JP6394954B2 - 中空ガイド軸体、空気紡績装置、及び繊維機械 - Google Patents

中空ガイド軸体、空気紡績装置、及び繊維機械 Download PDF

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Description

本発明は、主要には、繊維束を撚って紡績糸を生成する空気紡績装置において用いられる中空ガイド軸体に関する。
従来から、糸出し紡績を行う空気紡績装置が知られている。糸出し紡績とは、紡績の開始時に通常紡績とは異なる紡績を行って糸を生成する処理である。糸出し紡績を行う空気紡績装置では、ノズルブロックに紡績ノズルが形成されるとともに、中空ガイド軸体にも補助ノズルが形成される。紡績ノズル及び補助ノズルから圧縮空気を噴射することで、空気紡績装置内に旋回空気流を発生させることができる。
空気紡績装置は、糸出し紡績時では、ドラフト装置によってドラフトされた繊維束に対して、紡績ノズルから噴射される圧縮空気によって発生させられた旋回空気流によって撚りを加えるとともに、補助ノズルから噴射される圧縮空気によって発生させられた旋回空気流によって繊維束を下流側に引き込みながら更に撚りを加えて紡績糸を生成する。空気紡績装置は、その後の通常紡績時では、紡績ノズルによる旋回空気流のみによって繊維束から紡績糸を生成する。
特許文献1は、紡績ノズルと補助ノズルとが形成された紡績機を開示する。この紡績機は、ドラフト装置でドラフトされた繊維を導入するための導入口と、補助ノズルと、生成した紡績糸を排出する糸排出口と、が同一の部材(中空ガイド軸体)に形成されている。
特許文献2では、本体部と先端部から構成されるスピンドル(中空ガイド軸体)が開示されている。スピンドルの先端部には、繊維を通過させるための孔が繊維走行方向に並べて複数形成されている。それぞれの孔は軸方向で見たときに一部が重なるように形成されている。これにより、夾雑物の詰まりを防止しつつ、高速で紡績を行うことが可能となる。
特開2001−146646号公報 特開2001−146647号公報
特許文献1の中空ガイド軸体は、導入口、補助ノズル、及びその下流の糸排出口が同一の部材に形成されている。そのため、特許文献1の中空ガイド軸体は軸方向の長さが非常に長い。また、中空ガイド軸体は通常は断面が直径1cm未満の細長い部材であるが、内部に形成される繊維通路(孔)には高い精度が求められる。そのため、特許文献1のように中空ガイド軸体が軸方向に長い部材である場合、繊維通路を形成する加工が困難になることがある。
特許文献2では、中空ガイド軸体の先端部と本体部とが別部材であることが記載されている。しかし、特許文献2では、中空ガイド軸体に補助ノズルを形成することについて記載も示唆もされていない。
本発明の主要な目的は、内部の繊維通路を形成する加工を容易にすることができる構成の中空ガイド軸体を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の中空ガイド軸体は、第1部材と、第2部材と、支持部と、カバー部と、を備える。前記第1部材には、繊維が導入される導入口を有する第1繊維通路と、糸出し紡績時に前記繊維を下流側へ送る旋回空気流を前記第1繊維通路に発生させるように配置された補助ノズルと、が形成される。前記第2部材には、前記第1繊維通路を通過した前記繊維が通過する第2繊維通路が形成される。前記第2部材は、前記第1部材とは別部材として設けられる。前記支持部は、前記第2部材を支持する。前記カバー部は、前記支持部の移動を規制するように当該支持部を覆う。前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には空気供給通路が形成され、当該空気供給通路には前記補助ノズルが接続される。
これにより、中空ガイド軸体を軸方向で分割することで、繊維通路を有する部材の軸方向の長さを短くすることができる。従って、繊維通路を形成する加工が容易になる。また、第2部材を支持する支持部の移動を規制することで第2部材の位置を定めることができる。また、中空ガイド軸体を構成する部材同士の間を空気供給通路とすることで、空気供給通路を加工形成するコストを削減することができる。
前記の中空ガイド軸体は、前記第1繊維通路の繊維走行方向に垂直な面の面積は、前記第2繊維通路の繊維走行方向に垂直な面の面積よりも小さい。
これにより、空気が第1繊維通路から第2繊維通路まで流れ易くなるので、中空ガイド軸体に導入された繊維をスムーズに下流側へ送ることができる。
前記の中空ガイド軸体において、前記カバー部は、内側カバー部と、外側カバー部と、を備える。前記内側カバー部は、前記第1部材、前記第2部材、及び前記支持部の少なくとも一部を覆う。前記外側カバー部は、前記内側カバー部を覆うとともに、紡績ノズルが形成されたノズルブロックに対する前記第1部材の位置決めを行う。
これにより、内側カバー部及び外側カバー部が第1部材等を覆うことで、第1部材等を保護することができる。また、外側カバー部が第1部材の位置決めを行うことで、ノズルブロックに対する第1部材の位置を精度良く位置決めできる。
前記の中空ガイド軸体において、前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には、前記補助ノズルから前記第1繊維通路へ供給される空気を一時的に貯留する空気貯留部が設けられている。
これにより、中空ガイド軸体を構成する部材同士の間を利用して、空気供給通路だけでなく空気貯留部を構成することで、コストを一層削減することができる。
前記の中空ガイド軸体において、前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には、前記空気貯留部から空気が漏れることを防止するシール部が設けられている。
これにより、空気の漏れをなくすことができるので、圧縮空気の消費量を抑えることができる。
前記の中空ガイド軸体において、前記シール部がOリングである。
これにより、一般的な部材を用いて圧縮空気の漏れを抑えることができる。
前記の中空ガイド軸体において、前記シール部は、前記第1部材と前記カバー部とを接着する接着剤である。
これにより、第1部材とカバー部とを接着するための部材と、シール部とを共通化できるので、部品点数を減らすことができる。
前記の中空ガイド軸体において、前記第1部材と前記カバー部は、互いに異なる素材で構成されている。
これにより、第1部材とカバー部は素材に要求される性質が異なるので、その性質を考慮して素材を決定することで第1部材及びカバー部のコストの低下又は性能の向上が実現できる。
前記の中空ガイド軸体において、前記第1部材はセラミックス及びダイヤモンドライクカーボンのうち少なくとも何れかを含んでいる。前記カバー部はステンレス及び樹脂のうち少なくとも何れかを含んでいる。
これにより、紡績中は繊維が常に接触する第1部分には耐摩耗性を有する素材を用いることで、第1部材の寿命を延ばすことができる。また、繊維とあまり接触しないカバー部には安価な素材を用いることで、中空ガイド軸体の性能を落とさずにコストを低減できる。
前記の中空ガイド軸体において、前記カバー部には、凹部又は孔部が形成されている。前記第1部材は、前記凹部又は前記孔部に嵌め込まれることで前記カバー部に取り付けられている。
これにより、嵌め込むだけで第1部材をカバー部に取り付けることができるので、取付作業を簡単にすることができる。
空気紡績装置は、前記の中空ガイド軸体と、ノズルブロックと、繊維案内部と、を備える。前記ノズルブロックは、前記中空ガイド軸体との間で紡績室を形成するとともに、前記紡績室内の前記繊維に作用させる旋回空気流を前記紡績室内に発生させるように配置された紡績ノズルが形成される。前記繊維案内部は、前記中空ガイド軸体に対向するように配置され、前記第1繊維通路に前記繊維を案内する。
これにより、内部の繊維通路を容易に形成可能な構成の中空ガイド軸体を備えた空気紡績装置が実現できる。
繊維機械は、前記の空気紡績装置を備える。
これにより、内部の繊維通路を容易に形成可能な構成の中空ガイド軸体を備えた繊維機械が実現できる。
本発明の一実施形態に係る精紡機の全体的な構成を示す正面図。 紡績ユニットの側面図。 空気紡績装置の構成を示す断面図。 第1部材、第2部材、及び内側カバー部の構成を示す斜視図。
次に、本発明の一実施形態に係る精紡機(繊維機械)について、図面を参照して説明する。図1に示す精紡機1は、並設された多数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、原動機ボックス4と、機台制御装置90と、を備えている。
機台制御装置90は、精紡機1が備える各構成を集中的に管理する装置であって、モニタ91と入力キー92とを備える。オペレータが入力キー92を用いて適宜の操作を行うことにより、特定の紡績ユニット2又は全ての紡績ユニット2の設定を行ったり、特定の紡績ユニット2又は全ての紡績ユニット2の設定及び状態等をモニタ91に表示したりすることができる。
図2に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に配置された、ドラフト装置7と、空気紡績装置9と、糸貯留装置14と、巻取装置96と、を備えている。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、紡績時でのスライバ6、繊維束8及び紡績糸10の走行(搬送)方向における上流及び下流を意味する。各紡績ユニット2は、ドラフト装置7から送られてくる繊維束8を空気紡績装置9で紡績して紡績糸10を生成し、この紡績糸10を巻取装置96で巻き取ってパッケージ28を形成する。
ドラフト装置7は精紡機1の筐体5の上端近傍に設けられている。ドラフト装置7は、上流側から順に、バックローラ対21、サードローラ対22、エプロンベルト23を装架したミドルローラ対24、及びフロントローラ対25の4つのローラ対を備えている。ドラフト装置7は、図略のスライバケースからスライバガイド20を介して供給されるスライバ6を、所定の太さになるまでドラフト(繊維束を引き伸ばすこと)する。ドラフト装置7でドラフトされた繊維束8は、空気紡績装置9に供給される。
空気紡績装置9は、ドラフト装置7から供給された繊維束8に旋回空気流を利用して撚りを加えて、紡績糸10を生成する。なお、空気紡績装置9の具体的な構成については後述する。
空気紡績装置9の下流には、糸品質測定器12と、スピニングセンサ13と、が設けられている。空気紡績装置9で紡出された紡績糸10は、糸品質測定器12及びスピニングセンサ13を通過する。
糸品質測定器12は、走行する紡績糸10の太さを、図略の光学式センサによって監視する。糸品質測定器12は、紡績糸10の糸欠陥(紡績糸10の太さなどに異常がある箇所)を検出した場合に、糸欠陥検出信号を図略のユニットコントローラへ送信する。糸品質測定器12は光学式のセンサに限らず、例えば静電容量式のセンサで紡績糸10の太さを監視する構成であっても良い。また、糸品質測定器12は、紡績糸10に含まれる異物を糸欠陥として検出しても良い。
スピニングセンサ13は、糸品質測定器12のすぐ下流側に配置されている。スピニングセンサ13は、空気紡績装置9と糸貯留装置14との間における紡績糸10のテンションを検出することができる。スピニングセンサ13は、この検出したテンションの検出信号を前記ユニットコントローラへと送信する。ユニットコントローラは、スピニングセンサ13が検出したテンションを監視することにより、弱糸などの異常箇所を検出する。
糸品質測定器12及びスピニングセンサ13の下流には、糸貯留装置14が設けられている。糸貯留装置14は、図2に示すように、糸貯留ローラ15と、当該糸貯留ローラ15を回転駆動するモータ16と、を備えている。
糸貯留ローラ15は、その外周面に一定量の紡績糸10を巻き付けて一時的に貯留することができる。糸貯留ローラ15の外周面に紡績糸10を巻き付けた状態で当該糸貯留ローラ15を所定の回転速度で回転させることにより、空気紡績装置9から紡績糸10を所定の速度で引き出して下流側に搬送することができる。また、糸貯留ローラ15の外周面に紡績糸10を一時的に貯留することができるので、糸貯留装置14を一種のバッファとして機能させることができる。これにより、空気紡績装置9における紡績速度と、巻取速度(パッケージ28へ巻き取られる紡績糸10の速度)と、が何らかの理由により一致しない不具合(例えば紡績糸10の弛みなど)を解消することができる。
糸貯留装置14の下流には、糸ガイド17及び巻取装置96が配置されている。巻取装置96は、紡績糸10を巻き取るためのボビンを回転可能に支持可能なクレードルアーム97を備える。
巻取装置96は、巻取ドラム98と、トラバースガイド99と、図略の巻取ドラム駆動モータと、を備えている。巻取ドラム98は、巻取ドラム駆動モータの駆動力が伝達されることにより、前記ボビン又はパッケージ28の外周面に接触した状態で回転する。トラバースガイド99は、紡績糸10に係合可能である。巻取装置96は、トラバースガイド99を図略の駆動手段によって往復動させながら巻取ドラム98を巻取ドラム駆動モータによって駆動する。これにより、巻取装置96は、巻取ドラム98に接触するパッケージ28を回転させ、紡績糸10を綾振りしつつ、紡績糸10をパッケージ28に巻き取る。
糸継台車3は、図1及び図2に示すように、糸継装置93と、サクションパイプ94と、サクションマウス95と、を備えている。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸切れ又は糸切断が発生すると、図略のレール上を当該紡績ユニット2まで走行し、停止する。前記サクションパイプ94は、軸を中心に上下方向に回動しながら、空気紡績装置9から送出される紡績糸10を捕捉して糸継装置93へ案内する。サクションマウス95は、軸を中心に上下方向に回動しながら、パッケージ28から紡績糸10を捕捉して糸継装置93へ案内する。糸継装置93は、案内された紡績糸10同士の糸継ぎを行う。
次に、図3及び図4を参照して、空気紡績装置9について説明する。
空気紡績装置9は、ドラフト装置7から供給された繊維束8に撚りを加えて、紡績糸10を生成する。図3に示すように、空気紡績装置9は、ノズルブロック30と、中空ガイド軸体38と、を備える。ノズルブロック30は、繊維ガイド31と、紡績室32と、紡績ノズル33と、を備える。ノズルブロック30は、精紡機1の筐体5に取り付けられたノズルブロック支持部101によって支持されている。
繊維ガイド31は、ドラフト装置7でドラフトされた繊維束8を空気紡績装置9の内部(下流側)に向けて案内する。繊維ガイド31には案内孔31aが形成されており、ガイドニードル31bが繊維ガイド31に設けられている。ドラフト装置7でドラフトされた繊維束8は、案内孔31aから導入され、ガイドニードル31bに巻きかかるようにして下流側に案内される。
繊維ガイド31の下流側には、紡績室32が形成されている。紡績室32は、ノズルブロック30と中空ガイド軸体38との間に形成されている。ノズルブロック30は、図略の圧縮空気源から供給された圧縮空気(以下、単に「空気」と称することもある)を紡績ノズル33から紡績室32へ噴出する。これにより、紡績室32内に旋回空気流が発生する。繊維束8は、紡績室32内の旋回空気流によって撚りが加えられた後に、中空ガイド軸体38へ送られる。
中空ガイド軸体38は、ノズルブロック30で撚りを掛けられた繊維束8に更に撚りを掛けつつ下流側へ案内する。図3に示すように、中空ガイド軸体38は、受けゴム102を介して中空ガイド軸体支持部103に支持(固定)されている。中空ガイド軸体38は、第1部材40と、第2部材50と、支持部60と、内側カバー部70と、外側カバー部80と、を備えている。なお、内側カバー部70と外側カバー部80をまとめて単に「カバー部」と称することがある。
第1部材40は、図3及び図4に示すように、先端部41と、中央部44と、基端部46と、から構成されている。第1部材40は、所定の形状の部材を加工することで形成された部材である。言い換えれば、第1部材40は、複数の部材を接続した部材ではなく、単一の部材である。
本実施形態の第1部材40は、アルミナが50%以上含まれたセラミックスから構成されている。なお、アルミナの含有率は任意であり、例えば10%以上であっても良い。アルミナを含んだセラミックスで第1部材40を構成することで、耐摩耗性及び靭性を向上させることができる。第1部材40は紡績中に繊維束8と常時接触しているため、第1部材40の耐摩耗性を向上させることで寿命を延ばすことができる。
第1部材40は、セラミックスに代えてステンレス製とし、表面にダイヤモンドライクカーボン製の被膜によるコーティングを施しても良い。ダイヤモンドライクカーボンは摩擦係数が低いため、中空ガイド軸体38と繊維の間に発生する摩擦を低減できる。従って、第1部材40の寿命を延ばすことができる。また、繊維束8の旋回速度を更に向上させることができるので、空気紡績装置9の紡績速度を向上させることができる。
先端部41は、第1部材40のうち上流側に位置する略円筒状の部分である。先端部41の上流側の端部には、導入口42が形成されている。導入口42は、紡績室32で撚られた繊維束8(紡績糸10)が導入される部分である。第1繊維通路47は、先端部41の中心軸に沿って形成された貫通孔である。導入口42から導入された繊維束8は、第1繊維通路47を通って下流側へ送られる。先端部41の外周面には、リング状に切り欠かれた凹部であるOリング取付部43が形成されている。Oリング取付部43には、Oリング(シール部)48を取り付けることができる。
中央部44は、先端部41より下流側に位置する円筒状の部分である。中央部44は、先端部41及び基端部46よりも外径が小さい。中央部44には、複数の補助ノズル45が形成されている。各補助ノズル45は、第1部材40の軸方向に垂直な方向(径方向)に貫通状に形成された孔部である。圧縮空気は、空気供給通路66(詳細は後述)を介して補助ノズル45に供給され、当該圧縮空気が補助ノズル45から内部(即ち第1繊維通路47)に向けて噴出されることで、第1繊維通路47に旋回空気流を発生させることが可能である。
糸出し紡績を行うときは、紡績ノズル33及び補助ノズル45の両方から空気が噴射されて、旋回空気流が発生する。しかし、補助ノズル45のみから空気を噴射するようにしても良い。ドラフト装置7でドラフトされた繊維束8は、紡績室32で発生する旋回空気流によって緩い仮撚り状態で中空ガイド軸体38へ送られる。中空ガイド軸体38の第1繊維通路47内で発生する旋回空気流は、紡績室32内の旋回空気流と逆方向である。従って、繊維束8は、結束繊維状に紡績されながら下流側へ送られ、紡績糸10として中空ガイド軸体38から排出される。糸出し紡績の後に行われる通常紡績では、紡績室32に旋回空気流が発生される。すなわち、圧縮空気は紡績ノズル33から噴射されており、補助ノズル45からは噴射されない。但し、通常紡績を行うときに、補助ノズル45から圧縮空気を補助的に噴射しても良い。この場合、通常紡績時に補助ノズル45から噴射される圧縮空気の圧力は、糸出し紡績時に補助ノズル45から噴射される圧縮空気の圧力よりも低くなるようにしても良い。
基端部46は、中央部44より下流側に位置する円筒状の部分である。基端部46の外径は、先端部41及び中央部44よりも大きい。基端部46の下流側の端部には、第2部材50が接触するようにして取り付けられる。
第2部材50は、図3及び図4に示すように、細長状の略円筒形の部材であり、本体部51と、縮径部52と、から構成されている。第2部材50は、ステンレスから構成されている。第2部材50の素材は任意であり例えばセラミックスであっても良いが、軸方向に長い孔を高精度に形成する必要があるため、加工が容易な素材であることが好ましい。
第2部材50は、複数の部材を接続した部材ではなく、単一の部材である。本体部51及び縮径部52の内部には、第2繊維通路53が形成されている。第2繊維通路53は、第1繊維通路47を通った繊維束8が通る通路である。上述の第1繊維通路47の繊維走行方向に垂直な面の面積(流路断面積)は、第2繊維通路53の流路断面積よりも小さい。より詳細には、上流側端部、下流側端部、及び平均の流路断面積の何れにおいても、第1繊維通路47の方が第2繊維通路53よりも小さい。従って、第1繊維通路47から第2繊維通路53へ空気が流れる。第2繊維通路53は、上流側の流路断面積よりも下流側の流路断面積が大きくなるように形成されている。従って、第2繊維通路53内においても下流側に向かって空気が流れる。第2繊維通路53を流れた空気は、更に下流側に取り付けられた別部材の糸排出部110を介して排出される。
また、本体部51の上流側の端部には、Oリング取付溝54が形成されている。Oリング取付溝54は、円状の溝である。Oリング取付溝54には、Oリング55が取り付けられる。
縮径部52の外径は本体部51の外径よりも小さいため、第2部材50の下流側端部の近傍には段差部分が形成されている。第2部材50は、この段差部分(詳細には本体部51の下流側端部)によって、Oリング56を介して支持部60に支持される。
本実施形態では、中空ガイド軸体38の繊維通路が2つの部材(第1部材40及び第2部材50)から構成されている。従って、繊維通路が形成された各部材の軸方向の長さを抑えることができる。そのため、繊維通路を形成する加工が容易になる。また、ノズルブロック30から中空ガイド軸体38を離間させて、間に詰まった繊維を除去する場合において、軸方向の長さが短いと曲げ方向の力が掛かりにくいので、中空ガイド軸体38の破損を防止できる。
支持部60は、図3に示すように、第1部材40及び第2部材50を支持する。本実施形態の支持部60はステンレスで構成されているが、任意の素材で構成することができる。支持部60には、貫通孔61と、第2部材支持部62と、カバー部取付部63と、圧縮空気導入部64と、が形成されている。
支持部60の中心部には、繊維走行方向に沿って貫通孔61が形成されている。第2部材50は、この貫通孔61の内部に配置される。貫通孔61の下流側の端部近傍には、第2部材支持部62が形成されている。第2部材支持部62の内径は、貫通孔61の内径よりも小さい。第2部材支持部62には、上述のOリング56を介して第2部材50が支持される。
支持部60の外面には、外径を異ならせることで複数の段差(カバー部取付部63)が形成されている。カバー部取付部63には、カバー部(内側カバー部70及び外側カバー部80)が取り付けられる。このカバー部により、支持部60の移動が規制される。圧縮空気導入部64は、貫通孔61から径方向に延びる筒状の部分である。圧縮空気導入部64には、図略の圧縮空気源と接続するための管が接続される。
内側カバー部70は、第1部材40、第2部材50、及び支持部60を覆うように配置される部材である。内側カバー部70には、下流側から第1部材40を挿入して嵌め込むことで、当該第1部材40が取り付けられる。内側カバー部70は、図3及び図4に示すように、第1筒部71と、第2筒部72と、第3筒部73と、から構成されている。本実施形態の内側カバー部70は樹脂で構成されているが、任意の素材で構成することができる。内側カバー部70は第1部材40と異なり繊維束8にあまり接触しないので、耐摩耗性を有する素材よりは、加工が容易又はコストが低い素材であることが好ましい。
第1筒部71は、上流側に位置する部分である。第1筒部71は、上流側に向かうに連れて内径及び外径が小さくなる。第1筒部71は、内側に挿入された第1部材40の基端部46の上流側の端部と接触することで、先端部41が所定量だけ突出するように第1部材40を位置決めすることができる。第1筒部71の上流側の端部は、Oリング取付部43に取り付けられたOリング48と接触するようにして取り付けられる。
第2筒部72は、第1筒部71よりも下流側の部分であって、第1筒部71よりも内径及び外径が大きい部分である。第3筒部73は、第2筒部72よりも下流側の部分であって、第2筒部72よりも内径及び外径が大きい部分である。第2筒部72及び第3筒部73の外側には、外側カバー部80が取り付けられている。第3筒部73は、支持部60(詳細にはカバー部取付部63)の外側に位置するとともに、Oリング74を介して、カバー部取付部63に支持されている。
空気供給通路66から圧縮空気が供給されると、供給された圧縮空気は、第2部材50と支持部60の間を通り、繊維走行方向の上流側(図3の上側)へ流れる。第2部材50と支持部60の間にはOリング56が取り付けられているので、供給された圧縮空気が第2部材50と支持部60の間から漏れることを防止できる。また、支持部60と内側カバー部70の間には、Oリング74が取り付けられているので、供給された圧縮空気が支持部60と内側カバー部70の間から漏れることを防止できる。更に、第1部材40と第2部材50の間には、Oリング55が取り付けられているので、供給された空気が第1部材40と第2部材50の間から漏れることを防止できる。以上により、圧縮空気の消費量を抑えることができ、更に、糸出し紡績を安定して行うことができる。なお、Oリング55及びOリング56は、空気供給通路66から第2繊維通路53へ圧縮空気が漏れることを防止するとともに、第2繊維通路53から空気供給通路66へ圧縮空気が漏れることも防止している。
圧縮空気は、基端部46に形成されたスリット46a(図4を参照)を通り、空気貯留部49に供給される。なお、スリットに代えて直線状又は円弧状の面取りを形成することにより、圧縮空気が通るスペースを形成しても良い。
空気貯留部49は、第1部材40(中央部44)と、内側カバー部70(第1筒部71)と、の間に形成された空間である。空気貯留部49は、供給された圧縮空気が通るため、空気供給通路66の一部である。なお、上述のように第1部材40と内側カバー部70の間にはOリング48が取り付けられているので、供給された圧縮空気が第1部材40と内側カバー部70の間から漏れることを防止できる。補助ノズル45は、空気貯留部49(空気供給通路66)に接続されるように配置されている。従って、空気貯留部49に圧縮空気が供給されることにより、補助ノズル45から第1繊維通路47へ圧縮空気を供給することができる。
外側カバー部80は、上述のように支持部60及び内側カバー部70に取り付けられる。本実施形態の外側カバー部80は樹脂で構成されているが、任意の素材で構成することができる。外側カバー部80は第1部材40と異なり繊維束8にあまり接触しないので、耐摩耗性を有する素材よりは、加工が容易又はコストが低い素材であることが好ましい。
外側カバー部80には、位置決め部81が形成されている。位置決め部81は、外側カバー部80の外周部に形成された軸方向に垂直なリング状の第1当て面81aと、第1当て面81aに垂直な円筒状の第2当て面81bと、から構成されている。第1当て面81aと第2当て面81bは、ノズルブロック支持部101の所定の部分とそれぞれ接触する。これにより、繊維ガイド31に対する中空ガイド軸体38の位置決めを行うことができる。
以上に説明したように、本実施形態の中空ガイド軸体38は、第1部材40と、第2部材50と、を備える。第1部材40は、繊維束8が導入される導入口42及び導入された繊維束8が通過する第1繊維通路47が形成されるとともに、糸出し紡績時に当該繊維束8を下流側へ送る旋回空気流を第1繊維通路47内に発生させるように配置された補助ノズル45が形成される。第2部材50は、第1繊維通路47を通過した繊維束8が通過する第2繊維通路53が形成される。第2部材50は、第1部材40とは別部材として設けられる。
これにより、中空ガイド軸体38を軸方向で分割することで、繊維通路を形成する加工が容易になるとともに、メンテナンス時等に曲げ方向の力が掛かっても中空ガイド軸体38が破損しにくい。第1部材40に補助ノズル45を形成することで、導入口42の中心と、旋回空気流の旋回中心と、を精度良く一致させることができる。更に、補助ノズル45を導入口42の近くに配置することができるので糸出し紡績の成功率を向上させることができる。
本実施形態の中空ガイド軸体38において、第1繊維通路47の流路断面積は、第2繊維通路53の流路断面積よりも小さい。
これにより、空気が第1繊維通路47から第2繊維通路53まで流れ易くなるので、中空ガイド軸体38に導入された繊維束8をスムーズに下流側へ送ることができる。
本実施形態の中空ガイド軸体38は、支持部60と、カバー部(内側カバー部70及び外側カバー部80)と、を備える。支持部60は、第2部材50を支持する。カバー部は、第2部材50を支持部60に固定する。
これにより、第2部材50を支持する支持部60の移動をカバー部によって規制することで第2部材50の位置を定めることができる。
本実施形態の中空ガイド軸体38において、カバー部は、内側カバー部70と、外側カバー部80と、を備える。内側カバー部70は、第1部材40、第2部材50、及び支持部60の少なくとも一部を覆うように配置される。外側カバー部80は、内側カバー部70を覆うとともに、紡績ノズル33が形成されたノズルブロック30に対する第1部材40の位置決めを行う。
内側カバー部70及び外側カバー部80が第1部材40等を覆うことで、第1部材40等を保護することができる。また、外側カバー部80が第1部材40の位置決めを行うことで、ノズルブロック30に対する第1部材40の位置を精度良く位置決めできる。
本実施形態の中空ガイド軸体38において、第1部材40と、内側カバー部70と、の間には空気供給通路66が形成され、当該空気供給通路66を通った空気が補助ノズル45から噴出される。
中空ガイド軸体38を構成する部材同士の間を空気供給通路66とすることで、空気供給通路66を加工形成するコストを削減することができる。また、空気供給通路66を設けるためのスペースも小さくすることができる。
本実施形態の中空ガイド軸体38において、第1部材40と、内側カバー部70と、の間には、補助ノズル45から第1繊維通路47へ供給される空気を一時的に貯留する空気貯留部49が設けられている。
これにより、中空ガイド軸体38を構成する部材同士の間を利用して、空気供給通路66だけでなく空気貯留部49を構成することで、コストを一層削減することができる。また、補助ノズル45から噴射する空気の流れを均一にし、糸出し紡績を安定して行うことができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態の第1部材40及び第2部材50の形状は任意であり、空気供給通路66が確保できるのであれば形状を適宜変更できる。また、上記実施形態では第1筒部71に嵌め込むことで第1部材40を固定したが、接着剤によって第1筒部71と第1部材40とを固定しても良い。この場合、接着剤がシール部として機能するため、Oリング48を設けることなく空気の漏れを防止できる。また、第1部材40は、2つの部分から構成されていても良い。即ち、先端部41と中央部44を1つの部分で構成し、基端部46を別の部分で構成しても良い。この場合、先端部41と中央部44の素材は、基端部46の素材と異なっていても良い。
ガイドニードル31bを省略して、繊維ガイド31の下流側端部により、ガイドニードル31bの機能を果たしても良い。
上記実施形態のカバー部は、内側カバー部70と外側カバー部80から構成されている。しかし、カバー部は、内側カバー部70及び外側カバー部80の機能を有する1つの部材で構成されていても良い。
空気紡績装置9の下流側の位置において、糸貯留装置14に代えて、又はそれに加えて、回転駆動されるデリベリローラと、デリベリローラに押し付けられるニップローラと、を備え、デリベリローラとニップローラとの間で紡績糸10を挟んで下流へ送るようにしても良い。
上記実施形態では、空気紡績装置9が生成した紡績糸10が巻取装置96によってパッケージ28に巻き取られる。この構成に代えて、空気紡績装置9の下流側に編み機等が配置されていても良い。
1 精紡機(繊維機械)
2 紡績ユニット
7 ドラフト装置
8 繊維束
9 空気紡績装置
10 紡績糸
30 ノズルブロック
38 中空ガイド軸体
40 第1部材
45 補助ノズル
47 第1繊維通路
50 第2部材
53 第2繊維通路
60 支持部
70 内側カバー部
80 外側カバー部

Claims (14)

  1. 繊維が導入される導入口を有する第1繊維通路と、糸出し紡績時に前記繊維を下流側へ送る旋回空気流を前記第1繊維通路に発生させるように配置された補助ノズルと、が形成された第1部材と、
    前記第1繊維通路を通過した前記繊維が通過する第2繊維通路が形成され、前記第1部材とは別部材として設けられる第2部材と、
    前記第2部材を支持する支持部と、
    前記支持部の移動を規制するように当該支持部を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には空気供給通路が形成され、当該空気供給通路には前記補助ノズルが接続されることを特徴とする中空ガイド軸体。
  2. 請求項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記カバー部は、
    前記第1部材、前記第2部材、及び前記支持部の少なくとも一部を覆う内側カバー部と、
    前記内側カバー部を覆うとともに、紡績ノズルが形成されたノズルブロックに対する前記第1部材の位置決めを行う外側カバー部と、
    を備えることを特徴とする中空ガイド軸体。
  3. 請求項1又は2に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には、前記補助ノズルから前記第1繊維通路へ供給される空気を一時的に貯留する空気貯留部が設けられていることを特徴とする中空ガイド軸体。
  4. 請求項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記第1部材と、前記支持部及び前記カバー部のうち少なくとも何れかと、の間には、前記空気貯留部から空気が漏れることを防止するシール部が設けられていることを特徴とする中空ガイド軸体。
  5. 請求項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記シール部がOリングであることを特徴とする中空ガイド軸体。
  6. 請求項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記シール部は、前記第1部材と前記カバー部とを接着する接着剤であることを特徴とする中空ガイド軸体。
  7. 請求項からまでの何れか一項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記カバー部には、凹部又は孔部が形成されており、
    前記第1部材は、前記凹部又は前記孔部に嵌め込まれることで前記カバー部に取り付けられていることを特徴とする中空ガイド軸体。
  8. 繊維が導入される導入口を有する第1繊維通路と、糸出し紡績時に前記繊維を下流側へ送る旋回空気流を前記第1繊維通路に発生させるように配置された補助ノズルと、が形成された第1部材と、
    前記第1繊維通路を通過した前記繊維が通過する第2繊維通路が形成され、前記第1部材とは別部材として設けられる第2部材と、
    前記第2部材を支持する支持部と、
    前記支持部の移動を規制するように当該支持部を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記カバー部は、
    前記第1部材、前記第2部材、及び前記支持部の少なくとも一部を覆う内側カバー部と、
    前記内側カバー部を覆うとともに、紡績ノズルが形成されたノズルブロックに対する前記第1部材の位置決めを行う外側カバー部と、
    を備えことを特徴とする中空ガイド軸体。
  9. 繊維が導入される導入口を有する第1繊維通路と、糸出し紡績時に前記繊維を下流側へ送る旋回空気流を前記第1繊維通路に発生させるように配置された補助ノズルと、が形成された第1部材と、
    前記第1繊維通路を通過した前記繊維が通過する第2繊維通路が形成され、前記第1部材とは別部材として設けられる第2部材と、
    前記第2部材を支持する支持部と、
    前記支持部の移動を規制するように当該支持部を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記カバー部には、凹部又は孔部が形成されており、
    前記第1部材は、前記凹部又は前記孔部に嵌め込まれることで前記カバー部に取り付けられていることを特徴とする中空ガイド軸体。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記第1繊維通路の繊維走行方向に垂直な面の面積は、前記第2繊維通路の繊維走行方向に垂直な面の面積よりも小さいことを特徴とする中空ガイド軸体。
  11. 請求項から10までの何れか一項に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記第1部材と前記カバー部は、互いに異なる素材で構成されていることを特徴とする中空ガイド軸体。
  12. 請求項11に記載の中空ガイド軸体であって、
    前記第1部材はセラミックス及びダイヤモンドライクカーボンのうち少なくとも何れかを含んでおり、
    前記カバー部はステンレス及び樹脂のうち少なくとも何れかを含んでいることを特徴とする中空ガイド軸体。
  13. 請求項1から12までの何れか一項に記載の中空ガイド軸体と、
    前記中空ガイド軸体との間で紡績室を形成するとともに、前記紡績室内の前記繊維に作用させる旋回空気流を前記紡績室内に発生させるように配置された紡績ノズルが形成されたノズルブロックと、
    前記中空ガイド軸体に対向するように配置され、前記第1繊維通路に前記繊維を案内する繊維案内部と、
    を備えることを特徴とする空気紡績装置。
  14. 請求項13に記載の空気紡績装置を備えることを特徴とする繊維機械。
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