JP6397990B2 - 移動モバイルワイヤレス車両ネットワーク・インフラストラクチャ・システムおよび方法 - Google Patents

移動モバイルワイヤレス車両ネットワーク・インフラストラクチャ・システムおよび方法 Download PDF

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Description

本明細書に記載の実施形態は、一般には、車両(vehicles)によって搬送されるように構成された可動ワイヤレスアクセスポイント(movable wireless access points)、可動ワイヤレスアクセスポイントを管理する方法、ならびに可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理するためのシステムおよび方法、に関する。
都市環境内に住む世界人口の割合が増加するにつれて、既存の都市輸送インフラストラクチャの改善を求める要求はこれまでになく高まっているが、既存の輸送インフラストラクチャに追加することは多くの場合、実施するには複雑で費用がかかり過ぎる。
都市エリア内に住む人々の割合が増加しているだけではなく、ワイヤレスに接続されるデバイスの数も(さらに高い範囲で)増加している。当分野の多くの研究者および会社が、2020年までにデータトラフィックが現在の量の約1,000倍から10,000倍に増大し得ると推定している。
したがって、超低待ち時間、非常に大きいスケーラビリティ、および動的な要求応答で、どこに住んでいるかの如何に関わらず人口の大部分に高速で信頼性の高いインターネットアクセスを提供することのできる改良型のワイヤレス・インフラストラクチャが強く求められている。
図面とともに行われる以下の詳細な説明から、本発明の実施形態をより完全に理解および諒解されよう。
本発明の一実施形態による可動ワイヤレスアクセスポイントを示す図。 可動ワイヤレスアクセスポイントが動作し得る様々な状態を示す図。 一実施形態による移動モバイルワイヤレス車両ネットワーク・インフラストラクチャ・システム(MMWVNIS)を示す図。 ルートを決定し、目的地に向かうルートをたどる(follow)プロセスの流れ図を示す図。 道程の初期開始段階についての可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す図。 可動ワイヤレスアクセスポイントが走行しているときの、可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す図。 道程の終わりについての可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す図。 ネットワーク性能を監視し、それに応じて可動ワイヤレスアクセスポイントについてのルートを決定するように構成された中央サーバを示す図。
詳細な説明
ワイヤレス通信システムは、互いに通信するためにワイヤレス技術を使用することによって、車両、列車、バス、貨物自動車、交通信号灯などの輸送システム内の要素がよりインテリジェントとなることを可能にし、したがって輸送網の様々な要素を人間が制御する必要性を低減する。半自律的車両または全自律的車両は、全体的な輸送網性能の著しい改善と、エネルギー使用量の削減と、道路網容量と、混雑の低減と、より安全な道程(safer journey)と、旅行者の利便性の向上とをもたらすことを示している。自律的車両(autonomous vehicles)は、人間の対話なしにそれ自体で運転し得る車両である。半自律的車両(semi-autonomous vehicles)は、ユーザによって制御されるが、前もって衝突の知識に基づいて車を減速すること、所与の車線内に車を保つことなどによってユーザに援助も与える車両である。半自律的車両および全自律的車両に関連する利点の数を考えると、これらは将来の輸送システムの最先端にあることが想像される。
全自律的車両が消費者にとって現実のものとなるためには、いくつかのシステムが改善を必要とする。前記車両がそれのルートに沿って移動するときに行われるべき決定を前記車両に通知するために現在の撮像およびイメージ処理技術を改善する目的で、多量の研究が実施されてきたが、適時に障害物を検出し、(ルート計画または車両回避などの)決定を行うために、自律的車両ワイヤレス通信システムが必要とされることが広く認められている。これは特に障害物が車両の視線の外側にあるときに重要である。
車両間(V2V:Vehicle-to-vehicle)および車両−インフラストラクチャ間(V2I:vehicle-to-infrastructure)ネットワークはしばしば、これらの問題に対する解決策として引用される。それらは、車両が安全のために互いに通信し、より良好な道路利用を保証することを可能にするからである。加えて、中央インフラストラクチャが、最新のマップ更新、ならびに悪天候、エリア内の道路工事などの任意の他の重大な更新を車両がダウンロードすることを可能にし得る。このことは、自律的車両がよりインテリジェントな決定をより早期に行うことを可能にし得る。そのような決定は、交通量(traffic)、目的地までのルーティング、安全、駐車、充電、および/または燃料補給(refuelling)に関係し得る。
本発明の実施形態は、次いで車両間(V2V)と車両−インフラストラクチャ間(V2I)ワイヤレス通信ネットワークのいずれかまたは両方を通じてデータをルーティングするために、車両の内部と外部の両方のユーザが車両に互換デバイスを接続するためのワイヤレスアクセスポイントとして車両を使用することによって、増大するインターネットおよびセルラーデータトラフィックの問題を解決するのを助けることを目的とする。
一実施形態によれば、車両によって搬送されるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理する方法が提供される。方法は、ネットワークの少なくとも一部を監視することと、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置(one or more locations of demand for)を決定することと、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置(current location)を示す位置データ(location data)を受信することとを備える。方法は、車両のルートを決定することをさらに備え、ルートは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から、1つまたは複数の要求位置のうちの1つに向かい、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、ルートの少なくとも一部について要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができる。
可動ワイヤレスアクセスポイントを車両に提供することによって、本発明の実施形態は、車両がワイヤレスカバレッジを提供できるようにし、ネットワークを介するサービスを改善するためにワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアに車両を誘導できるようにする。このことは、既に自律的車両のために必要とされるシステムに対するいくつかの修正とともに、簡単に効果的に実装され得る。そうは言うものの、実施形態は半自律的車両または手動車両に等しく適用され得る。
方法は、ネットワーク管理システム(たとえば、動的ワイヤレスネットワークを管理するように構成された中央サーバ)で実装され得、または可動ワイヤレスアクセスポイント自体で実装され得る。
ルートが1つまたは複数の要求位置に向かうとは、車両がルートに沿って移動するにつれて、車両が1つまたは複数の要求位置に近づくが、必ずしも1つまたは複数の要求位置に直接向かうとは限らないことを意味する。要求位置は、1つまたは複数の要求エリア(one or more areas of demand)の一部を形成し得る。車両が自律的である場合、ルートは、駐車場所から、または乗客または商品が届けられた降車場所から、改良型ネットワークサービスを提供するための新しい駐車場所に車両を誘導するルートであり得る。以下で論じられるように、ルートはまた、現在位置から、ユーザによって指定される目的地までであり得る。
一実施形態では、要求位置を決定することは、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアを決定することを含む。エリアは位置を包含し得る。ルートを決定することは、可動ワイヤレスアクセスポイントが要求位置にまたは要求エリアの少なくとも一部にワイヤレスネットワークカバレッジを提供できるようにするために、要求位置(または要求エリア)の所定の距離以内を通過するルートを決定することを備え得る。
ワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置は、ネットワークの全体的必要によって規定され得る。たとえば、一実施形態では、ネットワークの少なくとも一部を監視することは、カバレッジ、サービス品質、およびネットワークの少なくとも一部を求めるユーザ要求、のうちの1つまたは複数を監視することを備える。ワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置は、ユーザ要求が第1のしきい値より上であり、サービス品質が第2のしきい値より下であり、および/またはカバレッジが第3のしきい値より下である場所である。これらのしきい値は、ネットワークプロバイダによって設定され得、エリアおよび以前の使用量に基づいて変動し得る。サービス品質は様々な方式で測定され得る。サービス品質は、誤り率、帯域幅、スループット、伝送遅延、利用可能性、ジッタ(jitter)、および/または提供されるワイヤレスサービスの品質の任意の他の指示を示し得る。ユーザ要求は、接続されたデバイス数、転送されるデータ量、および/またはワイヤレスアクセスを求める要求の任意の他の指示、であり得る。
要求位置は、現在の要求位置、または過去の対応する時刻に関連する履歴ネットワークデータ(historical network data)に基づく予想される要求位置であり得る。一実施形態によれば、1つまたは複数の要求位置が、エリア内で使用されるデータ量、エリア内のワイヤレスデバイス数、エリア内のワイヤレスデバイス数とエリア内のアクセスポイント数との比、およびエリア内で使用されるデータ量とエリア内の利用可能な全帯域幅との比、のうちの1つまたは複数を備える履歴ネットワークパラメータおよび/または現在のネットワークパラメータ(historical and/or current network parameters)に基づいて決定される。
一実施形態によれば、方法は、可動ワイヤレスアクセスポイントについての所望の目的地を示すデータを受信することをさらに備える。ルートを決定することは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から所望の目的地までのルートを決定することを備え、ルートは、可動ワイヤレスアクセスポイントがルートの少なくとも一部について要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供できるようにするために要求位置に接近するか、または要求位置を通過する。これにより、可動ワイヤレスアクセスポイントがネットワークサービスを改善することを可能にするルートを取りながら、車両が所望の目的地に移動することが可能になる。
さらなる実施形態によれば、方法は、可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信することと、更新された位置が所望の目的地から事前定義された距離以内にあるかどうかを決定することと、更新された目的地と、更新された目的地までのルートとを決定することとをさらに備え、更新された目的地およびルートは、ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカル要求に基づいて決定される。このことは、改善されたネットワークサービスを提供する、駐車するための位置を可動ワイヤレスアクセスポイントに提供する。この位置は、乗客および商品が降ろされた後(たとえば、車両がそれの所望の目的地に達した後)の位置であり得、または乗客および商品を届ける最終目的地であり得、最終目的地は、所望の目的地の事前定義された目的地内にあると決定される。
一実施形態では、トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアを決定するためにトラフィックデータを監視し、ルートは、トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアのうちの少なくとも1つを回避するためにトラフィックデータに基づいて決定される。これは、密集した交通を回避し、したがってより迅速なルートを提供するようにルートを計画することを可能にする。
一実施形態では、方法は、ルートを送ることに続いて、ネットワークの少なくとも一部を引き続き監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の更新された要求位置を決定することと、可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信することと、更新された位置と、1つまたは複数の更新された要求位置のうちの1つとに基づいて可動ワイヤレスアクセスポイントの更新されたルートを決定することとをさらに備える。このことは、車両が移動中であっても、新しいネットワーク情報に基づいてルートを更新することを可能にする。
一実施形態では、方法は、車両のエネルギー備蓄量(energy reserves)を示すエネルギー備蓄量データを受信することをさらに備える。車両のエネルギー備蓄量が事前定義された値より下であるとき、燃料補給ステーションまたは再充電ステーション(refuelling or recharging station)を通過するか、またはそこで終わるようにルートが決定される。このことは、車両がネルギーを使い果たすことを回避するために燃料補給ステーションまたは再充電ステーションに車両を方向転換する(divert)。
一実施形態によれば、方法は、いくつかの可動ワイヤレスアクセスポイントからネットワーク使用量データを受信することと、ネットワーク使用量データに基づいて、エネルギーを節約するために少なくとも部分的にワイヤレス通信を使用不能にするように1つまたは複数の可動ワイヤレスアクセスポイントに命令を発行することとをさらに備える。このことは、ユーザ要求が特定のエリア内で低い場合、ネットワークがエネルギーを節約することを可能にする。
本発明のさらなる態様によれば、車両に取り付けられるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスが提供され、デバイスは、ネットワークの少なくとも一部を介してデータ使用量(data usage)に関するデータを受信し、ネットワークを監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定するように構成されたコントローラを備える。コントローラは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データを受信し、車両のルートを決定するようにさらに構成され、ルートは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から、1つまたは複数の要求位置のうちの1つに向かい、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、ルートの少なくとも一部について要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができる。
データ使用量に関するデータは、サービス品質、カバレッジ、および/またはネットワークの少なくとも一部を介するユーザ要求を指定し得る。データ使用量に関するデータは、ネットワークの少なくとも一部を介して使用された、および/またはネットワークの少なくとも一部を介して使用されている、データ量を指定するデータを備え得る。データ使用量に関するデータはまた、ネットワークの少なくとも一部にアクセスし、および/またはアクセスすることのできるワイヤレスデバイス数をも備え得る。加えて、データ使用量に関するデータは、ネットワークの少なくとも一部を介して利用可能なワイヤレスアクセスポイント数、および/またはネットワークの少なくとも一部についての利用可能な全帯域幅を備え得る。データ使用量に関するデータは、履歴データおよび/または現データを含み得る。
本発明の追加の態様によれば、車両に取り付けられるように構成され、インターネットにワイヤレス接続し、ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供するように構成されたワイヤレスモジュールと、可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定するように構成された位置モジュールと、コントローラとを備える可動ワイヤレスアクセスポイントが提供される。コントローラは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送り、車両のルートを受信し、ルートは、ワイヤレスアクセスポイントを、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置に誘導し、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、ルートの少なくとも一部について1つまたは複数の要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができ、コントローラは、ルートに基づいて車両を移動させる命令を発行するように構成される。
このことは、ワイヤレスアクセスデバイスを求める要求位置におけるネットワークサービスを改善するように可動ワイヤレスアクセスデバイスを移動することを可能にする。一実施形態では、車両は、手動でまたは半自律的にユーザによって制御されるように構成され、命令は、ルートに従って車両を移動させるためのユーザに対する命令である。代替実施形態では、車両は自律的車両であり、命令は、ルートをたどらせるための自律的車両に対する命令である。したがって、車両は自律的、半自律的、または手動であり得る。加えて、車両は、地上ベース(車、モーターバイク)、水上ベース(ボート、船)、または空中ベース(航空機またはドローン)のものであり得る。一般に、車両は、可動ワイヤレスアクセスポイントを搬送することができ、移動するための駆動力を提供または利用することのできる任意のプラットフォームであり得る。
インターネットへの接続は、セルラーネットワークにアクセスするためのローカル基地局を介するものであり得、またはメッシュネットワークの一部として可動ワイヤレスアクセスポイントを介するものであり得る。位置は、GPS、三角測量(triangulation)を介して、あるいはGPSまたは他のデバイスからデータを受信することによって決定され得る。
一実施形態では、コントローラは、車両が移動した後に更新された位置データを送り、更新されたルートを受信し、更新されたルートに基づいて車両を移動させる命令を発行するように構成される。これは、車両が移動中であるときであってもルートを更新することを可能にする。
一実施形態によれば、コントローラは、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視し、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータをネットワーク管理システムにレポートするように構成され、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータは、ローカルエリア内のワイヤレスカバレッジ、ローカルエリア内のサービス品質、およびローカルエリア内のユーザ要求、のうちの1つまたは複数を備える。これは、ネットワーク管理システムが、現在のネットワーク要求および/または予想されるネットワーク要求を考慮に入れたルートを提供するためにネットワークを監視することを可能にする。
さらなる実施形態によれば、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視することは、可動ワイヤレスアクセスポイントおよび/またはネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたワイヤレスデバイス数、可動アクセスポイントおよび/またはネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたデバイスによって必要とされる接続のタイプ、ワイヤレスモジュールおよび/またはネットワーク内の他のアクセスポイントの範囲内のワイヤレスデバイス数、およびワイヤレスモジュールおよび/またはネットワーク内の他のアクセスポイントを通じて転送されているデータ量、のうちの1つまたは複数を監視することを備える。このことは、可動ワイヤレスアクセスデバイスが、接続されるワイヤレスデバイス、または接続されるアクセスポイントに基づいてローカルネットワーク情報を得ることを可能にする。
さらなる実施形態では、ワイヤレスモジュールは、他の可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレス接続するように構成され、可動ワイヤレスアクセスポイントは、他の可動ワイヤレスアクセスポイントから受信したデータをネットワーク管理システムにルーティングするように構成される。このことは、可動ワイヤレスアクセスポイントが他の可動ワイヤレスアクセスポイントのためのルータとして働くことを可能にし、その結果、他の可動ワイヤレスアクセスポイントは、インターネットに対するそれの直接的接続を活性化しないことによってエネルギーを節約し得る。
一実施形態によれば、ワイヤレスモジュールは、別の可動ワイヤレスアクセスポイント(a further movable wireless access point)にワイヤレス接続するように構成され、インターネットにワイヤレスに接続することは、その別の可動ワイヤレスアクセスポイントへのワイヤレス接続を介してインターネットに接続することを備える。このことは、可動ワイヤレスアクセスポイントが、インターネットに接続するために近くの可動ワイヤレスアクセスポイントとのより近距離の通信を使用することによって、エネルギーを節約することを可能にする。
一実施形態では、車両が第1の位置に駐車するときにルートが受信され、ルートは、第1の位置を取り囲む事前定義されたエリア内に限定される。このことは、ネットワーク性能を改善するために、駐車するときであっても車両を移動することを可能にする。事前定義されたエリアは、ユーザが戻るときのために、車両が駐車したエリア内に車両がとどまることを保証する。
本発明の一態様によれば、車両に取り付けられるように構成され、インターネットにワイヤレスに接続し、ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供するように構成されたワイヤレスモジュールを備える可動ワイヤレスアクセスポイントを管理する方法が提供される。方法は、可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送ることとを備える。方法は、車両のルートを受信することと、ルートは、ワイヤレスアクセスポイントを、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置に向けて誘導し、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、ルートの少なくとも一部について1つまたは複数の要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができ、方法は、ルートに基づいて車両を移動させる命令を発行することとをさらに備える。
本発明のさらなる態様によれば、動的ワイヤレスネットワークを提供するためのシステムが提供され、システムは、複数の可動ワイヤレスアクセスポイントおよびネットワーク管理システムを備え、各可動ワイヤレスアクセスポイントは、車両によって搬送されるように構成される。各可動ワイヤレスアクセスポイントは、インターネットにワイヤレス接続し、ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供するように構成されたワイヤレスモジュールと、可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定するように構成された位置モジュールと、コントローラとを備える。コントローラは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送り、車両のルートを受信し、そのルートに基づいて車両を移動するための命令を発行するように構成される。ネットワーク管理システムは、ネットワークの少なくとも一部を監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定し、位置データを受信し、車両のルートを決定し、ルートは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から、1つまたは複数の要求位置のうちの1つに向かい、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、ルートの少なくとも一部について要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができ、可動ワイヤレスアクセスポイントにルートを送るように構成されたコントローラを備える。
実施形態は、ユーザがユーザのデバイスからV2VネットワークまたはV2Iネットワークのどちらかを通じてデータをルーティングすることを可能にすることによって、現在の固定基地局ワイヤレスネットワークシステムを改善することを目的とする。これは次のいくつかの理由で有益である。
a)道路車両数と人口密度とは、発展した都市では正の相関がある。このことは、人々がいる所ではより多くの車両があり、したがってより多くの取り付けられたアクセスポイント(AP)があることを保証し、それによって、その本質そのものにより、変化する消費者要求および地理的要求に対処することのできる、よりスケーラブルなネットワークが可能となる。
b)接続されたデバイス数、インターネット使用量、および車両所有権はすべて、実際の収益に比例し、したがってネットワークが経済的要求で自己スケーリングする助けになる。
c)より辺鄙なエリア、またはネットワークカバレッジが不十分な建物内に住む人々が、メインバックボーン・ワイヤレス・ネットワーク(V2I)に接続するためにその人々の車両をワイヤレスルータおよび中継局として使用することによって、高速インターネットおよびモバイル信号に、より良好にアクセスできるようになる。モバイルデバイス(スマートフォンなど)の接続性はしばしば、モバイルデバイスに電力供給している電池が小型であるために悪くなる(suffer)。車両(燃料式または電池式に関わらず)は、より良好なローカルネットワークカバレッジを提供するためにより大型でより強力なアンテナに電力供給することができるとともにバックボーンワイヤレスV2Iネットワークに接続することのできる大きいエネルギー備蓄量を有する。加えて、ハンドヘルドである必要がないことによって、車両は、普通ならモバイルデバイスで可能となるよりもずっと大型のアンテナを搬送し得る。
将来のほとんどの車両は半自律的または全自律的となると想定されるので、本発明の実施形態は、より良好なワイヤレスネットワークカバレッジを提供し、管理機関(governing body)またはネットワークオペレータによって設定されたサービス品質(QoS)を満たすために、これらのワイヤレスに装備された車両のより良好なルーティングおよび駐車も可能にする。
提案される新しいMMWVNISネットワーク・インフラストラクチャのこれらのケースシナリオが以下で説明される。
1.地方ユーザ
州のうち辺鄙な(地方の)エリア内の建物内部に位置する互換ワイヤレスデバイス(IEEE 802.11準拠のスマートフォン、ラップトップ、タブレットなど)を有するユーザが、ユーザの私道(driveway)でユーザの所有する半自律的または全自律的車両にユーザのデバイスを接続する。車両は、以下で説明するように、可動ワイヤレスアクセスポイントを備える。ユーザのデバイスは、クライアントが既に移動モバイルワイヤレス車両ネットワーク・インフラストラクチャ・システム(MMWVNIS:moving mobile wireless vehicle network infrastructure system)、たとえばNetCar Wi−Fi Hotspot Network Companyとの間のアカウントを有するので、ユーザの車両の802.11ルータにシームレスに接続する。このことは、インターネットにアクセスするために、ユーザがユーザのデバイスのいずれかをNetCar(MMWVNIS)システムを備える任意の車両に接続し、それの車両−インフラストラクチャ間(V2I)および車両間(V2V)システムを通じてデータをルーティングすることを可能にする。
このケースでは、ユーザは辺鄙な地方エリアに住んでいるので、ユーザは、ユーザの車両を通じてデータをルーティングすることしかできない。周囲にほとんど車両がないので、車両は、車両の大型電池によって電力供給される大型アンテナを使用して、高速ワイヤレスデータリンクを提供する最も近い固定モバイル基地局に直接的に接続する。したがって、ユーザは、高速NetCarネットワークに接続されたデバイスとともに、ユーザの家屋内、またはユーザの所有地内を移動することができる。ユーザは、NetCarシステムを通じて、メディアファイル、ストリーミングビデオ、電話呼出しなどのデータをルーティングし得る。さらに、NetCarシステムはネットワーク接続ストレージ(NAS:Network Attached Storage)システムを組み込んでいるので、ユーザは、NASに保存したファイルに迅速にアクセスすることができる(NASは、NetCarシステムの残りの部分と同様に、ユーザの半自律的または全自律的車両内に設置される)。車両は少なくともいくつかの自律的機能を有するので、車両は、最良の可能なローカルワイヤレスネットワークカバレッジならびにサービス品質を提供するためにユーザとともに移動し得る。たとえば、ユーザが家屋または庭の異なる部分に移動することを決定する場合、車両は、最良の可能なネットワークカバレッジを提供するために車両自体を配置する目的で、(依然として家屋までの私道上にありながら)車両の駐車スペースからわずかに移動し得る。
2.車両運転/ルート最適化
乗客またはサードパーティ(都市タクシーサービスなど)のどちらかによって所有される半自律的または全自律的車両が、開始位置(乗客が車両に入った位置)と、ユーザが定義した目的地との間を運転している。車両は、NetCarシステムを備え、V2Iを使用して、またはNetCar搭載車両のV2Vネットワークを通じて、中央動作サポートシステム(COSS:central operating support system)およびデータベースサーバに開始位置および終了位置をレポートする。もちろん、これらのワイヤレス接続のどちらも利用可能でない場合、車両は、内部に記憶されたマップデータおよび/または乗客制御に依拠しなければならなくなる。COSSは、動的ワイヤレスネットワークを管理する中央サーバである。COSSは、ユーザまたは車両が選ぶための提案されるルートで応答する。ルートは、車両と、最適化アルゴリズムを実行する中央サーバとの間で送られる多くのパラメータに基づいて選択され、そのいくつかが以下で列挙される。
現在のユーザ位置、
ユーザが要求する目的地
ローカルエリアの道路網マップ、
乗客数、
車両自律性のレベル(手動、半自律的、または全自律的)、
車両条件(Vehicle condition)、
車両エンジン効率、
車両エネルギー供給(たとえば、残りの燃料、電池寿命、水素)、
積載車両質量(Loaded vehicle mass)、
現在の接続デバイス数。
次いで、COSSは、開始位置と終了位置との間の地理的エリアについてオンラインデータベースを探索することによって情報を見つける。情報は以下を含み得る。
都市エリア内の位置に基づく現在のデータネットワークトラフィック、
都市エリア内の位置に基づく現在の車両道路交通量データ、
2つの地点(開始および終了目的地)間の異なるエリア内の現(推定)ユーザ量、このことは、どれほどの人々がNetCarシステムに現在接続されているかを確認するのと併せてセルラー基地局データを調べることで達成され得る、
現在の接続されているユーザデータリンクの要件、
都市エリア内の位置に基づく履歴データネットワークトラフィック、
都市エリア内の位置に基づく履歴道路交通量データ、
2つの地点(開始および終了目的地)間の異なるエリア内の履歴(推定)ユーザ量。
この情報に基づいて、中央サーバは、開始位置と、ユーザが選択した終了位置との間のエリア内の要求を予測するために最適化アルゴリズムを実行する。次いで、中央サーバは、(予測)高ネットワーク要求を有する都市のエリアにNetCarシステムを備える車両を送ることによって最大ネットワークカバレッジを提供するが、最速の可能なルートと比較して移動時間の犠牲を最小限にすることなど、様々な目的を考慮して最適なルートを見つけようと試みる。次いで、中央サーバは、(中央インフラストラクチャから設定されたルートの中から)どのルートを取るかを半自律的または全自律的車両あるいはユーザが選択した時点で、半自律的または全自律的車両がたどるための可能なルートおよび命令のセットを送る。車両が全自律的である場合、(選択された後の)ルートは、車両がたどるための命令のセットとなる。車両が手動または半自律的である場合、車両は、選ばれたルートを通じてドライバを誘導するために、ドライバにプロンプト(典型的な衛星ナビゲーションシステムと同様の)を提供する。ルートが特に長い場合、ルートは中央コントローラによって更新され得る。たとえば、車両が地点AとC(AおよびCは、それぞれ開始位置および終了位置である)との間を運転している場合、車両は、車両がCに向かっているときに地点Bのエリアにネットワークカバレッジを提供するために、地点Bを介して迂回し得る。
ルーティングシステムをさらに詳述する流れ図が図4に示されている。このレベルの車両ルーティングを達成するために必要とされる通信が、図5(車両の道程の開始)および図6(車両が車両のルートに沿って移動している間)の簡略化されたメッセージシーケンス図に示されている。これらについては以下でより詳細に論じられる。
3.駐車最適化
NetCarネットワークに接続し得るデバイスを有するユーザはしばしば、ユーザのデバイスとともに1日の間移動する。さらに、車両位置(vehicle locations)は、ユーザの要求を満たすように1日の全体を通じて変化する。したがって、1日全体にわたって、V2VネットワークおよびNetCarアクセスポイントの「ギャップ」が出現し(または数が変化し)得る。(クライアントデータを効果的にルーティングする目的でメッシュV2Vネットワークを形成するために)駐車時に車両が他の車両の範囲内にあることと、アクセスポイントがクライアントデバイスの近くにあることを保証するために。NetCar搭載駐車車両は、車両内にユーザがいない状態でそれの駐車位置を変更し得るが、これは、V2Vネットワークについてのより良好なネットワークリンクを達成するために街路に沿って最大50メートルまで数台の車両を移動すること、またはユーザ要求を満たすために反対側に駐車するために街路を横切って車両を移動することなど、小さい調節のためのものであることが意図されるだけである。そのような車両を所有するユーザは、ユーザが車両を離れると、移動に制限を課すことができる。これは、セキュリティの層を追加するため、ならびに所有者が十数分以内に再び車両を使用したい場合に、車両がエリアを離れることを防止するためである。簡略化したメッセージシーケンス図(図7)が、車両がユーザの定義した目的地に近づくときにこのシステムがどのように働くかを説明している。このことが以下でより詳細に説明される。
実施形態は、接続された半自律的または全自律的車両のネットワークの存在に依拠する移動モバイルワイヤレス車両ネットワークシステム(MMWVNIS)を提供するが、上記で論じたように、車両のインテリジェントな意思決定プロセスをサポートするために車両が車両間(V2V)および車両−インフラストラクチャ間(V2I)ネットワークを有するのでない限り、車両の全自動化は不可能となる。
ワイヤレス・ネットワーク・インフラストラクチャを提供するために、実施形態がいくつかの詳細な追加事項を加えた近距離ワイヤレス(802.11)アクセスポイントを有する基本システムとともに利用するのが、このネットワークおよび車両自体である。これは、いくつかの長距離(たとえばLTEタイプ)ワイヤレスリンクを介して車両内の乗客がインターネットに接続することを可能にすることとは異なる。
図1は、一実施形態による可動ワイヤレスアクセスポイント100を示す。可動ワイヤレスアクセスポイント100は、車、ドローンなどの車両上に取り付けられるように構成される。
図1は、MMWVNISを示し、主要な構成要素およびデータリンクを強調したシステム図の形態である。破線の枠は車両の境界を表す。実線は内部配線系を表す。種々の破線および点線は、異なるシステム間のワイヤレスリンクを表す。
可動ワイヤレスアクセスポイント100は、インターネット115とワイヤレスに通信するための第1のワイヤレスモジュール110を備える。第1のワイヤレスモジュール110は、ワイヤレス基地局と長距離ワイヤレス接続を確立するように構成される。このことによりV2Iワイヤレス通信が可能になる。本実施形態では、第1のワイヤレスモジュール110はモバイルLTE−Aインターフェースである。
可動ワイヤレスアクセスポイント100は第2のワイヤレスモジュール120を備える。第2のワイヤレスモジュール120は、第1のワイヤレスモジュール110よりも短い距離を介してローカルワイヤレス接続を確立するように構成される。本実施形態では、第2のワイヤレスモジュール120は、指定近距離通信(DSRCS:designated short-range communications)アクセスポイント122およびDSRCS送信機124を備える。このことは、可動ワイヤレスアクセスポイント100と近くの車両125との間のV2V通信が、ローカル可動ワイヤレスアクセスポイントの動作状態と、ローカルユーザ要求などのローカルネットワークパラメータと、半自律的または全自律的車両制御のために必要とされる任意の他のデータとに関する情報を交換することを可能にする。
可動ワイヤレスアクセスポイント100は第3のワイヤレスモジュール130を備える。第2のワイヤレスモジュール120と同様に、第3のワイヤレスモジュール130は、第1のワイヤレスモジュール110よりも短い距離を介してローカルワイヤレス接続を確立するように構成される。第3のワイヤレスモジュール130は、車両内部のデバイス132や、車両の外部の任意の数のデバイス134などの近くのデバイスにワイヤレスに接続するように構成される。本実施形態では、第3のワイヤレスモジュール130は802.11アクセスポイントであり、802.11ワイヤレスプロトコルを使用して、ラップトップやスマートフォンなどの802.11デバイス(132、134)に接続するように構成される。
可動ワイヤレスアクセスポイント100はメモリ140を備える。メモリ140は、本明細書に記載の機能を実施するように可動ワイヤレスアクセスポイント100に命令するためのコンピュータ可読コードを記憶する。メモリはまた、インターネット接続がないとき、またはユーザの所望の目的地が現在位置から事前定義された距離以内にあり、したがって最適化されたルートが不要であるとき、可動ワイヤレスアクセスポイント100が車両のためのルートを決定できるようにするためのマップを記憶するように構成される。
可動ワイヤレスアクセスポイント100はコントローラ150を備える。コントローラ150は、ワイヤレスネットワークと車両制御システムとの間のインターフェースとして働く。コントローラ150は、第1のワイヤレスモジュール110、第2のワイヤレスモジュール120、および第3のワイヤレスモジュール130を介してワイヤレス接続を管理し、中央動作サポートシステム(COSS)との通信を管理し、COSSから受信したルートの選択および使用を管理するために、可動ワイヤレスアクセスデバイス100を制御するように構成される。加えて、コントローラ150は、車両の位置を決定するために車両内のGPSモジュールと通信する。代替実施形態では、システムはGPSモジュールと通信せず、その代わりに、車両の現在位置が三角測量を介して決定される。
後でより詳細に説明するように、システムは、手動モード、半自律的モード、または全自律的モードで動作し得る。自律的モードでは、コントローラ150は、ルートをたどるように車両に命令するために車両制御システムに直接的に命令を発行する。手動モードまたは半自律的モードでは、コントローラ150は、ルートに従って車両を運転するようにユーザに命令するために、GPSモジュールを介して(たとえば、ルートまたはルートについての経路指示(directions)を表示することを介して)ユーザに命令を発行する。半自律的モードでは、ユーザが車両を制御するが、車両制御システムも(たとえば、近づいている交通のために車を減速するため、または所与の車線内に車を保つために)わずかな調節を行い得る。
可動ワイヤレスアクセスポイント100は車両データルータ160をさらに備える。車両データルータ100は、ワイヤレスモジュール110、120、130の間でパケットをルーティングするように構成される。これは、車両の内部運転システムと互換ユーザクライアントデバイス132、134の両方にインターネットアクセスを提供するために、V2VまたはV2Iネットワークのどちらかを介してパケットをルーティングすることを可能にする。
図1の実施形態を利用することによって、複数の車両が、クライアント、他の同様の装備の車両、および固定ワイヤレス・インフラストラクチャ基地局と通信し、次いでMMWVNISを形成することができることになる。
全自律性を達成するために、図1のハードウェアの多くが車両内に存在する必要もある。したがって、自律的車両は、動的に移動するモバイルワイヤレスネットワークを形成するために、簡単に効果的に適合され得る。
図2は、可動ワイヤレスアクセスポイントが動作し得る様々な状態を示す。各可動ワイヤレスアクセスポイントは、それが接続される中央制御インフラストラクチャまたは他の可動ワイヤレスアクセスポイントによって提供されるローカル情報ならびにグローバル情報に基づいて、そのアクセスポイント自体の状態を選ぶことができる。図は、これらの異なる状態が互いにどのように対話するかと、車両が駐車中から移動中に、およびその逆にどのように変化し得るかとを示す。様々な状態が表1で説明される。
状態が移動中の車両または静止(駐車)車両内で生じているかどうかを表すために矩形が使用される。状態1〜7は、車両が駐車するときについての状態である(駐車状態、200)。状態8および9は、駐車状態と、車両が移動中のときについての状態(運転状態)の両方である。状態10および11は運転状態250である。
状態1は決定状態である。この状態では、車両は駐車し、可動ワイヤレスアクセスポイントが、車両が任意の周囲のデバイスとどのように通信するかを決定する。可動ワイヤレスアクセスポイントは、現ローカルネットワークユーザ要求を確立するために、近くの車両(V2V)および中央インフラストラクチャ(V2I)と通信する。可動ワイヤレスアクセスポイントはまた、802.11ワイヤレス接続を介して可動ワイヤレスアクセスポイントに接続しようと試みるデバイス数を利用し得る。ローカルネットワークユーザ要求と、デバイスにとって利用可能な現エネルギー備蓄量(たとえば電池寿命)とに基づいて、可動ワイヤレスアクセスポイントは、どの駐車状態の下で動作するかを決定する。
エネルギー備蓄量(電池電力など)が所与のしきい値未満である場合、またはワイヤレスアクセスを求めるローカル要求がない場合、状態2が活性化される。このモードでは、エネルギーを節約するために第1および第3のワイヤレスモジュールがオフにされる。第2のワイヤレスモジュールの機能は、安全のために必要とされるもの、たとえば道路ユーザが駐車車両と衝突することを防止するためのV2V送信に限定される。システムはまた、可動ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカルネットワーク要求を決定するために、断続的に他の車両と接続する。要求がしきい値よりも大きい場合、システムは、増大するネットワーク要求をサービスするためのワイヤレスモジュールを活性化するために別の状態に遷移し得る。このしきい値は、エネルギー備蓄量に基づいて変動し得、たとえば、必要とされる要求は、エネルギー備蓄量がより低い場合、ワイヤレス通信をオンにするためにより高いものである必要があり得る。さらに、一定のエネルギーレベルでは、そのようなワイヤレス通信は完全に禁止され得る。
状態3はV2V通信のみを確立する。これは、ローカルV2Vネットワークを通じてクライアントおよび他のデータをルーティングすることを可能にする。多数の可動ワイヤレスアクセスポイントが互いの近くに配置される場合、可動ワイヤレスアクセスポイントのすべてがV2I通信を介してローカル・インフラストラクチャに接続する必要はほとんどない。V2I通信がV2Vよりも長い範囲であるとき、V2I通信はより多くのエネルギーを使用する。したがって、全エネルギー消費を削減するために、可動ワイヤレスアクセスポイントは、(状態4で動作する)別の可動ワイヤレスアクセスポイントのV2I接続を介してインターネットに接続し得る。エネルギー備蓄量と、ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカルネットワーク要求とがそれぞれのしきい値より上である場合、およびローカルネットワーク内の別の可動ワイヤレスアクセスポイントがインターネットへのルータとして動作している(状態4で動作している)場合、状態3が選ばれる。
状態4はV2V通信とV2I通信の両方を確立する。可動ワイヤレスアクセスポイントは、ワイヤレス基地局を介してインターネットに接続し、近くの可動ワイヤレスアクセスポイントがインターネットにアクセスすることを可能にするために、近くの可動ワイヤレスアクセスポイントのためのルータとして働く。他のV2I接続が利用可能ではない場合、またはCOSSによってそのように行うように命令される場合(たとえば、現V2I接続よりも可動ワイヤレスアクセスポイントにとってより良好な受信を実現するより多くの好ましい位置のために)、状態4は使用可能にされる。
状態5は、ローカルデバイスとのワイヤレス接続を確立し、V2Vネットワークを通じてデータパケットをルーティングする。したがって、第2および第3のワイヤレスモジュールは活性化されるが、第1のワイヤレスモジュールは活性化されない。ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカルネットワーク要求が高いが、別のローカルワイヤレスアクセスポイントが状態4で動作しており、したがってV2Iを介して通信を中継することができる場合、この状態は活性化され得る。
状態6は、ローカルデバイスから受信したデータを、V2I通信を介してインターネットに直接的にルーティングする(逆もまた同様である)。このモードでは、システムは中継局として働き、デバイスからインターネット上にデータを転送し、逆もまた同様である。他の可動ワイヤレスアクセスポイントが利用可能ではなく、たとえば他の車両が存在しない辺鄙なエリア内で、V2Iを介して送信している場合は、この状態が活性化される。あるいは、状態4についての条件が満たされており、ローカルワイヤレスデバイスからのデータがインターネットを介して転送される必要があるとき、この状態が活性化される。可動ワイヤレスアクセスポイントは、V2I通信およびローカルワイヤレスデバイスまたはローカル可動ワイヤレスアクセスポイント(V2V)を介するデータの流れを管理するために、状態4と6の間で迅速に遷移し得る。代替実施形態では、可動ワイヤレスアクセスポイントは、V2IおよびV2V、ならびにローカルワイヤレスデバイスへのワイヤレス接続が可能である状態で動作するように構成される。
ユーザが車両に入り、可動ワイヤレスアクセスポイントのユーザインターフェースを介して目的地および運転モード(手動、半自律的、または全自律的)を選択すると、状態7が活性化される。目的地は、可動ワイヤレスアクセスポイントに接続された、または可動ワイヤレスアクセスポイント内に組み込まれたGPSモジュールを介して選択され得る。あるいは、ネットワークサービスを改善するために車両が異なる駐車位置に移動するための命令が中央サーバから受信されるとき、状態7が活性化され得る。この特徴は、自律的車両に接続された可動ワイヤレスアクセスポイントにのみ適用可能である。
状態8は、ネットワーク要求に基づいて最良のルートを決定するために可動ワイヤレスアクセスポイントがCOSSとどのように通信し得るかを示す。可動ワイヤレスアクセスポイントは、V2Iを介して(または、別の可動ワイヤレスアクセスポイントがCOSSへのルータとして働いているV2Vを介して)、所望の目的地と、(GPSモジュールから、または三角測量を介して決定された)車両の現在位置とをCOSSに通信する。以下で説明するように、COSSは、ネットワーク要求に基づいて、目的地までのいくつかの可能なルートを決定する。これらのルートは、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアに向かって車両を誘導し、その結果、これらのエリアは、ネットワーク性能を改善するように可動ワイヤレスアクセスポイントによってサービスされ得る。次いで、ユーザは、ユーザがたどることを望むルートを選択し得る。選択された後、ルートをたどるように車両に命令するために(自律的モードの)車両制御システムに、またはルートをたどるようにユーザに命令するために(手動モードまたは半自律的モードの)GPSにルートが通信される。
V2Iが可能ではない場合、たとえば基地局が範囲内にない場合は、状態9が活性化される。システムは、ルートをたどるように車両制御システムまたはユーザに命令する前に、目的地までのルートを決定するために内部に記憶されたマップとV2V情報とを使用する。各可動ワイヤレスアクセスポイントは、それのローカルネットワークユーザ要求をV2Vネットワーク上の他の可動ワイヤレスアクセスポイントにレポートする。ローカルV2Vネットワークの限られた情報に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントは、ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカル要求レベルを超える(pass)目的地までのルートを決定し得る。可動ワイヤレスアクセスポイントがV2I通信を得る場合、可動ワイヤレスアクセスポイントは、更新されたルートを得るためにCOSSと連絡を取り得る。ほとんどのケースでは、COSSはワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアのより正確な知識を有するので、これは、初期ルートと比較して改善される。
状態10では、車両が目的地に移動している。周期的な車両およびデータトラフィック更新がV2VおよびV2Iを介して得られる。車両の位置がCOSSに送信され、COSSは、車両またはデータトラフィックの変化に基づいて新しいルートを発行し得る。あるいは、可動ワイヤレスアクセスポイントは、V2Vネットワークを介して利用可能なローカルデータに基づいて、改善されたルートを決定し得る。次いで、更新されたルートは、運転モードに応じてユーザまたは車両制御システムのいずれかに通信される。車両が移動しているとき、ローカルネットワーク要求に応じて様々なワイヤレスモジュールがオンおよびオフされ得る。
車両が目的地の事前定義された距離以内に来たとき、駐車状態である状態11は活性化される。コントローラは、停止する位置を選択するために駐車最適化アルゴリズムを実行する。この位置は、目的地の近くであるべきであるが、良好なネットワークカバレッジを提供する位置に可動ワイヤレスアクセスポイントを配置すべきでもある。これは、V2I接続が強い位置、またはネットワーク要求が高い位置であり得る。したがって最終目的地は、ユーザの所望の目的地と、ネットワーク要求と、V2Iネットワークカバレッジとに基づく。車両が停止した後に、システムは、どの駐車状態を使用するかを決定するために状態1に戻る。
図2は状態2〜6の間のいくつかの直接的遷移を示すが、いくつかの実施形態では、システムが状態1に移ることを必要とせずにこれらの遷移が可能であることに留意されたい。
図3は、一実施形態による移動モバイルワイヤレス車両ネットワーク・インフラストラクチャ・システム(MMWVNIS)を示す。これは、固定基地局ネットワーク・インフラストラクチャと比較したMMWVNISのいくつかの構造的違いを強調する。各車両(小さい矩形として表される)が図1の可動ワイヤレスアクセスポイントシステムを備える。各車両は、所与のローカルならびにインフラストラクチャ・レベル知識を考慮して車両がどの状態にあるかを決定することができる。各車両についての状態は、図1に車両とともに表示される。
固定基地局インフラストラクチャと比較して、MMWVNISは、たとえば状態7、9、および11の車両によって示される範囲内のクライアントに対する最適なネットワークカバレッジを提供し、サービス品質要件を満たすために、乗客がいなくても車両を移動させ、位置を変更させる。さらに、ネットワークはある程度自己組織化する(self-organising)。たとえば、多くの駐車車両があるエリアでは、地元住民(local population)に対してワイヤレスネットワークを提供するために車両すべてがそれのMMWVNISをオンにする必要はない。
したがって、従来のネットワークとは異なり、「ノード」が、中央サーバまたは個々の車両のどちらかに方向付けられる(directed)車両上に取り付けられる。このことは、動的に変化し、スケーリングするネットワークを可能にする。
前述のように、駐車車両は、乗客がいなくても移動し得る。このことは、要求、サービス品質(QoS)、およびカバレッジが変化するとき、可動ワイヤレスアクセスポイントがローカルネットワークサービスを改善することを可能にする。ユーザは、駐車した後に車両が移動し得る最大距離を設定し得、または車両がそれまでに戻るべき時刻を設定し得る。加えて、ユーザは、(モバイルアプリを介してなど)インターネットを介して戻るためのコマンドを発行することによって車両を呼び戻し得る。
MMWVNISは、以下の理由で従来のワイヤレス・ホットスポットとは異なる。
a)MMWVNISは、車両の内部と外部の両方のユーザがインターネットに接続することを可能にする。これは、車両の内部に乗客のいる、または乗客のいない、建物の外部の車両に接続する建物内で働いている、または住んでいるユーザを含む。
b)QoSおよびエネルギー効率(たとえば、車両電池または燃料消費の削減)の点で有益である場合、MMWVNISは、それの長距離ワイヤレスバックボーンリンク(V2I)またはそれのV2Vシステムのどちらかを介してユーザデータをルーティングし得る。
c)MMWVNISは緊急システムとして設計されず、むしろ、要求に密接にスケーリングし、それの自己組織化機能の一部を通じて、または将来の都市エリアのネットワークシステムおよび輸送を制御する中央サーバによって詳述される、より「グローバル」な最適条件(optimum)を通じてそれ自体を調節するように設計されたワイヤレス・ネットワーク・インフラストラクチャである。
d)ネットワークは固定されない。代わりに、車両上のアクセスポイントの各々は、動いているときであってもデータを転送/ルーティングすることを可能にし、したがってネットワークオペレータによって設定されたQoSまたはネットワークカバレッジ(NC)要件を満たすようにネットワーク性能をさらに改善する、重要な物理的車両ルーティングおよび駐車位置最適化システムがある。
図3は、複数のそのような装備の車両がこのMMWVNISを形成するために互いとともにどのように働き得るかの現実世界の例を示す。図は、車両があり得る異なる状態(図の大きい数で示される)を強調し、それらがどのようにエンドユーザに有益であるかという例を示す。図3は、図2および表1とともに、MMWVNISがどのように動作するかを強調する。図3の各状態番号は、表1で説明され、定義された異なる状態を指す。ネットワーク要求が変化するにつれて、車両が動作している状態も変化する。たとえば、図3の左上隅ではネットワーク要求が低いために、いくつかの車両は、エネルギーを節約するためにそれらの通信システムをオフにする。一方、(たとえば、街路をさらに下った)図3の右側では、アクセスポイントのほとんどない、多くのクライアント(小さい円で表される)を有するオフィスビルディングがある。中央インフラストラクチャ・システムまたはこの位置のそばを運転中の車両は、そこに多くのクライアントがあり、オフィスのそばを通過する目的でルートを変更するために状態10の車両(図の中央)などの移動中の車両の経路を再ルーティングし得ることを感知することができる。さらに、オフィスの範囲のほんの少しだけ外に駐車する車両は、高需要のエリアに供給するためにオフィスのより近くとなるように車両自身(状態7、8、および11の車両)を移動することになる。
したがって、実施形態は、必要とされるネットワークカバレッジおよびサービス品質を提供するために、車両上に取り付けられたワイヤレスアクセスポイントの物理位置および動きを制御する。
MMWVNISは、従来の固定ワイヤレス・インフラストラクチャに勝る以下の利点を有する。
a)MMWVNISははるかにスケーラブルである。上記で論じたように、車両所有権および接続されたデバイス数はともに、人口密度および実際の収益の増加と正の相関がある。このことは、より多くのアクセス車両、したがってアクセスポイントが、高いユーザ要求のエリア内に存在することを可能にする。
b)移動ネットワークはより良好な要求応答を可能にする。アクセスポイントは車両上に取り付けられるので、ユーザがユーザの車両を使用して都市を動き回るとき、アクセスポイントは要求の変化に適合する。
c)カバレッジが不十分な都市のエリアにより多くのアクセスポイントを提供するような形で車両をルーティングすることによって、ネットワーク性能およびカバレッジがさらに改善され得る。
d)車両は大型の電池を有し、より大きいアンテナをサポートし得る。したがって車両は、より良好に、離れたネットワーク・インフラストラクチャ基地局に接続することができ、より地方のエリアに住む人々に高速インターネット接続を提供することができる。
図4は、ルートを決定し、目的地に向かってルートをたどるプロセスの流れ図を示す。これは、ある位置から別の位置に移動するために(MMWVNISの一部である)車両および乗客のために必要な決定およびプロセスを要約する。
方法400は、ユーザが車両に入ることから始まる(402)。次いで、ユーザは所望の目的地を選択する(404)。可動ワイヤレスアクセスポイントは、目的地が事前定義された距離よりも離れているかどうかを決定する(406)。
目的地が離れておらず、たとえば現在位置の1マイル以内である場合、全ルート最適化を実行する必要はほとんどない。したがって、システムは、ネットワーク要求に基づいて車両をルーティングするために中央サーバと連絡を取ることを回避する。ローカルに記憶されたマップがメモリからアクセスされる(408)。マップに基づいて目的地までの最適なルートの選択を決定するために内部アルゴリズムが実行される(410)。
目的地が離れている場合、中央サーバへのV2VまたはV2I接続が利用可能であるかどうかが決定される(420)。利用可能でない場合、車両は、ローカルに記憶されたマップからルートを決定するためにステップ408に進む。中央サーバが接続可能である場合、車両の現在位置および所望の目的地が中央サーバに送られる(422)。次いで、中央サーバは、現在位置から目的地に移動し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求エリアを通過するルートのセットを決定する(424)。この決定は、現在の車両使用量および履歴車両使用量と、現在のネットワーク使用量および履歴ネットワーク使用量とを利用し得る。サーバに記憶された規則に基づいて、ルートは、予想要求エリアまたは現在の要求エリアを通過し、予想交通エリアまたは現在の交通エリアを回避するとともに、目的地までの移動距離も可能な限り低く保つ。これらの規則は、ネットワークプロバイダの仕様またはユーザからの入力のどちらかに基づいて、より高速な移動または改善されたネットワーク性能のどちらかを提供するために変更され得る。決定された後に、ルートのセットが可動ワイヤレスアクセスポイントに送られる(426)。
(中央またはローカルのどちらかで、すなわちステップ426または410の後で)ルートのセットが決定された後に、車両が手動運転モードで動作しているか、それとも半自律的運転モードで動作しているか、それとも全自律的運転モードで動作しているかが決定される(430)。車両が全自律的運転モードで動作している場合、コントローラは好ましいルートを選択し、そのルートをたどるように車両制御システムに命令するためにそのルートを車両制御システムに送信する(432)。次いで、車両は目的地に向かってルートを自律的にたどる(434)。
車両が手動運転モードまたは半自律的運転モードにある場合、ユーザは、提供されたルートのセットから好ましいルートを選択する(436)。次いで、たとえばGPS上の経路指示を介して、ルートがユーザに表示され、ユーザは、ルートをたどって目的地に向かって運転する(438)。
車両が目的地に向かって移動するとき、システムは、ルートを更新すべきかどうかを決定するために中央サーバを周期的にチェックし(440)、そうである場合、ルートを更新する。このチェックは、中央サーバに現在位置を送信することを伴う。ルートを変更すべきである場合、1つまたは複数のルートの新しいセットがサーバから車両に送られることになる。新しいルートが選択された後に、コントローラは、新しいルートをたどるように車両制御システムに命令する。
ステップ440の後、車両が目的地の事前定義された距離以内にあるかどうかがチェックされる(442)。そうでない場合、車両が手動運転モードにあるか、全自律的運転モードにあるか、それとも半自律的運転モードにあるか、それとも半自律的運転モードにあるかが決定される(444)。全自律的運転モードにある場合、方法は、目的地に向かう自律的運転を継続するために434にループバックする。車両が手動運転モードまたは半自律的運転モードにある場合、方法はステップ438にループバックし、ドライバは、目的地に向かうルートを引き続きたどる。
車両が目的地に近い場合、車両が最終目的地に移動する前のネットワークのニーズとユーザのニーズとのバランスを取る最終目的地を決定するために車両駐車位置最適化が実行される(450)。
図5、図6、および図7は、(MMWVNISの一部である)車両がある位置から所望の目的地に移動するときの、車両と中央サーバとの間の情報およびメッセージシーケンスを示す。矩形の枠は、実行されるプロセス(またはサブプロセス)を表し、5つの辺をもつ形状の枠はパーティ間で送られるメッセージを表し、菱形の枠は決定を表す。
図5は、道程の初期開始段階についての可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す。これは、乗客が車両に入り、必要とされる目的地を(望まれる場合、追加される中間目的地とともに)入力し、ルートが決定されるときである。
プロセスは、可動ワイヤレスアクセスポイントでユーザが目的地を選択することで開始する(502)。中間目的地も入力され得る。これらは、ユーザインターフェースを介して、または可動ワイヤレスアクセスポイントに接続されたGPSシステムを介して入力される。次いで、可動ワイヤレスアクセスポイントは、車両が手動運転モードにあるか、半自律的運転モードにあるか、それとも全自律的運転モードにあるかを決定する(504)。
次いで、メッセージが中央サーバ(中央動作サポートシステム)に送られる(506)。このメッセージは、第1の部分510と第2の部分512とを含む。第1の部分510は、運転モードと、1つまたは複数のユーザ定義目的地と、現車両位置とを詳述する情報を含む。車両位置は、車両内に配置されたGPSモジュールに基づいて、または三角測量を介して決定され得る。第2の部分512は、乗客数、可動ワイヤレスアクセスポイントにローカルに接続されたデバイス数、車両のエネルギー備蓄量、車両の積載重量(loaded weight)、車両のエンジン効率、車両および/またはユーザを識別する情報、ならびに可動ワイヤレスアクセスポイントに接続されたデバイスの接続性要件に関する情報を含む。
メッセージの第1の部分510は、マップデータベースを使用して、車両の現在位置と、目的地のセットとを突き止める(locate)ために中央サーバによって使用される(520)。マップデータベースは、中央サーバに対してローカルな、またはインターネットを介してサーバにアクセス可能な、サーバデータベースに記憶され得る。車両位置および1つまたは複数の目的地がサーバデータベースに送られる(522)。次いで、サーバデータベースは、車両位置および1つまたは複数の目的地に基づいて、関連するローカルエリアマップデータベースの位置を突き止める(524)。車両位置および目的地をカバーする、関連するマップまたはマップのセットが、車両位置の確認とともにサーバデータベースから中央サーバに送られる(526)。
次いで、中央サーバは、車両の物理エンジニアリング制約(エネルギー備蓄量、荷重、距離など)に基づいてルートの初期セットを決定するために、メッセージの第2の部分512の内容と、サーバデータベースから受信したデータの内容とを使用する(528)。ルートは、現在の車両位置から始まって目的地で終了し、何らかの中間目的地が入力された場合は、その中間目的地を通過する。エネルギー備蓄量が低い(たとえば、低燃料)場合、車両が燃料補給ステーションを介してルーティングされ得る。
中央サーバは、ルート作成プロセスに通知するのを助けるために、現トラフィックデータおよび履歴トラフィックデータを探索し(530)、および現ネットワーク使用量データおよび履歴ネットワーク使用量データを探索する(540)。探索530、540は並列に実行される。中央サーバは、現車両位置と初期ルートとをサーバデータベース532、542に送る。この情報に基づいて、サーバデータベースは、関連する車両およびネットワーク・トラフィック・ヒートマップ・データベース(relevant vehicle and network traffic heat map databases)534、544の位置を突き止める。次いで、サーバデータベースは、車両およびネットワーク・トラフィックデータ・ヒートマップと、車両交通量およびネットワーク使用量の予測される傾向があればそれを中央サーバ536、546に返す。
車両交通量およびネットワークトラフィックデータに基づいて、中央サーバは、新しいデータを考慮に入れるように初期ルートを適合させる。中央サーバは、ネットワーク情報に基づいて、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアを決定する。このことは、必要とされるサービス品質、カバレッジ、または現データ使用量もしくは履歴データ使用量に基づき得る。このことは、中間目的地があればそれを介して車両位置から目的地まで通過し、ルートの少なくとも一部についての現在の要求または予測される要求の関連するエリアの少なくとも一部に可動ワイヤレスアクセスポイントがネットワークカバレッジを提供することを可能にするように、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求エリアも通過する、ルートを中央サーバが決定することを可能にする。ルートはまた、現在の、または予測される交通量が高いエリアがあればそれを回避するように決定される。決定されるルートは、基準の各セット(車両交通量、ネットワーク要求など)に適用される関連する重み付けに基づくことになる。
次いで、中央サーバは、ステップ552で決定されたルートのセットを含むメッセージ554を可動ワイヤレスアクセスポイントに送る(552)。次いで、(運転モードに応じて)ユーザまたは車両がルートのうちの1つを選択する(560)。次いで、選ばれたルートを車両がたどるために、運転モードに応じてルートが出力される(570)。
前述のように、全自律的運転モードでは、ルートは、ルートをたどるための命令として車両制御システムに出力される。次いで、車両制御システムはルートに従って車両を運転する。手動または半自律的運転モードでは、ルートはGPSシステムまたは他のディスプレイ手段に出力され、その結果、ルートに従ってユーザが車両を運転することを可能にするようにユーザにルートが(完全に、または経路指示の形で)表示され得る。
図6は、可動ワイヤレスアクセスポイントが移動しているときの可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す。これは、車両が動いており、目的地に向かって移動しているときに必要とされる情報の交換を詳述することによって、図5のメッセージシーケンスの続きとなっている。
プロセスは、車両が選択されたルートをたどるところから図5の続きとなっている(602)。可動ワイヤレスアクセスポイントは、中央サーバに更新メッセージを周期的に送る(604)。更新メッセージ606は、(GPSまたは三角測量を介して得られた)車両位置と、残りのエネルギー備蓄量(燃料または電池寿命)と、可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレスに接続されたデバイス数と、可動ワイヤレスアクセスポイントの範囲内のデバイス数と、車両および/またはユーザを識別する情報と、可動ワイヤレスアクセスポイントに接続されたデバイスの接続性要件と、たどっている現ルートとを示すデータを含む。
更新メッセージに基づいて、中央サーバはサーバデータベースを更新し、新しいローカルエリア情報を探索する(610)。第1のメッセージ612、第2のメッセージ614、および第3のメッセージ616が、中央サーバからサーバデータベースに送られる。第1のメッセージ612は、車両および/またはユーザと、現車両位置とを識別する情報を含む。第2のメッセージ614は、車両のエネルギー備蓄量を指定する情報を含む。第3のメッセージ616は、可動ワイヤレスアクセスポイントに接続されたデバイス数と、可動ワイヤレスアクセスポイントの範囲内のデバイス数と、接続されたデバイスの接続性要件と、たどっている現ルートとを指定する情報を含む。
第1のメッセージ612に基づいて、サーバデータベースは、関連するローカルマップデータベース622の位置を突き止める。第1のメッセージ612および第2のメッセージ614に基づいて、サーバデータベースは、関連する車両交通量データベース624の位置を突き止める。第3のメッセージ616に基づいて、サーバデータベースは、関連するネットワーク使用量データベース626の位置を突き止める。
次いで、サーバデータベースは、中央サーバに返信メッセージ630を送る。この返信メッセージ630は、ローカルエリアマップと、ローカルエリア車両交通量データと、ローカルエリアネットワークデータとを含む。この返信メッセージ630に基づいて、中央サーバは、ルートを変更するのに十分なだけパラメータが変化したかどうかを決定する(640)。これは、グローバルに、または現ルートに沿ってのいずれかで、車両またはネットワークデータに事前定義された変化よりも大きい変化があったかどうかであり得る。
新しいルートを正当化するのに十分なだけパラメータが変化していない場合は、現ルート上で続行する(642)ように可動ワイヤレスアクセスポイントに命令するために、メッセージが可動ワイヤレスアクセスポイントに送られる。
更新されたルートを必要とするのに十分なだけパラメータが変化した場合、新しいデータに基づいて新しいルートのセットが決定される(644)。図5のプロセスに示されるように、新しいルートは、最初から計算され得るか、またはたどっている現ルートに少なくとも部分的に基づき得る。新しいルートは可動ワイヤレスアクセスポイントに送られる(642)。運転モードに応じて、次いでユーザまたは可動ワイヤレスアクセスポイントが、新しいルートのうちの1つを選択し(648)、目的地までの新しいルートに沿って移動するように車両に命令する。
次いで、可動ワイヤレスアクセスポイントは、車両が目的地の所定の距離以内にあるかどうかを決定する(650)。そうでない場合、方法は、さらなる更新メッセージを送り、新しいルートを取るべきかどうかを決定するために、ステップ604にループバックする。車両が目的地に近い場合は、駐車最適化を開始する(670)前に、車両はユーザを目的地まで送り届ける(660)(図7)。
図7は、道程の終了についての可動ワイヤレスアクセスポイントと中央サーバとの間のメッセージシーケンスを示す。これは、車両がそれの乗客を降ろし、どこに駐車し、(必要な場合は)どこで燃料補給/再充電するかを決定する必要があるときに必要とされる情報転送のシーケンスを詳述することによって、図5および図6のメッセージシーケンスを締めくくる。これは、目的地エリアで必要とされる場合に改良型のMMWVNISサービスを提供するために最終目的地を決定するプロセスを示す。当然ながら、この方法は、自律的車両に接続された可動ワイヤレスアクセスポイントのみに適用可能である。
プロセスは図6から続き、乗客が乗客の目的地で車両から出た後に始まる(702)。この時点で、可動ワイヤレスアクセスポイントが、中央サーバにメッセージを送る(704)。メッセージ706は、(GPSまたは三角測量のどちらかによって決定された)現車両位置と、車両のエネルギー備蓄量(燃料および/または電池寿命)と、可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレスに接続されたデバイス数と、可動ワイヤレスアクセスポイントの範囲内のデバイス数と、車両および/または車両のユーザを識別する情報とを含む。
メッセージに基づいて、中央サーバは、エネルギー備蓄量がしきい値より下であるかどうかを決定する(710)。そうでない場合、中央サーバは、駐車スペースが決定され得るように、ローカルエリアマップと、ローカルネットワークおよび車両交通量データとを探索する(720)。エネルギー備蓄量がしきい値より下である場合、中央サーバは、車両のためのローカル充電または燃料補給地点(どちらか必要とされる方)を探索する(740)。
ローカルエリアマップと、ネットワークおよび車両交通量データとを探索する際に、中央サーバは、車両位置と、計画目的地とをサーバデータベースに送る(722)。サーバデータベースは、ローカルネットワークトラフィックデータ724と、ローカル車両トラフィックデータ726とを選択するためにこの情報を使用する。サーバデータベースは、エリア内の無料駐車スポットの位置と、ローカルネットワークトラフィックデータとを中央サーバに送る。エリア内の無料駐車スポットの位置は、ローカル車両トラフィックデータに基づいてサーバデータベースによって決定され得るか、または中央サーバに送られ得るローカル車両トラフィックデータ内に含まれ得、その後で、中央サーバは、無料駐車スペースの位置を決定する。サーバデータベースによって送られる情報に基づいて、中央サーバは、ローカルネットワークの必要性およびユーザの必要性に従って、車両についてのいくつかの可能な最終目的地(駐車スペース)を決定する(730)。たとえば、ユーザは、ワイヤレスカバレッジの改善や、高ネットワーク要求のローカルエリアへのサービス提供などのネットワーク要件を満たすために車両が移動し得る、ユーザ降車地点からの最大距離を設定し得る。可能な最終目的地および最終目的地までのルートのリストが、メッセージ734で可動ワイヤレスアクセスポイントに送られる(732)。次いで、可動ワイヤレスアクセスポイントはルートを選択し、ルートに従って車両を自律的に運転するように車両制御システムに指示する(736)。駐車後に、可動ワイヤレスアクセスポイントは、どの駐車状態の下で動作するかを決定するために状態1に入る(760)。
必要な場合、可動ワイヤレスアクセスポイントは、中央サーバからの命令(およびルート)の受信時に、および/または新しい駐車位置が望ましいことを示すサーバもしくはローカルアクセスポイントからのローカルネットワークデータの受信時に、新しい駐車スペースに移動するように車両に命令し得る。
前述のように、エネルギー備蓄量が低い場合、中央サーバは近くの燃料補給/再充電ステーションを探索する(740)。中央サーバは、車両位置と計画目的地とを含むメッセージをサーバデータベースに送る(742)。次いで、サーバデータベースは、ローカルエリアマップ744の位置を突き止め、最も近い充電/燃料補給地点の位置を中央サーバに送る(746)。この情報に基づいて、中央サーバは、充電/燃料補給地点までのいくつかのルートを決定し(748)、メッセージ752でルートを可動ワイヤレスアクセスポイントに送る(750)。次いで、可動ワイヤレスアクセスポイントは、どのルートを取るかを決定し(754)、そのルートにしたがって、再充電/燃料補給地点まで車両を自律的に運転するように車両制御システムに命令する(756)。車両が再充電/燃料補給地点に到着した(そして必要に応じて再充電/燃料補給された)後に、方法は、駐車スペースまでのルートを見つけるために中央サーバにメッセージを送る目的でステップ704にループバックする。
上記で論じたように、図5〜図7は、単一のつなぎ合わせられたメッセージシーケンスに関係する、結び付けられた(簡略化した)メッセージシーケンス図である。それらは、理解を助けるために別々の図として示される。
図8は、ネットワーク性能を監視し、それに応じて可動ワイヤレスアクセスポイントについてのルートを決定するように構成された中央サーバ800を示す。サーバ800は、入力/出力インターフェース810と、コントローラ820と、メモリ830とを備える。
入力/出力インターフェース810は、可動ワイヤレスアクセスポイントからデータを受信し、モバイルワイヤレスアクセスポイントにルートを送信するように構成される。上記で論じたように、可動ワイヤレスアクセスポイントからのデータは、車両位置データと、目的地データとを備える。入力/出力インターフェース810はまた、外部サーバからデータ(マップ、車両トラフィックデータ、ネットワークトラフィックデータなど)を受信するように構成される。
コントローラ820は、可動ワイヤレスアクセスポイントによって、および/または従来の静止アクセスポイントなどの他の手段によってレポートされるようなネットワークパラメータを監視し、高ネットワーク使用量のエリアを決定するように構成される。ネットワークパラメータは、エリア内のデータ使用量と、エリアにわたって接続されたワイヤレスデバイス数と、エリア内のワイヤレスデバイス数と利用可能なアクセスポイント数との比と、エリア内で使用されるデータ量とエリア内の利用可能な全帯域幅との比とを含む。将来のネットワークイベントの予測を可能にするために、履歴ネットワークパラメータが、パラメータが記録された時刻とともに記憶され得る。たとえば、エリア内の高データ使用量の期間が、1日の特定の時刻、週内の時刻、月内の時刻、または年内の時刻に関連付けられ得る。したがって、コントローラ820は、履歴ネットワークデータに基づいて、対応する未来時についての高使用量を予測することができる。
コントローラ820はまた、政府機関などの外部実体によってレポートされるような、または可動ワイヤレスアクセスポイントもしくは他のV2VおよびV2I機能車両によってレポートされるような車両使用量データを介して交通量を監視するように構成される。
コントローラ820は、可動ワイヤレスアクセスポイントについてのルートを決定するように構成され、ルートは、可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から開始して目的地で終了し、ワイヤレスアクセスポイントを求める現在の要求、または予測される要求の1つまたは複数のエリアまたは位置の近くを通り、またはそこを通過し、その結果、可動ワイヤレスアクセスポイントは、位置または要求エリアの少なくとも一部にワイヤレスカバレッジを提供することができる。一実施形態では、コントローラ820は、車両使用量データに基づいて交通を回避することも目的とするルートを決定する。
メモリ830は、本願で論じたような機能を実施するようにコントローラ820に命令するコンピュータ可読コードを記憶する。メモリ830はまた、ルートの決定で使用される車両およびネットワーク使用量データをも記憶する。一実施形態では、メモリはまた、ルートの決定で使用するためのマップをも記憶する。別の実施形態では、中央サーバ800は、外部サーバ内に配置されたマップにアクセスするように構成される。
上記の実施形態は、車などの従来の自律的車両に関するが、これらの実施形態は、任意の車両によって搬送されるように構成される可動ワイヤレスアクセスポイントに適用され得る。そのような車両には、地上ベースの車両(車やモーターバイクなど)、水上ベースの車両(ボートや船など)、および空中ベースの車両(ヘリコプタ、航空機、ドローンなど)がある。そのような車両は、手動、自律的、または半自律的であり得、したがって無人であり(unmanned)得る。同様に、そのような車両は乗客車両、商品を輸送するための車両であり得、またはネットワーク性能を改善する目的で可動ワイヤレスアクセスポイントを搬送するために主に設計された車両であり得る。
上記で説明したすべての実施形態によれば、改良型のワイヤレス性能を実現するために可動ワイヤレスアクセスポイントを備えるネットワークが実装される。いくつかの実施形態が説明されたが、これらの実施形態は単に例として提示されたものであり、本発明の範囲を限定するものではない。実際には、本明細書に記載の新規な方法およびデバイスは、様々な他の形態で具現化され得、さらに、本発明の趣旨から逸脱することなく、本明細書に記載の方法およびデバイスの形態の様々な省略、置換、および変更が行われ得る。添付の特許請求の範囲およびその均等物は、本発明の範囲および趣旨の中に含まれる形態または修正を包含するものとする。
以下、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
車両によって搬送されるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理する方法であって、
前記ネットワークの少なくとも一部を監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定することと、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データを受信することと、
前記車両のルートを決定することと、前記ルートが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置から、前記1つまたは複数の要求位置のうちの1つに向かい、その結果、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記ルートの少なくとも一部について前記要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができる、
を備える方法。
[C2]
前記ネットワークの少なくとも一部を監視することが、カバレッジ、サービス品質、および前記ネットワークの少なくとも一部を求めるユーザ要求、のうちの1つまたは複数を監視することを備える[C1]に記載の方法。
[C3]
前記1つまたは複数の要求位置が、エリア内で使用されるデータ量、エリア内のワイヤレスデバイス数、前記エリア内のワイヤレスデバイス数と前記エリア内のアクセスポイント数との比、および前記エリア内で使用されるデータ量と前記エリア内の利用可能な全帯域幅との比、のうちの1つまたは複数を備える履歴ネットワークパラメータおよび/または現在のネットワークパラメータに基づいて決定される[C1]または[C2]に記載の方法。
[C4]
前記可動ワイヤレスアクセスポイントについての所望の目的地を示すデータを受信することをさらに備え、
前記ルートを決定することが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置から前記所望の目的地までのルートを決定することを備え、前記ルートが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが前記ルートの少なくとも一部について前記要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供できるようにするために、前記要求位置に接近するかまたは前記要求位置を通過する[C1]から[C3]のいずれかに記載の方法。
[C5]
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信することと、
前記更新された位置が前記所望の目的地から事前定義された距離以内にあるかどうかを決定することと、
更新された目的地と、前記更新された目的地までのルートとを決定することと、ここにおいて、前記更新された目的地およびルートが、ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカル要求に基づいて決定される、
をさらに備える[C4]に記載の方法。
[C6]
トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアを決定するためにトラフィックデータを監視することをさらに備え、前記ルートが、前記トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアのうちの少なくとも1つを回避するために前記トラフィックデータに基づいて決定される[C1]から[C5]のいずれかに記載の方法。
[C7]
前記ルートを送ることに続いて、
前記ネットワークの少なくとも一部を引き続き監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の更新された要求位置を決定することと、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信することと、
前記更新された位置と、前記1つまたは複数の更新された要求位置のうちの1つとに基づいて前記可動ワイヤレスアクセスポイントの更新されたルートを決定することとをさらに備える[C1]から[C6]のいずれかに記載の方法。
[C8]
前記車両のエネルギー備蓄量を示すエネルギー備蓄量データを受信することをさらに備え、前記車両の前記エネルギー備蓄量が事前定義された値より下であるとき、燃料補給ステーションまたは再充電ステーションを通過するか、またはそこで終わるように前記ルートが決定される[C1]から[C7]のいずれかに記載の方法。
[C9]
いくつかの可動ワイヤレスアクセスポイントからネットワーク使用量データを受信することと、
前記ネットワーク使用量データに基づいて、エネルギーを節約するために少なくとも部分的にワイヤレス通信を使用不能にするように1つまたは複数の可動ワイヤレスアクセスポイントに命令を発行することと
をさらに備える[C1]から[C8]のいずれかに記載の方法。
[C10]
車両に取り付けられるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスであって、
前記ネットワークの少なくとも一部を介してデータ使用量に関するデータを受信し、
前記ネットワークを監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定し、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データを受信し、
前記車両のルートを決定し、前記ルートが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置から、前記1つまたは複数の要求位置のうちの1つに向かい、その結果、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記ルートの少なくとも一部について前記要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができる
ように構成されたコントローラを備えるデバイス。
[C11]
車両に取り付けられるように構成された可動ワイヤレスアクセスポイントであって、
インターネットにワイヤレス接続し、
ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供する
ように構成されたワイヤレスモジュールと、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定するように構成された位置モジュールと、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送り、
前記車両のルートを受信し、前記ルートが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントを、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置に向けて誘導し、その結果、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記ルートの少なくとも一部について前記1つまたは複数の要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができ、
前記ルートに基づいて前記車両を移動させる命令を発行する
ように構成されたコントローラと
を備える可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C12]
前記車両が、手動でまたは半自律的にユーザによって制御されるように構成され、前記命令が、前記ルートに従って前記車両を移動させるための前記ユーザに対する命令である[C11]に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C13]
前記車両が自律的車両であり、前記命令が、前記ルートをたどらせるための前記自律的車両に対する命令である[C11]に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C14]
前記コントローラが、
前記車両が移動した後に更新された位置データを送り、
更新されたルートを受信し、
前記更新されたルートに基づいて前記車両を移動させる命令を発行する
ように構成される[C11]から[C13]のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C15]
前記コントローラが、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視し、前記1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを前記ネットワーク管理システムにレポートするように構成され、前記1つまたは複数のローカルネットワークパラメータが、ローカルエリア内のワイヤレスカバレッジ、前記ローカルエリア内のサービス品質、および前記ローカルエリア内のユーザ要求、のうちの1つまたは複数を備える[C11]から[C14]のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C16]
1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視することが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたワイヤレスデバイス数、前記可動ワイヤレスアクセスポイントおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたデバイスによって必要とされる接続のタイプ、前記ワイヤレスモジュールおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントの範囲内のワイヤレスデバイス数、および前記ワイヤレスモジュールおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントを通じて転送されているデータ量、のうちの1つまたは複数を監視することを備える[C15]に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C17]
前記ワイヤレスモジュールが、他の可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレス接続するように構成され、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、他の可動ワイヤレスアクセスポイントから受信したデータを前記ネットワーク管理システムにルーティングするように構成される[C11]から[C16]のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C18]
前記ワイヤレスモジュールが、別の可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレスに接続するように構成され、
インターネットにワイヤレス接続することが、前記別の可動ワイヤレスアクセスポイントへの前記ワイヤレス接続を介してインターネットに接続することを備える[C11]から[C17]のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C19]
前記車両が第1の位置に駐車するときに前記ルートが受信され、ルートが、前記第1の位置を取り囲む事前定義されたエリア内に限定される[C11]から[C18]のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
[C20]
車両に取り付けられるように構成され、インターネットにワイヤレス接続し、ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供するように構成されたワイヤレスモジュールを備える可動ワイヤレスアクセスポイントを管理する方法であって、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、
前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送ることと、
前記車両のルートを受信することと、前記ルートが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントを、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置に向けて誘導し、その結果、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記ルートの少なくとも一部について前記1つまたは複数の要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができる、
前記ルートに基づいて前記車両を移動させる命令を発行することと
を備える方法。

Claims (29)

  1. 車両によって搬送されるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理する方法であって、
    前記動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定することと、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データを受信することと、
    前記車両についての所望の目的地を示すデータを受信することと、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置と、前記1つまたは複数の要求位置の内の少なくとも1つの要求位置と、前記所望の目的地とに基づき前記車両の少なくとも1つのルートを決定することと、
    決定された少なくとも1つのルートを前記少なくとも1つの可動ワイヤレスポイントに送信することと、
    を備え、
    決定された前記車両の少なくとも1つのルート、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置から、前記少なくとも1つの要求位置に向かい、前記目的地に到達するルートであり、かつ、前記車両が当該ルートに沿って前記少なくとも1つの要求位置に近接するかまたは通過するとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記少なくとも1つの要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができるルートである
    法。
  2. 前記動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を監視することが、カバレッジ、サービス品質、および前記動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を求めるユーザ要求、のうちの1つまたは複数を監視することを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の要求位置が、エリア内で使用されるデータ量、エリア内のワイヤレスデバイス数、前記エリア内のワイヤレスデバイス数と前記エリア内のアクセスポイント数との比、および前記エリア内で使用されるデータ量と前記エリア内の利用可能な全帯域幅との比、のうちの1つまたは複数を備える履歴ネットワークパラメータおよび/または現在のネットワークパラメータに基づいて決定される請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記車両が前記所望の目的地に移動している途中の前記可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信することと、
    前記更新された位置が前記所望の目的地から事前定義された距離以内にあるかどうかを決定することと、
    前記動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を引き続き監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置の変化を決定することと、
    前記更新された位置が前記所望の目的地から事前定義された距離以内にないと決定された場合、前記要求位置の変化に基づき、前記目的地までの前記車両のルートを更新することと
    をさらに備える請求項に記載の方法。
  5. 前記要求位置の変化は、ワイヤレスアクセスポイントを求めるローカル要求に基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数の要求位置として、トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアを決定するためにトラフィックデータを監視することをさらに備え、
    前記車両のルートが、前記トラフィック密度が増大した1つまたは複数のエリアのうちの少なくとも1つを回避するために前記トラフィックデータに基づいて決定される請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記車両のエネルギー備蓄量を示すエネルギー備蓄量データを受信することをさらに備え、
    前記車両の前記エネルギー備蓄量が事前定義された値より下であるとき、燃料補給ステーションまたは再充電ステーションを通過するか、またはそこで終わるように前記ルートが決定される請求項1からのいずれかに記載の方法。
  8. いくつかの可動ワイヤレスアクセスポイントからネットワーク使用量データを受信することと、
    前記ネットワーク使用量データに基づいて、エネルギーを節約するために少なくとも部分的にワイヤレス通信を使用不能にするように1つまたは複数の可動ワイヤレスアクセスポイントに命令を発行することと
    をさらに備える請求項1からのいずれかに記載の方法。
  9. 前記車両が、前記所望の目的地の事前定義された距離以内に来たとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが良好なネットワークカバレッジを提供する位置に前記車両が駐車するように、最終目的地としての駐車位置を前記可動ワイヤレスアクセスポイントに提供することをさらに備える、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記車両は、人との対話なしにそれ自体で運転し得る自律的な車両であり、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントがより良好なネットワークリンクを達成するように、前記車両を、駐車位置から自律的に移動させることをさらに備える、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記車両を前記駐車位置から自律的に移動させる最大距離、または、前記車両が前記駐車位置に戻るべき時刻が設定される、請求項10に記載の方法。
  12. 車両に取り付けられるように構成された少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントを備える動的ワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスであって、
    前記デバイスは、ネットワーク接続により、または、可動ワイヤレスアクセスポイントを介したネットワーク接続により、前記可動ワイヤレスアクセスポイントとの通信を行い、
    動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置を決定し、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データを受信し、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントから、前記車両のユーザにより設定された前記車両の所望の目的地を受信し、
    前記1つまたは複数の要求位置のうちの少なくとも1つの要求位置と、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置と、前記車両の所望の目的地とに基づいて、前記車両の少なくとも1つのルートを決定し、
    決定された前記少なくとも1つのルートを前記少なくとも1つの可動ワイヤレスアクセスポイントに送信する、
    ように構成されたコントローラを備え、
    決定された前記車両の少なくとも1つのルート、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置から、前記少なくとも1つの要求位置に向かい、前記目的地に到達するルートであり、かつ、前記車両が当該ルートに沿って前記少なくとも1つの要求位置に近接するかまたは通過するとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、前記少なくとも1つの要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができるルートである、
    バイス。
  13. 前記コントローラは、
    前記車両が前記所望の目的地に移動している途中の前記可動ワイヤレスアクセスポイントの更新された位置を受信し、
    前記更新された位置が前記所望の目的地から事前定義された距離以内にあるかどうかを決定し、
    前記動的ワイヤレスネットワークの少なくとも一部を引き続き監視し、ワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置の変化を決定し、
    前記更新された位置が前記所望の目的地から事前定義された距離以内にないと決定された場合、前記要求位置の変化に基づき、前記目的地までの前記車両のルートを更新する、
    ようにさらに構成される、請求項12に記載のデバイス。
  14. 車両に取り付けられるように構成された可動ワイヤレスアクセスポイントであって、
    インターネットにワイヤレス接続し、または、他の可動ワイヤレスアクセスポイントとのワイヤレス接続を介してインターネットに接続し、
    ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供する
    ように構成されたワイヤレスモジュールと、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定するように構成された位置モジュールと、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送り、
    前記車両のユーザにより入力された、前記車両の所望の目的地を前記ネットワーク管理システムに送り、
    前記ネットワーク管理システムによってネットワークの少なくとも一部を監視することにより決定したワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置のうちの少なくとも1つの要求位置と、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置と、前記車両の所望の目的地とに基づいて、前記ネットワーク管理システムが決定した前記車両の少なくとも1つのルートを受信し、
    前記ルートをたどるように前記車両を移動させる命令を発行する、
    ように構成されたコントローラと、
    を備え、
    受信された前記車両の少なくとも1つのルート、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在の位置から前記少なくとも1つの要求位置に向かい前記目的地に到達するルートであり、かつ、前記車両が当該ルートに沿って前記少なくとも1つの要求位置に近接するかまたは通過するとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、少なくともつの要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができるルートである
    動ワイヤレスアクセスポイント。
  15. 前記車両が、手動でまたは半自律的にユーザによって制御されるように構成され、前記車両を移動させる前記命令が、前記ルートをたどって前記車両を移動させるための前記ユーザに対する命令である請求項14に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  16. 前記車両が、人間との対話なしにそれ自体で運転し得る自律的車両であり、前記命令が、前記ルートをたどらせるための前記自律的車両に対する命令である請求項14に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  17. 前記コントローラが、
    前記車両が前記所望の目的地に移動している途中に更新された位置データを送り、
    前記ネットワーク管理システムによってネットワークの少なくとも一部を監視することにより決定したワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置の変化に基づき更新された、前記目的地までの前記車両の更新されたルートを受信し、
    前記更新されたルートに基づいて前記車両を移動させる命令を発行する
    ように構成される請求項14から16のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  18. 前記コントローラが、1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視し、前記1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを前記ネットワーク管理システムにレポートするように構成され、
    前記1つまたは複数のローカルネットワークパラメータが、ローカルエリア内のワイヤレスカバレッジ、前記ローカルエリア内のサービス品質、および前記ローカルエリア内のユーザ要求、のうちの1つまたは複数を備える
    請求項14から17のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  19. 1つまたは複数のローカルネットワークパラメータを監視することが、前記可動ワイヤレスアクセスポイントおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたワイヤレスデバイス数、前記可動ワイヤレスアクセスポイントおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントに接続されたデバイスによって必要とされる接続のタイプ、前記ワイヤレスモジュールおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントの範囲内のワイヤレスデバイス数、および前記ワイヤレスモジュールおよび/または前記ネットワーク内の他のアクセスポイントを通じて転送されているデータ量、のうちの1つまたは複数を監視することを備える請求項18に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  20. 前記ワイヤレスモジュールが、他の可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレス接続するように構成され、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、他の可動ワイヤレスアクセスポイントから受信したデータを前記ネットワーク管理システムにルーティングするように構成される
    請求項14から19のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  21. 前記ワイヤレスモジュールが、の可動ワイヤレスアクセスポイントにワイヤレスに接続するように構成され、
    インターネットにワイヤレス接続することが、前記の可動ワイヤレスアクセスポイントへの前記ワイヤレス接続を介してインターネットに接続することであ
    請求項14から20のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  22. 前記コントローラは、前記車両が、前記所望の目的地の事前定義された距離以内に来たとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが良好なネットワークカバレッジを提供する位置に前記車両が駐車するように、最終目的地としての駐車位置を提供するようにさらに構成される、請求項14から21のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  23. 前記車両は、人との対話なしにそれ自体で運転し得る自律的な車両であり、
    前記コントローラは、前記可動ワイヤレスアクセスポイントがより良好なネットワークリンクを達成するように、前記車両を、駐車位置から自律的に移動させるようにさらに構成される、請求項14から22のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  24. 前記コントローラは、前記車両を前記駐車位置から自律的に移動させる最大距離、または、前記車両が前記駐車位置に戻るべき時刻が設定されるようにさらに構成される、請求項23に記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  25. 前記車両が最初の位置に駐車するときに駐車エリア内のルートが受信され、
    前記駐車エリア内のルートが、前記最初の位置を取り囲む事前定義された駐車エリア内に限定される
    請求項14から24のいずれかに記載の可動ワイヤレスアクセスポイント。
  26. 車両に取り付けられるように構成され、インターネットにワイヤレス接続し、または、他の可動ワイヤレスアクセスポイントを介して前記インターネットに接続し、ローカルワイヤレスネットワークカバレッジを提供するように構成されたワイヤレスモジュールを備える可動ワイヤレスアクセスポイントを管理する方法であって、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの位置を決定することと、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置を示す位置データをネットワーク管理システムに送ることと、
    前記車両のユーザにより入力された、前記車両の所望の目的地を前記ネットワーク管理システムに送ることと、
    前記ネットワーク管理システムによってネットワークの少なくとも一部を監視することにより決定したワイヤレスアクセスポイントを求める1つまたは複数の要求位置のうちの少なくとも1つの要求位置と、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの前記現在位置と、前記車両の所望の目的地とに基づいて、前記ネットワーク管理システムが決定した前記車両の少なくとも1つのルートを受信することと、
    前記ルートをたどるように前記車両を移動させる命令を発行することと、
    を備え、
    受信された前記車両の少なくとも1つのルート、前記可動ワイヤレスアクセスポイントの現在位置から前記少なくとも1つの要求位置に向かい前記目的地に到達するルートであり、かつ、前記車両が当該ルートに沿って前記少なくとも1つの要求位置に近接するかまたは通過するとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが、少なくともつの要求位置にワイヤレスネットワークカバレッジを提供することができるルートである
    法。
  27. 前記車両が前記所望の目的地に移動している途中に更新された位置データを送ることと、
    前記ネットワーク管理システムによってネットワークの少なくとも一部を監視することにより決定したワイヤレスアクセスポイントを求める要求位置の変化に基づき更新された、前記目的地までの前記車両の更新されたルートを受信することと、
    前記更新されたルートに基づいて前記車両を移動させる命令を発行することと、
    をさらに備える、請求項26に記載の方法。
  28. 前記車両が、前記所望の目的地の事前定義された距離以内に来たとき、前記可動ワイヤレスアクセスポイントが良好なネットワークカバレッジを提供する位置に前記車両が駐車するように、最終目的地としての駐車位置を提供することをさらに備える、請求項26から27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記車両は、人との対話なしにそれ自体で運転し得る自律的な車両であり、
    前記可動ワイヤレスアクセスポイントがより良好なネットワークリンクを達成するように、前記車両を、駐車位置から自律的に移動させることをされに備える、請求項26から28のいずれかに記載の方法。
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