JP6404455B2 - 燃焼圧センサ - Google Patents

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Description

本発明は圧力センサに関し、詳しくは内燃機関のシリンダヘッドに装着され、燃焼室内の圧力を検出することができる燃焼圧センサに関する。
従来、例えば内燃機関のシリンダヘッドに装着されて燃焼室内の圧力を検出する装置として、圧電素子を圧力検出部に使用した装置が提案されている。この圧力検出装置をリング型に構成して燃焼室内に付設されるインジェクタや点火プラグなどの機能部品に装着して燃焼圧を検出する方式の燃焼圧センサが知られている。
このようなリング型の構成で機能部品に装着する方式の燃焼圧センサの一例として、例えば特許文献1に示すような圧力センサを内蔵した点火プラグが提案されている。この圧力センサ付き点火プラグは、圧力センサ部を点火プラグに一体的に溶接固定し、シリンダヘッドに締付け固定して使用される。この圧力センサ付き点火プラグは、内燃機関の燃焼室内に燃焼圧が発生すると点火プラグが押し上げられ、点火プラグの締付け荷重が変動する。この締付け荷重の変動に対応して、圧力センサは圧電素子から発生する電荷を電気信号として検出して制御装置へ送り、制御装置はこの圧力信号をもとに内燃機関を制御することにより、例えば燃費の改善に役立てるように使用される。
特許第4620882号公報(図1、図2)
ところで、特許文献1に示す点火プラグなどの機能部品に装着する構成のリング型圧力センサにおいては、圧力センサを構成するケース部と機能部品を構成する金具とをレーザによって溶接接合する方法が一般的である。しかしながら、溶接による接合工程においては、接合する二つの部品の熱容量や線膨脹係数などの違いに起因して熱歪みが発生することがある。この熱歪みが発生すると、圧力センサのケース部が変形するために、燃焼圧に応じた正確な出力波形が得られないという課題がある。
ここで、特許文献1に示した従来技術を、図11、図12を用いて説明する。図11、図12は、従来技術を説明しやすいように描き直した図面であり、また発明の主旨を外さない範囲で部品名称を本願にそろえている。図11(a)は、従来の燃焼圧センサ付き点火プラグ300の構成であり溶接前の状態を示している。図11(b)は、(a)のA部拡大図であり溶接後の状態を示している。また、図12は、燃焼圧センサ付き点火プラグ300をシリンダヘッドに装着した状態を示している。
まず、図11(a)を用いて燃焼圧センサ内蔵の点火プラグ300の構成について説明する。筒状部321aと底部321bとからなる環状に形成されたセンサケース321の内側空間において、底部321b上に図中下方から順次積み重ねるように、環状に形成された板パッキン322、圧電素子323、電極板324、及び絶縁板325が収容され、圧力センサ320が構成されている。また、環状の電極板324の一部に形成された端子324aから上方にリード線327が延出されている。
圧力センサ320は、センサケース321の筒状部321aが主体金具311の第1膨出部311c1に嵌合し、また、センサケース321の係合部321cが第2膨出部311c2の前端部にあるケース支持部311sに当接している。そして、センサケース321の底部321bを図中下方から所定の荷重Pで押圧した状態で、溶接部W1をセンサケース321の全周にわたってレーザ溶接する。次に、溶接部W2をセンサケース321の全周にわたって溶接する。ここで圧力センサ320は、センサケース321と主体金具311の溶接により圧電素子323に所定の荷重Pが印加された状態で構成されることとなる。さらに圧力センサ320は後述する点火プラグ300をシリンダヘッドに装着した際の締付けにより圧電素子323に締め付け荷重(以下、加算荷重と呼ぶ。)が加わることとなる。したがって圧力センサ320は、圧電素子323に荷重Pとこの締め付け荷重の合算荷重が予荷重(プリロード)として作用した状態で圧力を検出するよう構成される。
次に、図11(b)を用いて、溶接部W1、溶接部W2の2ヶ所のうち、熱歪みの影響を受けやすい溶接部W1の溶接工程について詳細に説明する。溶接部W1はセンサケース321の全周にわたってレーザ溶接されるが、センサケース321と主体金具311の熱容量や線膨脹係数などの違いにより溶接時に発生する溶接熱により、センサケース321や主体金具311が変形した状態でそれぞれが溶接されることがある。例えば、溶接時に発生する溶接熱によりセンサケース321の底部321bが図中下方に押し出された状態となる。この場合、底部321bと板パッキン322とは角度θを有する隙間が形成された状態で、係合部321cがケース支持部311sに当接し溶接部W1にて溶接固定される(溶接部を●印にて図示)。このように、センサケース321や主体金具311が溶接熱等により歪が発生すると、センサケース321内に積層された圧電素子など各構成部品同士の面圧の均一性が崩れるとともに、圧電素子323に作用させる荷重Pも、予め設定した所定の荷重と相違することになる。
次に、図12を用いて、燃焼圧センサ内蔵の点火プラグ300をシリンダヘッド4に装着した状態について説明する。図12において、燃焼圧センサ内蔵の点火プラグ300はシリンダヘッド4に装着するときにガスケット311bを装着して六角ナット部(図示なし)を工具にて回転させることにより締付けられる。
ここで、センサケース321の底部321bとガスケット311bの間には、前述した角度θを有する隙間が形成されるため、燃焼圧センサ内蔵の点火プラグ300の締付け時に板パッキン322及び圧電素子323に対して締付け荷重(加算荷重)を均一に加えることが難しい。
以上のように、荷重Pと締付け荷重とからなる予荷重とが予め設定した値から相違することにより、圧力センサ320は、圧力センサ320に印加された圧力とその出力波形との間にズレ(以下、ヒシテリシスと呼ぶ。)が生じ、精度良く圧力を測定することができない。
(発明の目的)
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決しようとするものであり、燃焼圧センサと機能部品との溶接接合において、燃焼圧センサのセンサケースの歪みを抑制する手段を設けることにより、圧力伝達系に生じる不具合を防止し、圧力を精度良く測定可能な燃焼圧センサを提供することにある。
内燃機関の燃焼室に付設される機能部品に装着する燃焼圧センサであって、燃焼圧の受圧面となる受圧部材と、前記受圧面からの圧力を検出する圧力検出素子とがハウジングにより支持されており、前記燃焼圧センサの前記機能部品への装着は、前記受圧部材または前記ハウジングの少なくとも一方に設けられた接続部材と前記機能部品とを接合することにより行われ、前記接続部材は、前記機能部品と接合される接合部と、前記接合部に生じる歪の前記受圧部材または前記ハウジングへの影響を低減する歪緩衝部とにより構成される燃焼圧センサとする。
また、前記接続部材は、前記受圧部材または前記ハウジングと一体に構成されている燃焼圧センサとする。
また、前記接続部材は、前記受圧部材または前記ハウジングと別体である燃焼圧センサとする。
また、前記接続部材は、前記機能部品の接合部を構成する材質と同等の線膨脹係数を有する燃焼圧センサとする。
また、前記機能部品と前記接続部材との接合は溶接により行われる燃焼圧センサとする。
前記燃焼圧センサは円筒形であり、前記ハウジングは前記燃焼圧センサの外周面を構成する外筒部と内周面を構成する内筒部からなるハウジングユニットと、円筒形の支持部材とにより構成され、前記ハウジングユニット内に前記圧力検出素子が配置され、前記圧力検出素子を挟むように前記受圧部材と前記支持部材とが配置されている燃焼圧センサとする。
前記接続部材は、前記内筒部の内周面に延在する円筒形である燃焼圧センサとする。
上述の如く、本発明の構成によれば、燃焼圧センサと機能部品との接続部材に、接合部と接合部に生じる歪の影響を低減する歪緩衝部とを備えた構成とすることで、燃焼圧センサのハウジングまたは受圧部材の変形を抑制することができる。この結果、圧力を精度良く測定可能な燃焼圧センサを提供することができる。
実施例1に係る内燃機関の概略構成図である。 図1に示すS部の拡大図である。 実施例1に係る燃焼圧センサと機能部品との装着図である。 実施例1の第1の実施形態のインジェクタユニットを示す断面図である。 実施例1の第1の実施形態の組立手順を示す断面図である。 実施例1の第2の実施形態のインジェクタユニットを示す断面図である。 実施例1の第3の実施形態のインジェクタユニットを示す断面図である。 実施例1の第4の実施形態のインジェクタユニットを示す断面図である。 実施例1の第5の実施形態のインジェクタユニットを示す断面図である。 実施例2の第1の実施形態の点火プラグユニットを示す断面図である。 従来の燃焼圧センサ付き点火プラグを示す断面図である。 従来の燃焼圧センサ付き点火プラグをシリンダヘッドに装着した状態を示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の思想を具体化するための燃焼圧センサを例示するものであって、本発明は以下の構成に限定されない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特定的な記載がない限りは本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる一実施例として説明しているに過ぎない。また、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は説明を明確にするために誇張し表現していることがある。また、以下の説明において同一部品、同一構成要素には同一の符号を付し詳細な説明を適宜省略することがある。
[各実施例の特徴]
本発明の燃焼圧センサは、燃焼圧センサとインジェクタなどの機能部品との接合の改良に関するものであり、本発明によれば、機能部品に燃焼圧センサを接合するときに、歪緩衝部を有する接続部材にて燃焼圧センサと機能部品を接合することで、接合の際に接合部に生じる歪を歪緩衝部で吸収することができ、燃焼圧センサのハウジングユニット(以下、ケース部と呼ぶ)の変形を抑制することができる。ここで、実施例1は、燃焼圧センサをインジェクタに装着するインジェクタユニットの接合の改良に関するものであり、実施例2は、燃焼圧センサを点火プラグに装着する点火プラグユニットの接合の改良に関するものである。以下、実施例1は、図1〜図9を用いて説明し、実施例2は図10を用いて説明する。
以下に、本発明による燃焼圧センサについて説明する。図1〜図5は、実施例1の第1の実施形態を示し、その内、図1〜図3は、本発明の燃焼圧センサが組み込まれるインジェクタユニット及び内燃機関の基本構成を示し、図4〜図5は第1の実施形態の構成及び組立手順を示す。また、実施例1には、他に4つの実施形態があるが、図1〜図3の基本構成は共通であり、各実施形態の構成の特徴をそれぞれ図6、図8に示す。
[実施例1の第1〜第3の実施形態に係る内燃機関に関する説明:図1、図2]
まず、図1、図2を用いて本発明の燃焼圧センサが組み込まれる内燃機関の基本構成について説明する。図1は内燃機関1の概略構成図であり、図2は、図1のS部拡大図である。図1において、内燃機関1は本発明による燃焼圧センサ8Aをインジェクタ7Aに装着したインジェクタユニット6Aが組み込まれた状態を示している。この内燃機関1は、シリンダ2aを有するシリンダブロック2と、シリンダ2a内を往復動するピストン3と、シリンダブロック2に締結されてシリンダ2a及びピストン3などとともに燃焼室Cを構成するシリンダヘッド4とから構成され、燃焼室Cが形成されている。
また、内燃機関1は、シリンダヘッド4に付設されて燃焼室C内に燃料を噴射するインジェクタユニット6Aと、シリンダヘッド4に付設されて燃焼室C内の混合気を燃焼させるための点火プラグ5(一点鎖線にて図示)とを備えている。また、インジェクタユニット6Aはインジェクタ7Aの先端部に燃焼圧センサ8Aが装着されて一体化されている。また、インジェクタユニット6Aはセンサ部が燃焼室Cの近くに位置するように装着されている。これにより、内燃機関1は、燃焼サイクル毎のピストン3の往復運動にともなって発生する燃焼室C内の圧力を直接検出できる構成になっている。
次に、図2を用いてインジェクタユニット6Aをシリンダヘッド4に付設する構成について説明する。図2において、シリンダヘッド4には、インジェクタユニット6Aを付設するための燃焼室Cと外部とを連通する連通孔4aが設けられている。連通孔4aの形状は、燃焼室C側から第1の孔部4bと、第1の孔部4bの孔径よりも大きい第2の孔部4cと、第2の孔部4cの孔径よりも大きい第3の孔部4dとを有している。インジェクタユニット6Aは連通孔4aに貫通した状態で取り付けられ、第1の孔部4bの燃焼室Cの近くに燃焼圧センサ8Aが位置するように構成されていて、第1の孔部4bの孔径よりも燃焼圧センサ8Aの外径は少し小さくなっている。
また、第2の孔部4cにはインジェクタユニット6Aの胴体部6aがガスケット60とともに挿入され、すきまばめで嵌合している。また、第3の孔部4dにはインジェクタユニット6Aのフランジ部6bが挿入されている。インジェクタユニット6Aはシリンダヘッド4の外側に設けられたクランプ装置(図示なし)によってフランジ部6bの上面をクランプし、ガスケット60とともにガスケット60を圧縮して固定される。これにより、燃焼室C側から混合気や燃焼ガスが漏れないように気密を保つことができる。
また、図1において、インジェクタユニット6Aは、先端部外周に取り付けられた燃焼圧センサ8Aが検出した圧力信号を外部に伝送し接続するための電気コネクタ部70と、インジェクタ7Aに燃料を供給するための燃料コネクタ部80とを備えている。ここで、燃焼圧センサ8Aは圧力検出素子として圧電素子を用いており、内燃機関1は圧電素子から得られる微弱な電荷である電荷信号を受けて増幅処理する信号処理部100と、処理した信号を受け取って内燃機関1に付設された各部の機能部品に所定の制御を指示するための制御装置200とを備えている。
[実施例1の第1〜第3の実施形態を適用する燃焼圧センサ及びインジェクタユニットの基本構成の説明:図3]
次に、図3を用いて、燃焼圧センサ8Aの基本構成について説明する。燃焼圧センサ8Aは、燃焼室C内に発生する燃焼圧を電荷信号に変える圧電素子を備える圧力検出部10と、圧力検出部10からの信号を伝達する伝送ユニット50とを備えている。圧力検出部10は、全体として円筒形状を呈しており、燃焼圧センサ8Aの燃焼室C側である前端面側からその反対方向である後端面側に貫通しインジェクタ7Aの先端部を収容する開口部10aが設けられている。
次に、圧力検出部10の構成について説明する。圧力検出部10は、円筒形状を有する外筒部11と、円筒形状を有する内筒部12と、円筒形状を有する支持部材13と、環状の形状を有する受圧部材14とを備えている。そして、後述する組立工程において、溶接部W1、溶接部W2、溶接部W3、溶接部W4を所定の手順により溶接固定することにより、圧力検出部全体の筐体としての機能を備えたケース部を構成する。ここで、溶接個所は●印で示し、一周にわたってレーザによる溶接を行うことによって封止され固定される。尚、●印は溶接形状を示すものではなく単に溶接位置を示すものであり、以下の説明においても同様である。また、受圧部材14は、燃焼室C側に露出することで燃焼室からの燃焼圧を受ける受圧部14dと、受圧部14dを挟み燃焼室C側と対向する側において受圧部14dが受けた圧力を圧力伝達リング15に伝達する伝達部14eとが一体化して構成されている。
次に、圧力検出部10には、これら外筒部11、内筒部12、支持部材13及び受圧部材14によって囲まれた内部空間10bが形成されている。そして、この内部空間10bに、受圧部材14からの圧力をさらに後端面側に伝達する圧力伝達リング15と、圧力伝達リング15から伝達した圧力を電荷信号に変換する圧電素子16とを備えている。ここで、圧電素子16は、圧力伝達リング15の後端面側において円周方向に60°間隔で配設されている。また、圧力検出部10の内部空間10bには、上述した各圧電素子16の間にスペーサ(図示なし)が配設されている。
次に、伝送ユニット50について説明する。伝送ユニット50は、伝送電線51、接続端子52、接続パイプ53、位置決めチューブ55、コイルスプリング56、Oリング57を備えている。伝送ユニット50では、接続端子52の一端部が圧力検出部10内に収容され圧電素子16に接続し、他端部は伝送電線51の一端部と接続パイプ53によりかしめられることで、機械的、電気的に接続されている。また、伝送電線51の他端部は、インジェクタ7Aに設けられた信号線用の導孔(不図示)を通りインジェクタ7Aの電気コネクタ部70(図2参照)に接続している。
また、接続端子52を圧電素子16に押圧し電気的に接続するためのコイルスプリング56、接続端子52をガイドし絶縁する位置決めチューブ55、接続パイプ53周辺を封止するためのOリング57が接続端子52、伝送電線51の周囲に配設されている。
次に、インジェクタ7Aの先端部に設けられた段差部にリング型の燃焼圧センサ8Aが装着される構成を説明する。ここで、実線で示すインジェクタ7Aは、装着前の状態を示す。そして、図中矢印の方向にインジェクタ7Aを移動することにより、一点鎖線で示す位置で止まる。この位置がインジェクタ7Aと、燃焼圧センサ8Aとの固定位置となる。この状態で、溶接部W5と溶接部W6をそれぞれ一周にわたってレーザ溶接を行うことによってインジェクタ7Aと燃焼圧センサ8Aが固定される。これにより、インジェクタユニット6Aが構成される。ここで、溶接部W5は、インジェクタ7Aの後方段差部7cと、支持部材13の凸部13aとの係合部であり、溶接部W6は、インジェクタ7Aの先端部7aの角部7bと、内筒部12の凸部12aとの係合部である。
尚、外筒部11、内筒部12及び支持部材13を構成する材料としては、燃焼室Cの近傍に位置し高温になるため、少なくとも、−40℃〜350℃の使用温度環境に耐える材料を用いることが望ましく、例えばJIS規格のSUS630、SUS316、SUS430等を用いるとよい。また、受圧部材14を構成する材料としては、高温、且つ、高圧となる燃焼室C内に露出することを考慮し、弾性が高く、且つ、耐久性、耐熱性、耐食性に優れる合金製であることが望ましく、例えばSUH660等を用いるとよい。
[実施例1の第1の実施形態の説明:図4、図5]
次に、図4、図5を用いて実施例1の第1の実施形態について説明する。図4はインジェクタユニット6Bの断面図であり、燃焼圧センサ8Bとインジェクタ7Bとの接合部を示し、図5は組立手順を示す。
第1の実施形態の特徴は、内筒部とインジェクタの先端部との間に接合のための空間を設けて、その空間を利用して接続部材を配設した点である。また、接続部材は歪緩衝部を有し、歪緩衝部をはさんで、一端を燃焼圧センサに溶接固定し、他端をインジェクタに溶接固定する構成である。
[構成の説明:図4]
図4(a)はインジェクタユニットの溶接前の断面図を示し、(b)は溶接後の部分断面図を示す。ここで、図4(a)は、すでに説明した図3と同じ部分を示すものである。図4(a)が、図3と異なるところは、前端面側の接合部に空間Vを設け、そこに接続部材として溶接リング18を配設した点である。他の基本的な構成は、図3に示す基本構成と同様であるので、同一部品、同一要素の符号は省略し、説明に必要な符号を付して説明する。
まず、図4(a)において、インジェクタユニット6Bは溶接リング18を取り付けた燃焼圧センサ8Bと、溶接リング18を配設するための空間を有するインジェクタ7Bとから構成されている。ここで、燃焼圧センサ8Bのケース部を構成する内筒部12Bの形状は、図3に示す基本構成の内筒部12と異なり、凸部12aを有しない単純な円筒形状よりなっている。また、インジェクタ7Bの形状は、図3に示す基本構成のインジェクタ7Aと異なり、先端部7aに段差部7dを有するテ―パ状の逃げ部を有している。これにより、装着部の先端面側に空間Vが形成されている。
次に、溶接リング18は、先端面側の矩形部18aと、後端面側の矩形部18bと、中間のリブ状部18c(歪緩衝部の一例)とから構成されている。また、先端面側の矩形部18aの幅u1に対して後端面側の矩形部18bの幅u2は小さく設定されている。このような断面形状を有する溶接リング18は、円筒形状をしており、内筒部12Bの内径に嵌合し、先端面側において端部を内筒部12Bにそろえて溶接部W0で接合されている。尚、溶接リング18と内筒部12Bとの接合は、後述する如く燃焼圧センサの組立工程の前に事前に溶接されている。また、溶接リング18の後端面側の矩形部18bはインジェクタ7Bに設けられた段差部7dに接するように構成されている。
次に、溶接部W5及び溶接部W6の溶接接合について説明する。まず、溶接部W5をレーザ照射して一周にわたって溶接を行う。ここで、溶接部W5は、インジェクタ7Bの後方に設けられた段差部7cと支持部材13に設けられた凸部13aとの係合部である。
次に、図4(b)において、溶接部W6を、同様にレーザ溶接を行う。ここで、溶接が始まると溶接リング18及びインジェクタ7Bに溶接熱が伝達していく。そして、溶接リング18はインジェクタ7Bに比べて肉厚が薄く熱容量が小さいので溶接リング18側に先に溶接熱が伝達する。このため、溶接リング18の後端面側(矩形部18b側)は膨張して角度θ1を有するテーパ状(ラッパ状)に変形する。
この状態で、溶接リング18の矩形部18bはインジェクタ7Bに設けられた段差部7d上に溶接固定される。このとき、後端面側の矩形部18bから先端面側の矩形部18aとの間に所定の長さを有する中間のリブ状部18cがあることで、後端面側の矩形部18bを段差部7dに溶接する際に発生した熱歪等の影響を中間のリブ状部18cにより吸収することができ、内筒部12Bは接合部に生じる歪の影響を受けることを抑制することができる。これにより、熱変形が抑制されたインジェクタユニット6Bが構成される。尚、溶接リング18はインジェクタ7Bと線膨脹係数が同等の材質を用いることにより歪の影響をより抑制することが可能である。
[電気的な接続構成及び検出動作の説明:図1、図2、図3]
次に、図1、図2、図3を用いてインジェクタユニット6Bの電気的な接続構成及び検出動作について説明する。まず、図3に示す基本構成であるインジェクタユニット6Aを用いて電気的な接続構成について説明する。圧電素子群を構成する各圧電素子16に設けられた後端面側の端面は、それぞれに設けられたリア側電極(図示なし)を介して、支持部材13に設けられた接地電極層(図示なし)と電気的に接続される。これにより、圧電素子16のリア側電極は、支持部材13と電気的に接続され、接地される。
一方、圧電素子16の前端面側の端面は、それぞれに設けられたフロント側電極(図示なし)を介して、圧力伝達リング15の後端面にリング状に形成された出力電極層(図示なし)と電気的に接続される。これにより、圧電素子16のフロント側電極は、圧力伝達リング15の後端面にリング状に形成された出力電極層上で電気的に接続される。
また、圧力伝達リング15に設けられた出力電極層は、接続端子52の先端面側の突き当て部を介して、コイルスプリング56のバネ圧により接続端子52と電気的に接続される。さらに、接続端子52は、その後端面側の接続部材から接続パイプ53を介して、伝送電線51における導体部と電気的に接続される。
そして、接続端子52から接続パイプ53に至る電荷信号の伝送経路、そして、伝送電線51の導体部からインジェクタの電気コネクタ部70に至るまでの経路は、絶縁体で構成された位置決めチューブ55、Oリング57、伝送電線51表面に形成される樹脂絶縁層によって、外筒部11、内筒部12、支持部材13及びインジェクタの金属部と電気的に絶縁される。
また、インジェクタユニット6Aは、図1に示す内燃機関1のシリンダヘッド4に取り付けた際、図2に示すシリンダヘッド4に設けられた連通孔4aにおいて、インジェクタの外周部に設けられたフランジ部6bが連通孔4aに設けられた第3の孔部4dの端面にクランプされ固定されることにより、シリンダヘッド4に電気的に接続され、車体に接地される。
この結果、内燃機関1が作動すると、燃焼室Cに発生する燃焼圧が燃焼圧センサの先端に溶接された受圧部材14に作用し、圧力伝達リング15を介して各圧電素子16に伝達し、燃焼圧に応じた電荷が生じる。各圧電素子16に発生した電荷は、各圧電素子16における前端面側の端面から、各フロント側電極を介して、圧力伝達リング15に設けられた出力電極層に合算されて伝送される。そして、出力電極層に伝送された電荷信号は、コイルスプリング56により圧接された接続端子52から接続パイプ53を介して、伝送電線51の導体部に伝送される。
次に、導体部に伝送された電荷信号は、インジェクタ7Aの電気コネクタ部70を経由し、信号処理部100に供給される。次に、信号処理部100に供給された電荷信号は信号処理がなされ、その電荷に応じた電圧が制御装置200に供給される。これにより、制御装置200はインジェクタユニット6Aを構成するインジェクタ7Aを含む内燃機関の各部に設けられた装置に対して燃焼圧から得られた信号をもとに所定の制御をおこなうことができる。
[組立工程の説明:図5]
次に、図5を用いて燃焼圧センサ8B及びインジェクタユニット6Bの組立工程について説明する。図5(a)〜(d)は燃焼圧センサ8B及びインジェクタユニット6Bの各組立工程を示す断面図であり、(a)は溶接リング18、(b)は内筒部12Bと溶接リング18との接合工程、(c)は圧力検出部10Bの組立工程、(d)は燃焼圧センサ8Bとインジェクタ7Bとの接合工程を示す。尚、以下の組立工程において、溶接治具、組立治具、調整治具などを必要とするが、ここではそれらの詳細についての説明は省略する。
まず、図5(a)は溶接リング18の断面図を示す。溶接リング18は、先端面側の矩形部18aと後端面側の矩形部18bを有し、その間を中間のリブ状部18cで接続された形状になっている。次に、図5(b)は内筒部12Bと溶接リング18との接合工程を示す。溶接リング18の外径は、内筒部12Bの内径に嵌合させる。次に、内筒部12Bの下面側と溶接リング18の先端面側の矩形部18aの下面側とを一致させた状態で溶接部W0を一周にわたってレーザ溶接する。
次に図5(c)は圧力検出部10B及び伝送ユニット50の組立工程を示す。図5(b)工程で得た溶接リング18付き内筒部12Bと、外筒部11、受圧部材14とを所定の組立治具にセットして、溶接部W1と溶接部W2を一周にわたってレーザ溶接する。次に、圧力伝達リング15、圧電素子16、伝送ユニット50、支持部材13を受圧部材14、内筒部12B、外筒部11により形成された内部空間10bに順に積層して組み立てる。
次に、内筒部12Bと外筒部11の前端面とに対して、支持部材13の後端面側から荷重をかける。このとき、受圧部材14の受圧面は自由な状態にしておく。ここでは、受圧部材14の受圧部のバネ性を利用して圧電素子16に荷重を付与する。そして、所定の荷重Pyになった時点で、溶接部W3、溶接部W4を一周にわたってレーザ溶接する。これにより、所定の荷重を付与された圧力検出部10B及び燃焼圧センサ8Bが構成される。
次に、図5(d)は、前述の燃焼圧センサ8Bと、インジェクタ7Bとの接合工程を示す。燃焼圧センサ8Bに対してインジェクタ7Bを装着し、溶接部W5、溶接部W6を一周にわたってレーザ溶接する。これにより、インジェクタユニット6Bが構成される。
[実施例1の第1の実施形態の効果]
以上説明した実施例1の第1の実施形態によれば、次に示す効果が得られる。
[効果1]
燃焼圧センサと機能部品との接合部に歪緩衝部を備える接続部材(溶接リング)を設けたので、機能部品と接続部材の接合部に生じた変形の影響を燃焼圧センサのケース部に伝わることを抑制することができる。
[効果2]
ケース部を構成する内筒部と接続部材(溶接リング)との接合工程を燃焼圧センサの組立工程の前にしたので、内筒部と接続部材との接合時における熱変形の影響を織り込んで、燃焼圧センサの組立調整を行える。これにより、ケース部の内筒部の熱変形の影響を抑制することができる。
[効果3]
接続部材には、機能部品の接合部と同等の線膨脹係数を有する材質を用いたので、接続部材と機能部品との溶接接合時の熱変形を抑制することができる。
以上説明した燃焼圧センサ及びインジェクタユニットは、圧力検出部に圧電素子を用いた例を説明したがそれに限定するものではなく、歪み抵抗効果を利用した感歪素子あるいはその他の検出素子でもよい。また、圧力検出部の構造に複数の圧電素子をリング状に配設したものを例にして説明したが、それに限定するものではない。リング状の圧電素子を用いた圧力検出部であってもよい。
[実施例1の第2の実施形態の説明:図6]
次に、図6を用いて実施例1の第2の実施形態について説明する。図6はインジェクタユニット6Cの断面図であり、燃焼圧センサ8Cとインジェクタ7Bとの接合部を示している。これは、すでに説明した図4(a)と同じ部分を示すものである。
第4の実施形態は、溶接リングの形状が異なり、溶接リング21は先端面側の矩形部21aと、後端面側の矩形部21bと、中間のリブ状部21cとから構成されており、後端面側の矩形部21bがインジェクタの段差部7dに沿ってインジェクタの中心側に引き延ばされ、先端面側の矩形部21aには面取り部21dが形成されている。尚、他の基本的な構成は図4(a)に示す第1の実施形態と同様であるので同一部品、同一要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
このような形状の溶接リングを用いることにより、歪緩衝部の長さを大きくとることが可能になり、ケース部が受ける熱変形の影響をより抑制できる。
[実施例1の第3の実施形態の説明:図7]
次に、図7を用いて実施例1の第3の実施形態について説明する。図7はインジェクタユニット6Cの断面図であり、燃焼圧センサ8Cとインジェクタ7Bとの接合部を示している。これは、すでに説明した図4(a)と同じ部分を示すものである。
第3の実施形態は、溶接リングの形状が異なり、溶接リング20は先端面側の矩形部20aと、後端面側の矩形部20bと、中間のリブ状部20cとから構成され、中間のリブ状部20cは湾曲形状を有している。尚、他の基本的な構成は図4(a)に示す第1の実施形態と同様であるので同一部品、同一要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
このような形状の溶接リングを用いることにより、歪緩衝部に弾性を持たせることが可能となり、ケース部が受ける熱変形の影響をより抑制できる。
[実施例1の第4の実施形態の説明:図8]
次に、図8を用いて実施例1の第4の実施形態について説明する。図8はインジェクタユニット6Cの断面図であり、燃焼圧センサ8Cとインジェクタ7Bとの接合部を示している。これは、すでに説明した図4(a)と同じ部分を示すものである。
第3の実施形態は、溶接リングの形状が異なり、溶接リング21は先端面側の矩形部21aと、後端面側の矩形部21bと、中間のリブ状部21cとから構成されており、後端面側の矩形部21bがインジェクタの段差部7dに沿ってインジェクタの中心側に引き延ばされ、先端面側の矩形部21aには面取り部21dが形成されている。尚、他の基本的な構成は図4(a)に示す第1の実施形態と同様であるので同一部品、同一要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
後端面側の矩形部21bをインジェクタの段差部7dに沿ってインジェクタの中心側に引き延ばすことで、インジェクタの段差部7dと後端面側の矩形部21bとを確実に溶接するために必要な溶接代を確保することができる。また、面取り部21dは、インジェクタの段差部7dと後端面側の矩形部21bとをレーザ溶接するためのレーザ光が溶接リング21の外形部により妨げられるのを防ぐために設けられており、面取り部21dを設けることで、外部から後端面側の矩形部21bへ照射されるレーザ光の通り道を確保することができ、インジェクタの段差部7dと後端面側の矩形部21bとの溶接を確実にすることができる。
[実施例1の第5の実施形態の説明:図9]
次に、図9を用いて実施例1の第5の実施形態について説明する。図9はインジェクタユニット6Dの断面図であり、燃焼圧センサ8Dとインジェクタ7Bとの接合部を示している。これは、すでに説明した図4(a)と同じ部分を示すものである。
第5の実施形態の特徴は、溶接リングに相当する形状を、内筒部に一体的に構成して内筒部12Cとしたものである。尚、他の基本的な構成は図4(a)に示す第1の実施形態と同様であるので同一部品、同一要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
このような形状の内筒部を用いることにより、内筒部と溶接リングの接合工程を省略でき、且つ、接合時の内筒部の変形を無くすことができる。
また、実施例1の第1〜第5の実施形態では、内筒部に別体または一体的に溶接リングを構成した例を示したが、内筒部ではなく受圧部材に溶接リングを設けても同様の効果を得ることができる。
以下に、本発明による燃焼圧センサ及び点火プラグユニットについて説明する。図10は、実施例2の第1の実施形態を示し、燃焼圧センサと点火プラグとの接合部の断面図を示し、すでに説明した図4(a)と同様の部分を示すものである。ここで、点火プラグは、インジェクタと同様に機能部品として内燃機関の燃焼室内に臨むように設けられており、本発明によるリング型の燃焼圧センサを装着して燃焼圧を検出する点では、実施例1にて説明した各実施形態と同様の構成となる。
[実施例2の第1の実施形態の説明:図10]
図10を用いて、実施例2の第1の実施形態について説明する。図10において、燃焼圧センサ8Bの構成は、すでに図4(a)で説明したものと同様のものである。点火プラグ5はインジェクタと機能は異なるものの、先端部に装着用の段差を設けて燃焼圧センサを接合して燃焼圧を検出する点では同様であり、点火プラグ5の前端面側に段差部5dを設けて空間Vを形成して溶接リング18を接合できるようになっている。
次に、溶接部W5,溶接部W6における接合について説明する。溶接部W5は、点火プラグ5の後方に設けられた段差部5cと支持部材13に設けられた凸部13aとの係合部である。また、溶接部W6は、点火プラグ5の前端面側に設けられた段差部5dと溶接リング18の後端面側の矩形部18bとの係合部である。溶接部W5,溶接部W6を一周にわたってレーザ溶接を行うことによって、点火プラグユニット9Aが構成される。
これにより、本発明の燃焼圧センサ8Bは、インジェクタのみならず点火プラグの先端部にも装着することができて、溶接リングを用いて両者を接合することによりケース部が受ける熱変形の影響を抑制できる。
尚、点火プラグユニット9Aでは、すでに説明した図4(a)と同じ溶接リング18を用いているが、それに限定されるものではなく、図6、図8で説明したような溶接リングの構成を用いることができることは言うまでもない。
1…内燃機関、2…シリンダブロック、2a…シリンダ、3…ピストン、4…シリンダヘッド、4a…連通孔、C…燃焼室、5…点火プラグ(機能部品)、6A、6B、6C、6D…インジェクタユニット(機能部品ユニット)、7A、7B…インジェクタ(機能部品)、8A、8B、8C、8D…燃焼圧センサ、9A…点火プラグユニット(機能部品ユニット)、10、10B…圧力検出部、10a…開口部、10b…内部空間、11…外筒部、12、12B、12C…内筒部、13…支持部材、14…受圧部材、15…圧力伝達リング、16…圧電素子、18、19、20、21…溶接リング、50…伝送ユニット、51…伝送電線、52…接続端子、53…接続パイプ、55…位置決めチューブ、56…コイルスプリング、57…Oリング(封止部)、70…電気コネクタ部、80…燃料コネクタ部、100…信号処理部、200…制御装置

Claims (7)

  1. 内燃機関の燃焼室に付設される機能部品に装着する燃焼圧センサであって、
    燃焼圧の受圧面となる受圧部材と、前記受圧面からの圧力を検出する圧力検出素子とがハウジングにより支持されており、
    前記燃焼圧センサの前記機能部品への装着は、前記受圧部材または前記ハウジングの少なくとも一方に設けられた接続部材と前記機能部品とを接合することにより行われ、
    前記接続部材は、前記機能部品と接合される接合部と、前記接合部に生じる歪の前記受圧部材または前記ハウジングへの影響を低減する歪緩衝部とにより構成されることを特徴とする燃焼圧センサ。
  2. 前記接続部材は、前記受圧部材または前記ハウジングと一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼圧センサ。
  3. 前記接続部材は、前記受圧部材または前記ハウジングと別体であることを特徴とする請求項1に記載の燃焼圧センサ。
  4. 前記接続部材は、前記機能部品の接合部を構成する材質と同等の線膨脹係数を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃焼圧センサ。
  5. 前記機能部品と前記接続部材との接合は溶接により行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃焼圧センサ。
  6. 前記燃焼圧センサは円筒形であり、
    前記ハウジングは前記燃焼圧センサの外周面を構成する外筒部と内周面を構成する内筒部からなるハウジングユニットと、円筒形の支持部材とにより構成され、
    前記ハウジングユニット内に前記圧力検出素子が配置され、前記圧力検出素子を挟むように前記受圧部材と前記支持部材とが配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃焼圧センサ。
  7. 前記接続部材は、前記内筒部の内周面に延在する円筒形であることを特徴とする請求項6に記載の燃焼圧センサ。
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