JP6400009B2 - 歯車転造機 - Google Patents

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Description

本発明は、歯車転造機に関する。更に詳しくは、転造機で歯車の歯すじ等を補正する、歯車転造機に関する。
一般に、工作機械による歯車加工は、切削、研削等による加工後その歯車のピッチ誤差、歯形誤差、歯すじ(歯面とピッチ面との交線)誤差等を歯車測定器で測定し、この測定データにより、工作機械又は工具による誤差を知り、工作機械、工具を正しく調整している。通常、丸ダイスにより転造加工で歯車を成形する場合、試し転造後、転造された歯車を歯車測定器で測定し、この測定で得られた誤差により、丸ダイスを再設計、再研削し、所望の歯車の歯形の精度を得るようにしている。
歯車の歯形の誤差は、種々あるが、歯すじ誤差 (Helix deviations)が日本工業規格(JIS)にも規定されている。歯車測定器において、歯すじ誤差を測定することにより、例えば平歯車の場合、歯すじが平歯車中心軸線と傾斜するリードを形成する誤差、歯すじがテーパーとなる誤差等を測定できる。又、歯車測定器では、平歯車の両端が薄くなるようなごくわずかな曲面となるクラウニングの形状も測定できる。これらの誤差等を修正するには、丸ダイスを押込む押込み方向(X軸)の廻りで旋回させる傾斜軸(A軸)での旋回角度調整、Y軸の廻りで旋回させるテーパ軸(B軸)での旋回角度調整するために、丸ダイスを支持している支持台、旋回台等を固定するクランプボルトを緩め、角度調整ネジで角度を調整して、これらの旋回角度、位置を調整している。即ち、作業者が丸ダイスの取付角度、位置等を調整し、再度、試し転造を行う作業を交互に繰り返して、所望の歯すじを修整することも行われている。
この旋回角度を調整するとき、微小角度で、かつ支持台の質量も大きく摩擦力も大きいために、これを移動する調整は、高荷重で、撓みやすいこともあり微妙な調整は困難である。この調整は、クランプボルト、角度調整ネジ、位置調整ネジ等を、熟練者の技術と技能で操作して調整する必要があり、この正確な角度調整、及び位置の調整は非熟練者にとっては容易なことではない。逆に、傾斜軸(A軸)、テーパ軸(B軸が可動調整できるため、誤差を生じさせるおそれもある。又、この傾斜軸(A軸)、テーパ軸(B軸)の調整を容易にして、積極的に調整機能を活用して歯すじ、歯形等の調整を行えるような転造機の開発が要望されている。一方、本出願人は、可能な限り、高負荷が掛かる丸ダイスによる転造時の機体の変形を避けるために、案内部(ガイド部)に4本の柱状の案内面を有する構造を提案した(特許文献1参照)。又、一般に丸ダイスによる転造機は、丸ダイスを支持している支持台の変形を避けるように、ステーボルトと呼ばれている変形防止のために、棒材が左右の支持台間の上部に掛け渡してある。
この転造機の4本の案内部、又はステーボルト構造は、案内部、又はステーボルトが障害物となり、被転造加工物である素材の搬出入を妨げる欠点がある。しかしながら、歯車の転造機として、上記の案内、又はステーボルトを取り払って、機体の剛性を下げるのも良くない。更に、これらの転造機は歯車の転造機としては、必ずしも最適なものではない。即ち、これらの転造機は、前述した歯車の転造加工に重要なテーパ軸(B軸)方向の角度調整機能は有しているものの、手動による調整であり、自動調節機能は備えていない。又、従来の転造機による歯車の加工において、転造される歯車の歯面等が軸線方向の位置で異なるので、それを補正するため、丸ダイスの回転を正転、逆転させることで、軸線方向の歯面の形状誤差を調整するものを提案した(特許文献2参照)。この方法は、丸ダイスを反転させるために加工時間が長くなる欠点があった。又、軸線方向の形状誤差を均一化するものであり、微妙な調整はできない。
特開平11−285765号公報 WO2003/000442 A1
本発明は、上記従来の事情に鑑みて案出されたものであり、下記の目的を達成するものである。
本発明の目的は、丸ダイスの押込み方向(X軸)の廻りで旋回させる傾斜軸(A軸)での旋回角度、Y軸の廻りで旋回させるテーパ軸(B軸)での旋回角度を制御モータ機構で調整することができる、歯車転造機を提供することにある。
本発明の他の目的は、案内面の位置を高くして剛性の高い歯車転造機を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、歯車の歯すじ誤差、歯形誤差等を補正するために、丸ダイスの押込み方向(X軸)の廻りで旋回させる傾斜軸(A軸)での旋回角度、Y軸の廻りで旋回させるテーパ軸(B軸)での旋回角度を調整することができる歯車転造機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明1の歯車転造機は、
被加工物である素材を中心に配置して、前記素材の外周から転造加工するための円筒状の複数の丸ダイスと、
前記丸ダイスを回転駆動するためのダイス回転駆動手段と、
前記素材を回転自在に支持するための素材支持手段と、
前記丸ダイスを同一方向に同期回転させながら前記外周から前記素材に向かって互いに接近させて押し込むための押込み手段と
を備えた転造機において、
前記丸ダイスの押込み方向(X軸)と直交するY軸の廻りで旋回するテーパー軸(B軸)で揺動するB軸揺動台と、
前記B軸揺動台上で、前記丸ダイスの押込み方向(X軸)の廻りで旋回する傾斜軸(A軸)で揺動するダイス台と、
前記テーパ軸(B軸)での前記B軸揺動台の揺動角度をB軸制御モータ(71)を駆動制御して調整するためのテーパ軸調整手段と、
前記傾斜軸(A軸)での前記ダイス台の揺動角度を傾斜軸制御モータ(31)を駆動制御して調整するための傾斜軸調整手段とを有し、
前記傾斜軸調整手段及び前記テーパ軸調整手段は、歯車の歯すじを補正するためのものであることを特徴とする。
本発明2の歯車転造機は、本発明1において、一方の前記丸ダイスは、ベッド上に固定された固定主軸台に搭載されており、他方の前記丸ダイスは、前記ベッド上を移動する移動主軸台に搭載されており、前記移動主軸台の前記ベッド上の案内手段は、鉛直方向で高さの異なる複数のリニアガイド機構(7,7,9)であることを特徴とする。
本発明3の歯車転造機は、本発明2において、前記複数のリニアガイド機構(7,7,9)は、前記押込み方向の力点の位置から等距離に配置されていることを特徴とする。
本発明4の歯車転造機は、本発明1〜3において、前記丸ダイスの回転駆動と同期回転させて、前記素材の軸線の廻りでの回転を駆動制御するワーク回転駆動手段とを有することを特徴とする。
本発明5の歯車転造機は、本発明1ないしにおいて、前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(103)により駆動されるネジ軸(105,403)を備え、前記ネジ軸(105,403)にねじ込まれ、前記ネジ軸(105,403)の回転により軸方向に移動可能な移動体(107,405)と一体に動作するカム部材(101,406)を、前記ダイス台(108,408)又は前記B軸揺動台(60)に当接させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする。
本発明6の歯車転造機は、本発明1ないしにおいて、前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(71,112)により回転駆動される軸(76,113,802)を備え、前記軸(76,113,802)の回転駆動で動作する偏心カム部材(77,111,804a,804b)を、前記ダイス台(21)又は前記B軸揺動台(60,801)と一体のカムフォロワ(78,109,806a,806b)に当接させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする。
本発明7の歯車転造機は、本発明1ないしにおいて、前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(303,307)により駆動される歯車伝達手段(304,305,311,312)を備え、前記歯車伝達手段(304,305,311,312)の回転動作でダイス台(301)又は前記B軸揺動台(60)を回転させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする。
本発明8の歯車転造機は、本発明1ないしにおいて、前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(502)により駆動されるネジ軸(504)を備え、前記ネジ軸(504)にねじ込まれ、前記ネジ軸(504)の回転により、進退移動可能なテーパ部材(506,508)を備え、前記テーパ部材(506,508)の移動動作で前記ダイス台(507)又は前記B軸揺動台(60)を押圧し、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする。
本発明9の歯車転造機は、本発明1ないしにおいて、前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(603,705)により駆動される軸(605,707)を備え、前記軸(605,707)にダイス台(608,701a,701b)に当接する2つの偏心部材(601,703a,703b)を軸線方向に離間して設け、前記軸(605,707)の回転に伴い前記偏心部材(601,703a,703b)を回転させ偏心距離を変え、前記ダイス台(608,701a,701b)又は前記B軸揺動台(60)を押圧し、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする。
本発明の歯車転造機は、丸ダイスを押込む方向である押込み方向(X軸)の廻りで旋回させる傾斜軸(A軸)での旋回角度、Y軸の廻りで旋回させるテーパ軸(B軸)での旋回角度を制御モータ(サーボモータ)機構で調整することができるので、微妙で、高精度の調節が非熟練者でも可能になった。又、高さの異なる複数の案内レールで移動主軸台を案内し、かつ転造中心位置(力点位置)から等距離に案内レールを配置したので、転造加工時の剛性が高い転造機を得ることができた。この転造機は、傾斜軸(A軸)とテーパ軸(B軸)で、微妙で、高精度の角度調整ができるので、歯車の歯すじを補正するのに好適である。
図1は、転造機の全体の外観を示す外観図である。 図2は、移動する移動主軸台の外観を示す外観図である。 図3は、丸ダイスを搭載した移動主軸台をX軸方向に駆動する送り駆動機構の外観を示す図である。 図4は、移動主軸台を図2のC方向から見た正面図である。 図5は、傾斜軸調整手段(A軸)の駆動機構を示す一部断面図である。 図6は、丸ダイスを搭載した移動主軸台の平面図である。 図7は、図6の正面図である。 図8は、図6をA−A線で切断した断面図である。 図9は、図6をB−B線で切断した断面図である。 図10は、図9をC−C線で切断した断面図である。 図11は、図9をD−D線で切断した断面図である。 図12は、ダイス主軸の傾きと歯車の歯すじの関係を示すデータ図である。 図13は、他の実施の形態において、カムフォロアによりダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図14は、図13の変形例で、偏心カムによりダイス台を傾斜させる構成を部分的に示す説明図である。 図15は、他の実施の形態において、モータ駆動を直結させてダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図16は、他の実施の形態において、ピニオンギアを介してダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図17は、図16の変形例で、ウォームギアを介してダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図18は、他の実施の形態において、2つのモータ駆動によりダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図19は、他の実施の形態において、テーパ状のくさび機構を介してダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図20は、図19の側面を断面図で示す構成の説明図である。 図21は、他の実施の形態において、2つの円形偏心カムを離間してダイス台に当接し、2つの円形偏心カムの回転動作でダイス台を傾斜させる構成の説明図である。 図22は、図21の円形偏心カムの形状を示す説明図である。 図23は、他の実施の形態において、2つのダイス台に対し、2つの楕円形偏心カムを離間してダイス台に当接し、2つの楕円形偏心カムの回転動作で2つのダイス台を同時に傾斜させる構成の説明図である。 図24は、図23の楕円形偏心カムの形状を示す説明図である。 図25は、他の実施の形態において、B軸揺動台の変形例を示し、偏心カムによりB軸の旋回角度を調整する構成の断面図である。 図26は、図25のE−E断面図である。
以下、本発明の実施の形態の転造機1を図面に基づいて説明する。図1は、転造機1の全体を示す外観図である。図2は、移動主軸台の外観を示す外観図である。図3は、移動主軸台をX軸方向に駆動する送り駆動機構の外観を示す図である。図4は、移動主軸台を図2のC方向から見た正面図である。図1に示すように、転造加工のための工具である丸ダイス3は、床上に設置され、鋳物で作られたベッド2上の移動主軸台50に搭載されている。この丸ダイス3に対向して、ベッド2上には、固定主軸台5が搭載され固定さている。固定主軸台5上には、X軸方向(丸ダイス3を押込む方向である押込み方向)には移動しない丸ダイス4が搭載されている。この二台の工具である丸ダイス3及び丸ダイス4により、本例では歯車が転造加工される。
[移動主軸台50]
丸ダイス3は、移動主軸台50に搭載されている。ベッド2の上面には、間隔を置いて2本のリニアガイドレール7が固定配置されている(図2参照)。移動主軸台50を構成する下部フレーム6の下面には、転動部材が内蔵されたスライダ(可動部材)10が固定配置されている。リニアガイドレール7とスライダ10により、リニアガイド機構が構成されている。下部フレーム6は、このスライダ10に案内されて2本のリニアガイドレール7上を移動自在である。下部フレーム6の一側面には、これと一体に側面案内部53が固定されている。側面案内部53には、上部フレーム51が一体設けられ固定されている。結局、下部フレーム6、側面案内部53、及び上部フレーム51は、移動軸台50の本体フレームを構成する。
一方、ベッド2上面の側方側には、矩形状の副ベッド8が立てて配置され、この副ベッド8の下部がベッド2と一体にボルト等で固定して設けられている。副ベッド8は、下部フレーム6上の移動主軸台50を構成する側面案内部53と向き合っている。副ベッド8の側面には、リニアガイドレール9がベッド2上のリニアガイドレール7と平行に配置され固定されている。側面案内部53の側面にスライダ(可動部材)11が設けられ、副ベッド8上に配置されたリニアガイドレール9に案内されて往復動する。リニアガイドレール9とスライダ11によりリニアガイド機構が構成されている。移動主軸台50は、同一平面に配置された2本のリニアガイドレール7と、及びこの平面と直角面に配置された1本のリニアガイドレール9で案内されている。
結局のところ、移動主軸台50は、ベッド2上の2本のリニアガイドレール7とスライダ10、副ベッド8上の1本のリニアガイドレール9とスライダ11からなる合計3組のリニアガイド機構によって案内されており、移動主軸台50は、直交する2面で案内されていることになり、転造圧に対して剛性が高い。これらの案内により、移動主軸台50は、X軸方向に往復移動が可能である。図4に図示するように、リニアガイドレール9は、2本のリニアガイドレール7,7とは異なる高さ位置に配置されているので、移動主軸台50に転造圧が作用しても、3点(線)で案内、支持されていることで、変形しにくい構造となり転造誤差が少ない。すなわち、丸ダイス3、丸ダイス4とで素材に転造加工を行う時のX軸方向の力点(転造中心位置)から等距離の位置に、リニアガイド機構が配置されている。又、力点位置から、リニアガイドレール9、2本のリニアガイドレール7,7がそれぞれ等距離に配置されているので、転造圧の反力を移動主軸台50が受けても、そのモーメントはほぼ同じ大きさになるので変形が少ない効果がある。
また、移動主軸台50は、移動中に3点で案内されているので、X軸方向の移動も安定している。更に、転造機1の操作側には、移動主軸台50の補強、又は案内用のリニアガイド機構がないので、素材等の搬出入の障害にはならない。図3は、移動主軸台50の後方部を示す外観図である。移動主軸台50は、転造加工のときの押込み力を受け止める。移動主軸台50の背面側には、ボールナット13が固定されている。ボールナット13は、ボールねじ(図示せず)のねじ部にねじ込まれている。ボールナット13、及びボールねじの中心線は、X軸方向である。このボールねじの中心線位置は、前述した力点の位置に一致、又は、ほぼ一致している。ベッド2の後端には、X軸駆動機構固定台14が配置され、この下端部はベッド2の後端にネジ止めされている。同時に、このX軸駆動機構固定台14の側面は、副ベッド8の後端にボルト等で固定されている。
ベッド2、副ベッド8、及びX軸駆動機構固定台14は、一体であり、転造機1の本体である機体を構成している。この機体は、3面が開放された箱形を構成するので剛性が高い。また、上面と前面が開放されているので、オペレータの操作を邪魔しない、加工素材の搬出入の邪魔にならない。X軸駆動機構固定台14の後端面には、歯車変速機構を内蔵した変速機15が配置され搭載されている。変速機15の出力軸は、ボールねじの後端と連結されている。変速機15の入力軸は、X軸制御駆動モータ16の出力軸に連結されている。これらの変速駆動機構は、公知技術でありその詳細な説明は省略する。X軸制御駆動モータ16が回転駆動されると、変速機15の出力軸がボールねじを回転駆動する。ボールねじが回転駆動されると、これにねじ込んであるボールナット13は回転方向の回転が規制されているので、ボールナット13はX軸方向に押されるか、又は引っ張られることになる。移動主軸台50は、前述した2本のリニアガイドレール7、及び1本のリニアガイドレール9に案内されてX軸方向に往復動可能である。
丸ダイス3は、移動主軸台50の前面に配置された丸ダイス台21上に搭載されている。丸ダイス台21の側部には、回転駆動制御モータ23が搭載されている。回転駆動制御モータ23と丸ダイス軸24との間には、減速機(図示せず)が連結されてている。本例では、減速機は、回転駆動制御モータ23に内蔵されている。この減速機の出力軸に、丸ダイス軸24が連結されている。丸ダイス軸24には、転造加工時には丸ダイス3が取り付けられキー固定される。丸ダイス軸24の両端は、軸受支持台25に回転自在に支持され、この内部に配置された軸受で支持されている。軸受支持台25は、丸ダイス台21上に搭載され固定されている。従って、丸ダイス3は、丸ダイス台21上で回転駆動制御モータ23、内蔵されている減速機により回転駆動される。
[傾斜軸調整手段(A軸)30]
丸ダイス台21は、丸ダイス3の押込み方向(X軸)の廻りで、即ち、図4に示した傾斜軸(A軸)として旋回可能である。従って、丸ダイス台21上の丸ダイス3は、図4に示すように、下部フレーム6上の傾斜軸(A軸)で旋回可能である。本実施の形態でいう傾斜軸調整手段(A軸)30とは、丸ダイス3の押込み方向(X軸)の廻りで旋回する傾斜軸(A軸)上の旋回角度を、制御により動力で調整するための角度調整手段のことである。以下、この傾斜軸調整手段30の構造を説明する。移動主軸台50上のB軸揺動台60の前面には、軸63が設けられている(図8参照)。この軸63に、丸ダイス台21の後部が取り付けられおり、軸63を中心(A軸)に丸ダイス台21が旋回自在である。
このために丸ダイス台21の後面は、移動主軸台50の前面の旋回摺動面65に摺動して旋回可能である。丸ダイス台21の旋回駆動は、数値的に回転角度制御のできる傾斜軸制御モータ31を制御することにより、所望角度量だけ駆動される(図5参照)。傾斜軸制御モータ31は、移動主軸台50に搭載されている。傾斜軸制御モータ31は、これにより駆動されるねじ送り駆動機構により、丸ダイス台21の傾斜軸(A軸)での旋回駆動を行う。このねじ送り駆動機構は、正確に送り動作のできるボールスクリューによっている。図5は、傾斜軸制御モータ31のネジ送り駆動機構を示す断面図である。傾斜軸制御モータ31の出力軸にはタイミングプーリ(歯付プーリ)32が固定されている。一方、ボールねじ36と連結されているボールねじ駆動軸35には、タイミングプーリ(歯付プーリ)34が固定されている。タイミングプーリ32とタイミングプーリ34との間には、タイミングベルト(歯付ベルト)33が掛け渡されている。ボールねじ駆動軸35は、減速機(図示せず)を介して減速され、減速機の出力軸とボールねじ36とがカップリングで連結されている。
ボールねじ36は、軸受ブラケット37内の軸受に回転自在に支持され、かつ、その先端も軸受ブラケット39内の軸受に回転自在に支持されている。軸受ブラケット37は、ボルト38で、移動主軸台50内のB軸揺動台60(図8参照)に固定され、軸受ブラケット39もボルト40でB軸揺動台60にそれぞれ支持固定されている。ボールねじ36には、ボールナット41がねじ込んである。ボールナット41は、カムフォロアブラケット42がボルト43で固定されている。カムフォロアブラケット42には、カムフォロア溝44が形成されている。カムフォロア溝44の溝の方向は、Z軸方向である。
カムフォロア溝44内には、ローラで回転支持されたカムフォロア46が挿入されており、カムフォロア溝44内を転動する(Z軸方向)。カムフォロア46の支持軸47は、ナット48で丸ダイス台21に固定されている。以上の構造の説明で理解されるように、丸ダイス台21は、傾斜軸制御モータ31を回転駆動することによりA軸を中心に旋回する。即ち、傾斜軸制御モータ31を回転駆動すると、減速機、タイミングプーリ32、タイミングベルト33、タイミングプーリ34、ボールねじ駆動軸35、及びボールねじ36が駆動される。ボールねじ36の回転により、これにねじ込まれているボールナット41が上下方向に移動する(図5の上下方向)。
このボールナット41の上下移動により、カムフォロア溝44も上下に移動し、これに挿入されているカムフォロア46も、カムフォロア溝44内を僅かに転動しつつ上下方向に駆動され移動する。カムフォロア46の上下の移動により、これに固定されている丸ダイス台21は、A軸で旋回されることになる。この説明から理解されるように、カムフォロア46は、カムフォロア溝44内を転動できる。このためにカムフォロア46は、カムフォロア溝44内で半径位置、即ち図8の軸63を中心とした半径位置が変化し、丸ダイス台21は、B軸揺動台60上の軸63を中心に円滑な旋回運動ができることになる。
[移動主軸台50に搭載のテーパ軸調整手段(B軸)]
テーパ軸調整手段(B軸)は、丸ダイス3の押込み方向(X軸方向)と直交し、転造加工を行う素材の軸線と直交するY軸の廻りで旋回させるテーパ軸(B軸)を中心として、旋回角度を調整するための角度調整手段である。以下、テーパ軸調整手段について、その詳細を説明する。図6は、移動主軸台50を上面から見た平面図である。図7は、図6の正面図である。図8は、図6をA−A線で切断した断面図である。移動主軸台50は、ボールねじ36からの押込み圧を受け止めて丸ダイス3に伝達し、かつB軸旋回台60を旋回自在に支持するためのフレームでもある。移動主軸台50は、前述したように、概略、板状部材である上フレーム51、下部フレーム6、及び前述した側面案内部53からなる。
板状部材である上フレーム51と下部フレーム6は、上下(鉛直方向)平行に配置されている。そして、この上フレーム51と下部フレーム6の側面には、両者を連結する側面案内部53が配置固定されている。側面案内部53に設けられたスライダ11は、副ベッド8に配置固定されたリニアガイドレール9に案内されている。上フレーム51と下部フレーム6の間には、ボールナット受54が固定配置されている。ボールナット受54は、ボールナット41からのX方向の押し込み力を受け止め、上フレーム51と下部フレーム6に伝えるための部材である。結局、上フレーム51、下部フレーム6及びボールナット受54は、一体の構造物である。
上フレーム51と下部フレーム6の間には、B軸揺動台60が配置されている(図7参照)。B軸揺動台60は、丸ダイス台21を搭載するための支持台であり、B軸廻りで旋回させるための台である。B軸揺動台60は、軸61を中心に旋回可能、即ち、B軸を中心に移動主軸台50内で旋回可能に取り付けられている。このために、軸61の上下は、上フレーム51と下部フレーム6に軸受62により、それぞれ回転自在に支持されている(図8参照)。
B軸揺動台60の前面には、前述した軸63が軸受で回転自在に支持されている。軸63の中心線は、X軸の廻りで回転する。即ち、軸63はA軸を構成する。又、軸63の中心線は、X軸を駆動するボールねじの中心線とほぼ一致しているので、直接的に丸ダイス3に、X軸方向にボールねじの駆動力を伝達できる。軸63の前面の端部には、軸受64が設けられている。軸受64は、丸ダイス台21の後面に挿入され、X軸の廻り方向であるA軸の旋回を支持する。
[B軸の駆動機構70]
次に、B軸の駆動機構70について、説明する。図9は、図6をB−B線で切断したときの一部断面図である。図10は、図9をC−C線で切断したときの断面図である。図1は、図9をD−D線で切断したときの断面図である。A軸の場合と同様に、数値的に回転角度制御のできるB軸制御モータ71は、移動主軸台50の上フレーム51の上面に、減速機74、モータブラケット71aを介して固定して搭載されている。B軸制御モータ71の出力軸は、減速機74、偏心リングを介して駆動B軸72に連結されている。軸72の上部75は、軸受73により上フレーム51に回転自在に支持されている。図10に示されているように、駆動B軸72の上端の挿入部75は、B軸制御モータ71の出力軸、減速機74、偏心リングと連結されている。
一方、図9から11に示すように、駆動B軸72のB軸揺動台60の位置の軸部分76は、他の部分(駆動B軸72の大径軸部分、最下端の軸部分80等)から若干偏心している。軸部分76の外周には、ローラフォロア77回転自在に支持されている。ローラフォロア77は、B軸揺動台60の摺動部材78の間に配置されている(図11参照)。二つの摺動部材78は、B軸揺動台60に一体に設けられ、平行な隙間を有して配置されている。この隙間にローラフォロア77が配置され、このローラフォロア77は隙間の間で摺動可能である。同様の支持構造で、駆動B軸72の下部の軸部分79も同様に偏心し、B軸揺動台60に摺動自在に支持されている。更に、駆動B軸72の最下端の軸部分80は、移動主軸台50の下部フレーム6内に回転自在に軸受81で支持されている。以上の構造で理解されるように、駆動B軸72がB軸制御モータ71により回転駆動されると、偏心している軸部分76、79がB軸揺動台60を駆動し、軸61を中心に旋回させることになる。
[丸ダイス4の駆動機構]
丸ダイス4は、丸ダイス3と対向して対称的に配置されている。丸ダイス4の回転、旋回の機能は、前述した丸ダイス3と実質的に同一であり、その構造と機能の説明は省略する。ただし、丸ダイス4を搭載している固定主軸台5は、ベッド2上に固定されており、本実施の形態のものは移動しない。転造加工のとき、丸ダイス3を搭載している移動主軸台50が接近することにより、転造加工を行う。ただし、丸ダイス4を搭載しているこの固定主軸台5もX軸方向に移動可能な構成にし、転造加工時に、丸ダイス3を搭載している移動主軸台50とを互いに接近させるようにしても良い。
[ワーク供給・把持機構90]
転造機1は、図1に示すように、丸ダイス4と丸ダイス3の間に、転造加工を行う素材を供給し、かつ転造加工中に把持するためのワーク供給・把持機構90を備えている。ワーク供給・把持機構90は、X軸方向に自由に移動可能である。即ち、転造中は、X軸方向の位置は制御しない。丸ダイス4と丸ダイス3のX軸方向の転造圧により、ワーク供給・把持機構90の位置は自然に規定される。ワーク供給・把持機構90は、数値的に回転角度制御のできる回転制御モータ91を備えており、この回転は内蔵している減速歯車により減速されて、工作物を把持するコレットチャック92に伝えられる。コレットチャック92は、流体シリンダ93を制御して進退移動制御することにより、工作物の開放、把持が可能である。これらの機構は、本発明の要旨でもなく、かつ公知であるのでその詳細については説明しない。
長い工作物のときは、その先端は心押台のセンタ95によりその中心が支持される。歯車の転造加工は、工作物の回転制御は行わないことが多いので、回転制御モータ91は制御駆動することなく、両センタで工作物の両端、又はコレットチャク92で把持し、回転制御モータ91の出力軸とは接続しない。
[歯車の転造加工]
本実施の形態の転造機1を用いて、焼結金属を素材とした平歯車の転造について説明する。焼結合金の歯車であり、焼結された歯車は歯形は最終製品に近い状態に形成されている。歯面に近い表層のみに塑性流動を発生させて転造し、成形する。このために工作物の回転制御は行わず、工作物はフリー回転であり、丸ダイス3及び丸ダイス4の回転駆動、及びX軸制御駆動モータ16の回転の制御を同時制御する。この制御により転造加工を行い、加工された歯車の歯すじ誤差を測定する。この結果、クラウニングが、所望形状との差が許容できなければ、前述した傾斜軸調整手段(A軸)30を作動させて、必要な微調整を行う。傾斜軸制御モータ31の回転駆動し、丸ダイス台21をA軸で旋回させてクラウニングを補正する。
歯すじ誤差の場合も同様に、傾斜軸制御モータ31の回転駆動し、丸ダイス台21をA軸で旋回させて歯すじ誤差を補正する。歯すじがテーパーとなる誤差となった場合、B軸制御モータ71を駆動して、B軸揺動台60を軸61を中心に旋回させてB軸で丸ダイス3、及び丸ダイス4を補正する。以上、制御モータを駆動制御することにより、自動的にA軸及びB軸のダイスの向きを変え、加工される歯車の歯すじの角度を補正する構成について説明した。
[歯すじデータの例]
図12は、本実施の形態の転造盤により、転造加工した歯車の歯面の状態を示すものであり、実測した歯すじデータの例を示したものである。2つのダイス軸の向きに応じ、A軸とB軸の角度を変えて加工した場合の歯すじを示す実測データである。A軸とB軸の角度調整は微少量であるが、前述した転造機1により所望の歯すじの設定が自在にできることを実証した。
[他の実施の形態]
本発明の構成は、前述した実施の形態に限定されず他の構成でもよいことはいうまでもない。次に、その他の実施の形態について、以下に複数例を説明する。A軸とB軸はともに丸ダイス3、4(以下、ダイスという。)の向きを変え角度を変える点において共通しているので、以下の説明ではA軸に適用した構成で説明する。従って、この構成はB軸にも適用可能であるので、B軸としての説明は省略する。
以下に示した図の構成図は、いずれも角度を変える部分の部分図として示す説明図である。又、この構成の説明の中で、ダイスを取り付け旋回可能な支持構造体を「ダイス台」(前述の実施の形態においては、丸ダイス台に相当)とし、このダイス台を支持する固定側の支持構造体を「固定台」(前述の実施の形態においては、B軸揺動台に相当)として説明する。又、駆動用のモータはいずれも数値的に回転角度制御できるもので、付随して減速機が設けられている。
[他の実施の形態1]
図13は、カムフォロア101を適用した構成例である。固定台102にモータ103が取り付けられており、このモータ103の出力軸に減速機104が連結して取り付けられている。このモータ103の駆動により、ボールスクリュー105を回転させる。このボールスクリュー105は、その両端部が軸受106により回転自在に支持されている。このボールスクリュー105には、ナット体107が噛み合っている。このナット体107は、ボールスクリュー105の軸方向に微少量制御されて移動可能である。このナット体107にはカムフォロア101が設けられている。
一方、ダイス台108には、二股に形成された溝であるカムフォロア溝部109が設けられ、カムフォロア溝部109にカムフォロア101が挿入された係合されている。ナット体107がモータ103で駆動されて移動すると、これと一体のカムフォロア101がカムフォロア溝部109を駆動する。このカムフォロア溝部109は、ダイス台108と一体であるので、その移動はA点を中心とする揺動動作となる。この揺動動作で丸ダイス3は、A点を中心軸に矢印で示す方向に小角度旋回される。モータ103は、数値制御により所望の回転角度を制御して回転駆動する機能を有しており、減速機104を介してボールスクリュー105を回転する。
このようにしてダイス110は、モータ103の制御により修正すべき小角度の範囲で設置角度を変えることができ、この微小角度の位置変更に伴って、歯車の歯すじ修正加工に対応するものである。本例の構成は、前述の実施の形態の構成に類似しているが、カムフォロア101はナット体107側に一体であり、カムフォロア溝部109はダイス台108に設けられている点で、前述の構成と異なる。図14の実施の形態のものは、部分的に示しているが、同構成のカムフォロア溝部109に偏心カム111を係合させた変形例である。この場合、モータ112の取り付け位置が異なり、ボールスクリューを有しない構成であり、偏心カム111を減速機(図示せず)を介して、モータ103の出力軸113に設けた例となる。この例は、偏心カム111の偏心寸法の範囲(回転中心に対する円周部の寸法差)で、ダイス台108を矢印のように揺動することになる。
[他の実施の形態2]
この構成は、図15に示すように、ダイス台201を駆動体に直結させて回転させるものである。モータ202はA軸線方向にそって固定台203に設けられている。モータ202の軸端が減速機構204を介してダイス台201に連結している。モータ202は数値的に回転角度制御されたもので、遅い速度に設定された微少量の回転の伴う減速機構204を介してダイス205を小角度回転させることができる。この構成は、構造的に簡素な構成となるが、モータ202を転造機の内部に取り付けねばならないことから、取り付け位置に制約がある。
[他の実施の形態3]
この構成は、図16に示すように、歯車機構を介してダイス台301を旋回させるものである。この場合も図示はしていないが、モータ303の出力軸に連結して減速機を取り付けている。固定台302に設けられたモータ303の軸端にピニオン304が取り付けられている。モータ303は、図の垂直方向に取り付けられる。一方ダイス台301には、歯車305が一体になるように固定、又は一体に形成されているが、この歯車305は、一部に歯部を有する形状のセクター歯車であり、歯部がピニオン304と噛み合っている。この歯車305の回転中心は、ダイス306のA点と一致している。従って、数値的に回転角度制御されたモータ303により図示していない減速機構を介してピニオン304が回転されると、歯車305も回転し、歯車305と一体のダイス台301がA点を中心に矢印のように小角度揺動する。
この歯車機構は、図17に示すウォーム・ウォームホイール構成であってもよい。固定台302に設けられたモータ307の出力軸に、減速機308が連結されている。減速機308の出力軸には、ウォーム軸310が連結されている。ウォーム軸310は、その両端は軸受309により回転自在に支持されている。ウォーム軸310には、これに駆動歯車であるウォーム311が一体又は固定されている。一方、ダイス台301には、ウォームホイール312が一体、又は別部材で設けられている。このウォームホイール312は、ウォーム311とかみ合っている。このウォームホイール312は、前述した歯車と同様に、セクターギヤであり、旋回中心はダイス306の中心Aと一致している。前述と同様に、数値的に回転角度制御されたモータ307により、減速機308を介してウォーム311が回転し、これに伴いウォーム311とかみ合っているウォームホイール312が回転し、ダイス台301が矢印のようにA点を支点に小角度揺動される。
[他の実施の形態4]
この構成は、図18に示すように、数値的に回転角度制御されるモータ402の出力軸には、減速機構409が連結されている。固定台401には、独立して制御可能な2台のモータ402が配置されており、この出力軸にボールスクリュー403が連結され、ボールスクリュー403は軸受404により回転自在に支持されている。このボールスクリュー403に、ナット体405をねじ込まれている。ナット体405に一体的にカムフォロア406が形成されている。このカムフォロア406は、カムフォロア溝部材407に移動自在に挿入されている。従って、モータ402の駆動で、ナット体405が駆動されると、これと一体のカムフォロア406が移動し、このカムフォロア406がカムフォロア溝部材407を介してダイス台408を旋回させるものである。
このボールスクリュー403には、軸方向に移動するナット体405がかみ合っている。このナット体405にはカムフォロア406が固定されている。このカムフォロア406は、ダイス台408に一体で設けられるカムフォロア溝部材407に、移動可能に係合されている。この構成は2台の駆動装置が、ダイス410のA点を挟んで平行に配置されていることになる。この構成は、前述のようにダイス台408を小角度で揺動させる場合は、2つのモータ402を同期させ相互に逆方向に回転制御させて角度制御する。
2台のモータ制御が個別にできることで、2台のモータ制御を各々異なる制御ができる。従って、遊び(ガタ)を防止できるので、振動等による微妙な歯すじのずれがロック状態を維持することで防止できる。又、同方向にモータ402の回転制御を行なうと、ダイス410のA点位置のずらしを強制的に可能となる(図18のX参照)。これはA点の移動を可能にするための設計上の問題点があるが、構成上は可能である。
[他の実施の形態5]
この構成は、図19、図20に示すように、くさび構造になるものである。数値的に回転角度制御できるモータ502に、軸受503を介して回転するボールスクリュー504を減速機510を介して直結し、固定台501で支持する。このボールスクリュー504にはナット体505がかみ合い、軸方向移動が可能である。このナット体505には、ナット体505の移動方向に沿ってテーパ形状を有する雄係合体506が一体に固定されている。一方、ダイス台507には、この雄係合体506に係合し、略T溝を有するテーパ形状の雌係合体508が設けられている。
雄係合体506は、この雌係合体508に嵌り込み、テーパ形状に沿い、テーパ部位506a、508aの相互当接によりすべり動作を介して、相対移動が可能である。雄係合体506はモータ502の回転で、ナット体505の動作で共に移動する。係合部がテーパになっているので、雌係合体508はナット体505の移動方向の直角方向に矢印で示す方向に前後移動する。これにより、雌係合体508と一体となっているダイス台507は、ダイスA点を中心に矢印で示すように小角度揺動する。
雄係合体506と雌係合体508との係合部は、テーパ方向の位置ずれに伴い、一方が直線移動、他方が旋回移動と移動形態が異なる。従って、テーパ方向の位置が変わることに応じ、旋回方向の位置ずれも同時に発生する。設計上はその動きを容易にするための逃げが必要である。本例の雄係合体506の形状を断面丸形状としているが、この形状に限定されることはない。又、図示はしていないが、このくさび効果を確実なものにするために、A点を挟んで対称位置に離間してこのくさび装置を設けてもよい。この場合は、雌係合体508に対する雄係合体506の押圧方向を一定にしガタを防止するようにする。この場合の構成は押圧方向のみの構成となるので、構成は簡略化される。
[他の実施の形態6]
この構成は、2つの偏心カム601を適用したものである。図21に示す構成は、図22に示す形状のように、同形状の2つの円形偏心カム601を直列状に離間して重ね合わせた構造のものである。2つの円形偏心カム601の配置は、ダイス602のA点を挟んで、等距離離間して配置されており、モータ603で駆動される。このモータ603の出力軸には、駆動軸605が連結されている。駆動軸605は、この両端部に配置された軸受604により回転自在に支持されている。2つの円形偏心カム601には、駆動軸605により連結された構成となる。又、固定台606には、数値的に回転角度制御可能なモータ603が減速機607を介して取り付けられている。
このモータ603からの駆動軸605には、2つの円形偏心カム601が離間して設けられ、同方向に一体回転する。一方、ダイス台608には、この2つの円形偏心カム601が当接する当接面609が設けられ、常時2つの円形偏心カム601が接触するようになっている。この2つの円形偏心カム601は、相互に径方向180度向きがずれて駆動軸605に固定されている。
図21において、モータ603側の上部位置の円形偏心カム601は、長径部がダイス台608の当接面609に当接し、下部位置の円形偏心カム601は、短径部がダイス台608の当接面609に当接している。従って、ダイス602はA点を支点に図に示すように、長径部と短径部の差S2−S1で旋回し、小角度の傾斜となる。二点鎖線のダイス位置は、通常の平行位置である。この円形偏心カム601の回転位置を逆にすれば、ダイス602は逆方向に小角度傾斜することになる。図22は、円形偏心カムの形状を180度ずらした位置の構成を示す説明図である。
図23は、2つのダイス台701a、701bに対応した構成のものである。2つのダイス702a、702bのA点に挟まれた対位置で等距離離間して、2つのカム部材703a,703bを配置した構成である。図24に示すように、このカム部材703a,703bは、同形状のものであるが、長径部と短径部をずらして取り付けた楕円形状のものである。
同形状のカム部材703a,703bを180度位置をずらして、配置したものである。固定台704には、前述したものと同様に、数値的に回転角度制御可能なモータ705が減速機706を介して取り付けられている。このモータ705からの駆動軸707は、軸受708に回転支持され、2つのカム部材703a,703bが離間して、かつ180度向きを変えて固定される。
一方、ダイス台701a,701bにはこのカム部材703a,703bが各々当接する当接面709a、709bを有していて、常時接触状態を維持している。カム部材703a,703bの回転に伴い、ダイス台701a,701bは対称的に揺動し傾斜するようになっている。図23の構成は、モータ705側のカム部材703bは長径部が当接し、軸端側のカム部材703aは短径部が当接している状態を示している。
従って、2つのダイス702a,702bは、各々二点鎖線で示す平行なダイス位置に対して、A点を支点に矢印の方向に小角度傾斜している。この傾斜は、前述同様に、その旋回の差は、長径部と短径部の差S4−S3となる。図24は、図23の楕円形偏心カムの形状をで180度位置をずらした構成を示す説明図である。
[他の実施の形態7]
他の実施の形態7の構成は、図9〜図11に示すB軸の駆動機構の変形例で、図25、図26にその例を示す。図25はその構成の断面図で、図26は、図25のE−E断面図で、図6に相当する部分平面図である。B軸揺動台801は、上フレーム51と下部クレーム6の間に挟持されている。このB軸揺動台801は、A軸の構成をなす丸ダイス台21を搭載する支持台となっている。
このB軸揺動台801は、軸61(B軸)を中心に旋回可能に設けられている。このB軸揺動台801の中央部を貫通して軸体802が回転自在に設けられ、軸体802の一端部は、減速機75を介して数値的に回転角度制御のできるモータ71に連結されている。軸体802の両端部は、フレームに軸受803を介して支持されている。又、軸体802の両端部には、同じ構成で2つの偏心カム804a、804bがキー805を介して一体に固定されている。この偏心カム804a,804bは、磨耗が伴うので、他の部材に比し、高硬度の材質を用いた。
一方、B軸揺動台801には、この偏心カム804a,804bに対向して2つの当接部材806a,806bが対向して設けられている。この当接部材806a,806bは、偏心カム804a,804bと同様に、磨耗に耐えられる高硬質の材料で構成されている。又、この当接部材806a,806bは、いずれもB軸揺動台801にボルトで固定されているが、一方の当接部材806bは、間隔調整を行うためのくさび構成になっている。
即ち、図で示すように、一方のくさび部材である当接部材806bを押し引き部材807で、矢印の方向に出し入れすることにより、2つの当接部材806a,806b同士の間隔を、円形状の偏心カム804a,804bの円径に合せ隙間調整する。モータ71により、減速機74を介して軸体802を小角度回転させると、偏心カム804a,804bが一体で回転しながら、その回転に伴い偏心位置を変えて当接部材806a,806bを押圧する。
この押圧でB軸揺動台801は、矢印の方向にB軸を支点に旋回する。この旋回でB軸揺動台801をB軸中心に小角度調整することができる。また、本例においては、当接部材806a,806bの側面にライナー808を設け、相対動作に伴うまくれが生じない構成にしている。本例は2つの偏心カム804a、804bを軸体802の両側に設ける構成にしたが、軸体802の中央部に1ヶ設ける構成であってもよい。本例はこのような偏心カム804a,804bによる構成にしたことで、偏心カム804a,804bの動作において、ガタのない、安定的な旋回を行なうことができ、結果的にB軸の旋回角度の制御を正確なものにすることができる。
このように、前述した全ての実施の形態に共通する事項であるが、数値的に回転角度制御可能なモータを適用したことで、この回転に伴って連動する動作で生じる変化量は、全てその位置、角度が数値的に計算で把握できることになる。従って、A軸、B軸の旋回角度は、小角度であっても自動的に、正確に数値化した角度で制御ができる。
1…転造機
2…ベッド
3…丸ダイス
4…丸ダイス
5…固定主軸
6…下部フレーム
7…リニアガイドレール
8…副ベッド
9…リニアガイドレール
14…X軸駆動機構固定台
16…X軸制御駆動モータ
21…丸ダイス台
30…傾斜軸調整手段(A軸)
31…傾斜軸制御モータ
46…カムフォロア
50…移動主軸台
51…上部フレーム51
53…側面案内部
60,801…B軸揺動台
70…B軸の駆動機構
71…B軸制御モータ
90…ワーク供給・把持機構

Claims (9)

  1. 被加工物である素材を中心に配置して、前記素材の外周から転造加工するための円筒状の複数の丸ダイスと、
    前記丸ダイスを回転駆動するためのダイス回転駆動手段と、
    前記素材を回転自在に支持するための素材支持手段と、
    前記丸ダイスを同一方向に同期回転させながら前記外周から前記素材に向かって互いに接近させて押し込むための押込み手段と
    を備えた転造機において、
    前記丸ダイスの押込み方向(X軸)と直交するY軸の廻りで旋回するテーパー軸(B軸)で揺動するB軸揺動台と、
    前記B軸揺動台上で、前記丸ダイスの押込み方向(X軸)の廻りで旋回する傾斜軸(A軸)で揺動するダイス台と、
    前記テーパ軸(B軸)での前記B軸揺動台の揺動角度をB軸制御モータ(71)を駆動制御して調整するためのテーパ軸調整手段と、
    前記傾斜軸(A軸)での前記ダイス台の揺動角度を傾斜軸制御モータ(31)を駆動制御して調整するための傾斜軸調整手段とを有し、
    前記傾斜軸調整手段及び前記テーパ軸調整手段は、歯車の歯すじを補正するためのものである
    ことを特徴とする歯車転造機。
  2. 請求項1に記載の歯車転造機において、
    一方の前記丸ダイスは、ベッド上に固定された固定主軸台に搭載されており、
    他方の前記丸ダイスは、前記ベッド上を移動する移動主軸台に搭載されており、前記移動主軸台の前記ベッド上の案内手段は、鉛直方向で高さの異なる複数のリニアガイド機構(7,7,9)である
    ことを特徴とする歯車転造機。
  3. 請求項2に記載の歯車転造機において、
    前記複数のリニアガイド機構(7,7,9)は、前記押込み方向の力点の位置から等距離に配置されている
    ことを特徴とする歯車転造機。
  4. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記丸ダイスの回転駆動と同期回転させて、前記素材の軸線の廻りでの回転を駆動制御するワーク回転駆動手段と
    を有することを特徴とする歯車転造機。
  5. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(103)により駆動されるネジ軸(105,403)を備え、前記ネジ軸(105,403)にねじ込まれ、前記ネジ軸(105,403)の回転により軸方向に移動可能な移動体(107,405)と一体に動作するカム部材(101,406)を、前記ダイス台(108,408)又は前記B軸揺動台(60)に当接させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする歯車転造機。
  6. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(71,112)により回転駆動される軸(76,113,802)を備え、前記軸(76,113,802)の回転駆動で動作する偏心カム部材(77,111,804a,804b)を、前記ダイス台(21)又は前記B軸揺動台(60,801)と一体のカムフォロワ(78,109,806a,806b)に当接させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする歯車転造機。
  7. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(303,307)により駆動される歯車伝達手段(304,305,311,312)を備え、前記歯車伝達手段(304,305,311,312)の回転動作でダイス台(301)又は前記B軸揺動台(60)を回転させ、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする歯車転造機。
  8. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(502)により駆動されるネジ軸(504)を備え、前記ネジ軸(504)にねじ込まれ、前記ネジ軸(504)の回転により、進退移動可能なテーパ部材(506,508)を備え、前記テーパ部材(506,508)の移動動作で前記ダイス台(507)又は前記B軸揺動台(60)を押圧し、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする歯車転造機。
  9. 請求項1ないしから選択される1項に記載の歯車転造機において、
    前記傾斜軸調整手段及び/又は前記テーパ軸調整手段は、固定側に配置され、数値的に回転角度制御可能なモータ(603,705)により駆動される軸(605,707)を備え、前記軸(605,707)にダイス台(608,701a,701b)に当接する2つの偏心部材(601,703a,703b)を軸線方向に離間して設け、前記軸(605,707)の回転に伴い前記偏心部材(601,703a,703b)を回転させ偏心距離を変え、前記ダイス台(608,701a,701b)又は前記B軸揺動台(60)を押圧し、前記丸ダイスの向きを数値的に調整するように構成したことを特徴とする歯車転造機。
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