェブサービスにアップロードする機能である。
(3)ショートカット機能の説明
上述した各種のスキャンデータ処理機能を利用する際には、通常、ユーザは複数の手順を踏んで実行させる必要がある。例えば、スキャンtoPCの機能を利用したい場合、少なくとも、スキャンtoPCの種類を選択する入力操作と、送信先のPCを指定する入力操作が必要となる。また、それぞれの入力操作の後に、入力内容をユーザに確認させる処理が含まれる場合も多い。また例えば、スキャンtoEメールの機能を利用したい場合は、少なくとも、送信先のメールアドレスの選択又は入力が必要となる。さらに必要に応じて、スキャン時の各種設定値を設定する必要がある。各種設定値としては、例えば、両面スキャン、カラー設定、画質、原稿サイズ、ファイル形式、ファイルサイズ、色補正などに関する設定値がある。スキャンtoUSBの機能を利用する場合も、必要に応じて、上述した各種設定値を設定する必要がある。そのため、上述した各種のスキャンデータ処理機能を通常の手順で実行させようとすると、非常に手間がかかる。
そこで、本実施形態のスキャナ10では、上述した各種のスキャンデータ処理機能をショートカット登録することができる。その登録したショートカットを実行させることで、スキャンデータ処理機能を、ユーザの手数を減らして実行させることができる。
本実施形態のスキャナ10では、ショートカットを合計で少なくとも48種類登録することができる。ショートカットを登録又は実行させるためには、ディスプレイ22にショートカットメニュー画面41を表示させる必要がある。図2の最上段に、ショートカットメニュー画面41の一例が示されている。
図2に示すように、ショートカットメニュー画面41には、タブ表示領域411と、ショートカットボタン表示領域412が割り当てられている。タブ表示領域411には、第1タブ〜第8タブの8つのタブが表示され、そのうちユーザにより選択された1つのタブが選択状態として表示される。図2は、最も左側の第1タブが選択されている例を示している。
ショートカットボタン表示領域412には、選択されているタブに対応した6個のショートカットボタンが表示される。つまり、1つのタブに対して6個のショートカットボタンが割り当てられている。タブを切り替えると、ショートカットボタン表示領域412内のショートカットボタンも、切り替え後のタブに対応した6個のショートカットボタンに切り替わる。
ショートカットボタンには複数の種類がある。例えば、図2に例示するように、登録されている特定のショートカットが割り当てられていてそのショートカットを実行させることが可能な登録済みショートカットボタン41a,41b、ショートカットがまだ割り当てられていないショートカット登録ボタン41cなどがある。登録済みショートカットボタンを選択する入力操作を行うと、その登録済みショートカットボタンに割り当てられて登録されているショートカットが実行される。
なお、入力操作としては種々の操作方法を採用できるが、本実施形態では、操作対象に対するタップ(詳しくは、タッチパネル21における、操作対象が表示されている領域へのタップ)を例に挙げて説明する。ショートカットメニュー画面41には、右上隅に総合設定ボタン41dが表示される。この総合設定ボタン41dをタップすると、登録されているショートカットの内容を個別に編集することができる。
図2に示すショートカットメニュー画面41において、ショートカットボタン表示領域412内における、右側下部に表示されている第1の登録済みショートカットボタン41aと、中央下部に表示されている第2の登録済みショートカットボタン41bには、いずれも、スキャンtoUSBのショートカットが割り当てられている。
例えば、第2の登録済みショートカットボタン41bをタップすると、割り当てられているスキャンtoUSBのショートカットが実行される。具体的には、まず初期表示画面42が一定時間表示される。初期表示画面42は、図2に示すように、画面中央のショートカット名表示領域421にショートカットの名称が表示された画面である。初期表示画面42を一定時間表示させることで、ユーザに対し、これから実行されるショートカットを認識させる。
初期表示画面42が一定時間表示された後は、確認画面43が表示される。確認画面43には、図2に示すように、機能実行開始ボタン43a、設定値変更ボタン43b、及び登録ボタン43cが表示される。また、確認画面43は、設定内容表示領域431を有する。この設定内容表示領域431には、選択されたショートカットの機能(ここではスキャンtoUSB)に関する各種設定値が表示される。ユーザは、設定内容表示領域431に表示されている情報を見ることで、これから実行される機能の詳細な内容を確認することができる。なお、実行されているショートカットが、スキャンtoPCやスキャンtoFAX、スキャンtoネットワークなどの、スキャナ10とは別の特定の宛先にスキャンデータを送信する機能を実行させるためのショートカットである場合は、確認画面43には、宛先情報も表示される。そのため、ユーザは、確認画面43を見ることで、これから実行しようとしているショートカットの宛先が正しい宛先であるか否かを確認することができる。
確認画面43が表示されている状態で、ユーザは、設定値変更ボタン43bをタップすることで、設定値を変更することができる。なお、ショートカットの実行開始後に確認画面43で設定値変更ボタン43bをタップした場合は、登録されている設定値を変更できるものの、その変更内容は、現在実行中のスキャン処理機能に限り有効とされ、現在実行中のショートカットに対応したスキャン処理機能が終了すると、その変更内容は破棄される。但し、設定値を変更した後に登録ボタン43cをタップした場合は、現在登録されている設定値がその変更された設定値に更新され、以後はその変更された設定値が用いられる。
確認画面43が表示されている状態では、ユーザが機能実行開始ボタン43aをタップしない限り、確認画面43の表示状態が継続する。ユーザが機能実行開始ボタン43aをタップすると、ショートカットとして登録されているスキャンtoUSBの機能が実行され、ディスプレイ22の表示内容は機能実行中画面44に切り替わる。機能実行中画面44は、図2に示すように、実行中機能表示領域441を有し、この実行中機能表示領域441に、実行中の機能が簡略されて表示される。スキャンtoUSBの機能の実行中は、機能実行中画面44が継続して表示される。スキャンtoUSBの機能が終了すると、ホーム画面に切り替わる。ホーム画面とは、例えばスキャナ10の起動時、ホームキー(不図示)の押下時、無操作タイムアウト時、機能実行完了時などの、特定の待機期間に表示される画面である。なお、機能実行中画面44の実行中機能表示領域441には、実行中の機能に関する情報を表示させてもよい。その場合、宛先情報を持つ機能が実行されている場合は、宛先情報を表示させるようにしてもよい。
(4)ワンタッチ機能の説明
ショートカットを登録することで、所望のスキャンデータ処理機能を少ない手数で実行させることができる。しかし、上述したスキャンtoUSBのショートカットのように、ユーザの入力操作が必要なショートカットもある。本実施形態では、スキャンデータをスキャナ10の外部に送信するようなスキャンデータ処理機能に対するショートカットについては、そのほとんどが、上述した確認画面43またはそれに類する画面が表示される。その主な目的は、誤送信の抑止である。そのため、ユーザは、スキャンデータを外部に送信するショートカットを実行させる際は、確認画面43内の機能実行開始ボタン43aをタップする必要がある。このような確認操作は、スキャンデータの誤送信を抑止できるという点では有用であるが、ユーザにとっては面倒な作業である。
そこで、本実施形態では、ショートカットを、確認画面43の表示を含む通常手順で実行させることができるのに加え、初期表示画面42及び確認画面43の表示が共に省略された簡易手順で実行させることもできる。
具体的には、スキャナ10では、個々のショートカットに対して、ワンタッチ機能を有効又は無効に設定できる。ワンタッチ機能とは、ショートカットを簡易手順で実行させるための機能である。ワンタッチ機能が無効に設定されているショートカットを実行させた場合には、通常手順で該当機能が実行される。ワンタッチ機能が有効に設定されているショートカットを実行させた場合には、簡易手順で該当機能が実行される。
図2の例では、第1の登録済みショートカットボタン41aに割り当てられているショートカットに対してはワンタッチ機能が有効に設定されており、第2の登録済みショートカットボタン41bに割り当てられているショートカットに対してはワンタッチ機能が無効に設定されている。
ショートカットメニュー画面41において、第2の登録済みショートカットボタン41bをタップすると、これに割り当てられているスキャンデータ処理機能は、初期表示画面42の表示、確認画面43の表示、及び確認画面43中の機能実行開始ボタン43aのタップ入力受け付け、という少なくとも3つの処理を含む通常手順で実行される。なお、上記の3つの処理のように、ショートカットボタンをタップした後、実際に特定の処理が開始されるまでに行われる各処理を、以下、中間処理と称する。
一方、第1の登録済みショートカットボタン41aをタップすると、これに割り当てられているスキャンデータ処理機能は、上記の3つの中間処理が全て省かれた簡易手順で実行される。即ち、第1の登録済みショートカットボタン41aをタップすると、これに割り当てられているスキャンデータ処理機能がすぐに開始され、ディスプレイ22の表示内容は機能実行中画面44に切り替わる。
なお、ワンタッチ機能の有効、無効の設定は、ショートカットの新規登録時、又は登録済みのショートカットの編集時に行うことができる。新規登録の場合、ショートカットメニュー画面41から登録画面へ遷移して新規登録を行うことができ、その登録の過程で、ワンタッチ機能の有効、無効の選択画面が表示される。その選択画面に対して、有効又は無効の何れかを選択することで設定可能である。選択画面で有効を選択すると、それが設定要求としてCPU11に通知される。CPU11は、その設定要求を受けて、ワンタッチ機能を有効に設定する。編集の場合も、ショートカットメニュー画面41から編集画面へ遷移して編集を行うことができ、その編集の過程で、ワンタッチ機能の有効、無効の設定変更が可能である。また、ショートカットメニュー画面41において、ワンタッチ機能が有効に設定されているか否かの判断は、ショートカットボタンの色によって判別することができる。本実施形態では、ワンタッチ機能が有効に設定されているショートカットについてはその登録済みショートカットボタンが特定の色(例えば緑色)で表示され、その他のショートカットボタンはその特定の色とは別の色で表示される。
このように、本実施形態では、所望の機能をショートカット登録することで短時間で実行させることができるのに加え、更に、ワンタッチ機能を有効に設定することで、より迅速に(本実施形態では全ての中間処理が省かれて)実行させることができる。ワンタッチ機能を有効に設定することで、ショートカット実行時の処理手順をより削減でき、特に本実施形態ではユーザによる確認作業が不要となるため、ユーザの作業性、利便性を高めることができる。
しかし、ショートカットの種類や実行状況、過去の実行状態などの、種々の状況によっては、たとえワンタッチ機能が有効に設定されていても、機能実行前に念のためユーザに対して確認を要求した方が好ましい場合がある。
例えば、あるショートカットを前回実行したときに、その実行途中でエラーが発生した場合は、今回実行する際にも同じエラーが発生したり別の問題が発生したりするおそれがある。そのような場合は、ショートカット実行前にユーザに確認を促すのが好ましい。また例えば、ある会社内において、スキャンtoUSBのショートカットを実行させようと思ってショートカットボタンをタップしたときに、間違えて別のショートカットボタンを押してしまったとする。その間違えてタップしたショートカットボタンが例えばスキャンtoEメールだった場合、仮に、そのスキャンtoEメールの宛先が同じ会社内であれば、間違えて送信されたとしても問題になる可能性は少ない。しかし、仮にそのスキャンtoEメールの宛先が社外であった場合には、その送信先によっては、大きな問題に発展するおそれがある。そのため、そのような場合も、ショートカット実行前にユーザに確認を促すのが好ましい。
そこで、本実施形態では、ショートカットに対してワンタッチ機能が有効設定されていても、特定の確認処理実行条件が成立している場合には、機能実行開始前に特定確認画面を表示させて、ユーザに対して処理を進めてよいかどうかを確認するようにしている。即ち、ワンタッチ機能が有効設定されているものの確認処理実行条件が成立している場合には、ワンタッチ機能が無効に設定されている場合に行われる上記3つの中間処理は全て省かれるものの、特定確認画面を表示させてユーザの入力操作を待つ処理を含む準簡易手順で、該当処理が実行される。本実施形態の準簡易手順は、特定確認画面を表示させる処理と、その特定確認画面に対するユーザの入力操作を受け付ける処理との、2つの中間処理を含む。そのため、準簡易手順は、ワンタッチ機能が無効に設定されている場合の通常手順よりは中間処理の数が少ないが、簡易手順における中間処理の数(本実施形態では0)よりは中間処理の数が多い。
本実施形態では、確認処理実行条件として、条件A1〜A6及び条件B1〜B6の、計12個の条件が設定されている。図3に、条件A1〜A6の内容が概略的に示されている。条件B1〜B6の概略的内容は、図4に示されている。
図3に示すように、条件A1は、実行しようとするショートカットが、そのショートカットが登録されてからまだ1回も実行されていないこと(つまり登録後初めての実行であること)である。ワンタッチ機能が有効設定されているショートカットの登録済みショートカットボタン41aがタップされたとき(以下単に「ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたとき」という)に、条件A1が成立している場合は、第1の特定確認画面51が表示される。第1の特定確認画面51には、「選択したショートカットは1回も実行されていませんが、本当に実行しますか?」という確認メッセージと、YESボタンと、NOボタンが表示される。第1の特定確認画面51において、ユーザがYESボタンをタップすると、機能が実行される。ユーザがNOボタンをタップすると機能実行が停止されてホーム画面に戻る。なお、成立している確認処理実行条件に対応した確認メッセージが表示されること、YESボタン及びNOボタンが表示されること、及びこれら各ボタンに対してタップされたときの処理内容については、他の各特定確認画面52〜56,61〜66の場合も同様である。
条件A2は、実行しようとするショートカットが、過去にその設定内容が変更(即ち編集)されたものの、その後まだ1回も実行されていないこと(つまり設定変更後初めての実行であること)である。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件A2が成立している場合は、第2の特定確認画面52が表示される。
条件A3は、実行しようとするショートカットが前回実行中にキャンセルされたことである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件A3が成立している場合は、第3の特定確認画面53が表示される。
条件A4は、実行しようとするショートカットが前回実行されたときにその実行中にエラーが発生したことである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件A4が成立している場合は、第4の特定確認画面54が表示される。
条件A5は、実行しようとするショートカットが前回実行時から一定時間経過していることである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件A5が成立している場合は、第5の特定確認画面55が表示される。
条件A6は、現在のスキャナ10のネットワーク環境が、これから実行しようとするショートカットが前回実行されたときのスキャナ10のネットワーク環境から変更されていることである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件A6が成立している場合は、第6の特定確認画面56が表示される。なお、ネットワーク環境が変更されているケースとしては、例えば、現在は有線のLAN3に接続されているものの前回同じショートカットが実行されたときは無線ネットワークに接続されていた、というケースが想定される。また、スキャナ10が例えば無線LANに接続されている場合には、現在のSSIDと、前回同じショートカットが実行されたときのSSIDとが異なっている、というケースも想定される。
また、図4に示すように、条件B1は、実行しようとするショートカットが特定の宛先にデータを送信する機能であって、その宛先と同一の宛先が設定されているショートカットが他にも登録されており、その同一宛先が設定されている他のショートカットに対するワンタッチ機能が無効に設定されていることである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B1が成立している場合は、第7の特定確認画面61が表示される。
条件B2は、実行しようとするショートカットがスキャンtoEメールを実行させるためのショートカットであって、送信先のメールアドレスのドメイン名と、スキャナ10が設置されている領域(例えば会社)内に設定されている社内用のドメイン名が同じではないことである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B2が成立している場合は、第8の特定確認画面62が表示される。
条件B3は、実行しようとするショートカットがスキャンtoFAXを実行させるためのショートカットであって、送信先の番号とスキャナ10に登録されている登録番号とが所定桁数において一致していないことである。所定桁数は適宜決めることができ、例えば、市外局番に対応する桁に設定してもよいし、市外局番及び市内局番に対応する桁に設定してもよい。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B3が成立している場合は、第8の特定確認画面62が表示される。
条件B4は、実行しようとするショートカットがスキャンtoFAXを実行させるためのショートカットであって、ファクシミリの着信履歴又は発信履歴データから設定登録したショートカットではないことである。本実施形態のスキャナ10では、ファクシミリデータが着信された場合にはその発信元の番号が着信履歴として記憶され、ファクシミリデータを発信した場合にはその発信先の番号が発信履歴として記憶される。記憶されている各履歴は、ディスプレイ22に表示させることができる。各履歴をディスプレイ22に表示させて、その中から特定の番号を選択すると、その番号に対して自動的に発信を行ったり、その番号を発信先とするスキャンtoFAXのショートカットを作成することができる。つまり、本実施形態におけるショートカットの登録は、ショートカットメニュー画面から登録を進めるモード(以下「手動入力モード」という)と、着信履歴又は発信履歴から登録を進めるモード(以下「履歴利用モード」という)との何れかのモードで行うことができる。条件B4は、実行しようとするスキャンtoFAXのショートカットが履歴利用モードで登録されたものではない(つまり手動入力モードで登録されたものである)こと、と言える。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B4が成立している場合は、第9の特定確認画面64が表示される。
条件B5は、実行しようとするショートカットが特定の宛先にデータを送信する機能であって、その宛先と同一の宛先が設定されているショートカットが他にも登録されていることである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B5が成立している場合は、第10の特定確認画面65が表示される。
条件B6は、実行しようとするショートカットを登録したときに検出された指紋と、今回タップされたときに検出された指紋とが一致しないことである。ワンタッチ機能有効設定ショートカットが実行指示されたときに、条件B6が成立している場合は、第11の特定確認画面66が表示される。
特定確認画面においてYESがタップされたら、ショートカットに登録されている機能が実行され、ディスプレイ22には、機能実行中画面44が表示されるが、その際、機能実行中画面44には、図4に例示するように、実行中の機能の内容を示す情報44aを表示させるようにしてもよい。実行中の機能が、外部にデータ送信を行う機能である場合は、情報44aとして宛先情報を含めるようにしてもよい。
確認処理実行条件が成立しているか否かを判断するためには、その条件に応じた情報が必要となる。例えば条件B2の成立を判断するためには、送信先のメールアドレスのドメイン名と社内用のドメイン名を取得する必要がある。そこで、本実施形態では、スキャナ10のNVRAM14に、ショートカット毎の詳細情報及びスキャナ10の情報が記憶されている。具体的には、図5に示すような各種の情報が記憶されている。
図5(a)に示すマシン登録情報には、社内用のドメイン名と、ステーションIDが含まれる。ステーションIDとは、スキャナ10自身に登録されているファクシミリ番号である。図5(b)に示す各ショートカットの宛先情報には、ショートカット毎の、登録されている機能の実行に必要な宛先情報が含まれる。例えば、スキャンtoFAXのショートカットに対しては、宛先情報として、ファクシミリ番号と宛先名が含まれる。また例えば、スキャンtoPCのショートカットに対しては、宛先情報として少なくとも送信先のPCの宛先(例えばIPアドレス)が含まれる。
図5(c)に示す各ショートカットの内部情報には、登録されているショートカット毎の、手動入力有無情報、同一宛先有無情報、指紋ID、ワンタッチ機能情報、同一宛先ショートカットのワンタッチ機能情報、及び判定フラグが含まれる。手動入力有無情報、同一宛先有無情報、及び指紋IDは、ショートカットの新規登録時に設定され、その後編集が行われるたびにその編集の内容に応じて最新の情報に更新される。ワンタッチ機能情報は、ワンタッチ機能の有効・無効の設定状態に応じて設定される。同一宛先ショートカットのワンタッチ機能情報は、同一宛先情報が「有」に設定されている場合に、該当する他のショートカットにおけるワンタッチ機能の設定内容がそのまま反映されて設定される。判定フラグは、後述する各処理で有効又は無効に設定される。
図5(d)に示す指紋登録情報には、ショートカット登録時に検出された指紋のデータが、指紋IDと紐付けられて設定される。
(5)ショートカット登録・編集処理
スキャナ10のCPU11が実行するショートカット登録・編集処理について、図6を用いて説明する。CPU11は、ショートカットを新規登録又は編集するための所定の入力操作がなされると、図6のショートカット登録・編集処理を開始する。CPU11は、ショートカット登録・編集処理を開始すると、S110で、ショートカット登録に必要な各種設定値の入力を受け付ける。ワンタッチ機能の有効、無効の設定入力もこのS110で受け付けられる。S120では、ショートカット登録に必要な各種設定値の入力が完了したか否か判断する。入力が完了していない場合はS110に戻り、入力が完了した場合はS130に進む。
S130では、判定フラグを有効に設定する。ここで判定フラグが有効されたということは、確認処理実行条件のうち条件A1又は条件A2が成立した状態になったことを意味する。S140では、ショートカット登録に必要な各種設定値の入力中に入力者の指紋が検出されたか否か判断する。指紋が検出されなかった場合は(S140:NO)、S160に進む。指紋が検出された場合は(S140:YES)、S150に進む。S150では、指紋登録情報(図5(d)参照)として、指紋ID及び指紋データを追加登録する。即ち、指紋データが紐付けられていない新規の指紋IDに対して、入力時に検出された指紋データを紐付けて設定する。
S160では、登録中又は編集中(以下まとめて「処理中」と略す)のショートカットの宛先情報と、他のショートカットの宛先情報とを比較する。S170では、S160の比較結果に基づき、現在処理中のショートカットの宛先情報と同一の宛先情報を持つ他のショートカットが登録されているか否か判断する。他に同一の宛先情報を持つショートカットがある場合は(S170:YES)、S180で、同一宛先有無情報(図5(c)参照)を「有」に設定して、S200に進む。他に同一の宛先情報を持つショートカットがない場合は(S170:NO)、S190で、同一宛先有無情報を「無」に設定して、S200に進む。なお、現在処理中のショートカットが、宛先情報の設定を要しないようなショートカットである場合は、S150の処理後は、S160〜S190の処理を行わずにS200に進む。
S200では、現在処理中のショートカットが手動入力モードで処理されているか否か判断する。手動入力モードの場合は(S200:YES)、S210で、手動入力有無情報(図5(c)参照)を「有」に設定して、S230に進む。手動入力モードではない場合、即ち履歴利用モードの場合は(S200:NO)、S220で、手動入力有無情報を「無」に設定して、S230に進む。
S230では、現在処理中のショートカットについて、ショートカットの宛先情報(図5(b)参照)を登録する。その後、図示しないいくつかの処理を経て、ショートカットの登録又は編集が完了する。
(6)ショートカット実行処理
次に、ショートカットメニュー画面41が表示されている間にスキャナ10のCPU11が周期的に繰り返し実行するショートカット実行処理について説明する。なお、ここでは、ショートカット実行処理として4つの例を挙げる。
(6−1)ショートカット実行処理−第1の例
ショートカット実行処理のうち第1の例について、図7を用いて説明する。スキャナ10のCPU11は、図7に示す第1の例の処理を開始すると、S310で、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたか否か判断する。ワンタッチ有効ショートカットボタンとは、登録済みショートカットボタンであって且つワンタッチ機能が有効に設定されているショートカットボタンを意味する。
ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されていない場合は(S310:NO)、ショートカット実行処理を終了する。なお、ワンタッチ有効ショートカットボタン以外の他のショートカットボタンが押された場合は、その押されたボタンに対応した処理が行われるが、その場合の処理については説明を省略する。後述する図8〜図10の各処理においても同様である。
ワンタッチ有効ショートカットボタンが押された場合は(S310:YES)、S320で、選択されたショートカットについて、前回実行から一定時間経過しているか否か判断する。具体的には、前回実行時におけるS450のタイマ計測開始からの経過時間について、一定時間以上経過しているか否か判断する。なお、S450で開始されるタイマ計測は、ショートカット毎に個別に行われる。S320の判断は、確認処理実行条件のうち条件A5の成立状態を判断する処理である。
前回実行から一定時間経過している場合は(S320:YES)、S340で判定フラグを有効に設定して、S350に進む。前回実行から一定時間経過していない場合は(S320:NO)、S330で、前回実行からネットワーク環境が変更されたか否か判断する。S330の判断は、確認処理実行条件のうち条件A6の成立状態を判断する処理である。
前回実行からネットワーク環境が変更されている場合は(S330:YES)、S340で判定フラグを有効に設定して、S350に進む。前回実行からネットワーク環境が変更されていない場合は(S330:NO)、S350に進む。S350では、判定フラグが有効に設定されているか否か判断する。判定フラグが無効に設定されている場合は(S350:NO)、S380に進む。判定フラグが有効に設定されている場合は(S350:YES)、S360で、特定確認画面を表示させる。ここで判定フラグが有効に設定されているということは、条件A1,A2,A5,A6のうち少なくとも1つが成立しているということである。S360では、現在成立している条件に対応した特定確認画面を表示させる。
S370では、特定確認画面において実行が選択されたか否か、即ち「YES」が選択されたか否か判断する。実行が選択されなかった場合(即ち「NO」が選択された場合)は(S370:NO)、ショートカット実行処理を終了する。実行が選択された場合は(S370:YES)、S380に進む。
なお、S360において、複数の確認処理実行条件が同時に成立している場合に特定確認画面をどのように表示させるかについては、適宜決めることができる。例えば、成立している条件に対応した特定確認画面を順次表示させるようにしてもよい。このことは、後述するS560(図8)及びS760(図9)についても同様である。
S380では、ショートカット登録されている機能の実行を開始する。例えばスキャンtoPCの場合は、原稿セットを指示し、セットされた原稿を読み取り、読み取ったスキャンデータを宛先設定されているPCへ送信する、という一連の処理を開始することになる。機能実行の開始後、S390で、実行中の機能にエラーが発生したか否か判断する。エラーが発生した場合は(S390:YES)、S430で実行中の機能の実行を停止し、S440で判定フラグを有効に設定して、S450に進む。エラーが発生して判定フラグが有効に設定されたということは、条件A4が成立した状態になったことを意味する。
エラーが発生していない場合は(S390:NO)、S400で、ストップキーが押されたか否か判断する。ストップキーが押された場合は(S400:YES)、S430以降の処理に進む。ストップキーが押されて判定フラグが有効に設定されたということは、条件A3が成立した状態になったことを意味する。ストップキーが押されていない場合は(S400:NO)、S410で、実行中の機能が完了したか否か判断する。完了していない場合はS390に戻り、完了した場合はS420に進む。S420では、判定フラグを無効に設定する。S450では、タイマ計測を開始する。タイマ計測を開始して、ショートカット実行処理を終了する。
(6−2)ショートカット実行処理−第2の例
ショートカット実行処理のうち第2の例について、図8を用いて説明する。スキャナ10のCPU11は、図7に示す第2の例の処理を開始すると、S510で、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたか否か判断する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されていない場合は(S510:NO)、ショートカット実行処理を終了する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押された場合は(S510:YES)、S520で、押されたショートカットボタンに設定されている宛先情報(図5(b)参照)を取得する。S530では、S520で取得した宛先情報にメールアドレスが含まれているか否か判断する。メールアドレスが含まれている場合は(S530:YES)、S540で、宛先のメールアドレスに登録されているドメイン名を取得する。
S550では、S540で取得した宛先のドメイン名と、スキャナ10においてマシン登録情報として登録されているドメイン名(図5(a)参照)とが一致するか否か判断する。ドメイン名が一致する場合は(S550:YES)、S610に進む。ドメイン名が一致しない場合は(S550:NO)、S560に進む。ドメイン名が一致しないということは、条件B2が成立した状態になっていることを意味する。S560では、特定確認画面を表示させる。ドメイン名の不一致でS560に進んだ場合、特定確認画面として、条件B2に対応した特定確認画面62(図4参照)を表示させる。S570では、特定確認画面において実行が選択されたか否か判断する。実行が選択されなかった場合(即ち「NO」が選択された場合)は(S570:NO)、ショートカット実行処理を終了する。実行が選択された場合は(S570:YES)、S610に進む。
S530で、宛先情報にメールアドレスが含まれていないと判断された場合は(S530:NO)、S580で、宛先情報にファクシミリ番号が含まれているか否か判断する。ファクシミリ番号が含まれていない場合は、S560に進む。なお、S580で否定判定されてS560に進んだ場合にどのような特定確認画面を表示させるかについては、適宜決めることができる。
宛先情報にファクシミリ番号が含まれている場合は(S580:YES)、S590で、登録されているステーションID(図5(a)参照)を取得する。S600で、宛先情報のファクシミリ番号とステーションIDとが所定桁数一致するか否か判断する。所定桁数一致する場合は、S610に進む。所定桁数一致しない場合は、S560に進む。所定桁数一致しないということは、条件B3が成立した状態になっていることを意味する。そのため、S600で否定判定されてS560に進んだ場合は、条件B3に対応した特定確認画面62が表示される。
S610では、ショートカット登録されている機能を実行する。機能実行完了後、このショートカット実行処理を終了する。
(6−3)ショートカット実行処理−第3の例
ショートカット実行処理のうち第3の例について、図9を用いて説明する。スキャナ10のCPU11は、図9に示す第3の例の処理を開始すると、S710で、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたか否か判断する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されていない場合は(S710:NO)、ショートカット実行処理を終了する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押された場合は(S710:YES)、S720で、押されたショートカットボタンに設定されている内部情報(図5(c)参照)を取得する。S730では、S720で取得した内部情報に基づき、手動入力有無情報の設定状態を判断する。手動入力有無情報が「有」の場合は、S760に進む。手動入力有無情報が「有」に設定されているということは、条件B4が成立した状態になっていることを意味する。手動入力有無情報が「無」の場合は、S740に進む。
S740では、S720で取得した内部情報に基づき、同一宛先有無情報の設定状態を判断する。同一宛先有無情報が「有」の場合は、S760に進む。同一宛先有無情報が「有」に設定されているということは、条件B5が成立した状態になっていることを意味する。同一宛先有無情報が「無」の場合は、S750に進む。
S750では、S720で取得した内部情報に基づき、同一宛先のワンタッチ機能情報の設定状態を判断する。同一宛先のワンタッチ機能情報が無効に設定されている場合は、S760に進む。同一宛先のワンタッチ機能情報が無効に設定されているということは、条件B1が成立した状態になっていることを意味する。同一宛先のワンタッチ機能情報が有効に設定されている場合は、S780に進む。
S760では、S730〜S750の判断結果に応じた特定確認画面を表示させる。S770では、特定確認画面において実行が選択されたか否か判断する。実行が選択されなかった場合(即ち「NO」が選択された場合)は(S770:NO)、ショートカット実行処理を終了する。実行が選択された場合は(S770:YES)、S780に進む。S780では、ショートカット登録されている機能を実行する。機能実行完了後、このショートカット実行処理を終了する。
(6−4)ショートカット実行処理−第4の例
ショートカット実行処理のうち第4の例について、図10を用いて説明する。スキャナ10のCPU11は、図10に示す第4の例の処理を開始すると、S810で、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたか否か判断する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されていない場合は(S810:NO)、ショートカット実行処理を終了する。ワンタッチ有効ショートカットボタンが押された場合は(S810:YES)、S820で、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたときに指紋が検出されたか否か判断する。
指紋が検出されなかった場合は(S820:NO)、ショートカット実行処理を終了する。指紋が検出された場合は(S820:YES)、S830で、押されたショートカットボタンに設定されている内部情報(図5(c)参照)を取得する。S840では、S830で取得した内部情報に基づき、設定されている指紋IDに対応する指紋データを取得する。指紋データは、指紋ID毎に指紋登録情報(図5(d)参照)として記憶されている。
S850では、取得した指紋データと、ワンタッチ有効ショートカットボタンが押されたときに検出された指紋が一致するか否か判断する。一致する場合は(S850:YES)、S880に進む。指紋が一致しない場合は(S850:NO)、S860に進む。指紋が一致しないということは、条件B6が成立した状態になっていることを意味する。そのため、S860では、条件B6に対応した特定確認画面66を表示させる。
S870では、特定確認画面において実行が選択されたか否か判断する。実行が選択されなかった場合(即ち「NO」が選択された場合)は(S870:NO)、ショートカット実行処理を終了する。実行が選択された場合は(S870:YES)、S880に進む。S880では、ショートカット登録されている機能を実行する。機能実行完了後、このショートカット実行処理を終了する。
(7)実施形態の効果
以上説明した本実施形態のスキャナ10によれば、ワンタッチ機能を有効に設定することで、ショートカットを、通常手順よりも処理数の少ない簡易手順で実行させることができる。より詳しくは、ワンタッチ機能が有効に設定されている場合、確認処理実行条件が成立していなければ、処理数が最も少ない簡易手順でショートカットが実行される。簡易手順は、機能実行開始までの中間処理が全て省かれ、ユーザの入力操作を要することなくすぐに機能実行が開始されるため、ショートカットをより迅速に実行させることができる。
一方、確認処理実行条件が成立している場合は、準簡易手順でショートカットが実行される。即ち、たとえワンタッチ機能が有効に設定されていても、特定確認画面を表示させてユーザの確認入力を待ち、ユーザから実行する旨の入力があった場合に、機能を実行する。特定確認画面において、ユーザから実行する旨の入力がない限り、機能実行を開始しない。そのため、意図しないショートカット機能が誤って実行されてしまうことを適切且つ効率的に抑止することができる。
特に、本実施形態では、ワンタッチ機能有効時の簡易手順においては、ユーザの確認や入力操作を経ることなく機能が実行される。そのため、誤ってショートカット機能の実行指示をしてしまうと、誤りに気づかないまま実行されてしまうおそれがある。本実施形態では、外部にスキャンデータを送信する機能に対してショートカットを登録できるため、そのようなショートカットを誤って実行してしまうと、送信先或いは送信データ内容によっては問題が生じるおそれもある。
これに対し、本実施形態では、確認処理実行条件として、スキャンデータの誤送信を未然に抑止することを目的とした条件が複数設定されている。そのため、ワンタッチ機能を有効に設定しても、必要に応じて特定確認画面が表示されるため、データの誤送信を適切に抑止することができる。
但し、本実施形態では、スキャナ10の外部へのデータ送信であっても、その送信先が特定の範囲内であれば、特定確認画面を表示させない。例えば、スキャンtoEメールのショートカットであっても、送信先が同じドメインの範囲内(例えば同じ会社内)であれば、特定確認画面は表示させずに簡易手順にて機能を実行させる。このように、実行させる機能がたとえ外部へのデータ送信であっても、送信先に応じて特定確認画面の表示、非表示が適切に切り替わるため、過度な確認作業の発生が抑えられ、ユーザの使い勝手をより向上させることができる。
その他、本実施形態では、特定確認画面を表示させるか否かを、ショートカット機能の過去の実行状態に応じて判断する。具体的には、条件A3〜A6の成立状態に基づいて判断する。また、特定確認画面を表示させるか否かを、ショートカットが新規登録又は編集されてから既に実行されたことがあるか否かに応じて判断する。具体的には、条件A1,A2の成立状態に基づいて判断する。他にも、条件B1〜B6として説明したように、ショートカットの登録方法、同一宛先情報を持つ他のショートカットの有無、指紋認証、送信先ファクシミリ番号とステーションIDとの比較、同一宛先情報を持つ他のショートカットにおけるワンタッチ機能の設定状態などに基づいて、特定確認画面を表示させるか否かを判断する。
このように、様々な確認処理実行条件を設定しておき、その成立の有無に応じて、ワンタッチ機能の有効時に簡易手順又は準簡易手順のどちらでショートカットを実行させるかを決定するようにすることで、意図しないショートカット機能の実行を適切に抑止することができる。
なお、スキャナ10は本発明の機能実行装置の一例に相当する。タッチパネル21は本発明の入力部の一例に相当する。スキャナ10のCPU11は本発明の制御部の一例に相当する。ショートカット登録時に必要な各種設定値(例えばデータ送信先、画質、原稿サイズ、ファイル形式など)は本発明の実行情報の一例に相当する。ワンタッチ機能は本発明の簡易実行モードの一例に相当する。特定確認画面に表示されるメッセージは本発明の確認情報の一例に相当する。スキャナ10が有する、スキャンデータをスキャナ10の外部に送信する機能は、本発明のデータ送信機能の一例に相当する。スキャンデータを電子メールで送信する場合の宛先のうちスキャナ10に登録されているドメイン名と同じドメイン名の宛先、及び、スキャンデータをファクシミリ送信する場合の宛先のうちその宛先番号の所定桁数がステーションIDの所定桁数と一致する宛先は、本発明の確認不要範囲の一例に相当する。ショートカットに登録されている機能の実行時にエラーが発生すること、及びストップキーが押されることは、本発明の特定の状況の一例に相当する。ショートカットメニュー画面41に表示されている登録済みショートカットボタンをタップする処理は本発明の実行指示の一例に相当する。図6のショートカット登録・編集処理は、本発明の登録処理の一例に相当し、そのうち特にS110〜S120の処理は、本発明のモード設定処理の一例に相当する。S360,S560,S760,S860の各処理は本発明の情報表示処理及び入力要求処理の一例に相当する。S320,S330,S390,S400,S550,S600,S730〜S750,S850の処理は本発明の条件判断処理及び条件判断ステップの一例に相当する。S350〜S380の処理は本発明の実行処理及び実行ステップの一例に相当する。ワンタッチ機能有効時に確認画面43を表示させる処理は本発明の画面表示処理の一例に相当する。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、確認処理実行条件として条件A1〜A6,B1〜B6が設定されていたが、これらはあくまでも一例である。確認処理実行条件の種類や数は適宜決めることができる。
また、図7〜図10に分けて説明したショートカット実行処理については、何れか1つのみを実行するようにしてもよいし、何れか複数又は全てを実行するようにしてもよい。判断すべき確認処理実行条件を具体的にどのような手順で判断するかについては、適宜決めることができる。
(2)上記実施形態では、ワンタッチ機能が有効に設定されていて且つ確認処理実行条件が成立している場合に、準簡易手順として、特定確認画面を表示する処理を行うようにしたが、準簡易手順として具体的にどのような処理を行うようにするかについては、処理の数や内容を含め、適宜決めることができる。特定確認画面を表示する場合も、その具体的な内容は、図4,図5に例示した内容に限定されない。特定確認画面として、ワンタッチ機能の無効時に表示される確認画面43(図2参照)を表示させてもよい。また、準簡易手順を、ワンタッチ機能が無効に設定されている場合に行われる通常手順と同じ手順としてもよい。
(3)ショートカットに登録可能な機能は、スキャンデータ処理機能に限定されない。スキャナ10で実行可能な各種の機能について、ショートカットを登録できるようにしてもよい。
(4)本発明の適用は、スキャナ10への適用に限定されない。特定の機能を実行可能なあらゆる種類の機能実行装置に対して本発明を適用可能である。
(5)その他、本発明は、上記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。例えば、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…画像読取システム、10…スキャナ、11,31…CPU、12,32…ROM、13,33…RAM、14…NVRAM、15…画像読取部、16,35…操作部、17,36…表示部、18,37…ネットワークインタフェース、19…USBインタフェース、20…回線接続部、21…タッチパネル、22…ディスプレイ、30…PC、41…ショートカットメニュー画面、41a,41b…登録済みショートカットボタン、41c…ショートカット登録ボタン、41d…総合設定ボタン、42…初期表示画面、43…確認画面、43a…機能実行開始ボタン、43b…設定値変更ボタン、43c…登録ボタン、44…機能実行中画面、44a…情報、50…FTPサーバ、51〜56,61〜66…特定確認画面、100…インターネット、110…サーバ、411…タブ表示領域、412…ショートカットボタン表示領域、421…ショートカット名表示領域、431…設定内容表示領域、441…実行中機能表示領域。

Claims (11)

  1. 入力操作を受け付け可能な入力部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    特定の機能を実行させるショートカット機能として、前記入力部に対する入力操作を要求する処理を行わない簡易手順で前記特定の機能を実行させるショートカット機能を登録可能な登録処理と、
    登録されている前記ショートカット機能に対する実行指示を取得した場合、特定の確認処理実行条件が成立しているか否か判断する条件判断処理と、
    前記条件判断処理により前記確認処理実行条件が成立していないと判断された場合、前記ショートカット機能を前記簡易手順で実行し、前記条件判断処理により前記確認処理実行条件が成立していると判断された場合、前記ショートカット機能を、前記ショートカット機能の実行の許可を示す入力操作を要求する入力要求処理を少なくとも1つ含む準簡易手順で実行する実行処理と、
    を実行し、
    前記確認処理実行条件は、前記簡易手順で実行させるように登録されている前記ショートカット機能を前記準簡易手順で実行すべきか否か判断するための条件である、
    機能実行装置。
  2. 請求項1に記載の機能実行装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部を介して入力される設定要求に応じて、前記ショートカット機能に対する簡易実行モードを有効又は無効の何れかに設定するモード設定処理を実行し、
    前記実行処理では、登録されている前記ショートカット機能に対する実行指示を取得した場合に、前記簡易実行モードが無効に設定されている場合、前記ショートカット機能を特定の少なくとも1つの画面表示処理を含む通常手順で実行し、前記簡易実行モードが有効に設定されている場合に、前記確認処理実行条件が成立していない場合は、前記ショートカット機能を前記簡易手順で実行し、前記簡易実行モードが有効に設定されている場合に、前記確認処理実行条件が成立している場合は、前記ショートカット機能を前記準簡易手順で実行する
    ことを特徴とする機能実行装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の機能実行装置であって、
    表示部を備え、
    前記準簡易手順には、
    前記ショートカット機能の実行の可否を問うための確認情報を前記表示部に表示させる情報表示処理と、
    前記確認情報の表示開始後に前記ショートカット機能の実行の許可を示す前記入力操作を要求する前記入力要求処理と、
    が含まれ、
    前記実行処理では、前記簡易実行モードが有効に設定されていて且つ前記確認処理実行条件が成立している場合は、前記入力要求処理に対して実行の許可を示す前記入力操作が行われた場合に、前記ショートカット機能に対応した前記特定の機能を実行する
    ことを特徴とする機能実行装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の機能実行装置であって、
    前記確認処理実行条件として、実行対象の前記ショートカット機能が、当該機能実行装置の外部の送信先へデータを送信するデータ送信機能であること、が設定されている
    ことを特徴とする機能実行装置。
  5. 請求項4に記載の機能実行装置であって、
    前記確認処理実行条件として、実行対象の前記ショートカット機能が、前記データ送信機能であって且つ前記送信先が特定の確認不要範囲に含まれていないこと、が設定されている
    ことを特徴とする機能実行装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の機能実行装置であって、
    前記確認処理実行条件として、実行対象の前記ショートカット機能の過去の実行状態が特定実行状態であること、が設定されている
    ことを特徴とする機能実行装置。
  7. 請求項6に記載の機能実行装置であって、
    前記特定実行状態として、実行対象の前記ショートカット機能が新規登録又は変更されてからまだ一度も実行されていない状態であること、が含まれる
    ことを特徴とする機能実行装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の機能実行装置であって、
    前記特定実行状態として、実行対象の前記ショートカット機能が前回実行されたときに、その実行中に特定の状況が発生したこと、が含まれる
    ことを特徴とする機能実行装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の機能実行装置であって、
    表示部を備え、
    前記実行処理では、前記ショートカット機能の実行中、その実行中のショートカット機能の内容を示す情報を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする機能実行装置。
  10. 入力操作を要求する処理を行わない簡易手順で特定の機能を実行させるショートカット機能に対する実行指示を取得した場合、特定の確認処理実行条件が成立しているか否か判断する条件判断ステップと、
    前記条件判断ステップで前記確認処理実行条件が成立していないと判断された場合、前記ショートカット機能を前記簡易手順で実行し、前記条件判断ステップで前記確認処理実行条件が成立していると判断された場合、前記ショートカット機能を、前記ショートカット機能の実行の許可を示す入力操作を要求する入力要求処理を少なくとも1つ含む準簡易手順で実行する実行ステップと、
    を有し、
    前記確認処理実行条件は、前記簡易手順で実行させるように登録されている前記ショートカット機能を前記準簡易手順で実行すべきか否か判断するための条件である、
    機能実行方法。
  11. 特定の機能を実行させるショートカット機能として、入力操作を要求する処理を行わない簡易手順で前記特定の機能を実行させるショートカット機能を登録可能な登録処理と、
    登録されている前記ショートカット機能に対する実行指示を取得した場合、特定の確認処理実行条件が成立しているか否か判断する条件判断処理と、
    前記条件判断処理により前記確認処理実行条件が成立していないと判断された場合、前記ショートカット機能を前記簡易手順で実行し、前記条件判断処理により前記確認処理実行条件が成立していると判断された場合、前記ショートカット機能を、前記ショートカット機能の実行の許可を示す入力操作を要求する入力要求処理を少なくとも1つ含む準簡易手順で実行する実行処理であって、前記確認処理実行条件は、前記簡易手順で実行させるように登録されている前記ショートカット機能を前記準簡易手順で実行すべきか否か判断するための条件である、前記実行処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、前記コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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