JP6408673B2 - 基板処理装置、基板処理装置の基板検知方法および記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハやフラットパネルディスプレイ用ガラス基板などの基板を処理する基板処理装置に関する。
半導体集積回路やフラットパネルディスプレイを製造する工程においては、基板に対して液体を用いた液処理が行われる。そのような処理を行うため、回転板と、回転板の周縁に設けられ基板の外周部を支持する基板支持部と、基板支持部に支持される基板に対して液体を供給する液体供給部と、基板に供給され基板の回転により飛散する液体を受けるカップ部とを有する枚葉式の液処理装置が用いられる。
また、液処理装置には、基板支持部に支持された基板の有無を検出する検出装置が設けられている。
特許2920855号公報
従来、液処理装置に設けられている基板の有無を検出する検出装置は、基板が設置される回転板を貫通して設けられた供給管を利用して設置されている。すなわち、回転板に設置された基板の上方に設けられた投光部から光を投光し、この光を供給管内へ導いて、基板の下方でありかつ供給管下方に設置した受光部により受光する。このことにより基板の有無を検出している。
しかしながら、回転板を貫通して設けられた供給管を用いて例えばDIWを基板に供給する場合、供給管内に光を導くことはむずかしく、供給管内に光を導いて基板の有無を検出することはできない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、基板支持部に支持されるべき基板の有無を確実に検出することができる基板処理装置、基板処理装置の基板検知方法および記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明は、回転可能な回転板と、基板を支持する基板支持部とを有する基板保持回転部と、前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、前記基板支持部により支持された前記基板の下方中央部に、リング状の再帰性反射シートを配置し、前記基板支持部により支持された前記基板の上方に、前記再帰性反射シートに対して斜め上方から一定の入射角をもつ入射光を投光する投光部と、前記再帰性反射シートから入射角と同一方向に反射する反射光を受光する受光部を設け、前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて、基板検知部により前記基板の有無を検知することを特徴とする基板処理装置である。
本発明は、回転可能な回転板と、基板を支持する基板支持部とを有する基板保持回転部と、前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、前記基板支持部により支持された前記基板の下方中央部に、リング状の再帰性反射シートを配置してなる基板処理装置の基板検知方法において、前記再帰性反射シートに対して斜め上方から入射光を投光部により投光することと、前記再帰性反射シートからの反射光を受光部により受光することと、前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて基板検知部により前記基板の有無を検知することと、を備えたことを特徴とする基板処理装置の基板検知方法である。
本発明は、コンピュータに基板処理方法を実行させるためのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体において、基板処理装置の基板検知方法は、回転可能な回転板と、基板を支持する基板支持部とを有する基板保持回転部と、前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、前記基板支持部により支持された前記基板の下方中央部に、リング状の再帰性反射シートを配置してなる基板処理装置基板検知方法において、前記再帰性反射シートに対して斜め上方から入射光を投光部により投光することと、前記再帰性反射シートからの反射光を受光部により受光することと、前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて基板検知部により前記基板の有無を検知することと、を備えたことを特徴とする記憶媒体である。
本発明によれば、基板支持部に支持された基板の有無を確実に検出することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による液処理装置が組み込まれる基板処理装置を示す概略上面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による液処理装置を示す概略側面図である。 図3は、図2の液処理装置を示す概略上面図である。 図4は、図2の液処理装置のウエハ支持部における回転プレートを説明する説明図である。 図5は、図4の回転プレートの一部断面図である。 図6は回転プレートと回転シャフトを示す拡大図である。 図7は本発明の第2の実施の形態による液処理装置の回転プレートと回転シャフトを示す拡大図である。 図8はかさ部に設けられた再帰性反射シートを示す図である。 図9は本発明の第2の実施の形態における実験結果を示す図である。 図10(a)は本発明の第3の実施の形態による液処理装置の回転プレートと把持部を示す斜視図であり、図10(b)はウエハ支持部に支持されたウエハを示す図である。 図11は、第3の実施の形態の昇降自在の支持部材の作用を示す図である。 図12は、第3の実施の形態の昇降自在の支持部材の作用を示す図である。 図13は、第3の実施の形態の昇降自在の支持部材の作用を示す図である。
<第1の実施の形態>
以下、図1乃至図6により、第1の実施の形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的とせず、したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定されるべきである。
始めに、図1を参照しながら、本発明の実施形態による液処理装置を含む基板処理装置について説明する。図1は、本発明の実施形態による基板処理装置を示す概略上面図である。図示のとおり、基板処理装置100は、複数の半導体ウエハ等のウエハ(基板)Wを収容する複数の(図示の例では4つの)ウエハキャリアCが載置されるキャリアステーションS1と、キャリアステーションS1と後述の液処理ステーションS3との間でウエハWを受け渡す搬入出ステーションS2と、本発明の実施形態による液処理装置1が配置される液処理ステーションS3とを備える。
搬入出ステーションS2には、ウエハキャリアCからウエハWを搬出してステージ13に載置し、また、ステージ13のウエハWを取り上げてウエハキャリアCへ搬入する搬送機構11が設置されている。搬送機構11は、ウエハWを保持する保持アーム部11aを有している。搬送機構11は、ウエハキャリアCの配列方向(図中のX方向)に延びるガイド12に沿って移動することができる。また、搬送機構11は、X方向に垂直な方向(図中のY方向)及び上下方向に保持アーム部11aを移動させることができ、水平面内で保持アーム部11aを回転させることができる。
液処理ステーションS3は、Y方向に延びる搬送室16と、搬送室16内における搬入出ステーションS2側に配置される反転機構16aと、搬送室16の両側に配置される複数の液処理装置1とを有している。また、搬送室16には、搬送機構14が設けられ、搬送機構14は、ウエハWを保持する保持アーム部14aを有している。搬送機構14は、搬送室16に設けられY方向に延びるガイド15に沿って移動することができる。また、搬送機構14は、保持アーム部14aをX方向に移動することができ、水平面内で回転させることができる。搬送機構14は、搬入出ステーションS2の受け渡しステージ13と、反転機構16aと、各液処理装置1との間でウエハWを搬送する。反転機構16aは、搬送機構14により搬入されたウエハWを上下反転する。ウエハWは、キャリアステーションS1のウエハキャリアC内においては回路形成面が上向き(フェースアップ)になるように収容されており、回路形成面が上向きのままで搬送機構11からステージ13を介して搬送機構14により搬送される。次に、反転機構16aにより、ウエハWは上下反転され、回路形成面が下向き(フェースダウン)となる。この後、ウエハWは、回路形成面が下向きのまま搬送機構14によって反転機構16aから取り出され、搬送機構14により液処理装置1へ搬送される。
また、基板処理装置100には、各種の部品及び部材を制御する制御部17が設けられ、制御部17の制御の下、基板処理装置100及び液処理装置1が動作し、例えば後述の液処理装置の液処理方法が実施される。
以上の構成を有する基板処理装置100においては、キャリアステーションS1に載置されるウエハキャリアCから搬送機構11によってウエハWが取り出され、搬送機構11によりステージ13に載置される。ステージ13上のウエハWは、液処理ステーションS3内の搬送機構14により、反転機構16aに搬入され、ここで上下反転されて、再び搬送機構14により液処理装置1に搬入される。液処理装置1においては、ウエハWの上面(回路形成面と反対側の面)が所定の洗浄液で洗浄され、例えば純水により洗浄液が洗い流され、ウエハWの上面が乾燥される。ウエハWの上面が乾燥された後、ウエハWは、搬入時と逆の経路(手順)によりウエハキャリアCへ戻される。また、一のウエハWが洗浄される間に、他のウエハWが他の液処理装置1へ順次搬送され、洗浄される。
次に、図2から図4までを参照しながら、本発明の実施形態による液処理装置1について説明する。図示のとおり、液処理装置1は、ほぼ方形の筐体21と、筐体21内のほぼ中央部に設けられ、上面が開口する略円筒形状のカップ部22と、カップ部22の内側に配置され、ウエハWを保持するとともに回転することができるウエハ保持回転部(基板保持回転部)23と、ウエハ保持回転部23に保持されるウエハWに対して液体を供給するとともにウエハWの上面に接してウエハWの上面を洗浄するブラシ(液体供給部)24とを備える。
筐体21には、搬送機構14の保持アーム部14a(図1)によりウエハWを筐体21に搬入出する搬送口21aが形成されている。搬送口21aには、図示しないシャッタが設けられ、搬入出時にはシャッタが開き、処理時にはシャッタは閉じ搬送口21aは閉じられている。
カップ部22は、図示しない昇降機構により、筐体21内において図2中に破線で示す上方位置と、実線で示す下方位置との間で上下動可能である。ウエハWの搬入出時には、カップ部22は下方位置に位置することにより、ウエハWの搬入出を干渉することがなく、ウエハWの処理時には、カップ部22は上方位置に位置することにより、ウエハWに対して供給される液体を受け、図示しないドレインから液体を排出する。
次に図2乃至図6を参照して、ウエハ保持回転部23について説明する。
図2および図5に示すように、ウエハ保持回転部23は、筐体21の下方に配置されるモータMに接続されて回転する回転シャフト23Sと、下面のほぼ中央部において回転シャフト23Sに取り付けられる回転プレート(回転板)23Pとを有している。
回転シャフト23Sには、その中央部を貫通する貫通孔27が形成され、この貫通孔27内に供給管23Cが設けられている。供給管23Cは回転シャフト23S内において回転することなく固定され、供給管23Cの下端からは、脱イオン水(DIW)を供給することができる。あるいは供給管23Cの下端からは例えば窒素ガス供給源からの窒素(N2)ガスを供給することができる。回転プレート23PとウエハWとの間の空間からDIW又はN2ガスが流出するため、ウエハWの上面に供給される液体が下面に回り込んで付着するのを低減する効果が得られる。
ブラシ(液体供給部)24は、水平面内で回動可能で上下動可能なアーム24Aにより支持されている。アーム24A内には、ウエハWに対して供給される液体が流れる導管24Cが形成されている。アーム24Aが回動し下降し、ブラシ24がウエハWの上面に接すると同時に(又は僅かに前に)、所定の液体供給源からの液体(例えば脱イオン水DIW)が、導管24C内を流れて、ブラシ24の基端に設けられた開口24BからウエハWの上面に供給される。これにより、ブラシ24はウエハWの上面に接することにより、ウエハWの上面を洗浄するとともに、ブラシ24により除去されたパーティクルや残留物等を液体により洗い流すことができる。
図3を参照すると、回転プレート23Pは、カップ部22の内径よりも小さく、ウエハWの外径よりも大きい外径を有する円板の形状を有している。また、図4に示すように、回転プレート23Pの周縁には、円環形状を有するとともにウエハWを支持するウエハ支持部(基板支持部)51が設けられている。
また図3に示すように、ウエハ保持回転部23は、回転プレート23Pの下部周縁に取り付けられ、ウエハWのエッジを押さえることによりウエハWを把持する3つの把持部23Aを有している。これら3つの把持部23Aは、図3に示すように、互いに例えば120°の角度間隔で配置している。
図3および図4に示すように、回転プレート23Pは概ね円形の上面形状を有し、周囲に切欠部C1及びC2が形成されている。切欠部C1及びC2は、ほぼ60°の角度間隔で交互に配置されている。切欠部C1は、回転プレート23Pの下部に取り付けられる把持部23Aが回転プレート23Pの上方に突出するのを許容する。また、切欠部C2は、搬送機構14の保持アーム部14a(図1)に設けられたウエハ保持爪(図示せず)に対応して設けられ、ウエハ保持爪が回転プレート23Pを上下に通り抜けるのを許容する。
また上述のように、回転プレート23Pの上面には、周縁に沿って延在する複数のウエハ支持部(基板支持部)51が設けられている。このようなウエハ支持部51は、回転プレート23Pの切欠部C1及びC2に合わせて形成される。また、各ウエハ支持部51は、図5に示すように、上面平坦部51Aと、回転プレート23Pの中央に向かって傾斜する傾斜面51Bとを有している。傾斜面51Bの外周縁(上面平坦部51Aと傾斜面51Bとの境界)は、ウエハWの直径よりも大きい第1の円の円周に沿って位置し、傾斜面51Bの内周縁は、第1の円と同心円で、ウエハWの直径よりも小さい第2の円の円周に沿って位置する。このため、ウエハWを回転プレート23Pに載置する場合、ウエハWは、そのエッジが傾斜面51Bに接することにより支持される(図5参照)。このとき、ウエハWは、回転プレート23Pの上面から離間している。
また、ウエハ支持部51の上面平坦部51Aにはガイドピン52が設けられている。ガイドピン52の側面52Iは、下端において、ウエハ支持部51の傾斜面51Bの外周縁に接している。また、ガイドピン52には、回転プレート23Pの中央に向かって傾斜する案内傾斜面52Bが形成されている。保持アーム部14a(図1)からウエハ支持部51へウエハWが載置される際にウエハWのエッジが案内傾斜面52Bに接すると、ウエハWのエッジが案内傾斜面52Bを滑り落ちるように案内されて、ウエハWが移動することとなり、これによりウエハWが位置決めされてウエハ支持部51に支持される。
なお、ガイドピン52は、ガイドピン52の上面が、複数のウエハ支持部51により支持されるウエハWの上面よりも高い位置に位置するような高さを有している。
また、図4に示すようにウエハ支持部51に設けられたガイドピン52と、把持部23Aには、ほぼ中央部において、回転プレート23の周縁と交差する方向に延びる溝部Gが形成されている。
次に図4および図6により、回転シャフト23S、回転プレート23Pおよび供給管23Cについて更に説明する。
図6に示すように、回転シャフト23Sの上部に取付けられた回転プレート23Pは開口29を有している。
また、上述のように回転シャフト23Sの中央部に回転シャフト23Sを貫通する貫通孔27が形成され、この貫通孔27内にDIWまたはNガスを供給する供給管23Cが設けられている。この供給管23Cは回転プレート23Pの開口29を貫通して回転プレート23Pの上方へ達し、供給管23Cの上端には、かさ形状のかさ部28が取付けられている。
このうち供給管23CはSUS(ステンレス)製の材料からなり、かさ部28は中央に開孔28aを有するとともに、透明な材料であるアクリル製となっている。上述のように供給管23Cは回転シャフト23S内で回転することなく固定されている。かさ部28は、アクリル製に限らず、後述のレーザ光を透過することが可能な透明又は半透明な材料であれば、他の材料から形成されていてもよい。
また、回転プレート23Pの開口29から外方へ露出する回転シャフト23Sの中央部上面に、リング状の再帰性反射シート30が取付けられている。この再帰性反射シート30は一定方向から入射する光を入射方向と同一方向へ反射させる反射シートである。このような再帰性反射シート30は、光を屈折させるガラスビーズを有する構成、あるいは光を屈折させるプリズムを有する構成をもっている。
また図2に示すように、回転プレート23Pの外方に、支柱26bが設置され、この支柱26bにレーザ光投光/受光部26aが支持されている。
26bに支持されたレーザ光投光/受光部26aは、回転シャフト23S上面に取付けられた再帰性射シート30に対して斜め上方から、例えば入射角α=50°をもつレーザ光を投光するとともに、再帰性反射シート30から同一方向に反射する反射光を受光するものである。
そしてレーザ光投光/受光部26aにより受光された反射光の強度は制御部17へ送られる。
図1に示すように、制御部17はレーザ光投光/受光部26aにより受光される反射光の強度に基づいてウエハWの有無を検知する基板検知部17aを有している。
この基板検出部17aは、回転プレート23P上のウエハ支持部51により半導体ウエハWを支持する場合、レーザ光投光/受光部26aにより受光される反射光の強度と、予め定められた所定強度とを比較して半導体ウエハWの有無を検知する。
ところで、図1に示すように制御部17は、ハードウエアとして例えば汎用コンピュータと、ソフトウエアとして当該コンピュータを動作させるためのプログラム(装置制御プログラムおよび処理レシピ等)とにより実現することができる。ソフトウエアは、コンピュータに固定的に設けられたハードディスクドライブ等の記憶媒体に格納されるか、或いはCDROM、DVD、フラッシュメモリ等の着脱可能にコンピュータにセットされる記憶媒体に格納される。このような記憶媒体が参照符号17bで示されている。プロセッサ17cは必要に応じて図示しないユーザーインターフェースからの指示等に基づいて所定の処理レシピを記憶媒体17bから呼び出して実行させ、これによって制御部17の制御の下で基板処理装置の各機能部品が動作して所定の処理が行われる。記憶媒体17bには下記の液処理方法の手順を実行するためのプログラムも記憶されている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
ここでは本発明の実施形態による液処理装置1の動作(液処理方法)について説明する。上述のとおり、ウエハWは、液処理ステーションS3の反転機構16aにより上下反転され、ウエハWの回路形成面が下を向いた状態で、液処理装置1へ搬入される。以下の説明では、ウエハWの上面というときには、ウエハWの回路形成面と反対側の面を意味する。
まず、カップ部22が降下して図2に実線で示す下方位置に位置し、また、把持部23Aが外方に開き、ウエハWが載置されるスペースが確保される。 そして、レーザ光投光/受光部26aの動作が開始される。すなわち、レーザ光投光/受光部26aからレーザ光が回転シャフト23Sに取付けられた再帰性反射シート30に向かって斜め上方から投光される。この場合、レーザ光は50°の入射角αをもって再帰性反射シート30に対して照射される。
次いで、筐体21の搬送口21aが開き、搬送機構14の搬送アーム部14aによってウエハWが搬送口21aから筐体21内に搬入され、ウエハ保持回転部23の上方で停止する。次いで、搬送アーム部14aが下降し、搬送アーム部14aからウエハ保持回転部23にウエハWが受け渡される。このとき、ウエハWは、ガイドピン52により案内されて、回転プレート23Pの周縁の上面に設けられたウエハ支持部51により支持される。
具体的には、ウエハ支持部51の傾斜面51B(図4、図5)の全体に亘ってウエハWのエッジが接することにより、ウエハWが支持される。
搬送アーム部14aが搬送口21aから外部へ退出した後、把持部23AがウエハWのエッジを押さえる。このときウエハ支持部51により支持された状態で、ウエハWが把持部23Aにより把持される。カップ部22が、図2に示す上方位置に位置すると、モータMによって回転シャフト23S及び回転プレート23Pの回転が開始される。これにより、ウエハ支持部51に支持され把持部23Aにより把持されるウエハWもまた回転する。
ウエハWの回転速度は、例えば500回転毎分(rpm)から2000rpmとなっている。このとき、回転シャフト23S内に設けられた供給管23Cから、ウエハWと回転プレート23Pとの間の空間に対して例えばDIWが供給される。
回転シャフト23S及び回転プレート23Pが回転している間、レーザ光投光/受光部26aの動作は継続している。
ウエハ支持部51上にウエハWが支持されている場合、レーザ光投光/受光部26aからのレーザ光はウエハWに遮られるため、レーザ光が再帰性反射シート30に達することはない。このためレーザ光投光/受光部26aにレーザ光の反射光が受光することはない。
他方、ウエハ支持部51上にウエハWが支持されていない場合、レーザ光投光/受光部26aからのレーザ光は再帰性反射シート30に達し、50°の入射角αと同一方向に反射する。レーザ光の反射光はレーザ光投光/受光部26aにより受光される。
レーザ光投光/受光部26aによりレーザ光の反射光が受光されると、レーザ光投光/受光部26aからの信号に基づいて、制御部17に設置された基板検出部17aは反射光の強度と予め定められた所定強度とを比較してウエハWの有無を検出する。
このようにしてウエハ支持部51に支持されるべきウエハWの有無を確実に検出することができる。
基板検出部17aがウエハ支持部51により支持されるべきウエハWを検出した場合、引き続いて以下の液処理方法が実行され、他方、基板検出部17aがウエハ支持部51により支持されるべきウエハWを検出しない場合、液処理方法はその時点で停止される。
すなわち、基板検出部17aがウエハWを検出した場合、ブラシ24のアーム24Aが回動し、ブラシ24が図2に点線で示す位置に移動し、ウエハWの上面に向かって降下する。ブラシ24の先端がウエハWの上面に接すると同時に(又は僅かに前に)、ブラシ24の開口部24Bから例えばDIWが供給される。このDIWは、ウエハWの回転によりウエハWの上面をウエハWのエッジに向かって広がっていき、ウエハWのエッジから外方へ流れ出る。
この後、ブラシ24は、アーム24Aが回動することにより、ウエハWのエッジに向かって移動していく。ウエハWの回転とブラシ24の移動とにより、ウエハWの全面にブラシ24が接するとともに、ブラシ24により除去されたパーティクルや不純物がDIWにより洗い流される。
ここで、ブラシ24による洗浄の間においても、レーザ光投光/受光部26aの動作は継続しており、基板検出部17aによるウエハWの有無の検出も継続している。したがって、洗浄処理の途中でウエハWが検出されなくなった場合においても、ブラシ24による洗浄を停止するように制御する。
ブラシ24が、ウエハWのエッジから外に移動した後、DIWの供給を停止するとともに、ウエハWの上面を乾燥させる。この後、ウエハWを搬入したときの手順と逆の手順により、ウエハWが筐体21の外へ搬出される。
なお、上記実施の形態において回転シャフト23Sに形成された貫通孔27内に供給23Cを設けるとともに、この供給管23C内にDIWを供給した例を示したが、これに限らず供給管23CにNガスを供給してもよい。
以上説明したとおり、本発明の実施形態による液処理装置1によれば、レーザ光投光/受光部26aから再帰性反射シート30に向かって斜め上方からレーザ光が投光され、この再帰性反射シート30からの反射光をレーザ光投光/受光部26aにより受光することにより、ウエハ支持部51に支持されるべきウエハWの有無を容易かつ確実に検出することができる。このように、回転シャフト23S内に設けられた供給管23C内に光を導入してウエハWの有無を検出する必要がないため、回転シャフト23S内に設けられた供給管23Cを液体、例えばDIW用の供給管として用いることもできる。また、DIWを供給している間においても、ウエハWの有無を検知することができる。
<第2の実施の形態>
次に図7および図8により本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7および図8に示す第2の実施の形態は、回転シャフト23Sの中央部にリング状の再帰性反射シート30を設ける代わりに、供給管23Cの上端に取付けられたかさ部28に、リング状の再帰性反射シート30を設けたものである。
図7および図8に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7および図8に示すように、回転可能な回転シャフト23Sの貫通孔27内に、供給管23Cが回転することなく静止した状態で配置され、供給管23Cの上端には開28aを有するかさ部28が取付けられている。
このうち供給管23Cはステンレス製となっており、かさ部28はアクリル製となっている。そしてアクリル製のかさ部28の下面にリング状の再帰性反射シート30が取付られている。
また回転プレート23Pの周縁に複数の基板支持部51および把持部23Aが取付けられている。
図7および図8において、まず基板支持部51に、基板として透明なガラス基板W1が支持される。
次に、把持部23Aがガラス基板W1のエッジを押さえる。このように基板支持部51により支持された状態で、ガラス基板W1が把持部23Aにより把持される。カップ部22が、図2に示す上方位置に位置すると、モータMによって回転シャフト23S及び回転プレート23Pの回転が開始される。これにより、基板支持部51に支持され把持部23Aにより把持されるガラス基板W1もまた回転する。ガラス基板W1の回転速度は、例えば500回転毎分(rpm)から2000rpmであっても良い。このとき、回転シャフト23S内に設けられた供給管23Cから、ガラス基板W1と回転プレート23Pとの間の空間に対して例えばDIWがバックリンスとして供給される。
この間、レーザ光投光/受光部26aからレーザ光がかさ部28の下面に取付けられた再帰性反射シート30に向かって斜め上方から投光される。この場合、レーザ光はアクリルのかさ部28を透過し、50°の入射角αをもって再帰性反射シート30に対して照射される。
基板支持部51上にガラス基板W1が支持されている場合、レーザ光投光/受光部26aからのレーザ光はガラス基板W1を透過して再帰性反射シート30に達する。次に再帰性反射シート30からのレーザ光の反射光は、入射角αと同一方向に反射してレーザ光投光/受光部26aに受光される。
他方、基板支持部51上にガラス基板W1が支持されていない場合、レーザ光投光/受光部26aからのレーザ光はかさ部28を透過して再帰性反射シート30に達し、50°の入射角αと同一方向に反射する。レーザ光の反射光はレーザ光投光/受光部26aにより受光される。
レーザ光投光/受光部26aによりレーザ光の反射光が受光されると、レーザ光投光/受光部26aからの信号に基づいて制御部17に設置された基板検出部17aは、まず反射光の強度から反射光の減衰率を求める。次に基板検出部17aは、反射光の減衰率と予め定められた所定減衰率とを比較してウエハWの有無を検出する。
この場合、ガラス基板W1が存在すると、反射光の減衰率が大きくなり、ガラス基板W1が存在しないと反射光の減衰率は小さくなる。このようにして基板支持部51により支持されるべきガラス基板W1の有無を確実に検出することができる。また、レーザ光投光/受光部26aの入射光の強度と所定減衰率の積を求めて記憶しておき、反射光の強度と記憶しておいた積の値とを比較してその大小を判断することにより、ガラス基板W1の有無を検出するようにしても良い。
基板検出部17aが基板支持部51により正しくガラス基板W1が支持されていることを検出した場合、引き続いて以下の液処理方法が実行され、他方、基板検出部17aが基板支持部51によりガラス基板W1が正しく支持されていないことを検出した場合、液処理方法はその時点で停止される。
すなわち基板検出部17aがガラス基板W1を検出した場合、ブラシ24のアーム24Aが回動し、ブラシ24が図2に点線で示す位置に移動し、ガラス基板W1の上面に向かって降下する。ブラシ24の先端がガラス基板W1の上面に接すると同時に(又は僅かに前に)、ブラシ24の開口部24Bから例えばDIWが供給される。このDIWは、ガラス基板W1の回転によりガラス基板W1の上面をガラス基板W1のエッジに向かって広がっていき、ガラス基板W1のエッジから外方へ流れ出る。
以上のように本実施の形態によれば、レーザ光投光/受光部26aから再帰性反射シート30に向かって斜め上方からレーザ光が投光され、この再帰性反射シート30からの反射光をレーザ光投光/受光部26aにより受光することにより、基板支持部51にガラス基板W1が支持されているか否か、すなわちガラス基板W1の有無を容易かつ確実に検出することができる。このように、回転シャフト23S内に設けられた供給管23C内に光を導入してガラス基板W1の有無を検出する必要がないため、回転シャフト23S内に設けられた供給管23Cを液体、例えばDIW用の供給管として用いることができる。また、再帰性反射シート30は、静止して設けられた供給管23C上端のかさ部28下面に設けられているため、再帰性反射シート30も静止状態にある。このため再帰性反射シート30からの反射光の強度を安定化させることができる。
一般に透明なガラス基板W1をレーザ光が透過する際、反射光の減衰率は小さくなっている。このような場合、再帰性反射シート30を静止させ、反射光の強度を安定化させることにより、反射光の減衰率が小さくても、その減衰率を検出することができ、これによりガラス基板W1の有無を確実に検出することができる。
<実験例>
次に図9により第2の実施の形態の実験例について説明する。
図9に示すように、回転プレート23P上に再帰性反射シート30を取付け、再帰性反射シート30上にかさ部28を同様の材料からなるアクリル板28bを設けた。
また、アクリル板28bの上方に、レーザ光投光/受光部26aを設けた。
次に(1)アクリル板28b上にガラス基板W1に載置する前、(2)アクリル板28b上にガラス基板W1を載置した場合、(3)アクリル板28b上からガラス基板W1を取外した場合の3つの場合において、レーザ光投光/受光部26aからレーザ光を再帰性反射シート30に対して斜め上方から投光し、再帰性反射シート30からの反射光をレーザ光投光/受光部26aにより受光した。
この際、レーザ光投光/受光部26aと再帰性反射シート30上の照射位置との間の距離は300〜350mmとなっている。
また再帰性反射シート30に対するレーザ光の入射角度は40〜55°であった。
さらに、ガラス基板W1としては、厚みが0.5mmのガラス基板W1、厚みが0.7mmのガラス基板W2、厚みが1.0mmのガラス基板を用いた。
レーザ光投光/受光部26aにおいて受光した反射光の強度(光量)を表1に示す。
[実験結果]
Figure 0006408673
[まとめ]
表1に示すように、各基板W1それぞれについて、減衰率が15〜20%取れる。これらの値は、閾値を設けるためには十分な値であり(10%以上)、いずれの種別の基板を用いたとしても、ガラス基板W1の有無検知は可能となった。例えば、液処理装置が1.0mmのウエハWの有無検知を行う場合において、判断に用いる所定減衰率として、15%を設定することができる。
<変形例>
第2の実施の形態では、図7及び図8に示すように、かさ部28にリング状の再帰性反射シート30を設けた構成としたが、第1の実施形態の図6で示したかさ部28とリング状の再帰性反射シート30の配置の構成の装置において、第2の実施の形態と同様のガラス基板検知を実行するようにしても良い。また、第2の実施の形態の図7及び図8に示したかさ部28とリング状の再帰性反射シート30の配置の構成の装置において、第1の実施の形態と同様の基板検知を実行するようにしても良い。
<第3の実施の形態>
次に図10乃至図13を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10乃至図13に示す第3の実施の形態はウエハ保持回転部23の構成が異なる。また、カップ部22は上下動せずに図2中の破線で示す上方位置で固定されている。他の構成は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
図10乃至図17に示す第3の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、回転プレート23Pの開口から外方へ露出する回転シャフト23Sの中央部上面にリング状の再帰性反射シート30が取付けられている。
本実施形態におけるウエハ支持部51は図10(b)に示すように、第1の実施形態におけるウエハ支持部51からガイドピン52を除いた構成となっている。
把持部23Aは、回転プレート23Pの下部周縁に互いに間隙を開けて、例えば3箇所に配置されている。把持部23Aは、ウエハWを保持する保持ピン221と、ウエハWの保持位置と解除位置との間で保持ピン221を移動させる作動片223と、が回転軸222を介して連結された構造となっている。
保持ピン221の上端部には、ウエハWの側周面に当接させる当接面が形成されており、保持ピン221は、この当接面を回転プレート23Pの径方向内側へ向けて配置されている。保持ピン221の基端部は、回転軸222を介して回転プレート23Pに取り付けられ、作動片223は、この回転軸222から回転プレート23Pの半径方向内側へ向けて斜め下方へと伸び出している。
回転軸222は、保持ピン221の上端部が回転プレート23Pの径方向内側へ向けて移動する方向に付勢されており、この付勢力により他の保持ピン221との間でウエハWを挟み、回転プレート21の上面との間に隙間を開けた状態でウエハWを水平に保持する。各作動片223の下方位置には、昇降機構に連結された円環形状の押上板251が設けられている。この押上板251を上昇させて、作動片223を押し上げると、回転軸222周りに保持ピン221が回転し、回転プレート21の径方向外側へ向けて保持ピン221が移動することにより、ウエハWの保持が解除される(図11)。
また図10(a)に示すように、回転プレート23Pの周縁部の下方側には、上下方向に延びる棒状の部材からなる例えば3本の昇降部材540が、回転プレート23Pの周方向に沿って互いに間隔を開けて配置されている。各昇降部材540の上端部には、外部の搬送アームと把持部23Aとの間でウエハWの受け渡しを行う支持部材520が保持部530を介して設けられている。
各支持部材520は、昇降部材540の上部から上方側へ向けて伸びるように配置されており、支持部材520の上面には回転プレート23Pの半径方向外側から内側へ向けて次第に低くなる傾斜面521、522が形成されている。これら傾斜面521、522は、傾斜角度の異なる案内面521及び支持面522から構成されている。
傾斜角度の大きな案内面521は、回転プレート23Pから見て径方向外側へ位置し、3つの支持部材520で囲まれた領域の内側へ向けてウエハWを案内する役割を果たす。
また案内面521の内側に配置され、傾斜角度の小さな支持面522は、支持部材520上に載置されたウエハWがその自重によってほぼ水平に支持されるように支持部材520上でのウエハWの移動を案内する役割を果たす(図11参照)。このように、案内面521及び支持面522はウエハWを案内する機能を有するので、本実施形態では、図4及び図5等で示したガイドピン52を省略することができる。したがって、本実施形態のウエハ保持回転部23は、液処理実行中に処理液が衝突する部材を減少させることができ、液はね等によるウエハWへの影響を抑制することができる。
各昇降部材540の下部は、例えば円環形状に形成された共通の連結板に接続されており、昇降機構によってこの連結板を上下に移動させることにより各支持部材520を同時に等距離だけ昇降させることができる。
図10、図11に示すように回転プレート23Pの周縁部には、昇降部材540の配置位置に対応して切り欠き部211が設けられており、鉛直軸周りに回転する回転プレート23Pは、各切り欠き部211が昇降部材540の上方側に配置される位置にて停止する。各昇降部材540はこの切り欠き部211を通過して回転プレート23Pの下方側から上方側へと支持部材520を突出させ、外部の搬送アームとの間でのウエハWの受け渡し位置まで支持部材520を上昇させることができる(図11参照)。
図10乃至図11において、外部搬送アームが処理対象のウエハWを搬送してきたら、搬送アームが、回転プレート23Pの上方位置にて停止する。次に昇降機構が作動し3本の昇降部材540を同時に上昇させる。昇降部材540の配置位置は、搬送アームと干渉しない位置に設置しており、搬送アームがウエハWを保持する高さ位置よりも高く支持部材520の支持面522を上昇させると、搬送アームから支持部材520にウエハWが受け渡される(図11)。支持部材520にウエハWを受け渡した搬送アームは、その後筐体21から退遅する(図2参照)。
支持部材520にウエハWが受け渡されたら、支持部材520から把持部23Aの保持ピン221にウエハWを受け渡す位置まで持部材520を降下させる。このとき、保持ピン221は、解除位置まで移動した状態で待機しており、支持部材520が受け渡し位置まで降下したら、ウエハWはウエハ支持部51上に載置される(図12)。次に押上板251を降下させ、保持ピン221を解除位置からウエハの保持位置まで移動させる(図13)。この結果、ウエハWは3つの保持ピン221によって側方から挟み込まれるように保持され、回転プレート23Pの上面との間に隙間を開けた状態で把持部23Aに保持される。
以上のように搬送アームにより搬送されたウエハWを昇降部材540により上昇する支持部材520により受け取り、昇降部材540を降下させて支持部材520上のウエハWを回転プレート23Pのウエハ支持部51にスムースに載置し、把持部23AによってウエハWを確実に保持することができる。
<他の実施の形態>
上記第1〜3の実施の形態では、レーザ光投光/受光部の位置はウエハWの表面に対して相対的に上方にあり、再帰性放射シートの位置はウエハWの表面に対して相対的に下方にある例を示したが、これに限らず、レーザ光投光/受光部を下方、再帰性放射シートを上方に配置しても、本発明を同様に適用することができる。また、上記第1〜3の実施の形態では、基板処理装置に含まれる液処理装置に対して本発明を適用した例を説明した。
しかし、これに限らず、例えば熱処理等他の処理を行う基板処理装置に対しても、本発明を適用可能である。また、レーザ光投光/受光部は、一体に構成されているが、これに限らず、互いに分離されたレーザ光投光部と、レーザ光受光部とから構成しても良い。
1 液処理装置
23 ウエハ保持回転部
23P 回転プレート
23C 供給管
23S 回転シャフト
26a レーザ光投光/受光部
26b 支柱
28 かさ部
28a 開孔
29 開口
30 再帰性反射シート
W ウエハ

Claims (7)

  1. 基板を支持する基板支持部を有する基板保持部と、
    前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、
    前記基板支持部により支持された前記基板の下方に、再帰性反射シートを配置し、 前記基板支持部により支持された前記基板の上方に、前記再帰性反射シートに対して斜め上方から一定の入射角をもつ入射光を投光する投光部と、前記再帰性反射シートから入射角と同一方向に反射する反射光を受光する受光部を設け、
    前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて、基板検知部により前記基板の有無を検知し、
    前記再帰性反射シートは、前記基板の下方に静止して設けられ、
    前記基板保持部は、回転可能な回転板をさらに有し、
    前記回転板を貫通して液体又は気体を供給する供給管が設けられ、
    前記再帰性反射シートは、この供給管の上端部に供給管とともに設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記基板は半導体ウエハからなり、基板検知部は前記受光部からの反射光の強度と、予め定められた所定強度とを比較して半導体ウエハの有無を検出することを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  3. 前記基板はガラス基板からなり、
    基板検知部は前記受光部からの反射光の強度とガラス基板の減衰率とに基づいてガラス基板の有無を検出することを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  4. 基板を支持する基板支持部を有する基板保持部と、
    前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、
    前記基板支持部により支持された前記基板の下方に、再帰性反射シートを配置してなる基板処理装置の基板検知方法において、
    前記再帰性反射シートに対して斜め上方から入射光を投光部により投光することと、
    前記再帰性反射シートからの反射光を受光部により受光することと、
    前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて基板検知部により前記基板の有無を検知することと、
    を備え
    前記再帰性反射シートは、前記基板の下方に静止して設けられ、
    前記基板保持部は、回転可能な回転板をさらに有し、
    前記回転板を貫通して液体又は気体を供給する供給管が設けられ、
    前記再帰性反射シートは、この供給管の上端部に供給管とともに設けられていることを特徴とする基板処理装置の基板検知方法。
  5. 前記基板は半導体ウエハからなり、基板検知部は前記受光部からの反射光の強度と、予め定められた所定強度とを比較して半導体ウエハの有無を検出することを特徴とする請求項記載の基板処理装置の基板検知方法。
  6. 前記基板はガラス基板からなり、
    基板検知部は前記受光部からの反射光の強度とガラス基板の減衰率とに基づいてガラス基板の有無を検出することを特徴とする請求項記載の基板処理装置の基板検知方法。
  7. コンピュータに基板処理装置の基板検知方法を実行させるためのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体において、
    基板処理装置の基板検知方法は、
    基板を支持する基板支持部を有する基板保持部と、
    前記基板支持部により支持された前記基板を処理する基板処理部とを備え、
    前記基板支持部により支持された前記基板の下方に、再帰性反射シートを配置してなる基板処理装置の基板検知方法において、
    前記再帰性反射シートに対して斜め上方から入射光を投光部により投光することと、
    前記再帰性反射シートからの反射光を受光部により受光することと、
    前記受光部に受光される反射光の強度に基づいて基板検知部により前記基板の有無を検知することと、
    を備え
    前記再帰性反射シートは、前記基板の下方に静止して設けられ、
    前記基板保持部は、回転可能な回転板をさらに有し、
    前記回転板を貫通して液体又は気体を供給する供給管が設けられ、
    前記再帰性反射シートは、この供給管の上端部に供給管とともに設けられていることを特徴とする記憶媒体。
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