JP6405762B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、ヒートシンク上に3つのランプユニットが設けられた車両用灯具が開示されている。
この車両用灯具では、一体形成された3つのシェードが設けられたヒートシンク部材の各シェードに光源が設けられている。
また、一体構造で形成された3つのリフレクタを有するリフレクタが光源に対向するようにシェードに固定されており、さらに、各光源に対応したレンズ部が一体に形成されたレンズをホルダでシェードに固定する構成を有している。
特開2010−218964号公報
ところで、近年、車両用灯具の更なる小型化が求められており、複数の光源を備える車両用灯具においても、より一層の小型化が要望されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、複数の光源を用いた車両用灯具でありながら小型化が行える車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、ベース部を有するヒートシンクと、前記ベース部に搭載される第1光源及び第2光源と、前記ベース部に取付けられ、前記第1光源からの光を車両前方側に反射する第1リフレクタと、前記ベース部に取付けられ、前記第2光源からの光を車両前方側に反射する第2リフレクタと、前記第1光源よりも車両前方側に配置され、前記第1リフレクタで反射された光を車両前方側に照射するシリンドリカルレンズと、前記第2光源よりも車両前方側に配置され、前記第2リフレクタで反射された光を車両前方側に照射する投影レンズと、を備え、前記第1リフレクタと前記第2リフレクタは、車両前後方向の位置が略同じ位置にあり、前記投影レンズは、前記シリンドリカルレンズより車両中央側に位置し、前記第1リフレクタから前記シリンドリカルレンズまでの距離が、前記第2リフレクタから前記投影レンズまでの距離よりも短い。
(2)上記(1)の構成において、前記第1リフレクタは、前記第1リフレクタの反射部の前記第2リフレクタ側に設けられる第1車両中央側固定部を備え、前記第2リフレクタは、前記第2リフレクタの反射部の前記第1リフレクタ側に設けられる第2車両外側固定部を備え、前記ベース部は、前記第1車両中央側固定部と前記第2車両外側固定部を共止めするための共通取付部を備え、前記第1車両中央側固定部及び前記第2車両外側固定部が、前記共通取付部に共止めされている。
(3)上記(2)の構成において、前記ベース部は、前記第1光源が搭載される第1搭載面と、前記第1搭載面よりも車両下側に位置する前記第2光源が搭載される第2搭載面とを備え、前記第1リフレクタは、前記第1リフレクタの前記反射部を挟んで前記第1車両中央側固定部の反対側に位置する第1車両外側固定部を備え、前記第2リフレクタは、前記第2リフレクタの前記反射部を挟んで前記第2車両外側固定部の反対側に位置する第2車両中央側固定部を備え、前記ベース部は、前記第2車両中央側固定部を取付ける車両中央側取付部と前記第1車両外側固定部を取付ける車両外側取付部とを備え、前記共通取付部の上面及び前記車両中央側取付部の上面は、どちらも前記第1搭載面と略同じ高さに位置し、前記車両外側取付部の上面が、前記第1搭載面よりも前記第2車両外側固定部の厚みに対応する高さだけ車両上方側に位置する。
本発明によれば、複数の光源を用いた車両用灯具でありながら小型化が行える車両用灯具を提供することができる。
実施形態の車両用灯具を備えた車両を上から見た平面図である。 実施形態の車両用灯具の灯具ユニットの正面図である。 図2の灯具ユニットを上から見た平面図である。 図3のA−A線断面図である。 図2の灯具ユニットのヒートシンクの正面図である。 図5のヒートシンクから取付部を省略した図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態の説明では、全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
なお、この明細書において、前、後、上、下、左、右は、車両用灯具を車両に搭載した際の車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施形態に係る車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右に設けられる車両用灯具(101R,101L)であり、左右の車両用灯具(101R,101L)の構成は左右対称であるため、以下では、右側の車両用灯具101Rについてのみ説明する。
なお、以下では、車両用灯具101Rのことを「車両用灯具」と記載する。
(車両用灯具の全体構成)
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側が開口したハウジング(図示せず)とハウジングの開口を覆うように設けられるアウターレンズ(図示せず)とで形成される灯室内に、図2に示す灯具ユニット10が配置されている。
(灯具ユニット)
図2は、灯具ユニット10の正面図であり、図3は、灯具ユニット10を上から見た平面図である。
図2に示すように、本実施形態では、車両外側に配置されるシリンドリカルレンズ21と車両中央側に配置される投影レンズ22とが一体形成されたレンズ20を用いている。
レンズ20は、レンズ20のフランジ部23が、ヒートシンク30に取付けられるレンズホルダ24(図3参照)にリテーナ25で固定されている。
また、図3に示すように、ヒートシンク30のベース部31には、第1光源43を上から半ドーム状に覆う第1リフレクタ40と第2光源53を上から半ドーム状に覆う第2リフレクタ50とが、ネジ止め固定されている。
(光源)
図3に示す第1光源43及び第2光源53は、どちらも半導体型光源であり、図示しない給電パターン等が形成された基板41、51上に、例えば、LED、EL(有機EL)等の自発光型の半導体型発光素子42、52を実装したものである。
発光部を形成するために用いられる半導体型発光素子42、52の数や形状には、特に制限はなく、例えば、基板41、51上に複数個の正方形の半導体型発光素子42、52を水平方向に配列して、全体として平面長方形状の発光面を形成してもよく、正方形や長方形の半導体型発光素子42、52を1つだけ設けるようにして発光面を形成するようにしてもよい。
また、半導体型発光素子42、52を封止樹脂で封止してパッケージ化してもよい。
(リフレクタ)
図3に示すように、第1リフレクタ40は、反射部40aの反射面を第1光源43に対向させるように、第1光源43を半ドーム状に覆うように配置されている。
同様に、第2リフレクタ50も反射部50aの反射面を第2光源53に対向させるように、第2光源53を半ドーム状に覆うように配置されている。
また、図3を見るとわかるように、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50は、車両前後方向の位置が略同じ位置に設けられている。
さらに、第1リフレクタ40の車両外側は、車両中央側より、少し車両後方側に位置するようにベース部31に固定されている。
より具体的には、第1リフレクタ40の光の反射方向に直交する軸線が、車両幅方向(水平方向)の軸線に対して約5°車両後方側に傾くように配置されており、第1光源43からの光は、車両のやや斜め外側前方に向けて反射されるようになっている。
第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50は、どちらも反射部(40a、50a)の反射面が楕円を基調とした反射面であり、より具体的には、反射面は、例えば、垂直断面が楕円面をなし、かつ、水平断面が放物面又は変形放物面をなす自由曲面からなる。
第1光源43からの光は、第1リフレクタ40の反射面で車両前方側に反射された後、反射された光の一部がシェードで遮光されて、車両前方側に配置されているレンズ20のシリンドリカルレンズ21を介して車両前方側に照射される。
同様に、第2光源53からの光は、第2リフレクタ50の反射面で車両前方側に反射された後、反射された光の一部がシェードで遮光されて、車両前方側に配置されているレンズ20の投影レンズ22を介して車両前方側に照射される。
(レンズ)
本実施形態では、レンズ20として、シリンドリカルレンズ21と投影レンズ22とを一体構成としたレンズを用いている。
図2及び図3に示されるように、シリンドリカルレンズ21は、車両外側に配置され、投影レンズ22は車両中央側に配置されている。
また、図3に示すように、シリンドリカルレンズ21よりも投影レンズ22の方が車両前方側に配置されており、シリンドリカルレンズ21は、車両幅方向(水平方向)の軸線に対して約10°車両後方側に傾斜するように配置されている。
このため、シリンドリカルレンズ21から車両前方側に照射される光は、車両のやや斜め外側前方に向けて照射されることになる。
なお、本実施形態では、シリンドリカルレンズ21と投影レンズ22が一体に形成されているレンズを使用しているが、一体構造のレンズに限定される必要はない。シリンドリカルレンズ21のところに、シリンドリカルレンズのみからなるレンズを用い、投影レンズ22のところに投影レンズのみからなるレンズを用いるような構成、つまり、2つの別体のレンズを用いるような構成であってもよい。
シリンドリカルレンズ21は、上下方向においては、レンズ効果を奏するので第1リフレクタ40からの光を集光する一方、車両幅方向(左右方向)においては、あまりレンズ効果がないことから、第1リフレクタ40からの光に応じた広がりを有する光を車両前方側に照射することになり、車両幅方向に長い拡散タイプの配光パターン、例えば、ロービーム用配光パターンの拡散配光パターンを形成する。
ここで、急激に集光させた光は、その後、広がり始める光も急激に広がる光となる。
そして、第1リフレクタ40の反射面を急激に集光させるように形成すると、反射面に近い位置に焦点が形成され、その焦点の位置で光が集光し、焦点から離れるに従って、光は急激に広がるので焦点からあまり離れてない位置でシリンドリカルレンズ21に入射させるのに適した広がりをもった光となる。
このため、シリンドリカルレンズ21に近い位置に第1リフレクタ40を配置することができる。
なお、シリンドリカルレンズ21は、光の出射面が凸非球面をなす。一方、シリンドリカルレンズ21の光の入射面は、平面状でもよく、緩やかに出射面側に凹む形状であってもよく、逆に、第1光源43側に緩やかに凸形状を有するものでもよい。
また、シリンドリカルレンズ21の全体形状は、左右方向(車両幅方向)に直線上であっても、緩やかにカーブを描くような形状であってもよい。
一方、投影レンズ22は、非球面レンズの凸レンズである。投影レンズ22の光の出射面は曲率が大きい(曲率半径が小さい)凸非球面をなし、一方、光の入射面は、曲率が小さい(曲率半径が大きい)凸非球面や平面などの形状を有する。
第2リフレクタ50の反射面を緩やかに集光させるように形成すると、反射面から離れた位置に焦点が形成され、焦点から離れるのに従って広がる光も緩やかに広がる光となる。
その緩やかに広がる光が投影レンズ22に入射させるのに適した広がりとなったところで投影レンズ22に入射させることで平行光に近い出射光に配光制御しやすくなり、良好な集光タイプの配光パターン、例えば、ロービーム用配光パターンの集光配光パターンを形成することができる。
このため、第1リフレクタ40からシリンドリカルレンズ21までの距離に比べ、第2リフレクタ50から投影レンズ22までの距離は長くなる(図3参照)。
(ヒートシンク)
ヒートシンク30は、熱伝導率の高い金属部材や樹脂部材などからなり、本実施形態では、アルミダイガスト製のヒートシンク30を用いている。
図4は、図3のA−A線断面図である。なお、リフレクタより車両後方には放熱フィン等があるが、図を見やすくするために、これらについては図示を省略している。
図4に示すように、ヒートシンク30のベース部31には、第1光源43を搭載する第1搭載面33aと第2光源53を搭載する第2搭載面33bが設けられている。
第1光源43は、第1搭載面33aの第1搭載部34aに搭載され、第2光源53は、第2搭載面33bの第2搭載部34bに搭載されている。
図4を見るとわかるように、第2搭載面33bは、第1搭載面33aよりも車両下側に位置するようにされている。
ここで、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50に着目すると、第1リフレクタ40は、反射部40aの第2リフレクタ50側、つまり、車両中央側に反射部40aに繋がった第1車両中央側固定部40bが形成され、反射部40aを挟んで反対側となる位置に反射部40aに繋がった第1車両外側固定部40cが形成されている。
これら第1車両中央側固定部40b及び第1車両外側固定部40cには、ネジを通すための貫通孔が形成されている。
同様に、第2リフレクタ50も反射部50aの第1リフレクタ40側、つまり、車両外側に反射部50aに繋がった第2車両外側固定部50bが形成され、反射部50aを挟んで反対側となる位置に反射部50aに繋がった第2車両中央側固定部50cが形成されている。
これら第2車両中央側固定部50c及び第2車両外側固定部50bにもネジを通すための貫通孔が形成されている。
そして、ヒートシンク30のベース部31には、第2搭載面33bの第1搭載面33a寄りの位置に、第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bと第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bをネジで共止するための共通取付部35aが形成されている。
この共通取付部35aには、ネジを螺合させるための雌ネジが形成されている。
また、ヒートシンク30のベース部31には、第2搭載面33bの車両中央側の位置に第2リフレクタ50の第2車両中央側固定部50cをネジで固定するための車両中央側取付部35bが形成されており、第1搭載面33aの車両外側の位置に第1リフレクタ40の第1車両外側固定部40cをネジで固定するための車両外側取付部35cが形成されている。
なお、車両中央側取付部35b及び車両外側取付部35cもネジを螺合させるために雌ネジが形成されたものである。
以降、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50のヒートシンク30に対する取付け状態を含め、さらに、詳しく説明を行う。
図5は、ヒートシンク30を車両前方側から見た正面視であり、レンズ20やレンズホルダ24等の部品を取外し、ヒートシンク30だけを示している。
図5に示すように、ヒートシンク30の車両前方側には、レンズホルダ24などを取り付ける取付部37が設けられている。
この状態では、上述した共通取付部35aが取付部37に隠れて見えないため、この部分を省略した図を図6に示す。
図6を見るとわかるとおり、共通取付部35aの上面と車両中央側取付部35bの上面は、どちらも第1搭載面33aと略同じ高さに位置するように第2搭載面33bから車両上方側に突出するように形成されている。
一方、車両外側取付部35cの上面は、第1搭載面33aから、若干、車両上方側に突出するように形成されている。
この車両外側取付部35cの上面は、図4を見るとわかるように、第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bの厚みに対応する分だけ車両上方側に位置するように、第1搭載面33aから車両上方側に突出するように形成されている。
なお、第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bの厚みと第1車両外側固定部40cの厚みは、略同じ厚みになっている。
また、第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bの厚みと第2車両中央側固定部50cの厚みは、略同じ厚みになっている。
ここで、上記のように、車両外側取付部35cの上面を共通取付部35aの上面よりも第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bの厚みに対応する分だけ車両上方側に位置するように形成すると、図4に示されるように、車両外側取付部35cの上面と共通取付部35a上に第2車両外側固定部50bが配置された時の第2車両外側固定部50bの上面が、車両上下方向の高さ位置で略同じ位置になる。
従って、第2車両外側固定部50bの上面に配置されることになる第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bと第1車両外側固定部40cは、車両上下方向の高さで略同じ高さの位置に固定されることになる。
このため、第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bと第1車両外側固定部40cを左右対称に形成しておいてもヒートシンク30のベース部31に取付けたときに、第1リフレクタ40が車両上下方向に傾くことがない。
一方、このように第1リフレクタ40が左右対称に形成されていると、本実施形態と反対側、つまり、車両左側の灯具ユニットにおいても形状を変更することなく、そのまま用いることが可能となる。
また、共通取付部35aの上面と車両中央側取付部35bの上面は、どちらも第1搭載面33aと略同じ高さ位置となるように形成されているから、やはり、共通取付部35aの上面と車両中央側取付部35bの上面は、車両上下方向の高さ位置で略同じ高さ位置にある。
従って、第1リフレクタ40の場合と同様に、第2リフレクタ50の第2車両中央側固定部50cと第2車両外側固定部50bは、車両上下方向の高さで略同じ高さの位置に固定されることになる。
このため、第2リフレクタ50の第2車両中央側固定部50cと第2車両外側固定部50bを左右対称に形成しておいてもヒートシンク30のベース部31に取付けたときに、第2リフレクタ50が車両上下方向に傾くことがない。
そして、第2リフレクタ50も左右対称に形成されているので、本実施形態と反対側、つまり、車両左側の灯具ユニットにおいても形状を変更することなく、そのまま用いることが可能である。
なお、図4に示すように、第2リフレクタ50では、ヒートシンク30の第2搭載面33bに対して適切な高さ位置に反射部50aが位置するようにするために、反射部50aと第2車両中央側固定部50c及び第2車両外側固定部50bとを繋げている連結部55b、55cの形状が、反射部50aの下部から水平方向に延びた後に車両上方側に曲がる形状になっている。
また、図6に示すように、ヒートシンク30は、ベース部31の車両下側に下方に延びる複数の放熱フィン38が車両幅方向(左右方向)に並ぶように設けられているとともに、ベース部31の車両上側には、ベース部の後方側端部に縦壁39a(図6及び図3参照)が設けられ、その縦壁39aから車両前方側に延びる複数の放熱フィン39bが車両幅方向(左右方向)に並ぶように設けられている(なお、この放熱フィン39bの下部は、ベース部31の上面に繋がっている)。
(本実施形態の作用効果)
上記で説明したように、第1リフレクタ40と第2リフレクタ50は、車両前後方向の位置で略同じ位置に位置するようにヒートシンク30のベース部31に配置されている。
この結果、車両前後方向にズレて配置される場合に比べ、ヒートシンク30の車両前後方向の幅を小さくできる。
また、シリンドリカルレンズ21を車両外側に配置し、投影レンズ22をシリンドリカルレンズ21より車両中央側に配置しており、第1リフレクタ40からシリンドリカルレンズ21までの距離が、第2リフレクタ50から投影レンズ22までの距離よりも短い。
つまり、第1リフレクタ40と第2リフレクタ50とは、車両前後方向の位置において略同じ位置にあるので上記距離の関係は、投影レンズ22の方がシリンドリカルレンズよりも車両前方側に位置することと等価である。
ここで、車両用灯具は、車両中央側から外側に車両前方から後方側に向かって傾斜する形状(以下、スラント形状ともいう)を有するものが多く、車両用灯具のハウジングとアウターレンズとで構成される灯室は、車両中央側の方が車両外側よりも車両前方側まで灯室空間を有している場合が多い。
上記のように、シリンドリカルレンズ21よりも車両前方側に位置することになる投影レンズ22の方を車両中央側に配置していることで、車両中央側の灯室空間を無駄なく利用して投影レンズ22を配置することができる。
例えば、投影レンズ22が車両外側に位置すると、投影レンズ22の位置は、スラント形状のために、車両中央側に配置するのに比べ、車両後方側に配置されることになる。
そうすると、その投影レンズ22に対応する第2リフレクタ50なども、投影レンズ22が車両後方側に配置されることになった分、車両後方側に配置することになるが、本実施形態では、投影レンズ22を車両中央側に配置しているので、このようなことがなく、車両用灯具の小型化が行い易い。
さらに、本実施形態では、第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bと第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bを共止めするようにしてヒートシンク30のベース部31に固定するようにしている。
上述のように、ヒートシンク30の車両前後方向の幅を小さくするために、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50は、車両前後方向の位置が略同じ位置にあり、通常、リフレクタの固定は個別に取付部が設けられて取付けられるが、このようにすると、その分、車両幅方向(左右方向)のスペースが必要となる。
しかしながら、本実施形態のように、第1リフレクタ40の第1車両中央側固定部40bと第2リフレクタ50の第2車両外側固定部50bを共止めするようにすると、第1リフレクタ40と第2リフレクタ50を近接して配置することが可能となるので、車両幅方向(左右方向)に必要なスペースを最小限に抑制することができる。
従って、車両幅方向(左右方向)においても小型化が行える。
加えて、本実施形態では、ヒートシンク30の各取付部(共通取付部35a、車両中央側取付部35b及び車両外側取付部35c)の上面の車両上下方向の位置を工夫することで、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50の形状を対称形状としつつ、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50が車両上下方向に傾くことなくヒートシンク30のベース部31に取付けることができるようにしている。
このように、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50の形状を対称形状とすることで、左右のどちらの車両用灯具でも使用可能なものとしている。
つまり、部品の共通部品化が実現されており、第1リフレクタ40及び第2リフレクタ50の製作コストが低減できる。
なお、従来技術のように複数のリフレクタ部を一体構成で形成したリフレクタにすると、各リフレクタ部の配置関係を変更するためにはリフレクタ自体の形状を変更する必要がある。
しかしながら、本実施形態のように、リフレクタを別体としておくことで、例えば、異なる種類の車両用灯具において、リフレクタ自体の形状を変更せずに、単に、リフレクタの配置状態を変更するだけで対応できるような場合、このリフレクタを、そのまま使用することができるため、リフレクタの汎用性を高めることができる。
加えて、本実施形態では、第1リフレクタ40及びシリンドリカルレンズ21は、車両幅方向の軸線に対して少し傾くように配置することで、第1光源からの光が車両のやや斜め外側前方に向けて照射されるようになっており、この結果、車両外側の視認性を向上させることが可能となる。
以上、具体的な実施形態に基づき、本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
10 灯具ユニット
20 レンズ
21 シリンドリカルレンズ
22 投影レンズ
23 フランジ部
24 レンズホルダ
25 リテーナ
30 ヒートシンク
31 ベース部
33a 第1搭載面
33b 第2搭載面
34a 第1搭載部
34b 第2搭載部
35a 共通取付部
35b 車両中央側取付部
35c 車両外側取付部
37 取付部
38 放熱フィン
39a 縦壁
39b 放熱フィン
40 第1リフレクタ
40a 反射部
40b 車両中央側固定部
40c 車両外側固定部
41 基板
42 半導体型発光素子
43 第1光源
50 第2リフレクタ
50a 反射部
50b 車両外側固定部
50c 車両中央側固定部
51 基板
52 半導体型発光素子
53 第2光源
55b、55c 連結部
102 車両
101R 右側の車両用灯具(前照灯)
101L 左側の車両用灯具(前照灯)

Claims (1)

  1. ベース部を有するヒートシンクと、
    前記ベース部に搭載される第1光源及び第2光源と、
    前記ベース部に取付けられ、前記第1光源からの光を車両前方側に反射する第1リフレクタと、
    前記ベース部に取付けられ、前記第2光源からの光を車両前方側に反射する第2リフレクタと、
    前記第1光源よりも車両前方側に配置され、前記第1リフレクタで反射された光を車両前方側に照射するシリンドリカルレンズと、
    前記第2光源よりも車両前方側に配置され、前記第2リフレクタで反射された光を車両前方側に照射する投影レンズと、を備え、
    前記第1リフレクタと前記第2リフレクタは、車両前後方向の位置が略同じ位置にあり、
    前記投影レンズは、前記シリンドリカルレンズより車両中央側に位置し、
    前記第1リフレクタから前記シリンドリカルレンズまでの距離が、前記第2リフレクタから前記投影レンズまでの距離よりも短く、
    前記第1リフレクタは、前記第1リフレクタの反射部の前記第2リフレクタ側に設けられる第1車両中央側固定部を備え、
    前記第2リフレクタは、前記第2リフレクタの反射部の前記第1リフレクタ側に設けられる第2車両外側固定部を備え、
    前記ベース部は、前記第1車両中央側固定部と前記第2車両外側固定部を共止めするための共通取付部を備え、
    前記第1車両中央側固定部及び前記第2車両外側固定部が、前記共通取付部に共止めされており、
    前記ベース部は、前記第1光源が搭載される第1搭載面と、前記第1搭載面よりも車両下側に位置する前記第2光源が搭載される第2搭載面とを備え、
    前記第1リフレクタは、前記第1リフレクタの前記反射部を挟んで前記第1車両中央側固定部の反対側に位置する第1車両外側固定部を備え、
    前記第2リフレクタは、前記第2リフレクタの前記反射部を挟んで前記第2車両外側固定部の反対側に位置する第2車両中央側固定部を備え、
    前記ベース部は、前記第2車両中央側固定部を取付ける車両中央側取付部と前記第1車両外側固定部を取付ける車両外側取付部とを備え、
    前記共通取付部の上面及び前記車両中央側取付部の上面は、どちらも前記第1搭載面と略同じ高さに位置し、
    前記車両外側取付部の上面が、前記第1搭載面よりも前記第2車両外側固定部の厚みに対応する高さだけ車両上方側に位置することを特徴とする車両用灯具。
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