JP6401518B2 - 上げ下げ窓 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅やビル等の各種の建物の開口部に取り付けられた上げ下げ窓に関する。
従来、建物の開口部に取り付けた枠体内に上障子と下障子を装着して、上障子を固定保持し、下障子を上下動可能にして開口可能な上げ下げ窓が知られている。この上げ下げ窓は障子を閉じた状態で枠体内に上障子と下障子とが上下方向に平板状に配設されており、その室内側の左右の縦枠に形成したガイド溝は、下端部から上方に向けて斜め方向に傾斜する傾斜溝と上下方向に延びる直線溝とを有している。そして、下障子はガイド溝に沿って開閉作動する。
図9に示す従来の上げ下げ窓100では、下障子101の上框102にはパネルのグレージングチャンネル103を囲うようにアルミ合金製の金属上框104が形成されている。金属上框104には縦方向に延びる密閉空間のホロー部105aを有する樹脂製の引手部105が連結されており、引手部105は下障子101の上框102の一部を構成している。金属上框104の上方に延びる屋内側端部104aは下障子101の引手部105に沿って延びて固定され、金属上框104の下方に延びる屋内側端部104bは引手部105の下端部に固定されている。更に下障子101の下框106には樹脂製の引手片107に係合する金属下框108が固定されている。
特許文献1に記載された上げ下げ窓においても、枠体内に設けた下障子と上障子の間の間隙を、下障子の上框に設けた引手部によって覆っており、引手部は縦方向に延びる断面筒状のホロー部によって形成されて上障子と下障子の間の間隙を覆っている。
また、特許文献2に記載された上げ下げ窓も、同様に下障子の上框に設けた引手部は縦方向に延びる断面筒状のホロー部によって形成されて、上障子と下障子の間の間隙を覆っている。また、上下障子の各框はパネルの各グレージングチャンネルを囲うようにアルミ合金製の金属框を有している。
特開2010−216172号公報 特開2012−1897号公報
しかしながら、上述した従来例の上げ下げ窓では、下障子の引手部と引手片に金属框に連結した金属部材を固定したため、上框及び下框の屋内側に金属框の金属部材が位置することになり、屋内外の断熱性が低下するという欠点がある。
しかも、上述した従来例や特許文献1,2の上げ下げ窓では、下障子と上障子の間隙(召し合わせ部)を覆う引手部が横方向に単一のホロー部で形成されているにすぎないため、間隙部分の断熱性が小さいという欠点があった。なお、屋内側の金属部材を樹脂部材に代えると断熱性は向上するが、強度が低下する上に防火性能を確保できないという新たな欠点が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みて、断熱性を高くすると共に強度と防火性能を向上させるようにした上げ下げ窓を提供することを目的とする。
本発明による上げ下げ窓は、建物開口部に取り付けた枠体内の一方に設けた固定障子と他方に設けていて移動可能な可動障子とを備えた上げ下げ窓であって、可動障子の上框には、屋内側に、固定障子の下框と可動障子の上框の間隙を覆う樹脂製の引手部を備え、前記固定障子の下框は屋内側に樹脂下框が設けられ、前記可動障子の上框は屋外側に金属上框が設けられ且つ屋内側に前記引手部が設けられ、前記引手部は、前記樹脂下框及び前記金属上框の屋内側に設けられていて、密閉された断面筒状のホロー部を縦方向と横方向にそれぞれ複数形成していて、前記ホロー部が前記固定障子及び可動障子の間に延びていることを特徴とする。
本発明によれば、枠体内の固定障子の下框と可動障子の上框の間隙を覆う樹脂製の引手部は、断面筒状のホロー部が縦方向と横方向にそれぞれ複数形成されているため、アルミ等の金属框の露出を抑えて屋内外の断熱性が高くなる。
また、可動障子はパネルを挟んで対向する位置に補強金具をそれぞれ設けることが好ましい。
可動障子は、パネルを挟んで対向する位置に補強金具をそれぞれ設けたため、固定障子と可動障子の間隙に樹脂製の引手部を設けてこの部分の強度が低下しても補強金具によって強度を補強でき、上障子と下障子の召し合わせ部分の剛性を高めてたわみを抑制でき、しかも補強金具によって防火性能が向上する。
また、前記固定障子の下框は前記樹脂下框の屋外側に金属下框が設けられ、前記金属下框の屋内側端部が前記樹脂下框と前記固定障子及び可動障子の間で連結され、
前記可動障子の上框は前記金属上框の屋内側端部が前記ホロー部より屋外側で前記引手部と連結されていることが好ましい。
本発明による上げ下げ窓によれば、可動障子の上框には、屋内側に、固定障子の下框と可動障子の上框の間隙を封止する樹脂製の引手部を備え、引手部は、密閉された断面筒状のホロー部を縦方向と横方向にそれぞれ複数形成しているため、引手部に形成した複数のホロー部によって屋内外の断熱性を高く維持でき、しかもアルミ等の金属框の露出を抑えて意匠性が向上する。
本発明の実施形態による上げ下げ窓の正面図である。 図1に示す上げ下げ窓の枠体を除いた上下障子とバランサーを示す説明図である。 図1に示す上げ下げ窓のA−A線断面図である。 図3に示す上げ下げ窓の下障子と召し合わせ部の拡大断面図である。 図3に示す上げ下げ窓の上障子と上枠の拡大断面図である。 図1に示す上げ下げ窓のB−B線断面のラッチ錠装置と縦枠の部分拡大図である。 下障子が半開状態にある要部断面図である。 下障子が全開状態にある要部断面図である。 従来の上げ下げ窓の下障子と召し合わせ部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態による上げ下げ窓1について添付図面によって説明する。
図1乃至図5は本発明の実施形態による上げ下げ窓1を示すものである。本実施形態による上げ下げ窓1は、図1に示すように建物の開口部に四角形枠状の枠体2と枠体2内に収められて密閉する上障子3及び下障子4とを備えている。
枠体2は、上枠6、下枠7、左右の縦枠8,9からなっている。枠体2内の上障子3は固定障子として枠体2に固定保持され、下障子4は可動障子として上下方向に昇降可能で開閉可能である。また、図2に示すように、左右の縦枠8,9内には上部にバランサー11が設けられ、各バランサー11から繰り出されるワイヤー12の他端部は下障子4の下框24の両端に設けた支持部材13の支持部13aにそれぞれ係止されている。また、バランサー11内にはワイヤー12を巻き上げ方向に付勢する巻き上げばねが内蔵されており、下障子4の荷重とバランスして任意の高さ位置で下障子4を静止保持できる。
図3において、左右の縦枠8,9には下障子4の昇降をガイドするガイド溝15が形成されている。ガイド溝15は下枠7の部分から枠体2の屋内側に向けて傾斜して上方に延びる傾斜溝15aと上障子3と略平行に上枠6方向に延びる直線溝15bとを有している。傾斜溝15aの水平面に対する傾斜角θは適宜設定できるものであるが、25°から45°の範囲に設定することが好ましい。
そして、上障子3と下障子4は閉鎖状態で枠体2内に略同一平面状に保持されて高い気密性と良好な意匠性を有しており、開口時には下障子4を傾斜させて左右の縦枠8,9に形成されたガイド溝15に沿って上昇させることで開口するようになっている。
図1乃至図3において、上障子3は上框17、下框18、左右の縦框19,20によって四角形状に形成され、内部にパネルとして複層ガラス、例えばトリプルガラス21が収納され、上障子3は枠体2に固定されている。同様に下障子4も上框23、下框24、左右の縦框25,26によって四角形状に形成され、内部にパネルとして複層ガラス、例えばトリプルガラス27が収納されている。
なお、上障子3と下障子4はパネルとしてトリプルガラス21に代えてぺアガラスや単層ガラス等を収納していてもよい。
そして、下障子4において、上框23にはその屋内側に下障子4を屋内側に傾斜させる際に把持するための引手部30が設けられている。引手部30は樹脂製であり、上障子3の下框18と下障子4の上框23とその間の召し合わせ部の間隙22とを覆うように、密閉された断面筒状の複数のホロー部30aが縦方向と横方向にそれぞれ形成されている。
これによって上障子3の下框18と下障子4の上框23と両者の間隙22の断熱性を向上させている。そして、図3において、上げ下げ窓1の屋内側に樹脂製の引手部30を配設して外観の意匠性を向上させ、しかも金属上框34を屋外側に寄せて断熱性を高めている。
また、上框23には、トリプルガラス27を保持するグレージングチャンネル32と引手部30との間に上部補強金具33が取り付けられてグレージングチャンネル32を覆っている。上部補強金具33は例えばスチール製等であり、屋内側の一端部から屋外側の他端部まで例えば階段状に形成されており、屋内側の一端部はグレージングチャンネル32を覆って引手部30の凹部に嵌合され、屋外側の他端部はアルミ合金製の金属上框34の凹部に嵌合して固定されている。
また、下障子4における上框23の見付け方向(幅方向)の両側部には、図6に示すように、後述するばね部材68の弾性によって外側に突出するラッチ部材67が設けられている。そして、下障子4を引手部30で屋内側に傾斜させて、ラッチ部材67をガイド溝15の直線溝15bに嵌合可能としている。
そして、下障子4を開閉する場合にはラッチ部材67と支持部材13が嵌合するガイド溝15をガイドとして昇降可能とされている。また、上げ下げ窓1の清掃状態では、ラッチ部材67がガイド溝15を外れて更に屋内側に傾斜して保持されることになる。
次に図3及び図4に示す下障子4の下框24において、トリプルガラス27を保持するグレージングチャンネル32は下部補強金具36によって覆われており、その下側には樹脂下框37が取り付けられている。下部補強金具36は例えばスチール製等であり、屋内側の一端部から屋外側の他端部まで例えば階段状に形成されており、屋内側の一端部はグレージングチャンネル32を覆って樹脂下框37の凹部に嵌合され、屋外側の他端部はアルミ製の金属下框38の凹部に嵌合して固定されている。
また、下部補強金具36は上部補強金具33と略対称に対向して形成されていてそれぞれグレージングチャンネル32を介してトリプルガラス27を上下に挟持する構成を有している。しかも、上框23と下框24の屋内側に引手部30と樹脂下框37をそれぞれ設置すると共に、金属上框34と金属下框38を屋外側に寄せて断熱性を高めたことによる下障子4の強度低下を両補強金具33、36で補強している。
また、下障子4に設けた樹脂下框37はグレージングチャンネル32の下部から下部補強金具36を覆って屋内側に延びて断面階段状に形成されており、その屋内側端部には突出部として引手片37aが突出している。また、グレージングチャンネル32の下部には樹脂下框37に係合する金属下框38が屋外側に延びて下部補強金具36の他端部を嵌合すると共にその下方には支持部材13が係合されている。しかも支持部材13は下部補強金具36にねじ固定されている。支持部材13にはガイド溝15に摺動可能に嵌合された支持部13aが設けられている。
また、図4に示すように、下障子4の下框24と下枠7との間には下障子4と支持部材13が回動して傾斜し昇降することを許容するための空間42が形成されており、この空間42はガイド溝15の傾斜溝15aの屋内側に開口42aを有している。そして、樹脂下框37の引手片37aが開口42aに突出して開口を狭めている。
また、開口42aを形成する下枠7には例えばアルミ合金製の金属下枠44が形成され、金属下枠44の屋外側端部44aに固定されたパッキン45に閉鎖状態の下障子4の金属下框38が当接して密閉している。金属下枠44の屋内側の側部には硬質樹脂下枠46が連結されて金属下枠44を部分的に覆っている。
そして、硬質樹脂下枠46の開口42a側部分には第一軟質樹脂下枠48が固定されてホロー部を形成し、その一部には引手片37aに対向して斜め下方に突出する第一ヒレ部48aが形成されていて空間42の開口42aを狭めている。第一ヒレ部48aは樹脂製の引手片37aと関連して断熱性を向上できる。
図3及び図4に示す例では、第一ヒレ部48aは空間42内に向けて下方に傾斜しており、操作者が下障子4を昇降させる際や子供等が誤って空間42に指を挿入したとしても軟質樹脂であるため、容易に変位するので安全である。なお、第一ヒレ部48aの傾斜角度は任意である。
また、第一軟質樹脂下枠48の奥側には第二軟質樹脂下枠49が設けられ、第二軟質樹脂下枠49に形成された矢じり部49dが硬質樹脂下枠46に形成した凹部46aに嵌合して固定されている。
そして、第二軟質樹脂下枠49は断面筒状のホロー部を形成すると共にその一部は樹脂下框37に延びてその下部に当接する第二ヒレ部49aを形成している。しかも、第二ヒレ部49aの先端部には金属下枠44に向けて突出する1または複数(図では2つ)の補助ヒレ部49bが形成されている。
第二ヒレ部49aは空間42を封止しているために断熱性が高く、また、補助ヒレ部49bによっても断熱性を向上できる。更に、第二軟質樹脂下枠49には第一軟質樹脂下枠48に当接してホロー部を形成する第三ヒレ部49cも形成され、下枠7の部分の断熱性を高めている。
なお、第一及び第二軟質樹脂下枠48,49は硬質樹脂下枠46や樹脂下框37よりも軟質で弾性変形し易い材料で形成されている。
また、図5に示す枠体2の上枠6において、上障子3のトリプルガラス21を覆うグレージングチャンネル51を囲う金属上框52が屋外側に寄せて形成され、金属上框52の屋内側には樹脂上框53が連結されている。金属上框52の屋外側端部は上枠6の金属上枠54の屋外側端部に設けた凹部54aに嵌合されたパッキン55に当接することでシールされる。
また、上枠6の金属上枠54の屋内側には樹脂上枠57が形成され、樹脂上枠57は上障子3の屋内側において縦方向と横方向に複数のホロー部57aがそれぞれ形成されている。そして、樹脂上枠57の屋外側の端部には樹脂上框53に当接する第一パッキン59を設けてシールしている。そのため、枠体2に対して上障子3の取り付け位置が多少ずれた場合や誤差がある場合等でも第一パッキン59によって封止できる。
また、上障子3の下框18にはグレージングチャンネル51を覆う樹脂下框61が屋内側に設けられ、屋外側には金属下框62が連結されている。そして、引手部30の屋外側の端部には樹脂下框61に当接する第二パッキン63を設けてシールしている。そのため、上障子3に対して下障子4の取り付け位置が多少ずれた場合や誤差がある場合でも第二パッキン63によって封止できる。
図6は下障子4に設けた左右のラッチ錠装置65の一方を代表して示すものである。下障子4の上框23内の左右の側部にそれぞれ設けたラッチ錠装置65は、基板66にラッチ部材67が縦枠8、9方向にそれぞれ進退可能に配設され、各ラッチ部材67に設けたばね部材68によって突出方向に付勢されている。また、基板66に進退可能に設けた摺動棒69は操作部69aに連結されている。縦枠8、9には突出する摺動棒69が係合する凹溝70が形成され、摺動棒69は操作部69aによって係脱可能とされている。そして、摺動棒69を凹溝70から外した状態で、下障子4を傾斜させることで、ラッチ部材67がガイド溝15に嵌合可能になる。
本実施形態による上げ下げ窓1は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
図1及び図3に示すように下障子4が閉鎖状態にある場合には、枠体2内で上障子3と下障子4が同一面状に設置されて気密性を保持している。また、下障子4の下框24と下枠7との空間42は下枠7に設けた第二軟質樹脂下枠49の第二ヒレ部49aで閉塞され、更に開口42aは樹脂下框37の引手片37aと第一軟質樹脂下枠48の第一ヒレ部48aとで狭めているので断熱性が高い。
この状態から、下障子4を開口作動するには、上框23の両側に設けた各ラッチ錠装置65の摺動棒69を縦枠8,9から外し、下障子4の引手部30を操作者が把持して屋内側に引く。すると、図7に示すように、下障子4は下端の支持部材13を中心に見込み方向屋内側に回動し、ラッチ部材67がガイド溝15の直線溝15bに嵌合する位置で下障子4が傾斜状態に保持され、半開状態になる。
すると、下障子4の傾斜によって樹脂下框37が回動して第二軟質樹脂下枠49の第二ヒレ部49aを下方に押動して湾曲させ、空間42の閉鎖状態を維持する。しかも、樹脂下框37の引手片37aも下方に傾斜するため、第一ヒレ部48aにより近接する位置にくる。
そして、操作者が引手部30、そして引手片37aを手で持ち上げて下障子4をガイド溝15に沿って上昇させると、下障子4は下框24に固定した支持部材13とラッチ部材67がガイド溝15の傾斜溝15aと直線溝15bに沿って上昇するため、図8に示すように、下障子4は上方に開口作動して全開状態になる。この状態で第二ヒレ部49aは空間42内で水平状態に復帰して保持される。なお、下障子4は、支持部13aを引き上げるワイヤー12の上端を連結したバランサー11内の巻き上げばねの付勢力によって任意の開口位置で停止する。
次に全開状態の下障子4を閉鎖させるには、図8に示す下障子4がガイド溝15の直線溝15bで上障子3と平行に保持された位置から、操作者が引手部30や引手片37aを把持してガイド溝15に沿って下障子4を降下させる。そして、図7に示すように、下障子4は支持部材13が傾斜溝15aの下端に到達した傾斜状態に保持される。次いで、支持部材13を支点として下障子4を見込み方向屋外側に回動させることでラッチ部材67をガイド溝15から外してその屋外側に設けた縦枠8,9に当接する。そして、摺動棒69を凹溝70に嵌合させ、下障子4は図3に示す上障子3と平面状に重なった閉鎖位置に至る。
上述のように本実施形態による上げ下げ窓1によれば、上障子3の下框18と下障子4の上框23とその間の間隙22とを覆う引手部30に縦横方向に複数のホロー部30aをそれぞれ形成し、しかも一部のホロー部30aは間隙22内に位置するから、高い断熱性を得られる。
また、上枠6においても、上障子3の上框17の屋内側に複数のホロー部57aを縦横方向に形成した樹脂上枠57を設けたから、この部分の断熱性も高い。
しかも、樹脂製の引手部30と樹脂下框37の位置に関連して、下障子4の金属上框34と金属下框38を屋外側に寄せて位置させたことで下障子4を開閉する引手部30や引手片37aの部分の剛性と強度が低下するが、上部補強金具33と下部補強金具36をトリプルガラス27を挟んで対向する位置に設けたことで下障子4と引手部30や引手片37aの部分の強度を補強でき、下框24のぐらつきをなくして防火性能を向上できる。更に上部補強金具33を設けたことで上下障子3,4間の召し合わせ部である間隙22の剛性を補強できる。
また、樹脂上枠57と上障子3の樹脂上框53との間に第一パッキン59を、引手部30と樹脂下框61との間に第二パッキン63をそれぞれ設けたから、上障子3や下障子4の取り付け位置のずれや誤差等を吸収してシールすることができて断熱性を向上できる。
なお、本発明による上げ下げ窓1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上述した実施形態による上げ下げ窓1では、下障子4の上框23に設けた引手部30について上框23と上障子3の下框18を覆うように形成したが、このような構成に限定されるものではなく、少なくとも下障子4と上障子3の間隙22を覆う構成を備えていればよい。
また、上述した実施形態による上げ下げ窓1では、上障子3と下障子4はパネルとしてトリプルガラス21、27を収納した構成であるが、本発明はこのような上障子3と下障子4に限定されるものではなく、パネルが単層ガラスやペアガラスであってもよい。これらの場合には、上下障子3、4の見込み方向の厚みが比較的小さくなるため、開口42aの引手片37aから下枠7の第一ヒレ部48aまでの距離をより短い寸法に設定できる。
1 上げ下げ窓
2 枠体
3 上障子
4 下障子
7 下枠
8,9 縦枠
11 バランサー
12 ワイヤー
13 支持部材
13a 支持部
15 ガイド溝
15a 傾斜溝
15b 直線溝
21、27 トリプルガラス
22 間隙
23 上框
24 下框
30 引手部
30a、57a ホロー部
33 上部補強金具
34 金属上框
36 下部補強金具
37 樹脂下框
37a 引手片
38 金属下框
40 支持部材
40a 支持部
57 樹脂上枠
59 第一パッキン
63 第二パッキン

Claims (3)

  1. 建物開口部に設けた枠体内の一方に設けた固定障子と他方に設けていて移動可能な可動障子とを備えた上げ下げ窓であって、
    前記可動障子の上框には、屋内側に、前記固定障子の下框と可動障子の上框の間隙を覆う樹脂製の引手部を備え、
    前記固定障子の下框は屋内側に樹脂下框が設けられ、前記可動障子の上框は屋外側に金属上框が設けられ且つ屋内側に前記引手部が設けられ、
    前記引手部は、前記樹脂下框及び前記金属上框の屋内側に設けられていて、密閉された断面筒状のホロー部を縦方向と横方向にそれぞれ複数形成していて、前記ホロー部が前記固定障子及び可動障子の間に延びていることを特徴とする上げ下げ窓。
  2. 前記可動障子はパネルを挟んで対向する位置に補強金具をそれぞれ設けた請求項1に記載された上げ下げ窓。
  3. 前記固定障子の下框は前記樹脂下框の屋外側に金属下框が設けられ、前記金属下框の屋内側端部が前記樹脂下框と前記固定障子及び可動障子の間で連結され、
    前記可動障子の上框は前記金属上框の屋内側端部が前記ホロー部より屋外側で前記引手部と連結されている請求項1または2に記載された上げ下げ窓。
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