JP6401952B2 - 多層膜材接着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄物処分場や瓦礫の仮置き場に用いられるキャッピングシートなど、外面に不織布製膜材層を有する多層膜材をこれに対応する何らかの対応材に接着させる際の多層膜材接着方法に関するものである。
上記廃棄物処分場には、通常、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記処分場は、地盤に形成され上方に向かって開く凹形状の廃棄物用埋立域と、詳図されていないが、この埋立域の内面に全体的に敷設される遮水シートと、この遮水シートで囲まれた遮水埋立域に投入されてこの遮水埋立域を十分に埋めた廃棄物の上面を全体的に覆うキャッピングシートとを備えている。また、瓦礫の仮置き場等の上面を全体的に覆うキャッピングシートの存在が一般的に知られている。
上記キャッピングシートは、ほぼ水平な方向に向かって互いに並設される複数枚の多層膜材で構成される。これら各多層膜材は、それぞれ水の通過を防止する非通水性膜材層と、水の通過は許容するが、クッション性を有して上記非通水性膜材層を保護するようこの非通水性膜材層の各面に接合される一対の不織布製膜材層とを有している。そして、隣り合う両多層膜材の互いに対向する端縁同士が重ね合わされて接着剤により接着されることにより、上記キャッピングシートが形成されている。
上記両多層膜材の各端縁部同士の接着剤による接着方法は、これら端縁部同士の重ね合わせ部で互いに対面する各不織布製膜材層の内部にそれぞれ接着剤を浸入させて硬化させるというものである。
上記接着方法によれば、上記両多層膜材の各端縁部同士が上記接着剤により所定の接着強度で接着させられることに加えて、上記重ね合わせ部における各不織布製膜材層は、これに浸入した接着剤により内部空間が埋められてシール材として働くこととなる。よって、上記キャッピングシートにおける上記重ね合わせ部の両外面のうち、一方の外面がわから他方の外面がわに向かって水が透過することは防止される。この結果、上記各多層膜材同士の接着により形成されたキャッピングシートによれば、処分場の外部の雨水などの水が上記遮水埋立域に投入された廃棄物内に無用に流入することが防止される。
特開2011−245745号公報
ところで、上記した両多層膜材の各端縁部同士の接着剤による接着方法においては、次のような問題点が生じるおそれがある。
即ち、上記接着剤の特性として、接着作業開始時に、接着剤の粘度が既に高い場合や、接着剤の硬化の速度が速い場合には、上記両多層膜材の各端縁部同士の重ね合わせ部で互いに対面する各不織布製膜材層に接着剤を浸入させたとき、上記各不織布製膜材層の内部への接着剤の円滑な浸入が阻害されて、上記非通水性膜材層に到達する前に硬化してしまうおそれがある。そして、この場合には、上記各不織布製膜材層はシール材としての働きができなくなる。
一方、上記接着剤の粘度が低い場合や、硬化の速度が遅い場合には、上記各不織布製膜材層に接着剤を浸入させたとき、これら不織布製膜材層の内部への接着剤の浸入範囲が過大となって液だれが生じるおそれがある。そして、この場合には、上記両多層膜材の各端縁部同士の接着強度が不足するおそれが生じると共に、上記各不織布製膜材層はシール材としての働きができなくなる。
そこで、上記不都合が生じないようにするため、上記接着剤の特性に合わせて、接着作業をより速く進めたり、液だれ防止の作業を追加したりすることが考えられるが、これでは、この接着作業が極めて煩雑になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、外面に不織布製膜材層を有する多層膜材の面方向の一部分を、この多層膜材に対応するよう設けられた対応材の面方向の一部分に重ね合わせて接着剤により接着するに際し、これら多層膜材と対応材との各一部分同士の間に所定の接着強度とシール性とが得られるようにするための上記各一部分同士の接着作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、非通水性膜材層16とこの非通水性膜材層16の各外面に接合される一対の不織布製膜材層17とを有した多層膜材15の面方向の一部分15aを、この多層膜材15に対応するよう設けられた対応材22の面方向の一部分22aに重ね合わせて接着剤21により接着する際の多層膜材接着方法であって、
上記接着剤21を主剤と硬化剤とによる二液の混合により化学反応が開始されて粘性が上昇し始める二液型反応系接着剤とし、
上記接着に際しての上記二液の混合直後における接着剤21の粘度が、雰囲気温度23℃にて150−1000mPa・sの低粘度域となるようにし、かつ、上記接着剤21が、上記混合直後から5分が経過した時に2500−7000mPa・sの高粘度域となるようにしたことを特徴とする多層膜材接着方法である。
請求項2の発明は、雰囲気温度23℃での上記接着剤21の主剤と硬化剤との粘度比率を1.3:1−3:1としたことを特徴とする請求項1に記載の多層膜材接着方法である。
請求項3の発明は、上記接着剤21をポリウレタン系としたことを特徴とする請求項2に記載の多層膜材接着方法である。
請求項4の発明は、上記接着剤21の主剤の主成分をポリオール類とし、硬化剤の主成分をイソシアネート類とし、上記主剤と硬化剤との質量混合比を2.5:1−5:1としたことを特徴とする請求項2に記載の多層膜材接着方法である。
請求項5の発明は、上記多層膜材15と対応材22との各一部分15a,22a同士が互いに重ね合わされた既重ね合わせ部33に対し、その外面から上記接着剤21を上記混合直後から5分が経過する前に塗布するようにしたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の多層膜材接着方法である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、非通水性膜材層とこの非通水性膜材層の各外面に接合される一対の不織布製膜材層とを有した多層膜材の面方向の一部分を、この多層膜材に対応するよう設けられた対応材の面方向の一部分に重ね合わせて接着剤により接着する際の多層膜材接着方法であって、
上記接着剤を主剤と硬化剤とによる二液の混合により化学反応が開始されて粘性が上昇し始める二液型反応系接着剤とし、
上記接着に際しての上記二液の混合直後における接着剤の粘度が、雰囲気温度23℃にて150−1000mPa・sの低粘度域となるようにし、かつ、上記接着剤が、上記混合直後から5分が経過した時に2500−7000mPa・sの高粘度域となるようにしており、次の効果が生じる。
即ち、上記接着方法により、上記多層膜材と対応材との各一部分同士を接着させる接着作業をする場合には、まず、この接着作業の開始直前に上記二液を混合して接着剤を生成する。そして、上記各一部分同士の重ね合わせ部(重ね合わせた部分と重ね合わせが予定された部分とを含む)における上記多層膜材の不織布製膜材層に上記接着剤を塗布する。
上記の場合、二液の混合直後における接着剤の粘度は1000mPa・s以下とされて適度に低くされたため、この接着剤は、接着作業の開始に伴い上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部に円滑に浸入し始める。そして、この際、この塗布作業と不織布製膜材層の内部への上記接着剤の浸入とを、例えば雰囲気温度23℃で上記混合直後から5分(以下、「所定期間」という)が経過する前に完了させれば、上記塗布時と浸入時とに上記接着剤は上記高粘度域に達することが防止されたままで上記低粘度域に保たれることから、この接着剤は上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部に円滑に浸入し、かつ、上記非通水性膜材層に達するよう上記不織布製膜材層の内部の必要範囲にわたり浸入する。そして、上記接着剤が上記非通水性膜材層に達し、上記所定期間が経過した後は、上記接着剤は高粘度域に達するため、作業面が斜面である場合等での塗布作業でも、必要以上に液だれが生じることは防止される。
ここで、上記二液の混合直後における接着剤の粘度が仮に1000mPa・sを越えていたり、上記塗布作業が上記所定期間を越えたりすると、この接着剤は上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部に円滑に浸入することが阻害されると共に、この不織布製膜材層の内部の全体にわたり浸入することが阻害されるおそれを生じる。そこで、上記したように二液の混合直後における接着剤の粘度を1000mPa・s以下としてある。
一方、上記混合直後における接着剤の粘度は150mPa・s以上とされて適度に高くされたため、上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部に接着剤を浸入させたとき、この接着剤は、上記不織布製膜材層の内部への浸入範囲が過大になることが防止されて、上記重ね合わせ部の不織布製膜材層の内部に滞留させられる。
ここで、上記二液の混合直後における接着剤の粘度が仮に 150mPa・s未満であるとすると、この接着剤は、上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部への接着剤の浸入範囲が過大となって液だれが生じがちとなり、上記重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部への滞留が阻害されるおそれを生じる。そこで、上記したように雰囲気温度が23℃での二液の混合直後における接着剤の粘度を150mPa・s以上としてある。
そして、少なくとも上記所定期間の経過以前に上記多層膜材と対応材との各一部分同士を面接触させ、この面接触状態のままで上記所定期間を経過させる。すると、上記接着剤は高粘度域に達することから、この接着剤により上記各一部分同士は所定の接着強度で接着させられ、かつ、上記した重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部への接着剤の全体的な浸入によりその内部空間が埋められて、上記重ね合わせ部における不織布製膜材層はシール材としての働きができる。
よって、上記多層膜材と対応材との各一部分同士が接着された上記重ね合わせ部の両外面のうち、一方の外面がわから他方の外面がわに向かって水が透過しようとしても、上記非通水性膜材層は勿論のこと、上記したように重ね合わせ部においてシール材として働く不織布製膜材層を上記水が通り抜けることは、より確実に防止される。
そして、上記した接着剤の粘度調整によれば、接着作業をより速く進めたり、液だれ防止の作業を追加したりしないでも、上記多層膜材と対応材との上記重ね合わせ部における各一部分同士は所定の接着強度で接着されると共に、上記重ね合わせ部における不織布製膜材層はシール材として、より確実に働くことから、これら多層膜材と対応材との各一部分同士の接着作業は容易にできることとなる。
請求項2の発明は、雰囲気温度23℃での上記接着剤21の主剤と硬化剤との粘度比率を1.3:1−3:1としている。
このため、上記二液を混合すれば、その混合直後の接着剤の粘度を前記150−1000mPa・sにすることが、より確実にできる。
請求項3の発明は、上記接着剤をポリウレタン系としている。
このため、上記ポリウレタン系の特質により、二液の混合と硬化とを常温ですることができて、この接着剤の取り扱いが容易にできる。よって、その分、上記接着作業が、より容易にできる。
請求項4の発明は、上記接着剤21の主剤の主成分をポリオール類とし、硬化剤の主成分をイソシアネート類とし、上記主剤と硬化剤との質量混合比を2.5:1−5:1としている。
このため、上記した雰囲気温度23℃での上記接着剤21の主剤と硬化剤との粘度比率を維持しながら、上記した質量混合比とすれば、接着作業時の周辺温度に多少の上下変動があっても、硬化するまでの時間を実使用に耐え得る範囲に維持することが可能となる。
請求項5の発明は、上記多層膜材と対応材との各一部分同士が互いに重ね合わされた既重ね合わせ部に対し、その外面から上記接着剤を上記混合直後から5分が経過する前に塗布するようにしている
このため、上記所定期間内の接着剤は低粘度域にあるため、この接着剤は、上記各一部分が既重ね合わせ部であるとしても、この既重ね合わせ部における不織布製膜材層の内部に円滑にかつ十分に浸入してその内部空間が埋められる。よって、上記不織布製膜材層はシール材として確実に働くことから、上記既重ね合わせ部における不織布製膜材層を水が透過することは防止される。
廃棄物処分場の部分側面断面図である。 図1の一部についての接着方法を示す図である。 接着作業の開始からの接着剤の経時的な粘度の変化を示すグラフ図である。 図1の他部についての他の接着方法を示す図である。 図1の更に他部についての更に他の接着方法を示す図である。
本発明の多層膜材接着方法に関し、外面に不織布製膜材層を有する多層膜材の面方向の一部分を、この多層膜材に対応するよう設けられた対応材の面方向の一部分に重ね合わせて接着剤により接着するに際し、これら多層膜材と対応材との各一部分同士の間に所定の接着強度とシール性とが得られるようにするための上記各一部分同士の接着作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、多層膜材接着方法は、非通水性膜材層とこの非通水性膜材層の各外面に接合される一対の不織布製膜材層とを有した多層膜材の面方向の一部分を、この多層膜材に対応するよう設けられた対応材の面方向の一部分に重ね合わせて接着剤により接着するものである。
上記接着剤を主剤と硬化剤とによる二液の混合により化学反応が開始されて粘性が上昇し始める二液型反応系接着剤とする。上記接着に際しての上記二液の混合直後における接着剤の粘度が、雰囲気温度23℃にて150−1000mPa・sの低粘度域となるようにし、かつ、上記接着剤が、上記混合直後から5分(以下、「所定期間」という)が経過した時に2500−7000mPa・sの高粘度域となるようにする。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1において、符号1は、廃棄物2を地盤3内に埋め立て可能にするための廃棄物処分場である。この処分場1は、地盤3に形成され上方に向かって開く凹形状の廃棄物用埋立域6と、この埋立域6の内面に全体的に敷設される遮水シート7と、この遮水シート7で囲まれた遮水埋立域8に投入されてこの遮水埋立域8を埋めた廃棄物2の上面を全体的に覆うキャッピングシート9と、上記廃棄物2から発生するガス10を上記キャッピングシート9の内部から外部に排出可能とするガス抜き具11とを備えている。
上記遮水シート7は、防水性に優れたポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂製のシートであり、この合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル(PVC)の他、ポリウレタン(PU)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン(PE)等である。なお、上記遮水シート7は、上記合成樹脂製シートの代わりにクロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等のゴム製のシートであってもよい。
上記キャッピングシート9は、ほぼ水平な方向に向かって互いに並設される複数枚の多層膜材15で構成される。これら各多層膜材15は、それぞれ水の通過を防止する非通水性膜材層16と、この非通水性膜材層16の各外面に接合される一対の不織布製膜材層17,17とを有している。
上記非通水性膜材層16は、雨水や汚水など水の通過を防止する一方、廃棄物2から発生する各種ガスや水蒸気を透過可能とする通気性を有する多孔質フィルム(孔径:100μm)であり、厚さは0.1mm程度である。上記非通水性膜材層16の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、もしくはポリフッ化ビニリデンなどである。なお、透湿度は、非通水性と通気性とを共に効果的に発揮する上で、1000〜10000g/m・24hrであることが好ましい。
上記不織布製膜材層17は、通水性、通気性を有する一方、優れたクッション性を有することにより、上記非通水性膜材層16の非通水性、通気性を阻害することなく、何らかの外力に因る非通水性膜材層16の損傷を防止する保護材として働く。上記不織布製膜材層17の繊維は、外筒部(鞘)とこの外筒部に内装される内装部(芯部)とで構成される複合繊維(300g/m)であり、この場合、上記外筒部がポリエチレン(融点125℃)とされ、上記内装部がポリエチレンテレフタレート(融点260℃)などのポリエステルとされて、優れた熱溶着性を有している。なお、上記不織布製膜材層17は、1種の繊維によって構成されるものであってもよく、単相繊維や断面形態等が異なる繊維により構成されるものであってもよい。
そして、隣り合う両多層膜材15,15のそれぞれ面方向の一部分15aであって、互いに対向する端縁部同士が上下に重ね合わされて接着剤21により接着されることにより、上記キャッピングシート9が形成される。なお、上記両多層膜材15,15のうち、いずれか一方の多層膜材15は、他方の多層膜材15に対応するよう設けられた対応材22に相当し、上記一方の多層膜材15の一部分15aは、上記対応材22の面方向の一部分22aに相当する。
上記接着剤21は、主剤であるA液と、硬化剤であるB液との二液の混合により化学反応が開始されて粘性が上昇し始める二液型反応系接着剤とされる。上記接着剤21の二液はポリウレタン系とされる。具体的には、上記A液の主成分がポリオール類とされ、B液の主成分がイソシアネート類とされる。
上記A液の粘度はほぼ260mPa・sとされ、B液の粘度はほぼ140mPa・sとされるが、A:Bの粘度比率は1.3:1−3:1であることが好ましい。
上記両多層膜材15,15(多層膜材15および対応材22)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士の接着剤21による接着方法につき説明する。
図2において、上記接着方法に用いられる接着剤21の二液混合供給装置25は、高圧吐出ポンプ26と、A,Bの各液を個別に充填し、上記吐出ポンプ26のハウジングに着脱可能に取り付けられるカートリッジ式の液タンク27,27と、上記吐出ポンプ26から延出する高圧ホース28の先端に取り付けられ、上記吐出ポンプ26から吐出される二液を混合するスタティックミキサー29と、このスタティックミキサー29の吐出側に取り付けられ、このスタティックミキサー29で混合されて生成された接着剤21を所定断面形状で吐出するノズル30とを備えている。
上記接着に際しての上記混合供給装置25による二液の混合直後における接着剤21の粘度は、雰囲気温度23℃にて150−1000mPa・sの低粘度域とされる(図3中、3分未満)。また、この接着剤21は、上混合直後から5分経過した時に2500−7000mPa・sの高粘度域になるものとされる(図3中、5分経過時)。
図2において、上記両多層膜材15,15(多層膜材15と対応材22と)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士を接着させる接着作業をする場合には、まず、この接着作業の開始直前に上記混合供給装置25の作動により上記二液を混合して接着剤21を生成し、この接着剤21を上記ノズル30から吐出させる。そして、上記各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士の重ね合わせ部33における上記両多層膜材15の各不織布製膜材層17,17に上記接着剤21をそれぞれ塗布する。
上記の場合、二液の混合直後における接着剤21の粘度は1000mPa・s以下とされて適度に低くされたため、この接着剤21は、接着作業の開始に伴い上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部に円滑に浸入し始める。そして、この際、この塗布作業と不織布製膜材層17の内部への上記接着剤21の浸入とを、例えば雰囲気温度23℃で上記所定期間内に完了させれば、上記塗布時と浸入時とに上記接着剤21は上記高粘度域に達することが防止されたままで上記低粘度域に保たれることから、この接着剤21は上記重ね合わせ部33における各不織布製膜材層17の内部に円滑に浸入し、かつ、上記非通水性膜材層16に達するよう上記各不織布製膜材層17の内部の必要範囲にわたり浸入する。そして、上記接着剤21が上記非通水性膜材層に達し、上記所定期間が経過した後は、上記接着剤21は高粘度域に達するため、作業面が斜面である場合等での塗布作業でも、必要以上に液だれが生じることは防止される。
ここで、上記二液の混合直後における接着剤21の粘度が仮に1000mPa・sを越えていたり、上記塗布作業が上記所定期間を越えたりすると、この接着剤21は上記重ね合わせ部33における各不織布製膜材層17の内部に円滑に浸入することが阻害されると共に、これら不織布製膜材層17の内部の全体にわたり浸入することが阻害されるおそれを生じる。そこで、上記したように二液の混合直後における接着剤21の粘度を1000mPa・s以下としてある。
一方、上記混合直後における接着剤21の粘度は150mPa・s以上とされて適度に高くされたため、上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部に接着剤21を浸入させたとき、この接着剤21は、上記不織布製膜材層17の内部への浸入範囲が過大になることが防止されて、上記重ね合わせ部33の不織布製膜材層17の内部に滞留させられる。
ここで、上記二液の混合直後における接着剤21の粘度が仮に150mPa・s未満であるとすると、この接着剤21は、上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部への接着剤21の浸入範囲が過大となって液だれが生じがちとなり、上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部への滞留が阻害されるおそれを生じる。そこで、上記したように雰囲気温度23℃での二液の混合直後における接着剤21の粘度を150mPa・s以上としてある。なお、この粘度は200mPa・s以上とすることがより好ましく、このようにすれば、接着作業時の雰囲気温度が高温となった場合における液だれの防止効果をより高めることが可能となる。
そして、少なくとも上記所定期間の経過以前に上記両多層膜材15,15(多層膜材15と対応材22と)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士を面接触させ、この面接触状態のままで上記所定期間を経過させる。すると、上記接着剤21は高粘度域に達することから、この接着剤21により上記各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士は所定の接着強度で接着させられ、かつ、上記した重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部への接着剤21の全体的な浸入によりその内部空間が埋められて、上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17はシール材としての働きができる。
よって、上記両多層膜材15,15(多層膜材15と対応材22と)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士が接着された上記重ね合わせ部33の両外面のうち、一方の外面がわから他方の外面がわに向かって水が透過しようとしても、上記非通水性膜材層16は勿論のこと、上記したように重ね合わせ部33においてシール材として働く不織布製膜材層17を上記水が通り抜けることは、より確実に防止される。
この結果、上記したように両多層膜材15,15の各一部分15a,15a同士を重ね合わせ部33で接着させることにより、全体として面積の大きい平坦膜材を形成すれば、この平坦膜材は廃棄物処分場1において特に防水性と通気性とが強く要求されるキャッピングシート9などに有効に適用できる。
そして、上記した接着剤21の粘度調整によれば、接着作業をより速く進めたり、液だれ防止の作業を追加したりしないでも、上記重ね合わせ部33における両多層膜材15,15(多層膜材15と対応材22と)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士は所定の接着強度で接着されると共に、上記重ね合わせ部33における不織布製膜材層17はシール材として、より確実に働くことから、これら両多層膜材15,15(多層膜材15および対応材22)の各一部分15a,15a(一部分15a,22a)同士の接着作業は容易にできることとなる。
なお、上記接着作業に際し、両多層膜材15,15の各一部分15a,15a同士が既に重ね合わされた既重ね合わせ部33において、互いに対面する両不織布製膜材層17,17に接着剤21を塗布する場合には、上記既重ね合わせ部33におけるいずれか一方の不織布製膜材層17、もしくは両方の不織布製膜材層17の面方向での外端縁部の外方から接着剤21を塗布して、この接着剤21の一部もしくは全部を上記各不織布製膜材層17に全体的に浸入させるようにしてもよい。この場合、上記既重ね合わせ部33は、互いに対面する両不織布製膜材層17,17が単に重ね合わされているだけのものであってもよく、互いに対面する両不織布製膜材層17,17の両対向面が上記接着剤21やこれとは異種の各種接着剤、および/もしくは熱溶着などにより既に接合されているものであってもよい。
また、上記接着剤21の塗布は、手動ガンのハンドル操作で二液を混合させながら行うようにしてもよく、ハケ塗りによるものであってもよい。
また、前記したように、雰囲気温度23℃での上記接着剤21の主剤と硬化剤との粘度比率を1.3:1−3:1としている。
このため、上記二液を混合すれば、その混合直後の接着剤21の粘度を前記150−1000mPa・sにすることが、より確実にできる。
また、前記したように、上記接着剤21の二液をポリウレタン系としている。
このため、上記ポリウレタン系の特質により、二液の混合と硬化とを常温ですることができて、この接着剤21の取り扱いが容易にできる。よって、その分、上記接着作業が、より容易にできる。
また、前記したように、上記接着剤21の主剤の主成分をポリオール類とし、硬化剤の主成分をイソシアネート類とし、上記主剤と硬化剤との質量混合比を2.5:1−5:1としている。
このため、上記した雰囲気温度23℃での上記接着剤21の主剤と硬化剤との粘度比率を維持しながら、上記した質量混合比とすれば、接着作業時の周辺温度に多少の上下変動があっても、硬化するまでの時間を実使用に耐え得る範囲に維持することが可能となる。
また、前記したように、上記多層膜材15と対応材22との各一部分15a,22a同士が互いに重ね合わされた既重ね合わせ部33に対し、その外面から上記接着剤21を上記所定期間内にて塗布するようにしている。
このため、上記所定期間内の接着剤21は低粘度域にあるため、この接着剤21は、上記各一部分15a,22aが既重ね合わせ部33であるとしても、この既重ね合わせ部33における不織布製膜材層17の内部に円滑にかつ十分に浸入してその内部空間が埋められる。よって、上記不織布製膜材層17はシール材として確実に働くことから、上記既重ね合わせ部33における不織布製膜材層17を水が透過することは防止される。
図4において、前記ガス抜き具11は、上記キャッピングシート9の多層膜材15に形成されたガス抜き開口36と、このガス抜き開口36の開口縁部の外面に締結具37により接合されたフランジ38と、このフランジ38に一端部が結合されるガス抜きパイプ39とを有している。この場合、多層膜材15に形成されたガス抜き開口36の開口縁部が多層膜材15の一部分15aに相当し、上記ガス抜き具11のフランジ38が上記対応材22の一部分22aに相当する。
そして、上記ガス抜き開口36の開口縁部と、これに重ね合わされる上記フランジ38の外縁部との既重ね合わせ部33における不織布製膜材層17に、上記混合供給装置25のノズル30から吐出される接着剤21が塗布される。すると、この接着剤21は上記不織布製膜材層17に浸入して、上記ガス抜き開口36の開口縁部とフランジ38の外縁部とが上記接着剤21により接着される。
また、上記キャッピングシート9の多層膜材15には修理のためや損傷などにより生じた開口42が形成されており、この開口42を塞ぐカバー材(パッチ)43が設けられ、このカバー材43は上記多層膜材15と同構成とされている。この場合、上記多層膜材15に形成された開口42の開口縁部が多層膜材15の一部分15aに相当し、上記カバー材43の外縁部が上記対応材22の一部分22aに相当する。
そして、上記開口42の開口縁部と、これに重ね合わされる上記カバー材43の外縁部とが接着剤21により接着される。
なお、上記カバー材43は、上記遮水シート7と同構成であってもよく、金属板であってもよい。
図5において、上記キャッピングシート9を形成するよう少なくとも三枚の多層膜材15が互いに並設されている。これら多層膜材15が互いに対向する端縁部である各一部分15aが三枚重ねの重ね合わせ部33とされる。この場合、この重ね合わせ部33の三枚重ねの上下方向の中央に位置するものが多層膜材15の一部分15aに相当し、他の多層膜材15の一部分15aがそれぞれ上記対応材22の一部分22aに相当することとされる。
そして、上記重ね合わせ部33における各不織布製膜材層17に上記混合供給装置25のノズル30から吐出される接着剤21が塗布される。すると、この接着剤21は上記不織布製膜材層17の内部にそれぞれ浸入して、この重ね合わせ部33の各多層膜材15の一部分15aが上記接着剤21により互いに接着され、かつ、上記各不織布製膜材層17はシール材として働く。
なお、上記実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
1 処分場
2 廃棄物
3 地盤
6 埋立域
7 遮水シート
8 遮水埋立域
9 キャッピングシート
10 ガス
11 ガス抜き具
15 多層膜材
15a 一部分
16 非通水性膜材層
17 不織布製膜材層
21 接着剤
22 対応材
22a 一部分
33 重ね合わせ部

Claims (5)

  1. 非通水性膜材層とこの非通水性膜材層の各外面に接合される一対の不織布製膜材層とを有した多層膜材の面方向の一部分を、この多層膜材に対応するよう設けられた対応材の面方向の一部分に重ね合わせて接着剤により接着する際の多層膜材接着方法であって、
    上記接着剤を主剤と硬化剤とによる二液の混合により化学反応が開始されて粘性が上昇し始める二液型反応系接着剤とし、
    上記接着に際しての上記二液の混合直後における接着剤の粘度が、雰囲気温度23℃にて150−1000mPa・sの低粘度域となるようにし、かつ、上記接着剤が、上記混合直後から5分が経過した時に2500−7000mPa・sの高粘度域となるようにしたことを特徴とする多層膜材接着方法。
  2. 雰囲気温度23℃での上記接着剤の主剤と硬化剤との粘度比率を1.3:1−3:1としたことを特徴とする請求項1に記載の多層膜材接着方法。
  3. 上記接着剤をポリウレタン系としたことを特徴とする請求項2に記載の多層膜材接着方法。
  4. 上記接着剤の主剤の主成分をポリオール類とし、硬化剤の主成分をイソシアネート類とし、上記主剤と硬化剤との質量混合比を2.5:1−5:1としたことを特徴とする請求項2に記載の多層膜材接着方法。
  5. 上記多層膜材と対応材との各一部分同士が互いに重ね合わされた既重ね合わせ部に対し、その外面から上記接着剤を上記混合直後から5分が経過する前に塗布するようにしたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の多層膜材接着方法。
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